JPH0630381A - 音声画像情報信号再生装置 - Google Patents

音声画像情報信号再生装置

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JPH0630381A
JPH0630381A JP4207073A JP20707392A JPH0630381A JP H0630381 A JPH0630381 A JP H0630381A JP 4207073 A JP4207073 A JP 4207073A JP 20707392 A JP20707392 A JP 20707392A JP H0630381 A JPH0630381 A JP H0630381A
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JP
Japan
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signal
audio
ternary
circuit
muse
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JP4207073A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Sadanaka
信行 定仲
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】例えば、MUSE用のビデディスクプレーヤ
で、再生中断時に発生する不快なノイズを防止するよう
にする。 【構成】特殊再生モード開始時、再生終了時、又は再生
停止時に、MUSEの音声信号中の音声出力抑制フラグ
を立てることにより、このような再生中断時に発生する
不快なノイズを防止する。音声出力抑制ビットは、ミュ
ートフラグ設定制御回路16により設定する。音声出力
抑制ビットの位置は、フレームシンクによる他、斜めフ
レームシンクにより検出される。また、3値信号から斜
めフレームシンクが直接検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MUSE方式での音
声画像情報信号の再生装置に関するもので、特に、MU
SE方式のビデオディスクプレーヤで、音声再生が突然
中断したきに発生する異音を防止するようにした音声画
像情報信号の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MUSE方式のビデオ信号が記録された
光ディスクを再生するビデオディスクプレーヤの開発が
進められている。MUSE方式では、広帯域の高品位テ
レビジョン信号が約1/4に圧縮されて伝送される。ま
た、このようなMUSE方式では、オーディオ信号がデ
ィジタル化され、圧縮符号化され、ビデオ信号の垂直ブ
ランキング期間に時分割多重化されて伝送される。これ
により、高品位の映像に適合する質の良い音声再生が行
なえる。
【0003】図26は、従来のビデオディスク再生シス
テムの一例である。図26において、501はMUSE
信号が記録されたビデオディスクを再生するMUSE用
のビデオディスクプレーヤである。MUSE用のビデオ
ディスクプレーヤ501でMUSE用のビデオディスク
が再生され、このビデオディスクプレーヤ501の再生
信号がMUSEデコーダ502に供給される。MUSE
デコーダ502で、このMUSE方式信号から、ビデオ
信号及びオーディオ信号がデコードされる。MUSEデ
コーダ502からの再生ビデオ信号がアスペクト比1
6:9のディスプレイ503に供給され、高品位テレビ
ジョン画面がディスプレイ503に再生される。また、
この再生オーディオ信号がオーディオアンプ504に供
給される。オーディオアンプ504により、再生オーデ
ィオ信号が増幅され、スピーカ505から、再生オーデ
ィオ信号が出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のMU
SE用のビデオディスクプレーヤを用いたシステムで
は、再生終了直前時、パワーオフ直前時、特殊再生直前
時等に、スピーカから不快な異音が発生するという問題
が生じている。これは、MUSE方式では、DPCMを
基本とした圧縮符号化が行われており、再生が突然中断
されると、オーディオデータがエラーとなるためであ
る。
【0005】つまり、ディジタルオーディオ信号は小さ
なエラーでもその結果がデコード後のアナログ出力に影
響して大きなノイズを発生する。このため、一般に、高
いエラー訂正能力のエラー訂正コードを用いて、コード
化されている。MUSEのオーディオ信号についても、
1m秒分のデータに相当するオーディオフレーム毎にエ
ラー訂正符号化されており、エラーが発生しても、訂正
能力内であれば、エラーが訂正される。ところが、突然
にデコーダに入力されるMUSE信号が途切れた場合に
は、エラー訂正能力の範囲を超えるようなエラーが発生
する。このため、再生終了直前時等では、不快なノイズ
が出力されてしまう。
【0006】そこで、ビデオディスクプレーヤで再生が
中断されるときに、制御符号中の音声出力抑制ビットを
オンして(ミュートフラグを立てる)、再生が中断した
ら、音声をミュートさせることが考えられる。
【0007】ところが、MUSE方式では、オーディオ
フレーム内のデータ量と垂直ブランキング期間内に挿入
できるデータ量との関係が不定であるとともに、音声信
号が2値/3値変換されて垂直ブランキング期間に挿入
されるため、音声出力抑制ビットの位置を検出すること
が困難である。このため、ビデオディスクプレーヤ側で
音声出力抑制フラグをオンして、音声をミュートさせる
ことは困難である。
【0008】そこで、図26に示すように、MUSE用
のビデオディスクプレーヤ501とMUSEデコーダ5
02との間に制御ライン506を設け、MUSE用のビ
デオディスクプレーヤ501の再生が停止されるような
場合には、MUSE用のビデオディスクプレーヤ501
からMUSEデコーダ502にミュート命令を出し、音
声再生をミュートさせることが考えられる。
【0009】ところが、このように制御ライン506を
設けるようにすると、制御ラインが増えるばかりでない
く、MUSE用のビデオディスクプレーヤ501とMU
SEデコーダ502とを制御ライン506で結ぶために
規格を統一する必要があり、汎用性がなくなるという問
題が生じる。
【0010】また、図27に示すように、MUSE用の
ビデオディスクプレーヤ501内にスイッチ507を設
け、MUSEデコーダ502のオーディオ出力をMUS
E用のビデオディスクプレーヤ501内のスイッチ50
7を介して、オーディオアンプ504に供給するように
したものが提案されている。スイッチ507は、通常再
生時にはオンされる。MUSE用のビデオディスクプレ
ーヤ501で再生が中断されるような場合に、その直前
でスイッチ507がオフされる。
【0011】図27に示すように、MUSE用のビデオ
ディスクプレーヤ501内にスイッチを設けるようにす
ると、MUSE用のビデオディスクプレーヤ501とM
USEデコーダ502との間に制御ラインを設ける必要
がなくなるので、どのようなMUSEデコーダにも対応
できる。
【0012】しかしながら、この場合には、MUSEデ
コーダ502とミューズ用のビデオディスクプレーヤ5
01との間にオーディオ信号用のライン508を設ける
必要がある。また、MUSEデコーダ502をディスプ
レイ503と一体化した場合に、オーディオ信号をMU
SE用のビデオディスク501側に戻すのが困難にな
る。
【0013】したがって、この発明の目的は、MUSE
用のビデオディスクプレーヤとMUSEデコーダとの間
に特別のラインを設けることなく、再生中断時等に発生
する不快な異音を防止できるようにした音声画像情報信
号再生装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像信号の
フレーム周期とディジタル化音声信号のフレーム周期が
一致しない状態で画像信号とディジタル化音声信号とが
時分割多重された音声画像情報信号が記録されている記
