JPH0630427B2 - グラフィックイコライザ - Google Patents

グラフィックイコライザ

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JPH0630427B2
JPH0630427B2 JP33610387A JP33610387A JPH0630427B2 JP H0630427 B2 JPH0630427 B2 JP H0630427B2 JP 33610387 A JP33610387 A JP 33610387A JP 33610387 A JP33610387 A JP 33610387A JP H0630427 B2 JPH0630427 B2 JP H0630427B2
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boost
equalizer
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cut
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Kenwood KK
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はグラフィックイコライザに係り、とくにカー
ステレオなどで小型化を容易とするため、各帯域の共振
回路素子に半導体インダクタを用いたグラフィックイコ
ライザに関する。
〔従来の技術〕
グラフィックイコライザはボリュームの後段等に設けら
れて、オーディオ信号帯域を複数の帯域に分け(5素
子、9素子など)、帯域毎に信号レベルを±10〜12
dB程度変化できるようにしたもので、ユーザの好みの
音質特性を実現したり、室やスピーカ等の周波数特性の
凸凹を補正し平坦な特性を作り出したりする場合に用い
られる。
第4図には従来より用いられているグラフィックイコラ
イザの回路構成が示されている。ボリューム等から入力
したオーディオ信号Sigはボルテージフォロアなどの
バッフォアンプ10を通り、イコライザ回路12で帯域
毎に信号のブースト・カットがなされて出力バッファ1
4より出力される。
イコライザ回路12は各周波数帯域毎に設けられた共振
回路(バンドパスフィルタ)が並列に装備されてなり、
バッファアンプ10からのオーディオ信号が抵抗R
介して並列共振回路と出力バッファ14の+側入力端子
に入力され、並列共振回路の出力が出力バッファ14の
一側入力端子に入力されるとともに、出力バッファ14
の出力が抵抗Rを介して出力バッファ14の一側入力
端子にフィードバックされるようになっている。
第4図では、各帯域の中心周波数がのn+1
の帯域に分割されており、例えば最も周波数の高い帯域
の共振回路は、ブースト・カット量の調整を行うボリュ
ームVR、コンデンサC0n、インダクタZからな
り、ユーザがボリュームVRのつまみを中心に位置さ
せるか、ブースト側に移動するか、カット側に移動する
かで、高音域のレベルをフラットにしたり、持ち上げた
り、抑圧させたりできる。他の帯域についても全く同様
である。
ところで、共振回路中のインダクタは、従来第5図の
(1)に示すコイルが用いられていたが、スペース上の
メリットが得られること及び電磁誘導による雑音を拾わ
ないようにできることから、コイルの代わりに第5図
(2)に示すような半導体インダクタが多用されるよう
になり、その為のICも多く開発されている。この半導
体インダクタは、コンデンサC、抵抗R、R、擬
似インダクトとしてのバッファアンプ16から構成され
ている。
この半導体インダクタを用いた場合、例えば最も周波数
の高い帯域の中心周波数とQは、 と表される。
特に、カーオーディオのように、グラフィックイコライ
ザの小型化の要請が強いときは、共振回路を構成するコ
ンデンサを小型にするためコンデンサの容量を減らし、
その分抵抗値を大きく設計することがある。
しかし、上記した従来技術では、半導体インダクタの抵
抗値を大きくすると、インピーダンス増加に伴う熱雑音
