JPH06303949A - 卵殻カルシウム液 - Google Patents

卵殻カルシウム液

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JPH06303949A
JPH06303949A JP5116556A JP11655693A JPH06303949A JP H06303949 A JPH06303949 A JP H06303949A JP 5116556 A JP5116556 A JP 5116556A JP 11655693 A JP11655693 A JP 11655693A JP H06303949 A JPH06303949 A JP H06303949A
Authority
JP
Japan
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calcium
egg shell
eggshell
egg
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP5116556A
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English (en)
Inventor
Akio Kuwataka
昭雄 桑高
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U T CORP KK
Original Assignee
U T CORP KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般に廃棄されている卵殻を利用することに
より、カルシウムを多量に含む卵殻カルシウム液を提供
する。 【構成】 卵殻を洗浄し、約50℃以下の温度で乾燥さ
せた後、これを粉砕して粉末となし、該粉末に水と酢と
砂糖又は蜂蜜と塩と果汁とを加えてなる卵殻カルシウム
液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間のみならず豚等の
家畜その他の動物の飲用に適した卵殻カルシウム液に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】卵は一般に可食部たる卵黄と卵白のみが
食用に供せられ、卵殻は廃棄されている。但し、卵を殻
に入ったまま、即ち卵殻と卵黄と卵白とをコップ等の容
器に入れ、これに酢を加えてなる酢卵は従来より知られ
ている。この酢卵は酢に溶けた卵殻と卵黄と卵白とをか
き混ぜてそのまま飲用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、多くの人が疲れ
やすい、血圧が高い、内蔵に故障がある、頑張りがきか
ない、骨や歯が脆弱化している、等の症状を訴えてい
る。このような症状を引き起こす原因の一つはカルシウ
ム不足にあると一般にいわれている。もとより、カルシ
ウムを充分に含む食品を常に摂取するようにすればこの
ようなカルシウム不足は生じないのであるが、今日の食
生活においてはカルシウム不足に陥りやすいのが現状で
ある。上記従来の酢卵も卵殻を使用している以上、カル
シウムを含んでいるのであるが、酢卵は卵殻のみならず
卵黄と卵白をも含んでいる。しかるに、卵黄と卵白は酸
性食品であるため、酢卵を飲用すると上記の症状を逆に
悪化させるおそれがある。そこで、本発明は、卵のうち
従来は廃棄されていた卵殻のみを使用した卵殻カルシウ
ム液を提供することにより上述の如きカルシウム不足を
解消しようとしてなされたものである。また、カルシウ
ム不足は人間のみならず豚等の家畜その他の動物にもし
ばしば見られるのであるが、このような動物のカルシウ
ム不足も本発明の卵殻カルシウム液により解消する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、卵殻を洗浄し、約50℃以下の温度で乾
燥させた後、これを粉砕して粉末となし、該粉末に水と
酢と砂糖又は蜂蜜と塩と果汁とを加えてなる卵殻カルシ
ウム液を提供するものである。
【0005】原料となる卵殻は好ましくは鶏卵の殻とす
る。生卵を割って中身の卵黄と卵白とを取り出した卵殻
を可能な限り時間を置かずに使用する。この卵殻を水又
はぬるま湯によりきれいに洗浄した後、約50℃以下の
温度で乾燥させる。因みに、乾燥温度が約50℃を越す
と、卵殻のカルシウムが変質する虞れがある。このよう
に乾燥させた卵殻を粉砕機により粉砕して粉末となす。
粉砕時にも卵殻の温度が摩擦熱等により約50℃を越さ
ないように注意する必要がある。この粉末はそのまま飲
用しあるいはオブラート等に包んで飲用してもよいので
あるが、本発明においては、この粉末に水と酢と砂糖又
は蜂蜜と塩と果汁とを加えて混合し、3日〜1週間程度
熟成させて卵殻カルシウム液となす。卵殻の粉末と水、
酢、砂糖又は蜂蜜、塩、果汁との割合は一例として下記
の通りである。 卵殻の粉末 500グラム 水 12.6リットル 酢 1.8リットル 砂糖 2キログラム (又は蜂蜜1.8リット
ル) 塩 50グラム 果汁(レモン又はミカン10個分) 以上の如くしてでき上がった卵殻カルシウム液はこれを
水により一例として10倍程度に薄めて飲用する。な
お、本発明の卵殻カルシウムを豚等の家畜その他の動物
に与える際には、これを直接飲用させてもよいが、これ
を飼料に混入して与えるのが望ましい。
【0006】
【作用】卵殻のカルシウム含有率は、本出願人の分析、
試験によれば、98.99重量%である。従って、卵殻
の粉末に水と酢と砂糖又は蜂蜜と塩と果汁とを加えてな
る卵殻カルシウム液は極めて多量のカルシウムを含む。
この卵殻カルシウム液を適量飲用すれば、カルシウム不
足は解消する。卵殻の粉末に水と酢と砂糖又は蜂蜜と塩
と果汁とを加えて液状とすることにより、消化吸収が容
易になるだけでなく、子供でも抵抗なく容易に飲用する
ことが可能となる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明するが、本発明
が下記の実施例に限定されるものでないことはいうまで
もない。鶏卵の殻500グラムを水できれいに洗浄した
後、40℃以下の温度で乾燥させた。充分に乾燥させた
後、これを粉砕機により粉砕して粉末となした。この粉
末500グラムに水12.6リットルと酢1.8リット