録媒体より、音声画像情報信号を再生する音声画像情報
信号再生装置において、特殊再生モード開始時、再終了
時、又は再生停止時に、再生された音声画像情報信号中
のディジタル化音声信号に含まれる制御符号中の音声出
力抑制フラグを立て、その後音声画像情報信号を出力す
るように構成したことを特徴とする音声画像情報信号再
生装置である。
【0015】この発明では、音声出力抑制フラグを立て
るに当たり、再生された音声画像情報信号の画像信号と
ディジタル化音声信号を実質的に分離すること無く実時
間で音声出力抑制フラグを立てる処理を行うように構成
されている。
【0016】また、この発明では、再生された音声画像
情報信号中のディジタル化音声信号を周波数変換により
3値の音声データ信号に変換し、この3値の音声データ
信号により斜めシンク信号を検出し、検出された斜めシ
ンク信号に基づきタイミング信号を作り、このタイミン
グ信号に従って再生された音声画像情報信号中のディジ
タル化音声信号に含まれる制御符号中の音声出力抑制フ
ラグを立てるように構成されている。
【0017】また、この発明では、再生された音声画像
情報信号中のディジタル化音声号を周波数変換により3
値の音声データ信号に変換し、該3値の音声データ信号
を更に2値のデータ信号に変換してから斜めシンク信号
に検出し、検出された斜めシンク信号の基づきタイミン
グ信号を作り、このタイミング信号に従って再生された
音声画像情報信号中のディジタル化音声信号に含まれる
制御符号中の音声出力抑制フラグを立てるように構成さ
れている。
【0018】また、この発明では、音声出力抑制フラグ
を立てるにあたり、再生された音声画像情報信号により
ディジタル化音声信号と画像信号を分離し、分離された
ディジタル化音声信号中の音声出力抑制フラグを立てた
後に、遅延回路を通された画像信号を再多重して音声画
像情報信号を出力するようにしている。
【0019】また、この発明では、分離されたディジタ
ル化音声信号を周波数変換して3値の音声データ信号に
変換し、この3値の音声データ信号の状態で斜めシンク
信号を検出することにより音声出力抑制フラグの位置を
検出し、この音声出力抑制フラグを立ててから周波数変
換された3値のディジタル化音声データを周波数変換に
より元の周波数のディジタル化音声信号に戻し、遅延回
路を通った画像信号と再多重して出力するように構成さ
れている。
【0020】また、この発明では、分離されたディジタ
ル化音声信号を周波数変換して3値の音声データ信号に
変換し、この3値の音声データ信号を更に2値のデータ
信号に変換してから斜めシンク信号を検出することによ
り音声出力抑制フラグの位置を検出し、この音声出力抑
制フラグを立ててから2値のデータ信号を3値の音声デ
ータ信号に変換し、この変換された3値のディジタル化
音声データを周波数変換により元の周波数のディジタル
化音声信号に戻し、遅延回路を通った画像信号と再多重
して出力するように構成されている。
【0021】また、この発明では、分離されたディジタ
ル化音声信号を周波数変換して3値の音声データ信号に
変換し、この3値の音声データ信号を更に2値のデータ
信号に変換してからインターリーブを解くと共にフレー
ムシンク信号を検出し、検出されたフレームシンク信号
に基づき音声出力抑制フラグの位置を検出してこの音声
出力抑制フラグを立て、かく音声出力抑制フラグが立て
られた2値のデータ信号は再びフレーム間インターリー
ブ処理された後に3値の音声データ信号に変換され、こ
の変換された3値のディジタル化音声データを周波数変
換により元の周波数のディジタル化音声信号に戻し、遅
延回路を通った画像信号と再多重されて出力するように
している。
【0022】
【作用】再生終了直前時、電源オフ直前時、特殊再生直
前時のように、MUSE方式で音声信号がエラーとなる
ような場合に、音声出力抑制ビットがオンされる。この
ため、再生終了直前時、電源オフ直前時、特殊再生直前
時等に、不快なノイズが発生することが防止できる。ま
た、音声出力抑制ビットがオンすることにより音声をミ
ュートしているので、どのようなMUSEデコーダにも
対応できる。
【0023】また、MUSE方式の信号から、音声出力
抑制ビットの位置を確実に、しかも、簡単な回路構成で
検出して、音声信号をミュートさせたいときに、音声出
力抑制ビットをオンすることができる。
【0024】
【実施例】この発明の実施例について、以下の順序で、
図面を参照して説明する。
【0025】a.MUSE方式の再生システムの一例 b.MUSE用のビデオディスクプレーヤについて c.MUSEのオーディオ記録方式について d.MUSE方式のデコーダの一例 e.オーディオフレームと垂直ブランキング期間に挿入
される音声データとの関係 f.ミュートフラグ設定制御回路の第1の例 g.ミュートフラグ設定制御回路の第2の例 h.ミュートフラグ設定制御回路の第3の例 i.ミュートフラグ設定制御回路の第4の例 j.3値斜めシンク検出回路の具体的構成 k.ミュートフラグ設定制御回路の第5の例 l.ミュートフラグ設定制御回路の第6の例
【0026】a.MUSE方式の再生システムの一例 図1は、この発明が適用されたビデオディスクプレーヤ
を用いたMUSE方式の再生システムの一例である。図
1において、1はこの発明が適用されたMUSE用のビ
デオディスクプレーヤである。ビデオディスクプレーヤ
1は、MUSE方式のビデオ信号が記録された光ディス
クを再生するもである。2はBSチューナである。BS
チューナ2は、衛生放送を用いて送られてくるMUSE
方式の放送が受信可能である。
【0027】MUSE用のビデオディスクプレーヤ1の
再生信号がセレクタ2に供給される。また、BSチュー
ナ2の再生信号がセレクタ3に供給される。セレクタ3
で、MUSE方式のビデオディスクで再生されたMUS
E方式の再生信号と、BSチューナ2で受信されたMU
SE方式の受信信号とが選択される。セレクタ3の出力
がMUSEデコーダ4に供給される。
【0028】MUSEデコーダ4により、MUSE信号
からビデオ信号及びオーディオ信号がデコードされる。
MUSEデコーダ4からのビデオ信号は、アスペクト比
が16:9のディスプレイ5に供給される。このディス
プレイ5に、MUSE用のビデオディスクプレーヤ1又
はBSチューナ2からのMUSE信号に基づく映像が再
生される。また、MUSEデコーダ4からのオーディオ
信号は、アンプ6に供給されて増幅され、スピーカ7に
供給される。スピーカ7により、MUSE用のビデオデ
ィスクプレーヤ1又はBSチューナ2からのMUSE信
号に基づくオーディオ信号が再生される。
【0029】MUSE方式では、後に詳述するように、
音声信号はDPCMを基本とする圧縮方式により圧縮さ
れ、映像信号の垂直ブランキング期間に時分割多重化さ
れる。このようなMUSE方式では、音声の再生が途絶
えると、音声データがエラーとなり、不快なノイズが発
生する。
【0030】そこで、この発明が適用されたビデオディ
スクプレーヤ1では、パワーオフ直前時、再生停止直前
時、特殊再生直前時等、音声再生が途切れてエラーが発
生するような場合には、オーディオフレームの制御符号
中に含まれる音声出力抑制ビットをオンするようにして
いる。このように、音声出力抑制ビットをオンすること
により、再生が途切れたときには、MUSEデコーダ4
からの音声出力がミュートされ、不快なノイズの発生が
防止できる。また、このようにすると、MUSE方式の
ビデオディスクプレーヤ1とMUSEデコーダ4とを特
別なラインで結ぶ必要がなく、どのようなMUSEデコ
ーダでも使用可能である。なお、どのようにしてオーデ
ィオフレーム中の音声出力抑制ビットの位置を特定し、
この音声出力ビットをオンするかについては、後に詳述
する。
【0031】b.MUSE用のビデオディスクプレーヤ
について 図2は、この発明が適用されたMUSE方式のビデオデ
ィスクプレーヤ1の一例である。この発明が適用された
ビデオディスクプレーヤ1では、前述したように、パワ
ーオフ直前時、再生停止直前時、特殊再生直前時等、音
声再生が途切れてエラーが発生するような場合には、音
声再生をミュートするようにしている。音声再生のミュ
