JPH06302108A - 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置、円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置、円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置

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JPH06302108A
JPH06302108A JP18398993A JP18398993A JPH06302108A JP H06302108 A JPH06302108 A JP H06302108A JP 18398993 A JP18398993 A JP 18398993A JP 18398993 A JP18398993 A JP 18398993A JP H06302108 A JPH06302108 A JP H06302108A
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JP
Japan
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channel clock
data
servo pattern
phase
phase error
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JP18398993A
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English (en)
Inventor
Takayasu Muto
隆保 武藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 速やかにサーボパターンを検出してチャンネ
ルクロックの位相の引き込みを行い、円盤状記録媒体に
対してデータの記録再生を速やかに行うことができるよ
うな円盤状記録媒体の記録再生装置を提供する。 【構成】 チャンネルクロック形成装置2において、ロ
ックインの際に、上記VCO35からのチャンネルクロ
ックをN分周カンタ36によりN分周したN分周出力を
フィード・フォワードカウンタ38でカウントし、その
カウント値に応じたカウント信号を加算器42を介して
上記VCO35に供給することにより、該VCO35の
発振周波数を掃引し、ロック/アンロック検出回路27
で上記チャンネルクロックによるロックインを検出して
上記フィード・フォワードカウンタ38のカウント値を
固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同心円状に形成される
トラックの中心から内周側及び外周側に遷移している一
対のウォブルマークからなるサーボパターンを所定の間
隔で配置した光ディスク,光磁気ディスク,磁気ディス
ク等の円盤状記録媒体から、該サーボパターンを検出
し、このサーボパターンデータに対するチャンネルクロ
ックの位相誤差を零とするように作動するフェーズ・ロ
ックド・ループの構成をとるチャンネルクロック形成装
置、このチャンネルクロック形成装置を用いた円盤状記
録媒体の再生装置、及び、このチャンネルクロック形成
装置を用いた円盤状記録媒体の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在における我が国は、情報化社会と呼
ばれるように様々な情報で満ち溢れている。このため、
大量の情報を記録しておくことができるような大容量の
記憶媒体が必要となり、いわゆる光ディスクが開発され
た。この光ディスクとしては、所望の情報をピットとし
て記録するいわゆるコンパクトディスク(CD)や、デ
ィスク上に光磁化膜を形成し、この光磁化膜に所望の情
報を光及び磁気を用いて記録する光磁気ディスク等が知
られている。
【0003】ここで、上記光ディスクに所望の情報を記
録する場合、該所望の情報をサンプリングして記録デー
タを形成し、この記録データを上記光ディスクに記録す
るようになっている。また、この光ディスクに記録され
た記録データを再生する場合、上記光ディスクから読み
出された記録信号をサンプリングして再生し、この再生
データを出力するようになっている。
【0004】このため、上記記録される記録データ及び
再生される再生データを正確なものとするためには、記
録再生時に用いるサンプリングクロックであるチャンネ
ルクロックの位相を正確なものとする必要がある。
【0005】ここで、本件出願人は、特開平3−156
774号の公開特許公報に開示されているような光ディ
スクのクロック検出方式を先に提案している。
【0006】すなわち、この光ディスクのクロック検出
方式を光磁気ディスクの再生装置に適用すると、その構
成は図6に示すようになる。
【0007】この光磁気ディスクの再生装置に用いられ
る光磁気ディスクとしては、図7に示すように同心円状
に形成されるトラックTRの中心から内周側及び外周側
に遷移している一対のウォブルピット200、及び、上
記トラックTRの中心に位置し且つ上記一対のウォブル
ピット200の中間に位置するクロックピット201か
らなるサーボパターンが記録されるサーボエリア(Serv
o Area)を所定の間隔で配置したものが用いられてい
る。
【0008】このサーボエリアは、例えば1周に960
個設けられており、サーボエリアから次のサーボエリア
までの間のエリアがデータエリアとなっている。そし
て、上記データエリアに、同期データ,アドレスデータ
等と共に、所定の変調が施された記録データが光磁気記
録されるようになっている。
【0009】上記図6において、上記光磁気ディスクの
再生装置は、上記光磁気ディスクに記録された記録デー
タの再生を行う前に、スピンドルモータ100により上
述のフォーマットを有する光磁気ディスク101を記録
データの記録時と同じ、例えば角速度一定で回転駆動し
て、サーボパターンの検出データの位相とチャンネルク
ロックの位相の合わせ込みを行うサーボパターン検出モ
ードとなる。
【0010】このサーボパターン検出モードとなると、
光学系102は、上記回転駆動される光磁気ディスク1
01にレーザビームを照射して、その戻り光を検出す
る。そして、この戻り光を光電変換することにより、該
光磁気ディスク101上に記録されている上記サーボパ
ターン及び記録データを再生し、この再生信号をアンプ
105に供給する。
【0011】上記アンプ105は、上記再生信号を所定
の利得で増幅してA/D変換器106に供給する。上記
A/D変換器106には、供給する電圧に応じて発振周
波数が可変される電圧制御発振器(VCO)111から
の自走周波数のチャンネルクロックが供給されている。
上記A/D変換器106は、このチャンネルクロックに
より上記再生信号をサンプリングしデジタル化して再生
データを形成し、これをラッチ回路107に供給する。
【0012】ここで、上記サーボパターンは、上記図7
に示したように、一対のウォブルピット200、及び、
該一対のウォブルピット200の中間で上記トラックT
Rの中心に位置するクロックピット201により形成さ
れている。このため、サーボパターンの再生データの波
形は、上記図8(a)に示すように、上記クロックピッ
ト201の波形を中心として、該クロックピット201
の波形よりもレベルの低い上記ウォブルピット200の
波形が該クロックピット201の波形の両脇に存在する
ような波形となる。
【0013】また、上記VCO111からのチャンネル
クロックが正確な位相の場合、上記サーボパターンが検
出されてから上記チャンネルクロックのカウントを開始
したとすると、このカウント値が、例えば277〜27
9、282〜284、287〜289となったときに、
上記A/D変換器106からの再生データをラッチすれ
ば、上記サーボパターンを正確にラッチすることができ
る。
【0014】このため、図示しないサーボパターン検出
回路は、予め記憶されているサーボパターンと、上記A
/D変換器106からの再生データとを比較することに
より、該サーボパターンを検出し、この検出パルスを図
示しないカウンタに供給する。上記カウンタは、上記サ
ーボパターンの検出パルスによりリセットされ、この時
点から上記チャンネルクロックのカウントを開始する。
そして、このカウンタ値をラッチパルス出力回路に供給
する。上記ラッチパルス出力回路は、図8(a)に示す
ように上記カウンタ値が、例えば277〜279、28
2〜284、287〜289となったときに、それぞれ
ラッチパルスを上記ラッチ回路107に供給する。
【0015】上記ラッチ回路107は、上記各ラッチパ
ルスにより上記再生データをラッチすることにより、図
8(a)に示すように上記サーボパターンの再生データ
をラッチし、同図(a)中に示す点a1,a0,a2、
b1,b0,b2、c1,c0,c2のラッチデータを
形成し、この各ラッチデータを位相生成器108に供給
する。
【0016】上記位相生成器108は、このようなサー
ボパターンの再生データが供給されると、上記3つの波
形の左右の対象性を利用して、各波形の中心点である図
8(a)中a0点,b0点,c0点より前後1チャンネ
ルクロック離れた両肩の点である同図中a1点,a2
点,b1点,b2点,c1点,c2点のレベル差に基づ
いて以下の式1により、上記サーボパターンの再生デー
タに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を検出
し、これを位相誤差検出データとしてD/A変換器10
9に供給する。
【0017】位相誤差データ=〔(a2−a1)+(c
2−c1)〕/2・・・式1
【0018】なお、このサーボパターンの再生データ
は、図示はしていないが、各部が行う以下の式2〜式6
に示す演算式により、トラッキングエラー信号の形成、
トラック中心から±1/4以内でハイレベルとなる信号
であるトラッキングポラリティ信号(TPOL)の形
成、トラック中心から±1/8トラック以上外れるとハ
イレベルとなる信号である1/8オフトラック信号の形
成,ウォブルピットの平均レベルの検出信号の形成、及
び、上記サーボパターンとデータエリアとの間に設けら
れているミラー部のレベル検出信号の形成等に用いられ
る。
【0019】 トラッキングエラー信号=c0−a0・・・式2
【0020】1/8オフトラック信号=(b0<a0)
+(b0<c0)・・・式3
【0021】 TPOL=b0>(a0+c0)/2・・・式4
【0022】ウォブルピットの平均レベルの検出信号=
(a0+c0)/2・・式5
【0023】 ミラー部のレベル検出信号=d0・・・式6
【0024】上記D/A変換器109は、上記位相誤差
検出データをアナログ化し位相誤差検出信号を形成し、
これを位相補償回路110に供給する。
【0025】上記位相補償回路110は、例えばローパ
スフィルタ等で構成されており、上記位相誤差検出信号
の高域ノイズ成分を除去して該位相誤差検出信号の位相
補償を行い、これを上記VCO111に供給する。
【0026】上記VCO111は、上記位相誤差検出信
号に基づいてその発振周波数が可変されるようになって
おり、上記サーボパターンの再生データに対する上記チ
ャンネルクロックの位相誤差が零となるような周波数の
チャンネルクロックを上記A/D変換器106に帰還す
るとともに、上記復調回路103に供給する。
【0027】このように、上記光磁気ディスク再生装置
の上記チャンネルクロックを形成する部分は、いわゆる
フェーズ・ロックド・ループ(PLL)の構成となって
おり、上記サーボパターンの再生データの位相に同期し
た位相のチャンネルクロックを出力するようになってい
る。
【0028】上記光磁気ディスク再生装置は、上記サー
ボパターンの再生データの位相に同期した位相のチャン
ネルクロックが出力できるようになると、すなわち、サ
ーボパターンの再生データの位相の引き込みが終了する
と、このサーボパターン検出モードを終了し、上記光磁
気ディスク101に記録されている記録データの再生を
行う再生モードとなる。
【0029】上記光磁気ディスク再生装置は、上記再生
モードとなると、上記光磁気ディスク101に記録され
ている記録データを上記光学系102により読み出す。
この光学系102からの再生信号は、上述のように上記
アンプ105を介してA/D変換器106に供給される
とともに、復調回路103に供給される。
【0030】上記A/D変換器106は、上述のように
チャンネルクロックで上記再生信号を形成し、再生デー
タを上記ラッチ回路107に供給する。これにより、上
記サーボパターンがラッチされ、上記位相誤差検出デー
タが形成され、この位相誤差検出データにより上記VC
O111の出力周波数が繰り返し可変制御される。
【0031】上記復調回路103は、上記チャンネルク
ロックに基づいて上記アンプ105からの再生信号を復
調し、この復調した再生信号を出力端子104を介し
て、例えば図示しないスピーカ装置等に供給する。
【0032】上述のように、上記チャンネルクロックの
位相は、上記サーボパターンの検出データの位相に同期
したものであるため、上記復調回路103において上記
再生信号を正確にサンプリングして復調することがで
き、正確な再生信号を出力することができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記上記VC
O111の自走周波数は、回路毎のバラツキや温度特性
等により、±5%〜10%位変化する。このため、再生
開始時の上記チャンネルクロック形成装置の位相引き込
みの際、上記VCO111の自走周波数が目的の周波数
からずれていた場合、上記ラッチ回路107で行われる
