JPH06301382A - クロストーク検出装置 - Google Patents

クロストーク検出装置

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JPH06301382A
JPH06301382A JP5112353A JP11235393A JPH06301382A JP H06301382 A JPH06301382 A JP H06301382A JP 5112353 A JP5112353 A JP 5112353A JP 11235393 A JP11235393 A JP 11235393A JP H06301382 A JPH06301382 A JP H06301382A
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嘉行 村田
Yoshito Yamaguchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣り合う弦振動ピックアップ間のクロストー
クをデジタル的に検出するクロストーク検出装置を提供
する。 【構成】 CPU6はA/D変換器4からの隣り合う弦
ピックアップ(例えば1Aと1B)のデジタル信号間の
関係(例えばパワー比、振幅比、位相関係、ピッチ関
係)を調べて弦ピックアップの出力がクロストークによ
るもの(隣りの弦の振動によるもの)かどうか判別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気ないし電子弦楽器
における弦ピックアップ間のストローク現象を検出する
クロストーク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弦別に弦振動を検出するため、複数の弦
の各々に弦ピックアップ(弦振動をアナログ電気信号に
変換する変換器)を設けた弦楽器が知られている。この
種の弦楽器においては、弦間隔が比較的狭いために、弦
ピックアップが隣りの弦の振動に対しても感応してアナ
ログ電気信号を発生するという、いわゆるクロストーク
現象の問題がある。
【0003】弦ピックアップのアナログ電気信号出力か
らクロストーク成分をアナログ的に除去する技術が実公
昭58−4159号に示されている。この技術では、各
弦ピックアップに対応してアナログの差動演算器を設
け、各差動演算器の第1入力(−入力)に第1(自己
の)弦ピックアップからのアナログ電気信号を入力し、
差動演算器の第2入力(+入力)に第1弦ピックアップ
と隣り合う弦ピックアップからのアナログ電気信号をレ
ベル変換回路を介して入力する。この結果、隣りの弦の
振動に対して、隣りの弦ピックアップから差動演算器の
第2入力に入力される信号と自己の弦ピックアップから
差動演算器の第1入力に入力されるクロストーク信号と
がほぼ等しくなり、差動演算器において両信号がアナロ
グ的に打ち消される。したがって各差動演算器から各弦
の弦振動によるアナログ電気信号を別々に取り出すこと
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は単にアナログ的に弦ピックアップ間のクロスト
ーク信号を除去するものにすぎない。このため、応用面
でも、弦別に取り出したアナログ電気信号を弦別に再生
出力する、いわゆる電気弦楽器の用途に限定される問題
がある。したがって、この発明の目的は上述したような
クロストーク現象をデジタル的に検出することができる
クロストーク検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用】この発明によれ
ば、複数の弦の各々に独立して設けられ、各弦の振動を
アナログ電気信号としてピックアップする複数の弦ピッ
クアップ手段と、前記アナログ電気信号を弦ピックアッ
プ手段別にデジタル信号に変換する変換手段と、前記変
換手段からの隣り合う弦ピックアップ手段に関するデジ
タル信号間の関係を調べてクロストークの有無を判別す
るクロストーク判別手段と、を有することを特徴とする
クロストーク検出装置が提供される。この構成によれ
ば、隣りの弦の振動によって弦ピックアップ手段に混入
したクロストーク信号をデジタル的に検出することがで
きる。
【0006】上記クロストーク判別手段は隣り合う弦ピ
ックアップ手段に関するデジタル信号の振幅を比較する