ートは、オーディオフレームの制御符号中に含まれる音
声出力抑制ビットをオンすることによりなされる。
【0032】図2において、光ディスク11には、MU
SE方式の信号がFM変調されて記録されている。この
光ディスク11は、スピンドルモータ12により回転さ
れる。光ディスク11の信号が光学ピックアップ13で
再生され、この再生信号がRFアンプ14を介して復調
回路15に供給される。復調回路15で、光ディスク1
1からの再生信号がFM復調される。この復調回路15
の出力がミュートフラグ設定制御回路16に供給され
る。
【0033】ミュートフラグ設定制御回路16は、パワ
ーオフ直前時、再生停止直前時、特殊再生直前時等、音
声再生が途切れてエラーが発生するような場合に、オー
ディオフレームの制御符号中に含まれる音声出力抑制ビ
ットをオンするためのものである。このミュートフラグ
設定制御回路16の構成については、後に詳述する。
【0034】通常の再生を継続している間では、復調回
路15の出力が出力端子19から出力される。入力キー
17により、パワーオフ、再生停止、特殊再生等が指示
されると、コントローラ18によりミュートフラグ設定
回路16が動作され、その直前に音声出力抑制ビットが
オンされる。
【0035】図3〜図6は、この時の制御を示すもので
ある。図3は、パワーオフ時の制御である。入力キー1
7によりパワーオフが入力されると(ステップ21)、
音声出力抑制ビットがオンされる(ステップ22)。そ
れから、パワーがオフされる(ステップ23)。
【0036】パワーオフ時には音声データが突然途切れ
ることとなるため、異音が発生することがある。ところ
が、このようにパワーオフ直前に音声出力抑制ビットを
オンさせておくと、パワーオフ直前時にMUSEデコー
ダ4で再生音がミュートされ、異音の発生が防止でき
る。
【0037】図4は、再生停止時の制御である。入力キ
ー17によりストップが入力されると(ステップ3
1)、音声出力抑制ビットがオンされる(ステップ3
2)。それから、再生が停止される(ステップ33)。
【0038】再生停止時には音声データが突然途切れる
こととなるため、異音が発生することがある。ところ
が、このように再生停止時直前に音声出力抑制ビットを
オンさせておくと、再生停止時にMUSEデコーダ4で
は再生音がミュートされ、異音の発生が防止できる。
【0039】図5は、通常再生時に、1つのプログラム
を終了する際の処理を示すものである。TOC(テーブ
ル・オブ・コンテンツ)からプログラムの時間情報が読
み込まれる(ステップ41)。入力キー17によりプレ
イが入力されると(ステップ42)、そのプログラムの
再生が開始される(ステップ43)。ステップ41で読
み込まれた時間情報を基にして、そのプログラムの残り
時間がカウントされる(ステップ44)。残りの再生時
間が所定値N以下になったかどうかが判断され、残りの
再生時間がN以下になるまで、再生が続けられる。残り
の再生時間がN以下になると、音声出力抑制ビットがオ
ンされ(ステップ46)、そのプログラムの再生が終了
される(ステップ47)。
【0040】通常再生時に所定のプログラムの再生が終
了すると、音声データが突然途切れるため、異音が発生
することがある。ところが、このように、予めTOCに
よりそのプログラムの再生時間情報を得ておき、そのプ
ログラムが終了される直前で音声出力抑制ビットをオン
させておくと、そのプログラムの再生終了直前時にMU
SEデコーダ4で再生音がミュートされ、異音の発生が
防止できる。
【0041】図6は、特殊再生時の処理を示すものであ
る。入力キー17により特殊再生が入力されると(ステ
ップ51)、音声出力抑制ビットがオンされ(ステップ
52)、特殊再生が開始される(ステップ53)。入力
キー17により、特殊再生から通常再生に遷移するかど
うかが判断され(ステップ54)、特殊再生から通常再
生に遷移されるまで、特殊再生が続けられる。特殊再生
から通常再生に解除されると、音声出力抑制ビットがオ
フされ(ステップ55)、通常再生に遷移される。
【0042】特殊再生時には、音声出力を停止するが、
このように特殊再生に移る直前に、異音が発生すること
がある。このように、特殊再生に遷移する直前に音声出
力抑制ビットをオンさせておくと、そのプログラムの再
生終了時にMUSEデコーダ4では再生音がミュートさ
れ、異音の発生が防止できる。
【0043】c.MUSEのオーディオ記録方式につい
て この発明が適用されたミュートフラグ設定制御回路16
は、音声信号がエラーとなる場合に、MUSE方式の信
号から音声出力抑制フラグをオンにして、異音の発生を
防止するようにしている。このミュートフラグ設定制御
回路16の原理を説明するに先立ち、MUSEのオーデ
ィオ記録方式について説明する。
【0044】MUSEのオーディオ伝送方式では、オー
ディオモードとして、AモードとBモードの2種類が用
意される。Aモードは、サラウンドに対応できるように
するためのモードである。Bモードは、高品位なステレ
オ再生を行うためのモードである。
【0045】Aモードでは入力オーディオ信号が4チャ
ンネルとされる。この4チャンネルのオーディオ信号が
サンプリング周波数32kHz、量子化ビット数15ビ
ットでディジタル化される。音声信号帯域幅は、15k
Hz確保される。そして、このディジタルオーディオ信
号が音声圧縮エンコーダにより8ビットに圧縮符号化さ
れる。
【0046】Bモードでは、入力オーディオ信号が2チ
ャンネルである。この2チャンネルのオーディオ信号が
サンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビ
ットでディジタル化される。音声信号帯域幅は、20k
Hz確保される。そして、このディジタルオーディオ信
号が音声圧縮エンコーダにより11ビットに圧縮符号化
される。
【0047】音声帯域圧縮は、差分PCMを基本とした
方式(準瞬時圧縮)とされている。このような音声圧縮
により、音声データは約65パーセントに圧縮される。
【0048】図7はAモードの場合の伝送フォーマット
を示し、図8はBモードの場合の伝送フォーマットを示
すものである。図7及び図8に示すように、音声データ
は、1フレーム(オーディオフレーム)を単位として伝
送される。1フレームのデータ量は1350ビットとさ
れ、これは、Aモードの場合もBモードの場合も等し
い。オーディオフレームの先頭には、16ビットのフレ
ームシンクが設けられる。このフレームシンクのパター
ンは、(0001001101011110)とされ
る。
【0049】このフレームシンクに続いて、22ビット
の制御符号が設けられる。図9は、制御符号の構成を示
すものである。図9に示すように、この制御符号には、
音声モード、ステレオ/モノラルの形式、スクランブル
の有無等の情報を伝送する利用される。更に、この制御
符号中には、音声出力抑制用のビット(ミュートフラ
グ)が含まれる。この音声出力抑制ビットは、22ビッ
トの制御符号のうちの16番目に位置する。この音声出
力抑制ビットが”0”のときには、MUSEデコーダ側
で再生がなされる。この音声出力抑制ビットが”1”の
ときには、MUSEデコーダで音声再生がミュートされ
る。
【0050】図7に示すように、Aモードの場合には、
これに続いて、オーディオA1及びA2のレンジビット
が配置され、2チャンネル分のオーディオデータA1及
びA2が配置される。レンジビットとは、圧縮のレンジ
を示すものである。そして、オーディオA3及びA4の
レンジビットが配置され、2チャンネル分のオーディオ
データA3及びA4が配置される。これに続いて、12
8ビットのリザーブ用の独立データが設けられ、そし
て、エラー訂正符号が付加される。
【0051】図8に示すように、Bモードの場合には、
制御符号にこれに続いて、オーディオB1及びB2のレ
ンジビットが配置され、2チャンネル分のオーディオデ
ータB1及びB2が配置される。これに続いて、112
ビットのリザーブ用の独立データが設けられ、そして、
エラー訂正符号が付加される。
【0052】バーストエラーに対処するために、このフ