その他によりS/N比が悪化することになるが、つまみ
をブースト側へ移動すると通常10〜12dB程度まで
フラットに較べゲインが上がるので、特に高音域のつま
みをブースト側に設定すると雑音が目立つという欠点が
あった。
また、フラットな周波数特性からズレた特性に設定した
場合、聴感上の音量が変化することがあった。
この発明は、かかる従来技術の問題に鑑み、周波数特性
をブースト側に設定しても雑音が目立たず、しかもフラ
ットな周波数特性からズレた特性に設定しても聴感上の
音量変化の少ないグラフィックイコライザを提供するこ
とを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、オーディオ帯域を複数の帯域に分割した
各帯域毎のブースト・カット量の設定を行う設定手段
と、 前記帯域毎にオーディオ信号のブースト・カットを行う
イコライザ手段と、 オーディオ信号の全体的なレベルを可変するレベル可変
手段と、 前記設定手段での設定特性に基づきイコライザ手段の特
性可変制御を行い、当該設定特性が或る1又は複数の帯
域につきブーストを含む場合、最大のブースト量が零ま
たは零近くになるように設定特性をカット側に移動して
修正特性を求め、この修正特性に従いイコライザ手段の
特性可変制御を行う特性制御手段と、 この特性制御手段の制御にともなう音量の変化分を求
め、この変化分を打ち消すように前記レベル可変手段の
レベル可変制御を行うレベル制御手段と、 を備えたことを特徴としている。
〔実施例〕
第1図を参照して、この発明の1つの実施例を説明す
る。
第1図には、この発明に係るグラフィックイコライザの
回路図が示されている。
ボリューム等から送られたオーディオ入力信号Sig
は、ボルテージフォロア型のバッファアンプ20を介し
て電子ボリューム22へ入力される。
この電子ボリューム22は、後述するマイクロコンピュ
ータ24の制御で、信号レベルを例えば±12dBの範
囲を2dB単位で可変する。
電子ボリューム22の出力側にはボルテージフォロア型
のバッファアンプ26と抵抗Rを介してイコライザ回
路28が接続されている。
このイコライザ回路28は、オーディオ帯域をn+1の
帯域に分割した各帯域別の共振回路(バンドパスフィル
タ)が並列に装備されてなり、各帯域毎に信号レベルを
可変しブースト・カットを行えるようになっている。
具体的には、バッファアンプ26の出力側に、電子ボリ
ュームVR、VR、……、VRの一端側が並列接
続されており、各電子ボリュームVR、VR、…
…、VRの可動端子とアース間には、各々コンデンサ
00、C01、……C0nと半導体インダクタZ、Z
……、Z(第5図(2)参照)が直列に接続されてい
る。
そして、各電子ボリュームVR、VR、……VR
の他端側が出力バッファ30の一側入力端子と接続され
ている。この出力バッファ30の+側入力端子はバッフ
ァアンプ26の出力側が抵抗Rを介して接続されてい
る。また、出力バッファ30の出力は抵抗Rを介して
一側入力端子にフィードバックされている。
各電子ボリュームVR、VR、……、VRはマイ
クロコンピュータ24の制御により、個別に例えば2d
B単位で可変され、周波数特性のブースト・カットがな
される。
マイクロコンピュータ24には入力側にキー入力部3
2、出力側に電子ボリューム22、電子ボリュームVR
、VR、……、VR、表示部34が接続されてい
る。
キー入力部32は各帯域別にユーザがブースト・カット
量を設定するためのもので、帯域別に設けられたアップ
/ダウンキーを備えている。そして、アップ/ダウンキ
ーが操作される度に、キー入力信号をマイクロコンピュ
ータ24へ出力する。
即ち、或る帯域に係るアップ/ダウンキーが1回アップ
操作されると、この帯域に関する1ステップ分のアップ
信号がマイクロコンピュータ24へ出力され、逆にアッ
プ/ダウンキーが1回ダウン操作されると、この帯域に
関する1ステップ分のダウン信号がマイクロコンピュー
タ24へ出力される。
表示部34は、各帯域別に+12dB〜−12dBの範
囲を、2dB単位でグラフィック表示するようになって
いる。
