JPH11175097A - ピッチ検出方法及び装置、判定方法及び装置、データ伝送方法、並びに記録媒体 - Google Patents

ピッチ検出方法及び装置、判定方法及び装置、データ伝送方法、並びに記録媒体

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JPH11175097A
JPH11175097A JP9346824A JP34682497A JPH11175097A JP H11175097 A JPH11175097 A JP H11175097A JP 9346824 A JP9346824 A JP 9346824A JP 34682497 A JP34682497 A JP 34682497A JP H11175097 A JPH11175097 A JP H11175097A
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audio signal
pitch
time interval
histogram
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Mitsuo Matsumoto
光雄 松本
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声信号の相関を求めることなく、その音声
波形の特徴から少ない演算量でピッチを検出可能とす
る。 【解決手段】 デジタル入力された音声信号を約30m
秒の単位時間毎に切り出すバッファメモリ4と、音声信
号を低域濾波するフィルタ回路3と、低域濾波された音
声信号波形からローカルマキシマムとローカルミニマム
を検出するピークサーチ回路5と、各ローカルマキシマ
ム間と各ローカルミニマム間でそれぞれ求めた時間間隔
のヒストグラムを共通のものとして求めるデータ分析回
路7と、ヒストグラムの最瀕値を音声信号のピッチとし
て決定するピッチ決定回路8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば歌唱者の声
やコーラスの声の基本周期(ピッチ)、音声の性質変換
の際に好適なものであり、詳しくは、音声信号の相関を
求めることなく、少ない演算量で声の高さに対応するピ
ッチ周波数、或いはその逆数であるピッチ周期を検出す
るピッチ検出方法及び装置、そのピッチ検出方法を用い
た判定方法及び装置、そのピッチ検出方法を実現するデ
ータを伝送するデータ伝送方法、並びに記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声の特徴を抽出する際に
は、音声波形を直接扱う代わりに、周波数スペクトルや
自己相関関数など、スペクトルに関連した特徴に変換し
て扱うことが多い。すなわち、音声波形は、振幅と位相
が時間的にゆるやかに変化する正弦波の和で構成されて
いると考えることができ、また、人間の聴覚による音声
の知覚において重要な特徴は主として振幅情報に含まれ
ており、位相情報は通常重要な役割を果たしていないた
め、当該音声の特徴抽出の際には音声信号をスペクトル
に関連した特徴に変換して扱うことが多い。なお、音声
の短時間区間毎の電力スペクトル密度すなわち短時間ス
ペクトルは、周波数とともに緩やかに変化する成分であ
るスペクトル包絡と、有音声の場合の細かく周期的に変
化する成分と、無音声の場合の非周期的に変化する成分
とに分解して考えることができる。
【0003】ここで、音声の特徴の一つとして、声の高
さに対応する周波数(ピッチ周波数)、或いはその逆数
である周期(ピッチ周期)があり、当該ピッチを検出す
る手法の代表的なものとしては、自己相関法や変形相関
法などが良く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それら従来の
ピッチ検出手法は、音声信号の相関を求める必要があ
り、演算量が膨大となり、また、リアルタイムにピッチ
周波数やピッチ周期を検出するためには、高速な演算処