レームは、同期信号、制御符号を除いて、16ビット毎
にインターリーブがかけられている。このようなインタ
ーリーブは、ビットインターリーブと呼ばれている。
【0053】図10は、Aモードの場合のビットインタ
ーリーブを示すものである。データは(16×82)に
二次元配列され、水平方向に書き込まれ、垂直方向に送
出される。これにより、16ビット毎にインターリーブ
がかかる。
【0054】図11は、Bモードの場合のビットインタ
ーリーブを示すものである。Bモードの場合も、同様
に、データが(16×82)に二次元配列され、水平方
向に書き込まれ、垂直方向に送出される。これにより、
16ビット毎にインターリーブがかかる。
【0055】更に、このビットインターリーブされたフ
レームが25フレーム毎に、同期信号及び制御符号を含
めてインターリーブされる。このようなインターリーブ
は、フレームインターリーブと呼ばれている。
【0056】図12は、フレームインターリーブの処理
を説明するためのものである。図12において、シフト
レジスタ61−1、61−2、…61−23、61−2
4は、夫々、1350ビット分(1オーディオフレーム
に相当する)のシフトレジスタである。これらのシフト
レジスタ61−1、61−2…の段間の出力がセレクタ
62に供給される。シフトレジスタ61−1、61−2
…の段間からは、25フレーム分のデータP1、P2、
P3…が夫々得られる。
【0057】最初に、セレクタ62は、データP1が選
択されるように切り替えられる。以下、セレクタ62
は、データP1、P2、P3…が出力されるように、順
に切り替えられる。これにより、25フレーム毎にフレ
ーム間インターリーブがかかる。
【0058】このように、ビットインターリーブと、フ
レームインターリーブとの2重にインターリーブがかけ
られたデータは、図13に示すようなテーブルに従っ
て、2値/3値変換される。
【0059】図13において、左側には3ビットの2値
データが示され、右側にはこれに対応する2サンプルの
3値データが示される。このように、2値/3値変換を
行うことにより、伝送レートを下げることができる。
【0060】すなわち、図14Aに示すように、2値の
3ビットのデータは、図14Bに示すように、3値の2
サンプルのデータに変換される。2値の場合の周期t1
と3値の場合の周期t2とを比較すれば分かるように、
2値/3値変換をすると、同じ情報量のデータを伝送す
るのに、周期が長くとれ、伝送レートを下げることがで
きる。
【0061】2値/3値変換し、周波数変換したデータ
のレートは、12.15MHzである。このデータが映
像信号の垂直ブランキング期間に多重化できるように、
周波数変換され、映像信号の垂直ブランキング期間に多
重化される。
【0062】図15は、MUSE方式の1フレームで伝
送される信号の伝送フォーマットを示すものである。図
15に示すように、3ラインから42ラインまで及び5
65ラインから604ラインまででには、水平同期信号
期間に続いて、音声データが挿入される。43ラインか
ら46ラインまで及び605ラインから608ラインま
ででは、クロマ信号とともに音声データが挿入される。
【0063】d.MUSE方式のデコーダの一例 図16は、このようなMUSEのオーディオ信号をデコ
ードするMUSEデコーダの一例である。図16におい
て、入力端子71に、MUSE信号が供給される。この
MUSE信号がビデオ/オーディオ分離回路72に供給
される。ビデオ/オーディオ分離回路72で、MUSE
方式のビデオ信号と、垂直ブランキング期間に時分割多
重化されているオーディオ信号とが分離される。
【0064】ビデオ/オーディオ分離回路72からのM
USEのオーディオ信号は、周波数変換回路73を介し
て周波数変換され、3値/2値変換回路74に供給され
る。3値/2値変換回路74は、図13に示したテーブ
ルに基づいて、3値の2サンプルのデータから2値の3
ビットのデータへの変換を行う。
【0065】3値/2値変換回路74の出力は、フレー
ム間デインターリーブ回路75に供給される。フレーム
間デインターリーブ回路75は、25フレーム毎のフレ
ームインターリーブを解くものである。このフレーム間
デインターリーブ回路75の出力がビットデインターリ
ーブ回路76に供給されるとともに、フレームシンク検
出回路77に供給される。
【0066】フレームシンク検出回路77は、オーディ
オフレームの先頭にあるフレームシンク(図7及び図8
参照)を検出するものである。このフレームシンクを基
にして、オーディオフレーム上のデータの位置が特定さ
れる。そして、ビットインタリーブ回路76で、16ビ
ット毎のビットインターリーブが解かれる。このビット
インタリーブ回路76の出力がエラー訂正回路78に供
給される。
【0067】エラー訂正回路78で、各フレームに付加
されたエラー訂正符号を用いて、エラー訂正処理がなさ
れる。このエラー訂正回路78の出力がデコーダ79に
供給される。
【0068】また、フレームシンク検出回路77で検出
されたフレームシンクのタイミングを用いて、音声制御
符号抽出回路80でオーディオフレームの制御符号(図
7及び図8参照)が抽出される。この制御符号に応じ
て、デコーダ79の動作が制御される。
【0069】デコーダ79は、DPCMを基本とする音
声圧縮符号を復号するものである。デコーダ79で、音
声データが復号される。この音声データがD/Aコンバ
ータ81に供給される。D/Aコンバータ81で、ディ
ジタルオーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換
される。このアナログオーディオ信号が出力端子82か
ら出力される。
【0070】図16に示すようなMUSEデコーダで
は、音声制御符号中の音声出力抑制ビットがオンされて
いると、この音声制御符号が音声制御符号抽出部80で
検出され、デコーダ79は出力が無音となるように制御
される。したがって、再生停止やパワーオフ時のように
再生が中断される時には、音声制御符号をオンしておけ
ば、異音の発生を防止できる。
【0071】e.オーディオフレームと垂直ブランキン
グ期間に挿入される音声データとの関係 このように、再生停止直前時やパワーオフ直前時のよう
に再生が中断される時には、音声制御符号をオンすれば
異音の発生を防止できる。ところが、MUSE方式で
は、各オーディオフレームのデータ量と、各垂直ブラン
キング期間に挿入されるデータ量との関係が不定であ
る。このため、音声出力抑制ビットの位置を特定するこ
とが困難である。
【0072】つまり、音声データは、上述したように、
2値/3値変換されて伝送される。この2値/3値変換
の時点でのデータレートは、12.15MHzである。
この2値/3値変換されたデータが16.2MHzのビ
デオ信号に時分割多重化される。
【0073】オーディオフレームは1350ビットであ
り、2値/3値変換により900サンプル(1350×
(2/3)=900サンプル)になり、周波数変換によ
り、1200サンプル(900×16.2/12.15
=1200サンプル)になる。つまり、オーディオフレ
ームは、ビデオ信号の周波数16.2MHzのレートで
は、1200サンプルからなる。
【0074】図17A(及び図15)に示すように、M
USE信号では、3ラインから42ラインまで及び56
5ラインから604ラインまででは、音声データのみが
挿入される。この3ラインから42ラインまで及び56
5ラインから604ラインまでの40ラインに挿入でき
る音声データ量は、464ビットである。
【0075】図17B(及び図15)に示すように、4
3ラインから46ラインまで及び605ラインから60
8ラインまででは、クロマ信号とともに音声データが挿
入される。この43ラインから46ラインまで及び60
5ラインから608ラインまでの4ラインに挿入できる
音声データ量は、360ビットである。
【0076】したがって、各垂直ブランキング期間の音
声データ量は、 (464ビット×40)+(360ビット×4)=20
kビット となる。
【0077】1オーディオフレームのデータ量は周波数
16.2MHzのレートで1200サンプルであり、垂
