JPH06304666A - 二重管の曲げ方法 - Google Patents
二重管の曲げ方法Info
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- JPH06304666A JPH06304666A JP12039793A JP12039793A JPH06304666A JP H06304666 A JPH06304666 A JP H06304666A JP 12039793 A JP12039793 A JP 12039793A JP 12039793 A JP12039793 A JP 12039793A JP H06304666 A JPH06304666 A JP H06304666A
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- Japan
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- pipe
- bending
- tube
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
るに際し、曲げ作業を容易とし且つ残留応力を軽減させ
る。 【構成】外管1の内部に内管2を挿入し端部の固着部3
によって互いに固着すると共に、これ等の管1,2の間
に空隙部4を構成する。内管2の内部に芯金5を挿入す
ると共に外管1をダイス6によって拘束し、外管1の後
方側の端部及び内管2の後方側の端部に夫々推進具7,
8を当接させる。ダイス6の回転と同期して推進具7,
8に異なる力を付与して管1,2を推進する。ダイス6
の回転に伴って管1,2の外側壁1a,2aに作用する
引張力を推進力によって打ち消すことで、局部的な延び
を生じさせることなく二重管Aを曲げると共に残留応力
を軽減させる。
Description
重管の曲げ方法に関するものである。
ストパイプでは、外管の内部に内管を挿入し、これ等の
管を一端で固着すると共に外管と内管の間に空隙を形成
した二重管が使用される。この二重管は排気系のレイア
ウトに応じた曲げ形状を有するのが一般である。
の進行に伴って屈曲部の外側では局部的な延びを生じる
と共に内側では座屈が生じるという問題がある。この問
題を解決して良好な曲げ加工を行う方法として種々の技
術が開発されている。
は、ダイスの近傍で外管及び内管に軸方向と直交する方
向の制動力を付与することで、これ等の管に引張力を付
与し得るように構成したものである。また同55-24971号
公報に開示される技術は、内管の内部に内部芯金を挿入
すると共に内管と外管の間に筒状の外部芯金を挿入し、
曲げチャックの回転と連動して二重管を屈曲部の方向へ
少しく移動させるように構成したものである。
外管と内管の間に空隙を有する二重管を曲げるための一
解決方法ではある。然し、全く問題が無いわけではな
く、何れも多少の解決すべき課題を有している。即ち、
前者の技術では、外管と内管に夫々制御された引張力を
付与することによる残留応力の問題がある。また後者の
技術では、外管と内管とで構成した空隙に外部芯金を挿
入しなければならないという問題がある。
力の値を低減させた二重管の曲げ方法を提供することに
ある。
に本発明に係る二重管の曲げ方法は、外管の内部に内管
を挿入すると共に所定位置で外管と内管を固着してなり
これ等の管の間に空隙を有する二重管を固着部よりも後
方側で曲げる曲げ方法であって、内管の内部に芯金を挿
入すると共に外管を曲げダイスに拘束して曲げ加工を行
い、外管及び内管に対する曲げの進行と同期して、曲げ
の進行方向後方側の端部から外管及び内管を異なる力で
推進することを特徴とするものである。
且つ残留応力を低減させることが出来る。
外管とで構成する空隙に芯金等を挿入することなくダイ
スによって外管を拘束して曲げ加工を行うと、ダイスの
回転に伴って二重管に対する曲げが進行する。曲げの進
行に伴って、屈曲部の外側に於ける外管と内管の壁面に
引張力が作用し、且つ屈曲部の内側に於ける外管と内管
の壁面に圧縮力が作用する。このとき、外管と内管の間
に空隙が構成されていると、屈曲部の外側に作用する引
張力によって外管及び内管の管壁に局部的な延びが生じ
て管壁に潰れが生じることが多い。
て外管及び内管の後方側の管端からこれ等の管を夫々異
なる力で推進することで、夫々の管に於ける屈曲部の外
側の壁面に作用する引張力を低減させることが出来る。
このため、外管及び内管の屈曲部に延びを生じさせるこ
とがなく、残留応力を低減させることが出来る。
いて説明する。図1は本発明に係る曲げ方法を説明する
図である。
様を持った外管1と内管2を有し、且つ外管1の内部に
内管2を挿入した後、これ等の管1,2を一方の端部で
互いに固着(固着部3)して構成されている。従って、
外管1と内管2との間には空隙部4が構成されている。
芯金5を挿入し、空隙部4には芯金等を挿入することな
く空隙の状態で保持する。そして二重管Aに於ける固着
部3側を図示しない拘束手段によってダイス6に拘束
し、外管1の後方側の管端を推進具7と当接させると共
に内管2の後方側の管端を推進具8と当接させる。
ダイス6を矢印a方向に回転させると共に、ダイス6の
回転と同期して推進具7,8によって外管1,内管2に
異なる力を付与して矢印b,c方向に推進することで、
二重管Aに対する曲げが行われる。
これ等の管1,2の直径,肉厚,材質,屈曲部の曲率等
によって異なる値となる。然し、外管1の外側壁1aに
作用する引張力の方が内管2の外側壁2aに作用する引
張力よりも大きいため、外管1に付与すべき矢印b方向
の推進力は内管2に付与すべき矢印c方向の推進力より
も大きい値に設定される。
管Aに対する曲げの進行と同期して外管1,内管2を推
進具7,8によって推進することによって、外管1,内
管2外側壁1a,2aに作用する引張力を打ち消すこと
