JPH0630362A - シールド式陰極線管 - Google Patents

シールド式陰極線管

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JPH0630362A
JPH0630362A JP4129415A JP12941592A JPH0630362A JP H0630362 A JPH0630362 A JP H0630362A JP 4129415 A JP4129415 A JP 4129415A JP 12941592 A JP12941592 A JP 12941592A JP H0630362 A JPH0630362 A JP H0630362A
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JP
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crt
shield
enclosure
display surface
conductive layer
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Application number
JP4129415A
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English (en)
Inventor
Terrence M Mcgill
テレンス・エム・マクギル
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Northrop Grumman Innovation Systems LLC
Original Assignee
Alliant Techsystems Inc
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/867Means associated with the outside of the vessel for shielding, e.g. magnetic shields

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管からの電磁放射を阻止する。 【構成】 シールド式CRT(18)ディスプレイに
は、CRT(18)を包囲し、電磁放射を阻止する2次
シールド・エンクロージャ(14)が含まれている。2
次シールド・エンクロージャ(14)内部の1次シール
ド・エンクロージャ(12)は、やはり、CRT(1
8)からの電磁放射を阻止するためのCRT(18)の
ネック部分(22)と同軸をなす部分(16)を備えて
いる。CRT(18)には、内部アクアダグ、ワイヤ・
マスク、及び、蛍光コーティングから成る内部導電層が
含まれている。この内部導電層は、電磁放射を抑制する
ため、無効経路を介して大地に接地されている。この2
重シールド抑制技法によって、CRT(18)の表示面
部分の外部シールドが不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管(CRT)か
らの電磁放射の阻止に関するものである。とりわけ、本
発明は、外側の面にシールドを施さずに、陰極線管ディ
スプレイからの高周波(RF)の放射を阻止するための
シールド式陰極線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁発生コンポーネントを含むシールド
・エンクロージャの壁面内に収容されたCRTディスプ
レイに必要なアパーチャは、シールドの欠陥を生じさせ
る可能性を秘めている。コンポーネントが発生する電磁
エネルギは、比較的わずかしか減衰せずに、アパーチャ
を介して送り出される可能性がある。アパーチャを介し
た放射を減衰させるために用いられる一般的なアプロー
チは、例えば、インジウム・スズ酸化物またはメタリッ
ク・ゴールドによる、メッシュ・ワイヤまたは薄い均一
な層の形をとる光学的に透明な伝導性スクリーンであ
る。伝導性スクリーンは、CRTの外部表示面をカバー
し、アパーチャの全周囲に沿って結合されているので、
放射が生じるコンポーネントを完全に密閉するシールド
が得られる。
【0003】外部スクリーンを利用すると、CRTディ
スプレイにおけるピクセルのピッチ、解像力、及び、輝
度が劣化する。さらに、ワイヤ・メッシュにおける幾何
学的周期性とドット・マトリックスをなすCRT蛍光体