直ブランキング期間の音声データ量は20kビットであ
るから、各垂直ブランキング期間に入っているオーディ
オフレーム数を計算すると、20k/1200=16+
2/3となる。
【0078】つまり、1垂直ブランキング期間に入るオ
ーディオフレーム数は、16フレームと2/3フレーム
である。したがって、映像信号の1フレームでは、その
2倍の(33+1/3)オーディオフレームが挿入され
る。
【0079】このように、MUSE方式では、各オーデ
ィオフレームのデータ量と各垂直ブランキング期間に挿
入されるデータ量との関係が整数関係ではない。そし
て、各ブランキング期間の開始位置と、オーディオフレ
ームの先頭位置との関係についても、特に定められてい
ない。ただし、1ブランキング期間内のオーディオフレ
ーム数の端数は2/3なので、3フィールド(又は3フ
レーム)毎にビデオフレームに対するオーディオフレー
ムの位置関係は元に戻ることになる。
【0080】f.ミュートフラグ設定制御回路の第1の
例 以下、図2におけるミュートフラグ設定制御回路16の
構成について説明する。ミュートフラグ設定制御回路1
6は、前述したように、パワーオフ直前時、再生停止直
前時、特殊再生直前時等、音声再生が途切れてエラーが
発生するような場合に、オーディオフレームの制御符号
中に含まれる音声出力抑制ビットをオンするためのもの
である。
【0081】第17図は、ミュートフラグ設定制御回路
16の第1の例を示すものである。この例は、オーディ
オフレーム中のフレームシンクを検出し、このフレーム
シンクから、音声出力抑制ビットの位置を特定するもの
である。
【0082】図18において、入力端子100に光ディ
スクから再生され、FM復調されたMUSE信号が供給
される。このMUSE信号がビデオ/オーディオ分離回
路101に供給される。ビデオ/オーディオ分離回路1
01は、MUSEのオーディオ信号とビデオ信号とを分
離するものである。MUSEのビデオ信号は遅延回路1
02に供給され、オーディオ信号は周波数変換回路10
3に供給される。
【0083】周波数変換回路103で、ビデオ/オーデ
ィオ分離回路101で分離されたMUSEのオーディオ
信号がその信号のクロックに同期した12.15MHz
のクロックでサンプリングされる。この周波数変換回路
103の出力が3値/2値変換回路104に供給され
る。
【0084】3値/2値変換回路104は、3値データ
を2値データに戻すものである。この3値/2値変換回
路104で、3値データが2値データに戻される。この
3値/2値変換回路104の出力がフレーム間デインタ
ーリーブ回路105に供給される。このフレーム間デイ
ンターリーブ回路105で、25フレーム毎のフレーム
インターリーブが解かれる。
【0085】フレーム間デインターリーブ回路105の
出力がフレームシンク検出回路106に供給される。フ
レームシンク検出回路106で、オーディオフレームの
先頭のフレームシンクが検出される。このフレームシン
ク検出回路106の出力がミュートフラグ位置検出回路
107に供給される。
【0086】フレームシンクが検出できれば、制御符号
中の音声出力抑制ビットの位置は分かる(図7〜図9参
照)。ミュートフラグ位置検出回路107で、フレーム
シンクを基にして、音声出力抑制ビットの位置が検出さ
れる。このミュートフラグ位置検出回路107の出力が
フラグ設定回路108に供給される。
【0087】音声出力抑制ビットをオンする場合には、
端子109からミュートフラグ設定信号が供給される。
このミュートフラグ設定信号により、フラグ設定回路1
08で音声出力抑制ビットがオンされる。
【0088】フラグ設定回路108の出力がフレーム間
インターリーブ回路110に供給され、25フレーム毎
のインターリーブがなされる。フレーム間インターリー
ブ回路110の出力が2値/3値変換回路111に供給
される。2値/3値変換回路111で、2値データから
3値データへの変換がなされる。
【0089】2値/3値変換回路111の出力が周波数
変換回路112に供給される。周波数変換回路112
で、周波数変換がなされる。この周波数変換回路112
の出力がビデオ/オーディオ多重化回路113に供給さ
れる。
【0090】ビデオ/オーディオ多重化回路113に
は、遅延回路102を介して、MUSEのビデオ信号が
供給される。このMUSEのビデオ信号の垂直ブランキ
ング期間に、周波数変換回路112からのオーディオ信
号が供給される。
【0091】なお、遅延回路102は、オーディオ信号
を周波数変換し、3値/2値変換し、フレーム間デイン
ターリーブをし、フレームシンクを検出し、フレームシ
ンクを基準にしてミュートフラグの位置を検出し、必要
に応じてミュートフラグをセットし、フレーム間インタ
ーリーブをし、2値/3値変換し、周波数変換して、再
びビデオ信号中にオーディオ信号を時分割多重化するま
での全体の時間に対応する。
【0092】ビデオ/オーディオ多重化回路113によ
り、MUSE方式のビデオ信号の垂直ブランキング期間
に、オーディオ信号が時間軸圧縮されて挿入される。こ
の信号が出力端子114から出力される。
【0093】この実施例は、フレームシンクを検出して
音声出力抑制ビットの位置を検出するものである。その
ため、オーディオ信号を分離し、このオーディオ信号を
周波数変換し、3値/2値変換し、フレーム間デインタ
ーリーブをし、フレームシンクを検出してから、このフ
レームシンクを基準にして音声出力抑制ビットの位置を
検出し、必要に応じてミュートフラグをセットし、フレ
ーム間インターリーブをし、2値/3値変換し、周波数
変換して、再びビデオ信号中にオーディオ信号を時分割
多重化する処理が必要である。このように、多数の処理
ステップが必要で、また、回路規模が大きくなる。
【0094】g.ミュートフラグ設定制御回路の第2の
例 図19は、ミュートフラグ設定制御回路16の第2の例
を示すものである。この実施例は、フレーム間インター
リーブを解かずに、音声出力抑制ビットの位置を検出し
ようとするものである。
【0095】前述したように、フレームシンクは、(0
001001101011110)のパターンである。
図20示すように、25フレーム分のデータをインター
リブすると、矢印A1、A2、A3で示す順に、データ
が送出される。この時、フレームシンクは、25フレー
ム毎のフレームインターリーブにより、斜め方向の(0
001001101011110)のシンクパターンA
SYNCとなる。したがって、この斜めシンクパターン
ASYNCを検出すれば、フレームインターリーブを解
かずに、音声出力抑制ビットの位置を特定するこができ
る。図19に示す実施例では、このような斜めシンクを
検出して、音声出力抑制ビットの位置を特定するように
している。
【0096】図19において、入力端子120に光ディ
スクから再生され、FM復調されたMUSE信号が供給
される。このMUSE信号がビデオ/オーディオ分離回
路121に供給される。ビデオ/オーディオ分離回路1
21は、MUSEのオーディオ信号とビデオ信号とを分
離するものである。MUSE方式のビデオ信号は遅延回
路122に供給され、オーディオ信号は周波数変換回路
123に供給される。
【0097】周波数変換回路123で、ビデオ/オーデ
ィオ分離回路121で分離されたMUSEのオーディオ
信号が、その信号のクロックに同期した12.15MH
zのクロックでサンプリングされる。この周波数変換回
路123の出力が3値/2値変換回路124に供給され
る。
【0098】3値/2値変換回路124は、3値データ
を2値データに戻すものである。この3値/2値変換回
路124で、3値データが2値データに戻される。この
3値/2値変換回路124の出力が斜めシンク検出回路
125に供給される。
【0099】斜めシンク検出回路125は、図20に示
した斜め方向のシンクパターンASYNCを検出するも
のである。この斜めシンク検出回路125の出力がミュ
ートフラグ位置検出回路127に供給される。
【0100】図20に示すように、斜めシンクパターン
ASYNCが検出できれば、この斜めシンクパターンか
ら所定の距離だけ離れた音声出力抑制ビットMFの位置
