JPH06303135A - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JPH06303135A
JPH06303135A JP5086056A JP8605693A JPH06303135A JP H06303135 A JPH06303135 A JP H06303135A JP 5086056 A JP5086056 A JP 5086056A JP 8605693 A JP8605693 A JP 8605693A JP H06303135 A JPH06303135 A JP H06303135A
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JP
Japan
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circuit
pll
clock
noise
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5086056A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ishiguro
哲夫 石黒
Shigesumi Matsui
重純 松井
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL回路を用いて基準クロックを生成する
際、該PLL回路で発生したノイズを除去し、もって安
定度の高い基準クロックを発生させる。 【構成】 クロック発生回路4は、1つのクロック入力
端子INに共通接続された3つPLL回路10A10
B,10Cと、該PLL回路の出力信号O1〜O3が3つ
の入力端子I1〜I3に夫々入力される多数決回路20を
具える。多数決回路20は入力端子I1〜I3のうち2以
上のレベルが一致したときに、該レベルの信号を出力端
子OUTから出力する。従って、1つのPLL回路の出
力信号にノイズが混入しても、他のPLL回路の出力が
一致すると、一致した信号がクロック信号として出力さ
れる。又、3つのPLL回路は互いに異なる遅延時間の
遅延素子14a〜14cを具える。従って、PLL回路
内で同時にノイズが発生しても、夫々の出力端子からは
異なる時間宛遅延された信号が出力され、上記多数決回
路の働きによって、該ノイズが出力端子OUTから現れ
ることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号処理回路さらには
クロック発生回路に適用して特に有効な技術に関し、例
えばマイクロコンピュータに用いられる高速基準クロッ
クの発生回路に利用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置に用いられるマイクロコン
ピュータは、そのCPUが、基準となるクロックに同期
して各種の演算処理を行い、その演算処理の結果に応じ
て、これに接続された周辺回路をクロックのタイミング
に従って動作させるようにしている。上記マイクロコン
ピュータを用いたシステムでは、一般的に、発振器から
クロック発生回路を経て基準クロックがCPUに送ら
れ、一方、上記周辺回路にはCPUが発生するクロック
信号が送られるようになっている。この場合、CPUか
らのクロック信号を、PLL回路に送り、該PLL回路
の働きによって、安定度の高い基準クロック信号を得る
ようにすることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかにされた。即ち、PLL回路を用いてク
ロック信号を生成する場合、該PLL回路を構成する電
圧制御発振器や電源ラインにノイズが混入すると、電圧
制御発振器からの出力波形にノイズが現われ、この波形
がPLL回路からそのまま出力されてしまう。これは、
ノイズの発生源たる電圧制御発振器が、PLL回路の低
域フィルタより出力端子側に設置されているからであ
り、このノイズを含むクロック信号はそのまま出力され
て、周辺回路の誤動作を招来する。本発明はかかる事情
に鑑みてなされたもので、PLL回路を用いて安定度の
高い基準クロックを生成するに当り、該PLL回路で発
生したノイズを除去することができる位相同期回路を内
蔵したクロック発生回路を提供することをその主たる目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。即ち、本発明では、クロック信号の安定度
を高めるクロック発生回路を、1つのクロック入力端子
に共通接続された3以上のPLL回路と、上記3以上の
PLL回路の出力信号が夫々入力されるようにされた多
数決回路とによって構成し、該多数決回路の入力端子の
うち所定数以上の入力端子の信号レベルが一致したとき
に、当該レベルの信号を出力させるようにしている。