ラッチが、例えば図8(b)に示すように上記ウォブル
ピット200のデータ波形の両肩よりもずれた位置で行
われることとなり、上記位相生成器108で正確な位相
誤差検出データを形成することができず、上記VCO1
11から正確な周波数(位相)のチャンネルクロックを
出力することができなくなる虞れがある。
【0034】従って、上記光磁気ディスクの再生装置に
は、上述のような大きな位相誤差が発生しないように、
上記VCO111として、例えば電圧可変型の水晶発振
器等のような精度の良いクロック発生回路が設けられて
いた。
【0035】しかし、このような精度の良いクロック発
生回路は、+5Vの電圧で駆動したとすると周波数可変
範囲が±0.3%であり、該周波数可変範囲が狭いのは
良いが、大変高価格であり、上記光ディスクのクロック
検出方式に係る光磁気ディスクの再生装置自体の高価格
化につながってしまう。
【0036】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、VCOとしてそれほど精度の良くない安価
なものを用いることができ、また、上記VCOの自走周
波数が目的の周波数からずれている場合でも、速やかに
サーボパターンを検出してチャンネルクロックの位相の
引き込みを行うことができるような円盤状記録媒体のチ
ャンネルクロック形成装置の提供を目的とする。また、
円盤状記録媒体から記録データを速やかに再生すること
ができるような円盤状記録媒体の再生装置の提供を目的
とする。さらに、円盤状記録媒体に対してデータの記録
再生を速やかに行うことができるような円盤状記録媒体
の記録再生装置の提供を目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円盤状記録
媒体のチャンネルクロック形成装置は、所定のパターン
を有するサーボパターンが所定の間隔で予め設けられて
いる円盤状記録媒体からの再生信号から上記サーボパタ
ーンを検出するサーボパターン検出手段と、発振周波数
が可変制御可能なチャンネルクロック生成手段と、上記
サーボパターン検出手段からのサーボパターン検出パル
スに対する上記チャンネルクロック生成手段により生成
されたチャンネルクロックの位相誤差を検出する位相誤
差検出手段と、上記チャンネルクロック生成手段の発振
周波数を可変制御する周波数制御手段と、上記チャンネ
ルクロック生成手段の発振位相の引き込みの際に、上記
サーボパターン検出手段がサーボパターンを検出するま
で、上記周波数制御手段により上記チャンネルクロック
生成手段の発振周波数を可変制御し、上記サーボパター
ン検出手段がサーボパターンを検出すると、上記位相誤
差検出手段からの位相誤差検出出力により上記チャンネ
ルクロック生成手段の発振位相を制御するように上記チ
ャンネルクロック生成手段の制御入力を切り換える制御
手段とを備えてなることを特徴として上述の課題を解決
するものである。
【0038】また、本発明に係る円盤状記録媒体のチャ
ンネルクロック形成装置は、所定のパターンを有するサ
ーボパターンが所定の間隔で予め設けられている円盤状
記録媒体からの再生信号を、チャンネルクロックが供給
されるアナログ/デジタル変換手段でアナログ/デジタ
ル変換して再生データを形成し、この再生データから上
記サーボパターンを検出し、このサーボパターン検出デ
ータに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を位相
誤差検出手段で検出し、この位相誤差検出データをチャ
ンネルクロック出力手段に供給して、上記位相誤差を零
とするような周波数のチャンネルクロックが出力される
ように上記チャンネルクロック出力手段を制御し、この
チャンネルクロックを上記アナログ/デジタル変換手段
に帰還するとともに外部に出力するフェーズ・ロックド
・ループ構成の円盤状記録媒体のチャンネルクロック形
成装置であって、上記チャンネルクロック出力手段から
出力されるチャンネルクロックの周波数を上下に可変す
るような周波数制御データを上記位相誤差検出データの
代わりに上記チャンネルクロック出力手段に供給する周
波数制御手段と、上記チャンネルクロックの位相引き込
みの際に、上記位相誤差検出データの代わりに上記周波
数制御データが上記チャンネルクロック出力手段に供給
されるように上記周波数制御手段を制御し、上記チャン
ネルクロックの位相引き込みが終了したときに、上記位
相誤差検出データが上記チャンネルクロック出力手段に
供給されるように上記周波数制御手段を制御する制御手
段とを有することを特徴として上述の課題を解決するも
のである。
【0039】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体のチ
ャンネルクロック形成装置は、上記円盤状記録媒体とし
て光ディスクのチャンネルクロックを形成することを特
徴として上述の課題を解決するものである。
【0040】本発明に係る円盤状記録媒体の再生装置
は、所定のパターンを有するサーボパターンが所定の間
隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再生信号
からチャンネルクロック形成部により上記サーボパター
ンに基づいてチャンネルクロックを形成し、上記円盤状
記録媒体に記録されていた記録データを上記チャンネル
クロックに基づいて動作する再生処理部により再生する
円盤状記録媒体の再生装置であって、上記チャンネルク
ロック形成部は、上記円盤状記録媒体からの再生信号か
ら上記サーボパターンを検出するサーボパターン検出手
段と、発振周波数が可変制御可能なチャンネルクロック
生成手段と、上記サーボパターン検出手段からのサーボ
パターン検出パルスに対する上記チャンネルクロック生
成手段により生成されたチャンネルクロックの位相誤差
を検出する位相誤差検出手段と、上記チャンネルクロッ
ク生成手段の発振周波数を可変制御する周波数制御手段
と、上記チャンネルクロック生成手段の発振位相の引き
込みの際に、上記サーボパターン検出手段がサーボパタ
ーンを検出するまで、上記周波数制御手段により上記チ
ャンネルクロック生成手段の発振周波数を可変制御し、
上記サーボパターン検出手段がサーボパターンを検出す
ると、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出出力に
より上記チャンネルクロック生成手段の発振位相を制御
するように上記チャンネルクロック生成手段の制御入力
を切り換える制御手段とを有してなることを特徴として
上述の課題を解決するものである。
【0041】また、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置は、所定のパターンを有するサーボパターンが所定
の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再生
信号を、チャンネルクロックが供給されるアナログ/デ
ジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再生デー
タを形成し、この再生データから上記サーボパターンを
検出し、このサーボパターン検出データに対する上記チ
ャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手段で検出
し、この位相誤差検出データをチャンネルクロック出力
手段に供給して、上記位相誤差を零とするような周波数
のチャンネルクロックが出力されるように上記チャンネ
ルクロック出力手段を制御し、このチャンネルクロック
を上記アナログ/デジタル変換手段に帰還するとともに
外部に出力するフェーズ・ロックド・ループの構成をと
るチャンネルクロック形成部からのチャンネルクロック
に基づいて、再生処理部が、上記円盤状記録媒体に記録
されている記録データを再生する円盤状記録媒体の再生
装置であって、上記チャンネルクロック形成部は、上記
チャンネルクロック出力手段から出力されるチャンネル
クロックの周波数を上下に可変するような周波数制御デ
ータを上記位相誤差検出データの代わりに上記チャンネ
ルクロック出力手段に供給する周波数制御手段と、上記
チャンネルクロックの位相引き込みの際に、上記位相誤
差検出データの代わりに上記周波数制御データが上記チ
ャンネルクロック出力手段に供給されるように上記周波
数制御手段を制御し、上記チャンネルクロックの位相引
き込みが終了したときに、上記位相誤差検出データが上
記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上記
周波数制御手段を制御する制御手段とを有することを特
徴として上述の課題を解決するものである。
【0042】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体の再
生装置は、上記円盤状記録媒体として光ディスクの再生
を行うことを特徴として上述の課題を解決するものであ
る。
【0043】本発明に係る円盤状記録媒体の記録再生装
置は、所定のパターンを有するサーボパターンが所定の
間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再生信
号からチャンネルクロック形成部により上記サーボパタ
ーンに基づいてチャンネルクロックを形成し、上記チャ
ンネルクロックに基づいて動作する記録処理部により記
録データを上記円盤状記録媒体に記録し、また、上記円
盤状記録媒体に記録されている記録データを上記チャン
ネルクロックに基づいて動作する再生処理部により再生
する円盤状記録媒体の記録再生装置であって、上記チャ
ンネルクロック形成部は、上記円盤状記録媒体からの再
生信号から上記サーボパターンを検出するサーボパター
ン検出手段と、発振周波数が可変制御可能なチャンネル
クロック生成手段と、上記サーボパターン検出手段から
のサーボパターン検出パルスに対する上記チャンネルク
ロック生成手段により生成されたチャンネルクロックの
位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、上記チャンネ
ルクロック生成手段の発振周波数を可変制御する周波数
制御手段と、上記チャンネルクロック生成手段の発振位
相の引き込みの際に、上記サーボパターン検出手段がサ
ーボパターンを検出するまで、上記周波数制御手段によ
り上記チャンネルクロック生成手段の発振周波数を可変
制御し、上記サーボパターン検出手段がサーボパターン
を検出すると、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検
出出力により上記チャンネルクロック生成手段の発振位
相を制御するように上記チャンネルクロック生成手段の
制御入力を切り換える制御手段とを有してなることを特
徴として上述の課題を解決するものである。
【0044】また、本発明に係る円盤状記録媒体の記録
再生装置は、所定のパターンを有するサーボパターンが
所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの
再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナログ
/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再生
データを形成し、この再生データから上記サーボパター
ンを検出し、このサーボパターン検出データに対する上
記チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手段で
検出し、この位相誤差検出データをチャンネルクロック
出力手段に供給して、上記位相誤差を零とするような周
波数のチャンネルクロックが出力されるように上記チャ
ンネルクロック出力手段を制御し、このチャンネルクロ
ックを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還するとと
もに外部に出力するフェーズ・ロックド・ループの構成
をとるチャンネルクロック形成部からのチャンネルクロ
ックに基づいて、記録処理部が、上記円盤状記録媒体に
記録データを記録し、また、再生処理部が、上記円盤状
記録媒体に記録されている記録データを再生する円盤状
記録媒体の記録再生装置であって、上記チャンネルクロ
ック形成部は、上記チャンネルクロック出力手段から出
力されるチャンネルクロックの周波数を上下に可変する
ような周波数制御データを上記位相誤差検出データの代
わりに上記チャンネルクロック出力手段に供給する周波
数制御手段と、上記チャンネルクロックの位相引き込み
の際に、上記位相誤差検出データの代わりに上記周波数
制御データが上記チャンネルクロック出力手段に供給さ
れるように上記周波数制御手段を制御し、上記チャンネ
ルクロックの位相引き込みが終了したときに、上記位相
誤差検出データが上記チャンネルクロック出力手段に供
給されるように上記周波数制御手段を制御する制御手段
とを有することを特徴として上述の課題を解決するもの
である。
【0045】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体の記
録再生装置は、上記円盤状記録媒体として光ディスクの
記録再生を行うことを特徴として上述の課題を解決する
ものである。
【0046】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体のチャンネルクロ
ック形成装置では、所定のパターンを有するサーボパタ
ーンが所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体
からの再生信号からサーボパターン検出手段により上記
サーボパターンを検出し、発振周波数が可変制御可能な
