JPH06304536A - 超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄装置

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JPH06304536A
JPH06304536A JP9768193A JP9768193A JPH06304536A JP H06304536 A JPH06304536 A JP H06304536A JP 9768193 A JP9768193 A JP 9768193A JP 9768193 A JP9768193 A JP 9768193A JP H06304536 A JPH06304536 A JP H06304536A
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ultrasonic
vibrating body
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ultrasonic cleaning
cleaning
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Yoshihide Shibano
佳英 柴野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シリコンウエハ、半導体材料等の脆弱なワーク
の超音波洗浄に適した超音波洗浄装置を提供する。 【構成】超音波洗浄装置1は、1〜2.6MHz以上の
周波数の超音波を発生する圧電素子2を薄板状の振動体
4aに接着してなる超音波振動子5が、超音波洗浄槽6
の底部に、超音波洗浄槽6に供給される洗浄液7に振動
体4aを露出するように設けられている。振動体は10
〜500μmの範囲の厚さであり、ステンレス、チタ
ン、タンタルなどの金属箔からなる振動体4aまたは石
英ガラス製の振動体4bが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネル等に使用さ
れるシリコンウエハ等の脆弱なワークの超音波洗浄に使
用される超音波洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、成形加工品の表面に付着している
異物やバリ等を除去するために、底部に超音波振動子を
設けた超音波洗浄槽に脱気された洗浄液を供給し、この
洗浄液に前記成形加工品を浸漬して、前記超音波振動子
により前記洗浄液に超音波を放射して洗浄する超音波洗
浄装置が知られている。
【0003】このような超音波洗浄装置は、前記超音波
振動子から放射される超音波により洗浄液中にキャビテ
ーションを生じさせ、このキャビテーションが崩壊する
際の衝撃力により、前記成形加工品の表面に付着してい
る異物やバリ等を除去する作用が得られるものと考えら
れている。前記超音波洗浄装置では、前記洗浄を行うた
めに、通常は28〜100kHz程度の周波数の超音波
を放射する超音波振動子が使用される。
【0004】ところで、液晶パネル等に使用されるシリ
コンウエハや半導体材料等のように非常に脆弱なワーク
を超音波洗浄する際には、前記超音波振動子から放射さ
れる超音波の周波数が28〜100kHz程度である
と、前記衝撃力が強すぎて前記脆弱なワークが破損され
やすいとの問題がある。前記問題を解決するためには、
例えば、破損を避けるために出力を下げるなどの対策が
立てられるが、そのようにしたのでは十分な洗浄効果が
得られない。
【0005】一方、前記衝撃力は超音波の周波数が高く
なるほど穏やかになることが知られており、前記超音波
洗浄装置において超音波振動子から1MHz以上の周波
数の超音波を放射するようにできれば、前記シリコンウ
エハのような脆弱なワークを破損させることなく十分な
洗浄効果が得られると考えられる。
【0006】前記穏やかな衝撃力を得るための超音波洗
浄装置として、例えば図6に示す構成の超音波洗浄装置
61が考えられる。超音波洗浄装置61は、厚さ1mm
程度のステンレス板からなる超音波洗浄槽62の底面6
