JPH06303493A - 撮像装置の映像ブレ防止装置 - Google Patents

撮像装置の映像ブレ防止装置

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JPH06303493A
JPH06303493A JP5087360A JP8736093A JPH06303493A JP H06303493 A JPH06303493 A JP H06303493A JP 5087360 A JP5087360 A JP 5087360A JP 8736093 A JP8736093 A JP 8736093A JP H06303493 A JPH06303493 A JP H06303493A
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JP
Japan
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signal
image
video
image pickup
synchronization
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Application number
JP5087360A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Oshiro
和久 大城
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Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像装置上に発生する映像ブレを防止するた
めの装置に関し、水平CCD転送信号に高速転送部を設
けることなく転送を行ない、映像信号に及ぼす悪影響を
抑える撮像装置の映像ブレ防止装置を提供することを目
的とする。 【構成】 表示すべき画素数よりも多くの画素を含み、
入射された光を電気信号に光電変換するCCD撮像手段
と、CCD撮像手段の振動を検出し、振動信号を出力す
る映像ブレ検出手段と、CCD撮像手段により光電変換
された映像信号の1走査水平期間の信号を記録する情報
記録媒体と、情報記録媒体に書き込を行う第1同期信号
と第1同期信号より低周波数であり、情報記録媒体から
読み出しを行う第2同期信号を生成する同期信号発生手
段と、振動信号に応じて、第1同期信号に同期して書き
込み制御信号を生成し、第2同期信号に同期して読み出
し制御信号を生成するメモリ制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像装置に伴う制御装
置に関し、特に撮像装置上に発生する映像ブレを防止す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置を用いたカメラ一体型VT
Rの小型化および軽量化に伴い、手の小刻みな振動によ
る手ブレが映像に悪影響を及ぼすようになった。この手
ブレを伴う映像を補正する機能が望まれている。
【0003】図6は、手ブレした映像を補正する従来の
方法を説明するための概念図である。全画素領域50
は、固体撮像素子の有効な全画素領域であり、映像信号
として利用する領域よりも広い面積を有する。第1走査
映像画素領域51は、映像信号の基準となる画素領域で
あり、手ブレのない場合はこの領域の映像が採用され
る。第2走査映像画素領域52は、第1走査映像画素領
域51と同一面積であり、手ブレにより移動した映像の
うち本来望まれる映像の画素領域である。すなわち、第
1走査映像画素領域51に結像すべき映像が手ブレによ
って、第2走査映像画素領域52に結像してしまってい
る。
【0004】全画素領域50をそのまま表示すれば、手
ブレによって映像は乱れてしまう。しかし、初めに基準
となる第1走査映像画素領域51の映像を表示し、その
後は、手ブレが生じても対応する第2走査映像画素領域
52を取り出して表示すれば、手ブレを補正した映像が
得られる。
【0005】そこで、手ブレにより移動した第2走査映
像画素領域52を第1走査映像画素領域51と同等に読
み出す必要がある。必要な画面の大きさは一定であるの
で、全画素領域50から所望の位置の映像信号のみを取
り出し、他の映像信号は廃棄すればよい。
【0006】垂直CCD転送信号62は、第1走査映像
画素領域51の垂直方向のCCD転送信号であり、全画
素領域50の中央部走査線を正規速度で転送し、上下の
不要領域の走査線は、高速転送部61によって高速転送
