JPH06236628A - 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置 - Google Patents

円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置

Info

Publication number
JPH06236628A
JPH06236628A JP2454293A JP2454293A JPH06236628A JP H06236628 A JPH06236628 A JP H06236628A JP 2454293 A JP2454293 A JP 2454293A JP 2454293 A JP2454293 A JP 2454293A JP H06236628 A JPH06236628 A JP H06236628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
phase error
channel clock
data
servo pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2454293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayasu Muto
隆保 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2454293A priority Critical patent/JPH06236628A/ja
Priority to KR1019940002397A priority patent/KR100287493B1/ko
Priority to EP94300969A priority patent/EP0611155B1/en
Priority to US08/195,855 priority patent/US5436770A/en
Publication of JPH06236628A publication Critical patent/JPH06236628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロック/アンロック検出回路27において、
サーボパターン検出データに対するチャンネルクロック
の位相誤差を検出し、この位相誤差が小さい場合には、
位相生成器23により形成された位相誤差検出データに
より上記VCO35を駆動する。また、上記位相誤差が
大きい場合には、その位相誤差が正のものであるか負の
ものであるかを上記ロック/アンロック検出回路27で
検出し、正の位相誤差であった場合は、上記位相生成器
23により形成された位相誤差検出データの代わりに上
記正位相差出力器30から出力される正のフルレンジの
位相誤差データによりVCO35を駆動し、負の位相誤
差であった場合は、上記位相生成器23により形成され
た位相誤差検出データの代わりに上記負位相差出力器3
1からの負のフルレンジの位相誤差データによりVCO
35を駆動する。 【効果】 ロックレンジを拡げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のサーボパターン
が所定の間隔で予め記録されている光ディスク,光磁気
ディスク,磁気ディスク等の円盤状記録媒体から、該サ
ーボパターンを検出し、この検出情報に基づいてチャン
ネルクロックを形成する円盤状記録媒体のチャンネルク
ロック形成装置、及び、このチャンネルクロック形成装
置を用いた円盤状記録媒体の再生装置、及び、このチャ
ンネルクロック形成装置を用いた円盤状記録媒体の記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在における我が国は、情報化社会と呼
ばれるように様々な情報で満ち溢れている。このため、
大量の情報を記録しておくことができるような大容量の
記憶媒体が必要となり、いわゆる光ディスクが開発され
た。この光ディスクとしては、所望の情報をピットとし
て記録するいわゆるCDや、ディスク上に光磁化膜を形
成し、この光磁化膜に所望の情報を光及び磁気を用いて
記録する光磁気ディスク等が知られている。
【0003】ここで、上記光ディスクに所望の情報を記
録する場合、該所望の情報をサンプリングして記録デー
タを形成し、この記録データを上記光ディスクに記録す
るようになっている。また、この光ディスクに記録され
た記録データを再生する場合、上記光ディスクから読み
出された記録信号をサンプリングして再生し、この再生
データを出力するようになっている。
【0004】このため、上記記録される記録データ及び
再生される再生データを正確なものとするためには、記
録再生時に用いるサンプリングクロックであるチャンネ
ルクロックの位相を正確なものとする必要がある。
【0005】ここで、本件出願人は、特開平3−156
774号の公開特許公報において、光ディスクのクロッ
ク検出方式を開示している。
【0006】すなわち、この光ディスクのクロック検出
方式を光磁気ディスクの再生装置に適用すると、その構
成は図5に示すようになる。
【0007】この光磁気ディスクの再生装置に用いられ
る光磁気ディスクとしては、図6に示すように同心円状
に形成されるトラックTRの中心から内周側及び外周側
に遷移している一対のウォブルピット200、及び、上
記トラックTRの中心に位置し且つ上記一対のウォブル
ピット200の中間に位置するクロックピット201か
らなるサーボパターンが記録されるサーボエリア(Serv
o Area)を所定の間隔で配置したものが用いられてい
る。
【0008】このサーボエリアは、例えば1周に960
個設けられており、サーボエリアから次のサーボエリア
までの間のエリアがデータエリアとなっている。そし
て、上記データエリアに、同期データ,アドレスデータ
等と共に、所定の変調が施された記録データが光磁気記
録されるようになっている。
【0009】上記図5において、上記光磁気ディスクの
再生装置は、上記光磁気ディスクに記録された記録デー
タの再生を行う前に、スピンドルモータ100により上
述のフォーマットを有する光磁気ディスク101を記録
データの記録時と同じ、例えば角速度一定で回転駆動し
て、サーボパターンの検出データの位相とチャンネルク
ロックの位相の合わせ込みを行うサーボパターン検出モ
ードとなる。
【0010】このサーボパターン検出モードとなると、
光学系102は、上記回転駆動される光磁気ディスク1
01にレーザビームを照射して、その戻り光を検出す
る。そして、この戻り光を光電変換することにより、該
光磁気ディスク101上に記録されている上記サーボパ
ターン及び記録データを再生し、この再生信号をアンプ
105に供給する。
【0011】上記アンプ105は、上記再生信号を所定
の利得で増幅してA/D変換器106に供給する。上記
A/D変換器106には、供給する電圧に応じて発振周
波数が可変される電圧可変発振器(VCO)111から
の自走周波数のチャンネルクロックが供給されている。
上記A/D変換器106は、このチャンネルクロックに
より上記再生信号をサンプリングしデジタル化して再生
データを形成し、これをラッチ回路107に供給する。
【0012】ここで、上記サーボパターンは、上記図6
に示したように、一対のウォブルピット200、及び、
該一対のウォブルピット200の中間で上記トラックT
Rの中心に位置するクロックピット201により形成さ
れている。このため、サーボパターンの再生データの波
形は、上記図7(a)に示すように、上記クロックピッ
ト201の波形を中心として、該クロックピット201
の波形よりもレベルの低い上記ウォブルピット200の
波形が該クロックピット201の波形の両脇に存在する
ような波形となる。
【0013】また、上記VCO111からのチャンネル
クロックが正確な位相の場合、上記サーボパターンが検
出されてから上記チャンネルクロックのカウントを開始
したとすると、このカウント値が、例えば277〜27
9、282〜284、287〜289となったときに、
上記A/D変換器106からの再生データをラッチすれ
ば、上記サーボパターンを正確にラッチすることができ
る。
【0014】このため、図示しないサーボパターン検出
回路は、予め記憶されているサーボパターンと、上記A
/D変換器106からの再生データとを比較することに
より、該サーボパターンを検出し、この検出パルスを図
示しないカウンタに供給する。上記カウンタは、上記サ
ーボパターンの検出パルスによりリセットされ、この時
点から上記チャンネルクロックのカウントを開始する。
そして、このカウンタ値をラッチパルス出力回路に供給
する。上記ラッチパルス出力回路は、図7(a)に示す
ように上記カウンタ値が、例えば277〜279、28
2〜284、287〜289となったときに、それぞれ
ラッチパルスを上記ラッチ回路107に供給する。
【0015】上記ラッチ回路107は、上記各ラッチパ
ルスにより上記再生データをラッチすることにより、図
7(a)に示すように上記サーボパターンの再生データ
をラッチし、同図(a)中に示す点a1,a0,a2、
b1,b0,b2、c1,c0,c2のラッチデータを
形成し、この各ラッチデータを位相生成器108に供給
する。
【0016】上記位相生成器108は、このようなサー
ボパターンの再生データが供給されると、上記3つの波
形の左右の対象性を利用して、各波形の中心点である図
7(a)中a0点,b0点,c0点より前後1チャンネ
ルクロック離れた両肩の点である同図中a1点,a2
点,b1点,b2点,c1点,c2点のレベル差に基づ
いて以下の式1により、上記サーボパターンの再生デー
タに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を検出
し、これを位相誤差検出データとしてD/A変換器10
9に供給する。
【0017】 位相誤差データ=1/2〔(a2−a1)+(c2−c1)〕・・・式1
【0018】なお、このサーボパターンの再生データ
は、図示はしていないが、各部が行う以下の式2〜式6