の幾何学形状との相互作用の結果として、「ノイズ」・
パターンが形成される。これらの問題は、高解像度のカ
ラー・モニタにおいて顕著である。均一な導伝性フィル
ムを用いる場合、十分なシールドを得るのに必要な厚さ
になると、光学的透明度が大幅に低下することになる。
ワイヤ・メッシュまたは薄い均一な層を利用するには、
高価で、しばしば、CRTディスプレイの重量及び物理
的サイズを増すことになる導電性モニタ・エンクロージ
ャに対する電気的結合が必要とされる。さらに、モニタ
の外観及び操作上の人間工学の面で、劣化する。光学的
解像力及びビデオ帯域幅が増すと、カラーCRTディス
プレイの外部シールドに関する制限が、いっそう顕著に
なる。
【0004】外部導電性スクリーンを用いずに、アパー
チャ及びCRTディスプレイの面を介した電磁放射を阻
止するために利用されるアプローチの1つについて、1
988年8月30日にGreenに対して発行され、H
oneywell,Inc.に譲渡された「RF EM
ISSION SHIELD FOR CRT DIS
PLAYS」と題する米国特許第4,767,969号
に開示がある。この特許には、CRTエンベロープのネ
ックに配置されて、アパーチャ及びCRTディスプレイ
の面を介して送り出されるRF放射を阻止するシールド
が開示されている。このシールドは、CRTからの放射
を抑制する縦方向の導体と円形の導体から構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,76
7,969号に開示のような単一のシールドによる方法
は、CRTディスプレイ面を介した電磁放射を減少させ
るが、本発明の目的は、さらに、必要とされる外部スク
リーンを用いずに、遵守レベルを満たす抑制技法を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のシールド式CR
Tには、CRTの表示面に関連した内部導電層を備えた
CRTが含まれている。シールド式エンクロージャが、
CRTを密閉しており、このエンクロージャには、CR
Tの表示面が通って延びるアパーチャが設けられてい
る。CRTの内部導電層は、無効経路を介して、大地に
接地されている。
【0007】本発明のもう1つの態様によれば、CRT
の導電層が、陽極信号ラインに接続されており、陽極信
号ラインは、信号ライン用の陽極フィルタを介して接地
接続が施されている。
【0008】本発明のもう1つの態様によれば、このシ
ールド式CRTには、ネック部分と、非シールド表示面
が含まれている。2次シールドが、陰極線管を密閉し、
電磁放射を阻止する。CRTの表示面は、2次シールド
のアパーチャを通って延びている。前記2次シールド内
部の1次シールドは、CRTのネック部分と同軸をなす
部分を備えている。この構成によって、外部表示面シー
ルドを必要とせずに、表示面及び2次シールドのアパー
チャを介した電磁放射が抑制される。
【0009】本発明のさらにもう1つの実施例の場合、
1次シールドには、CRTに接続されたビデオ回路要素
及びネック部分と同軸をなす部分を包囲するシールド・
エンクロージャが含まれている。ネック部分と同軸をな
す部分には、円筒状の連続した導体による導波管が含ま
れている。導波管には、CRTの発散位置と偏向コイル
の関数に従って、円筒状の導波管内に配置された、複数
の独立した縦方向の導体によるフィンガを含むことが可
能である。導体の導波管は、RFを抑制するため、2G
Hz未満の周波数について遮断周波数未満で動作する。
【0010】
【実施例】望ましい実施例に関する下記の詳細の説明に
おいて、その一部をなし、本発明の実施を可能とする図
面を参照することにする。この実施例の説明は、当該技
術の熟練者が本発明を実施するのに十分な程度に詳細に
行われているので、本発明の精神及び範囲を逸脱するこ
となく、他の実施例を利用することができるのは明らか
である。従って、下記の詳細説明は、制限の意味にとる
べきではなく、本発明の範囲は、付属の請求項によって
規定される。
【0011】次に、図1〜9を参照して、本発明のシー
ルド式CRTディスプレイまたはモニタ10の望ましい
実施例について説明する。図1には、シールド式CRT
ディスプレイの透視図が示されている。これは、電磁放
射を阻止する抑制技法によって修正された、参考までに
本書に組み込まれているソニー・トリニトロン・グラフ
ィック・ディスプレイ・モニタGDM−1590/19