は分かる。ミュートフラグ位置検出回路127で、斜め
シンクパターンASYNCを基にして、音声出力抑制ビ
ットMFの位置が検出される。このミュートフラグ位置
検出回路127の出力がフラグ設定回路128に供給さ
れる。
【0101】音声出力抑制ビットをオンする場合には、
端子129からミュートフラグ設定信号が供給される。
このミュートフラグ設定信号により、フラグ設定回路1
28で音声出力抑制ビットがオンされる。
【0102】フラグ設定回路128の出力が2値/3値
変換回路131に供給される。2値/3値変換回路13
1で、2値データから3値データへの変換がなされる。
2値/3値変換回路131の出力が周波数変換回路13
2に供給される。周波数変換回路132で、周波数変換
がなされる。この周波数変換回路132の出力がビデオ
/オーディオ多重化回路133に供給される。
【0103】ビデオ/オーディオ多重化回路133に
は、遅延回路122を介して、MUSE方式のビデオ信
号が供給される。このMUSE方式のビデオ信号の垂直
ブランキング期間に、周波数変換回路122からのオー
ディオ信号が供給される。
【0104】なお、遅延回路122は、オーディオ信号
を周波数変換し、3値/2値変換し、斜めシンクを検出
し、斜めシンクを基準にしてミュートフラグの位置を検
出し、必要に応じて音出力声抑制ビットをセットし、2
値/3値変換し、周波数変換して、再びビデオ信号中に
オーディオ信号を時分割多重化するまでの全体の時間に
対応する。
【0105】h.ミュートフラグ設定制御回路の第3の
例 図21は、ミュートフラグ設定回路の第3の例を示すも
のである。第17図及び第18図に示した例では、MU
SE方式のビデオ信号とオーディオ信号とを分離し、必
要に応じてオーディオフレームの音声出力抑制ビットを
オンして、MUSEのビデオ信号とオーディオ信号とを
再び多重化するようにしている。これに対して、この実
施例では、MUSE方式のビデオ信号とオーディオ信号
とは分離せずに、必要に応じてMUSE方式の信号のオ
ーディオフレームの音声出力抑制ビットをすげ替えるよ
うにしている。
【0106】図21において、入力端子140に光ディ
スクから再生され、FM復調されたMUSE信号が供給
される。このMUSE信号がオーディオ抽出回路141
に供給されると共に、フラグすげ替え回路148に供給
される。オーディオ抽出回路141は、MUSEのオー
ディオ信号を抽出するものである。オーディオ抽出回路
141の出力が周波数変換回路143に供給される。
【0107】周波数変換回路143で、MUSEのオー
ディオ信号が、その信号のクロックに同期した12.1
5MHzのクロックでサンプリングされる。この周波数
変換回路143の出力が3値/2値変換回路144に供
給される。
【0108】3値/2値変換回路144は、3値データ
を2値データに戻すものである。この3値/2値変換回
路144で、3値データが2値データに戻される。この
3値/2値変換回路144の出力が斜めシンク検出回路
145に供給される。斜めシンク検出回路145で、斜
め方向のシンクパターンが検出される。斜めシンクパタ
ーンが検出できれば、制御符号中の音声出力抑制ビット
の位置は特定できる。
【0109】斜めシンク検出回路145の出力がタイミ
ング設定回路146に供給される。タイミング設定回路
146は、斜めシンクが検出されてから音声出力抑制ビ
ットが生じるまでの間の時間に対応するタイミングを設
定する。タイミング設定回路146の出力がフラグ発生
回路147に供給される。
【0110】音声出力抑制ビットをオンする場合には、
端子150からフラグ発生回路147にミュートフラグ
設定信号が供給される。これにより、タイミング設定回
路146により設定されるタイミングで、フラグ発生回
路147からミュートオンの音声出力抑制ビットが出力
される。この音声出力ビットがフラグすげ替え回路14
8に供給される。フラグすげ替え回路148により、入
力端子140からのMUSE信号中の音声出力抑制ビッ
トがすげ替えられる。このため、出力端子149から出
力されるMUSE信号の音声出力抑制ビットは、オンと
なる。
【0111】i.ミュートフラグ設定制御回路の第4の
例 図22は、ミュートフラグ設定制御回路の第4の例を示
すものである。上述の第2及び第3の例では、3値/2
値変換をしてから斜めシンクを検出している。これに対
して、この実施例では、3値信号から直接斜めシンクを
検出するものである。3値信号から直接斜めシンクを検
出できれば、その分、回路規模の削減が図れる。
【0112】斜めシンクを3値信号から直接検出するこ
とについて説明する。前述したように、斜めシンクのパ
ターンは、(0001001101011110)であ
る。この斜めシンクのパターンが3値変換されると、ど
のようなパターンになるかを考察する。まず、この斜め
シンクパターンを3ビット毎に区切る。この区切り方と
しては、以下のAからCの3つのパターンがある。 A:(000)(100)(110)(101)(111)(0**) B:(*00)(010)(011)(010)(111)(10*) C:(**0)(001)(001)(101)(011)(110) なお、*のデータは不定である。
【0113】この3つのシンクパターンを3値信号に変
換すると、以下のようになる。 A:(00)(10)(22)(20)(21)(**) B:(**)(12)(02)(12)(21)(**) C:(**)(01)(01)(20)(02)(22)
【0114】したがって、(0010222021)の
パターン、(12021221)のパターン、又は(0
101200222)のパターンを検出すれば、3値信
号から斜めシンクを直接検出することができる。ただ
し、3値信号のシンクパターンがAからCのどのパター
ンかに応じて、音声出力抑制ビットの位置は異なってく
る。
【0115】図22は、このように3値信号のまま斜め
シンクを検出するようにした例である。図22におい
て、入力端子160に光ディスクから再生され、FM復
調されたMUSE信号が供給される。このMUSE信号
がビデオ/オーディオ分離回路161に供給される。ビ
デオ/オーディオ分離回路161は、MUSEのオーデ
ィオ信号とビデオ信号とを分離するものである。MUS
E方式のビデオ信号は遅延回路162に供給され、オー
ディオ信号は周波数変換回路163に供給される。
【0116】周波数変換回路163で、ビデオ/オーデ
ィオ分離回路161で分離されたMUSEのオーディオ
信号が、その信号のクロックに同期した12.15MH
zのクロックでサンプリングされる。この周波数変換回
路163の出力が3値斜めシンク検出回路164に供給
される。3値斜めシンク検出回路164は、3値信号の
ままで、斜め方向のシンクパターンを検出するものであ
る。この3値斜めシンク検出回路164の出力がミュー
トフラグ位置検出回路165に供給される。
【0117】3値斜めシンクパターンが検出できれば、
制御符号中の音声出力抑制ビットに相当する3値信号の
位置は分かる。ミュートフラグ位置検出回路165で、
3値斜めシンクパターンを基にして、音声出力抑制ビッ
トに対応する3値信号の位置が検出される。このミュー
トフラグ位置検出回路165の出力が3値フラグ設定回
路166に供給される。
【0118】音声出力抑制ビットをオンする場合には、
端子167からミュートフラグ設定信号が供給される。
このミュートフラグ設定信号により、3値フラグ設定回
路166で音声出力抑制ビットがオンとなるように、音
声出力抑制フラグに対応する3値信号が設定される。
【0119】3値フラグ設定回路166の出力が周波数
変換回路168に供給される。周波数変換回路168
で、周波数変換がなされる。この周波数変換回路168
の出力がビデオ/オーディオ多重化回路169に供給さ
れる。
【0120】ビデオ/オーディオ多重化回路169に
は、遅延回路162を介して、MUSE方式のビデオ信
号が供給される。このMUSE方式のビデオ信号の垂直
ブランキング期間に、周波数変換回路168からのオー
ディオ信号が供給される。
【0121】なお、遅延回路162は、オーディオ信号
