JPH06303150A - 誤り訂正処理方法 - Google Patents

誤り訂正処理方法

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JPH06303150A
JPH06303150A JP5083177A JP8317793A JPH06303150A JP H06303150 A JPH06303150 A JP H06303150A JP 5083177 A JP5083177 A JP 5083177A JP 8317793 A JP8317793 A JP 8317793A JP H06303150 A JPH06303150 A JP H06303150A
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syndrome
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Masaru Nakamura
勝 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】誤り訂正の信頼性の向上を図る。 【構成】シンドローム多項式が全符号共オール“0”か
の判断を行う。オール“0”であればノーエラーと判断
し、オール“0”でなく、上位t位の符号が“0”かの
確認をする。上位t位の符号が“0”の時は訂正不能と
判断して訂正は行わない。上位t位の符号が“0”でな
い時は、B-1(X)、B0 (X)、R-1(X)、R
0 (X)に初期設定、及びiに1を設定し、R
i-2 (X)/Ri-1 (X)の除算を行い、Ri (X)、
i (X)の算出を行う。除算による剰余多項式の次数
とtとの比較を行う。剰余多項式の次数がtより高けれ
ば、iに1を加算する。iに1を加算したときは、再度
除算を行い、剰余多項式の次数がtより低くなるまで繰
り返し行う。剰余多項式の次数がtより低くなった時、
i (X)が誤り位置多項式σ(X)に、Ri (X)が
誤り数値多項式η(X)となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り訂正処理方法に関
し、特にリードソロモン符号を含む符号の復号に適用で
きる誤り訂正処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誤り訂正処理方法について図面を
参照して説明する。
【0003】図5,図6はそれぞえ第1,第2の従来例
を示すユークリッドアルゴリズムのフローチャートであ
る。
【0004】まず、図5に示す第1の従来例のエラー訂
正時におけるユークリッドアルゴリズムについて説明す
る。
【0005】ここで、B0 (X)は今求まっている誤り
位置多項式を、B-1(X)は、1つ前の演算で求まった
誤り位置多項式を、Bi (X)はi回後の演算で求まる
誤り位置多項式を示し、R0 (X)は今求まっている誤
り数値多項式を、R-1(X)は1つ前の演算で求まった
誤り数値多項式を、Riはi回数後の演算で求まる誤り
数値多項式を示す。初期設定としてステップ51でB-1
(X)に0を、B0 (X)に1を、R-1(X)にX
2tを、R0 (X)にS(X)を代入する。ここでtは最
大誤り訂正能力数、S(X)はシンドローム多項式であ
る。
【0006】i=1とし、ステップ52、ステップ53
でRi-1 (X)/Ri-1 (X)=Qi (X),R
i-2 (X)−Ri-1 (X)・Qi (X)=Ri (X),
i-2 (X)−Bi-1 (X)・Qi (X)の演算を行
い、商Q1 (X)を求めてから、R1(X)、B
1 (X)を求める。そして、ステップ54においてR1
(X)の次数とtとの比較を行う。この結果、R
1 (X)の次数がtより下がっていれば、ステップ56
でB1 (X)が誤り位置多項式σ(X)に、R1 (X)
が誤り数値多項式η(X)となる。R1 (X)の次数が
tより高ければステップ55でiに1を加算して2と
し、再びステップ52、ステップ53の演算を行い、R
i (X)の次数がtより低くなるまで繰り返し行う。低
くなった時点で、Bi (X)が誤り位置多項式σ(X)