52サービス・マニュアルにさらに詳述されている、ソ
ニー・モデル1950高解像度カラー・モニタが望まし
い。
【0012】CRTディスプレイ10には、図1の表示
面26、及び、図2に示す1次エンクロージャ14及び
2次エンクロージャ12が含まれている。図3及び図4
によって、シールド式CRTディスプレイの概略が示さ
れている。シールド式CRTディスプレイ10は、2重
シールドによる抑制を利用して、表示面26に外部シー
ルドを追加する必要をなくしている。CRTディスプレ
イ10には、CRTエンベロープ24を介して表示面2
6に結合されたネック部分22を備えたCRTが含まれ
ている。第1のレベルのシールドは、その開示が参考ま
でに本書に組み込まれている、米国特許第4、767、
969号に開示のものと同様の1次シールド・エンクロ
ージャ14によって行われる。1次エンクロージャ14
は、ビデオ増幅回路要素40を密閉しており、CRT1
8のネック部分22と同軸をなすように配置された導波
管ネック・シールド16を備えている。このネック・シ
ールドは、2GHz未満の周波数について遮断周波数未
満で動作する導波管の働きをする、円筒状の導電表面で
ある。ビデオ波形に関連した周波数のエネルギ伝達が、
この導波管によって大幅に減衰するので、この周波数に
おける1次エンクロージャからの放射が制限される。
【0013】第2のレベルの2重シールド抑制技法で
は、1次エンクロージャ14及びCRT18を包囲する
2次シールド・エンクロージャ12を利用する。CRT
表示面26は、2次シールド・エンクロージャ12のア
パーチャを通って延びている。全て、CRTエンベロー
プ24の内表面に沿ってCRTの内部に配置された導電
性アクアダグ28、導電性ピクセル・マスク32、及
び、導電性蛍光コーティング30が、第2の陽極フィル
タ20を介してシャーシ・アース34に接続され、電磁
放射の潜在的放射体を包囲する2次伝導エンベロープを
完成する。すなわち、2次シールドによって、1次シー
ルド手段によって阻止されない、トンネル及びグリッド
・アセンブリからの放射が阻止される。この2重シール
ド抑制技法によって、CRT表示面26用の光学的に透
明な外部伝導スクリーンを追加する必要がなくなる。表
示面の外部シールドが不要になると、ディスプレイの光
学的解像度が改善される。さらに、導電性ディスプレイ
・エンクロージャに対する外部伝導スクリーンの精密な
電気的結合操作に必要な、関連する材料費及び労働を回
避することができる。この「逆トポロジ」によって、放
射バリヤが、CRT表示面の前方にあった従来の位置か
らCRT表示面の後方に移動する。すぐに分かるはずで
あるが、放射抑制の有効性が低下する場合を除いて、こ
れらのシールド技法のどちらでも、別個に利用すること
が可能である。
【0014】次に、図1〜図9を参照しながら、ソニー
・モデル1950高解像度カラー・モニタの修正に関す
る詳細について説明する。カラー・モニタは、全て、3
つのカラー電子ビームを分離するため、内部スクリーン
(すなわち、ソニーの場合、ワイヤ・マスク)を利用し
ている。本発明では、カラーCRTの内部スクリーンす
なわちワイヤ・マスク及び関連する内部導電性構成要素
を利用して、CRTディスプレイからのRF放射の抑制
を強化する。本発明は、カラーCRTディスプレイに関
連して説明したが、本発明は、適切な修正を加えること
によって、任意のCRTディスプレイに利用することが
可能である。
【0015】外部スクリーンまたは均一な導電性フィル
ムを利用せずに、RFの放射を減少させる、ソニー・モ
デル1950に関連して解説の修正及び強化は、限定す
るわけではないが、ソニー・モデル1900及び160
0シリーズのカラー・モニタ、及び、三菱1400シリ
ーズの高解像度カラー・モニタ等の他のカラー・ディス
プレイにも同様に適用することが可能である。カラー・
モニタの回路構成はさまざまであるが、多くは、同様の
内部CRT陰極、陽極、及び、グリッド構造を備えてい
る。ビデオ信号に処理を行う回路は、しばしば、CRT
ネックの近くに配置され、さらに詳細に後述するシール
ド、ケーブル経路指定、アース、導波管、及び、フィル
タを介して分離することができる。
【0016】望ましい実施例は、図4に関連して説明す
るのが最良である。1次エンクロージャ14は、CRT
18に関連したビデオ増幅回路要素40を包囲してい
る。外部信号は、シールド・ケーブルを介し、2重シー
ルド・ケーブル接続60を経て、ビデオ増幅回路要素4