手段を有し得る。例えば、第1弦ピックアップ手段のデ
ジタル信号の振幅(A)とその隣りの弦ピックアップ手
段のデジタル信号の振幅(B)との比(A/B)をと
り、比が所定のしきい値より小さい場合に、第1弦ピッ
クアップ手段のデジタル信号をクロストーク信号として
検出することができる。
【0007】また、クロストーク判別手段は、隣り合う
弦ピックアップ手段に関するデジタル信号のパワーを比
較する手段を含み得る。例えばパワーは(1)デジタル
信号のサンプル値の所定区間にわたる累算、(2)また
は2乗累算によって評価できる。
【0008】また、クロストーク判別手段は、隣り合う
弦ピックアップ手段に関するデジタル信号の位相を比較
する手段を含み得る。弦の振動に対して、その弦のピッ
クアップと隣りのピックアップで発生する信号は同相ま
たは逆相となる(同相か逆相かは両ピックアップの構成
条件に依存する。したがって、例えば、隣り合う弦ピッ
クアップ手段に関するデジタル信号のゼロクロスポイン
トのタイミングを比較することにより、クロストーク判
別のための位相チェックが可能である。
【0009】また、クロストーク判別手段は隣り合う弦
ピックアップ手段に関するデジタル信号のピッチを比較
する手段を含み得る。弦振動により、その弦のピックア
ップとその隣りのピックアップで発生する信号の周期
(ピッチ)は明らかに同じである。したがって、隣り合
う弦ピックアップに関するデジタル信号のピッチを抽出
し、両ピッチを比較することにより、クロストーク判別
が可能である。この構成は、電子音源によって楽音を発
生するギターシンセサイザーのような用途では特に有効
であり、ギターシンセサイザーが有するピッチ抽出機能
をクロストーク判別のために兼用できる。上述したクロ
ストーク判別のための各手段は、単独でもあるいは組み
合せても使用できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。第1実施例 図1に第1実施例に係る電気弦楽器の全体回路構成を示
す。本電気弦楽器は複数(例えば6本)の弦をもち、各
弦に対応して弦振動をアナログ電気信号に変換する弦ピ
ックアップ1A〜1Fが設けられる。各弦ピックアップ
1A〜1Fからのアナログ電気信号は各アンプ2A〜2
Fを通った後、弦の数だけアナログ電気信号を多重化す
るアナログマルチプレクサ機能をもつサンプルホールド
回路3でサンプルホールドされ、A/D変換器4を介し
て弦ピックアップ別にデジタル信号に変換される。A/
D変換器4のデジタル信号出力は振動モニター回路5に
入力される。振動モニター回路5は各弦ピックアップに
関するデジタル信号の弦振動レベル、ピーク、及びゼロ
クロスポイントの時刻を検出し、結果をCPU6に与え
る。CPU6は振動モニター回路5からのモニター結果
から弦振動開始、終了を検出するとともに、隣り合う弦
ピックアップに関するデジタル信号間の関係を調べてク
ロストークの有無を判別する。CPU6は弦振動の開始
を検出したときは、その弦振動に係るA/D変換器4の
デジタル信号出力を弦振動RAM7に書き込むために、
リード/ライト制御回路8に対し、書込開始コマンドを
与える。ここに、弦振動の開始は、デジタル信号の振動
レベルが所定のしきい値を超えたかどうかで判断され
る。このようにして判定される「弦振動の開始」は、
(1)ある弦の振動に対してその弦のピックアップから
A/D変換器4を介して形成されるデジタル信号から検
出されるのみでなく、(2)クロストーク、すなわち、
その弦の隣りのピックアップに混入し、A/D変換器4
を介して形成されるデジタル信号からも検出され得る。
【0011】この(1)と(2)を区別するため、「弦
振動の開始」検出後、適当な時点(例えば、図2の10
0に示すように弦振動の最初のピークの時点)でクロス
トークの有無を判別する。そしてCPU6は、着目して
いるデジタル信号がクロストークによるものでない場合
(ケース(1))には、そのデジタル信号の音再生のた
め、リード/ライト制御回路8に対し、読出開始コマン
ドを与える。しかし、クロストークによるデジタル信号
の場合(ケース(2))には、そのデジタル信号の再生
を禁止するため、リード/ライト制御回路8へは読出開
始コマンドを与えない。
【0012】リード/ライト制御回路8は時分割多重方
式(TDM)で弦振動RAM7へのアクセスを制御する