する。垂直CCD転送信号64は、第2走査映像画素領
域52の垂直方向のCCD転送信号であり、第2走査映
像画素領域52に対応する走査線を正規速度で転送し、
その上下の不要領域は、高速転送部63によって高速転
送する。
【0007】水平CCD転送信号72は、第1走査映像
画素領域51の水平方向のCCD転送信号であり、第1
走査映像画素領域51に含まれる部分を正規速度で転送
し、その左右の不要部は、高速転送部71によって高速
転送する。
【0008】水平CDD転送信号74は、第2走査映像
画素領域52の水平方向のCCD転送信号であり、第2
走査映像画素領域に含まれる部分を正規速度で転送し、
その左右の不要部は、高速転送部73によって高速転送
する。
【0009】手ブレ検出回路によって、第1走査映像画
素領域51と第2走査映像画素領域52との映像ずれを
検出し、垂直方向の補正信号と水平方向の補正信号を得
る。これらの補正信号は、第2走査映像画素領域52の
位置を特定するものであり、第2走査映像画素領域52
に含まれない不要画素を特定する信号でもある。
【0010】垂直方向及び水平方向にそれぞれ補正を行
なって、第2走査映像画素領域52を読み出す手順を説
明する。レンズを通してCCDに蓄えられた電荷を垂直
CCD転送信号64を用いて転送する。この際に、全画
素領域50の内にあるが第2走査映像画素領域52の外
である画素は映像表示には不必要な画素であるので、高
速転送部63にて電荷を高速に転送する。
【0011】高速転送部63aと63bにおいて何本の
走査線を高速転送するかにより、補正を行なう移動量が
決まる。そこで、手ブレ検出回路により検出された垂直
方向の補正信号に応じて、高速転送部63aと63bの
走査線数を変化させ、垂直方向の映像ずれの補正を行な
う。
【0012】水平方向も同様にして、手ブレ検出回路よ
り検出された水平方向の補正信号に応じて、高速転送部
73aと73bの転送画素数を変化させ、水平方向の映
像ずれの補正を行なう。
【0013】垂直方向と水平方向の映像ずれの補正を行
なうことにより、第2走査映像画素領域52を取り出し
て表示を行い、手ブレの影響を極力受けない映像を得
る。リサンプリング方式のディジタル信号補正処理は、
映像信号をフィールドメモリに記憶して、手ブレ補正し
た方向と量に対応して、メモリ上に記憶した映像信号の
一部分を切り出す。そして、電子ズーム処理により、切
り出した映像を拡大して元の映像表示領域の大きさに戻
し、拡大することによって失われた映像情報を補間す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像ブレ防止装
置では、垂直CCD転送信号62、64中に高速転送部
61、63が設けられ、水平CCD転送信号72、74
中にも高速転送部71、73が設けられている。
【0015】固体撮像装置には、画素の黒レベル基準値
を得るためのオプティカルブラック(OB)部が構成さ
れている。このOB部の転送信号は、各水平CCD転送
信号の間に転送されるので、OB部の転送信号が転送さ
れた後に高速転送部の転送信号が転送される。高速転送
部61、63、71、73においては、CCD上の電荷
を高速に転送するために、OB部の転送信号に悪影響を
与える。
【0016】リサンプリング方式の補正を行なうには、
フィールドメモリと電子ズーム処理装置が必要であるた
め、小型化、軽量化、低消費電力化等が困難である。本
発明の目的は、水平CCD転送信号に高速転送部を設け
ることなく転送を行ない、映像信号に及ぼす悪影響を抑
える撮像装置の映像ブレ防止装置を提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置の映像
ブレ防止装置は、表示すべき画素数よりも多くの画素を
含み、入射された光を電気信号に光電変換するCCD撮
像手段と、CCD撮像手段の振動を検出し、振動信号を
出力する映像ブレ検出手段と、CCD撮像手段により光
電変換された映像信号の1走査水平期間の信号を記録す
る情報記録媒体と、情報記録媒体に書き込を行う第1同
期信号と第1同期信号より低周波数であり、情報記録媒
体から読み出しを行う第2同期信号を生成する同期信号
発生手段と、振動信号に応じて、第1同期信号に同期し
て書き込み制御信号を生成し、第2同期信号に同期して
読み出し制御信号を生成するメモリ制御手段とを有す
る。
【0018】
【作用】水平映像信号において、映像表示に不必要な不
要画素領域の信号をメモリ制御により映像信号から除去
