JPH07111048A - ディジタルディスク再生装置 - Google Patents

ディジタルディスク再生装置

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JPH07111048A
JPH07111048A JP25872293A JP25872293A JPH07111048A JP H07111048 A JPH07111048 A JP H07111048A JP 25872293 A JP25872293 A JP 25872293A JP 25872293 A JP25872293 A JP 25872293A JP H07111048 A JPH07111048 A JP H07111048A
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signal
circuit
pulse
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frequency
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JP25872293A
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Tetsuaki Araki
徹朗 荒木
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はディジタルディスク再生装置に関
し、ディスクをCAV駆動して、アクセス時間を短縮す
ることを目的とする。 【構成】 CD−ROMディスク11は、駆動回路1
3、スピンドルモータ12により、定速回転される。R
Fアンプ16は、光ピックアップ14から信号を供給さ
れて、再生EFM信号を生成する。PLL回路17は、
再生EFM信号から、同期クロック信号と同期再生デー
タ信号を抽出する。VCO19は、PLL回路17の基
準クロックを生成する。粗調整回路18は、再生EFM
信号、及び基準クロックを基にして、VCO19の中心
周波数を再生EFM信号のクロック周波数に合わせるよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタルディスク再生
装置に係り、特に、CD−ROM再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD−ROMと呼ばれる光ディ
スクは、オーディオ用のCD(コンパクトディスク)と
同様に、ディジタル信号(データ)がEFM(Eigh
t to Fourteen Modulation)
と呼ばれる変調方式で記録されている。また、CD−R
OMにおいては、単位ビット及び単位フレームの時間と
ディスク上の記録長がディスク内周と外周で同一であ
る。
【0003】従って、従来のCD−ROM再生装置で
は、ディスクの回転速度を光ピックアップのディスク半
径方向の位置に応じて変えている。即ち、ディスクは、
光ピックアップによって線速度一定(CLV)に走査さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のCD−ROM再
生装置では、ディスク上の任意のアドレスをサーチし、
再生する場合に、ディスクの回転速度を光ピックアップ
のディスク半径方向の位置に対応した速度に制御しなけ
ればならない。ディスクを回転させるスピンドルモータ
が、ある回転速度状態から別の回転速度状態に移行する
のに必要な時間は比較的長い。このため、従来装置で
は、必然的にアクセス時間が長くなるという問題があ
る。
【0005】また、スピンドルモータの回転速度をピッ
クアップのディスク半径方向の位置に応じて変えるため
のスピンドルモータの制御回路(CLV制御回路)は複
雑であり、コストが高くなるという問題がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、CLV方式で記録されたディスクを再生する際のア
クセス時間を短縮でき、また、スピンドルモータの制御
回路を簡略化できるディジタルディスク再生再生装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、クロック情報