回路であり、CPU6から書込開始コマンドが与えられ
たときは、そのコマンドに含まれるRAM7アドレスか
ら、A/D変換器4のデジタル信号サンプル(着目して
いる弦ピックアップに関するもの)の書込を実行する。
また、CPU6から読出開始コマンドが与えられたとき
は、そのコマンドに含まれるRAM7アドレス(書込開
始コマンドに含まれるアドレスと同じ)から弦振動RA
M7のデジタル信号サンプルを読出しを実行する。
【0013】弦振動RAM7から弦別にTDM方式で読
み出されたデジタル信号はD/A変換器9でアナログ信
号に変換され、各サンプルホールド回路(S/H)10
A〜10Fに分配される。これにより、S/H10Aは
第1弦のアナログ信号をサンプルホールドし、以下同様
に、S/H10B〜S/H10Fは第2弦〜第6弦のア
ナログ信号をそれぞれサンプルホールドする。各サンプ
ルホールド回路10A〜10Fの出力は各サウンドシス
テム11A〜11Fで音に再生される。
【0014】図3はそれまで休止中の弦について、振動
モニター回路5が弦振動レベルを検出したときに、CP
U6で実行される処理のフローチャートである。まず、
ステップ3−1で、CPU6は弦振動レベル3−1がし
きい値を超えたことを検出したときは、ステップ3−2
に進み、書込開始処理を実行する。すなわち、書込ポイ
ンタを着目している弦の振動デジタル信号をRAM7に
書き込む先頭のアドレスにセットし、この書込ポインタ
と、その弦のTDMチャンネルをイネーブする書込イネ
ーブル信号(A/D変換器とからのその弦のデジタル信
号タイムスロットでの取り込みを可能にする信号)とを
含む書込開始コマンドをリード/ライト制御回路8に与
える。これを受けて、リード/ライト制御回路8は着目
している弦(弦ピックアップ)に関するA/D変換器4
からのデジタル信号について上述した書込を実行する。
そしてCPU6はその弦の状態フラグMを“休止中”か
ら“振動中”に変更する(ステップ3−3)。なお、
“振動中”から“休止中”への復帰は、弦振動レベルが
所定のしきい値より下がったときに行われる。
【0015】図4は状態フラグが“振動中”の弦に関し
て、その弦振動のピークが振動モニター回路5で検出さ
れたときにCPU6で実行される処理のフローチャート
である。
【0016】まず、ステップ4−1でCPU6は弦振動
ピークが図2の100に示すような最初のピークかどう
かをチェックし、そうであるならばクロストークテスト
4−2を実行する。そして着目している弦ピックアップ
に基づくデジタル信号がクロストークでなければ(ステ
ップ4−3)、読出開始処理4−4を実行する。すなわ
ち、読出ポインタを書込先頭アドレスと同じRAM7ア
ドレスにセットし、この読出ポインタと読出イネーブル
信号を含む読出開始コマンドをリード/ライト制御回路
8に与える。これを受けて、リード/ライト制御回路8
は弦振動RAM7から、その弦ピックアップに関するデ
ジタル信号の読出を開始する。しかし、クロストークで
ないときは、読出開始処理4−4を実行せず、それによ
って弦振動RAM7からの読出しを禁止する。なお図示
しないが、読出しが行われていない弦データチャンネル
については、その弦データチャンネルのタイミングでD
/A変換器9に“無音”を示すオールゼロのデータが出
力されるようになっている。
【0017】クロストークテスト4−2の処理例を図5
にフローチャートで示す。まず、ステップ5−1でCP
U6は、着目している弦ピックアップの隣りの弦ピック
アップが示す隣り弦の状態フラグを読む。隣りの弦の状
態が“休止中”なら、“クロストークでない”(着目し
ている弦ピックアップが発生している信号はクロストー
クではない)を返す(5−7)。隣りの弦が休止中でな
ければ、その弦のピックアップからの振動ピークデータ
(A)を読み、着目している弦のピクアップの信号ピー
クデータ(B)との比(A/B)をとる。このピーク比
が所定のしきい値を超えていれば“クロストークでな
い”を返す(5−7)。ピーク比がしきい値を超えてな
ければ、“クロストークである”を返す(5−8)。あ
るいは、ステップ5−6で示すように、位相テスト(ま
たはピッチテスト)を行ってもよい。そして位相テスト
で同相ならクロストーク、異相ならクロストークでな
い、あるいはピッチテストで同ピッチならクロストー