を周波数変換し、3値斜めシンクを検出し、斜めシンク
を基準にしてミュートフラグの位置を検出し、必要に応
じて音出力声抑制ビットを3値信号でセットし、周波数
変換して、再びビデオ信号中にオーディオ信号を時分割
多重化するまでの全体の時間に対応する。ビデオ/オー
ディオ多重化回路169の出力が出力端子170から出
力される。
【0122】j.3値斜めシンク検出回路の具体的構成 図22で示した実施例では、3値信号から直接的に斜め
シンクを検出するようにしている。これは、(0010
222021)のパターンA、(12021221)の
パターンB、及び(0101200222)のパターン
Cを検出することにより達成される。
【0123】図23は、このようにして3値信号から直
接的に斜めシンクパターンを検出する3値斜めシンク検
出回路の具体構成を示すものである。図24において、
入力端子201に3値信号が供給される。この3値信号
がコンパレータ203及び204に供給される。コンパ
レータ203及び204には、基準電圧V1及びV2
(V1>V2)が設定されている。コンパレータ203
の出力がパターンA、パターンB、及びパターンCのM
SB検出回路205、207、及び209に供給され
る。コンパレータ204の出力がパターンA、パターン
B、及びパターンCのLSB検出回路206、208、
及び210に供給される。
【0124】パターンAのMSB検出回路205及びL
SB検出回路206の出力がANDゲート211に供給
される。パターンBのMSB検出回路207及びLSB
検出回路208の出力がANDゲート212に供給され
る。パターンCのMSB検出回路209及びLSB検出
回路210の出力がANDゲート213に供給される。
ANDゲート211、212、及び213の出力が検出
回路214に供給される。検出回路214で、3値斜め
シンクが検出されたかどうかが判断される。
【0125】入力端子201からの3値信号は、コンパ
レータ203及び204により、2ビットの信号とな
る。コンパレータ203及び204の出力は、3値信号
が”0”なら”00”、3値信号が”1”なら”0
1”、3値信号が”2”なら”11”となる。
【0126】したがって、(0010222021)の
パターンAのときには、コンパレータ203及び204
の出力は、 (00)(00)(01)(00)(11)(11)(11)(00)(11) (01) となる。
【0127】(12021221)のパターンBのとき
には、コンパレータ203及び204の出力は、 (01)(11)(00)(11)(01)(11)(11)(01) となる。
【0128】(0101200222)のパターンCの
ときには、コンパレータ203及び204の出力は、 (00)(01)(00)(01)(11)(00)(00)(11)(11) (11)となる。
【0129】パターンAのMSB検出回路205は、コ
ンパレータ203の出力が(0010222021)の
パターンAのときのMSBと一致しているかどうかを検
出するものである。つまり、パターンAのMSB検出回
路205は、(0000111010)のパターンかど
うかを検出している。
【0130】パターンAのLSB検出回路206は、コ
ンパレータ203の出力が(0010222021)の
パターンAのときのLSBと一致しているかどうかを検
出するものである。つまり、パターンAのLSB検出回
路206は、(0010111011)のパターンかど
うかを検出している。
【0131】パターンBのMSB検出回路207は、コ
ンパレータ203の出力が(12021221)のパタ
ーンBのときのMSBと一致しているかどうかを検出す
るものである。
【0132】パターンBのLSB検出回路208は、コ
ンパレータ203の出力が(12021221)のパタ
ーンBのときのLSBと一致しているかどうかを検出す
るものである。
【0133】パターンCのMSB検出回路209は、コ
ンパレータ203の出力が(0101200222)の
パターンCのときのMSBと一致しているかどうかを検
出するものである。
【0134】パターンCのLSB検出回路210は、コ
ンパレータ203の出力が(0101200222)の
パターンCのときのLSBと一致しているかどうかを検
出するものである。
【0135】入力された3値信号がパターンAと一致し
ていれば、ANDゲート211から検出出力が現れる。
入力された3値信号がパターンBと一致していれば、A
NDゲート212から検出出力が現れる。入力された3
値信号がパターンCと一致していれば、ANDゲート2
13から検出出力が現れる。
【0136】検出部214は、これらANDゲート21
1、212及び213の出力から、斜めシンクが入力さ
れたことを判断する。
【0137】k.ミュートフラグ設定制御回路の第5の
例 図24は、ミュートフラグ設定制御回路16の第5の例
を示すものである。この実施例は、3値信号ですげ替え
を行うものである。
【0138】図24において、入力端子220に光ディ
スクから再生され、FM復調されたMUSE信号が供給
される。このMUSE信号が3値すげ替え回路221に
供給されると共に、音声領域検出回路222に供給され
る。音声領域検出回路222で、垂直ブランキング期間
の音声信号が検出される。また、この入力端子220か
らのMUSE信号がPLL回路223に供給される。P
LL回路223で、入力MUSE信号に同期した12.
15MHzクロックが形成される。
【0139】音声領域検出回路222の出力が周波数変
換回路224に供給される。周波数変換回路224で、
MUSEのオーディオ信号がPLL回路223からの1
2.15MHzのクロックでサンプリングされる。この
周波数変換回路224の出力が3値/2値変換回路22
5に供給される。3値/2値変換回路225で、3値信
号から2値信号への変換がなされる。この3値/2値変
換回路225の出力が斜めシンク検出回路226に供給
されるとともに、変換パターン判定回路227に供給さ
れる。
【0140】斜めシンク検出回路226で、斜めシンク
パターンが検出される。この斜めシンクパターンがタイ
ミング発生回路228に供給されると共に、変換パター
ン判定回路227に供給される。変換パターン判定回路
227は、このときのシンクパターンがどのような3値
信号のパターン(パターンAからC)となっているかを
判断するものである。
【0141】斜めシンク発生回路226の出力がタイミ
ング発生回路228に供給される。タイミング発生回路
228には、変換パターン判定回路227から、シンク
パターンが3値信号どの変換パターンかを示すパターン
判定信号が供給される。タイミング発生回路228から
は、斜めシンクが検出されてから音声出力抑制ビットに
相当する3値信号が出力されるまでのタイミングが設定
される。
【0142】音声出力抑制ビットをオンする場合には、
端子229から3値フラグ発生回路230にミュートフ
ラグ設定信号が供給される。このミュートフラグ設定信
号により、3値フラグ発生回路230で音声出力抑制ビ
ットがオンに対応する3値信号が設定される。
【0143】3値フラグ設定回路230の出力が3値す
げ替え回路221に供給される。3値すげ替え回路22
1で、MUSE信号の音声出力抑制ビットに対応する3
値信号がすげ替えられる。3値すげ替え回路221の出
力が出力端子231から出力される。
【0144】l.ミュートフラグ設定制御回路の第6の
例 図25は、ミュートフラグ設定回路の第6の例である。
前述の第5の例では、3値信号から2値信号に変換した
後に、斜めシンクを検出するようにしているが、この例
では、3値信号の状態で斜めシンクを検出するようにし
ている。
【0145】図25において、入力端子240に光ディ
スクから再生され、FM復調されたMUSE信号が供給
される。このMUSE信号が3値すげ替え回路241に
供給されると共に、音声領域検出回路242に供給され
る。音声領域検出回路242で、垂直ブランキング期間
の音声信号が検出される。また、この入力端子240か
らのMUSE信号がPLL回路243に供給される。P
LL回路243で、入力MUSE信号に同期した12.