を含むディジタル信号が線速度一定形式で記録されたデ
ィジタルディスクから上記ディジタル信号をピックアッ
プで読み取り、再生データ信号を生成するディジタルデ
ィスク再生装置において、上記ディジタルディスクを定
速回転させるディスク駆動手段と、上記ピックアップか
ら信号を供給されて、再生ディジタル信号を生成するデ
ィジタル信号再生回路と、上記ディジタル信号再生回路
から供給される再生ディジタル信号から、クロック信号
と再生データ信号を抽出する信号抽出回路と、上記信号
抽出回路の基準クロック信号を生成して上記信号抽出回
路に供給する可変周波数発振器と、上記ディジタル信号
再生回路からの再生ディジタル信号、及び上記基準クロ
ック信号を基にして、上記可変周波数発振器の中心周波
数を上記再生ディジタル信号のクロック周波数に合わせ
るように制御する周波数制御回路とを有する構成とす
る。
【0008】
【作用】本発明では、線速度一定形式で記録されたディ
ジタルディスクを定速回転し、ピックアップで信号が読
み取られる信号のクロック周波数が変化する。周波数制
御回路はディジタル信号再生回路からの再生ディジタル
信号、及び可変周波数発振器の基準クロック信号を基に
して、可変周波数発振器の中心周波数を再生ディジタル
信号のクロック周波数に合わせるように制御する。これ
により、信号抽出回路は、基準クロックを用いて、再生
ディジタル信号から、クロック信号、及び再生データ信
号を正しく抽出する。
【0009】従って、本発明では、スピンドルモータを
定速回転できるため、アクセス時間を短縮することを可
能とし、また、スピンドルモータの回転制御回路を簡略
化してコストを低減することを可能とする。また、スピ
ンドルモータに高トルクを必要としないため、装置の消
費電力を低減することを可能とする。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例のCD−ROM再生
装置の全体の構成図を示す。CD−ROMディスク(以
下ディスクと記す)11は、ディジタル信号がEFM方
式で記録されている。ディスク11のトラックにおける
ディジタル信号の単位ビット及び単位フレームの記録長
は、ディスク11の全領域で同一である。即ち、ディス
ク11は、CLV方式で再生することによって、データ
が常に一定速度で転送される。なお、ビット長が同一で
あるので、EFMディジタル信号はクロック情報を含ん
でいる。
【0011】ディスク11を回転させるスピンドルモー
タ12は、駆動回路13により常に一定の回転数で回転
される。即ち、スピンドルモータ12は、光ピックアッ
プ14の半径方向の位置に無関係に、ディスク11をC
AV駆動する。
【0012】光ピックアップ14は、ディスク11にレ
ーザビームを照射して、その反射光を検出することによ
りディスク11の記録ディジタル信号を読み取る。ピッ
クアップ制御部15により、光ピックアップ14のシー
ク動作、トラッキング、フォーカシング等の制御が行わ
れる。光ピックアップ14からの再生信号は、RFアン
プ16(ディジタル信号再生回路)にて増幅され、波形
整形処理がなされて再生ディジタル信号(EFMディジ
タル信号)として出力される。
【0013】PLL回路17(信号抽出回路)は、RF
アンプ16から供給される再生ディジタル信号から、同
期クロックと同期再生データを抽出する。VCO(電圧
制御発振器)19は、PLL回路17の基準クロックを
生成し、PLL回路17、粗調整回路18に供給する。
【0014】粗調整回路18(周波数制御回路)は、P
LL回路17のロック動作を補助するために、RFアン
プ16から供給される再生ディジタル信号を基にして、
VCO19の基準クロックの中心周波数を再生ディジタ
ル信号のクロック周波数に合わせるように制御する。V
CO19の中心周波数の合わせこみ動作が完了すると、
粗調整回路18は、PLL回路17にロックをオンにす
る指令を与える。PLL回路17は、粗調整回路18か
らロックオンの指令を受けると、VCO19の発振周波
数を再生ディジタル信号のクロック周波数に正確に一致
させるようにVCO19を制御する。
【0015】EFM復調回路20は、PLL回路17か
