JPH0630213Y2 - 金属バット - Google Patents

金属バット

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JPH0630213Y2
JPH0630213Y2 JP1988094199U JP9419988U JPH0630213Y2 JP H0630213 Y2 JPH0630213 Y2 JP H0630213Y2 JP 1988094199 U JP1988094199 U JP 1988094199U JP 9419988 U JP9419988 U JP 9419988U JP H0630213 Y2 JPH0630213 Y2 JP H0630213Y2
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bat
wood
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pipe
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和幸 本居
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和幸 本居
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、野球競技やソフトボール競技に使用される金
属バットに係るものであって、詳しくはバット本体の打
球部の内部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の金属バットは、打球部の反発力増強と打球
部の周壁の補強をするために、バット本体の打球部の空
洞内に、コルク材からなる芯体を圧縮状態で挿入固定し
たものが知られている。
ところで、従来の技術においてバットの空洞内に挿入す
るコルク材からなる芯体は、バットのスイングによるバ
ランスの乱れを防ぐために、バットの重量に対しあまり
加重負担にならないように打球部の一部分に幅狭い範囲
で充填していたのに過ぎなかった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、強力な反発力を発揮する打撃範囲が狭い
ということは、打撃に必要以上の高度な技術を強いるこ
とになって、バット本来の機能面からも好ましいことで
はなく、引いては、球足の鋭い打球を遠くへ飛ばすとい
う野球やソフトボールの醍醐味にも沿うものではない。
そこで本考案は前記事情に基づいてなされたものであ
り、バットの重量的バランスをスイングの乱れとならな
い適正な状態に保つと共に、打撃に対する有効範囲を広
く拡大した金属バットを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、中空に形成したバ
ット本体の打球部の内部空間に、コルク材からなる芯体
と、軽量で粘り強い弾性に富んだ木質材からなり且つ前
記芯体よりも軽量な木管を、それぞれ圧縮状態で挿入
し、芯体及び木管の各々外周面を打球部の周壁内面に強
力に固定することによって構成される。
〔作用〕
バット本体の打球部に入れる反発増強部材をコルク材か
らなる芯体のみに依存せず、コルク材の芯体と共に該芯
体よりも軽量な弾性に富む木管をも用いたので、バット
の重量的バランスを崩すことなく、反発力の大きな打撃
の有効範囲を拡大することができるものである。
〔実施例〕
以下、本考案に係る金属バットの実施例について図面を
参照しながら具体的に説明する。
第1図の金属バットは本考案の最も代表的な実施構造の
一例を示すもので、バット本体1の周壁2がアルミニウ
ムにて所定形状の中空体に成形されており、打球部にお
ける内部の空洞3には、軽量且つ粘り強い弾性に富む木
製素材として朴木または科材などで製作した木管4と、
該木管4の両側端に当接して配したコルク材からなる芯
体5,5を、それぞれ圧縮状態で挿入され、該木管4及
び芯体5,5の各々外周面を打球部の周壁2内面に強固
に固定したものである。前記木管4は、打球部の周壁2
内面に接する該木管4と同一の外周面領域を有するコル
ク材からなる芯体5と比較した場合に、遥かに軽量であ
る。
尚、打撃時の大きな遠心力や強い衝撃等を考慮して、木
管4を挾む芯体5,5を周壁2内面に強く圧接すると共
に接着剤6で固着し、さらにバット先端側にある芯体5
と周壁2内面との間に後から接着剤による歯止め7が施
されている。
上記構成される金属バットは、コルク材からなる芯体
5,5の中間に位置する木管4が、材質の粘り強い弾性
と管内の空部によって、一層の弾みを増大して打撃に有
効な反発力を前記芯体5,5と共に発揮する。従って、
打球部に閉める同一外周面の領域当り、木管4はコルク
材の芯体5に比して遥かに軽量なので、両側に配した該
芯体5,5に対して木管4の占める割合を大きくして打
撃部に内装すれば、反発力の保有した打撃の有効範囲を
一段と拡大することができる。ちなみに、従来品のよう
にコルク材の芯体のみを内装した場合には、せいぜい5
cm〜7cmしか取れなかったのに対し、本考案の場合には
10cm〜15cmの打撃有効範囲を取ることができるようにな
り、従来品に比しその範囲をほぼ倍加することができ
た。
本考案は前記実施例に限定されないことは言うまでもな
い。例えば、木管4を製作する木材は例示した朴木や科
材に限定されないことは勿論であり、また打球部に内装
する木管4とコルク材からなる芯体5との夫々の大きさ
並びに配列についても前記実施例に限定されず、例えば
第3図に示すように木管4と芯体5を一つずつ配列する
等、適宜変更して実施することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の金属バットは、軽量且つ弾
性に富んだ木管をコルク材の芯体と共に巧みに活用する
ことによって、バットの重量的バランスを維持したまま
反発力を保有する打撃の有効範囲を広く取ることができ
る。従って、バットスイングの際、バランスを失うこと
なく広い範囲の打撃区間でボールをとらえることができ
るようになり、野球競技やソフトボール競技の使用に最
適な金属バットを提供できるものである。また、打球部
に内装する反発増強部材の領域範囲が広くなったので、
バットの補強範囲も広くなるという効果も併有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による金属バットの最も代表的な実施構
造の一例を示す断面図、第2図は打球部に内装する各反
発増強部材を示す斜視図、第3図は本考案の他の実施例
を示す断面図である。 1…バット本体、2…周壁、3…空洞、 4…木管、5…芯体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バット本体(1)の打球部の空洞(3)内
    に、コルク材からなる芯体(5)と、弾性に富み且つ前
    記芯体(5)よりも軽量な木管(4)を圧入し、芯体
    (5)及び木管(4)の各々の外周面を打球部の周壁
    (2)内面に強く固定した金属バット
JP1988094199U 1988-07-15 1988-07-15 金属バット Expired - Lifetime JPH0630213Y2 (ja)

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JPH0215176U JPH0215176U (ja) 1990-01-30
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