【0005】
【作用】上記した手段によれば、3以上のPLL回路の
うち特定のPLL回路の出力信号にノイズが混入した場
合であっても、他のPLL回路の出力にノイズが混入せ
ずにそのレベルが正常レベルで一致している限り、この
一致した信号がクロック信号として出力される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は本実施例のクロック発生回路の内部
構成を示すブロック図、図2は図1の3つのPLL回路
の信号と多数決回路の信号との関係を示すタイミングチ
ャートである。本実施例のクロック発生回路4は、CP
Uの周辺回路用クロック端子(図3)から出力される周
辺回路用クロックに基いて安定度の高い基準クロック
(制御クロック)を生成するものであり、このクロック
発生回路4は、図1に示すように、入力端子INに並列
に接続された3つのPLL回路10A,10B,10C
と、これら3つのPLL回路の出力端子O1〜O2が、そ
の入力端子I1〜I3に夫々接続された多数決回路20と
によって構成されている。
【0007】より具体的には、PLL回路10A〜10
Cは、位相比較器11、低域フィルタ12、電圧制御発
振器13(以下単に「VCO」と略記する。)、遅延素
子14(14a〜14c)、分周器15を具えてなる。
そして、各PLL回路に設けられた遅延素子14a〜1
4cは、詳細は後述するように、その遅延時間が互いに
異なるように構成されている(図2のTa〜Tc)。
尚、分周器15の分周の比率(1/n)を適宜変更する
ことによって、PLL回路から出力されるクロックの周
波数が所望の値に調整される。
【0008】また、3つのPLL回路が接続される多数
決回路20は以下のように機能する。即ち、多数決回路
20は、入力端子I1〜I3に入力される3つの入力信号
のうち、2つ以上の入力の論理レベル(ハイレベル/ロ
ウレベル)が一致していれば、その論理レベルを出力端
子OUTから出力するものである。従って、上記PLL
回路10A〜10Cの夫々の出力端子O1〜O3から該多
数決回路20に入力された3つの出力信号(図2の
(a),(b),(c))のうち何れか1つの出力波形
にノイズが生じても、他の2つのPLL回路の出力波形
にノイズが生じていないときには、当該ノイズが生じた
波形が無効となって、当該出力端子OUTからはノイズ
の影響を受けない、安定度の高いクロック信号が生成さ
れる。
【0009】更に、上記クロック発生回路4を構成する
3つのPLL回路10A,10B,10Cには、上述の
ように、互いに異なる遅延時間Ta,Tb,Tcが設定
された遅延素子14a,14b,14cが、各VCO1
3,13,13の出力端子側に接続されている。このよ
うに遅延素子14a,14b,14cを接続しておくこ
とによって、仮に、3つのPLL回路のVCO13,1
3,13の出力波形に同一タイミングでノイズが乗って
も、これらのノイズが出力端子OUTからのクロック信
号に直接影響を与えることがなくなる。具体的には、図
2のタイミングチャートに示すように、各遅延素子14
a〜14cによる遅延時間Ta〜Tcは夫々異なった値
に設定されている(t1時点を基準点に図示されてい
る)。いま仮に、基準点t1で3つのPLL回路10A
〜10Cの各VCOから同時にノイズが生じた場合を考
えると、このときPLL回路10Aの出力端子O1
は、遅延素子14aの働きによってノイズがt2時点以
降に現れる。又、PLL回路10Bの出力端子O2から
は遅延素子14bの働きによってノイズがt4時点以降
に現れ、同様に、PLL回路10Cの出力端子O3から
は遅延素子14cの働きによってノイズがt6時点以降
に現れるようになる。従って、3つのVCOに同時に現
れたノイズが、各出力端子O1〜O3で発生し得る間隔を
仮にΔTと仮定すれば、遅延時間Ta〜Tcの大きさ
を、 Tb>Ta+ΔT,Tc>Tb+ΔT を満たす関係としておくことにより、各PLL回路の出
力端子O1〜O3に現れ得るノイズを、互いに重複させな
くすることができる。このようにノイズが、3つのPL
L回路の各々のVCOで同時に発生しても、実際に、各
出力端子O1〜O3からノイズが現れるタイミングを、遅
延素子の働きによってずらすことができるため、多数決
回路20の出力端子OUTからの出力波形に、上記ノイ
ズの影響を与えないようにすることができる。
【0010】尚、上記PLL回路に組み込まれる遅延素
子14a〜14cとしては、ガラス遅延線と可変スレッ
シュホルドバッファを組み合わせた公知の遅延素子、ゲ
ート遅延を用いた遅延素子等が用いられる。
【0011】図3は、本実施例のクロック発生回路4が
適用されたコンピュータシステムの一例を示すブロック
図である。このようなシステムにあっては、マイクロコ
ンピュータのCPU3の動作の基準となるクロック信号
(基準クロック信号)が、発振器1からの発振信号に基