2aに、圧電素子2がエポキシ樹脂系接着剤層63を介
して接着された構成となっている。圧電素子2は、厚さ
2mm程度のセラミックス板10に銀蒸着膜11が被覆
されて電極が形成されており、該電極を図示しない超音
波発振器に接続することにより、1MHz以上の周波数
の超音波を発生することができる。超音波洗浄装置61
では、圧電素子2と底面62aとにより超音波振動子6
4が形成され、圧電素子2に底面62aを構成するステ
ンレス板が共振することにより、超音波洗浄槽62に供
給された洗浄液65に超音波が放射される。
【0007】しかしながら、超音波洗浄装置61では、
前記構成の超音波振動子64が振動体となる底面62a
が前記厚さのステンレス板からなるため、該ステンレス
板の剛性により圧電素子2と底面62aとの共振が抑制
される。また、超音波振動子64では底面62aを圧電
素子2と共振させるために出力を大きくすると、振動に
伴って発生する熱のために、底面62aと圧電素子2と
の双方が膨張し、互いの膨張係数の相違から極く短時間
で圧電素子2が底面62aから剥離したり、セラミック
ス製の圧電素子2に亀裂が生じる。このため、超音波洗
浄装置61では、1MHz以上の周波数の超音波を洗浄
液65に放射することが難しいとの不都合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、シリコンウエハ、半導体材料等の脆弱な
ワークの超音波洗浄に適した超音波洗浄装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の超音波洗浄装置は、1〜2.6MHz以
上の周波数の超音波を発生する圧電素子を薄板状の振動
体に接着してなる超音波振動子が、超音波洗浄装置の底
部に、該超音波洗浄装置に供給される洗浄液に該振動体
を露出するように設けられてなる超音波洗浄装置であっ
て、該振動体が10〜500μmの範囲の厚さであるこ
とを特徴とする。
【0010】前記超音波洗浄装置は、底部に超音波振動
子が前記のように設けられた超音波洗浄槽を備え、該超
音波洗浄槽に供給された洗浄液にワークを浸漬して該超
音波振動子から該洗浄液に超音波を放射して該ワークの
洗浄を行うものであってもよく、底部に超音波振動子が
前記のように取着されたノズルを備え、該ノズル内に供
給された洗浄液に該超音波振動子から超音波を放射し、
該超音波が放射された洗浄液を該ノズルの先端からワー
クに向けてスプレーするスプレー式超音波洗浄装置であ
ってもよい。
【0011】前記振動体は前記範囲未満の厚さでは、洗
浄液に露出されたときに所要の強度が得られないことが
ある。また前記範囲を超える厚さとするときには剛性が
大きくなって前記圧電素子との共振が抑制される傾向が
ある。このとき、共振させるために出力を大きくする
と、前記圧電素子と前記振動体とでは振動に伴って発生
する熱による膨張率が異なるために、前記圧電素子が前
記振動体から剥離したり、亀裂を生じたりする。
【0012】本発明の超音波洗浄装置では、前記振動体
として、金属箔が用いられる。前記金属箔は、厚さ10
0〜500μm程度のステンレス箔でもよいが、前記圧
電素子に近い熱膨張率を有することから、厚さ10〜5
00μm程度のチタンまたはタンタルの箔が好ましい。
【0013】本発明の超音波洗浄装置は、特にシリコン
ウエハの超音波洗浄に用いられるときには、前記振動体
として石英ガラスが適している。
【0014】
【作用】本発明の超音波洗浄装置によれば、前記超音波
振動子が前記振動体を前記洗浄装置に供給された洗浄液
に露出させるように取着されているので、前記振動体か
ら放射される超音波が前記洗浄液に直接伝えられ、該超
音波により発生するキャビテーションの崩壊時に穏やか
な衝撃力が得られる。
【0015】前記振動体はその厚さが前記範囲にあるた
め、1〜2.6MHz以上の周波数の超音波を発生する
圧電素子の振動に容易に追随して、前記周波数の超音波
を放射することができる。また、高出力で使用すること
により発熱しても、前記範囲の厚さであるためにその膨
張が圧電素子の剛性により規制され、圧電素子の剥離や
亀裂の発生が防止される。