することにより、一走査線分の映像信号の一部を高速転
送する必要がなくなる。メモリ制御手段により、メモリ
への書込み信号とメモリからの読出し信号のタイミング
を異ならせ、必要な映像情報を所定時間長で取り出す。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の実施例による撮像装置の手
ブレ防止装置の構成を示すブロック図である。外界から
入射する光はレンズ1を通り、固体撮像素子2上に結像
する。結像された像は、固体撮像素子により電気信号に
変換される。
【0020】手ブレ検出回路22は、手ブレによる小刻
みな振動の方向と量を検出する。本実施例では、2次元
の映像を固体撮像素子上に結像している。手ブレ検出装
置22は垂直方向の移動量である垂直補正信号Δvと水
平方向の移動量である水平補正信号Δhを出力する。
【0021】手ブレ検出回路22は、ジャイロによる角
速度センサを用いて角速度検出を行なうことにより、垂
直方向と水平方向の補正信号を得ることができる。垂直
方向と水平方向の2つのジャイロを設けることにより、
垂直補正信号Δvと水平補正信号Δhを得る。
【0022】また、ジャイロを用いる代わりに、現在の
映像と1フレーム前の映像とを比較して、映像がどれだ
け動いたかを検出する動きベクトル検出によって、手ブ
レ検出回路を構成してもよい。
【0023】手ブレ検出回路22から出力された垂直補
正信号Δvは、CCD駆動回路21に入力され、垂直補
正信号Δvに応じた補正を行なうように固体撮像素子の
垂直方向のCCD転送を制御する。
【0024】固体撮像素子2より一定速度で出力された
映像のアナログ信号は、A/D変換器3によってディジ
タル信号に変換され、水平映像信号HS1を得る。水平
映像信号HS1は、ラインメモリ14に入力される。水
平映像信号HS1は、一走査線内に必要数以上の画素を
含んでおり、高いクロック信号Aに同期している。
【0025】メモリ制御回路11の書込み制御部12
は、クロック信号Aに同期して書込みパルスを生成す
る。書込みパルスは、メモリ制御回路11からラインメ
モリ14に入力される。ラインメモリ14に入力された
水平映像信号HS1の内必要画素数分のみが、書込みパ
ルスに対応して、ラインメモリ14に書き込まれる。
【0026】メモリ制御回路11の読出し制御部13
は、低いクロック信号Bに同期してラインメモリ14の
水平映像補正信号HS2を読み出し、ディジタル信号処
理回路15に出力する。クロック信号Aとクロック信号
Bは、クロック発生回路31において発生する。
【0027】手ブレ検出回路22より出力された水平補
正信号Δhは、メモリ制御回路11に入力される。メモ
リ制御回路11の書込み制御部13は、水平補正信号Δ
hに応じた水平方向の補正を行なうタイミングにてライ
ンメモリ14に書き込みを行う。
【0028】ディジタル信号処理回路15は、ラインメ
モリ14からの水平映像補正信号HS2を入力とし、Y
/C分離などの必要なディジタル信号処理を行ない、D
/A変換器16においてディジタル信号からアナログ信
号への変換を行なう。そして、そのアナログ映像信号を
モニタ表示装置に映像表示する。
【0029】図3は、図1に示す固体撮像素子2に対応
する画素の構成を示す概念図である。全画素領域50
は、固体撮像素子の有効な全画素領域である。第1走査
映像画素領域51は、基準となる画素領域であり、表示
画面に対応した大きさを有し、手ブレのない場合はこの
領域の映像が表示される。第2走査映像画素領域52
は、手ブレにより移動した映像のうち本来望まれる映像
の画素領域である。
【0030】図1に示す手ブレ検出回路22によって、
第1走査映像画素領域51と第2走査映像画素領域52
との映像ずれを検出し、垂直補正信号Δvと水平補正信
号Δhを得る。CCD駆動回路21は、垂直補正信号Δ
vを受けて、垂直方向のCCD転送を制御する。
【0031】垂直CCD転送信号62は、第1走査映像
画素領域51の垂直方向のCCD転送信号であり、垂直
CCD転送信号64は、第2走査映像画素領域52の垂
直方向のCCD転送信号である。高速転送部61は、垂
直CCD転送信号62の高速転送部であり、高速転送部
63は、垂直CCD転送信号64の高速転送部である。
【0032】手ブレのない時には、第1走査映像画素領
域51の映像領域が表示される。この時、表示に不必要
な第1不要画素領域は、全画素領域50において第1走
査映像画素領域51の外の画素領域である。
【0033】そして、手ブレにより、表示を行いたい映