に、Ri (X)が誤り数値多項式η(X)となる。
【0007】このσ(X)、η(X)を用いることでエ
ラーロケーション、エラーパターンを求めることがで
き、訂正が可能となる。
【0008】次に図6に示す第2の従来例のエラー訂
正、イレージャ訂正混在時におけるユークリッドアルゴ
リズムについて説明する。
【0009】初期設定としてステップ61でB-1(X)
に0をB0 (X)に1を、R-1(X)にX2tを、R
0 (X)に[σK (X)・S(X)]modX2tを代入
する。こでtは最大誤り訂正能力数、σK (X)はイレ
ージャロケーション多項式、S(X)はシンドローム多
項式である。
【0010】i=1とし、ステップ62,63において
i-1 (X)/Ri-1 (X)=Qi(X),R
i-2 (X)−Ri-1 (X)・Qi (X)=Ri (X),
i-2 (X)−Bi-1 (X)・Qi (X)の演算を行
い、ステップ64においてR1 (X)の次数とu=
「(d−1+k)/2」との比較を行う。ここでdは受
信符号と送信符号間の訂正可能な符号間最小距離、kは
イレージャ数である。この結果、R1(X)の次数がu
より下がっていれば、ステップ66でB1 (X)が誤り
位置多項式σ(X)に、R1 (X)が誤り数値多項式η
(X)となる。R1 (X)の次数がuより高ければステ
ップ65でiに1を加算して2とし、再びステップ6
2,63の演算を行い、R1 (X)の次数がuより低く
なるまで繰り返し行う。低くなった時点で、Bi (X)
が誤り位置多項式σ(X)に、R1 (X)が誤り数値多
項式η(X)となる。
【0011】イレージャ訂正においても、このσ
(X)、η(X)を用いることでエラーロケーション、
エラーパターンを求めることができ、訂正が可能とな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この第1の従来例の誤
り訂正処理方法では、初期設定時に与えられるシンドロ
ーム多項式S(X)が、全符号共オール“0”でなく、
即ちエラーが存在し、且つ上位t位の符号がすべて
“0”、つまり初期時から次数がtより下がっている場
合、このままiに1を与えて演算しようとすると、誤っ
たB1 (X)、R1 (X)の値が得られ、結果として誤
り訂正を行ってしまうという問題点があった。
【0013】また、第2の従来例の誤り訂正処理方法で
は、イレージャ訂正の際の判定条件となっているu=
「(d−1+k)/2」において、i=1を与える以前
の初期設定の時点から、R0 (X)の次数がuより下が
っている場合に対する設定がなく、このままiに1を与
えて演算してしまっては、本来訂正可能なデータ列に対
し、誤ったBi (X)、Ri (X)を算出し、誤り訂正
を行ってしまうという問題点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の誤り訂正処理方
法は、複数のデジタル符号列からなる入力信号の誤り位
置を算出する誤り位置多項式及び誤り数値を算出する誤
り数値多項式を求めることができる第1のユークリッド
アルゴリズムを備え、前記入力信号に対して予め定めら
れた最大誤り訂正能力数t(t≧1の整数)のシンドロ
ーム多項式演算を行い、このシンドローム多項式の演算
結果のシンドローム符号列が全て“0”でないかの第1
の判定を行い、この第1の判定結果、前記シンドローム
符号列が全て“0”の場合には前記入力信号は誤りなし
とし、前記シンドローム符号列の全てが“0”でない場
合には前記シンドローム符号列の上位t位まで全て
“0”でないかの第2の判定を行い、この第2の判定結
果全てが“0”でないと判定された場合のみ前記シンド
ローム符号列に対し前記第1のユークリッドアルゴリズ
ムによる前記誤り位置多項式及び前記誤り数値多項式の
演算を行う。
【0015】また、本発明の誤り訂正処理方法は、複数
のデジタル符号列からなる入力信号をイレージャロケー
ション多項式でイレージャ訂正を行って、前記入力信号
の誤り位置を算出する誤り位置多項式及び誤り数値を算
出する誤り数値多項式を求めることができる第2のユー