理を実行できる高価な演算処理装置が必要となる。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、音声信号の相関を求めることなく、その音声
波形の特徴から少ない演算量でピッチを検出するピッチ
検出方法及び装置と、そのピッチ検出方法及び装置が適
用される判定方法及び装置、該ピッチ検出を実現するた
めのプログラムデータを伝送するデータ伝送方法、該ピ
ッチ検出を実現するためのプログラムデータを記録して
なる記録媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るピッチ検出
方法及び装置は、上述の課題を解決するために、デジタ
ル入力された音声信号を所定の長さの単位時間毎に切り
出し、音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させ、
所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小点を
検出し、各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求め、各極
小点の間でそれぞれ時間間隔を求め、それら時間間隔の
ヒストグラムを共通のものとして求め、ヒストグラムの
最瀕値を音声信号のピッチとして取り出す。
【0007】また本発明に係るピッチ検出方法及び装置
は、上述の課題を解決するために、所望の周波数帯域の
音声信号波形から零交差点を検出し、各零交差点の間で
それぞれ時間間隔を求め、それら時間間隔のヒストグラ
ムを求め、ヒストグラムの最瀕値を音声信号のピッチと
して取り出す。
【0008】さらに本発明に係るピッチ検出方法及び装
置は、上述の課題を解決するために、極大点及び極小点
から共通のものとして求めたヒストグラムの最瀕値と零
交差点から求めたヒストグラムの最瀕値とを比較し、頻
度の高い方の最瀕値を音声信号のピッチとして取り出
す。
【0009】またさらに、本発明に係るピッチ検出方法
及び装置は、上述の課題を解決するために、各極大点及
び極小点、各零交差点の間でそれぞれ求めた時間間隔の
ヒストグラムを共通のものとして求め、そのヒストグラ
ムの最瀕値を音声信号のピッチとして取り出す。
【0010】本発明に係る判定方法及び装置は、上述の
課題を解決するために、本発明に係るピッチ検出方法及
び装置に対して更に、音声信号から取り出したピッチと
基準音のピッチとを比較するようにし、その比較結果を
出力する。
【0011】また、本発明に係るデータ伝送方法は、上
述の課題を解決するために、本発明に係るピッチ検出方
法を実現するためのプログラムデータを伝送する。
【0012】また、本発明に係る記録媒体は、上述の課
題を解決するために、本発明に係るピッチ検出方法及び
装置、並びに判定方法及び装置を実現するためのプログ
ラムデータを記録してなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るピッチ検出方
法及び装置、判定方法及び装置、データ伝送方法、並び
に記録媒体の好ましい実施の形態について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0014】本発明の第1の実施の形態のピッチ検出方
法が適用されるピッチ検出装置の概略構成を図1に示
す。
【0015】この図1において、入力端子1には、アナ
ログ音声信号として例えば図2に示すような波形信号が
供給され、アナログ/デジタル(A/D)変換器2に供
給される。このアナログ/デジタル変換器2は、図2の
アナログ音声信号波形を、44.1kHzのサンプリン
グ周波数でサンプリング処理してデジタル信号に変換す
る。アナログ/デジタル変換器2にてデジタル化された
音声データは、フィルタ回路3に送られる。
【0016】当該フィルタ回路3は、IIR(巡回型)
若しくはFIR(非巡回型)のデジタルフィルタであ
り、例えば図3に示すようなカットオフ周波数が300
Hzの周波数特性を有する低域濾波器(ローパスフィル