ら同期クロックと同期再生データを供給されて、EFM
復調を行い、復調データを生成する。
【0016】上記のように、スピンドルモータ12は、
一定速度で回転すればよいため、高トルクを必要としな
い。このため、装置の消費電力を低減することができ
る。
【0017】図2は粗調整回路の構成図をVCO19と
共に示す。粗調整回路18は、パルス幅検出部25a,
25b、OR回路41〜44、パルス幅確定部50、制
御信号生成部55から構成される。
【0018】図3はEFM信号の説明図を示す。RFア
ンプ16から生成される再生EFM信号には、各フレー
ム毎にフレーム同期信号が含まれている。EFM信号の
クロック信号の周期をT0 としたとき、このフレーム同
期信号のパルス幅は図3に示すように22T0 である。
【0019】CLV方式で記録されたディスク11をC
LV方式で再生した場合には、クロック信号の周期T0
が一定であり、フレーム同期信号は一定時間幅のパルス
として現れる。
【0020】本実施例では、CLV方式で記録されたデ
ィスク11をCAV方式で再生する。このため、再生さ
れるEFM信号のクロック周波数は、ディスク11の内
周で低く、外周で高くなる。従って、ディスク11の内
周では、フレーム同期信号の現れる周期が長くなるとと
もに、フレーム同期信号のパルス幅22T0 が長くな
り、ディスク11の外周では、フレーム同期信号の周期
が短くなるとともに、フレーム同期信号のパルス幅22
0 が短くなる。
【0021】本実施例の粗調整回路18では、EFM信
号中のフレーム同期信号のパルス幅を検出して、フレー
ム同期信号のパルス幅が、VCO19の基準クロックの
22周期分となるように、VCO19の中心周波数を制
御する。これにより、VCO19の中心周波数は、再生
EFM信号のクロック周波数に合わせられる。
【0022】RFアンプ16から供給される再生EFM
信号中のフレーム同期信号は、アップエッジで始まるも
のと、ダウンエッジで始まるものがある。パルス幅検出
部25aは、アップエッジで始まるフレーム同期信号の
パルス幅を検出するための回路で、パルス幅検出部25
bは、ダウンエッジで始まるフレーム同期信号のパルス
幅を検出するための回路である。
【0023】パルス幅検出部25aは、カウンタリセッ
ト回路26、カウンタ27、パルス幅検出回路28から
なる。カウンタリセット回路26は、Tフリップフロッ
プ(T−FF)31、ディレイ回路32、EX−OR回
路33からなる。
【0024】RFアンプ16から供給される再生EFM
信号中のフレーム同期信号のパルス幅は、クロック信号
22周期分(22T0 )であるが、実際には、11T0
の正負パルス2個から構成されている。このため、下記
のように、フレーム同期信号のパルス幅を正しく検出す
るために、EFM信号を1/2分周した信号に対して、
各パルス幅がVCO19の基準クロックの何個分である
かをカウンタ27で計数している。
【0025】T−FF31では、EFM信号のアップエ
ッジに同期して、EFM信号を1/2分周した信号を生
成する。ディレイ回路32、EX−OR回路33によ
り、EFM信号を1/2分周した信号のアップエッジ及
びダウンエッジに同期したカウンタリセット信号を生成
する。カウンタ27は、このカウンタリセット信号でリ
セットされる毎に、VCO19の基準クロックの計数を
開始して、EFM信号を1/2分周した信号の各パルス
幅を計数する。フレーム同期信号に関しては、EFM信
号のアップエッジで始まるフレーム同期信号のパルス幅
を計数する。
【0026】カウンタ27の計数値は、パルス幅検出回
路28を構成する、11T検出回路35、22T検出回
路36、23T検出回路37、44T検出回路38に供
給される。
【0027】11T検出回路35は、カウンタ27の計
数値が11以上になるとHレベルの信号(11T検出信
号)を出力する。22T検出回路36は、カウンタ27
の計数値が22以上になるとHレベルの信号(22T検
出信号)を出力する。23T検出回路37は、カウンタ
27の計数値が23以上になるとHレベルの信号(23
T検出信号)を出力する。44T検出回路38は、カウ
ンタ27の計数値が44以上になるとHレベルの信号
(44T検出信号)を出力する。