マイクロコンピュータ24は、バス接続されたCPU、
ROM、RAMを含み、ROMに格納された所定のプロ
グラムに従い、キー入力部32からのキー信号の入力
と、このキー信号入力に応じたイコライザ回路28に対
するブースト・カット制御と、電子ボリューム22に対
するレベル可変制御と、表示部34に対する表示制御を
実行する。
RAMには、ユーザにより設定された帯域別のブースト
・カット量BC〜BCを記憶するエリアと、イコラ
イザ回路28を制御する際に用いるブースト・カット制
御量BC′〜BC′を記憶するエリアと、修正量D
を記憶するエリアと、電子ボリューム22の現在レベル
を表すボリューム現在レベルPLを記憶するエリアなど
が設けられている。
次に上記実施例の作用を説明する。
なお、簡単のためオーディオ帯域は5分割し、各々の中
心周波数をとする。
予め、各帯域の特性がフラット、即ち0dBに設定され
ているものとする。
この際、マイクロコンピュータ24のRAM中のブース
ト・カット量BC〜BC、ブースト・カット制御量
BC′〜BC′、修正量D、ボリューム現在レベル
PLは何れも0dBであり、各電子ボリュームVR
VR、……、VRは0dBのフラットな位置、電子
ボリューム22は0dBとなっている。この結果グラフ
ィックイコライザの出力オーディオ信号の帯域特性と表
示部34での特性表示もフラットなものとなる。
ユーザがキー入力部32の操作を行わない時、マイクロ
コンピュータ24はキー入力部32からの出力信号をチ
ェックし、ユーザによるキー入力部32の操作が有るか
否かの判定を繰り返しているだけである(ステップ4
0)。
ここでユーザが例えば、=−4dB、=−2d
B、=0dB、=0dB、=−4dBの如
く低域と高域をカットさせた特性にさせるため、まず、
に係るアップ/ダウンキーを1回ダウン操作する
と、マイクロコンピュータ24はステップ40でYES
と判定したのち、BCを1単位分減少させて−2dB
とし(ステップ42)、BC〜BCの中にブースト
データ(+となっているデータ)が無いことを確認した
あと(ステップ44)、修正量Dを零のままとして各ブ
ースト・カット量BC〜BCにDを加算した値を求
めてブースト・カット制御量BC′〜BC′(今の
場合BC〜BCと同じ)で各電子ボリュームV
、VR、……、VRの個別制御を行う(ステッ
プ45、46、47)。
そして、中域のブースト・カット量BCと修正量Dに
基づきPL=−(BC+D)とし(ここではPL=0
dB)、このPLで電子ボリューム22の制御を行う
(ステップ48、49)。
この結果各ボリュームVR、VR、……、VR
は、各々−2dB、0dB、0dB、0dB、0dB
となり、電子ボリューム22は0dBとなり、出力バァ
ッファ30より出力されるオーディオ信号のイコライザ
特性は、が−2dB、0dB、0dB、0d
B、0dBとなる。
続いて、マイクロコンピュータ24はBC〜BC
表示部34へ出力し、の特性表示を−2d
B、0dB、0dB、0dB、0dBとさせる(ステッ
プ50)。
次にユーザがもう一度に係るアップ/ダウンキーを
ダウン操作すると、前述と同様にしてマイクロコンピュ
ータ24はBCを1単位分減少させて−4dBとし、
Dを零のままにして各BC〜BCから減算した値B
′〜BC′で各電子ボリュームVR、VR
……、VRの個別制御を行い、続いてPL=−(BC
+D)の計算で得たPLで電子ボリューム22の制御
を行い、かつBC〜BCで表示制御を行って
に係る出力オーディオ信号及び表示特性を、−4d
B、0dB、0dB、0dB、0dBとさせる(ステッ
プ40〜50)。
続いてユーザがに係るアップ/ダウンキーを1回ダ
ウン操作すると、マイクロコンピュータ24は、BC
を1単位分減少させて−2dBとし、Dを零のまま各B
〜BCから減算した値BC′〜BC′で各電
子ボリュームVR、VR、……、VRの個別制御
を行い、続いてPLを計算をして電子ボリューム22の
制御を行い、BC〜BCで表示制御を行って
に係る出力オーディオ信号及び表示特性を、−4d
B、−2dB、0dB、0dB、0dBとさせる(ステ
ップ40、52、44〜50)。