タ)である。このフィルタ回路3にて低域濾波を行うこ
とで、図2に示したような波形信号は例えば図4(a)
に示したような高域成分が除去された波形信号となる。
なお、フィルタ回路3の出力は、実際にはデジタルデー
タであるが、該フィルタ処理の結果をわかりやすくする
ために、図4(a)の例ではアナログ波形信号のように
表している。このフィルタ回路3からの出力データは、
バッファメモリ4に送られる。
【0017】該バッファメモリ4は、フィルタ回路3か
らのデータを蓄積し、後段のピークサーチ回路5におけ
る処理単位時間分毎に出力、すなわち処理単位時間分に
対応するサンプル数毎のデータを出力する。本実施の形
態では、該処理単位時間を約30m秒(正確には約29
m秒、サンプル数で表すと1280サンプル毎)にして
いる。バッファメモリ4から出力された単位時間(12
80サンプル)毎のデータは、ピークサーチ回路5に送
られる。
【0018】このピークサーチ回路5では、供給された
各サンプルデータを1サンプル毎に比較し、その比較出
力に基づいて、音声データのピークを抽出する。
【0019】具体的に言うと、該ピークサーチ回路5で
は、音声データの各サンプル毎に、現在の音声データと
その1サンプル前の音声データとを比較し、現在のサン
プル値がその1サンプル前のサンプル値よりも大きいこ
とを示す比較結果が続いた後、現在のサンプル値がその
1サンプル前のサンプル値よりも小さくなったことを示
す比較結果が得られたとき、或いは、現在のサンプル値
がその1サンプル前のサンプル値よりも小さいことを示
す比較結果が続いた後、現在のサンプル値がその1サン
プル前のサンプル値よりも大きくなったことを示す比較
結果が得られたときに、それら比較結果の変化時点を音
声データのピークとして検出する。
【0020】すなわち、現在のサンプル値がその1サン
プル前のサンプル値よりも大きいことを示す比較結果が
続いた後、現在のサンプル値がその1サンプル前のサン
プル値よりも小さくなった時点の当該現在のサンプル値
の1つ前のサンプル値がローカルマキシマム(極大値)
を示し、一方で、現在のサンプル値がその1サンプル前
のサンプル値よりも小さいことを示す比較結果が続いた
後、現在のサンプル値がその1サンプル前のサンプル値
よりも大きくなった時点の当該現在のサンプル値の1つ
前のサンプル値がローカルミニマム(極小値)を示す。
したがって、当該ピークサーチ回路5では、このように
サンプル比較結果の変化に基づいて、音声データのロー
カルマキシマムのサンプルデータ、及びローカルミニマ
ムのサンプルデータを検出する。このピークサーチ回路
5により検出されたローカルマキシマム及びローカルミ
ニマムのサンプルデータは符号データ化回路6に送られ
る。
【0021】符号データ化回路6は、図4(b)及び図
5(a)に示すように、ピークサーチ回路5より供給さ
れた各ローカルマキシマムMAのサンプルデータに対し
ては正(+)の符号を付加し、各ローカルミニマムMI
のサンプルデータに対しては負(−)の符号を付加す
る。なお、図5には、図4の一部を抜き出し、拡大して
示している。この符号データ化回路6にて符号データ化
されたローカルマキシマムMA及びローカルミニマムM
Iの各サンプルデータは、データ分析回路7に送られ
る。
【0022】このデータ分析回路7では、符号データ化
回路6にて正(+)の符号が付加された各ローカルマキ
シマム間の時間間隔(サンプル数)、及び、符号データ
化回路6にて負(−)の符号が付加された各ローカルミ
ニマム(極小値)間の時間間隔(サンプル数)を求め、
次いで、それら求めた各ローカルマキシマム間の時間間
隔(サンプル数)と各ローカルミニマム間の時間間隔
(サンプル数)を統計的に分析する。
【0023】すなわち、データ分析回路7では、正
(+)の符号が付加された各ローカルマキシマム間の時
間間隔として、図5(b)に示すように、あるローカル
マキシマムMA1から次のローカルマキシマムMA2ま
での時間間隔(サンプル数)TD1、ローカルマキシマ
ムMA1からローカルマキシマムMA3までの時間間隔