【0028】11T検出信号は、VCO19の基準クロ
ックの周期をTとして、計数したパルス幅が基準値(1
1T)以上であることを示す。同様に、22T検出信
号、23T検出信号、44T検出信号は、計数したパル
ス幅が夫々の基準値(22T,23T,44T)以上で
あることを示す。
【0029】11T検出回路35、22T検出回路3
6、23T検出回路37、44T検出回路38の出力信
号の組合せから、カウンタ27で計数されたパルス幅が
11T〜44Tのいずれの範囲にあるかが判別できる。
EFM信号中でフレーム同期信号が最もパルス幅が長
い。このため、フレーム同期信号のパルス幅計数値に対
して、11T検出回路35、22T検出回路36、23
T検出回路37、44T検出回路38の出力信号の組合
せは、フレーム中で最長パルス幅を示すものとなる。
【0030】なお、11T検出回路35、22T検出回
路36、23T検出回路37、44T検出回路38は、
検出信号として、パルス幅の短いHレベルの信号を生成
する。
【0031】パルス幅検出部25bは、EFM信号のダ
ウンエッジで始まるフレーム同期信号のパルス幅を計数
する点を除いて、パルス幅検出部25aと同様である。
EFM信号のダウンエッジで始まるフレーム同期信号の
パルス幅を計数するために、RFアンプ16からのEF
M信号は、インバータ回路39を介して、カウンタリセ
ット回路26に供給される。
【0032】パルス幅検出部25aの11T検出回路3
5、22T検出回路36、23T検出回路37、44T
検出回路38の各出力信号と、パルス幅検出部25bの
11T検出回路35、22T検出回路36、23T検出
回路37、44T検出回路38の各出力信号とは、OR
回路41〜44で論理和をとられて、パルス幅確定部5
0の11T確定回路51、22T確定回路52、23T
確定回路53、44T確定回路54に夫々供給される。
【0033】1/588分周回路45は、基準クロック
を1/588分周して、検出フレームパルスを生成す
る。この検出フレームパルスは、基準クロック588個
分の長さであるパルス検出フレームの先頭を示す。ま
た、1/16分周回路46は、検出フレームパルスを1
/16分周して、パルス検出フレーム16個毎に確定フ
レームパルスを生成する。
【0034】11T確定回路51は、連続する16のパ
ルス検出フレーム(1確定フレーム)において、パルス
幅検出部25a、又はパルス幅検出部25bから11T
検出信号を連続して供給されたときに、Hレベルの11
T確定信号を出力する。22T確定回路52は、連続す
る16のパルス検出フレームにおいて、パルス幅検出部
25a、又はパルス幅検出部25bから22T検出信号
を連続して供給されたときに、Hレベルの22T確定信
号を出力する。23T確定回路53は、連続する16の
パルス検出フレームにおいて、パルス幅検出部25a、
又はパルス幅検出部25bから23T検出信号を連続し
て供給されたときに、Hレベルの23T確定信号を出力
する。44T確定回路54は、連続する16のパルス検
出フレームにおいて、パルス幅検出部25a、又はパル
ス幅検出部25bから44T検出信号を連続して供給さ
れたときに、Hレベルの44T確定信号を出力する。
【0035】11T確定信号、22T確定信号、23T
確定信号、44T確定信号は、夫々、確実に、11T,
22T,23T,44T以上のパルス幅のフレーム同期
信号を検出したことを示す。16のパルス検出フレーム
で連続して、夫々、11T検出信号、22T検出信号、
23T検出信号、44T検出信号が供給されたときだ
け、11T確定信号、22T確定信号、23T確定信
号、44T確定信号を生成することにより、ノイズ等の
影響によるパルス幅の誤った判定を防いでいる。
【0036】11T確定回路51の出力信号は、制御信
号生成部55のインバータ回路62で反転されて、VC
O19に供給される。Hレベルの11T確定信号が生成
されないときは、この信号は、Hレベルの周波数2倍命
令としてVCO19に供給される。VCO19は、周波
数2倍命令が供給されると、現在の中心周波数を2倍に
設定する。
【0037】22T確定回路52の出力信号と23T確
定回路53の出力信号は、インバータ回路59,60、
AND回路61とにより、夫々の反転信号の論理和がと