0に加えられ、さらに、陰極48に加えられる。
【0017】図6には、1次エンクロージャに対する部
分的修正が示されている。1次エンクロージャ14の周
囲のカバー・ガスケット74及びガスケット72によっ
て、カバー(図6では除去されている)と2次エンクロ
ージャの間に結合する低インピーダンスが生じ、連続し
た導電性エンクロージャが形成される。CRTコネクタ
・ボード87は、低インダクタンス・ブレード89及び
接地ガスケット90を介して、1次エンクロージャ14
に接地されている。信号ライン・フィルタ・ボード84
及び接地ストラップ82は、1次エンクロージャ内の各
種構成要素についても接地を可能にする。ビデオ・ケー
ブル76は、ビデオ増幅回路要素40に信号を加える。
ビデオ増幅回路要素40のビデオ増幅器は、接地ストラ
ップ78によって接地され、さらに、6つの減結合コン
デンサ80によって保護されている。信号ライン・フィ
ルタ・ボード84は、15ピンのフィード・スルー・フ
ィルタ・アダプタ、各種インダクタ及びコンデサ、接地
ラグ、及びDコネクタ・ケーブルを含むフィルタ素子を
利用して、強化されている。
【0018】CRTのCRT強度信号ラインが、軸方向
のフィード・スルー・フィルタであるフィルタ88によ
ってフィルタリングを施される。第1の陽極動的集束信
号ラインは、SAC設計を施されたアーク・シールド、
2500pf、10KVのコンデンサ、及びハンダ・ラ
グ・コネクタを備える、シールドされた高電圧リード線
68を含む特殊な高電圧フィード・スルー・フィルタ・
アセンブリ86によってフィルタリングを施される。
【0019】インターフェイス・ケーブル64及びコネ
クタ85は、1次エンクロージャ14内の波形整形回路
(不図示)と、2次エンクロージャ内の偏向ボード7
0、電力ボード77、及びフロント・パネル制御装置
(不図示)を接続する。このケーブルは、元の装置のリ
ード線に固定されたものであり、交差結合及びケーブル
の放射を最小限に抑える必要に応じて、取り付けられた
ものである。
【0020】ビデオ回路要素40は、CRT18のネッ
ク部分22にある陰極48に信号を加える。すでに知ら
れているように、陰極48からの電子は、加速され、集
束コイル42、第1の集束陽極50、グリッド52、偏
向コイル44、及び、第2の陽極54を含むトンネル及
びグリッド構造46を介して表示面に向けられる。CR
Tには、ピクセル・マスク32、及び、フィンガ・スト
ック31によって導電性アクアダグ28に結合された導
電性蛍光コーティング30から構成される導電層が含ま
れている。それぞれの陽極信号ラインを介して加えられ
る陽極電位は、第1の陽極に電位を加える信号ラインに
接続された第1の陽極動的集束フィルタ86によってフ
ィルタリングを施される。第2の陽極フィルタ20は、
第2の陽極に電位を加える信号ラインに接続されてい
る。第2の陽極に関して同軸信号ラインを介して加えら
れるこれらの高電位は、水平増幅器56、フライバック
トランス58、及び高電圧整流器51によって発生す
る。
【0021】導波管のネック・シールド16は、ビデオ
回路要素40を包囲する1次エンクロージャ14の一部
に電気的に結合されており、CRT18のネック部分2
2と同軸をなしている。ビデオ回路要素並びに2次エン
クロージャ12を包囲する1次エンクロージャの一部
は、ほとんどアルミニウムで作られている。導波管は、
厚さ0.015センチ(0.006インチ)、寸法が1
1.53センチ(4.540インチ)×9.52センチ
(3.750インチ)のベリリウム銅から作られた連続
した導体である。この材料は、ASTM規格B−194
に基づく特性を有している。円筒状導波管は、陰極48
を含むトンネル及びグリッド構造46を包囲しており、
2GHz未満の周波数の電磁放射が大幅に減衰する。円
筒状導波管16が、発散コイル42とCRTネック部分
22の陽極/陰極構造の間に配置されて、少なくとも、
3.81センチ(1.5インチ)だけ陰極から延びてい
る。
【0022】ビーム集束コイル42及び偏向コイル44
の近くにCRT導波管のネック・シールド16を介在さ
せると、導波管の壁面が上述のように連続した等方性導
体によって形成されている場合、短いネック・モニタ管
に問題を生じさせる可能性がある。導波管のネック・シ
ールドは、偏向フィールド自体から電子ビームを有効に
シールドする働きをする。さらに、こうしたシールド
は、1次巻線が集束コイルと偏向コイルの両方または一