に示す演算式により、トラッキングエラー信号の形成、
トラック中心から±1/4以内でハイレベルとなる信号
であるトラッキングポラリティ信号(TPOL)の形
成、トラック中心から±1/8トラック以上外れるとハ
イレベルとなる信号である1/8オフトラック信号の形
成,ウォブルピットの平均レベルの検出信号の形成、及
び、上記サーボパターンとデータエリアとの間に設けら
れているミラー部のレベル検出信号の形成等に用いられ
る。
【0019】 トラッキングエラー信号=〔(c0−a0)〕・・・式2
【0020】 1/8オフトラック信号=〔(b0<a0)+(b0<c0)〕・・・式3
【0021】 TPOL=〔b0>1/2(a0+c0)〕・・・式4
【0022】 ウォブルピットの平均レベルの検出信号=〔1/2(a0+c0)〕・・式5
【0023】 ミラー部のレベル検出信号=d0・・・式6
【0024】上記D/A変換器109は、上記位相誤差
検出データをアナログ化し位相誤差検出信号を形成し、
これを位相補償回路110に供給する。
【0025】上記位相補償回路110は、例えばローパ
スフィルタ等で構成されており、上記位相誤差検出信号
の高域ノイズ成分を除去して該位相誤差検出信号の位相
補償を行い、これを上記VCO111に供給する。
【0026】上記VCO111は、上記位相誤差検出信
号に基づいてその発振周波数が可変されるようになって
おり、上記サーボパターンの再生データに対する上記チ
ャンネルクロックの位相誤差が零となるような周波数の
チャンネルクロックを上記A/D変換器106に帰還す
るとともに、上記復調回路103に供給する。
【0027】このように、上記光磁気ディスク再生装置
の上記チャンネルクロックを形成する部分は、いわゆる
フェーズ・ロックド・ループ(PLL)の構成となって
おり、上記サーボパターンの再生データの位相に同期し
た位相のチャンネルクロックを出力するようになってい
る。
【0028】上記光磁気ディスク再生装置は、上記サー
ボパターンの再生データの位相に同期した位相のチャン
ネルクロックが出力できるようになると、すなわち、サ
ーボパターンの再生データの位相の引き込みが終了する
と、このサーボパターン検出モードを終了し、上記光磁
気ディスク101に記録されている記録データの再生を
行う再生モードとなる。
【0029】上記光磁気ディスク再生装置は、上記再生
モードとなると、上記光磁気ディスク101に記録され
ている記録データを上記光学系102により読み出す。
この光学系102からの再生信号は、上述のように上記
アンプ105を介してA/D変換器106に供給される
とともに、復調回路103に供給される。
【0030】上記A/D変換器106は、上述のように
チャンネルクロックで上記再生信号を形成し、再生デー
タを上記ラッチ回路107に供給する。これにより、上
記サーボパターンがラッチされ、上記位相誤差検出デー
タが形成され、この位相誤差検出データにより上記VC
O111の出力周波数が繰り返し可変制御される。
【0031】上記復調回路103は、上記チャンネルク
ロックに基づいて上記アンプ105からの再生信号を復
調し、この復調した再生信号を出力端子104を介し
て、例えば図示しないスピーカ装置等に供給する。
【0032】上述のように、上記チャンネルクロックの
位相は、上記サーボパターンの検出データの位相に同期
したものであるため、上記復調回路103において上記
再生信号を正確にサンプリングして復調することがで
き、正確な再生信号を出力することができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記VCO1
11の自走周波数が目的の周波数からずれていた場合
や、位相引き込み後に大きな位相誤差が発生して上記V
CO111から発生するチャンネルクロックの周波数が
大きく変動した場合、上記チャンネルクロックの位相と
上記サーボパターンの再生データの位相とに大きなずれ
を生じ、上記ラッチ回路107で行われるラッチが、例
えば図7(b)に示すように上記ウォブルピット200
のデータ波形の両肩よりもずれた位置で行われることと
なる。このため、上記位相生成器108で正確な位相誤
差検出データを形成することができず、上記VCO11
1から正確な周波数(上記サーボパターンの検出データ
の位相に同期した)のチャンネルクロックを出力するこ
とができなくなってしまう。
【0034】これは、上記位相誤差検出回路105の位
相誤差検出データの形成能力が図8に示すように狭いた
めであり、上述のような大きな位相誤差が発生しても、
上記位相誤差検出回路105において、上記大きな位相
誤差に値する位相誤差検出データを形成しきれなくなる
からである。
【0035】従って、上記光磁気ディスクの再生装置に
は、上述のような大きな位相誤差が発生しないように、
上記VCO111として、例えば電圧制御型の水晶発振
器等のような精度の良いクロック発生回路が設けられて
いた。
【0036】しかし、このような精度の良いクロック発
生回路は大変高価格であるため、上記光ディスクのクロ
ック検出方式に係る光磁気ディスクの再生装置自体の高
価格化につながってしまっていた。
【0037】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、VCOとしてそれほど精度の良くない安価
なものを用いても、大きな位相誤差が発生したときに、
これを是正して正確な位相のチャンネルクロックを出力
することができるような円盤状記録媒体のチャンネルク
ロック形成装置及びこのチャンネルクロック形成装置を
用いた円盤状記録媒体の再生装置及びこのチャンネルク
ロック形成装置を用いた円盤状記録媒体の記録再生装置
の提供を目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円盤状記録
媒体のチャンネルクロック形成装置は、所定のパターン
を有するサーボパターンが所定の間隔で予め設けられて
いる円盤状記録媒体からの再生信号を、チャンネルクロ
ックが供給されるアナログ/デジタル変換手段でアナロ
グ/デジタル変換して再生データを形成し、この再生デ
ータから上記サーボパターンの再生データの位相に対す
る上記チャンネルクロックの位相誤差を位相誤差検出手
段で検出し、この位相誤差検出データを上記チャンネル
クロック出力手段に供給して、上記位相誤差を零とする
ような周波数のチャンネルクロックが出力されるように
上記チャンネルクロック出力手段を制御し、このチャン
ネルクロックを上記アナログ/デジタル変換手段に帰還
するとともに外部に出力するフェーズ・ロックド・ルー
プ構成の円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置
であって、上記アナログ/デジタル変換手段からの再生
データから上記サーボパターンを検出してサーボパター
ン検出データを出力するサーボパターン検出手段と、上
記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出デ
ータ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に対
して上記チャンネルクロックの位相が正方向の最大限に
ずれていることを示す正方向最大位相誤差データを上記
チャンネルクロック出力手段に供給する正位相差出力手
段と、上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤
差検出データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の
位相に対して上記チャンネルクロックの位相が負方向の
最大限にずれていることを示す負方向最大位相誤差デー
タを上記チャンネルクロック出力手段に供給する負位相
差出力手段と、上記サーボパターン検出手段からのサー
ボパターン検出データの位相に対する上記チャンネルク
ロックの位相誤差を検出し、この位相誤差が所定の範囲
内であるか否かを検出し、上記位相誤差が所定の範囲内
であった場合は、上記位相誤差検出手段からの位相誤差
検出データが上記チャンネルクロック出力手段に供給さ
れるように上記正位相差出力手段及び負位相差出力手段
をそれぞれ制御し、また、上記位相誤差が所定の範囲内
でなかった場合は、上記サーボパターン検出データ及び
上記チャンネルクロックの位相が正方向又は負方向の何
方にずれているかを検出し、上記位相のずれが正方向で
あった場合、上記位相誤差検出データの代わりに上記正
方向最大位相誤差データが上記チャンネルクロック出力
手段に供給されるように上記正位相差出力手段を制御
し、上記位相のずれが負方向であった場合、上記位相誤
差検出データの代わりに上記負方向最大位相誤差データ
が上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように
上記負位相差出力手段を制御する制御手段とを有するこ
とを特徴として上述の課題を解決する。
【0039】次に、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置は、所定のパターンを有するサーボパターンが所定
の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの再生
信号を、チャンネルクロックが供給されるアナログ/デ
ジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再生デー
タを形成し、この再生データから上記サーボパターンの
再生データの位相に対する上記チャンネルクロックの位
相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤差検出
データを上記チャンネルクロック出力手段に供給して、
上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネルクロ
ックが出力されるように上記チャンネルクロック出力手
段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナログ/
デジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド・ルー
プ構成のチャンネルクロック形成装置を有し、このチャ
ンネルクロック形成装置からのチャンネルクロックに基
づいて、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録されて
いる記録情報を再生する円盤状記録媒体の再生装置であ
って、上記アナログ/デジタル変換手段からの再生デー
タから上記サーボパターンを検出してサーボパターン検
出データを出力するサーボパターン検出手段と、上記位
相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出デー
タ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に対し
て上記チャンネルクロックの位相が正方向の最大限にず
れていることを示す正方向最大位相誤差データを上記チ
ャンネルクロック出力手段に供給する正位相差出力手段
と、上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差
検出データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位
相に対して上記チャンネルクロックの位相が負方向の最
大限にずれていることを示す負方向最大位相誤差データ
を上記チャンネルクロック出力手段に供給する負位相差
出力手段と、上記サーボパターン検出手段からのサーボ
パターン検出データの位相に対する上記チャンネルクロ
ックの位相誤差を検出し、この位相誤差が所定の範囲内
であるか否かを検出し、上記位相誤差が所定の範囲内で
あった場合は、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検
出データが上記チャンネルクロック出力手段に供給され
るように上記正位相差出力手段及び負位相差出力手段を
それぞれ制御し、また、上記位相誤差が所定の範囲内で
なかった場合は、上記サーボパターン検出データ及び上
記チャンネルクロックの位相が正方向又は負方向の何方
にずれているかを検出し、上記位相のずれが正方向であ
った場合、上記位相誤差検出データの代わりに上記正方
向最大位相誤差データが上記チャンネルクロック出力手
段に供給されるように上記正位相差出力手段を制御し、
上記位相のずれが負方向であった場合、上記位相誤差検
出データの代わりに上記負方向最大位相誤差データが上
記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上記
負位相差出力手段を制御する制御手段とを有することを
特徴として上述の課題を解決する。
【0040】次に、本発明に係る円盤状記録媒体の記録
再生装置は、所定のパターンを有するサーボパターンが
所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体からの
再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナログ
/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再生
データを形成し、この再生データから上記サーボパター
ンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロック
の位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤差
検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給し
て、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネル
クロックが出力されるように上記チャンネルクロック出
力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナロ
グ/デジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド・
ループ構成のチャンネルクロック形成装置を有し、この
チャンネルクロック形成装置からのチャンネルクロック
に基づいて、記録手段が上記円盤状記録媒体に記録情報
を記録し、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録され
た記録情報を再生する円盤状記録媒体の記録再生装置で
あって、上記アナログ/デジタル変換手段からの再生デ
ータから上記サーボパターンを検出してサーボパターン
検出データを出力するサーボパターン検出手段と、上記
位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出デー
タ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に対し
て上記チャンネルクロックの位相が正方向の最大限にず
れていることを示す正方向最大位相誤差データを上記チ
ャンネルクロック出力手段に供給する正位相差出力手段
と、上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差
検出データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位
相に対して上記チャンネルクロックの位相が負方向の最
大限にずれていることを示す負方向最大位相誤差データ
を上記チャンネルクロック出力手段に供給する負位相差
出力手段と、上記サーボパターン検出手段からのサーボ
パターン検出データの位相に対する上記チャンネルクロ
ックの位相誤差を検出し、この位相誤差が所定の範囲内
であるか否かを検出し、上記位相誤差が所定の範囲内で
あった場合は、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検
出データが上記チャンネルクロック出力手段に供給され
るように上記正位相差出力手段及び負位相差出力手段を
それぞれ制御し、また、上記位相誤差が所定の範囲内で
なかった場合は、上記サーボパターン検出データ及び上
記チャンネルクロックの位相が正方向又は負方向の何方
にずれているかを検出し、上記位相のずれが正方向であ
った場合、上記位相誤差検出データの代わりに上記正方
向最大位相誤差データが上記チャンネルクロック出力手
段に供給されるように上記正位相差出力手段を制御し、
上記位相のずれが負方向であった場合、上記位相誤差検
出データの代わりに上記負方向最大位相誤差データが上
記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上記
負位相差出力手段を制御する制御手段とを有することを
特徴として上述の課題を解決する。
【0041】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体のチャンネルクロ
ック形成装置は、制御手段が、上記サーボパターン検出
手段からのサーボパターン検出データの位相に対する上
記チャンネルクロックの位相誤差を検出し、この位相誤
差が所定の範囲内であるか否かを検出する。
【0042】そして、上記位相誤差が所定の範囲内であ
った場合は、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出
データが上記チャンネルクロック出力手段に供給される
ように上記正位相差出力手段及び負位相差出力手段をそ
れぞれ制御する。
【0043】しかし、上記位相誤差が所定の範囲内でな
かった場合は、上記サーボパターン検出データ及び上記
チャンネルクロックの位相が正方向又は負方向の何方に
ずれているかを検出する。
【0044】そして、上記位相のずれが正方向であった
場合、上記位相誤差検出データの代わりに上記正方向最
大位相誤差データが上記チャンネルクロック出力手段に
供給されるように上記正位相差出力手段を制御し、ま
た、上記位相のずれが負方向であった場合、上記位相誤
差検出データの代わりに上記負方向最大位相誤差データ
が上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように
上記負位相差出力手段を制御する。
【0045】これにより、上記位相誤差検出データのみ
ならず、正位相差出力手段からの正方向最大位相誤差デ
ータ及び負位相差出力手段からの負方向最大位相誤差デ
ータにより上記チャンネルクロック出力手段を駆動する
ことができる。従って、ロックレンジを拡大することが
できる。
【0046】一方、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置は、上述のチャンネルクロック形成装置を用いた再
生装置である。このため、上記ロックレンジの拡大によ
り、位相の引き込みを高速化することができ、記録情報
の再生までに要する時間を短縮することができる。
【0047】そして、本発明に係る円盤状記録媒体の記
録再生装置は、上述のチャンネルクロック形成装置を用
いた記録再生装置である。このため、上記ロックレンジ
の拡大により、位相の引き込みを高速化することがで
き、記録情報の記録までに要する時間、及び、記録情報
の再生までに要する時間を短縮することができる。
【0048】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体のチャン
ネルクロック形成装置及びこのチャンネルクロック形成
装置を用いた円盤状記録媒体の再生装置及びこのチャン
ネルクロック形成装置を用いた円盤状記録媒体の記録再
生装置の好ましい実施例について図面を参照しながら説
明する。
【0049】本発明に係る円盤状記録媒体の記録再生装
置は、図1に示すように円盤状記録媒体である光磁気デ
ィスク1に所望の記録データの記録再生を行う光磁気デ
ィスク記録再生装置であり、図1中点線で囲んだ円盤状
記録媒体のチャンネルクロック形成装置であるチャンネ
ルクロック形成装置2と、上記チャンネルクロック形成
装置2を用いた円盤状記録媒体の再生装置である図中一
点鎖線で囲んだ再生系3と、上記チャンネルクロック形