られて、VCO19に供給される。22T確定信号、及
び23T確定信号が共に生成されないときは、この信号
は、Hレベルの周波数増加命令としてVCO19に供給
される。VCO19は、周波数増加命令が供給される
と、現在の中心周波数を上げる。
【0038】22T確定回路52の出力信号と23T確
定回路53の出力信号は、AND回路58により、夫々
の論理和がとられて、VCO19に供給される。22T
確定信号、及び23T確定信号が共に生成されたとき
は、この信号は、Hレベルの周波数低下命令としてVC
O19に供給される。VCO19は、周波数低下命令が
供給されると、現在の中心周波数を下げる。
【0039】44T確定回路54の出力信号は、VCO
19に供給される。Hレベルの44T確定信号が生成さ
れたときは、この信号は、周波数半減命令としてVCO
19に供給される。VCO19は、周波数半減命令が供
給されると、現在の中心周波数を半分に下げる。
【0040】インバータ回路56、AND回路57によ
り、22T確定回路52の出力信号と23T確定回路5
3の出力信号の反転信号の論理和がとられて、PLL
ON/OFF信号としてPLL回路17に供給される。
PLL ON/OFF信号は、22T確定信号が生成さ
れ、かつ、23T確定信号が生成されないときに、Hレ
ベルのPLL ON信号となる。
【0041】パルス幅確定部50からの信号を基に制御
信号生成部55で生成された周波数2倍命令、周波数増
加命令、周波数低下命令、周波数半減命令を受けて、V
CO19は、中心周波数を、短時間に、EFM信号のク
ロック周波数に合わせることができる。VCO19の中
心周波数が、EFM信号のクロック周波数に合わせられ
ると、PLL ON信号が、PLL回路17に供給され
る。これにより、PLL回路17は、EFM信号のクロ
ック周波数に、VCO19の周波数を一致させるように
VCO19を制御する。
【0042】ディスク11をCAV駆動する場合、光ピ
ックアップ15のシーク動作時等に、EFM信号のクロ
ック周波数とVCO19の基準クロックの周波数が大幅
にずれることがある。本実施例では、上記のように、粗
調整回路18で、フレーム同期信号のパルス幅を検出し
て、この周波数のずれに応じた周波数制御命令により、
VCO19の周波数を制御して、PLL回路17のロッ
ク動作が可能な周波数に制御することができる。このた
め、EFM信号のクロック周波数とVCO19の基準ク
ロックの周波数が大幅にずれている場合でも、短時間
で、正しくVCO19の中心周波数を制御して、PLL
回路17のロック動作を可能とすることができる。
【0043】11T確定回路51、22T確定回路5
2、23T確定回路53、44T確定回路54は全て同
一の回路で構成される。図4は、11T確定回路51、
22T確定回路52、23T確定回路53、44T確定
回路54の一例の回路図を示す。また、図5(A)〜図
5(J)は、確定信号が生成されなかったときの図4の
各部の信号のタイミングチャートを示し、図6(A)〜
(J)は、確定信号が生成されたときの図4の各部の信
号のタイミングチャートを示す。ここでは、23T確定
回路53の場合で説明する。
【0044】パルス検出フレームの先頭を示す検出フレ
ームパルスa(負のパルス)が1/588分周回路45
から供給される。また、1/16分周回路46は、検出
フレームパルスaを1/16分周して、パルス検出フレ
ーム16個毎に確定フレームパルスh(負のパルス)を
生成する。
【0045】なお、VCO19の基準クロックの周波数
が再生EFM信号のクロック周波数と一致した場合に
は、パルス検出フレームの時間幅と再生EFM信号のフ
レームの時間幅は一致する。
【0046】23T検出回路37の出力信号が、OR回
路43を介して、信号bとしてSRフリップフロップ
(SR−FF)71のセット端子Sに供給される。SR
−FF71のリセット端子Rには、検出フレームパルス
aを反転したパルスが供給される。SR−FF71は、
検出フレームパルスaの立ち下がり(パルス検出フレー
ムの先頭)でリセットされて出力端子Qの信号cがLレ
ベルとなった後、Hレベルの23T検出信号がセット端
子Sに供給されると、出力端子Qの信号cは、次の検出