【0016】本発明の超音波洗浄装置によれば、前記超
音波振動子から放射される超音波により生じる前記キャ
ビテーション崩壊時の衝撃力は、通常の28〜100k
Hz程度の超音波による衝撃力よりも穏やかになる。従
って、前記振動体は、洗浄液に露出されていてもエロー
ジョンを受けにくく、硬質クロムメッキなどの保護手段
を設けることなしに金属箔を用いることができる。
【0017】また、本発明の超音波振動子では、前記振
動体を石英ガラスとすることにより、該振動体が洗浄液
に露出されていても、該洗浄液中に金属イオンが溶出す
ることがなく、シリコンウエハの洗浄に使用してもシリ
コンウエハが金属イオンにより劣化されることがない。
従って、構造の簡単なシリコンウエハ用超音波洗浄装置
が得られる。
【0018】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明の超
音波振動子についてさらに詳しく説明する。図1は本発
明に係わる超音波洗浄装置の一構成例を示す説明的断面
図であり、図2は図1示の超音波振動子を図1の矢示方
向から見た平面図であり、図3は本発明に係わる超音波
洗浄装置の他の構成例を示す説明的断面図であり、図4
は従来の超音波洗浄装置の一構成例を示す説明的断面図
であり、図5は本発明に係わる超音波洗浄装置のさらに
他の構成例を示す説明的断面図である。
【0019】図1に示す実施例の超音波洗浄装置1は、
圧電素子2をエポキシ樹脂系接着剤層3を介して、厚さ
30μmのチタン箔からなる振動体4aに接着してなる
超音波振動子5が、厚さ2mmのステンレス製の超音波
洗浄槽6の底部に設けられた開口部7に、エポキシ樹脂
系接着剤層8を介して接着され、超音波洗浄槽6に供給
された洗浄液9に振動体4aを露出するように設けられ
ている。
【0020】圧電素子2は、図1示のように、厚さ2m
m、直径80mmのセラミックス板10に銀蒸着膜11
が被覆されて電極を構成しており、銀蒸着膜11は図2
示のようにセラミックス露出部12を挟んで一方が陽極
13、他方が陰極14となっている。圧電素子2は、陽
極13、陰極14が図示しない超音波発振器に接続する
ことにより、1〜2.6MHz以上の周波数の超音波を
発生することができるようになっている。
【0021】上記振動体4aの厚さは10〜500μm
の範囲にあることが好ましく、前記範囲より厚くなると
その剛性のために前記圧電素子2が1〜2.6MHz以
上の周波数の超音波を発生するときに、圧電素子2との
共振が抑制され、或は圧電素子2が剥離したり、亀裂を
生じたりすることがある。また、前記範囲より薄いと、
超音波洗浄槽6に洗浄液9が供給されたときに、洗浄液
9の重量に耐えるに十分な強度が得られない。
【0022】超音波洗浄装置1により超音波洗浄を行う
ときには、超音波洗浄槽6に脱気された洗浄液9を供給
し、洗浄液9中にワークを浸漬して、超音波振動子5に
より洗浄液9に、例えば1.4MHzの周波数の超音波
を100〜150Wの出力で放射する。このようにする
ことにより、洗浄液9中に発生するキャビテーションの
崩壊時に穏やかな衝撃力が得られ、半導体材料等の脆弱
なワークを破損することなく洗浄することができる。
【0023】また、超音波振動子5を高出力で使用する
際に、振動体4aは前記範囲の厚さであるために超音波
振動子5の発熱により膨張してもその膨張が圧電素子2
の剛性により規制される上、振動体4aがチタンからな
りそれ自体の熱膨張率が圧電素子2に近いので、圧電素
子2が振動体4aから剥離したり、亀裂を生じたりする
ことがない。さらに、前記周波数の超音波による衝撃波
は穏やかであるので、振動体4aは硬質クロムメッキな
どの保護手段を設けなくともエロージョンを受けること
がない。
【0024】図3に示す実施例の超音波洗浄装置31
は、図1示の圧電素子2を厚さ100μmの石英ガラス
板からなる振動体4bに接着してなる超音波振動子32
が、厚さ2mmの石英ガラス製の超音波洗浄槽33の底
部に設けられた開口部34に、エポキシ樹脂系接着剤層
35を介して接着され、超音波洗浄槽33に供給された
洗浄液36に振動体4bを露出するように設けられてい