クリッドアルゴリズムを備え、前記入力信号に対して予
め定められた最大誤り訂正能力数t(t≧1の整数)の
シンドローム多項式演算を行い、このシンドローム多項
式の演算結果のシンドローム符号列が全て“0”でない
かの第1の判定を行い、この第1の判定結果、前記シン
ドローム符号列が全て“0”の場合には前記入力信号は
誤りなしとし、前記シンドローム符号列の全てが“0”
でない場合には前記シンドローム符号列の上位t位まで
全て“0”でないかの第2の判定を行い、この第2の判
定結果、全てが“0”でないと判定された場合のみ前記
シンドローム符号列に対し前記第2のユークリッドアル
ゴリズムによるイレージャーロケーション多項式,前記
誤り位置多項式及び前記誤り数値多項式の演算を行う。
【0016】この構成において、前記第2のユークリッ
ドアルゴリズムは、前記第2の判定結果、前記シンドロ
ーム符号列の上位t位までの全てが“0”でないと判定
された場合に、前記シンドローム符号列の符号をXと
し、前記シンドローム符号列の多項式をS(X)、今求
まっている誤り位置多項式及び誤り数値多項式をそれぞ
れB0 (X)及びR0 (X)、1つ前の演算で求まった
誤り位置多項式及び誤り数値多項式をそれぞれB
-1(X)及びR-1(X)、i回(i≧0の整数)後の演
算で求まる誤り位置多項式及び誤り数値多項式をそれぞ
れBi (X)及びRi (X)、誤り訂正能力数をt、符
号間最小距離をd、イレージャ数をk(t,d,kは共
に1以上の整数)、kイレージャの予め定められたイレ
ージャ多項式をσk (X)と表して、B-1(X)を0
に、B0 (X)を1に、R-1(X)をX2tに、R
0 (X)に〔σK (X)・S(X)〕modX2tの演算
結果を代入して初期設定をし、R0 (X)の多項式が予
め定められた次数判定条件を満足するのかどうかの第3
の判定を行い、この第3判定の結果、前記初期設定で前
記次数判定条件を満足する場合には、B0 (X)を誤り
位置多項式σ(X)とするとともにR0 (X)を誤り数
値多項式η(X)とし、前記初期設定で前記次数判定条
件を満足しない場合には、i=1からi回のR
i-2 (X)/Ri-1 (X)=Qi (X)と定義して、 Ri-2 (X)−Ri-1 (X)・Qi (X)=Ri (X) Bi-2 (X)−Bi-1 (X)・Qi (X)=Bi (X) の演算を順次行い、このi回目の演算結果、前記次数判
定条件を満足させる場合に、Bi (X)=σ(X),R
i (X)=η(X)とする。
【0017】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0018】図1は本発明の第1の実施例のアルゴリズ
ムを示すフローチャート、図2は第1の実施例における
シンドローム演算回路のブロック図、図3は第1の実施
例におけるシンドローム符号の全“0”および上位8位
までのシンドローム符号の全“0“を判定する判定回路
である。
【0019】図2において、第1の実施例におけるシン
ドローム演算回路は各位が8ビット入力による0位から
15位までの16個の演算回路から成り、第i位(i=
0〜15)の演算回路は、今回の入力8ビットと前回の
演算結果の8ビットとを加算する加算回路111i と、
加算回路111i の結果に定数αi を乗ずる乗算回路1
12i と、乗算回路112i の結果を加算回路111i
へフィードバックするレジスタ(D)113i とを有し
て構成している。
【0020】図3において、第1の実施例における判定
回路は、第i位(i=1〜15)の入力8ビットに対す
るNOR114i と、NOR1140 〜NOR11415
の各出力の論理積ととってシンドローム符号の全“0”
を検出するAND115と、NOR1149 からNOR
11415までの各出力の論理積をとって上位8位までの
シンドローム符号の全“0”を検出するAND116と
を有して構成している。
【0021】この実施例では符号間最小距離d=17、
最大誤り訂正能力数t=8として、処理の手順を説明す
る。
【0022】まず、ステップ11では図2に示すシンド
ローム演算回路で入力信号に対すシンドローム符号を算
出し、このシンドローム符号をシンドローム多項式S