方であるトランスの短く巻かれた2次巻線の働きをす
る。この発生を防止するため、図8及び9に示す修正導
波管が、短いネックのCRT用途において利用される。
導波管ネック・シールド16は、この発生を防止するた
め、これらのコイルの近くにおいて修正される。
【0023】図8の修正導波管ネック・シールド108
には、集束コイル42及び偏向コイル44の近くにスロ
ット114が設けられている。図9の代替修正ネック・
シールド116として、縦方向に延び、ネック部分22
と同軸をなすリング120に接続された1組のフィンガ
118が、集束コイル42と偏向コイル44の両方また
は一方に関連して、配置されている。さらに、修正ネッ
ク・シールドを集束コイル及び偏向コイルの近くに利用
することによって、誘導循環電流によって生じる加熱の
問題が解消される。
【0024】第1の陽極50及び第2の陽極54の陽極
信号ラインとの接続に利用されるEMIフィルタが、信
号ラインに対して有効にフィルタリングを施す。フィー
ド・スルー・コンデンサは、リード線の漂遊インダクタ
ンスに起因する性能の劣化を被らないので、一般に、市
販のEMIフィルタでは、フィルタの分路コンポーネン
トにフィード・スルー・コンデンサを用いている。第1
の陽極信号ラインに用いられる信号ライン・フィルタ8
6(図6)は、容量値が2500pfの、市販の交流1
0KVフィード・スルー・フィルタ・アセンブリであ
る。
【0025】カラー・モニタの第2の電極に対する信号
ライン53のフィルタ・アセンブリにフィード・スルー
・コンデンサを用いるのは、フィード・スルー・コンデ
ンサの最大使用電圧定格が10KVに制限されているた
め、不可能である。従って、図7に示すフィルタ・アセ
ンブリは、第2の陽極にフィルタリングを施すため、信
号ライン53に関連して利用される。30KVの第2の
陽極フィルタ・アセンブリ20が、高電圧整流器51と
フライバックトランス58の間に接続されているが、こ
の場合、信号ライン53は、同軸をなさない。図7に示
す第2の陽極フィルタ・アセンブリは、内部CRTアク
アダグ28、ピクセル・マスク32、及び導電性蛍光コ
ーティング30とつながった第3の陽極リード線53の
ための低インダクタンス分路素子の働きをするように構
成されている。このフィルタ・アセンブリは、ほぼ連続
したKydexカバーである、保護カバー絶縁体99内
に密閉されている。絶縁耐力の高いシリコン・パテを用
いて、フィルタ接続部が覆われており、戦略的コンポー
ネント配置によって、アークのフラッシュ・オーバの可
能性が最小限に抑えられる。これらのコンポーネントを
位置決めする際、動作温度、電位差に関する離隔距離、
及び大気圧といった物理的特性が考慮された。図5にも
示したフィルタ・アセンブリは、CRTの2次エンクロ
ージャ内で得られるスペースに制限があるため、小領域
に納められる。
【0026】並列ネットワークにRF高電圧コンデンサ
を用いることによって、最小インダクタンスのフィルタ
・アセンブリ20が得られる。セラミック・コンデンサ
の自己共振周波数は、その物理的サイズの関数である。
従って、値の異なる2つのコンデンサが利用されてい
る。大形コンデンサ94及び96は、それぞれ2700
pfの容量値を備えており、容量値が170pfのコン
デンサと並列に接続されている。大形コンデンサ94及
び96は、ベース・バンド及びHF信号に関する低容量
リアクタンスを形成する。コンデンサ98は、自己共振
周波数が100MHzを超え、VHF/UHF周波数範
囲でそのフィルタ機能を有効に発揮する。高電圧ケーブ
ルが、高電圧整流器51からコンデンサ96に接続され
ている。第2の陽極信号ライン53は、アクアダグ2
8、ピクセル・ワイヤ・マスク32、及び導電性蛍光体
30に電位を印加する。第2の陽極フィルタ20及び2
次エンクロージャ12を介して、アクアダグ28、ピク
セル・ワイヤ・マスク32、及び蛍光体コーティング3
0をアースに接続することによって、CRTを包囲する
導電性シールド・エンベロープが完成し、内部導電性構
成要素に接地のための無効経路を設けることによって、
外部表示面シールドがなくても、CRTディスプレイの
表示面を介した電磁放射が抑制される。
【0027】修正シールド式CRTにおいては、さまざ
まなケーブル経路変更を行うことによって、例えば、意
図せぬ結合によって放射が生じる可能性のあるCRTか
ら遠ざけるように、インターフェイス・ケーブルの経路