次にユーザがに係るアップ/ダウンキーを1回ダウ
ン操作すると、マイクロコンピュータ24は、BC
1単位分減少させて−2dBとし、Dを零のまま各BC
〜BCから減算した値BC′〜BC′で各電子
ボリュームVR、VR、……、VRの個別制御を
行い、続いてPLを計算をして電子ボリューム22の制
御を行い、BC〜BCで表示制御を行って出力オー
ディオ信号に対するのイコライザ特性及び表
示特性を、−4dB、−2dB、0dB、0dB、−2
dBとさせる(ステップ40、54、44〜50)。
最後にユーザがに係るアップ/ダウンキーをもう1
回ダウン操作すると、マイクロコンピュータ24は、B
を1単位分減少させて−4dBとし、Dを零のまま
各BC〜BCから減算した値BC′〜BC′で
各電子ボリュームVR、VR、……、VRの個別
制御を行い、続いてPLを計算をして電子ボリューム2
2の制御を行い、BC〜BCで表示制御を行って出
力オーディオ信号に対するのイコライザ特性
及び表示特性を、−4dB、−2dB、0dB、0d
B、−4dBとさせる(ステップ40、54、44〜5
0)。
これにより、ユーザ所望のイコライザ特性状態となる。
この状態で音楽を聞いたあと、今度は=+6dB、
=+2dB、=0dB、=4dB、
+10dBの如く低域と高域をブーストさせた特性にさ
せるため、まず、に係るアップ/ダウンキーを1回
アップ操作すると、マイクロコンピュータ24はステッ
プ40でYESと判断したのち、BCを1単位分上昇
させて−2dBとし(ステップ56)、BC〜BC
の中にブーストデータ(+となっているデータ)が無い
ことを確認したあと(ステップ44)、修正量Dを零の
ままとして各ブースト・カット量BC〜BCにDを
加算した値を求めてブースト・カット制御量BC′〜
BC′(今の場合BC〜BCと同じ)で各電子ボ
リュームVR、VR、……、VRの個別制御を行
う(ステップ45〜47)。
そして、中域のブースト・カット量BCと修正量Dに
基づきPL=−(BC+D)とし(ここではPL=0
dB)、このPLで電子ボリューム22の制御を行う
(ステップ48、49)。
この結果各ボリュームVR、VR、……、VR
は、各々−2dB、−2dB、0dB、0dB、−4
dBとなり、電子ボリューム22は0dBのままで、出
力バァッファ30より出力されるオーディオ信号のイコ
ライザ特性は、が−2dB、−2dB、0d
B、0dB、−4dBとなる。
続いて、マイクロコンピュータ24はBC〜BC
表示部34へ出力し、の特性表示を−2d
B、−2dB、0dB、0dB、−4dBとさせる(ス
テップ50)。
ユーザがもう一度に係るアップ/ダウンキーをアッ
プ操作すると、前述と同様の処理を経てに係
る出力オーディオ信号及び表示特性が、0dB、−2d
B、0dB、0dB、−4dBとなる(ステップ40、
56、44〜50)。
更にに係るアップ/ダウンキーをアップ操作する
と、マイクロコンピュータ24はステップ40でYES
と判断したのち、BCを1単位分上昇させて+2dB
とし(ステップ56)、次にBC〜BCの中にブー
ストデータ(+となっているデータ)が有るか否かの判
定を行う(ステップ44)。
今の場合、YESとなるのでBC〜BCの中の最大
データと最小データを選んでBMAX=BC=+2d
B、BMIN=BC=−4dBとし(ステップ58)、
修正量D=−BMAX(但し、BMIN+Dの値が−12dB
を下回るときはD=−12dB−BMIN)とする(ステ
ップ60)。ここではD=−2dBとなる。
そして各ブースト・カット量BC〜BCにDを加算
して求めたブースト・カット制御量BC′〜BC
で各電子ボリュームVR、VR、……、VRの個
別制御を行う(ステップ46、47)。
そして、中域のブースト・カット量BCと修正量Dに
基づきPL=−(BC+D)とし(ここではPL=+
2dB)、このPLで電子ボリューム22の制御を行う
(ステップ48、49)。
この結果各ボリュームVR、VR、……、VR
は、各々0dB、−4dB、−2dB、−2dB、6
dBとなる一方、電子ボリューム22は+2dBとな
り、出力バァッファ30より出力されるオーディオ信号