チャンネルクロック生成手段により生成されたチャンネ
ルクロックの上記サーボパターン検出手段からのサーボ
パターン検出パルスに対する位相誤差を位相誤差検出手
段により検出し、上記位相誤差が零になるように上記位
相誤差検出手段からの位相誤差検出出力により上記チャ
ンネルクロック生成手段の発振位相を制御して、フェー
ズ・ロックド・ループによりチャンネルクロックを形成
する。そして、上記チャンネルクロック生成手段の発振
位相の引き込みの際に、制御手段により上記チャンネル
クロック生成手段の制御入力を切り換えて、上記サーボ
パターン検出手段がサーボパターンを検出するまで、周
波数制御手段により上記チャンネルクロック生成手段の
発振周波数を可変制御し、上記サーボパターン検出手段
がサーボパターンを検出すると、上記位相誤差検出手段
からの位相誤差検出出力により上記チャンネルクロック
生成手段の発振位相を制御する。
【0047】また、本発明に係る円盤状記録媒体のチャ
ンネルクロック形成装置では、所定のパターンを有する
サーボパターンが所定の間隔で予め設けられている円盤
状記録媒体からの再生信号を、チャンネルクロックが供
給されるアナログ/デジタル変換手段でアナログ/デジ
タル変換して再生データを形成し、この再生データから
上記サーボパターンを検出し、このサーボパターン検出
データに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を位
相誤差検出手段で検出し、この位相誤差検出データをチ
ャンネルクロック出力手段に供給して、上記位相誤差を
零とするような周波数のチャンネルクロックが出力され
るように上記チャンネルクロック出力手段を制御し、こ
のチャンネルクロックを上記アナログ/デジタル変換手
段に帰還するとともに外部に出力するフェーズ・ロック
ド・ループ構成の円盤状記録媒体のチャンネルクロック
形成装置において、上記チャンネルクロックの位相引き
込みの際に、上記位相誤差検出データの代わりにチャン
ネルクロックの周波数を上下に可変させる周波数制御デ
ータを周波数制御手段から上記チャンネルクロック出力
手段に供給し、上記チャンネルクロックの位相引き込み
が終了したときに、上記位相誤差検出手段から位相誤差
検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給す
る制御を制御手段により行う。
【0048】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体のチ
ャンネルクロック形成装置では、光ディスクの再生信号
からサーボパターンを検出してフェーズ・ロックド・ル
ープによりチャンネルクロックを形成する。
【0049】本発明に係る円盤状記録媒体の再生装置で
は、所定のパターンを有するサーボパターンが所定の間
隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再生信号
からチャンネルクロック形成部により上記サーボパター
ンに基づいてチャンネルクロックを形成し、上記円盤状
記録媒体に記録されていた記録データを上記チャンネル
クロックに基づいて動作する再生処理部により再生す
る。上記チャンネルクロック形成部は、所定のパターン
を有するサーボパターンが所定の間隔で予め設けられて
いる円盤状記録媒体からの再生信号からサーボパターン
検出手段により上記サーボパターンを検出し、発振周波
数が可変制御可能なチャンネルクロック生成手段により
生成されたチャンネルクロックの上記サーボパターン検
出手段からのサーボパターン検出パルスに対する位相誤
差を位相誤差検出手段により検出し、上記位相誤差が零
になるように上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出
出力により上記チャンネルクロック生成手段の発振位相
を制御して、フェーズ・ロックド・ループによりチャン
ネルクロックを形成する。そして、上記チャンネルクロ
ック生成手段の発振位相の引き込みの際に、制御手段に
より上記チャンネルクロック生成手段の制御入力を切り
換えて、上記サーボパターン検出手段がサーボパターン
を検出するまで、周波数制御手段により上記チャンネル
クロック生成手段の発振周波数を可変制御し、上記サー
ボパターン検出手段がサーボパターンを検出すると、上
記位相誤差検出手段からの位相誤差検出出力により上記
チャンネルクロック生成手段の発振位相を制御する。
【0050】また、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置では、所定のパターンを有するサーボパターンが所
定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再
生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナログ/
デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再生デ
ータを形成し、この再生データから上記サーボパターン
を検出し、このサーボパターン検出データに対する上記
チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手段で検
出し、この位相誤差検出データをチャンネルクロック出
力手段に供給して、上記位相誤差を零とするような周波
数のチャンネルクロックが出力されるように上記チャン
ネルクロック出力手段を制御し、このチャンネルクロッ
クを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還するととも
に外部に出力するフェーズ・ロックド・ループの構成を
とるチャンネルクロック形成部からのチャンネルクロッ
クに基づいて、再生処理部が、上記円盤状記録媒体に記
録されている記録データを再生する。上記チャンネルク
ロック形成部は、上記チャンネルクロックの位相引き込
みの際に、上記位相誤差検出データの代わりにチャンネ
ルクロックの周波数を上下に可変させる周波数制御デー
タを周波数制御手段から上記チャンネルクロック出力手
段に供給し、上記チャンネルクロックの位相引き込みが
終了したときに、上記位相誤差検出手段から位相誤差検
出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給する
制御を制御手段により行う。
【0051】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体の再
生装置では、光ディスクの再生信号からチャンネルクロ
ック形成部によりサーボパターンに基づいてチャンネル
クロックを形成し、上記光ディスクに記録されていた記
録データを上記チャンネルクロックに基づいて動作する
再生処理部により再生する。
【0052】本発明に係る円盤状記録媒体の記録再生装
置では、所定のパターンを有するサーボパターンが所定
の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再生
信号からチャンネルクロック形成部により上記サーボパ
ターンに基づいてチャンネルクロックを形成し、上記チ
ャンネルクロックに基づいて動作する記録処理部により
記録データを上記円盤状記録媒体に記録し、また、上記
円盤状記録媒体に記録されている記録データを上記チャ
ンネルクロックに基づいて動作する再生処理部により再
生する。上記チャンネルクロック形成部は、所定のパタ
ーンを有するサーボパターンが所定の間隔で予め設けら
れている円盤状記録媒体からの再生信号からサーボパタ
ーン検出手段により上記サーボパターンを検出し、発振
周波数が可変制御可能なチャンネルクロック生成手段に
より生成されたチャンネルクロックの上記サーボパター
ン検出手段からのサーボパターン検出パルスに対する位
相誤差を位相誤差検出手段により検出し、上記位相誤差
が零になるように上記位相誤差検出手段からの位相誤差
検出出力により上記チャンネルクロック生成手段の発振
位相を制御して、フェーズ・ロックド・ループによりチ
ャンネルクロックを形成する。そして、上記チャンネル
クロック生成手段の発振位相の引き込みの際に、制御手
段により上記チャンネルクロック生成手段の制御入力を
切り換えて、上記サーボパターン検出手段がサーボパタ
ーンを検出するまで、周波数制御手段により上記チャン
ネルクロック生成手段の発振周波数を可変制御し、上記
サーボパターン検出手段がサーボパターンを検出する
と、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出出力によ
り上記チャンネルクロック生成手段の発振位相を制御す
る。
【0053】また、本発明に係る円盤状記録媒体の記録
再生装置では、所定のパターンを有するサーボパターン
が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
ーンを検出し、このサーボパターン検出データに対する
上記チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手段
で検出し、この位相誤差検出データをチャンネルクロッ
ク出力手段に供給して、上記位相誤差を零とするような
周波数のチャンネルクロックが出力されるように上記チ
ャンネルクロック出力手段を制御し、このチャンネルク
ロックを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還すると
ともに外部に出力するフェーズ・ロックド・ループの構
成をとるチャンネルクロック形成部からのチャンネルク
ロックに基づいて、記録処理部が、上記円盤状記録媒体
に記録データを記録し、また、再生処理部が、上記円盤
状記録媒体に記録されている記録データを再生する。上
記チャンネルクロック形成部は、上記チャンネルクロッ
クの位相引き込みの際に、上記位相誤差検出データの代
わりにチャンネルクロックの周波数を上下に可変させる
周波数制御データを周波数制御手段から上記チャンネル
クロック出力手段に供給し、上記チャンネルクロックの
位相引き込みが終了したときに、上記位相誤差検出手段
から位相誤差検出データを上記チャンネルクロック出力
手段に供給する制御を制御手段により行う。
【0054】さらに、本発明に係る円盤状記録媒体の記
録再生装置では、光ディスクの再生信号からチャンネル
クロック形成部によりサーボパターンに基づいてチャン
ネルクロックを形成し、上記チャンネルクロックに基づ
いて動作する記録処理部により記録データを上記光ディ
スクに記録し、また、上記光ディスクに記録されていた
記録データを上記チャンネルクロックに基づいて動作す
る再生処理部により再生する。
【0055】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体のチャン
ネルクロック形成装置、このチャンネルクロック形成装
置を用いた円盤状記録媒体の再生装置、及び、このチャ
ンネルクロック形成装置を用いた円盤状記録媒体の記録
再生装置の好ましい実施例について図面を参照しながら
説明する。
【0056】第1の実施例に係る円盤状記録媒体の記録
再生装置は、図1に示すように円盤状記録媒体として光
磁気ディスク1を用いて所望の記録データの記録再生を
行う光磁気ディスク記録再生装置に本発明を適用したも
のであり、図1中点線で囲んだ円盤状記録媒体のチャン
ネルクロック形成装置であるチャンネルクロック形成装
置2と、上記チャンネルクロック形成装置2を用いた円
盤状記録媒体の再生装置である図中一点鎖線で囲んだ再
生系3と、上記チャンネルクロック形成装置2を用いた
記録装置である図中二点鎖線で囲んだ記録系4とで構成
されている。
【0057】上記光磁気ディスク1には、上記図6に示
したように、同心円状に形成されるトラックTRの中心
から内周側及び外周側に遷移している一対のウォブルピ
ット200、及び、上記トラックTRの中心且つ上記一
対のウォブルピット200の中間に位置するクロックピ
ット201からなるサーボパターンが予め記録されてい
るサーボエリア(Servo Area)が所定の間隔で配置され
ている。なお、上記サーボパターンは、例えば一周に9
60個の割合で設けられている。また、上記サーボパタ
ーンは、いわゆるユニークパターンではない。
【0058】また、上記光磁気ディスク1の上記サーボ
エリア以外のエリアは、データエリアとなっており、こ
のデータエリアに、磁気光学効果を利用して同期デー
タ,アドレスデータ、音声データ等が交互に記録され、
この同期データやアドレスデータに基づいて音声データ
の管理が行われるようになっている。すなわち、上記同
期データにより、例えば所定単位で音声データが記録さ
れているセグメントの同期をとり、アドレスデータによ
って記録データがフレーム単位やセクタ単位で記録再生
されるようになっている。
【0059】なお、この場合、上記サーボパターンのみ
がピットで記録されており、記録データは光磁気記録す
るような上記光磁気ディスク1を用いることとしたが、
上記サーボパターン及び記録データの一部が予めピット
で記録されており、残りの領域に所望の記録データを光
磁気記録する、一部の領域がROM領域となっているよ
うな光磁気ディスクを用いるようにしてもよい。
【0060】上記記録系4は、上記チャンネルクロック
形成装置2と、上記光磁気ディスク1を例えば角速度一
定で回転駆動するスピンドルモータ5と、上記チャンネ
ルクロック形成装置2からのチャンネルクロックのタイ
ミングで、記録データに所定の変調を施す変調回路6
と、磁気ヘッド7を駆動するドライバ8と、上記光磁気
ディスク1にレーザビームを照射して、その反射光を検
出することにより再生信号を得る光学系9と、上記光学