像領域が、第2走査映像画素領域52の位置に移動した
時には補正を行い、第2走査映像画素領域52の映像領
域を表示させる。この時、表示に不必要な第2不要画素
領域は、全画素領域50において第2走査映像画素領域
52の外の画素領域である。
【0034】したがって、表示する上では不必要な画素
領域は、手ブレのない場合には第1不要画素領域であ
り、手ブレが生じたときには第2不要画素領域となる。
図1に示す手ブレ検出回路22より検出された垂直補正
信号Δvに応じて、CCD駆動回路21は垂直方向のC
CD転送を制御する。CCD駆動回路21は、高速転送
部63で不要画素の高速転送を行なう。
【0035】水平CCD転送信号41は、垂直方向の不
要画素が除去された転送信号が水平方向にCCD転送さ
れたものであり、高速転送部は持たない。水平CCD転
送信号41は、固体撮像素子2より出力され、A/D変
換器を介して、水平映像信号HS1となる。つまり、水
平映像信号HS1は、垂直方向の不要画素は含んでいな
いが、水平方向の不要画素は含んでいる映像信号であ
る。
【0036】図4は、図1に示すラインメモリ14のメ
モリ駆動制御タイミング図である。水平映像信号HS1
は、ラインメモリ14に入力され、メモリ制御回路11
の書込み制御部12の制御を受けてラインメモリ14に
書き込まれる信号である。水平映像補正信号HS2は、
メモリ制御回路11の読出し制御部13により、ライン
メモリ14から読み出された信号である。
【0037】水平同期信号の1水平走査期間(1H)内
において、メモリ駆動制御のタイミングを説明する。水
平映像信号HS1は、図1に示す固体撮像素子2から出
力された信号をA/D変換器3にてアナログ信号からデ
ィジタル信号に変換された信号である。水平映像信号H
S1内の全画素信号80は、図3に示す全画素領域50
の内の1ラインの画素信号に相当する。
【0038】全画素信号80は、不要画素信号81と有
効画素信号83とから成り、有効画素信号83の両端に
不要画素信号81a,81bが配置され、不要画素信号
81a、有効画素信号83、不要画素信号81bの時間
順で並ぶ。有効画素信号83は、図3に示す第2走査映
像画素領域52の画素信号に相当する。不要画素信号8
1は、全画素領域50の内であるが第2走査映像画素領
域52の外にある第2不要画素領域の画素信号に相当す
る。
【0039】メモリ駆動制御信号は、図1に示すメモリ
制御回路11において、手ブレ検出回路22で生成され
た水平補正信号Δhに応じて形成される信号である。不
要画素信号81は映像を表示する上では不必要な信号で
あるので、メモリ駆動制御信号は、不要画素信号81a
の期間中はオフ信号を出す。
【0040】メモリ駆動制御信号がオン信号の時に、メ
モリ制御回路11は水平映像信号HS1をラインメモリ
14に書き込む。したがって、メモリ制御回路11は、
不要画素信号81aをラインメモリ14には書き込まず
に、有効画素信号83の先頭からラインメモリ14に書
き込みを始める。
【0041】有効画素信号83は、1H内の映像信号幅
にまで引き伸ばす必要がある。そこで、メモリ制御回路
11の書込み制御部12に入力されるクロック信号Aよ
りも低周波の読出し制御用クロック信号Bにより、正規
の時間長を有する水平映像補正信号HS2の信号を読み
出す。
【0042】1H内の映像信号に変換された後の不要画
素信号81bは、水平映像補正信号HS2に変換されな
い。したがって、水平映像補正信号HS2は、有効画素
信号83が変換された信号であり、不要画素信号81は
除去されている。
【0043】図5は、図1に示すラインメモリ14のメ
モリ動作を説明するためのタイミング図である。メモリ
駆動制御信号と書込みパルスは、図1のメモリ制御回路
11において形成される。基準クロック信号とクロック
信号Aとクロック信号Bは、図1のクロック発生回路3
1において発生する。
【0044】メモリ駆動制御信号がオフ信号の時には、
書込みパルスが発生せず、ラインメモリ14は書込み禁
止状態になる。書込みパルスが発生し、メモリ駆動制御
信号がオン信号の時には、書込み可能状態となる。
【0045】基準クロック信号は、図1に示すクロック
発生回路31にて発生し、固体撮像素子2内の垂直方向
のCCD転送クロック、水平方向のCCD転送クロッ
ク、色副搬送波、クロック信号A及びクロック信号B等
の基準となり、各クロック信号は基準クロック信号を基
に作られる。
【0046】基準クロック信号より作られたクロック信
号Aとクロック信号Bとの周波数比である転送周波数比
を4対3に設定した場合について図5を参照して説明す