フレームパルスaがくるまで、Hレベルを保持する。
【0047】SR−FF71の出力信号cは、ディレイ
回路73でわずかに遅延されて、Dフリップフロップ
(D−FF)74のD端子に信号dとして供給される。
D−FF74のクロック端子CKには、検出フレームパ
ルスaを反転したパルスが供給される。D−FF74
は、検出フレームパルスaの立ち下がり(パルス検出フ
レームの先頭)で信号dラッチして、出力端子Qより信
号eとして出力する。従って、D−FF74の出力信号
eは、一つ前のパルス検出フレームで23T検出信号が
生成された場合には、検出フレームパルスaの立ち下が
りでHレベルとなり、次の検出フレームパルスaまでH
レベルを保持する。
【0048】D−FF76のD入力端子には、D−FF
74の出力信号eとD−FF76のQ出力端子の信号j
との論理積をAND回路75でとった信号fが供給され
る。また、D−FF76のクロック端子CKには、検出
フレームパルスaを反転した後、ディレイ回路78で遅
延させたパルスgが供給される。また、D−FF76の
セット端子Sには、パルス検出フレーム16個毎に生成
される確定フレームパルスh(負のパルス)を反転して
ディレイ回路78で遅延させたパルスiが供給される。
このパルスiは、図5、図6に示すように、パルスgよ
りも立ち上がりのタイミングが遅れている。
【0049】D−FF76は、確定フレームの始めで、
パルスiの立ち上がりでセットされて、出力信号jがH
レベルとなる。この後、各パルスgの立ち上がりで信号
fをラッチして出力する。パルスiの立ち上がりでセッ
トされて、出力信号jがHレベルとなった後、各パルス
検出フレームで連続して信号eがHレベルを保持してい
る間は、信号fがHレベルとなり、出力信号jもHレベ
ルを保持する。パルスiの立ち上がりでセットされて、
出力信号jがHレベルとなった後、一回でも信号eがL
レベルとなると、出力信号jがLレベルとなり、以後、
信号eに関係なく信号fがLレベルとなり、出力信号j
は次のパルスiまでLレベルのままとなる。
【0050】D−FF76の出力信号jは、ディレイ回
路79で遅延されて、信号kとしてD−FF80のD入
力端子に供給される。D−FF80のクロック端子CK
には、パルスiが供給される。D−FF80は、パルス
iの立ち上がりで信号kをラッチして出力端子Qから信
号mとして出力する。パルスiが供給された後、次のパ
ルスiが供給されるまでの16の連続するパルス検出フ
レームで、信号jがHレベルを保持したときには、Hレ
ベルの信号kをラッチしてHレベルの信号m、即ち、2
3T確定信号を出力する。
【0051】図5では、23T検出信号が、16個のパ
ルス検出フレームで連続して供給されていない。最初の
パルス検出フレームでは、23T確定信号が供給されて
いる。このため、信号jは、確定フレームの始めでパル
スiの立ち上がり(時刻t1)でセットされた後、次の
パルス検出フレームでは、パルスgの立ち上がりでHレ
ベルを保持している(時刻t2 )。しかし、2番目のパ
ルス検出フレームでは、23T確定信号が供給されてい
ない。このため、3番目のパルス検出フレームのパルス
gの立ち上がりで、信号jはLレベルとなっている(時
刻t3 )。信号jは、一端Lレベルになると、以後信号
eの値に関係なく、次のパルスiの立ち上がり(時刻t
4 )まで、Lレベルを保持する。
【0052】次のパルスiの立ち上がり(時刻t4
で、信号kがD−FF80でラッチされて、信号mとし
て出力される。図5の例では、Lレベルの信号jがディ
レイ回路79で遅延された信号kを、パルスiの立ち上
がりでラッチする。このため、信号mはLレベルとな
り、23T確定信号は生成されない。
【0053】図6の例では、23T検出信号が16個の
パルス検出フレームで連続して供給されている。このた
め、信号jは、確定フレームの始めでパルスiの立ち上
がり(時刻t1 )でセットされた後、次のパルス検出フ
レームでは、パルスgの立ち上がりでHレベルを保持し
ている(時刻t12)。時刻t13でも同様に、パルスgの
立ち上がりでHレベルを保持している。以後同様に、次
のパルスiの立ち上がり(時刻t15)まで、各パルスg
の立ち上がりでHレベルが保持される。