指定を行い、シールド電位を最大限にした、図5のケー
ブル経路変更によって明らかなように、空間の有効利用
が可能になった。さらに、図5の偏向ボード70の接地
を強化することによって、偏向ボードに取り付けられた
減結合コンデンサに関する帰路の誘導性が低くなり、E
MIがさらに抑制される。偏向ボードの接地トラックと
シャーシ・アース34の間には、3つの銅製ブレード・
ストラップが取り付けられた。偏向ボードは、モニタの
壁面に沿って、第2の陽極フィルタ20と同じ側に配置
されている。
【0028】ただし、理解しておくべきは、以上の説明
において、本発明の構造及び機能の詳細と共に、本発明
の多数の特性について述べてきたが、この開示は、例示
のためのものであり、本発明の原理内において、付属の
請求項に記載の条件の広汎な趣意によって示される限度
いっぱいまで、パーツの配列、形状、サイズ、及び、構
成といった事項に変更を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】シールド式CRTディスプレイの透視図であ
る。
【図2】細部を示すため、部分的に切り欠いた図1のC
RTディスプレイの背面透視図である。
【図3】シールド式CRTディスプレイ構造の単純な概
略図である。
【図4】シールド式CRTディスプレイ構造のより詳し
い概略図である。
【図5】細部を示すため、2次エンクロージャのカバー
の上部取り除いた、図1のCRTディスプレイの平面図
である。
【図6】細部を示すため、1次シールドを部分的に切り
欠いた図1のCRTディスプレイの背面図である。
【図7】図1のCRTディスプレイの第2の陽極フィル
タ・アセンブリに関する透視図である。
【図8】本発明のシールド式CRTディスプレイに利用
される導波管ネック・シールドの代替実施例に関する透
視図である。
【図9】本発明のシールド式CRTディスプレイに利用
される導波管ネック・シールドのもう1つの代替実施例
に関する透視図である。
【符号の説明】
10:CRTディスプレイ、12:2次エンクロージ
ャ、14:1次エンクロージャ、16:導波管ネック・
シールド、18:CRT、20:第2の陽極フィルタ、
22:ネック部分、24:CRTエンベロープ、26:
表示面、28:導電性アクアダグ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面を有し、この表示面に関連した内
    部導電層を備えたCRT(陰極線管)と、 前記内部導電層を接地するための手段と、 前記陰極線管を密閉するため前記内部導電層に導電的に
    結合され、前記CRTの前記表示面を突き出すために形
    成されたアパーチャを有するシールド・エンクロージャ
    と、 を有することを特徴とするシールド式CRT。
  2. 【請求項2】 ネック部分とシールドされない表示面を
    備えたCRTと、 前記CRTを密閉し、その電磁放射を阻止するためのも
    ので、前記表示面が前記アパーチャを通って突き出てい
    る2次シールド手段とを備え、この2次シールド手段
    が、 前記表示面に関連した内部導電層を備え、これに導電的
    に結合された前記CRTを密閉するためのエンクロージ
    ャ手段と、 前記エンクロージャ手段に結合された前記内部導電層を
    接地するための手段と、 前記CRTの前記ネック部分と同軸をなす少なくとも1
    つの部分を備え、前記CRTからの電磁放射を阻止する
    ことによって、前記表示面及び前記2次シールド手段の
    前記アパーチャを介した電磁放射を減少させる、前記2
    次シールド手段の内部に位置する1次シールド手段から
    成ることを特徴とするシールド式CRT。
  3. 【請求項3】 CRTの表示面部分に関連したそのCR
    Tの内部に導電層を形成するステップと、 シールド・エンクロージャ内に、前記CRTを密閉し、
    前記CRTの前記表示面部分が前記シールド・エンクロ
    ージャのアパーチャを通って延びるようにするステップ
    と、 前記シールド・エンクロージャに対して前記導電層の導
    電的に結合させるステップと、 前記シールド・エンクロージャに結合された前記導電層
    を無効経路を介して接地するステップとから構成される
    CRTからのRF放射をシールドするための方法。
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