のイコライザ特性は、が+2dB、−2d
B、0dB、0dB、−4dBとなる。
続いて、マイクロコンピュータ24はBC〜BC
表示部34へ出力し、の特性表示を+2d
B、−2dB、0dB、0dB、−4dBとさせる(ス
テップ50)。
ユーザが再度に係るアップ/ダウンキーをアップ操
作すると、マイクロコンピュータ24は前述と同様にし
てステップ56でBCを1単位分上昇させて+4dB
としたあと、BC〜BCの中の最大データにより修
正量D=−BMAX=−4dBとする(ステップ58、6
0)。
そして、各ブースト・カット量BC〜BCにDを加
算して求めたブースト・カット制御量BC′〜B
′で各電子ボリュームVR、VR、……、VR
の個別制御を行い(ステップ46、47)、また、中
域のブースト・カット量BCと修正量Dに基づき計算
してPL=+4dBとし、このPLで電子ボリューム2
2の制御を行ったあと(ステップ48、49)、BC
〜BCで表示部34の表示制御を行う(ステップ5
0)。
各ボリュームVR、VR、……、VRは、各々0
dB、−6dB、−4dB、−4dB、−8dBとなる
一方、電子ボリューム22は+4dBとなり、出力バァ
ッファ30より出力されるオーディオ信号のイコライザ
特性と表示特性は、が+4dB、−2dB、
0dB、0dB、−4dBとなる。
そして、更にユーザがに係るアップ/ダウンキーを
アップ操作すると、マイクロコンピュータ24は前述と
同様にしてBCを+6dB、修正量D=−6dBとし
(ステップ40、56〜60)、ステップ46で求めた
BC′〜BC′で各電子ボリュームVR、V
、……、VRの個別制御を行い、また、PL=+
6dBとし、このPLで電子ボリューム22の制御を行
ったあと(ステップ47〜49)、BC〜BCで表
示部34の表示制御を行う(ステップ50)。
各ボリュームVR、VR、……、VRは、各々0
dB、−8dB、−6dB、−6dB、−10dBとな
る一方、電子ボリューム22は+6dBとなり、出力バ
ァッファ30より出力されるオーディオ信号のイコライ
ザ特性と表示特性は、が+6dB、−2d
B、0dB、0dB、−4dBとなる。
次に、ユーザがに係るアップ/ダウンキーをアップ
操作すると、マイクロコンピュータ24は前述と同様に
してステップ62でBCを1単位分上昇させて0dB
とする。BC〜BCの中の最大データはBCなの
で修正量Dは変化させない(ステップ58、60)。
そして、各ブースト・カット量BC〜BCにDを加
算して求めたブースト・カット制御量BC′〜B
′で各電子ボリュームVR、VR、……、VR
の個別制御を行う(ステップ46、47)。中域のブ
ースト・カット量BCと修正量Dが不変なのでPLも
+6dBのままとし(ステップ48)、このPLで電子
ボリューム22の制御を行ったあと(ステップ49)、
BC〜BCで表示部34の表示制御を行う(ステッ
プ50)。
各ボリュームVR、VR、……、VRは、各々0
dB、−6dB、−6dB、−6dB、−10dBとな
る一方、電子ボリューム22は+6dBのままで、出力
バァッファ30より出力されるオーディオ信号のイコラ
イザ特性と表示特性は、が+6dB、0d
B、0dB、0dB、−4dBとなる。
そして、もう一度ユーザがに係るアップ/ダウンキ
ーをアップ操作すると、マイクロコンピュータ24は前
述と同様にしてBCを+2dBとし、修正量Dを変え
ず(ステップ62、60)、ステップ46で求めたBC
′〜BC′で各電子ボリュームVR、VR、…
…、VRの個別制御を行い(ステップ47)、また、
PLも変えず(ステップ48)、このPLで電子ボリュ
ーム22の制御を行ったあと(ステップ49)、BC
〜BCで表示部34の表示制御を行う(ステップ5
0)。
各ボリュームVR、VR、……、VRは各々0d
B、−4dB、−6dB、−6dB、−10dBとなる
一方、電子ボリューム22は+6dBのままで、出力バ
ァッファ30より出力されるオーディオ信号のイコライ
ザ特性と表示特性は、が+6dB、+2d
B、0dB、0dB、−4dBとなる。
同様に、ユーザがに係るアップ/ダウンキーを2回