(X)=S1515+S1414+…+S2 2 +S1 X+
0 として表す。このステープ11で図3に示す判定回
路のAND115の出力信号から各位の符号が全て
“0”でなく即ちS(X)≠0の場合にはステップ12
で図3に示す判定回路のAND116の出力信号から8
位以上の上位の符号が全て“0”でないと判定される
と、第1のユークリッドアルゴリズムによる演算が行わ
れる。
【0023】ここで、今求まっている誤り位置多項式を
0 (X),誤り数値多項式をR0(X)とし、1つ前
の演算で求まった誤り位置多項式をB-1(X),誤り数
値多項式をR-1(X)とし、i回後の演算で求まる誤り
位置多項式をBi (X),誤り数値多項式をRi (X)
と表す。
【0024】ステップ11の初期設定時に与えられるシ
ンドローム多項式S(X)において、初期時から次数が
tより下がっている場合、S(X)はシンドローム演算
より、S(X)=S1515+S1414+S1313……+
2 2 +S1 X+S0 の式で与えられる。X2tはt=
8であるからX16である。ここでステップ15におい
て、R-1(X)にX16を、R0 (X)にS1515+S14
14+S1313+……+S2 2 +S1 X+S0 が代入
され、i=1として、ステップ16,17においてR
i-2 (X)/Ri-1 =Qi (X),Ri-2 (X)−R
i-1 (X)・Qi (X),Bi-2 (X)−Bi-1 (X)
・Qi (X)の演算を行って、R-1(X)/R0 (X)
の徐算の商Q1 (X)、及びR1 (X)、B1 (X)の
算出が行われる。ここで被除数の次数が16次、除数の
次数が15次であるから、徐算を行った時、商は1次、
剰余は14次の多項式で表現される。この場合、剰余多
項式R1(X)の次数が14次であり、ステップ18に
おいて次数判定の結果、8次であるtより次数が高いの
で、ステップ19でiに1を加算して2とし、続いてス
テップ16,17においてR0 (X)/R1 (X)の徐
算の商Q2 (X)、及びR2 (X),B2 (X)の算出
を行い、剰余多項式の次数がtより低くなるまで繰り返
し行っていく。そして、低くなった時点で、ステップ2
0においてB1 (X)が誤り位置多項式σ(X)に、R
1 (X)が誤り数値多項式η(X)となる。
【0025】次にステップ11でS(X)が初期時から
15〜S9 が“0”であり、少なくともS8 が“0”で
ないS(X)=S8 8 +S7 7 +S6 6 +……+
22 +S1 X+S0 の場合について説明する。この
場合R-1(X)/R0 (X)の演算は被除数が16次、
除数が8次であるから、商は8次、剰余は7次の多項式
で表現される。これにより、剰余多項式R1 (X)の次
数は7次となり、8次であるt=8より低くなる。よっ
て、判定条件を満足し、B1 (X)が誤り位置多項式σ
(X)に、R1 (X)が誤り数値多項式η(X)とな
る。
【0026】次に、S(X)が初期時からS15〜S8
“0”であり、少なくともS7 が“0”でないS(X)
=S7 7 +S6 6 +……+S2 2 +S1 X+S0
の場合について説明する。この場合R-1(X)/R
0 (X)の演算は被除数が16次、除数が7次であるか
ら、商は9次、剰余は6次の多項式で表現される。これ
により剰余多項式は6次となり、判定条件を満足するこ
とになるが、R0 (X)が初期時から7次であり、判定
条件を満足しているとも考えられるので、徐算を行うべ
きか、或は訂正可能なデータなのか、別の考え方で判断
してみる。
【0027】次に、第1の実施例を原子多項式f(X)
=X8 +X4 +X2 +X+1とし入力信号の符号の多項
式が情報多項式W=(X−α15)として表される場合に
ついて説明する。この情報多項式W(X)が意味するの
はS15=W(α15)=α15−α15=0になるということ
である。このW(X)に任意の多項式T(X)を掛け合
わせたものを情報多項式と考えることもできる。W(α
15)=0であるので、W(X)・T(X)=0となる。
よって(X−α15)を含む任意の多項式はS15の項が
“0”になると考えられる。