る。書込みパルスは、メモリ制御回路11の書込み制御
部12において、メモリ駆動制御信号がオンの時クロッ
ク信号Aに基づいて同一周波数で生成される。水平映像
信号HS1は、書込みパルスをタイミングとしてライン
メモリ14の書込みアドレスWAに書込みデータWDと
して書き込まれる。
【0047】ラインメモリ14に書き込まれた書込みデ
ータWDは、メモリ制御回路11の読出し制御部13が
クロック信号Bに同期して読出しアドレスRAを供給す
ると、読出しデータRDとして読み出される。転送周波
数比を変化させることにより、水平映像信号HS1から
水平映像補正信号HS2への引き伸ばし率が変わる。
【0048】転送周波数比を4対3に設定したことによ
り、クロック信号Aの4パルス分の時間はクロック信号
Bの3パルス分の時間に相当する。つまり、クロック信
号Aとクロック信号Bの周波数比が4対3となる。
【0049】メモリ駆動制御信号がオン信号の状態にお
いて、最初のクロック信号Aの4パルスによりラインメ
モリ14の書込みアドレスWA0〜3に書込みデータW
D0〜3の4データが書き込まれる。その期間中は、ク
ロック信号Bの3パルスに相当し、ラインメモリ14の
読出しアドレスRA0〜2から読出しデータRD0〜2
の3データが読み出される。
【0050】以上、転送周波数比が4対3の場合につい
て説明したが、クロック信号Aとクロック信号Bの周波
数比は任意の整数比であれば、自由に設定ができる。図
2は、図1の手ブレ防止装置に電子ズーム機能を付加し
た実施例の構成を示すブロック図である。外界から入射
する光はレンズ1を通り、固体撮像素子2上に結像す
る。結像された像は、固体撮像素子により電気信号に変
換される。
【0051】手ブレ検出回路22は、手ブレによる小刻
みな振動の方向と量を検出し、垂直方向の移動量である
垂直補正信号Δvと水平方向の移動量である水平補正信
号Δhを出力する。
【0052】手ブレ検出回路22において検出された垂
直補正信号Δvは、CCD駆動回路21に入力され、垂
直補正信号Δvに応じた補正を行なうように固体撮像素
子の垂直方向のCCD転送を制御する。
【0053】固体撮像素子2より出力された映像のアナ
ログ信号は、A/D変換器3によってディジタル信号に
変換され、メモリ制御回路11の書込み制御部12によ
りクロック信号Aに同期してフィールドメモリ17に書
き込まれる。
【0054】メモリ制御回路11の読出し制御部13
は、クロック信号Bに同期してラインメモリ14の読出
しデータを読み出し、ディジタル信号処理回路15に送
る。クロック信号Aとクロック信号Bは、クロック発生
回路31において発生する。
【0055】手ブレ検出回路22より出力された水平補
正信号Δhは、メモリ制御回路11Bと電子ズーム処理
回路18に入力される。メモリ制御回路11Bは、水平
補正信号Δhに応じた水平方向の補正を行なうタイミン
グにおいてフィールドメモリ17に書き込みを行う。
【0056】フィールドメモリ17の映像信号は、電子
ズーム処理回路18に入力される。電子ズーム処理を行
なうためには、映像信号をフィールドメモリに一度記憶
し、電子ズーム処理回路において映像信号の一部を切り
出し拡大を行なう必要がある。この際に必要なフィール
ドメモリ17は、図1に示すラインメモリ14の機能を
兼ねることができるので、図1の実施例1に対してその
他特別な変更を必要としない。
【0057】電子ズーム処理回路18において処理され
た映像信号は、ディジタル信号処理回路15に入力され
る。ディジタル信号処理回路15は、Y/C分離などの
必要なディジタル信号処理を行ない、D/A変換器16
においてディジタル信号からアナログ信号への変換を行
なう。そして、そのアナログ映像信号をモニタ表示装置
により映像表示する。
【0058】以上のように、水平方向のCCD転送は高
速駆動を行なうことなく、不要画素信号を除去すること
により、映像信号に悪影響を及ぼすことが少なくなる。
手ブレ補正を行った第2走査映像画素領域を映像表示領
域の大きさに変換する際に必要とする映像信号の記憶容
量はラインメモリで十分であり、転送周波数比を変化さ
せることにより、電子ズーム処理回路を必要とせずに映
像信号を作成することができる。
【0059】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0060】
【発明の効果】水平方向のCCD転送は高速駆動を行な
うことなく、不要画素信号を除去することにより、映像
信号に及ぼす悪影響を抑えることができ、映像ブレ防止