系9からの再生信号を増幅し、ピット信号を形成して出
力するR/Wアンプ10とで構成されている。
【0061】なお、上記磁気ヘッド7,ドライバ8,光
学系9及び変調回路6で記録手段を構成している。
【0062】上記再生系3は、上記スピンドルモータ5
と、上記光学系9と、上記R/Wアンプ10と、上記チ
ャンネルクロック形成装置2と、上記光学系9により再
生された記録データを上記チャンネルクロック形成装置
2からのチャンネルクロックのタイミングで復調する復
調回路11とで構成されている。
【0063】なお、上記光学系9及び復調回路11で再
生手段を構成している。
【0064】上記チャンネルクロック形成装置2は、い
わゆるPLL回路の構成を有しており、具体的には、上
記R/Wアンプ10からのピット信号をチャンネルクロ
ックによりサンプリングしてデジタル化しピットデータ
を形成して出力するアナログ/デジタル変換手段である
A/D変換器20と、上記A/D変換器20からのピッ
トデータに基づいて上記サーボパターンの位相に対する
チャンネルクロックの位相の誤差を検出して位相誤差検
出データを出力する位相誤差検出手段である位相データ
形成回路21と、上記A/D変換器20からのピットデ
ータから上記サーボパターンの再生データを形成して出
力するパルス検出器24と、サーボパターンが予め記憶
されており、このサーボパターンに基づいて上記サーボ
パターンの再生データからサーボパターンを検出するサ
ーボパターン検出手段であるサーボパターン検出器25
とを有している。
【0065】なお、上記位相データ形成回路21は、上
記ピットデータを後に説明するタイミングパルスにより
ラッチするデータラッチ回路22と、上記データラッチ
回路22によりラッチされたピットデータに基づいて後
に説明する所定の演算を行いサーボパターン検出データ
に対するチャンネルクロックの位相誤差を検出する位相
生成器23とで構成されている。
【0066】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記サーボパターン検出器25からのサーボパター
ン検出パルスをトリガとしてリセットされ、上記チャン
ネルクロックを所定数カウントすることにより次のセグ
メントのサーボパターンを検出するための第1のウイン
ドウパルスを形成して出力するカウンタ26と、上記カ
ウンタ26からの第1のウインドウパルス、又は、以下
に説明する第2のウインドウパルスに基づいて、上記サ
ーボパターン検出データに対して上記チャンネルクロッ
クの位相がロックされているか否かを検出し、この検出
結果に応じてHuntデータを出力する制御手段である
ロック/アンロック検出回路27とを有している。
【0067】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記ロック/アンロック検出回路27において、上
記第1のウインドウパルスにより示されるウインドウ内
で上記サーボパターンが検出された場合、この検出デー
タでリセットされ、上記チャンネルクロックのカウント
を開始するセグメント内カウンタ28と、上記セグメン
ト内カウンタ28からのカウント値に応じて第2のウイ
ンドウパルスを形成して上記ロック/アンロック検出回
路27に供給するとともに、上記カウント値に応じてラ
ッチパルスを形成して上記データラッチ回路22に供給
するタイミング発生器29とを有している。
【0068】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記ロック/アンロック検出回路27からのHun
tデータに応じて上記位相生成器23から供給された上
記位相誤差検出データ、又は、サーボパターン検出デー
タに対する上記チャンネルクロックの位相誤差が零であ
ることを示す零データを選択して出力するセレクタ40
と、セレクタ40からの位相誤差検出データ又は零デー
タをアナログ化して出力するD/A変換器33と、上記
D/A変換器33からの位相誤差検出信号の位相を補償
して出力する例えばローパスフィルタ(LPF)である
位相補償回路34と、上記チャンネルクロックの周波数
を所定の周波数に分周するN分周カウンタ36と、上記
N分周カウンタ36からのカウント値に応じてカウント
データを出力するフィード・フォワードカウンタ38と
を有している。
【0069】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記フィード・フォワードカウンタ38のカウント
値をリセットするためのリセットパルスを出力するシス
テムリセット回路37と、上記フィード・フォワードカ
ウンタ38のカウントデータをアナログ化して出力する
D/A変換器39と、上記位相補償回路34からの位相
誤差検出信号又は零信号に、上記D/A変換器39から
のフィード・フォワード信号を加算処理して出力する加
算器42と、上記加算器42からの加算信号に基づいて
周波数を可変したチャンネルクロックを形成し、これを
上記記録系4の変調回路6,上記再生系3の復調回路1
1,カウンタ26及びセグメント内カウンタ28に供給
するチャンネルクロック出力手段である電圧制御発振器
(VCO)35とを有している。
【0070】なお、上記ロック/アンロック検出回路2
7,N分周カウンタ36〜セレクタ40及び加算器42
で周波数制御手段を構成している。
【0071】また、上記VCO35としては、例えばI
Cのバラツキや温度特性等により±5〜10%は自走周
波数が変化するような、それほど精度の良くない安価な
ものが設けられている。
【0072】次に、このような構成を有する第1の実施
例に係る光磁気ディスク記録再生装置の動作説明をす
る。
【0073】まず、上記光磁気ディスク記録再生装置
は、記録データの記録再生に先立って、上記チャンネル
クロック形成装置2において上記サーボパターンの検出
データの位相とチャンネルクロックの位相の合わせ込み
を行うサーボパターン検出モードとなる。
【0074】このサーボパターン検出モードとなると、
上記VCO35が自走周波数のチャンネルクロック出力
し、また、上記ロック/アンロック検出回路27が図2
(a)の時刻t1に示すようなローレベルのHuntデ
ータを出力するとともに、システムリセット回路37が
リセットパルスを出力する。上記チャンネルクロック
は、上記A/D変換器20,カウンタ26,セグメント
内カウンタ28及びN分周カウンタ36にそれぞれ供給
され、また、上記Huntデータは、フィード・フォワ
ードカウンタ38,セレクタ40及び位相補償回路34
にそれぞれ供給され、また、上記リセットパルスはフィ
ード・フォワードカウンタ38に供給される。
【0075】上記N分周カウンタ36は、上記自走周波
数のチャンネルクロックを所定の周波数に分周すること
により、該チャンネルクロックを例えば1セグメント周
期程度の分周クロックとし、これを上記フィード・フォ
ワードカウンタ38に供給する。
【0076】上記フィード・フォワードカウンタ38
は、上記システムリセット回路37からのリセットパル
スによりリセットされ、このリセットされた時点から供
給される上記分周クロックをカウントダウンし、このカ
ウント値に応じたカウントデータをD/A変換器39に
供給する。上記D/A変換器39は、上記カウントデー
タをアナログ化して周波数制御信号を形成し、これを加
算器42に供給する。これにより、上記加算器42に
は、図2(c)の時刻t1に示すように徐々にレベルが
高くなる周波数制御信号が供給される。
【0077】上記セレクタ40は、上記ローレベルのH
untデータが供給されると零データを出力する。この
零データは、D/A変換器33によりアナログ化され、
零信号として位相補償回路34に供給される。
【0078】上記位相補償回路34は、アンプ34a,
抵抗34b,コンデンサ34cからなる、いわゆる積分
回路となっており、別に、上記コンデンサ34cへの電
荷のチャージをオンオフ制御するためのスイッチ34d
が設けられている。上記位相補償回路34に設けられて
いる上記スイッチ34dは、上記ローレベルのHunt
データが供給されるとオンとなる。これにより、上記コ
ンデンサ34cが短絡し、上記位相補償回路34の積分
機能がオフされる。これは、上記位相補償回路34での
積分処理に係るゲインが高いために、上記アンプ34a
に入力されるオフセット信号等で積分出力が振れてしま
うことを防止するためである。従って、図2(d)の時
刻t1に示すように、上記スイッチ34dがオンされて
いる間、上記位相補償回路34から上記加算器42には
零信号が供給される。
【0079】上記加算器42は、上記図2(c)の時刻
t1に示すような徐々にレベルが高くなる上記周波数制
御信号と、同図(d)の時刻t1に示すような零信号と
を加算処理し、この加算信号をVCO35に供給する。
すなわち、上記ローレベルのHuntデータが出力され
ている間は、上記周波数制御信号が加算信号として上記
VCO35に供給されることとなる。
【0080】上記VCO35は、上記徐々にレベルが高
くなる加算信号に応じて徐々に高い周波数のチャンネル
クロックを形成し、これをA/D変換器20,カウンタ
26及びセグメント内カウンタ28に供給する。
【0081】一方、このサーボパターン検出モードとな
ると、上記スピンドルモータ5により上記光磁気ディス
ク1が例えば角速度一定で回転駆動される。光学系9
は、上記回転駆動される光磁気ディスク1に再生用の弱
いレーザビームを照射して、その戻り光を検出する。そ
して、この戻り光を光電変換することにより、該光磁気
ディスク1上に記録されている上記サーボパターン及び
記録データを再生し、これらの再生信号をピット信号と
してR/Wアンプ10に供給する。
【0082】上記R/Wアンプ10は、上記ピット信号
を所定の利得で増幅してA/D変換器20に供給する。
上記A/D変換器20には、上記VCO35から徐々に
高い周波数のチャンネルクロックが供給されており、こ
のチャンネルクロックにより上記ピット信号をサンプリ
ングしデジタル化してピットデータを形成し、これをデ
ータラッチ回路22及びパルス検出器24に供給する。
【0083】上記パルス検出器24は、上記ピットデー
タからサーボパターンの再生データを形成し、これをサ
ーボパターン検出器25に供給する。
【0084】上記サーボパターン検出器25には、上記
光磁気ディスク1上に形成されたサーボパターンと同じ
パターンのデータが予め記憶されている。上記サーボパ
ターン検出器25は、予め記憶された上記サーボパター
ンと同じパターンのデータと上記サーボパターンの再生
データとを比較し、上記サーボパターンが検出されたと
きに例えばハイレベルとなるサーボパターン検出パルス
をカウンタ26及びロック/アンロック検出回路27に
供給する。
【0085】上記カウンタ26には、上記VCO35か
らのチャンネルクロックが供給されており、上記サーボ
パターン検出パルスをトリガとしてカウント値をリセッ
トする。そして、上記リセットした時刻より新たに上記
チャンネルクロックをカウントする。
【0086】ここで、上記VCO35から出力されるチ
ャンネルクロックが正確な位相であれば、1セグメント
の再生時間、すなわち、上記ロック/アンロック検出回
路27にハイレベルのサーボパターン検出パルスが供給
されてから、次にハイレベルのサーボパターン検出パル
スが供給されるまでの時間は、例えば296チャンネル
クロック分の時間となっている。このことから、上記カ
ウンタ26は、次にハイレベルのサーボパターン検出パ
ルスが上記ロック/アンロック検出回路27に供給され
る時間をカウントにより予測し、この予測した時刻であ
る、上記カウント値が296となったときに第1のウイ
ンドウパルスを形成して上記ロック/アンロック検出回
路27に供給する。
【0087】上記ロック/アンロック検出回路27は、
上記第1のウインドウパルスが供給されたときに上記ハ
イレベルのサーボパターン検出パルスが供給されると、
ハイレベルのパルスをセグメント内カウンタ28に供給
する。
【0088】上記セグメント内カウンタ28には、上記
カウンタ26と同様に上記VCO35からのチャンネル
クロックが供給されており、上記ロック/アンロック検
出回路27からのハイレベルのパルスをトリガとしてカ
ウント値をリセットする。そして、上記リセットした時
刻より新たに上記チャンネルクロックをカウントし、こ
のカウント値をタイミング発生器29に供給する。
【0089】上記タイミング発生器29は、カウント値
が、例えば296となったときに第2のウインドウパル
スを形成し、これをロック/アンロック検出回路27に
供給するとともに、カウント値が277〜279,28
2〜284及び287〜289となったときにラッチパ
ルスを形成し、この9発のラッチパルスを上記データラ
ッチ回路22に供給する。
【0090】上述のように、上記VCO35から出力さ
れるチャンネルクロックが正確な位相であれば、1セグ
メントの再生時間、すなわち、上記ロック/アンロック
検出回路27にハイレベルのサーボパターン検出パルス
が供給されてから、次にハイレベルのサーボパターン検
出パルスが供給されるまでの時間は、例えば296チャ
ンネルクロック分の時間となっている。このことから、
上記ロック/アンロック検出回路27は、上記第2のウ
インドウパルスが供給されている間に、上記サーボパタ
ーン検出器25からハイレベルのサーボパターン検出パ
ルスが供給された場合、チャンネルクロックの位相の引
き込みが終了したとして、図2(a)の時刻t2に示す
ようなハイレベルのHuntデータを上記フィード・フ
ォワードカウンタ38,セレクタ40及び位相補償回路
34のスイッチ34dに供給する。
【0091】上記図6に示したように上記サーボパター
ンは、一対のウォブルピット200、及び、該一対のウ