ルと砂糖2キログラムと塩50グラムとレモン10個分
の果汁とを加えて攪拌し、1週間放置して熟成させて卵
殻カルシウム液を得た。この実施例による卵殻カルシウ
ム液は水により例えば10倍程度に薄めてそのまま飲用
し、若しくはこれに適宜砂糖、塩、酢等を加えて飲用す
る。
【0008】[試験1]本出願人は、上記実施例の卵殻
カルシウム液を8頭の雌豚に対し下記の如く出産の前後
にわたって投与し、出産状況及び子豚の成育状況を観察
した。8頭についての観察結果をそれぞれ表1〜8に示
す。 投与期間:出産の約5日前から出産後5日目までの約1
0日間 投与量: 卵殻カルシウム100グラム/日 投与方法:卵殻カルシウムを飼料に混入して各豚に与え
た。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】
【表3】
【0012】
【表4】
【0013】
【表5】
【0014】
【表6】
【0015】
【表7】
【0016】
【表8】
【0017】表1〜8に示すように、出生後1ヶ月間成
育した子豚の頭数(以下「生産頭数」という。)は、試
験を行なった8頭の母豚についての1回の出産当りの平
均値においては下記の通りである。 [卵殻カルシウム液を投与しなかった場合] 8頭の母豚についての総生産頭数:230 8頭の母豚についての総出産回数:28 8頭の母豚についての1回の出産当りの平均生産頭数:
約8.2 [実施例1の卵殻カルシウム液を上述の如く投与した場
合] 8頭の母豚についての総生産頭数:83 8頭の母豚についての総出産回数:8 8頭の母豚についての1回の出産当りの平均生産頭数:
約10.3 このように、実施例1の卵殻カルシウム液を母豚に投与
した場合の1回の出産当りの平均生産頭数は、母豚に卵
殻カルシウム液を投与しなかった場合に比べて約2.1
頭上昇した。このことは、産前産後の母豚に卵殻カルシ
ウム液を投与することにより母豚に充分なカルシウムが
与えられる結果、子豚は母豚より良質な乳を受けて丈夫
に成育し、下痢による子豚の死亡が防止されるためであ
ると思われる。
【0018】[試験2]オカラ(豆腐殻)は優れた食品
となり得るものであるが、腐敗が早いこともあって、今
日では大部分が廃棄されている。本出願人は実施例1の
卵殻カルシウム液にオカラを浸してみたところ、このオ
カラは以後長時間にわたって腐敗しないことが判明し
た。実施例1の卵殻カルシウム液に浸したオカラ4重量
部に米麹1重量部と塩1重量部と適量の水を加え、2週
間程度熟成させたところ、味、風味共に良好な漬物床が
できた。実施例1の卵殻カルシウム液に浸したオカラ1
重量部と米麹1重量部と適量の塩と水とを混合し、これ
を熟成させたところ、好ましい風味の味噌ができた。実
施例1の卵殻カルシウム液に浸した少量のオカラを小麦
粉に混入してタイヤキを作ったところ、このタイヤキは
オカラを混入しない通常のタイヤキに比べて冷えたとき
に硬くならないことが判明した。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による卵殻
カルシウム液は極めて多量のカルシウムを含むので、こ
の卵殻カルシウム液を適量飲用すれば、カルシウム不足
は解消する。本発明による卵殻カルシウム液は、卵殻の
粉末に水と酢と砂糖又は蜂蜜と塩と果汁とを加えて液状
としているため、消化吸収が容易であるだけでなく、子
供でも抵抗なく容易に飲用することができる。また、本
発明による卵殻カルシウム液は人間のみならず豚等の家
畜その他の動物の飲用にも適したものである。更に、本
発明による卵殻カルシウム液は一般に廃棄されている卵
殻を利用するものであるため、環境保護の面でも好まし
いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵殻を洗浄し、約50℃以下の温度で乾
    燥させた後、これを粉砕して粉末となし、該粉末に水と
    酢と砂糖又は蜂蜜と塩と果汁とを加えてなる卵殻カルシ
    ウム液。
JP5116556A 1993-04-19 1993-04-19 卵殻カルシウム液 Pending JPH06303949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5116556A JPH06303949A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 卵殻カルシウム液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5116556A JPH06303949A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 卵殻カルシウム液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06303949A true JPH06303949A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14690044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5116556A Pending JPH06303949A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 卵殻カルシウム液

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JP (1) JPH06303949A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08301777A (ja) * 1995-05-09 1996-11-19 Natl Fedelation Of Agricult Coop Assoc 免疫賦活・感染防御物質
KR20150124934A (ko) * 2015-08-13 2015-11-06 도현민 비린내가 제거된 기능성 초란 제조방법
CN115595228A (zh) * 2021-07-08 2023-01-13 韩如廷(Cn) 一种鸡蛋壳溶解为乙酸钙配制的高钙液

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