アップ操作すると、BCが+4dBとなり、DとPL
は無変化で、各ボリュームVR、VR、……、VR
は各々0dB、−4dB、−6dB、−2dB、−1
0dBとなる一方、電子ボリューム22は+6dBのま
まで、出力バァッファ30より出力されるオーディオ信
号のイコライザ特性と表示特性は、が+6d
B、+2dB、0dB、+4dB、−4dBとなる(ス
テップ40、64、44、58、60、46〜50)。
次にユーザがに係るアップ/ダウンキーを操作する
と、5回目のアップ操作までは前述と同様に処理され
て、その結果、BCが+6dBとなり、DとPLは無
変化で、各ボリュームVR、VR、……、VR
各々0dB、−4dB、−6dB、−2dB、0dBと
なる一方、電子ボリューム22は+6dBのままで、出
力バァッファ30より出力されるオーディオ信号のイコ
ライザ特性と表示特性は、が+6dB、+2
dB、0dB、+4dB、+6dBとなる(ステップ4
0、66、44、58、60、46〜50)。
続いて、ユーザがに係るアップ/ダウンキーの6回
目のアップ操作を行うと、マイクロコンピュータ24は
ステップ66でBCを1単位分上昇させて上昇させて
+8dBとする。するとBC〜BCの中の最大デー
タがBMAX=BCとなるので、修正量DをD=−BMAX
=−8dBとする(ステップ58、60)。
そして、各ブースト・カット量BC〜BCにDを加
算することで求めたブースト・カット制御量BC′〜
BC′で各電子ボリュームVR、VR、……、V
の個別制御を行い(ステップ46、47)、また、
中域のブースト・カット量BCと修正量Dに基づき計
算したPLはPL=+8dBとし、このPLで電子ボリ
ューム22の制御を行ったあと(ステップ48、4
9)、BC〜BCで表示部34の表示制御を行う
(ステップ50)。
各ボリュームVR、VR、……、VRは、各々−
2dB、−6dB、−8dB、−4dB、0dBとなる
一方、電子ボリューム22は+8dBとなり、出力バァ
ッファ30より出力されるオーディオ信号のイコライザ
特性と表示特性は、が+6dB、+2dB、
0dB、+4dB、+8dBとなる。
そして、更にユーザがに係るアップ/ダウンキーを
1回アップ操作すると、マイクロコンピュータ24は前
述と同様にしてBCを+10dB、修正量D=−10
dBとし(ステップ40、66、58、60)、ステッ
プ46で求めたBC′〜BC′で各電子ボリューム
VR、VR、……、VRの個別制御を行い、ま
た、PL=+10dBとし、このPLで電子ボリューム
22の制御を行ったあと(ステップ47〜49)、BC
〜BCで表示部34の表示制御を行う(ステップ5
0)。
各ボリュームVR、VR、……、VRは、各々−
4dB、−8dB、−10dB、−6dB、0dBとな
る一方、電子ボリューム22は+10dBとなり、出力
バァッファ30より出力されるオーディオ信号のイコラ
イザ特性と表示特性はが+6dB、+2d
B、0dB、+4dB、+10dBとなる。
これにより、ユーザ所望のイコライザ特性状態となる。
これから分かるように、オーディオ信号のイコライザ特
性がブースト側に設定されたとき、本来は各電子ボリュ
ームVR、VR、……、VRに対しブースト制御
がなされて第3図の(1)の如くイコライザ回路の周波
数特性になるべきところ、ここでは各電子ボリュームV
、VR、……、VRは、第3図(2)の如くカ
ット側に制御されている。このため、イコライザ回路2
8の各共振回路のゲインが大きくならず半導体インダク
タの抵抗による熱雑音の増大が防止される。
また、この際、中域のレベルが低下しないように電子ボ
リューム22によりオーディオ信号の全体的なレベルが
アップされているので、各電子ボリュームVR、VR
、……、VRをカット側に制御しているにも拘わら
ず、聴感上の音量変化が少ない。
その後、中域のを−4dBにカットさせるため、ま
ずユーザがに係るアップ/ダウンキーを1回ダウン
操作すると、マイクロコンピュータ24はステップ68
でBCを1単位分減少させて−2dBとする。BC
〜BCの中の最大データはBCのままであり修正量