ォブルピット200の中間で上記トラックTRの中心に
位置するクロックピット201により形成されており、
該サーボパターンの再生データの波形は、上記図7
(a)に示したように、上記クロックピット201の波
形を中心として、該クロックピット201の波形よりも
レベルの低い上記ウォブルピット200の波形が該クロ
ックピット201の波形の両脇に存在するような波形と
なる。
【0092】上記データラッチ回路22は、上記ラッチ
パルスにより、上記A/D変換器20からの再生データ
をラッチすることにより、上記図7(a)のサーボパタ
ーンの波形をラッチし、同図(a)中に示す点a1,a
0,a2、b1,b0,b2、c1,c0,c2のラッ
チデータを形成し、この各ラッチデータを位相生成器2
3に供給する。
【0093】ここで、上述のように上記サーボパターン
は、いわゆるユニークパターンではないため、再生デー
タのパターンと一致してしまう場合がある。このため、
上記カウンタ26のみ設けたとすると、該カウンタ26
は、再生データのパターンをサーボパターンであると誤
って検出した場合でもリセットされてしまうため、該カ
ウンタ26から出力される第1のウインドウパルスは、
以後、誤ったタイミングで出力されることとなる。従っ
て、上記チャンネルクロックの位相の引き込みを行うこ
とができなくなってしまう。
【0094】しかし、このチャンネルクロック形成装置
2では、最初の第1のウインドウパルス及び次の第1の
ウインドウパルスに、2回続けて上記サーボパターン検
出パルスが入ったときにリセットされるセグメント内カ
ウンタ28を設け、このセグメント内カウンタ28が所
定のカウント値となったときに形成される上記第2のウ
インドウパルスにより、上記サーボパターン検出パルス
を検出しているため、上記サーボパターンがユニークパ
ターンでなくても、正確なサーボパターンの検出を行う
ことができる。
【0095】従って、上記データラッチ回路22が正確
に上記サーボパターンをラッチできるタイミングで上記
ラッチパルスを供給することができる。
【0096】上記位相生成器23は、このようなサーボ
パターンの再生データが供給されると、上記3つの波形
の左右の対象性を利用して、各波形の中心点である上記
図7(a)中a0点,b0点,c0点より前後1チャン
ネルクロック離れた両肩の点である図中a1点,a2
点,b1点,b2点,c1点,c2点のレベル差に基づ
いて以下の式7により、上記サーボパターンの再生デー
タに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を検出
し、これを位相誤差検出データとして上記セレクタ40
に供給する。
【0097】位相誤差データ=〔(a2−a1)+(c
2−c1)〕/2・・・式7
【0098】なお、このサーボパターンの再生データ
は、図示はしていないが、各部が行う以下の式8〜式1
2に示す演算式により、トラッキングエラー信号の形
成、トラック中心から±1/4以内でハイレベルとなる
信号であるトラッキングポラリティ信号(TPOL)の
形成、トラック中心から±1/8トラック以上外れると
ハイレベルとなる信号である1/8オフトラック信号の
形成,ウォブルピットの平均レベルの検出信号の形成、
及び、上記サーボパターンとデータエリアとの間に設け
られているミラー部のレベル検出信号の形成等に用いら
れる。
【0099】 トラッキングエラー信号=c0−a0・・・式8
【0100】1/8オフトラック信号=(b0<a0)
+(b0<c0)・・・式9
【0101】 TPOL=b0>(a0+c0)/2・・・式10
【0102】ウォブルピットの平均レベルの検出信号=
(a0+c0)/2・・・式11
【0103】 ミラー部のレベル検出信号=d0・・・式12
【0104】上記セレクタ40は、上記ロック/アンロ
ック検出回路27から上記ハイレベルのHuntデータ
が供給されると、上述の零データではなく、上記位相生
成器23からの位相誤差検出データを選択して上記D/
A変換器33に供給する。上記D/A変換器33は、上
記位相誤差検出データをアナログ化して位相誤差検出信
号を形成し、これを位相補償回路34に供給する。
【0105】上記位相補償回路34に設けられているス
イッチ34dは、上記ハイレベルのHuntデータが供
給されるとオフ状態となり、上記コンデンサ34cに電
荷がチャージされる。上記位相補償回路34は、上記位
相誤差検出信号に積分処理を施し、図2(d)の時刻t
2に示すような位相誤差検出信号を上記加算器42に供
給する。
【0106】上記フィード・フォワードカウンタ38
は、上記ハイレベルのHuntデータが供給されると、
該ハイレベルのHuntデータが供給された時点でカウ
ントを停止し、図2(c)の時刻t2に示すような固定
されたカウント値に応じたカウントデータを上記D/A
変換器39に供給する。上記D/A変換器39は、上記
カウントデータをアナログ化して周波数制御信号を形成
し、これを上記加算器42に供給する。
【0107】上記加算器42は、上記固定された値を有
する周波数制御信号と、上記位相誤差検出信号とを加算
処理し、この加算信号を上記VCO35に供給する。上
記VCO35は、上記加算信号に応じた周波数のチャン
ネルクロックを形成し、これを上記A/D変換器20,
カウンタ26及びセグメント内カウンタ28に供給す
る。
【0108】このような状態で、上記ロック/アンロッ
ク検出回路27は、上記サーボパターン検出データの位
相が引き込まれたか否かを上述のように判別する。そし
て、上記位相が引き込まれていない場合は、図2(a)
の時刻t3に示すようなローレベルのHuntデータを
出力する。
【0109】これにより、上記フィード・フォワードカ
ウンタ38は、それまで固定されていたカウント値から
さらにカウントダウンを開始する。このため、上記図2
(c)の時刻t3に示すような徐々にレベルが高くなる
周波数制御信号が上記加算器42に供給される。
【0110】また、上記位相補償回路34のスイッチ3
4dはオン制御され、該位相補償回路34の積分機能が
オフ制御され、上記加算器42には、図2(d)の時刻
t3に示すような上記セレクタ40からの零信号が供給
される。
【0111】上記VCO35は、上記図2(c)の時刻
t3に示すような、さらに可変された加算信号によりチ
ャンネルクロックの発振周波数を可変して出力する。
【0112】上記ロック/アンロック検出回路27は、
上記さらに可変されたチャンネルクロックで、上記チャ
ンネルクロックの位相の引き込みがなされたか否かを判
別する。そして、上記位相の引き込みがなされたと判断
した場合は、図2(a)の時刻t4に示すようなハイレ
ベルのHuntデータを出力するとともに、この位相の
引き込みが一定時間以上継続した場合は、同図(b)の
時刻t5に示すようなローレベルのパルスである引き込
み完了パルスを出力する。
【0113】これにより、上記フィード・フォワードカ
ウンタ38のカウント値が固定され、図2(c)の時刻
t4に示すような固定されたカウント値に係る周波数制
御信号が上記加算器42に供給されるようになる。ま
た、上記位相補償回路34のスイッチ34dがオフ制御
され、該位相補償回路34の積分機能がオン制御され、
上記加算器42には、図2(d)の時刻t4に示すよう
な上記位相形成器23からの位相誤差検出信号が上記加
算器42に供給される。そして、上記加算器42の新た
な加算信号により上記VCO35の発振周波数が可変制
御されることとなる。
【0114】このような状態で、上記ロック/アンロッ
ク検出回路27は、上記サーボパターン検出データの位
相が引き込まれたか否かを上述のように判別する。そし
て、フェーズ・ロックド・ループに大きな外乱が入り、
上記位相が引き込まれていない状態が生じたときは、再
度、図2(a)の時刻t6に示すようなローレベルのH
untデータを出力するとともに、同図(b)の時刻t
6に示すようなハイレベルのパルスである引き込み不完
了パルスを出力する。
【0115】また、このときに上記システムリセット回
路37がリセットパルスを上記フィード・フォワードカ
ウンタ38に供給し、該フィード・フォワードカウンタ
38のカウント値をリセットする。
【0116】上記フィード・フォワードカウンタ38
は、リセット状態から再度カウントダウンを行う。これ
により、上記加算器42には、図2(c)の時刻t6に
示すような徐々にレベルが高くなる周波数制御信号が供
給され、また、上記セレクタ40からの図2(d)の時
刻t6に示すような零信号が供給される。そして、この
加算信号により、上記VCO35から出力されるチャン
ネルクロックの周波数が可変されることとなる。
【0117】このような状態で、上記ロック/アンロッ
ク検出回路27は、上記フィード・フォワードカウンタ
38のカウントダウンの最中に、上記位相の引き込みが
なされたと判断した場合、図2(a)の時刻t7以降に
示すようなハイレベルのHuntデータを出力する。
【0118】これにより、上記フィード・フォワードカ
ウンタ38のカウント値が固定され、この固定されたカ
ウント値に係る周波数制御信号と、図2(d)の時刻t
7以降に示す上記位相生成器23からの位相誤差検出信
号とが加算器42で加算処理され、この加算信号により
上記VCO35が駆動されることとなる。
【0119】そして、上記ロック/アンロック検出回路
27は、上記位相の引き込みがなされてから一定時間経
過後に、図2(b)の時刻t8以降に示すようなローレ
ベルのパルスである上記引き込み完了パルスを出力す
る。
【0120】上記引き込み完了パルス及び引き込み不完
了パルスは、それぞれ図示しないシステムコントローラ
等に供給される。これにより、上記システムコントロー
ラは、上記チャンネルクロックの位相の引き込みがなさ
れたか否かを知ることができ、以下に説明する記録モー
ド又は再生モードへの以降を許可することができる。
【0121】このように、チャンネルクロックの位相を
引き込む際に、位相誤差検出データの代わりに、上記徐
々に高いレベルとなる周波数制御信号により上記VCO
35を駆動し、上記ロック/アンロック検出回路27で
サーボパターンが検出されたときに、上記チャンネルク
ロックの位相の引き込みが終了したとして上記VCO3
5を駆動した上記周波数制御信号のレベルを固定し、こ
のレベルの固定された周波数制御信号に、上記位相生成
器23からの位相誤差検出信号を加算処理し、この加算
信号で上記VCO35を駆動することにより、上記VC
O35の自走周波数が大きくずれていた場合でも、正確
な位相のチャンネルクロックに遷移させることができ、
速やかに該チャンネルクロックの位相の引き込みを行う
ことができる。
【0122】また、上記VCO35の自走周波数が大き
くずれていた場合でも速やかに該チャンネルクロックの
位相の引き込みを行うことができるため、上記VCO3
5としてそれほど精度の良くない安価なものを用いるこ
とができる。
【0123】また、上記VCO35としてそれほど精度
の良くない安価なものを用いることができるため、1チ
ップのアナログICとして形成することができる。
【0124】従って、当該チャンネルクロック形成装置
自体を安価に作成することができる。
【0125】また、上記VCO35の自走周波数が大き
くずれていた場合でも速やかに該チャンネルクロックの
位相の引き込みを行うことができるため、製品出荷の際
に、該VCO35の発振周波数等の調整を行わずに、無
調整で製品出荷することができる。このため、この点か
らも上記低価格化に貢献することができる。
【0126】そして、上述のように、上記VCO35の
精度はそれほど良くなく、自走周波数の変動範囲も広い
ものであるがゆえに、例えば上記スピンドルモータ5の
ジッタや偏心に柔軟に追従することができる。
【0127】上記光磁気ディスク記録再生装置は、この
ように、上記チャンネルクロックの位相の引き込みが終
了すると、上記サーボパターン検出モードを終了し、記
録モード又は再生モードのうち指定されたモードとな
る。
【0128】すなわち、上記光磁気ディスク記録再生装
置は、上記記録モードとなると、上記光学系9から記録
用の強いレーザビームを上記角速度一定で回転駆動され
る光磁気ディスク1に照射する。これにより、上記光磁
気ディスク1の上記レーザビームの照射された箇所が、
いわゆるキュリー温度まで熱っせられ保磁力が無くな
る。
【0129】一方、この記録モード時には、入力端子1
2を介して記録データが変調回路6に供給される。上記
変調回路6には、上記VCO35からのチャンネルクロ
ックが供給されており、このチャンネルクロックに応じ
て上記記録信号に所定の変調を施すことにより記録デー
タを形成し、これをドライバ8に供給する。上記ドライ
バ8は、上記記録データに応じて磁気ヘッド7を駆動す
る。これにより、上記磁気ヘッド7から上記記録データ
に応じた変調磁界が上記光磁気ディスク1のレーザビー
ムが照射された箇所に印加される。上記レーザビームの
照射された箇所は保磁力が無くなっているため、ここ
に、上記磁気ヘッド7からの記録データに応じた変調磁
界が印加されることにより、上記光磁気ディスク1に上
記記録データが記録されることとなる。
【0130】上述のように、上記チャンネルクロック形
成装置2は、上記サーボパターン検出データの位相を速
やかに引き込むことができる。このため、当該光磁気デ
ィスク記録再生装置は、上記記録データの記録までに要
する時間を短縮することができる。
【0131】次に、上記光磁気ディスク1に記録された
記録データは、再生モード時に再生される。
【0132】上記光磁気ディスク記録再生装置は、上記
再生モードとなると、上記光学系9から再生用の弱いレ
ーザビームを上記光磁気ディスク1に照射して該レーザ
ビームの戻り光を得、この戻り光から上記光磁気ディス