(サンプル数)TD2、ローカルマキシマムMA1から
ローカルマキシマムMA4までの時間間隔(サンプル
数)TD3、・・・のように、ローカルマキシマムMA
1から他の各ローカルマキシマムについてそれぞれの時
間間隔を求めると共に、同様にして、ローカルマキシマ
ムMA2から次のローカルマキシマムMA3までの時間
間隔、ローカルマキシマムMA2からローカルマキシマ
ムMA4までの時間間隔、ローカルマキシマムMA2か
らローカルマキシマムMA5(図示は省略)までの時間
間隔、・・・のように、ローカルマキシマムMA2から
他の各ローカルマキシマムについてそれぞれの時間間隔
を求める。ローカルマキシマムMA3やローカルマキシ
マムMA4、それ以降の各ローカルマキシマムについて
も同様に、あるローカルマキシマムから他の各ローカル
マキシマムについてそれぞれの時間間隔を求める。
【0024】また、該データ分析回路7は、負(−)の
符号が付加された各ローカルミニマム間の時間間隔につ
いても同様に、図5(b)に示すように、あるローカル
ミニマムMI1から次のローカルミニマムMI2までの
時間間隔(サンプル数)AD1、ローカルミニマムMI
1からローカルミニマムMI3までの時間間隔(サンプ
ル数)AD2、ローカルミニマムMI1からローカルミ
ニマムMI4までの時間間隔(サンプル数)AD3、・
・・のように、ローカルミニマムMI1から他の各ロー
カルミニマムについてそれぞれの時間間隔を求めると共
に、同様にして、ローカルミニマムMI2から次のロー
カルミニマムMI3までの時間間隔、ローカルミニマム
MI2からローカルミニマムMI4までの時間間隔、ロ
ーカルミニマムMI2からローカルミニマムMI5(図
示は省略)までの時間間隔、・・・のように、ローカル
ミニマムMI2から他の各ローカルマキシマムについて
それぞれの時間間隔を求める。ローカルミニマムMI3
やローカルミニマムMI4、それ以降の各ローカルマキ
シマムについても同様に、あるローカルミニマムから他
の各ローカルミニマムについてそれぞれの時間間隔を求
める。
【0025】次いで、データ分析回路7では、正(+)
の符号が付加された各ローカルマキシマムについてそれ
ぞれ求めた時間間隔(サンプル数)と、負(−)の符号
が付加された各ローカルミニマムについてそれぞれ求め
た時間間隔(サンプル数)の両方を用いて、統計的な分
析を行う。
【0026】具体的に言うと、該データ分析回路7で
は、正(+)の符号が付加された各ローカルマキシマム
間の各時間間隔に対応するサンプル数と、負(−)の符
号が付加された各ローカルミニマム間の各時間間隔に対
応するサンプル数の両方を用いて、ヒストグラムを作成
し、該ヒストグラムの最瀕値を求める。すなわち、図6
に示すように、正(+)の符号が付加された各ローカル
マキシマム間の時間間隔(サンプル数)及び負(−)の
符号が付加された各ローカルミニマム間の時間間隔(サ
ンプル数)のうち、最も発生頻度が高い時間間隔(サン
プル数)を求める。図6の例では、それら両者の時間間
隔として、81サンプル分の時間間隔を有するものが2
回、82サンプル分の時間間隔を有するものが2回、8
3サンプル分の時間間隔を有するものが3回、・・・と
なり、ヒストグラムの最瀕値としては、193サンプル
分の時間間隔を有するものが9回であり、したがって、
データ分析回路7は、当該193サンプル分の時間間隔
を統計分析結果として出力する。
【0027】データ分析回路7での統計分析により求め
られた時間間隔出力は、ピッチ決定回路8に送られる。
該ピッチ決定回路8では、データ分析回路7から供給さ
れた時間間隔出力に基づいて、入力音声信号のピッチを
決定する。すなわち、図6に示した統計分析結果を例に
挙げて説明すると、ピッチ決定回路8では、193サン
プル分の時間間隔を、入力端子1に供給された入力音声
信号のピッチ周期として決定する。
【0028】該ピッチ決定回路8にて決定されたピッチ
周期は、出力端子9からピッチ検出結果として出力され
る。
【0029】前記図1に示した第1の実施の形態のピッ