ク、異ピッチならクロストークでないと判定することが
できる。
【0018】位相テストの処理例を図6に示す。まずス
テップ6−1でCPU6は隣りの弦(弦ピックアップ)
からの振動ピーク(またはゼロクロス)ポイントの時刻
データを読み込む。次にステップ6−2で現弦ピックア
ップからの対応する時刻データを読む。そして両時刻デ
ータの時間差を所定のしきい値と比較する(6−3)。
位相テストのルーチンは時間差がしきい値より小さけれ
ば“同相である”を返し(6−4)、時間差がしきい値
よりも大きければ“異相である”を返す。なお、この処
理例における“同相”は、いわゆる2信号が同相の場合
と“逆相”の場合の両方の可能性を含んでいる。
【0019】ピッチテストの処理例を図7に示す。まず
ステップ7−1でCPU6は隣りの弦(弦ピックアッ
プ)の振動ピッチを評価する。なお、隣りの弦は、現弦
が端の弦(第1弦または第6弦)の場合は1つ(第2弦
または第5弦)しかないが、現弦が中間の弦(例えば第
3弦)の場合は2つ(第2弦と第4弦)ある。図7では
2つの隣りの弦のピッチデータとしてP1、P2を示し
てある。次にステップ7−2で現弦の振動ピッチデータ
90を評価する。なお、ピッチ評価は、この第1実施例
の場合には高精度に行う必要はなく、例えばゼロクロス
ポイトン(またはピークポイント)の時刻データの時間
間隔を計算することで足りる。なお、後述する第2実施
例(弦楽器シンセサイザー)の場合には、弦楽器シンセ
サイザーが内蔵するピッチ抽出機能のピッチ抽出結果を
使用すればよい。
【0020】ステップ7−3で現弦と隣りの弦のピッチ
の差を所定のしきい値と比較する。ピッチの差がしきい
値より小さいときピッチテストルーチンは“同ピッチで
ある”を返し(7−4)、しきい値より大きければ“異
ピッチである”を返す。
【0021】クロストークテスト4−2の変形例を図8
に示す。まずステップ8−1でCPU6は隣りの弦の振
動パワーを評価し、ステップ8−2で現弦の振動パワー
を評価する。振動パワーは例えば、現弦のゼロクロスか
ら次のゼロクロスまでの区間におけるデジタル信号値
(絶対値)を累算することで行える。これは、図2にお
ける波形面積X1を求めることに相当する。なお、振動
パワーの評価はCPU6の負担を軽減するため、振動モ
ニター回路5で行ってもよい。また、ゼロクロスからゼ
ロクロスまでの区間である必要はなく、簡便法としては
所定のN個のデジタル値の累算で足りる。ステップ8−
3でCPU6は両パワーの比(現弦のパワー/隣りの弦
のパワー)を所定しきい値と比較する。パワー比がしき
い値を超えているとき、クロステストルーチンは“クロ
ストークでない”を返し(8−4)、パワー比がしきい
値以下なら“クロストークである”を返す(8−5)。
【0022】第2実施例 第2実施例はこの発明を弦楽器シンセサイザーに応用し
た例である。第2実施例の全体の回路構成を図9に示
す。なお、図1と同じ要素には同じ番号を付けており、
説明を省略する。A/D変換器4から各弦ピックアップ
1A〜1FのTDMデジタル信号が、レベル検出器5M
とピッチ抽出器12に入力される。レベル検出器5Mは
各弦(弦ピックアップ)の弦振動レベルを検出する。ピ
ッチ抽出器12は各弦の振動ピッチを抽出する。ピッチ
抽出器12としては弦楽器シンセサイザーにおける公知
の適当なピッチ抽出器が使用できる。CPU6は各弦に
ついて、ピッチ抽出器12から最初のピッチ確定の信号
が与えられたとき、上述したクロストークテストを行
い、クロストークでなければ、音源13に対し、確定ピ
ッチの楽音の発生を指示する。一方、クロストークであ
ると判定したときは、音源13に対する楽音発生指示は
行わない、音源13で電子的に生成された楽音信号はD
/A変換器14を介してサウンドシステム15に入力さ
れ、音として再生される。
【0023】結果として、隣りの弦の振動によって弦ピ
ックアップに発生したクロストーク信号からは音源13
における楽音発生は禁止され、自己の弦の振動によって
弦ピックアップに発生した正規の信号からは、ピッチ抽
出器12における最初のピッチの確定を合図として対応
する楽音が発生する。その後は、通常の弦楽器シンセサ
イザーの場合と同様に動作する。すなわち、ピッチ抽出
器12における新ピッチ抽出に応答してCPU6Mから
音源13への対応するピッチ変更処理が行われ、レベル
