JPH0630366Y2 - ワイヤーソー - Google Patents

ワイヤーソー

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JPH0630366Y2
JPH0630366Y2 JP1989137849U JP13784989U JPH0630366Y2 JP H0630366 Y2 JPH0630366 Y2 JP H0630366Y2 JP 1989137849 U JP1989137849 U JP 1989137849U JP 13784989 U JP13784989 U JP 13784989U JP H0630366 Y2 JPH0630366 Y2 JP H0630366Y2
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JP
Japan
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wire saw
covering member
grinding
wire
wire rope
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989137849U
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English (en)
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JPH0374906U (ja
Inventor
修一郎 小六
国夫 岡田
Original Assignee
大阪ダイヤモンド工業株式会社
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Publication date
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、石材、コンクリート等の切断に用いられるワ
イヤーソーに関するものである。
(従来の技術) 硬質又は超硬質の研削材粒子を金属マトリックス中に埋
設した研削部材をワイヤーロープの長手方向に一定間隔
をとって固定配置したワイヤーソーは広く知られてい
る。
第3図はこのようなワイヤーソーを用いてコンクリート
壁を切断する場合の説明図である。
コンクリートの壁(23)を切断するため、壁(23)にコアー
ドリルにより壁面貫通孔(24)をあける。この貫通孔(24)
に、ワイヤーロープ(22)上に一定間隔に研削部材(21)を
固定配置したワイヤーソー(20)の両端を通し、駆動側装
置のガイドローラー(25)に係合させ、駆動プーリー(26)
に係合させる前、又は係合させた後に、ワイヤーソー(2
0)のワイヤーロープ(22)の両端を金属スリーブ等を用い
て接合し、エンドレス化する。
このようにして、駆動プーリー(26)にワイヤーソー(20)
が係合された状態で、水を壁(23)のワイヤーソー(20)の
移動面、及び貫通孔(24)の部分に注ぎながら、駆動プー
リー(26)を駆動し、例えば油圧によりA位置にある駆動
プーリー(26)をB位置方向、つまりワイヤーソー(20)が
壁(23)を押圧する方向に圧力をかけながら壁(23)の切断
を行なう。切断の進行と共に駆動プーリー(26)はB位置
に移動する。
上述したようなワイヤーソーによる石材、コンクリート
の切断作業中におけるワイヤーロープの機械的損傷や水
使用によるワイヤーロープの発錆等の問題を解決するた
め、第3図に示すように、研削部材間に被覆部材を配置
したワイヤーソーが提案(例えば実願昭62-179269号参
照)されている。
第2図は上記既提案のワイヤーソーの長さ方向の一部の
縦断面図である。
図面において、(1)はワイヤーロープである。ワイヤー
ロープ(1)は通常ステンレス鋼線製であり、ステンレス
鋼細素線を撚り合せた線条体をさらに複数本撚り合わせ
て構成されており、細素線又は撚り合せの段階で銅、亜
鉛、錫等のメッキが施してある。
(2)は研削部材で、例えばダイヤモンド粒子SiC粒子のよ
うな超硬質、硬質の砥粒を金属マトリックス中に分散固
定したもの、あるいは金属ベース上に前記粒子を電解メ
ッキで固定したもので、使用時砥粒は表面より露出す
る。研削部材(2)はこれと一体に形成された金属製リン
グより成る支持体(2a)を介してワイヤーロープ(1)上に
配置固定する。
(3)は研削部材(2)間に配置したゴム、プラスチック等の
スリーブ状の被覆部材で、その両端部は研削部材(2)の
支持体(2a)の突出した端部上に位置している。この際、
上記被覆部材(3)の内面とワイヤーロープ(1)の間及び研
削部材(2)との間は接着剤等により接合される。これに
より、ワイヤーロープ(1)は十分な防水構造をなし、又
機械的にも保護され、耐久性のあるワイヤーソーが得ら
れる。
(解決しようとする課題) 上述した第2図に示すようなワイヤーソーは防水構造を
なし、機械的にも保護されるが、実際使用時に、第4図
に示すベント部において被覆部材(3)特にその中央部が
壁面に接触して損傷を受けたり、接触のため抵抗が大き
くなって、切味が鈍り、あるいはワイヤーを回転させる
ために大きなトルクを必要とする等の問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上述の問題点を解消したワイヤーソーを提供す
るもので、その特徴は、被覆部材の直径を研削部材に接
する片端の大径部を除き小径としたことにある。