【0028】この考えを更に用いてW(X)を(X−α
15)(X−α14)とするとS15、S14とも“0“にな
る。故にW(X)=(X−αn )(X−αn-1 )……に
“0”にしたいシンドロームの項の符号を用いること
で、シンドローム多項式の上位の項を任意の数だけ
“0”にすることが可能となる。S15=S14=S13=S
12=S11=S10=S9 =S8 =0ということは、W
(X)は(X−α15)(X−α14)(X−α13)(X−
α12)(X−α11)(X−α10)(X−α9 )(X−α
8 )を含んでいると言える。
【0029】ここで、T(X)=0とすると、W(X)
・T(X)=(X−α15)(X−α14)(X−α13
(X−α12)(X−α11)(X−α10)(X−α9
(X−α8 )=X8 +α183 7 +α254 6 +α232
5 +α264 +α0 3 +α452 +α252 X+α92
となる。これを符号長Nのデータ列で表してみると、
(0、0……0、0、α0 、α183 、α254 、α232
α26、α0 、α45、α252 、α92)というデータである
とみなすことができる。
【0030】ところで、符号長Nの“0”の符号語
(0、0、0、0、……、0、0、0、0)を送信語と
し、(0、0、……、0、0、α0 、α183 、α254
α232 、α26、α0 、α45、α252 、α92)を受信語と
したとき、これは“0”以外の項が9個あるので9エラ
ーであることが分かる。このときシンドロームはS15
14=……=S9 =S8 =0、S7 =α75、S6 =α
162 、S5 =α125 、S4 =α139 、S3 =α158 、S
2 =α111 、S1 =α136 、S0 =α49となり、上位t
シンボルが“0”という状態になっている。故に、この
ことからシンドローム多項式の上位tシンボルが“0”
の場合は、訂正能力を上回るエラーが有ると判断でき
る。このような時は除算を行って誤り訂正してしまうの
を防ぐため、訂正不能と判断して訂正を行わせないよう
にする。
【0031】次に、S=15=S14=S13=S12=S11
10=S9 =0の場合について説明する。T(X)=0
とすると、W(X)・T(X)=(X−α15)(X−α
14)(X−α13)(X−α12)(X−α11)(X−
α10)(X−α9 )=X7 +α966 +α247 5 +α
173 4 +α185 3 +α282 +α156 X+α84とな
る。これを符号長Nのデータ列で表してみると、(0、
0、…、0、0、α0 、α96、α247 、α173
α185 、α28、α156 、α84)というデータであるとみ
なすことができる。これを上述と同じく符号長Nの
“0”の符号語(0、0、0、0、…、0、0、0、
0)を送信語とし、(0、0、…、0、0、α0
α96、α247 、α173 、α185 、α28、α156 、α84
を受信語としたとき、これは8エラーであることが分か
る。このときシンドロームはS15=S14=…S9=0、
8 =α130 、S7 =α43、S6 =α106 、S5 =α
152 、S4 =α35、S3 =α17、S2 =α173 、S1
α23、S0 =α104 となるため、上位t−1位の符号が
“0”という状態になっている。故に、このことからシ
ンドローム多項式の上位t−1位の符号までが“0”の
場合は訂正可能であると判断できる。
【0032】即ち、図1に示す11ステップにおいて、
シンドローム多項式の全符号共オール“0”かの判定を
行い、オール“0”のときは12ステップでノーエラー
と判断する。オール“0”でないときは13ステップに
おいて、シンドローム多項式の上位t位符号が“0”か
どうかの判断を行い、“0”であれば14ステップにお
いて訂正不能と判断して訂正は行わず、フラグを出力し
て次段での処理に任せることにより、従来、誤った判断
を行い誤訂正していたデータ列に対し、適切な対応をと
ることができるようになり、誤り訂正確率を抑え、より
信頼性を向上することができるようになる。
【0033】図4は本発明の第2の実施例のアルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