チ検出回路におけるピッチ検出動作の流れをフローチャ
ートにて表すと、図7に示すようになる。
【0030】この図7において、ステップS1では、入
力端子1に供給された音声信号を、アナログ/デジタル
変換器2にてデジタルデータに変換し、さらにフィルタ
回路3にて所望の周波数帯域のみを取り出す低域濾波を
行った後、バッファメモリ4にて単位時間毎に切り出
す。
【0031】次のステップS2では、ピークサーチ回路
5にて、ローカルマキシマム(極大点)とローカルミニ
マム(極小点)を抽出し、さらに符号データ化回路6に
てローカルマキシマムに正(+)の符号を付加し、ロー
カルミニマムに負(−)の符号を付加する符号データ化
を行う。
【0032】ステップS3では、データ分析回路7にお
いて、正(+)の符号が付加されたローカルマキシマム
と負(−)の符号が付加されたローカルミニマムの二者
を用いて、それぞれ時間間隔(サンプル数)を求め、得
られた時間間隔からヒストグラムを作成する。
【0033】ステップS4では、データ分析回路7にて
ヒストグラムの最瀕値を求め、その後、ピッチ決定回路
8において当該ヒストグラムの最瀕値からピッチ周期を
決定する。
【0034】この第1の実施の形態によれば、音声信号
の相関を求めることなく、その波形の特徴から少ない演
算量で、且つローカルマキシマム、ローカルミニマムの
サンプル点の振幅に左右されずに、精度の高いピッチ検
出が可能である。
【0035】次に、本発明の第2のピッチ検出方法が適
用される第2の実施の形態のピッチ検出装置について説
明する。
【0036】本発明の第2の実施の形態のピッチ検出装
置の概略構成を図8に示す。なお、この図8中の各構成
要素のうち、図1に示した構成と同一の構成要素には同
じ指示符号を付して、それらの詳細な説明については省
略する。
【0037】この図8に示す第2の実施の形態のピッチ
検出装置において、図1の構成と同様のアナログ/デジ
タル変換器2、フィルタ回路3を介してバッファメモリ
4に蓄積され、このバッファメモリ4から出力された単
位時間(1280サンプル)毎のデータは、ゼロクロス
検出回路15に送られる。
【0038】このゼロクロス検出回路15では、供給さ
れた各音声データのゼロクロス点を検出する。具体的に
言うと、該ゼロクロス検出回路15では、音声データの
符号が正(+)から負(−)に変化する時点における最
も近いサンプル点、及び、音声データの符号が負(−)
から正(+)に変化する時点における最も近いサンプル
点を、それぞれ略ゼロクロスとして抽出する。このゼロ
クロス検出回路15により検出されたゼロクロスのデー
タは、符号データ化回路16に送られる。
【0039】符号データ化回路16は、図9(b)及び
図10(a)に示すように、ゼロクロス検出回路15よ
り供給されたゼロクロスZXのうち、音声データの符号
が負(−)から正(+)に変化する時点に対応するゼロ
クロスのデータに対しては「1」の値を設定し、音声デ
ータの符号が正(+)から負(−)に変化する時点に対
応するゼロクロスのデータに対しては「−1」の値を設
定する。なお、図9(a)には図4(a)と同じ波形を
示し、図10には、図9の一部を抜き出し、拡大して示
している。この符号データ化回路16にて符号データ化
されたゼロクロスZXの各データは、データ分析回路1
7に送られる。
【0040】このデータ分析回路17では、符号データ
化回路16にて「1」の値に設定された各ゼロクロス間
の時間間隔(サンプル数)、及び、符号データ化回路1
6にて「−1」の値に設定された各ゼロクロス間の時間
間隔(サンプル数)を求め、次いで、それら「1」の値
に設定された各ゼロクロス間の時間間隔(サンプル数)
と「−1」の値に設定された各ゼロクロス間の時間間隔
(サンプル数)の両者を統計的に分析する。
【0041】すなわち、データ分析回路17では、
「1」の値に設定された各ゼロクロス間の時間間隔とし
て、図10(b)に示すように、あるゼロクロスZX1
から次のゼロクロスZX2までの時間間隔(サンプル