成装置2を用いた記録装置である図中二点鎖線で囲んだ
記録系4とで構成されている。
【0050】上記光磁気ディスク1には、上記図6に示
したように、同心円状に形成されるトラックTRの中心
から内周側及び外周側に遷移している一対のウォブルピ
ット200、及び、上記トラックTRの中心且つ上記一
対のウォブルピット200の中間に位置するクロックピ
ット201からなるサーボパターンが予め記録されてい
るサーボエリア(Servo Area)が所定の間隔で配置され
ている。なお、上記サーボパターンは、いわゆるユニー
クパターンではなく、例えば一周に960個の割合で設
けられている。
【0051】また、上記光磁気ディスク1の上記サーボ
エリア以外のエリアは、データエリアとなっており、こ
のデータエリアに、磁気光学効果を利用して同期デー
タ,アドレスデータ、音声データ等が交互に記録され、
この同期データやアドレスデータに基づいて音声データ
の管理が行われるようになっている。すなわち、上記同
期データにより、例えば所定単位で音声データが記録さ
れているセグメントの同期をとり、アドレスデータによ
って記録データがフレーム単位やセクタ単位で記録再生
されるようになっている。
【0052】なお、この場合、上記サーボパターンのみ
がピットで記録されており、記録データは光磁気記録す
るような上記光磁気ディスク1を用いることとしたが、
上記サーボパターン及び記録データの一部が予めピット
で記録されており、残りの領域に所望の記録データを光
磁気記録する、一部の領域がROM領域となっているよ
うな光磁気ディスクを用いるようにしてもよい。
【0053】上記記録系4は、上記チャンネルクロック
形成装置2と、上記光磁気ディスク1を例えば角速度一
定で回転駆動するスピンドルモータ5と、上記チャンネ
ルクロック形成装置2からのチャンネルクロックのタイ
ミングで、記録データに所定の変調を施す変調回路6
と、磁気ヘッド7を駆動するドライバ8と、上記光磁気
ディスク1にレーザビームを照射する光学系9と、上記
光学系9からの再生信号を増幅し、ピット信号を形成し
て出力するR/Wアンプ10とで構成されている。
【0054】なお、上記磁気ヘッド7,ドライバ8,光
学系9及び変調回路6で記録手段を構成している。
【0055】上記再生系3は、上記スピンドルモータ5
と、上記光学系9と、上記R/Wアンプ10と、上記チ
ャンネルクロック形成装置2と、上記光学系9により再
生された記録データを上記チャンネルクロック形成装置
2からのチャンネルクロックのタイミングで復調する復
調回路11とで構成されている。
【0056】なお、上記光学系9及び復調回路11で再
生手段を構成している。
【0057】上記チャンネルクロック形成装置2は、い
わゆるPLL回路の構成を有しており、具体的には、上
記R/Wアンプ10からのピット信号をチャンネルクロ
ックによりサンプリングしてデジタル化しピットデータ
を形成して出力するアナログ/デジタル変換手段である
A/D変換器20と、上記A/D変換器20からのピッ
トデータに基づいて上記サーボパターンの位相に対する
チャンネルクロックの位相の誤差を検出して位相誤差検
出データを出力する位相誤差検出手段である位相データ
形成回路21と、上記A/D変換器20からのピットデ
ータから上記サーボパターンの再生データを形成して出
力するパルス検出器24と、サーボパターンが予め記憶
されており、このサーボパターンに基づいて上記サーボ
パターンの再生データからサーボパターンを検出するサ
ーボパターン検出手段であるサーボパターン検出器25
とを有している。
【0058】なお、上記位相データ形成回路21は、上
記ピットデータを後に説明するタイミングパルスにより
ラッチするデータラッチ回路22と、上記データラッチ
回路22によりラッチされたピットデータに基づいて後
に説明する所定の演算を行い位相誤差を検出する位相生
成器23とで構成されている。
【0059】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記位相生成器23から供給された上記位相誤差検
出データ、又は、サーボパターン検出データの位相に対
して上記チャンネルクロックの位相が正方向の最大限に
ずれていることを示す正方向最大位相誤差データを出力
する正位相差出力手段である正位相差出力器30と、上
記位相誤差検出データ、又は、上記サーボパターン検出
データの位相に対して上記チャンネルクロックの位相が
負方向の最大限にずれていることを示す負方向最大位相
誤差データを出力する負位相差出力手段である負位相差
出力器31と、上記サーボパターン検出器25からのサ
ーボパターン検出パルスをトリガとしてリセットされ、
上記チャンネルクロックを所定数カウントすることによ
り次のセグメントのサーボパターンを検出するための第
1のウインドウパルスを形成して出力するカウンタ26
と、上記カウンタ26からの第1のウインドウパルス、
又は、以下に説明する第2のウインドウパルスに基づい
て上記サーボパターンの検出データに対する上記チャン
ネルクロックの位相誤差を検出し、この検出結果に基づ
いて上記正位相差出力器30又は負位相差出力器31を
制御する制御手段でなるロック/アンロック検出回路2
7とを有している。
【0060】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記ロック/アンロック検出回路27において、上
記第1のウインドウパルスにより示されるウインドウ内
で上記サーボパターンが検出された場合、この検出デー
タでリセットされ、上記チャンネルクロックのカウント
を開始するセグメント内カウンタ28と、上記セグメン
ト内カウンタ28からのカウント値に応じて第2のウイ
ンドウパルスを形成して上記ロック/アンロック検出回
路27に供給するとともに、上記カウント値に応じてラ
ッチパルスを形成して上記データラッチ回路22に供給
するタイミング発生器29とを有している。
【0061】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記位相データ形成回路21からの位相誤差検出デ
ータ,上記正位相差出力器30からの正方向の最大限に
設定された位相誤差検出データ、或いは、上記負位相差
出力器31からの負方向の最大限に設定された位相誤差
検出データをアナログ化して出力するD/A変換器33
と、上記D/A変換器33からの位相誤差検出信号の位
相を補償して出力する例えばローパスフィルタ(LP
F)である位相補償回路34と、上記位相補償回路34
からの位相誤差検出信号に基づいて周波数を可変したチ
ャンネルクロックを形成し、これを上記記録系4の変調
回路6及び上記再生系3の復調回路11に供給するチャ
ンネルクロック出力手段である電圧可変発振器(VC
O)35とを有している。
【0062】次に、このような構成を有する光磁気ディ
スク記録再生装置の動作説明をする。
【0063】まず、上記光磁気ディスク記録再生装置
は、記録データの記録再生に先立って、上記チャンネル
クロック形成装置2において上記サーボパターンの検出
データの位相とチャンネルクロックの位相の合わせ込み
を行うサーボパターン検出モードとなる。
【0064】このサーボパターン検出モードとなると、
上記スピンドルモータ5が例えば角速度一定で回転駆動
される。これにより、上記光磁気ディスク1が、上記ス
ピンドルモータ5の回転に連れて回転駆動される。光学
系9は、上記回転駆動される光磁気ディスク1に再生用
の弱いレーザビームを照射して、その戻り光を検出す
る。そして、この戻り光を光電変換することにより、該
光磁気ディスク1上に記録されている上記サーボパター
ン及び記録データを再生し、これらの再生信号をピット
信号としてR/Wアンプ10に供給する。
【0065】上記R/Wアンプ10は、上記ピット信号
を所定の利得で増幅してA/D変換器20に供給する。
上記A/D変換器20には、供給する電圧に応じて発振
周波数が可変される電圧可変発振器(VCO)35から
の自走周波数のチャンネルクロックが供給されている。
上記A/D変換器20は、このチャンネルクロックによ
り上記ピット信号をサンプリングしデジタル化してピッ
トデータを形成し、これをデータラッチ回路22及びパ
ルス検出器24に供給する。
【0066】上記パルス検出器24は、上記ピットデー
タからサーボパターンの再生データを形成し、これをサ
ーボパターン検出器25に供給する。
【0067】上記サーボパターン検出器25には、上記
光磁気ディスク1上に形成されたサーボパターンと同じ
パターンのデータが予め記憶されている。上記サーボパ
ターン検出器25は、予め記憶された上記サーボパター
ンと同じパターンのデータと上記サーボパターンの再生
データとを比較し、上記サーボパターンが検出されたと
きに例えばハイレベルとなるサーボパターン検出パルス
をカウンタ26及びロック/アンロック検出回路27に
供給する。
【0068】上記カウンタ26には、上記VCO35か
らのチャンネルクロックが供給されており、上記サーボ
パターン検出パルスをトリガとしてカウント値をリセッ
トする。そして、上記リセットした時刻より新たに上記
チャンネルクロックをカウントする。
【0069】ここで、上記VCO35から出力されるチ
ャンネルクロックが正確な位相であれば、1セグメント
の再生時間、すなわち、上記ロック/アンロック検出回
路27にハイレベルのサーボパターン検出パルスが供給
されてから、次にハイレベルのサーボパターン検出パル
スが供給されるまでの時間は、例えば296チャンネル
クロック分の時間となっている。このことから、上記カ
ウンタ26は、次にハイレベルのサーボパターン検出パ
ルスが上記ロック/アンロック検出回路27に供給され
る時間をカウントにより予測し、この予測した時刻であ
る、上記カウント値が296となったときに第1のウイ
ンドウパルスを形成して上記ロック/アンロック検出回
路27に供給する。
【0070】上記ロック/アンロック検出回路27は、
上記第1のウインドウパルスが供給されたときに上記ハ
イレベルのサーボパターン検出パルスが供給されると、
ハイレベルのパルスをセグメント内カウンタ28に供給