ク1に記録されている記録データを再生する。そして、
この再生信号を上記R/Wアンプ10を介して復調回路
11に供給する。
【0133】上記復調回路11には、上記VCO35か
らのチャンネルクロックが供給されており、このチャン
ネルクロックに基づいて上記記録データを復調し、これ
を再生データとして出力端子13を介して、例えばスピ
ーカ装置等に供給する。これにより、上記光磁気ディス
ク1から再生された再生データに応じた音声を上記スピ
ーカ装置から出力させることができる。
【0134】上述のように、上記チャンネルクロック形
成装置2は、上記サーボパターン検出データの位相を速
やかに引き込むことができる。このため、当該光磁気デ
ィスク記録再生装置は、上記記録データの再生までに要
する時間を短縮することができる。
【0135】次に、本発明を適用した光磁気ディスク記
録再生装置の第2の実施例の説明をする。
【0136】この第2の実施例に係る光磁気ディスク記
録再生装置は、上記図1に示したチャンネルクロック形
成装置2の構成が図3に示すようになっている。なお、
上記第1の実施例に係るチャンネルクロック形成装置2
と同じ動作を示す箇所には同符号を付し、その説明を省
略する。
【0137】すなわち、図3において、この第2の実施
例に係る光磁気ディスク記録再生装置のチャンネルクロ
ック形成装置50は、周波数制御手段として、VCO3
5からのチャンネルクロックをカウントし、M/2カウ
ント毎に反転するM分周データを出力するM分周カウン
タ52と、上記M分周カウンタ52のカウント値をリセ
ットするシステムリセット回路51と、上記M分周デー
タを反転して出力するインバータ53と、上記インバー
タ53からの反転データ及びロック/アンロック検出回
路27からのHuntデータに応じてハイレベル又はロ
ーレベルのデータを出力する第1のANDゲート54
と、上記M分周カウンタ52からのカウントデータ及び
上記Huntデータに応じてハイレベル又はローレベル
のデータを出力する第2のANDゲート55とを有して
いる。
【0138】また、上記チャンネルクロック形成装置5
0は、周波数制御手段として、上記第2のANDゲート
55からハイレベルのデータが供給されると、上記サー
ボパターンの検出信号の位相に対して上記チャンネルク
ロックの位相が正方向の最大限にずれていることを示す
正方向最大位相誤差データ(例えば、フルレンジの+1
27のデータ)を選択してD/A変換器33に供給し、
上記第2のANDゲート55からローレベルのデータが
供給されると、位相誤差生成器23から供給された位相
誤差検出データを選択してD/A変換器33に供給する
第1のセレクタ56と、上記第1のANDゲート54か
らハイレベルのデータが供給されると、上記サーボパタ
ーンの検出信号の位相に対して上記チャンネルクロック
の位相が負方向の最大限にずれていることを示す負方向
最大位相誤差データ(例えば、フルレンジの−128の
データ)を選択してD/A変換器33に供給し、上記第
1のANDゲート54からローレベルのデータが供給さ
れると、位相誤差生成器23から上記第1のセレクタ5
6を介して供給された位相誤差検出データを選択してD
/A変換器33に供給する第2のセレクタ57とを有し
ている。
【0139】次に、このような第2の実施例に係る光磁
気ディスク記録再生装置に設けられているチャンネルク
ロック形成装置50の動作説明をする。
【0140】まず、上記サーボパターン検出モードとな
ると、上記VCO35が自走周波数のチャンネルクロッ
クを出力する。このチャンネルクロックは、上記M分周
カウンタ52に供給される。上記M分周カウンタ52
は、システムリセット回路51からのリセットパルスに
よりそのカウンタ値がリセットされており、上記チャン
ネルクロックをカウントして該チャンネルクロックをM
分周し、M/2カウント毎に反転するようなM分周デー
タを形成して出力する。すなわち、上記M分周カウンタ
52は、例えば最初のM/2カウントはローレベルのM
分周データを出力し、次のM/2カウントはハイレベル
のM分周データを出力する。上記ローレベルのM分周デ
ータは、上記第2のANDゲート55に供給されるとと
もに、上記インバータ53により反転されてハイレベル
のデータとして第1のANDゲート54に供給される。
【0141】一方、上記ロック/アンロック検出回路2
7は、このサーボパターン検出モードとなると、図4
(a)の時刻t10に示すようなローレベルのHunt
データを反転してハイレベルのHuntデータを形成
し、これを上記第2のANDゲート55に供給する。
【0142】これにより、上記第1のANDゲート54
から上記第2のセレクタ57に、図4(e)の時刻t1
0に示すようなハイレベルのデータが供給され、上記第
2のANDゲート55から上記第1のセレクタ56に同
図(f)の時刻t10に示すようなローレベルのデータ
が供給されることとなる。
【0143】従って、上記第2のセレクタ57は、図2
(d)の時刻t10に示すようなフルレンジで−128
のレベルの負方向最大位相誤差データを選択することと
なり、これを上記D/A変換器33に供給する。
【0144】上記D/A変換器33は、上記負方向最大
位相誤差データをアナログ化して負方向最大位相誤差信
号を形成し、これを積分回路である位相補償回路58に
供給する。上記位相補償回路58は、上記負方向最大位
相誤差信号に積分処理を施すことにより、図4(c)の
時刻t10に示すような徐々にレベルの下がる積分信号
を形成し、これをVCO35に供給する。
【0145】上記VCO35は、上記積分信号に応じて
チャンネルクロックの周波数が徐々に低くなるように可
変し、これを上記D/A変換器20に供給する。
【0146】この状態で、上記ロック/アンロック検出
回路27は、上記チャンネルクロックの位相の引き込み
がなされたか否かを検出する。そして、上記位相の引き
込みがなされていないと判断すると、図4(a)の時刻
t11に示すようにローレベルのHuntデータを出力
し続ける。なお、このローレベルのHuntデータは反
転されてハイレベルのHuntデータとして上記第1,
第2のANDゲート54,55に供給される。
【0147】次に、上記M分周カウンタ52は、カウン
ト値がM/2となると、ハイレベルのM分周データを出
力する。これにより、上記第1のANDゲート54から
図4(e)の時刻t11以降に示すようなローレベルの
データが上記第2のセレクタ57に供給され、上記第2
のANDゲート55から同図(f)の時刻t11に示す
ようなハイレベルのデータが上記第1のセレクタ56に
供給される。
【0148】従って、上記第1のセレクタ56は、図2
(d)の時刻t11に示すようなフルレンジで+127
のレベルの正方向最大位相誤差データを選択して出力す
る。また、上記第2のセレクタ57は、上記第1のセレ
クタ56から供給される上記正方向最大位相誤差データ
を選択し、これを上記D/A変換器33に供給する。
【0149】上記D/A変換器33は、上記正方向最大
位相誤差データをアナログ化して正方向最大位相誤差信
号を形成し、これを積分回路である位相補償回路58に
供給する。上記位相補償回路58は、上記正方向最大位
相誤差信号に積分処理を施すことにより、図4(c)の
時刻t11に示すような徐々にレベルの上がる積分信号
を形成し、これをVCO35に供給する。
【0150】上記VCO35は、このように可変された
積分信号により出力するチャンネルクロックの周波数を
可変する。
【0151】上記ロック/アンロック検出回路27は、
このような状態で再び上記チャンネルクロックの位相の
引き込みがなされたか否かを判断する。そして、上記位
相の引き込みがなされたと判断した場合、図4(a)の
時刻t12に示すようなハイレベルのHuntデータを
出力する。
【0152】これにより、上記第1,第2のANDゲー
ト54から上記第2,第1のセレクタ57,56にロー
レベルのデータが供給されることとなり、この第1,第
2のセレクタ56,57を介して、上記位相生成器23
からの位相誤差検出データが上記D/A変換器33に供
給される。
【0153】上記D/A変換器33は、上記位相誤差検
出データをアナログ化して図4(d)の時刻t12に示
すような位相誤差検出信号を形成し、これを上記位相補
償回路58を介して上記VCO35に供給する。上記V
CO35は、上記位相誤差検出信号に応じて出力するチ
ャンネルクロックの周波数を可変する。
【0154】上記ロック/アンロック検出回路27は、
このような状態で、再び、上記位相の引き込みがなされ
たか否かを検出する。そして、上記位相の引き込みがな
されていない場合は、再び、図4(a)の時刻t13に
示すようなローレベルのHuntデータを出力する。こ
のローレベルのHuntデータは、ハイレベルのHun
tデータに反転され、上記第1,第2のANDゲート5
4,55に供給される。
【0155】このとき、上記M分周カウンタ52からハ
イレベルの分周データが供給されたとすると、上記第1
のANDゲート54からは、図4(e)の時刻t13に
示すようなローレベルのデータが上記第2のセレクタ5
7に供給され、上記第2のANDゲート55からは、図
4(f)の時刻t13に示すようなハイレベルのデータ
か上記第1のセレクタ56に供給される。
【0156】これにより、上記VCO35には、上記第
1のセレクタ56からの正方向最大位相誤差データに係
る図4(c)の時刻t13に示す積分処理が供給され、
この積分信号に応じた周波数のチャンネルクロックを出
力する。
【0157】上記ロック/アンロック検出回路27は、
このような状態で、再び、上記位相の引き込みがなされ
たか否かを検出する。そして、上記位相の引き込みがな
されたと判断した場合は、図4(a)の時刻t14に示
すようなハイレベルのHuntデータを出力する。これ
により、上記VCO35には、図4(d)の時刻t14
に示すような上記位相生成器23からの位相誤差検出デ
ータに係る積分信号が供給され、この積分信号に応じた
周波数のチャンネルクロックが出力される。
【0158】そして、上記ロック/アンロック検出回路
27は、上記位相の引き込み状態が一定時間継続した場
合、それまで出力していたローレベルの位相引き込み不
完了データに代えて、図4(b)の時刻t15に示すよ
うなハイレベルの位相引き込み完了データを出力する。
この位相引き込み不完了データ及び位相引き込み完了デ
ータは、それぞれ図示しないシステムコントローラ等に
供給される。これにより、上記システムコントローラ
は、位相の引き込みが完了したか否かを知ることをで
き、記録モード及び再生モードへの移行を許可すること
ができる。
【0159】次に、一旦は、このような位相の引き込み
がなされたが、再度、位相の引き込みがなされていない
と上記ロック/アンロック検出回路27が判断した場
合、該ロック/アンロック検出回路27は、図4(a)
の時刻t16に示すようなローレベルのHuntデータ
を出力する。
【0160】このとき、ハイレベルの分周データが上記
M分周カウンタ52から出力されていた場合、上記VC
O35には、図4(c)の時刻t16に示すような、上
記正方向最大位相誤差信号に係る積分信号が供給され、
この積分信号に応じた周波数のチャンネルクロックが出
力される。
【0161】上記ロック/アンロック検出回路27は、
この状態で、上記位相の引き込みがなされたか否かを検
出し、該位相の引き込みがなされたと判断した場合は、
図4(a)の時刻t17に示すようなハイレベルのHu
ntデータを出力するとともに、この位相の引き込みが
一定時間以上継続した場合は、同図(b)の時刻t18
以降に示すような位相引き込み完了データを出力する。
【0162】この第2の実施例に係る光磁気ディスク記
録再生装置は、このようにして、チャンネルクロックの
位相の引き込みが終了すると、当該サーボパターン検出
モードを終了し、上述の第1の実施例に係る光磁気ディ
スク記録再生装置と同じく、出力端子60を介して出力
される上記チャンネルクロックを用いて記録データの記
録再生を行う。
【0163】この第2の実施例に係る光磁気ディスク記
録再生装置に設けられているチャンネルクロック形成装
置50も、位相引き込みの際に上記VCO35から出力
されるチャンネルクロックの周波数を上下に可変するこ
とができるため、上記第1の実施例に係る光磁気ディス
クの記録再生装置のチャンネルクロック形成装置2と同
じ効果を得ることができるうえ、上記フィード・フォワ
ードカウンタ38を用いていないため、D/A変換器3
9を省略することができ、第1の実施例のチャンネルク
ロック形成装置2よりもさらに安価に作成することがで
きる。
【0164】また、上記位相補償回路58に積分機能を
オンオフ制御するためのスイッチを設ける必要がないた
め、バイポーラでIC化することを可能とすることがで
きる。
【0165】次に、本発明を適用した光磁気ディスク記
録再生装置の第3の実施例の説明をする。
【0166】この第3の実施例に係る光磁気ディスク記
録再生装置は、上述の第1の実施例の光磁気ディスク記
録再生装置におけるディジタル処理によるフェーズ・ロ
クッド・ループ構成のチャンネルクロック形成装置2に
代えて、図5に示すような構成のアナログPLLによる
チャンネルクロック形成装置70を用いるようにしたも
のである。
【0167】すなわち、この第3の実施例に係る光磁気
ディスク記録再生装置において、チャンネルクロック形
成装置70は、上述の第1の実施例の光磁気ディスク記
録再生装置における光磁気ディスク1の再生信号として
得られるピット信号が光学系9からR/Wアンプ10を
介して供給される微分回路71、該微分回路71の微分
出力が供給されるゼロクロス検出回路72、該ゼロクロ
ス検出回路72のゼロクロス検出出力が供給されるサー