る。
【0025】前記振動体4bの厚さは、前記振動体4a
と同様の理由により、100〜500μmの範囲にある
ことが好ましい。
【0026】超音波洗浄装置31は、振動体4bが前記
石英ガラス板からなり、超音波洗浄槽33に供給された
洗浄液36に露出される部分に金属が用いられていない
ので、シリコンウエハ37のような金属イオンにより劣
化される脆弱なワークの洗浄に適している。
【0027】超音波洗浄装置31により超音波洗浄を行
うときには、超音波洗浄槽33に洗浄液36として15
MΩ/cm以上の超純水を脱気して供給し、洗浄液36
中に薄板状のシリコンウエハ37を多数立て並べられた
状態で浸漬して、超音波振動子32により洗浄液36
に、例えば1.4MHzの周波数の超音波を100〜1
50Wの出力で放射する。このようにすることにより、
洗浄液36中に発生するキャビテーションの崩壊時に穏
やかな衝撃力が得られ、薄板状のシリコンウエハ37の
ような脆弱なワークを破損することなく洗浄することが
できる。
【0028】また、超音波振動子32は前記周波数の超
音波を放射しても、図1示の超音波振動子5と同様に、
圧電素子2が振動体4bから剥離したり、亀裂を生じた
りすることがなく、振動体4bが前記周波数の超音波に
よりエロージョンを受けることもない。
【0029】図4示の超音波洗浄装置41は、図3示の
超音波洗浄装置31に対する比較例であり、ステンレス
製の超音波洗浄槽42内にシリコンウエハ37の金属イ
オンによる劣化をさけるために石英ガラスからなる内槽
43を設け、超音波洗浄槽42の底部に28〜100k
Hz程度の周波数を放射する超音波振動子44を設けた
構成となっている。
【0030】超音波洗浄装置41によりシリコンウエハ
37の洗浄を行うときには、前記超純水が脱気された洗
浄液36を内槽43から超音波洗浄槽42に溢流するよ
うに供給し、内槽44に供給された洗浄液36中にシリ
コンウエハ37を多数立て並べられた状態で浸漬して、
超音波振動子44により超音波洗浄槽42に供給された
洗浄液36に超音波を放射する。このようにすることに
より、内槽43に供給された洗浄液36には、超音波洗
浄槽42に供給された洗浄液36に放射された前記周波
数の超音波が内槽43を介して間接的に放射される。こ
の結果、内槽44に供給された洗浄液36中では、前記
間接的に作用する超音波により発生するキャビテーショ
ンの崩壊時に穏やかな衝撃力が得られ、シリコンウエハ
37を破損することなく洗浄することができる。
【0031】しかしながら、図4示の装置では、前記超
音波振動子44から放射される低い周波数の超音波を間
接的に作用させてその衝撃力を和らげるために超音波洗
浄槽42内にさらに内槽43を設けなければならず、装
置が複雑になる。また、超音波振動子44は前記低周波
の超音波によりその振動面がエロージョンを受けやすい
ので、硬質クロムメッキなどの保護手段を設けなければ
ならず、高価になるとの不都合もある。
【0032】図5示の実施例の超音波洗浄装置51は、
内部に洗浄液52が供給される空洞部53aを備え、先
端の開口部53bから洗浄液52をワークWの表面にス
プレーして洗浄するノズル53の底部に、図1示の超音
波振動子5が図示しないエポキシ樹脂系接着剤層を介し
て接着され、空洞部53aに供給される洗浄液52にチ
タン箔からなる振動体4aを露出するように設けられて
いる。
【0033】ノズル53の基部には洗浄液導入口54が
設けられ、導管55aにより外部に設けられた洗浄液タ
ンク55に接続されている。洗浄液タンク55には洗浄
液52の溶存気体を脱気する脱気手段56が付設されて
おり、導管55aの途中にはフィルター57及び供給ポ
ンプ58が設けられている。また、ノズル53の基部に
は洗浄液導入口54に対向して小孔59が設けられ、導
管55bにより洗浄液タンク55に接続されている。
【0034】前記脱気手段56は、例えば、外周部に真
空ポンプを備えた中空糸状気体分離膜モジュールに洗浄
液を流通し、該真空ポンプにより該気体分離膜を介して
溶存気体を吸引除去するもの、減圧下の密封槽に洗浄液
を導入して溶存気体を該密封槽中の空間に放出させるも