15MHzクロックが形成される。
【0146】音声領域検出回路242の出力が周波数変
換回路244に供給される。周波数変換回路244で、
MUSEのオーディオ信号がPLL回路243からの1
2.15MHzのクロックでサンプリングされる。この
周波数変換回路244の出力が3値斜めシンク検出回路
245に供給される。
【0147】3値斜めシンク検出回路245で、斜めシ
ンクパターンが3値信号の状態で検出される。この3値
斜めシンク検出回路245の出力がタイミング発生回路
246に供給される。タイミング発生回路246によ
り、斜めシンクが検出されてから音声出力抑制ビットに
相当する3値信号が出力されるまでのタイミングが設定
される。
【0148】音声出力抑制ビットをオンする場合には、
端子247から3値フラグ発生回路248にミュートフ
ラグ設定信号が供給される。このミュートフラグ設定信
号により、3値フラグ発生回路248で音声出力抑制ビ
ットがオンに対応する3値信号が設定される。
【0149】3値フラグ設定回路248の出力が3値す
げ替え回路241に供給される。3値すげ替え回路24
1で、MUSE信号の音声出力抑制ビットに対応する3
値信号がすげ替えられる。3値すげ替え回路241の出
力が出力端子249から出力される。
【0150】
【発明の効果】この発明によれば、再生終了直前時、電
源オフ直前時、特殊再生直前時のように、MUSE方式
で音声信号がエラーとなるような場合に、音声出力抑制
ビットがオンされる。このため、再生終了直前時、電源
オフ直前時、特殊再生直前時等に、不快なノイズが発生
することが防止できる。また、音声出力抑制ビットがオ
ンすることにより音声をミュートしているので、どのよ
うなMUSEデコーダにも対応できる。
【0151】また、この発明によれば、MUSE方式の
信号から、音声出力抑制ビットの位置を確実に、しか
も、簡単な回路構成で、検出して、音声信号をミュート
させたいときに、音声出力抑制ビットをオンすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できるMUSE方式のシステム
の一例のブロック図である。
【図2】この発明が適用できるMUSE用のビデオディ
スクプレーヤの一例のブロック図である。
【図3】この発明の一実施例の説明の用いるフローチャ
ートである。
【図4】この発明の一実施例の説明の用いるフローチャ
ートである。
【図5】この発明の一実施例の説明の用いるフローチャ
ートである。
【図6】この発明の一実施例の説明の用いるフローチャ
ートである。
【図7】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線図
である。
【図8】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線図
である。
【図9】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線図
である。
【図10】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線
図である。
【図11】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線
図である。
【図12】MUSEの音声伝送方式の説明に用いるブロ
ック図である。
【図13】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線
図である。
【図14】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる波形
図である。
【図15】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線
図である。
【図16】MUSEデコーダの一例のブロック図であ
る。
【図17】MUSEの音声伝送方式の説明に用いる略線
図である。
【図18】この発明が適用されたミュートフラグ設定制
御回路の第1の例のブロック図である。
【図19】この発明が適用されたミュートフラグ設定制
御回路の第2の例のブロック図である。
【図20】この発明が適用されたミュートフラグ設定制
御回路の説明に用いる略線図である。
【図21】この発明が適用されたミュートフラグ設定制
御回路の第3の例のブロック図である。
【図22】この発明が適用されたミュートフラグ設定制
御回路の第4の例のブロック図である。
【図23】この発明が適用された斜めシンク検出回路の
一例のブロック図である。
【図24】この発明が適用されたミュートフラグ設定制
御回路の第5の例のブロック図である。
【図25】この発明が適用されたミュートフラグ設定制
御回路の第6の例のブロック図である。
【図26】従来のMUSE方式のシステムの一例のブロ
ック図である。
【図27】従来のMUSE方式のシステムの他の例のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 MUSE用のビデオディスクプレーヤ 4 MUSEデコーダ 16 ミュートフラグ設定制御回路 106 フレームシンク検出回路 125 斜めシンク検出回路 164 3値斜めシンク検出回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号のフレーム周期とディジタル化
    音声信号のフレーム周期が一致しない状態で上記画像信
    号と上記ディジタル化音声信号とが時分割に多重された
    音声画像情報信号が記録されている記録媒体より、上記
    音声画像情報信号を再生する音声画像情報信号再生装置
    において、 特殊再生モード開始時、再生終了時、又は再生停止時
    に、再生された上記音声画像情報信号中の上記ディジタ
    ル化音声信号に含まれる制御符号中の音声出力抑制フラ
    グを立て、その後上記音声画像情報信号を出力するよう
    に構成したことを特徴とする音声画像情報信号再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記音声出力抑制フラグを立てるに当た
    り、上記再生された上記音声画像情報信号の画像信号と
    ディジタル化音声信号を実質的に分離すること無く実時
    間で上記音声出力抑制フラグを立てる処理を行うように
    構成された請求項1記載の音声画像情報信号再生装置。
  3. 【請求項3】 前記再生された上記音声画像情報信号中
    のディジタル化音声信号を周波数変換により3値の音声
    データ信号に変換し、該3値の音声データ信号より斜め
    シンク信号を検出し、検出された斜めシンク信号に基づ
    きタイミング信号を作り、このタイミング信号に従って
    上記再生された音声画像情報信号中のディジタル化音声
    信号に含まれる制御符号中の音声出力抑制フラグを立て
    るように構成された請求項2記載の音声画像情報信号再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生された上記音声画像情報信号中
    のディジタル化音声号を周波数変換により3値の音声デ
    ータ信号に変換し、該3値の音声データ信号を更に2値
    のデータ信号に変換してから斜めシンク信号を検出し、
    検出された斜めシンク信号に基づきタイミング信号を作
    り、このタイミング信号に従って上記再生された音声画
    像情報信号中のディジタル化音声信号に含まれる制御符
    号中の音声出力抑制フラグを立てるように構成された請
    求項2記載の音声画像情報信号再生装置。
  5. 【請求項5】 前記音声出力抑制フラグを立てるにあた
    り、上記再生された音声画像情報信号よりディジタル化
    音声信号と画像信号を分離し、分離されたディジタル化
    音声信号中の音声出力抑制フラグを立てた後に、遅延回
    路を通された上記画像信号と再多重して音声画像情報信
    号を出力するように構成された請求項1記載の音声画像
    情報信号再生装置。
  6. 【請求項6】 前記分離されたディジタル化音声信号を
    周波数変換して3値の音声データ信号に変換し、この3
    値の音声データ信号の状態で斜めシンク信号を検出する
    ことにより音声出力抑制フラグの位置を検出し、この音
    声出力抑制フラグを立ててから周波数変換された3値の
    ディジタル化音声データを周波数変換により元の周波数
    のディジタル化音声信号に戻し、上記遅延回路を通った
    画像信号と再多重して出力するように構成された請求項
    5記載の音声画像情報信号再生装置。
  7. 【請求項7】 前記分離されたディジタル化音声信号を
    周波数変換して3値の音声データ信号に変換し、この3
    値の音声データ信号を更に2値のデータ信号に変換して
    から斜めシンク信号を検出することにより音声出力抑制
    フラグの位置を検出し、この音声出力抑制フラグを立て
    てから2値のデータ信号を3値の音声データ信号に変換
    し、この変換された3値のディジタル化音声データを周
    波数変換により元の周波数のディジタル化音声信号に戻
    し、上記遅延回路を通った画像信号と再多重して出力す
    るように構成された請求項5記載の音声画像情報信号再
    生装置。
  8. 【請求項8】 前記分離されたディジタル化音声信号を
    周波数変換して3値の音声データ信号に変換し、この3
    値の音声データ信号を更に2値のデータ信号に変換して
    からインターリーブを解くと共にフレームシンク信号を
    検出し、検出されたフレームシンク信号に基づき音声出
    力抑制フラグの位置を検出してこの音声出力抑制フラグ
    を立て、かく音声出力抑制フラグの立てられた2値のデ
    ータ信号は再びフレーム間インターリーブ処理された後
    に3値の音声データ信号に変換され、この変換された3
    値のディジタル化音声データを周波数変換により元の周
    波数のディジタル化音声信号に戻し、上記遅延回路を通
    った画像信号と再多重されて出力するように構成された
    請求項5記載の音声画像情報信号の再生装置。
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DE69321048T DE69321048T2 (de) 1992-07-10 1993-07-09 Audiovisuelles Datensignalwiedergabegerät
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