する。
【0071】上記セグメント内カウンタ28には、上記
カウンタ26と同様に上記VCO35からのチャンネル
クロックが供給されており、図2(a)の時刻t1〜時
刻t2に示すようなハイレベルのパルスをトリガとし
て、同図(e)の時刻t1〜時刻t2に示すようにカウ
ント値をリセットする。そして、上記リセットした時刻
より新たに上記チャンネルクロックをカウントし、この
カウント値をタイミング発生器29に供給する。
【0072】上記タイミング発生器29は、上記図2
(e)に示したカウント値が、例えば277クロック,
278クロック,279クロックとなる時刻t3,時刻
t4,時刻t5、上記カウント値が282クロック,2
83クロック,284クロックとなる時刻t6,時刻t
7,時刻t8、及び、上記カウント値が287クロッ
ク,288クロック,289クロックとなる時刻t9,
時刻t10,時刻t11に、同図(i)に示すようにそ
れぞれハイレベルとなるラッチパルスを形成し、これら
を上記データラッチ回路22に供給する。
【0073】ここで、上記サーボパターンは、上記図6
に示したように、一対のウォブルピット200、及び、
該一対のウォブルピット200の中間で上記トラックT
Rの中心に位置するクロックピット201により形成さ
れており、該サーボパターンの再生データの波形は、上
記図7(a)に示したように、上記クロックピット20
1の波形を中心として、該クロックピット201の波形
よりもレベルの低い上記ウォブルピット200の波形が
該クロックピット201の波形の両脇に存在するような
波形となる。
【0074】上記データラッチ回路22は、上記セグメ
ント内カウンタ28からのカウント値が、例えば277
〜279、282〜284、287〜289となったと
きに、それぞれ供給されるラッチパルスにより、上記A
/D変換器20からの再生データをラッチすることによ
り、上記図7(a)のサーボパターンの波形をラッチ
し、同図(a)中に示す点a1,a0,a2、b1,b
0,b2、c1,c0,c2のラッチデータを形成し、
この各ラッチデータを位相生成器23に供給する。
【0075】上記位相生成器23は、このようなサーボ
パターンの再生データが供給されると、上記3つの波形
の左右の対象性を利用して、各波形の中心点である上記
図7(a)中a0点,b0点,c0点より前後1チャン
ネルクロック離れた両肩の点である図中a1点,a2
点,b1点,b2点,c1点,c2点のレベル差に基づ
いて以下の式7により、上記サーボパターンの再生デー
タに対する上記チャンネルクロックの位相誤差を検出
し、これを位相誤差検出データとして上記正位相差出力
器30及び負位相差出力器31に供給する。
【0076】 位相誤差データ=1/2〔(a2−a1)+(c2−c1)〕・・・式7
【0077】なお、このサーボパターンの再生データ
は、図示はしていないが、各部が行う以下の式8〜式1
2に示す演算式により、トラッキングエラー信号の形
成、トラック中心から±1/4以内でハイレベルとなる
信号であるトラッキングポラリティ信号(TPOL)の
形成、トラック中心から±1/8トラック以上外れると
ハイレベルとなる信号である1/8オフトラック信号の
形成,ウォブルピットの平均レベルの検出信号の形成、
及び、上記サーボパターンとデータエリアとの間に設け
られているミラー部のレベル検出信号の形成等に用いら
れる。
【0078】 トラッキングエラー信号=〔(c0−a0)〕・・・式8
【0079】 1/8オフトラック信号=〔(b0<a0)+(b0<c0)〕・・・式9
【0080】 TPOL=〔b0>1/2(a0+c0)〕・・・式10
【0081】 ウォブルピットの平均レベルの検出信号=〔1/2(a0+c0)〕・・式11
【0082】 ミラー部のレベル検出信号=d0・・・式12
【0083】また、上記タイミング発生器29は、上記
セグメント内カウンタ28からのカウント値により、次
にハイレベルのサーボパターン検出パルスが上記ロック
/アンロック検出回路27に供給されるであろう複数の
時刻を予測し、この予測した複数の時刻である、例えば
上記図2(e)に示すカウント値が295クロック〜2
96クロックとなる間である時刻t12〜時刻t14の
間にハイレベルとなる同図(b)に示すような第2のウ
インドウパルス,同図(e)に示すカウント値が296
クロック〜297クロックとなる間である時刻t13〜
時刻t15の間にハイレベルとなる同図(c)に示すよ
うな第2のウインドウパルス、及び、同図(e)に示す
カウント値が297クロック〜298クロックとなる間
である時刻t14〜時刻t16の間にハイレベルとなる
同図(d)に示すような第2のウインドウパルスをそれ
ぞれ形成し、これらを上記ロック/アンロック検出回路
27に供給する。
【0084】上述のように、上記VCO35から出力さ
れるチャンネルクロックが正確な位相であれば、1セグ
メントの再生時間、すなわち、上記ロック/アンロック
検出回路27にハイレベルのサーボパターン検出パルス
が供給されてから、次にハイレベルのサーボパターン検
出パルスが供給されるまでの時間は、例えば296チャ
ンネルクロック分の時間となっている。このことから、
上記ロック/アンロック検出回路27は、上記図2
(e)に示すカウント値が295クロック〜296クロ
ックとなる間である時刻t12〜時刻t14の間にハイ
レベルとなる同図(b)に示すような第2のウインドウ
パルスが供給されている間に、上記サーボパターン検出
器25からハイレベルのサーボパターン検出パルスが供
給された場合、上記位相生成器23で形成された位相誤
差検出データで示される位相誤差以上の位相誤差がある
と判断する。そして、この場合、上記サーボパターンの
再生データに対して上記チャンネルクロックの位相が大
きく遅れていると判断し、図2(f)の時刻t13〜時
刻t14間にハイレベルとなるパルスを上記正位相差出
力器30に供給する。
【0085】上記正位相差出力器30は、上記ハイレベ
ルのパルスが供給されると、上記位相生成器23からの
位相誤差検出データの代わりに、サーボパターン検出デ
ータの位相に対して上記チャンネルクロックの位相が正
方向の最大限にずれていることを示す正方向最大位相誤
差データ(例えば、フルレンジで+127のレベルのデ
ータ)をD/A変換器33に供給する。
【0086】また、上記ロック/アンロック検出回路2
7は、上記図2(e)に示すカウント値が296クロッ
ク〜297クロックとなる間である時刻t13〜時刻t
15の間にハイレベルとなる同図(c)に示すような第
2のウインドウパルスが供給されている間に、上記サー
ボパターン検出器25からハイレベルのサーボパターン
検出パルスが供給された場合、上記位相生成器23で形
成された位相誤差検出データは妥当なものであると判断
する。そして、この場合、図2(g)に示すようなロー
レベルのパルスを上記正位相差出力器30及び負位相差
出力器31にそれぞれ供給する。
【0087】上記正位相差出力器30及び負位相差出力
器31は、上記ローレベルのパルスが供給されると、上
記位相生成器23からの位相誤差検出データをそのまま
D/A変換器33に供給する。
【0088】また、上記ロック/アンロック検出回路2
7は、上記図2(e)に示すカウント値が297クロッ
ク〜298クロックとなる間である時刻t14〜時刻t
16の間にハイレベルとなる同図(d)に示すような第
2のウインドウパルスが供給されている間に、上記サー
ボパターン検出器25からハイレベルのサーボパターン
検出パルスが供給された場合、上記位相生成器23で形
成された位相誤差検出データで示される位相誤差以上の
位相誤差があると判断する。そして、この場合、上記サ
ーボパターン検出データに対して上記チャンネルクロッ
クの位相が大きく進んでいると判断し、図2(h)の時
刻t15〜時刻t16間にハイレベルとなるパルスを上
記負位相差出力器31に供給する。
【0089】上記正位相差出力器31は、上記ハイレベ
ルのパルスが供給されると、上記位相生成器23からの
位相誤差検出データの代わりに、サーボパターン検出デ
ータの位相に対して上記チャンネルクロックの位相が負
方向の最大限にずれていることを示す負方向最大位相誤
差データ(例えば、フルレンジで−128のレベルのデ
ータ)をD/A変換器33に供給する。
【0090】次に、上記D/A変換器33は、上記位相
誤差検出データ又は上記正方向最大位相誤差データ,負
方向最大位相誤差データをそれぞれアナログ化すること
により位相誤差検出信号又は正方向最大位相誤差信号,
負方向最大位相誤差信号を形成し、これらを位相補償回
路34を介してVCO35に供給する。
【0091】上記VCO35は、上記位相誤差検出信号
又は正方向最大位相誤差信号,負方向最大位相誤差信号
に応じて出力するチャンネルクロックの周波数を可変
し、この周波数を可変したチャンネルクロックを上記A
/D変換器20に帰還するとともに、上記変調回路6,
カウンタ26及びセグメント内カウンタ28に供給す
る。
【0092】このように、上記チャンネルクロック形成
装置2は、いわゆるPLL回路の構成となっており、上
記ロック/アンロック検出回路27において、上記サー
ボパターン検出データに対するチャンネルクロックの位
相誤差を検出し、この位相誤差が小さい場合には、上記
位相生成器23により形成された位相誤差検出データに
より上記VCO35を駆動する。また、上記位相誤差が
大きい場合には、その位相誤差が正のものであるか負の
ものであるかを検出する。そして、正の位相誤差であっ
た場合は、上記位相生成器23により形成された位相誤
差検出データの代わりに、上記正位相差出力器30から
の、サーボパターン検出データの位相に対して上記チャ
ンネルクロックの位相が正方向の最大限にずれているこ
とを示す正方向最大位相誤差データにより上記VCO3
5を駆動し、負の位相誤差であった場合は、上記位相生
成器23により形成された位相誤差検出データの代わり
に、上記負位相差出力器31からの、サーボパターン検
出データの位相に対して上記チャンネルクロックの位相
が負方向の最大限にずれていることを示す負方向最大位
相誤差データにより上記VCO35を駆動する。