(作用) 上述の本考案のワイヤーソーにおいては、被覆部材の直
径が片端を除き小径となっているので壁面との接触が少
なく、摩擦抵抗が減少する。片端の大径部は研削部材の
把持力を維持するために残したものであるが、この大径
部を研削部材に対しワイヤーの回転方向の後面側に設け
た場合は、第4図のようなベント部においても、この大
径部が壁面に接触することは少なく、前面側は小径で研
削部材の壁面への喰い付きもよいので、このように配置
形成するのが好ましい。
又被覆部材の表面に凸面又は凹面等により回転方向を示
す矢印を設けることにより、装着の方向を誤ることがな
く、取扱いが確実、かつ容易になる。
(実施例) 第1図は本考案に係るワイヤーソーの具体例の長さ方向
の一部の縦断面図である。なお、第2図と同一記号は同
一部位をあらわしている。
研削粒子を表面に露出させた研削部材(2)がこれと一体
に形成された金属製リングより成る支持体(2a)によって
ワイヤーロープ(1)上に固定配置されている。上記研削
部材(2)の間にはスリーブ状の被覆部材(3)が、その両端
を研削部材(2)の支持体(2a)の両端の突出部上に位置せ
しめて配置してある。そして、上記被覆部材(3)の研削
部材(2)に対し、ワイヤーの回転方向(矢印)の後面と
なる端部(3b)の径を、被覆部材本体部(3a)の径より大き
く形成してあり、その間に段差(h)を生じている。
又、被覆部材(3)の表面に、回転方向を示す矢印(4)を、
凸面又は凹面で形成しておくことによって、回転方向が
明確になって、取扱いが容易になり、好ましい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のワイヤーソーによれば、
被覆部材の直径が研削部材の把持力維持に必要な片端部
を除き小径に形成されているので、ワイヤーソーの使用
時、特にベント部における壁面との接触抵抗を軽減し、
被覆部材の損傷を防ぐと共に、ワイヤーソーの回転効率
が向上し、切味が改善される。
又ワイヤーソーはその使用に当って、単位長毎に接続し
たり、分離したりするため、回転方向がその都度変わる
可能性があるが、被覆部材の表面に回転方向を示す矢印
を設けておくことにより、回転方向の判断が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワイヤーソーの具体例の長さ方向
の一部の縦断面図である。 第2図は既提案のワイヤーソーの一例の長さ方向の一部
の縦断面図である。 第3図はワイヤーソーの使用方法の一例の説明図、第4
図はベント部における状態の説明図である。 1……ワイヤーロープ、2……研削部材、2a……支持
体、3……被覆部材、3a……本体部、3b……端部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削粒子を表面に露出させた研削部材をワ
    イヤロープの長手方向に間隔をおいて直接又は被覆部材
    を介して固定配置し、上記研削部材間に被覆部材をその
    両端部を研削部材の支持体上に位置せしめて配置したワ
    イヤーソーにおいて、上記被覆部材の直径を研削部材に
    接する片端の大径部を除き小径としたことを特徴とする
    ワイヤーソー。
  2. 【請求項2】被覆部材の表面に回転方向を示す矢印を設
    けたことを特徴とする請求項(1)記載のワイヤーソー。
JP1989137849U 1989-11-28 1989-11-28 ワイヤーソー Expired - Lifetime JPH0630366Y2 (ja)

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JP1989137849U JPH0630366Y2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28 ワイヤーソー

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JPH0374906U JPH0374906U (ja) 1991-07-26
JPH0630366Y2 true JPH0630366Y2 (ja) 1994-08-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816467B1 (ko) * 2006-11-03 2008-03-26 가부시키가이샤 사이콘 고교 차량 멈춤 블록과 여기에 사용하는 앵커 홀더 및 차량 멈추개

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492231A (ja) * 1972-04-22 1974-01-10
JPS6334014A (ja) * 1986-07-23 1988-02-13 株式会社 関西工具製作所 ワイヤ−ソ−

Patent Citations (2)

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KR100816467B1 (ko) * 2006-11-03 2008-03-26 가부시키가이샤 사이콘 고교 차량 멈춤 블록과 여기에 사용하는 앵커 홀더 및 차량 멈추개

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JPH0374906U (ja) 1991-07-26

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