数)XD1、ゼロクロスZX1からゼロクロスZX3ま
での時間間隔(サンプル数)XD2、ゼロクロスZX1
からゼロクロスZX4(図示は省略)までの時間間隔
(サンプル数)・・・のように、ゼロクロスZX1から
他の各ゼロクロスについてそれぞれの時間間隔を求める
と共に、同様にして、ゼロクロスZX2から次のゼロク
ロスZX3までの時間間隔、ゼロクロスZX2からゼロ
クロスZX4(図示は省略)までの時間間隔、ゼロクロ
スZX2からゼロクロスZX5(図示は省略)までの時
間間隔、・・・のように、ゼロクロスZX2から他の各
ゼロクロスについてそれぞれの時間間隔を求める。ゼロ
クロスZX3やそれ以降の各ゼロクロスについても同様
に、「1」の値に設定された、あるゼロクロスから他の
各ゼロクロスについてそれぞれの時間間隔を求める。
【0042】また、該データ分析回路17は、「−1」
の値に設定された各ゼロクロス間の時間間隔についても
同様に、図10(b)に示すように、あるゼロクロスZ
X11から次のゼロクロスZX12までの時間間隔(サ
ンプル数)XD11、ゼロクロスZX11からゼロクロ
スZX13(図示は省略)までの時間間隔(サンプル
数)XD12(図示は省略)、・・・のように、ゼロク
ロスZX11から他の各ゼロクロスについてそれぞれの
時間間隔を求めると共に、同様にして、ゼロクロスZX
12から次のゼロクロスZX13(図示は省略)までの
時間間隔、ゼロクロスZX12からゼロクロスZX14
(図示は省略)までの時間間隔、・・・のように、ゼロ
クロスZX12から他の各ゼロクロスについてそれぞれ
の時間間隔を求める。ゼロクロスZX13(図示は省
略)やそれ以降の各ゼロクロスについても同様に、「−
1」の値に設定された、あるゼロクロスから他の各ゼロ
クロスについてそれぞれの時間間隔を求める。
【0043】次いで、データ分析回路17では、「1」
の値に設定された各ゼロクロスについてそれぞれ求めた
時間間隔(サンプル数)と、「−1」の値に設定された
各ゼロクロスについてそれぞれ求めた時間間隔(サンプ
ル数)の両方を用いて、統計的な分析を行う。
【0044】具体的に言うと、該データ分析回路17で
は、「1」の値に設定された各ゼロクロス間の各時間間
隔に対応するサンプル数と、「−1」の値に設定された
各ゼロクロス間の各時間間隔に対応するサンプル数の両
方を用いて、ヒストグラムを作成し、該ヒストグラムの
最瀕値を求める。すなわち、図11に示すように、
「1」の値に設定された各ゼロクロス間の時間間隔(サ
ンプル数)及び「−1」の値に設定された各ゼロクロス
間の時間間隔(サンプル数)のうち、最も発生頻度が高
い時間間隔(サンプル数)を求める。図11の例では、
それら両者の時間間隔として、130サンプル分の時間
間隔を有するものが2回、192サンプル分の時間間隔
を有するものが2回、193サンプル分の時間間隔を有
するものが7回、・・・となり、ヒストグラムの最瀕値
としては、193サンプル分の時間間隔を有するものが
7回であり、したがって、データ分析回路17は、当該
193サンプル分の時間間隔を統計分析結果として出力
する。
【0045】データ分析回路17での統計分析により求
められた時間間隔出力は、ピッチ決定回路8に送られ
る。該ピッチ決定回路8では、データ分析回路17から
供給された時間間隔出力に基づいて、入力音声信号のピ
ッチを決定する。すなわち、図11に示した統計分析結
果を例に挙げて説明すると、ピッチ決定回路8では、1
93サンプル分の時間間隔を、入力端子1に供給された
入力音声信号のピッチ周期として決定する。
【0046】前記図8に示した第2の実施の形態のピッ
チ検出回路におけるピッチ検出動作の流れをフローチャ
ートにて表すと、図12に示すようになる。
【0047】この図12において、ステップS11で
は、図7のステップS1と同様に、入力音声信号をデジ
タルデータに変換し、さらに所望の周波数帯域のみを取
り出す低域濾波を行った後、バッファメモリ4にて単位
時間毎に切り出す。
【0048】次のステップS12では、ゼロクロス検出
回路15にて、ゼロクロス(零交差)を抽出し、さらに