ボパターン検出器73、該サーボパターン検出器73の
サーボパターン検出出力がANDゲート74を介して供
給される位相比較器75、該位相比較器75の位相比較
出力がスイッチ76及び位相補償回路77を介して供給
される信号加算器78、該信号加算器78の加算出力が
供給されるVCO79、該VCO79の発振出力をN分
周して上記位相比較器75に供給するN分周器80、上
記サーボパターン検出器73のサーボパターン検出出力
が供給されるカウンタ81及びロック/アンロック検出
回路82、上記サーボパターン検出器73のサーボパタ
ーン検出出力が上記ロック/アンロック検出回路82を
介して供給されるセグメント内カウンタ83、上記ロッ
ク/アンロック検出回路65のロック/アンロック検出
出力が供給される引き込み制御回路84、該引き込み制
御回路84により制御される周波数制御回路85などを
備えてなる。
【0168】このチャンネルクロック形成装置70にお
いて、上記ゼロクロス検出回路62は、上述の光磁気デ
ィスク1の再生信号として得られるピット信号につい
て、上記微分回路61による微分出力のゼロクロスを検
出することにより、上記光磁気ディスク1のピット位置
を示すゼロクロス検出パルスを形成する。
【0169】上記サーボパターン検出器63は、上記ゼ
ロクロス検出回路62から供給される上記光磁気ディス
ク1のピット位置を示すゼロクロス検出パルスについ
て、所定のサーボパターンに対応する発生タイミングで
例えば一致検出を行うことにより、サーボパターンの検
出パルスを形成する。
【0170】上記ANDゲート74は、上記カウンタ8
1で形成される第1のウインドパルスにより、上記サー
ボパターン検出器63からのサーボパターン検出パルス
をゲートして上記位相比較器75に供給する。ここで、
上記カウンタ81は、上記サーボパターン検出器63か
らのサーボパターン検出パルスでリセットされ、上記V
CO79の発振出力として得られるチャンネルクロック
を所定数カウントすることにより、次のセグメントのサ
ーボパターンを検出するための第1のウインドウパルス
を形成するようになっている。
【0171】上記位相比較器75は、上記VCO79の
発振出力すなわちチャンネルクロックをN分周した上記
N分周器80のN分周出力パルスと上記ANDゲート7
4を介して供給されたサーボパターン検出パルスとの位
相比較を行うことにより、上記サーボパターン検出パル
スに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を検出す
る。この位相比較器75により得られる位相誤差検出出
力を上記スイッチ76,位相補償回路77及び信号加算
器78を介して制御信号として上記VCO79に供給し
て、該VCO79の発振位相を制御する。これにより、
上記VCO79の発振出力として得られるチャンネルク
ロックの位相を上記サーボパターン検出パルスの位相に
追従させるようにしたアナログのPLLを構成してい
る。
【0172】ここで、上記スイッチ76は、上記PLL
の位相引き込みの際に、上記サーボパターン検出器63
でサーボパターンが検出されるまで開成されており、上
記サーボパターン検出が検出されると閉成されるよう
に、上記引き込み制御回路84により開成制御される。
【0173】また、上記位相補償回路77は、アンプ7
7a,抵抗77b,コンデンサ77cからなる積分回路
であって、上記コンデンサ77cへの電荷のチャージを
オンオフ制御するためのスイッチ77dが設けられてい
る。上記スイッチ77dは、上記PLLの位相引き込み
の際に、上記サーボパターン検出器63でサーボパター
ンが検出されるまで閉成されており、上記サーボパター
ン検出が検出されると開成されるように、上記引き込み
制御回路84により開成制御される。上記スイッチ77
dが閉成されることにより、上記コンデンサ77cが短
絡し、上記位相補償回路77の積分機能がオフされる。
これは、上記位相補償回路34での積分処理に係るゲイ
ンが高いために、上記アンプ77aに入力されるオフセ
ット信号等で積分出力が振れてしまうことを防止するた
めである。従って、上記スイッチ77dが閉成されてい
る間、上記位相補償回路77から上記信号加算器78に
は零信号が供給される。
【0174】さらに、上記信号加算器78は、上記周波
数制御回路85から供給される周波数制御信号を上記位
相補償回路77の出力に加算する。
【0175】上記周波数制御回路85は、上記引き込み
制御回路85により制御され、上記PLLの位相引き込
みの際に、上記VCO79の発振周波数を例えば最低発
振周波数から最高発振周波数まで掃引させる周波数制御
信号を上記信号加算器78に供給する。そして、上記サ
ーボパターン検出器63でサーボパターンが検出される
と、その時点での発振周波数を上記VCO79で維持さ
せる周波数制御信号を上記信号加算器78に供給する。
【0176】また、上記セグメント内カウンタ83は、
上記カウンタ81により形成される第1のウインドウパ
ルスにより示されるウインドウ内で上記サーボパターン
検出器73により上記サーボパターンが検出された場合
に、上記サーボパターン検出器73からのサーボパター
ン検出パルスでリセットされ、上記VCO79からのチ
ャンネルクロックを所定数カウントすることにより、次
のセグメントのサーボパターンを検出するための第2の
ウインドウパルスを形成する。
【0177】そして、上記ロック/アンロック検出回路
82は、上記カウンタ81により形成される第1のウイ
ンドウパルス及び上記セグメント内カウンタ83により
形成される第2のウインドウパルスにより示される各ウ
インドウ内で上記サーボパターン検出器73により上記
サーボパターンが検出された場合に、上記サーボパター
ン検出器73からのサーボパターン検出パルスで上記セ
グメント内カウンタ83をリセットし、上記サーボパタ
ーン検出器73から上記第1及び第2のウインドウパル
スにより示される各ウインドウ内のサーボパターン検出
パルスが繰り返し供給される位相ロック状態を例えばハ
イレベルで示すロック/アンロック検出信号を形成す
る。
【0178】また、上記引き込み制御回路67は、この
チャンネルクロック形成装置60において上記VCO7
4で形成するチャンネルクロックの位相引き込み制御を
行うもので、上記ロック/アンロック検出回路8からの
ロック/アンロック検出信号に応じて動作する。
【0179】すなわち、このような構成のチャンネルク
ロック形成装置70では、所定のパターンを有するサー
ボパターンが所定の間隔で予め設けられている上記光磁
気ディスク1からの再生信号から上記サーボパターン検
出器73により上記サーボパターンを検出し、発振周波
数が可変制御可能なVCO79により生成されたチャン
ネルクロックの上記サーボパターン検出器73からのサ
ーボパターン検出パルスに対する位相誤差を上記位相比
較器75により検出し、上記位相誤差が零になるように
上記位相比較器75からの位相誤差検出出力により上記
VCO79の発振位相を制御して、PLLによりチャン
ネルクロックを形成する。また、上記VCO79の発振
位相の引き込みの際に、上記引き込み制御回路84によ
り上記VCO79の制御入力を切り換えて、上記サーボ
パターン検出器73がサーボパターンを検出するまで、
上記周波数制御回路85により上記VCO79の発振周
波数を可変制御し、上記サーボパターン検出器73がサ
ーボパターンを検出すると、上記位相比較器75からの
位相誤差検出出力により上記VCO79の発振位相を制
御する。
【0180】そして、この第3の実施例に係る光磁気デ
ィスク記録再生装置では、このようにしてチャンネルク
ロックの位相引き込みを行うアナログPLL構成のチャ
ンネルクロック形成装置70でチャンネルクロックを形
成し、上述の第1の実施例に係る光磁気ディスク記録再
生装置と同様に、上記チャンネルクロック形成装置70
のVCO79から出力されるチャンネルクロックを用い
て記録データの記録再生を行う。
【0181】この第3の実施例に係る光磁気ディスク記
録再生装置に設けられているチャンネルクロック形成装
置70も、位相引き込みの際に上記VCO79から出力
されるチャンネルクロックの周波数を掃引することがで
きるため、上記第1の実施例に係る光磁気ディスクの記
録再生装置のチャンネルクロック形成装置2と同じ効果
を得ることができ、しかも、アナログのPLL構成であ
るから、第1の実施例のチャンネルクロック形成装置2
よりもさらに安価に作成することができる。
【0182】なお、上述の各実施例の説明では、上記光
磁気ディスク1に記録されているサーボパターンは、ウ
ォブルピットにより構成されることとしたが、これは、
ウォブルピットでなくともサーボパターンであることを
認識することができるパターンであれば何でもよい。
【0183】また、上記チャンネルクロック形成装置
2,50,70は、上記サーボパターンのみがピットで
記録される光磁気ディスクから該サーボパターンを検出
して上記チャンネルクロックを形成するようにしたが、
これは、例えば上記サーボパターンのみならず記録デー
タもピットにより記録される光ディスクや、磁気により
上記サーボパターンを形成した磁気ディスクから該サー
ボパターンを検出して上記チャンネルクロックを形成す
るようにしてもよい。
【0184】このため、本発明に係る円盤状記録媒体の
再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置に用いる円
盤状記録媒体としては、上記光磁気ディスクの他、上記
光ディスク又は上記磁気ディスクを用いてもよいことは
勿論である。
【0185】
【発明の効果】本発明に係る円盤状記録媒体のチャンネ
ルクロック形成装置では、円盤状記録媒体に記録されて
いるサーボパターンを検出して、その位相にチャンネル
クロック生成手段の発振位相の引き込みの際に、制御手
段により上記チャンネルクロック生成手段の制御入力を
切り換えて、サーボパターン検出手段がサーボパターン
を検出するまで、周波数制御手段により上記チャンネル
クロック生成手段の発振周波数を可変制御し、上記サー
ボパターン検出手段がサーボパターンを検出すると、位
相誤差検出手段からの位相誤差検出出力により上記チャ
ンネルクロック生成手段の発振位相を制御するので、上
記サーボパターンを迅速に検出して、その位相にチャン
ネルクロックの位相を引き込み易くすることができる。
【0186】また、上記チャンネルクロック出力手段の
自走周波数が大きくずれていた場合でも速やかに上記位
相の引き込みを行うことができるため、上記チャンネル
クロック出力手段としてそれほど精度の良くない安価な
ものを用いることができるうえ、1チップのアナログI
Cとして形成することができるため、当該チャンネルク
ロック形成装置自体を安価に作成することができる。
【0187】また、上記チャンネルクロック出力手段の
自走周波数が大きくずれていた場合でも速やかに上記位
相の引き込みを行うことができるため、製品出荷の際
に、該チャンネルクロック出力手段の発振周波数等の調
整を行う必要がなく、無調整で製品出荷することができ
るため、この点からも上記低価格化に貢献することがで
きる。
【0188】さらに、上述のように、上記チャンネルク
ロック出力手段の精度はそれほど良くなく、自走周波数
の変動範囲も広いものであるが、それがゆえに、例えば
上記スピンドルモータのジッタや偏心に柔軟に追従する
ことができ、一旦引き込んだ位相が外れても速やかに引
き込み直すことができる。
【0189】また、円盤状記録媒体の再生装置及び円盤
状記録媒体の記録再生装置では、上述の円盤状記録媒体
のチャンネルクロック形成装置により形成されたチャン
ネルクロックにより、記録データの再生、或いは、記録
データの記録再生を行うようにしていため、上記チャン
ネルクロックの位相が引き込み易くなった分、記録デー
タの再生までにかかる時間、或いは、記録データの記録
再生までにかかる時間を短縮化することができる。
【0190】また、上記チャンネルクロック形成装置自
体を安価に作成することができるため、円盤状記録媒体
の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置自体を安
価に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を光磁気ディスク記録再生装置に適用し
た第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】上記第1の実施例の光磁気ディスク記録再生装
置に設けられているチャンネルクロック形成装置の動作
を説明するためのタイムチャートである。
【図3】本発明を光磁気ディスク記録再生装置に適用し
た第2の実施例におけるチャンネルクロック形成装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】上記第2の実施例におけるチャンネルクロック
形成装置の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図5】本発明を光磁気ディスク記録再生装置に適用し
た第3の実施例におけるチャンネルクロック形成装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】従来の光磁気ディスク再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】ウォブルピットからなるサーボパターンが記録
されている光磁気ディスクの模式図である。
【図8】上記従来の光磁気ディスク再生装置に設けられ
ている位相生成器の位相誤差検出データ形成に係る演算
動作を説明するためのサーボパターン検出データの波形