【0034】この実施例のアルゴリズムは符号間最小距
離d=9、誤り訂正能力数t=4,イレージャ数=Kの
場合について説明し、ステップ31からステップ34ま
では第1の実施例におけるステップ11からステップ1
4までと同一なので説明を省略し、入力信号のエラー訂
正,イレージャ訂正混在の場合におけるステップ35か
らステップ40までの第2のユークリッドアルゴリズム
について以下に説明する。
【0035】ステップ35において、ステップ33まで
に求まったS(X)に[σk (X)・S(X)]mod
2tの演算を行ってR0 (X)に代入する。ここでσk
(X)はイレージャロケーション多項式である。以降、
基本的流れは図1と同じアルゴリズムをとるのでそれに
準じて説明する。
【0036】R0 (X)は[σk (x)・S(X)]m
odX2tの演算を行って得られたS7 7 +S6 6
5 5 +…+S2 2 +S1 X+S0 の式で与えら
れ、X2tはt=4であるからX8 である。R-1(X)に
8 が、R0 (X)にS7 7 +S6 6 +S5 5
…+S2 2 +S1 X+S0 が代入され、i=1とし
て、R-1(X)/R0 (X)の除算の商Q1 (X)、及
びR1 (X)、B1 (X)の算出が行われる。
【0037】ここで、被除数の次数が8次、除数の次数
が7次であるから、除算を行った時、商は1次、剰余は
6次の多項式で表現がされる。この場合、剰余多項式R
1 (X)の次数は6次であり、ステップ36で次数判定
条件u=「(d−1+k)/2」との比較を行う。ここ
で「(d−1+k)/2」はN+1>(d−1+k)/
2≧N,N:整数の場合に「(d−1+k)/2」=N
を表す。0イレージャであればu=「(9−1+0)/
2」=4、7イレージャであればu=「(9−1+7)
/2」=7となり、このuとR1 (X)の次数との比較
を行う。
【0038】u=4であれば、6次であるR1 (X)
は、4次であるuより高いので、iに1を加算して2と
し、今度はR0 (X)/R1 (X)の除算、及びR
2 (X)、B2 (X)の算出を行い、剰余多項式の次数
がuより低くなるまで繰り返し行っていく。また、u=
7であれば6次であるR1 (X)は、7次であるuより
低くなっている。よって、この時点で判定条件を満足
し、B1 (X)が誤り位置多項式σ(X)に、R
1 (X)が誤り数値多項式η(X)となる。
【0039】ここで、例えば、特別な場合として、8イ
レージャについて説明する。
【0040】u=「(9−1+8)/2」であるから、
-1(X)である[σk (X)・S(X)]modX2t
はmodX8 をとっているので、初期時から7次以下と
なり、次数判定条件を満たしていることになる。即ち、
iに1を与える前の初期時からR-1(X)が次数判定条
件を満たしているときのアルゴリズムが必要となる。
【0041】例えば、0エラー8イレージャについて説
明する。u=8であるから、初期時からR-1(X)は7
次以下なので、次数判定条件を満たしている。故に、B
0 (X)が誤り位置多項式σ(X)に、R0 (X)が誤
り数値多項式η(X)となる。このときのB0 (X)は
1、R0 (X)は[σk (x)・S(X)]modX2t
となる。誤り位置多項式が1となり、誤り位置が示され
ないが、エラー数は0、イレージャ数が8であるので、
誤り位置多項式が1というのは支障が無い。実際、この
後にσ(X)・σk (X)の演算を行い、誤り位置を求
めるので、このときにはσk (X)で表現されるイレー
ジャ位置が正しく求まる。
【0042】初期時から次数判定条件を満たしているか
の判定が無い場合は、同じく0エラー8イレージャを例
にとると、無意味に1回除算を行った後に判定条件を満
足することになり、そのときのB1 (X)を誤り位置多
項式としてしまう。これでは、本来エラーの無いデータ
列に対し、誤った誤り位置多項式が求まってしまい、誤
り訂正を行ってしまうことになる。
【0043】よって、ステップ35においてB
-1(X)、B0 (X)、R-1(X)、R0 (X)の初期
設定を行った後、i=0として、ステップ36において