【0054】次のパルスiの立ち上がり(時刻t15
で、信号kがD−FF80でラッチされて、信号mとし
て出力される。図6の例では、時刻t14までHレベルを
保持した信号jがディレイ回路79で遅延された信号k
を、パルスiの立ち上がり(時刻t15)でラッチする。
このため、信号mはHレベルとなり、23T確定信号が
生成される。
【0055】上記のように、本実施例では、粗調整回路
18が、VCO19の中心周波数を再生EFM信号のク
ロック周波数に合わせるようにVCO19を制御する。
これにより、ディスク11をCAV駆動して、記録信号
を再生することができる。従って、スピンドルモータ1
2を一定速度で回転すればよいため、アクセス時間をC
LV方式の装置に比べ短縮することができ、また、スピ
ンドルモータ12には、高トルクのモータを必要としな
いため、装置の消費電力を低減することができる。ま
た、従来装置と異なり、スピンドルモータをCLV制御
するための複雑な回路が不要で、その分コストを低減す
ることができる。
【0056】また、光ピックアップ14の位置を検出し
ないで、VCO19の中心周波数を制御できるため、光
ピックアップ14の位置センサを設ける必要がない。
【0057】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、スピンド
ルモータを定速回転した状態で、ピックアップからの信
号からクロック信号及び再生データ信号を正しく抽出す
ることができるため、アクセス時間を短縮することがで
き、また、スピンドルモータの回転制御回路を簡略化し
てコストを低減することができる。また、スピンドルモ
ータに高トルクを必要としないため、装置の消費電力を
低減できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施例の全体の構成図である。
【図2】粗調整回路とVCOの構成図である。
【図3】EFM信号の説明図である。
【図4】11T検出回路、22T検出回路、23T検出
回路、44T検出回路の回路図である。
【図5】23T検出回路のタイミングチャートである。
【図6】23T検出回路のタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 CD−ROMディスク 12 スピンドルモータ 13 駆動回路 14 光ピックアップ 15 ピックアップ制御部 16 RFアンプ 17 PLL回路 18 粗調整回路 19 VCO 20 EFM復調回路 25a,25b パルス幅検出部 50 パルス幅確定部 55 制御信号生成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック情報を含むディジタル信号が線
    速度一定形式で記録されたディジタルディスクから上記
    ディジタル信号をピックアップで読み取り、再生データ
    信号を生成するディジタルディスク再生装置において、 上記ディジタルディスクを定速回転させるディスク駆動
    手段と、 上記ピックアップから信号を供給されて、再生ディジタ
    ル信号を生成するディジタル信号再生回路と、 上記ディジタル信号再生回路から供給される再生ディジ
    タル信号から、クロック信号と再生データ信号を抽出す
    る信号抽出回路と、 上記信号抽出回路の基準クロック信号を生成して上記信
    号抽出回路に供給する可変周波数発振器と、 上記ディジタル信号再生回路からの再生ディジタル信
    号、及び上記基準クロック信号を基にして、上記可変周
    波数発振器の中心周波数を上記再生ディジタル信号のク
    ロック周波数に合わせるように制御する周波数制御回路
    とを有することを特徴とするディジタルディスク再生装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102227895B1 (ko) * 2020-11-12 2021-03-15 주식회사 한길 보강 구조가 적용된 테트라포드 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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