いてクロック回路2の働きによって生成される(所定周
期に分周して基準クロック信号を生成する)。そして、
CPU3は、この基準クロックに基いて各種の演算処理
等を行ない、一方で、周辺回路用のクロック信号を生成
してクロック出力端子より、上記したクロック発生回路
4に出力する。しかして、3つのPLL回路を具えてな
るクロック発生回路4は、CPU3からの周辺回路用ク
ロック信号を受けて、安定度の高い基準クロック信号を
生成し、これに接続された周辺回路5に供給する。上記
のように本実施例のクロック発生回路4より発生するク
ロック信号は、VCOから生じるノイズの影響を受けな
いので、CPUに入力されるクロック信号(基準クロッ
ク信号)と周辺回路の動作の基準となる制御クロック信
号が同期し、特に、高速動作性が要求されるマイクロコ
ンピュータによる動作制御に有用である。
【0012】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、3つのPLL回路を並列に多数決回路に
接続してクロック発生回路を構成した例を示したが、4
つ以上のPLL回路を並列に接続してもよい。又、3つ
のPLL回路の全てに遅延素子を組み込んでいるが、2
つのPLL回路に遅延素子を組み込むだけでも、3つの
PLL回路のノイズ発生タイミングを異ならせることが
できる。
【0013】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるマイク
ロコンピュータのクロック発生回路に適用した場合につ
いて説明したが、この発明はそれに限定されるものでな
く、PLL回路を用いた位相同期一般に利用することが
できる。
【0014】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明のクロック発生回路
では、これを構成するPLL回路の出力波形にノイズが
生じても、ノイズの影響を受けることのない安定度の高
い基準クロックを発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のクロック発生回路の内部構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の3つのPLL回路の信号と多数決回路の
信号との関係を示すタイミングチャートである。
【図3】本実施例のクロック発生回路4が適用されたコ
ンピュータシステムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
4 クロック発生回路 10A,10B,10C PLL回路 11 位相比較器 12 低域フィルタ 13 電圧制御発振器(VCO) 14a,14b,14c 遅延素子 20 多数決回路 I1〜I3 多数決回路の入力端子 O1〜O3 PLL回路の出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのクロック入力端子に共通接続され
    た3以上のPLL回路と、該3以上のPLL回路の出力
    端子が夫々接続される3以上の入力端子を有し該入力端
    子のうち所定数以上の入力端子の信号レベルが一致した
    ときに当該レベルの信号を出力する多数決回路とによっ
    て構成されていることを特徴とするクロック発生回路。
  2. 【請求項2】 上記3以上のPLL回路のうち少なくと
    も2以上のPLL回路は、位相比較器と、低域フィルタ
    と、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器とその出力端
    子との間に接続される遅延素子とを具えてなり、上記遅
    延素子はその遅延時間が、各PLL回路毎に互いに異な
    る値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載
    のクロック発生回路。
  3. 【請求項3】 上記各PLL回路毎に設けられた夫々の
    遅延素子の遅延時間は、その差分が、上記電圧制御発振
    器に生じ得るノイズ幅より大きくなるようにその値が設
    定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    クロック発生回路。
JP5086056A 1993-04-13 1993-04-13 クロック発生回路 Withdrawn JPH06303135A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019239984A1 (ja) * 2018-06-15 2019-12-19 三菱重工業株式会社 半導体装置

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