Dは一応10dBであるが、BC〜BCの中の最小
データがBMIN=BCとなるので、BMIN+Dを計算す
ると−12dBとなり修正量Dを変化させる必要はない
(ステップ58、60)。
そして、各ブースト・カット量BC〜BCにDを加
算して求めたブースト・カット制御量BC′〜B
′で各電子ボリュームVR、VR、……、VR
の個別制御を行い(ステップ46、47)、また、中
域のブースト・カット量BCと修正量Dに基づき計算
したPLはPL=+12dBとなり、このPLで電子ボ
リューム22の制御を行ったあと(ステップ48、4
9)、BC〜BCで表示部34の表示制御を行う
(ステップ50)。
各ボリュームVR、VR、……、VRは、各々−
4dB、−8dB、−12dB、−6dB、0dBとな
る一方、電子ボリューム22は+12dBとなり、出力
バァッファ30より出力されるオーディオ信号のイコラ
イザ特性は、が+8dB、+4dB、0d
B、+6dB、12dBとなる。
これに対し、表示特性はが+6dB、+2d
B、−2dB、+4dB、+10dBとなる。
このように、出力オーディオ信号のイコライザ特性がユ
ーザの設定した特性と相似となる外、各電子ボリューム
VR、VR、……、VRがカット側に制御されて
S/Nの改善がはかられ、かつ中域ののレベルが不
変とされるので聴感上の音量変化が抑えられる。
ユーザが最後にもう一度に係るアップ/ダウンキー
をダウン操作すると、マイクロコンピュータ24はステ
ップ68でBCを1単位分減少させて−4dBとす
る。BC〜BCの中の最大データはBCのままで
あり修正量Dを一応10dBとしてBMIN+Dを計算す
ると−14dBとなってしまう。このため、D=−12
−BMIN=−8dBとする(ステップ58、60)。
そして、各ブースト・カット量BC〜BCにDを加
算して求めたブースト・カット制御量BC′〜B
′で各電子ボリュームVR、VR、……、VR
の個別制御を行う(ステップ46、47)。
また、中域のブースト・カット量BCと修正量Dに基
づき計算したPLはPL=+12dBのままとなり、こ
のPLで電子ボリューム22の制御を行ったあと(ステ
ップ48、49)、BC〜BCで表示部34の表示
制御を行う(ステップ50)。これにより各ボリューム
VR、VR、……、VRは各々−2dB、−6d
B、−12dB、−4dB、+2dBとなる一方、電子
ボリューム22は+12dBとなり、出力バァッファ3
0より出力されるオーディオ信号のイコライザ特性は、
が+10dB、+6dB、0dB、+8d
B、+14dBとなる。
これに対し、表示特性はが+6dB、+2d
B、−4dB、+4dB、+10dBとなる。
よって、電子ボリュームVRに関しては1単位だけブ
ースト側になるものの、単純にブースト制御する場合に
較べてS/Nの改善がなされ、しかも聴感上の音量変化
も抑えられ、ユーザの設定特性と相似な出力特性が得ら
れる。
この実施例によれば、イコライザ回路28の各周波数毎
にブースト・カット調整を行うボリュームを電子ボリュ
ームVR、VR、……とする一方、イコライザ回路
28の入力側にオーディオ信号の全体的なレベルを可変
できる電子ボリューム22を設け、ユーザが或る1又は
複数の帯域につきブースト設定を行ったとき、マイクロ
コンピュータ24が特性の相似性を保ちながら、最大ブ
ースト量が零または零近くになるようにカット側に各電
子ボリュームVR、VR、……を制御し、かつ、出
力オーディオ信号の中域のレベルが変化しないように電
子ボリューム22でイコライザ回路28入力を可変させ
たことにより、ブースト時、半導体インダクタを含む共
振回路のゲインがフラットのときより増大されないか若
しくは増大されても僅かとなるので、S/Nが悪化せ
ず、従って半導体インダクタのコンデンサ容量を小さく
したハイインピーダンス設計が可能となり、コンデンサ
の小型化やハイブリッドIC化でセットの小型化が図れ
るとともにコスト的にも有利とでき、しかもユーザによ
り設定特性が変更されても聴感上の音量変化が抑えられ
るので、イコライザ特性設定後に音量調整する等の余計
な気を使わずに済む。