検出器5Mから振動レベルの所定しきい値以下への低下
が検出されたとき、CPU6Mは音源13における対応
する楽音を消音させる。
【0024】このように、この発明によるデジタルクロ
ストーク検出技術は弦楽器シンセサイザーのように電子
音源を内蔵する電子楽器にも有効に応用できる。以上で
実施例の説明を終えるがこの発明の範囲内で種々の変
形、応用が可能である。
【0025】例えば、(1)ピーク比のテスト(5−3
〜5−4)(2)位相テスト(図6)(3)ピッチテス
ト(図7)(4)パワー比のテスト(図8)は、クロス
トーク判別のため、単独としても、あるいは適当に組合
せて使用することができる。また、図示のフローは単な
る例示であり、適当に変形可能てある。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に述べたように、この発明で
は各弦独立に設けた弦ピックアップからのアナログ電気
信号をデジタル信号に変換し、隣り合う弦ピックアップ
に関するデジタル信号の関係を調べることでクロストー
クの有無を判別しているのでデジタル的なクロストーク
の検出が可能であり、応用範囲も広くなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体回路構成を示すブロック図。
【図2】弦ピックアップから取り出されるアナログ電気
信号の波形図。
【図3】書込開始処理を含むフローチャート。
【図4】読出開始処理を含むフローチャート。
【図5】クロストークテストの一例を示すフローチャー
ト。
【図6】位相テストの一例を示すフローチャート。
【図7】ピッチテストの一例を示すフローチャート。
【図8】クロストークテストの変形例を示すフローチャ
ート。
【図9】第2実施例の全体回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1A〜1F 弦ピックアップ 4 A/D変換器 6 CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の弦の各々に独立して設けられ、各弦
    の振動をアナログ電気信号としてピックアップする複数
    の弦ピックアップ手段と、 前記アナログ電気信号を弦ピックアップ手段別にデジタ
    ル信号に変換する変換手段と、 前記変換手段からの隣り合う弦ピックアップ手段に関す
    るデジタル信号間の関係を調べてクロストークの有無を
    判別するクロストーク判別手段と、 を有することを特徴とするクロストーク検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクロストーク検出装置にお
    いて、前記クロストーク判別手段は、隣り合う弦ピック
    アップ手段に関するデジタル信号の振幅を比較する手段
    を有することを特徴とするクロストーク検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のクロストーク検出装置にお
    いて、前記クロストーク判別手段は、隣り合う弦ピック
    アップ手段に関するデジタル信号のパワーを比較する手
    段を有することを特徴とするクロストーク検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のクロストーク検出装置にお
    いて、前記クロストーク判別手段は、隣り合う弦ピック
    アップ手段に関するデジタル信号の位相を比較する手段
    を有することを特徴とするクロストーク検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のクロストーク検出装置にお
    いて、前記クロストーク判別手段は、隣り合う弦ピック
    アップ手段に関するデジタル信号のピッチを比較する手
    段を有することを特徴とするクロストーク検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015082089A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 カシオ計算機株式会社 電子弦楽器、楽音制御方法及びプログラム

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