【0093】従って、上記位相誤差検出データのみなら
ず、上記正方向最大位相誤差データ又は上記負方向最大
位相誤差データにより上記VCO35を制御することが
できるため、図3に示すようにロックレンジを拡げるこ
とができる。
【0094】このため、上記VCO35の自走周波数が
目的の周波数からずれていても速やかに上記サーボパタ
ーン検出データの位相を引き込むことができる。
【0095】また、位相引き込み後において、大きな位
相誤差が発生して上記VCO35から発生するチャンネ
ルクロックの周波数が大きく変動した場合でも、引き込
んだ上記位相を外れ難くすることができ、また、引き込
んだ上記位相が外れてしまっても速やかに引き込み直す
ことができる。
【0096】また、このようなチャンネルクロック形成
装置2は、上述のようにロックレンジを拡げることがで
きるため、上記VCO35としてそれほど精度の良くな
い安価なものを用いても上述の効果を得ることができる
ため、当該チャンネルクロック形成装置2自体を安価に
作製することができる。従って、当該光磁気ディスク記
録再生装置自体も安価に作製することができる。
【0097】なお、上記タイミング発生器29におい
て、さらに早い294クロック目〜295クロック目の
カウンタ値で形成される第2のウインドウパルスを形成
し、この第2のウインドウパルスが上記ロック/アンロ
ック検出回路27に供給されている間に、上記サーボパ
ターン検出データが供給された場合、上記正位相差出力
器30からさらに大きい正方向最大位相誤差データを出
力させ、また、逆に、さらに遅い298クロック目から
299クロック目のカウンタ値で形成される第2のウイ
ンドウパルスを形成し、この第2のウインドウパルスが
上記ロック/アンロック検出回路27に供給されている
間に、上記サーボパターン検出データが供給された場
合、上記正位相差出力器30からさらに大きい負方向最
大位相誤差データを出力させるようにしてもよい。
【0098】この場合、上記チャンネルクロック形成装
置2のロックレンジは、例えば図4に示すようにさらに
拡げることができる。
【0099】ここで、上述のように上記サーボパターン
は、いわゆるユニークパターンではないため、再生デー
タのパターンと一致してしまう場合がある。このため、
上記カウンタ26のみ設けたとすると、該カウンタ26
は、再生データのパターンをサーボパターンであると誤
って検出した場合でもリセットされてしまうため、該カ
ウンタ26から出力される第1のウインドウパルスは、
以後、誤ったタイミングで出力されることとなる。従っ
て、上記サーボパターン検出データの位相の引き込みを
行うことができなくなってしまう。
【0100】しかし、このチャンネルクロック形成装置
2では、最初の第1のウインドウパルス及び次の第1の
ウインドウパルスに、2回続けて上記サーボパターン検
出パルスが入ったときにリセットされるセグメント内カ
ウンタ28を設け、このセグメント内カウンタ28が所
定のカウント値となったときに形成される上記第2のウ
インドウパルスにより、上記サーボパターン検出パルス
を検出しているため、上記サーボパターンがユニークパ
ターンでなくても、正確なサーボパターンの検出を行う
ことができる。
【0101】従って、上記データラッチ回路22が正確
に上記サーボパターンをラッチできるタイミングで上記
ラッチパルスを供給することができる。
【0102】上記光磁気ディスク記録再生装置は、この
ように、上記サーボパターン検出データの位相の引き込
みが終了すると、上記サーボパターン検出モードを終了
し、記録モード又は再生モードのうち指定されたモード
となる。
【0103】すなわち、上記光磁気ディスク記録再生装
置は、上記記録モードとなると、上記光学系9から記録
用の強いレーザビームを上記角速度一定で回転駆動され
る光磁気ディスク1に照射する。これにより、上記光磁
気ディスク1の上記レーザビームの照射された箇所が、
いわゆるキュリー温度まで熱っせられ保磁力が無くな
る。
【0104】一方、この記録モード時には、入力端子1
2を介して記録データが変調回路6に供給される。上記
変調回路6には、上記VCO35からのチャンネルクロ
ックが供給されており、このチャンネルクロックに応じ
て上記記録信号に所定の変調を施すことにより記録デー
タを形成し、これをドライバ8に供給する。上記ドライ
バ8は、上記記録データに応じて磁気ヘッド7を駆動す
る。これにより、上記磁気ヘッド7から上記記録データ
に応じた変調磁界が上記光磁気ディスク1のレーザビー
ムが照射された箇所に印加される。上記レーザビームの
照射された箇所は保磁力が無くなっているため、ここ
に、上記磁気ヘッド7からの記録データに応じた変調磁
界が印加されることにより、上記光磁気ディスク1に上
記記録データが記録されることとなる。
【0105】上述のように、上記チャンネルクロック形
成装置2は、上記ロックレンジの拡大により、上記サー
ボパターン検出データの位相を速やかに引き込むことが
でき、或いは、引き込んだ位相が外れてしまっても速や
かに位相を引き込み直すことができる。このため、当該
光磁気ディスク記録再生装置は、上記記録データの記録
までに要する時間を短縮することができる。
【0106】このように、上記光磁気ディスク1に記録
された記録データは、再生モード時に再生される。
【0107】上記光磁気ディスク記録再生装置は、上記
再生モードとなると、上記光学系9から再生用の弱いレ
ーザビームを上記光磁気ディスク1に照射して該レーザ
ビームの戻り光を得、この戻り光から上記光磁気ディス
ク1に記録されている記録データを再生する。そして、
この再生信号を上記R/Wアンプ10を介して復調回路
11に供給する。
【0108】上記復調回路11には、上記VCO35か
らのチャンネルクロックが供給されており、このチャン
ネルクロックに基づいて上記記録データを復調し、これ
を再生データとして出力端子13を介して、例えばスピ
ーカ装置等に供給する。これにより、上記光磁気ディス
ク1から再生された再生データに応じた音声を上記スピ
ーカ装置から発音させることができる。
【0109】上述のように、上記チャンネルクロック形
成装置2は上記ロックレンジの拡大により、上記サーボ
パターン検出データの位相を速やかに引き込むことがで
き、或いは、引き込んだ位相が外れてしまっても速やか
に位相を引き込み直すことができる。このため、当該光
磁気ディスク記録再生装置は、上記記録データの再生ま
でに要する時間を短縮することができる。
【0110】なお、上述の実施例の説明では、上記光磁
気ディスク1に記録されているサーボパターンは、ウォ
ブルピットにより構成されることとしたが、これは、ウ
ォブルピットでなくともサーボパターンであることを認
識することができるパターンであれば何でもよい。
【0111】また、上記チャンネルクロック形成装置2
は、上記サーボパターンのみがピットで記録される光磁
気ディスクから該サーボパターンを検出して上記チャン
ネルクロックを形成するようにしたが、これは、例えば
上記サーボパターンのみならず記録データもピットによ
り記録される光ディスクや、磁気により上記サーボパタ
ーンを形成した磁気ディスクから該サーボパターンを検
出して上記チャンネルクロックを形成するようにしても
よい。
【0112】このため、本発明に係る円盤状記録媒体の
再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置に用いる円
盤状記録媒体としては、上記光磁気ディスクの他、上記
光ディスク又は上記磁気ディスクを用いてもよいことは
勿論である。
【0113】
【発明の効果】本発明に係る円盤状記録媒体のチャンネ
ルクロック形成装置は、制御手段が、上記サーボパター
ン検出手段からのサーボパターン検出データの位相に対
する上記チャンネルクロックの位相誤差を検出し、この
位相誤差が所定の範囲内であるか否かを検出し、上記位
相誤差が所定の範囲内であった場合は、上記位相誤差検
出手段からの位相誤差検出データが上記チャンネルクロ
ック出力手段に供給されるように上記正位相差出力手段
及び負位相差出力手段をそれぞれ制御する。また、上記
位相誤差が所定の範囲内でなかった場合は、上記サーボ
パターン検出データ及び上記チャンネルクロックの位相
が正方向又は負方向の何方にずれているかを検出し、上
記位相のずれが正方向であった場合、上記位相誤差検出
データの代わりに上記正方向最大位相誤差データが上記
チャンネルクロック出力手段に供給されるように上記正
位相差出力手段を制御し、また、上記位相のずれが負方
向であった場合、上記位相誤差検出データの代わりに上
記負方向最大位相誤差データが上記チャンネルクロック
出力手段に供給されるように上記負位相差出力手段を制
御する。
【0114】これにより、上記位相誤差検出データのみ
ならず、正位相差出力手段からの正方向最大位相誤差デ
ータ及び負位相差出力手段からの負方向最大位相誤差デ
ータにより上記チャンネルクロック出力手段を駆動する
ことができる。このため、ロックレンジを拡大すること
ができる。
【0115】従って、チャンネルクロック出力手段の自
走周波数が目的の周波数からずれていても速やかにサー
ボパターンの検出信号の位相を引き込むことができる。
【0116】また、上記位相引き込み後において、大き
な位相誤差が発生して上記チャンネルクロック出力手段
から発生するチャンネルクロックの周波数が大きく変動
した場合でも、引き込んだ位相を外すことがなく、或い
は、引き込んだ位相が外れてしまっても速やかに位相を
引き込み直すことができる。
【0117】また、このようなチャンネルクロック形成
装置は、チャンネルクロック出力手段としてそれほど精
度の良くない安価なものを用いても、上述のような効果
を得ることができるため、安価に作製することができ
る。
【0118】一方、本発明に係る円盤状記録媒体の再生
装置は、上述のチャンネルクロック形成装置を用いて再
生を行うため、上記ロックレンジの拡大により、上記サ
ーボパターンの検出信号の位相の引き込みを高速化する
ことができ、記録情報の再生までに要する時間を短縮す
ることができる。
【0119】また、上記チャンネルクロック形成装置自