なお、上記実施例では、オーディオ信号の全体的なレベ
ルの可変を電子ボリューム22で行うようにしたが、こ
れは電圧制御型利得可変増幅器(VCA)を用いてもよ
く、また、表示部34も必ずしも必要でない。更に、ユ
ーザがブースト設定したとき、各周波数の中で最大のブ
ースト設定値に対応するイコライザ回路28の電子ボリ
ュームの制御量がフラットとなるように修正値を決定し
たが、2番目に大きいブースト設定値に対応するイコラ
イザ回路28の電子ボリュームの制御量がフラットとな
るように修正値を決定してもよく、また、出力オーディ
オ信号の中域のレベルが不変となる様に電子ボリューム
22の制御を行ったが、各帯域のエネルギーを合計し、
これが特性の変更前後で同じとなるように電子ボリュー
ム22の制御を行ってもよい。また、ユーザがブースト
設定したとき、例えば第3図(2)のイコライザ回路特
性が電子ボリューム22でレベルアップされると、第3
図(1)との比較で分かるようにオーディオ帯域の下限
と上限で信号が強調されるが、出力バッファ30の出力
を、第3図(2)の破線AとBの特性を持つ低域制限フ
ィルタ及び高域制限フィルタを通すことで従来のグラフ
ィックイコライザとほぼ同じ特性を得るようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
この発明に係るグラフィックイコライザによれば、オー
ディオ帯域を複数の帯域に分割した各帯域毎のブースト
・カット量の設定を行う設定手段と、前記帯域毎にオー
ディオ信号のブースト・カットを行うイコライザ手段
と、オーディオ信号の全体的なレベルを可変するレベル
可変手段と、前記設定手段での設定特性に基づきイコラ
イザ手段の特性可変制御を行い、当該設定特性が或る1
又は複数の帯域につきブーストを含む場合、最大のブー
スト量が零または零近くになるように設定特性をカット
側に移動して修正特性を求め、この修正特性に従いイコ
ライザ手段の特性可変制御を行う特性制御手段と、この
特性制御手段の制御にともなう音量の変化分を求め、こ
の変化分を打ち消すように前記レベル可変手段のレベル
可変制御を行うレベル制御手段と、を備えたことによ
り、ブースト時、イコライザ手段でのゲインの増大が抑
止されるのでS/Nが悪化せず、しかもユーザにより設
定特性が変更されても聴感上の音量変化が抑えられるの
で、イコライザ特性設定後に音量調整する等の余計な気
を使わずに済むという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るグラフィックイコラ
イザの回路図、第2図は第1図中のマイクロコンピュー
タの動作を示すフローチャート、第3図は第1図中のイ
コライザ回路の動作を示す説明図、第4図は従来のグラ
フィックイコライザの回路図、第5図は第1図及び第4
図中のインダクタとして用いる素子の回路図である。 22……電子ボリューム、 24……マイクロコンピュータ、 28……イコライザ回路、32……キー入力部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ帯域を複数の帯域に分割した各
    帯域毎のブースト・カット量の設定を行う設定手段と、 前記帯域毎にオーディオ信号のブースト・カットを行う
    イコライザ手段と、 オーディオ信号の全体的なレベルを可変するレベル可変
    手段と、 前記設定手段での設定特性に基づきイコライザ手段の特
    性可変制御を行い、当該設定特性が或る1又は複数の帯
    域につきブーストを含む場合、最大のブースト量が零ま
    たは零近くになるように設定特性をカット側に移動して
    修正特性を求め、この修正特性に従いイコライザ手段の
    特性可変制御を行う特性制御手段と、 この特性制御手段の制御にともなう音量の変化分を求
    め、この変化分を打ち消すように前記レベル可変手段の
    レベル可変制御を行うレベル制御手段と、 を備えたことを特徴とするグラフィックイコライザ。
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