初期時から次数判定条件を満たしているかを調べる。満
たしている場合は、ステップ40において、B0 (X)
が誤り位置多項式σ(X)に、R0 (X)が誤り数値多
項式η(X)となる。満たしていない時は、ステップ3
7においてiに1を加算して1とし、ステップ38,3
9でRi-2 (X)/Ri-1 (X)=Qi (X),Ri-2
(X)−Ri-1 (X)・Qi (X),Bi-2 (X)−B
i-1 (X)・Qi (X)の演算を行って、R-1(X)/
0 (X)の除算の商Q1 (X)、及びB1 (X)、R
1 (X)の算出を行い、再びステップ36で次数判定を
行う。満たしていれば、誤り位置多項式、誤り数値多項
式が求まり、満たしていなければ満たすまで除算を繰り
返すことで誤り位置多項式、誤り数値多項式を求めるこ
とができる。これにより、従来、訂正できたのに誤った
判断を行い誤り訂正していたデータ列に対し、適切な対
応をとることができ、正しい訂正ができるようになる。
【0044】また、第1の実施例と同じく、ステップ3
1において、シンドローム多項式の全符号共オール
“0”かの判定を行い、オール“0”の時はステップ3
2でノーエラーと判断する。オール“0”でない時はス
テップ33において、シンドローム多項式の上位t符号
が“0”かどうかの判断を行い、“0”であればステッ
プ34において訂正不能と判断して訂正は行わず、フラ
グを出力して次段での処理に任せることにより、従来、
誤った判断を行い誤り訂正していたデータ列に対し、適
切な対応をとることができるようになり、誤り訂正確率
を抑え、より信頼性を向上することができるようにな
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、最大誤り
訂正能力数tのシンドローム多項式を除数多項式と設定
する初期時に、シンドローム多項式の全符号共オール
“0”かの判定を行い、オール“0”のときはノーエラ
ーとし、オール“0”でないときは上位t位符号がすべ
て0であるかの判定を行い、すべて0のときは訂正不能
と判断して訂正は行わず、フラグを出力して次段での処
理に任せるようにすることにより、従来より誤り訂正の
信頼性を向上することができる効果がある。
【0046】また、イレージャ訂正においての初期時か
ら次数判定条件を満たしているときは、その時点で誤り
位置多項式、誤り数値多項式を求め、満たしていなけれ
ば次数判定条件を満たすまで繰り返し除算を行って求め
ることにより、従来、誤った演算を行い誤り訂正を行っ
ていたデータ列、或いは、訂正できたのに誤った判断を
行って誤り訂正していたデータ列に対し、正しい訂正が
できるようになり、また誤り訂正を抑えることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のアルゴリズムを示すフ
ローチャートである。
【図2】第1の実施例におけるシンドローム演算回路の
一例を示す。
【図3】第1の実施例におけるシンドローム符号の全
“0”および上位8位までのシンドローム符号の全
“0”を判定する判定回路の一例を示す。
【図4】本発明の第2の実施例のアルゴリズムを示すフ
ローチャートである。
【図5】第1の従来例のアルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【図6】第2の従来例のアルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1110 ,…11115 加算回路 1120 ,…11215 乗算回路 1130 ,…11315 レジスタ(D) 1140 ,…11415 NOR 115,116 AND

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデジタル符号列からなる入力信号
    の誤り位置を算出する誤り位置多項式及び誤り数値を算
    出する誤り数値多項式を求めることができる第1のユー
    クリッドアルゴリズムを備え、 前記入力信号に対して予め定められた最大誤り訂正能力
    数t(t≧1の整数)のシンドローム多項式演算を行