体を安価に作製することができるため、当該再生装置自
体を安価に作製することができる。
【0120】そして、本発明に係る円盤状記録媒体の記
録再生装置は、上述のチャンネルクロック形成装置を用
いて記録再生を行うため、上記ロックレンジの拡大によ
り、位相の引き込みを高速化することができ、記録情報
の記録までに要する時間、及び、記録情報の再生までに
要する時間を短縮することができる。
【0121】また、上記チャンネルクロック形成装置自
体を安価に作製することができるため、当該記録再生装
置自体を安価に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録情報再生装置を光磁気ディス
クを用いて記録データの記録再生を行う光磁気ディスク
記録再生装置に適用した場合の実施例のブロック図であ
る。
【図2】上記実施例の光磁気ディスク記録再生装置に設
けられているチャンネルクロック形成装置の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図3】上記チャンネルクロック形成装置の拡大された
ロックレンジを示す図である。
【図4】上記チャンネルクロック形成装置のさらに拡げ
られたロックレンジを示す図である。
【図5】従来の光磁気ディスク再生装置のブロック図で
ある。
【図6】ウォブルピットからなるサーボパターンが記録
されている光磁気ディスクの模式図である。
【図7】上記従来の光磁気ディスク再生装置に設けられ
ている位相生成器の位相誤差検出データ形成に係る演算
動作を説明するためのサーボパターン検出データの波形
図である。
【図8】上記従来の光磁気ディスク再生装置の狭いロッ
クレンジを示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・光磁気ディスク 2・・・・・・・・・・・・・・・・チャンネルクロッ
ク形成装置 3・・・・・・・・・・・・・・・・再生系 4・・・・・・・・・・・・・・・・記録系 5・・・・・・・・・・・・・・・・スピンドルモータ 6・・・・・・・・・・・・・・・・変調回路 7・・・・・・・・・・・・・・・・磁気ヘッド 8・・・・・・・・・・・・・・・・ドライバ 9・・・・・・・・・・・・・・・・光学系 10・・・・・・・・・・・・・・・R/Wアンプ 11・・・・・・・・・・・・・・・復調回路 12・・・・・・・・・・・・・・・入力端子 13・・・・・・・・・・・・・・・出力端子 20・・・・・・・・・・・・・・・A/D変換器 21・・・・・・・・・・・・・・・位相データ形成回
路 22・・・・・・・・・・・・・・・データラッチ回路 23・・・・・・・・・・・・・・・位相生成器 24・・・・・・・・・・・・・・・パルス検出器 25・・・・・・・・・・・・・・・サーボパターン検
出器 26・・・・・・・・・・・・・・・カウンタ 27・・・・・・・・・・・・・・・ロック/アンロッ
ク検出回路 28・・・・・・・・・・・・・・・セグメント内カウ
ンタ 29・・・・・・・・・・・・・・・タイミング発生器 30・・・・・・・・・・・・・・・正位相差出力器 31・・・・・・・・・・・・・・・負位相差出力器 33・・・・・・・・・・・・・・・D/A変換器 34・・・・・・・・・・・・・・・位相補償回路 35・・・・・・・・・・・・・・・VCO

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロッ
    クの位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤
    差検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給
    して、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネ
    ルクロックが出力されるように上記チャンネルクロック
    出力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナ
    ログ/デジタル変換手段に帰還するとともに外部に出力
    するフェーズ・ロックド・ループ構成の円盤状記録媒体
    のチャンネルクロック形成装置であって、 上記アナログ/デジタル変換手段からの再生データから
    上記サーボパターンを検出してサーボパターン検出デー
    タを出力するサーボパターン検出手段と、 上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出
    データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に
    対して上記チャンネルクロックの位相が正方向の最大限
    にずれていることを示す正方向最大位相誤差データを上
    記チャンネルクロック出力手段に供給する正位相差出力
    手段と、 上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出
    データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に
    対して上記チャンネルクロックの位相が負方向の最大限
    にずれていることを示す負方向最大位相誤差データを上
    記チャンネルクロック出力手段に供給する負位相差出力
    手段と、 上記サーボパターン検出手段からのサーボパターン検出
    データの位相に対する上記チャンネルクロックの位相誤
    差を検出し、この位相誤差が所定の範囲内であるか否か
    を検出し、上記位相誤差が所定の範囲内であった場合
    は、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データが
    上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上
    記正位相差出力手段及び負位相差出力手段をそれぞれ制
    御し、また、上記位相誤差が所定の範囲内でなかった場
    合は、上記サーボパターン検出データ及び上記チャンネ
    ルクロックの位相が正方向又は負方向の何方にずれてい
    るかを検出し、上記位相のずれが正方向であった場合、
    上記位相誤差検出データの代わりに上記正方向最大位相
    誤差データが上記チャンネルクロック出力手段に供給さ
    れるように上記正位相差出力手段を制御し、上記位相の
    ずれが負方向であった場合、上記位相誤差検出データの
    代わりに上記負方向最大位相誤差データが上記チャンネ
    ルクロック出力手段に供給されるように上記負位相差出
    力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置。
  2. 【請求項2】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロッ
    クの位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤
    差検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給
    して、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネ
    ルクロックが出力されるように上記チャンネルクロック
    出力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナ
    ログ/デジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド
    ・ループ構成のチャンネルクロック形成装置を有し、こ
    のチャンネルクロック形成装置からのチャンネルクロッ
    クに基づいて、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録
    されている記録情報を再生する円盤状記録媒体の再生装
    置であって、 上記アナログ/デジタル変換手段からの再生データから
    上記サーボパターンを検出してサーボパターン検出デー
    タを出力するサーボパターン検出手段と、 上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出
    データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に
    対して上記チャンネルクロックの位相が正方向の最大限
    にずれていることを示す正方向最大位相誤差データを上
    記チャンネルクロック出力手段に供給する正位相差出力
    手段と、 上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出
    データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に
    対して上記チャンネルクロックの位相が負方向の最大限
    にずれていることを示す負方向最大位相誤差データを上
    記チャンネルクロック出力手段に供給する負位相差出力
    手段と、 上記サーボパターン検出手段からのサーボパターン検出
    データの位相に対する上記チャンネルクロックの位相誤
    差を検出し、この位相誤差が所定の範囲内であるか否か
    を検出し、上記位相誤差が所定の範囲内であった場合
    は、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データが
    上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上
    記正位相差出力手段及び負位相差出力手段をそれぞれ制
    御し、また、上記位相誤差が所定の範囲内でなかった場
    合は、上記サーボパターン検出データ及び上記チャンネ
    ルクロックの位相が正方向又は負方向の何方にずれてい