装置の小型軽量化、低消費電力化、低価格化等や画質劣
化の改善等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による撮像装置の手ブレ防止装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の手ブレ防止装置に電子ズーム機能を付加
した実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す固体撮像素子に対応する画素の構成
を示す概念図である。
【図4】図1に示すラインメモリのメモリ駆動制御タイ
ミング図である。
【図5】図1に示すラインメモリのメモリ動作のタイミ
ング図である。
【図6】手ブレした映像を補正する従来の方法を説明す
るための概念図である。
【符号の説明】
HS1 水平映像信号 HS2 水平映像補正信号 Δh 水平補正信号 Δv 垂直補正信号 1 レンズ 2 固体撮像素子 11 メモリ制御回路 12 書込み制御部 13 読出し制御部 14 ラインメモリ 22 手ブレ検出回路 31 クロック発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示すべき画素数よりも多くの画素を含
    み、入射された光を電気信号に光電変換するCCD撮像
    手段(2)と、 前記CCD撮像手段の振動を検出し、振動信号を出力す
    る映像ブレ検出手段(22)と、 前記CCD撮像手段により光電変換された映像信号の1
    走査水平期間の信号を記録する情報記録媒体(14)
    と、 前記情報記録媒体に書き込を行う第1同期信号と前記第
    1同期信号より低周波数であり、前記情報記録媒体から
    読み出しを行う第2同期信号を生成する同期信号発生手
    段(31)と、 前記振動信号に応じて、前記第1同期信号に同期して書
    き込み制御信号を生成し、前記第2同期信号に同期して
    読み出し制御信号を生成するメモリ制御手段(11)と
    を有する撮像装置の映像ブレ防止装置。
  2. 【請求項2】 表示すべき画素数よりも多くの画素を含
    み、入射された光を電気信号に光電変換するCCD撮像
    手段(2)と、 前記CCD撮像手段の振動を検出し、振動信号を出力す
    る映像ブレ検出手段(22)と、 前記CCD撮像手段により光電変換された映像信号の1
    フィールドの信号を記録する情報記録媒体(17)と、 前記情報記録媒体に書き込を行う第1同期信号と前記第
    1同期信号より低周波数であり、前記情報記録媒体から
    読み出しを行う第2同期信号を生成する同期信号発生手
    段(31)と、 前記振動信号に応じて、前記第1同期信号に同期して書
    き込み制御信号を生成し、前記第2同期信号に同期して
    読み出し制御信号を生成するメモリ制御手段(11)
    と、 前記振動信号に応じて前記情報記録媒体に記録されてい
    る映像の拡大と縮小を行なう映像ズーム手段(18)と
    を有する撮像装置の映像ブレ防止装置。
  3. 【請求項3】 CCD撮像手段に像を投影し、映像信号
    を得る工程と、 CCD撮像手段に投影された前映像と現映像のブレを検
    出する工程と、 映像ブレ検出手段より得られた振動信号に応じて、CC
    D撮像手段より得られた映像信号を書込み同期信号に基
    づいて情報記録媒体に書き込みを行い、読出し同期信号
    に基づいて情報記録媒体から読み出しを行う工程と、 前記読出し同期信号と異なる周波数の前記書込み同期信
    号を生成する工程とを含む撮像装置の映像ブレ防止方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651041B1 (ko) * 2003-08-12 2006-11-29 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 디지털 카메라 및 고체촬상장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100651041B1 (ko) * 2003-08-12 2006-11-29 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 디지털 카메라 및 고체촬상장치

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