    い、このシンドローム多項式の演算結果のシンドローム
    符号列が全て“0”でないかの第1の判定を行い、この
    第1の判定結果、前記シンドローム符号列が全て“0”
    の場合には前記入力信号は誤りなしとし、前記シンドロ
    ーム符号列の全てが“0”でない場合には前記シンドロ
    ーム符号列の上位t位まで全て“0”でないかの第2の
    判定を行い、この第2の判定結果、全てが“0”でない
    と判定された場合のみ前記シンドローム符号列に対し前
    記第1のユークリッドアルゴリズムによる前記誤り位置
    多項式及び前記誤り数値多項式の演算を行うことを特徴
    とする誤り訂正処理方法。
  2. 【請求項2】 複数のデジタル符号列からなる入力信号
    をイレージャロケーション多項式でイレージャ訂正を行
    って、前記入力信号の誤り位置を算出する誤り位置多項
    式及び誤り数値を算出する誤り数値多項式を求めること
    ができる第2のユークリッドアルゴリズムを備え、 前記入力信号に対して予め定められた最大誤り訂正能力
    数t(t≧1の整数)のシンドローム多項式演算を行
    い、このシンドローム多項式の演算結果のシンドローム
    符号列が全て“0”でないかの第1の判定を行い、この
    第1の判定結果、前記シンドローム符号列が全て“0”
    の場合には前記入力信号は誤りなしとし、前記シンドロ
    ーム符号列の全てが“0”でない場合には前記シンドロ
    ーム符号列の上位t位まで全て“0”でないかの第2の
    判定を行い、この第2の判定結果、全てが“0”でない
    と判定された場合のみ前記シンドローム符号列に対し前
    記第2のユークリッドアルゴリズムによるイレージャー
    ロケーション多項式,前記誤り位置多項式及び前記誤り
    数値多項式の演算を行うことを特徴とする誤り訂正処理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のユークリッドアルゴリズム
    は、前記第2の判定結果、前記シンドローム符号列の上
    位t位までの全てが“0”でないと判定された場合に、
    前記シンドローム符号列の符号をXとし、前記シンドロ
    ーム符号列の多項式をS(X)、今求まっている誤り位
    置多項式及び誤り数値多項式をそれぞれB0 (X)及び
    0 (X)、1つ前の演算で求まった誤り位置多項式及
    び誤り数値多項式をそれぞれB-1(X)及びR
    -1(X)、i回(i≧0の整数)後の演算で求まる誤り
    位置多項式及び誤り数値多項式をそれぞれBi (X)及
    びRi (X)、誤り訂正能力数をt、符号間最小距離を
    d、イレージャ数をk(t,d,kは共に1以上の整
    数)、kイレージャの予め定められたイレージャ多項式
    をσk(X)と表して、B-1(X)を0に、B0 (X)
    を1に、R-1(X)をX2tに、R0 (X)に〔σ
    K (X)・S(X)〕modX2tの演算結果を代入して
    初期設定をし、R0 (X)の多項式が予め定められた次
    数判定条件を満足するのかどうかの第3の判定を行い、
    この第3判定の結果、前記初期設定で前記次数判定条件
    を満足する場合には、B0 (X)を誤り位置多項式σ
    (X)とするとともにR0(X)を誤り数値多項式η
    (X)とし、 前記初期設定で前記次数判定条件を満足しない場合に
    は、i=1からi回のRi-2 (X)/Ri-1 (X)=Q
    i (X)と定義して、 Ri-2 (X)−Ri-1 (X)・Qi (X)=Ri (X) Bi-2 (X)−Bi-1 (X)・Qi (X)=Bi (X) の演算を順次行い、このi回目の演算結果、前記次数判
    定条件を満足させる場合に、Bi (X)=σ(X),R
    i (X)=η(X)とすることを特徴とする請求項2記
    載の誤り訂正処理方法。
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