    るかを検出し、上記位相のずれが正方向であった場合、
    上記位相誤差検出データの代わりに上記正方向最大位相
    誤差データが上記チャンネルクロック出力手段に供給さ
    れるように上記正位相差出力手段を制御し、上記位相の
    ずれが負方向であった場合、上記位相誤差検出データの
    代わりに上記負方向最大位相誤差データが上記チャンネ
    ルクロック出力手段に供給されるように上記負位相差出
    力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    円盤状記録媒体の再生装置。
  3. 【請求項3】 所定のパターンを有するサーボパターン
    が所定の間隔で予め設けられている円盤状記録媒体から
    の再生信号を、チャンネルクロックが供給されるアナロ
    グ/デジタル変換手段でアナログ/デジタル変換して再
    生データを形成し、この再生データから上記サーボパタ
    ーンの再生データの位相に対する上記チャンネルクロッ
    クの位相誤差を位相誤差検出手段で検出し、この位相誤
    差検出データを上記チャンネルクロック出力手段に供給
    して、上記位相誤差を零とするような周波数のチャンネ
    ルクロックが出力されるように上記チャンネルクロック
    出力手段を制御し、このチャンネルクロックを上記アナ
    ログ/デジタル変換手段に帰還するフェーズ・ロックド
    ・ループ構成のチャンネルクロック形成装置を有し、こ
    のチャンネルクロック形成装置からのチャンネルクロッ
    クに基づいて、記録手段が上記円盤状記録媒体に記録情
    報を記録し、再生手段が、上記円盤状記録媒体に記録さ
    れた記録情報を再生する円盤状記録媒体の記録再生装置
    であって、 上記アナログ/デジタル変換手段からの再生データから
    上記サーボパターンを検出してサーボパターン検出デー
    タを出力するサーボパターン検出手段と、 上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出
    データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に
    対して上記チャンネルクロックの位相が正方向の最大限
    にずれていることを示す正方向最大位相誤差データを上
    記チャンネルクロック出力手段に供給する正位相差出力
    手段と、 上記位相誤差検出手段から供給された上記位相誤差検出
    データ、又は、上記サーボパターンの検出信号の位相に
    対して上記チャンネルクロックの位相が負方向の最大限
    にずれていることを示す負方向最大位相誤差データを上
    記チャンネルクロック出力手段に供給する負位相差出力
    手段と、 上記サーボパターン検出手段からのサーボパターン検出
    データの位相に対する上記チャンネルクロックの位相誤
    差を検出し、この位相誤差が所定の範囲内であるか否か
    を検出し、上記位相誤差が所定の範囲内であった場合
    は、上記位相誤差検出手段からの位相誤差検出データが
    上記チャンネルクロック出力手段に供給されるように上
    記正位相差出力手段及び負位相差出力手段をそれぞれ制
    御し、また、上記位相誤差が所定の範囲内でなかった場
    合は、上記サーボパターン検出データ及び上記チャンネ
    ルクロックの位相が正方向又は負方向の何方にずれてい
    るかを検出し、上記位相のずれが正方向であった場合、
    上記位相誤差検出データの代わりに上記正方向最大位相
    誤差データが上記チャンネルクロック出力手段に供給さ
    れるように上記正位相差出力手段を制御し、上記位相の
    ずれが負方向であった場合、上記位相誤差検出データの
    代わりに上記負方向最大位相誤差データが上記チャンネ
    ルクロック出力手段に供給されるように上記負位相差出
    力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    円盤状記録媒体の記録再生装置。
JP2454293A 1993-02-12 1993-02-12 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置 Pending JPH06236628A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2454293A JPH06236628A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
KR1019940002397A KR100287493B1 (ko) 1993-02-12 1994-02-08 디스크구동장치
EP94300969A EP0611155B1 (en) 1993-02-12 1994-02-10 Recording and/or reproducing apparatus for disc-shaped recording medium
US08/195,855 US5436770A (en) 1993-02-12 1994-02-10 Disc recording and/or reproducing apparatus having an enlarged locking range for correctly phased internal channel clocks

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2454293A JPH06236628A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06236628A true JPH06236628A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12141043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2454293A Pending JPH06236628A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06236628A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100287493B1 (ko) 디스크구동장치
US5745457A (en) Optical disk player with coarse and fine speed control
US5636196A (en) Optical disc apparatus with selectively shiftable seek operation capture range
JPH0745002A (ja) 再生装置及び記録再生装置
US5010540A (en) Apparatus for recording and reproducing information on and from an optical disk
WO1997033281A1 (fr) Dispositif d'actionnement de disque et procede d'enregistrement et de reproduction
JP3460253B2 (ja) 再生装置及び記録再生装置
JPH06236628A (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JP3336655B2 (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JPH06275013A (ja) 円盤状記録媒体の記録再生装置
JPH06275022A (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置,円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JPH0644571A (ja) ディスクおよびディスク記録装置およびディスク再生装置
JPH06243587A (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JP2821629B2 (ja) 光ディスクのクロック検出方法
JPH06251505A (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置,円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JPH07130101A (ja) 円盤状記録媒体の記録装置及び円盤状記録媒体の再生装置
JPH06243586A (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置及び円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JP3509221B2 (ja) 円盤状記録媒体の記録再生装置
JPH06302108A (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置、円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JPH06282939A (ja) 円盤状記録媒体のチャンネルクロック形成装置,円盤状記録媒体の再生装置及び円盤状記録媒体の記録再生装置
JP4494941B2 (ja) データ記録用クロック信号発生回路
JPH0418386B2 (ja)
JPH07130100A (ja) 円盤状記録媒体の記録装置及び円盤状記録媒体の再生装置
JP3762712B2 (ja) 情報記録再生装置およびレーザ強度設定方法
JPH07111048A (ja) ディジタルディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021015