が可能となる。
イス6によって付与された引張力に降伏して局部的な延
びが生じることがなく、略均一な肉厚を維持して曲げる
ことが可能である。このため、管1,2の外側壁1a,
2aがダイス6の方向に潰れることがなく、均一な曲げ
形状を得ることが可能である。
二重管の曲げ方法では、曲げの進行と同期して外管と内
管を異なる力で推進することによって、これ等の管の屈
曲部に於ける外側壁に作用する引張力を軽減させること
が出来る。このため、外側壁が降伏して局部的な延びが
生じることがなく、外管及び内管を略均一な肉厚を維持
して曲げることが可能となり、屈曲部の外側壁に潰れを
生じさせることなく均一な曲げを行うことが出来、且つ
曲げられた二重管の残留応力を軽減させることが出来
る。
挿入する必要がないため、曲げ作業を容易に行うことが
出来る等の特徴を有するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 外管の内部に内管を挿入すると共に所定
位置で外管と内管を固着してなりこれ等の管の間に空隙
を有する二重管を固着部よりも後方側で曲げる曲げ方法
であって、内管の内部に芯金を挿入すると共に外管を曲
げダイスに拘束して曲げ加工を行い、外管及び内管に対
する曲げの進行と同期して、曲げの進行方向後方側の端
部から外管及び内管を異なる力で推進することを特徴と
した二重管の曲げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5120397A JP2773066B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 二重管の曲げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5120397A JP2773066B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 二重管の曲げ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06304666A true JPH06304666A (ja) | 1994-11-01 |
JP2773066B2 JP2773066B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=14785202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5120397A Expired - Fee Related JP2773066B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 二重管の曲げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773066B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002120018A (ja) * | 2000-10-18 | 2002-04-23 | Opton Co Ltd | 二重管の曲げ加工方法及びその装置 |
KR100599203B1 (ko) * | 2005-03-04 | 2006-07-11 | 한국지역난방공사 | 지역난방 이중보온관 벤딩용 치구 |
GB2532994A (en) * | 2014-12-05 | 2016-06-08 | Subsea 7 Ltd | Testing the bending behaviour of rigid pipes |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149157A (en) * | 1974-10-28 | 1976-04-28 | Toyota Motor Co Ltd | Nijukanno mage kakoo okonauhoho oyobi sochi |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP5120397A patent/JP2773066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149157A (en) * | 1974-10-28 | 1976-04-28 | Toyota Motor Co Ltd | Nijukanno mage kakoo okonauhoho oyobi sochi |
Cited By (4)
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JP2002120018A (ja) * | 2000-10-18 | 2002-04-23 | Opton Co Ltd | 二重管の曲げ加工方法及びその装置 |
KR100599203B1 (ko) * | 2005-03-04 | 2006-07-11 | 한국지역난방공사 | 지역난방 이중보온관 벤딩용 치구 |
GB2532994A (en) * | 2014-12-05 | 2016-06-08 | Subsea 7 Ltd | Testing the bending behaviour of rigid pipes |
GB2532994B (en) * | 2014-12-05 | 2017-10-04 | Subsea 7 Ltd | Testing the bending behaviour of rigid pipes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2773066B2 (ja) | 1998-07-09 |
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