の等を使用することができる。
【0035】また、ノズル53の後端部には蓋体60が
ビス60aにより螺着されて超音波振動子5を保護する
ようになっている。
【0036】超音波洗浄装置51によりワークWの表面
を洗浄するときには、脱気手段56で脱気された洗浄液
52がフィルター57で濾過され、供給ポンプ58によ
り洗浄液導入口54からノズル53内の空洞部53aに
送給される。洗浄液52は、空洞部53a内で超音波振
動子1から、例えば1.4MHzの超音波が100〜1
50Wの出力で放射され、この超音波が作用している状
態で、開口部53bからワークWの表面にスプレーされ
る。
【0037】従って、洗浄液52には穏やかな衝撃力を
発生する超音波が作用しており、半導体材料等の脆弱な
ワークWを破損させることなく洗浄することができる。
【0038】また、空洞部53a内で超音波振動子5か
ら洗浄液52に前記の周波数の超音波を放射すると、多
数のキャビテーションが発生するので、前記のように脱
気された洗浄液52であっても微気泡が発生しやすい。
このような微気泡は超音波を吸収したり、反射したりす
るために、超音波振動子5に損傷を与える原因となるこ
とがあるが、超音波洗浄装置51では、洗浄液導入口5
4に対向して小孔59が設けられているので、前記微気
泡は一部の洗浄液52とともに小孔59からノズル53
外に排出され、超音波振動子5の損傷を防止することが
できる。前記微気泡とともに排出された洗浄液52は、
導管55bにより洗浄液タンク55に戻されるので、無
駄になることはない。
【0039】
【発明の効果】本発明の超音波洗浄装置によれば、1〜
2.6MHz以上の高周波数の超音波を洗浄液に放射す
ることができるので、該超音波により発生するキャビテ
ーションの崩壊時に穏やかな衝撃力が得られ、シリコン
ウエハ、半導体材料等の脆弱なワークを破損させること
なく洗浄することができる。
【0040】さらに、本発明の超音波洗浄装置によれ
ば、前記のように穏やかな衝撃力が得られるので、振動
体を硬質クロムメッキなどの保護手段を設けない金属箔
としてもエロージョンを受けることがなく、安価に製造
することができる。また、振動体を石英ガラスとするこ
とにより、洗浄液に露出される部分に金属を用いずに済
み、シリコンウエハが金属イオンに劣化されることのな
い構造簡単な超音波洗浄装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる超音波洗浄装置の一構成例を示
す説明的断面図。
【図2】図1示の圧電素子を図1の矢示方向から見た平
面図。
【図3】本発明に係わる超音波洗浄装置の他の構成例を
示す説明的断面図。
【図4】従来の超音波洗浄装置の一構成例を示す説明的
断面図。
【図5】本発明に係わる超音波洗浄装置のさらに他の構
成例を示す説明的断面図。
【図6】従来の超音波洗浄装置の他の構成例を示す説明
的断面図。
【符号の説明】
1,31,51…超音波洗浄装置、 2…圧電素子、4
a…金属箔製の振動体、 4b…石英ガラス製の振動
体、5,32…超音波振動子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1〜2.6MHz以上の周波数の超音波を
    発生する圧電素子を薄板状の振動体に接着してなる超音
    波振動子が、超音波洗浄装置の底部に、該超音波洗浄装
    置に供給される洗浄液に該振動体を露出するように設け
    られてなる超音波洗浄装置であって、該振動体が10〜
    500μmの範囲の厚さであることを特徴とする超音波
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記振動体が金属箔であることを特徴とす
    る請求項1記載の超音波洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記振動体が石英ガラスであることを特徴
    とする請求項1記載の超音波洗浄装置。
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