図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・光磁気ディスク 2,50,70・・・チャンネルクロック形成装置 3・・・・・・・・・再生系 4・・・・・・・・・記録系 5・・・・・・・・・スピンドルモータ 6・・・・・・・・・変調回路 7・・・・・・・・・磁気ヘッド 8・・・・・・・・・ドライバ 9・・・・・・・・・光学系 10・・・・・・・・・R/Wアンプ 11・・・・・・・・・復調回路 12・・・・・・・・・入力端子 13・・・・・・・・・出力端子 20・・・・・・・・・A/D変換器 21・・・・・・・・・位相データ形成回路 22・・・・・・・・・データラッチ回路 23・・・・・・・・・位相生成器 24・・・・・・・・・パルス検出器 25,73・・・・・・サーボパターン検出器 26,81・・・・・・カウンタ 27,82・・・・・・ロック/アンロック検出回路 28,83・・・・・・セグメント内カウンタ 29・・・・・・・・・タイミング発生器 33,39・・・・・・D/A変換器 34,58,77・・・位相補償回路 34d,77d・・・・スイッチ 35,79・・・・・・VCO 36,80・・・・・・N分周カウンタ 37,51・・・・・・システムリセット回路 38・・・・・・・・・フィード・フォワードカウンタ 40・・・・・・・・・セレクタ 42,78・・・・・・信号加算器 52・・・・・・・・・M分周カウンタ 53・・・・・・・・・インバータ 54,55,74・・・ANDゲート 56,58・・・・・・セレクタ 71・・・・・・・・・微分回路 72・・・・・・・・・ゼロクロス検出回路 75・・・・・・・・・位相比較器 76・・・・・・・・・スイッチ 84・・・・・・・・・引き込み制御回路 85・・・・・・・・・周波数制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号から上記サーボパターンを検出するサーボパ
    ターン検出手段と、 発振周波数が可変制御可能なチャンネルクロック生成手
    段と、 上記サーボパターン検出手段からのサーボパターン検出
    パルスに対する上記チャンネルクロック生成手段により
    生成されたチャンネルクロックの位相誤差を検出する位
    相誤差検出手段と、 上記チャンネルクロック生成手段の発振周波数を可変制
    御する周波数制御手段と、 上記チャンネルクロック生成手段の発振位相の引き込み
    の際に、上記サーボパターン検出手段がサーボパターン
    を検出するまで、上記周波数制御手段により上記チャン
    ネルクロック生成手段の発振周波数を可変制御し、上記
    サーボパターン検出手段がサーボパターンを検出する
    と、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出出力によ
    り上記チャンネルクロック生成手段の発振位相を制御す
    るように上記チャンネルクロック生成手段の制御入力を
    切り換える制御手段とを備えてなる円盤状記録媒体のチ
    ャンネルクロック形成装置。
  2. 【請求項2】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンを検出し、このサーボパターン検出データに対する
    上記チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手段
    で検出し、この位相誤差検出データをチャンネルクロッ
    ク出力手段に供給して、上記位相誤差を零とするような
    周波数のチャンネルクロックが出力されるように上記チ
    ャンネルクロック出力手段を制御し、このチャンネルク
    ロックを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還すると
    ともに外部に出力するフェーズ・ロックド・ループ構成
    の円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置であっ
    て、 上記チャンネルクロック出力手段から出力されるチャン
    ネルクロックの周波数を上下に可変するような周波数制
    御データを上記位相誤差検出データの代わりに上記チャ
    ンネルクロック出力手段に供給する周波数制御手段と、 上記チャンネルクロックの位相引き込みの際に、上記位
    相誤差検出データの代わりに上記周波数制御データが上
    記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上記
    周波数制御手段を制御し、上記チャンネルクロックの位
    相引き込みが終了したときに、上記位相誤差検出データ
    が上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように
    上記周波数制御手段を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成
    装置。
  3. 【請求項3】 上記円盤状記録媒体として光ディスクの
    チャンネルクロックを形成することを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の円盤状記録媒体のチャンネルクロ
    ック形成装置。
  4. 【請求項4】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号からチャンネルクロック形成部により上記サ
    ーボパターンに基づいてチャンネルクロックを形成し、
    上記円盤状記録媒体に記録されていた記録データを上記
    チャンネルクロックに基づいて動作する再生処理部によ
    り再生する円盤状記録媒体の再生装置であって、 上記チャンネルクロック形成部は、 上記円盤状記録媒体からの再生信号から上記サーボパタ
    ーンを検出するサーボパターン検出手段と、 発振周波数が可変制御可能なチャンネルクロック生成手
    段と、 上記サーボパターン検出手段からのサーボパターン検出
    パルスに対する上記チャンネルクロック生成手段により
    生成されたチャンネルクロックの位相誤差を検出する位
    相誤差検出手段と、 上記チャンネルクロック生成手段の発振周波数を可変制
    御する周波数制御手段と、 上記チャンネルクロック生成手段の発振位相の引き込み
    の際に、上記サーボパターン検出手段がサーボパターン
    を検出するまで、上記周波数制御手段により上記チャン
    ネルクロック生成手段の発振周波数を可変制御し、上記
    サーボパターン検出手段がサーボパターンを検出する
    と、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出出力によ
    り上記チャンネルクロック生成手段の発振位相を制御す
    るように上記チャンネルクロック生成手段の制御入力を
    切り換える制御手段とを有してなることを特徴とする円
    盤状記録媒体の再生装置。
  5. 【請求項5】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンを検出し、このサーボパターン検出データに対する
    上記チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手段
    で検出し、この位相誤差検出データをチャンネルクロッ
    ク出力手段に供給して、上記位相誤差を零とするような
    周波数のチャンネルクロックが出力されるように上記チ
    ャンネルクロック出力手段を制御し、このチャンネルク
    ロックを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還すると
    ともに外部に出力するフェーズ・ロックド・ループの構
    成をとるチャンネルクロック形成部からのチャンネルク
    ロックに基づいて、再生処理部が、上記円盤状記録媒体
    に記録されている記録データを再生する円盤状記録媒体
    の再生装置であって、 上記チャンネルクロック形成部は、 上記チャンネルクロック出力手段から出力されるチャン
    ネルクロックの周波数を上下に可変するような周波数制
    御データを上記位相誤差検出データの代わりに上記チャ
    ンネルクロック出力手段に供給する周波数制御手段と、 上記チャンネルクロックの位相引き込みの際に、上記位
    相誤差検出データの代わりに上記周波数制御データが上
    記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上記
    周波数制御手段を制御し、上記チャンネルクロックの位
    相引き込みが終了したときに、上記位相誤差検出データ
    が上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように
    上記周波数制御手段を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする円盤状記録媒体の再生装置。
  6. 【請求項6】 上記円盤状記録媒体として光ディスクの
    再生を行うことを特徴とする請求項4又は請求項5記載
    の円盤状記録媒体の再生装置。
  7. 【請求項7】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号からチャンネルクロック形成部により上記サ
    ーボパターンに基づいてチャンネルクロックを形成し、
    上記チャンネルクロックに基づいて動作する記録処理部
    により記録データを上記円盤状記録媒体に記録し、ま
    た、上記円盤状記録媒体に記録されている記録データを
    上記チャンネルクロックに基づいて動作する再生処理部
    により再生する円盤状記録媒体の記録再生装置であっ
    て、 上記チャンネルクロック形成部は、 上記円盤状記録媒体からの再生信号から上記サーボパタ
    ーンを検出するサーボパターン検出手段と、 発振周波数が可変制御可能なチャンネルクロック生成手
    段と、 上記サーボパターン検出手段からのサーボパターン検出
    パルスに対する上記チャンネルクロック生成手段により
    生成されたチャンネルクロックの位相誤差を検出する位
    相誤差検出手段と、 上記チャンネルクロック生成手段の発振周波数を可変制
    御する周波数制御手段と、 上記チャンネルクロック生成手段の発振位相の引き込み
    の際に、上記サーボパターン検出手段がサーボパターン
    を検出するまで、上記周波数制御手段により上記チャン
    ネルクロック生成手段の発振周波数を可変制御し、上記
    サーボパターン検出手段がサーボパターンを検出する
    と、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出出力によ
    り上記チャンネルクロック生成手段の発振位相を制御す
    るように上記チャンネルクロック生成手段の制御入力を
    切り換える制御手段とを有してなることを特徴とする円
    盤状記録媒体の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンを検出し、このサーボパターン検出データに対する
    上記チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手段
    で検出し、この位相誤差検出データをチャンネルクロッ
    ク出力手段に供給して、上記位相誤差を零とするような
    周波数のチャンネルクロックが出力されるように上記チ
    ャンネルクロック出力手段を制御し、このチャンネルク
    ロックを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還すると
    ともに外部に出力するフェーズ・ロックド・ループの構
    成をとるチャンネルクロック形成部からのチャンネルク
    ロックに基づいて、記録処理部が、上記円盤状記録媒体
    に記録データを記録し、また、再生処理部が、上記円盤
    状記録媒体に記録されている記録データを再生する円盤
    状記録媒体の記録再生装置であって、 上記チャンネルクロック形成部は、 上記チャンネルクロック出力手段から出力されるチャン
    ネルクロックの周波数を上下に可変するような周波数制
    御データを上記位相誤差検出データの代わりに上記チャ
    ンネルクロック出力手段に供給する周波数制御手段と、 上記チャンネルクロックの位相引き込みの際に、上記位
    相誤差検出データの代わりに上記周波数制御データが上
    記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上記
    周波数制御手段を制御し、上記チャンネルクロックの位
    相引き込みが終了したときに、上記位相誤差検出データ
    が上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように
    上記周波数制御手段を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする円盤状記録媒体の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記円盤状記録媒体として光ディスクの
    記録再生を行うことを特徴とする請求項7又は請求項8
    記載の円盤状記録媒体の再生装置。
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