符号データ化回路16にてゼロクロスに「1」又は「−
1」の値を設定する符号データ化を行う。
【0049】ステップS13では、データ分析回路17
において、「1」の値に設定されたゼロクロスと「−
1」の値に設定されたゼロクロスの二者を用いて、それ
ぞれ時間間隔(サンプル数)を求め、得られた時間間隔
からヒストグラムを作成する。
【0050】ステップS14では、データ分析回路17
にてヒストグラムの最瀕値を求め、その後、ピッチ決定
回路8において当該ヒストグラムの最瀕値からピッチ周
期を決定する。
【0051】この第2の実施の形態によれば、音声信号
の相関を求めることなく、その波形の特徴から少ない演
算量で、精度の高いピッチ検出が可能である。
【0052】次に、本発明の第3のピッチ検出方法が適
用される第3の実施の形態のピッチ検出装置について説
明する。
【0053】本発明の第3の実施の形態のピッチ検出装
置の概略構成を図13に示す。なお、この図13中の各
構成要素のうち、図1及び図8に示した構成と同一の構
成要素には同じ指示符号を付して、それらの詳細な説明
については省略する。すなわち、この図8に示す第3の
実施の形態のピッチ検出装置は、第1の実施の形態と第
2の実施の形態の両者の動作を行うものである。
【0054】この図13に示す第3の実施の形態のピッ
チ検出装置において、図1及び図8の構成と同様のアナ
ログ/デジタル変換器2、フィルタ回路3を介してバッ
ファメモリ4に蓄積され、このバッファメモリ4から出
力された単位時間(1280サンプル)毎のデータは、
図1同様のピークサーチ回路5と図8同様のゼロクロス
検出回路15に送られる。
【0055】ピークサーチ回路5にて第1の実施の形態
同様にして求められたローカルマキシマム及びローカル
ミニマムのサンプルデータと、ゼロクロス検出回路15
にて第2の実施の形態同様にして求められたゼロクロス
のデータは、それぞれ符号データ化回路26に送られ
る。
【0056】この符号データ化回路26は、図1の符号
データ化回路6と図8の符号データ化回路16の両方の
機能を有するものであり、図14(b)及び図5(a)
に示すように、ピークサーチ回路5より供給された各ロ
ーカルマキシマムMAのサンプルデータに対しては正
(+)の符号を付加し、各ローカルミニマムMIのサン
プルデータに対しては負(−)の符号を付加する。ま
た、符号データ化回路26は、ゼロクロス検出回路15
からのゼロクロスのうち、図10(a)に示すように、
音声データの符号が負(−)から正(+)に変化する時
点に対応するゼロクロスZXに対しては「1」の値に設
定し、音声データの符号が正(+)から負(−)に変化
する時点に対応するゼロクロスZXに対しては「−1」
の値に設定する。なお、図14(a)には図4(a)と
同じ波形を示している。この符号データ化回路26にて
それぞれ符号データ化されたローカルマキシマム及びロ
ーカルミニマム、並びにゼロクロスの各データは、デー
タ分析回路27に送られる。
【0057】このデータ分析回路27では、図1のデー
タ分析回路7と図8のデータ分析回路17の両方の機能
を有するものであり、前記図5(b)と同様にして、符
号データ化回路6にて正(+)の符号が付加された各ロ
ーカルマキシマム間の時間間隔、及び、負(−)の符号
が付加された各ローカルミニマム間の時間間隔を求める
と共に、図10(b)と同様にして、符号データ化回路
16にて「1」の値に設定された各ゼロクロス間の時間
間隔、及び、符号データ化回路16にて「−1」の値に
設定された各ゼロクロス間の時間間隔を求め、次いで、
それら求めた各時間間隔について、それぞれ図6と図1
1同様にして統計的な分析を行う。
【0058】すなわち、データ分析回路27では、ロー
カルマキシマム間及びローカルミニマム間についてそれ
ぞれ求めた各時間間隔から図6同様にして得たヒストグ
ラムの最瀕値と、ゼロクロス間でそれぞれ求めた各時間
間隔から図11同様にして得たヒストグラムの最瀕値と
の、2つの最瀕値を求め、さらにこれら2つの最瀕値を
比較し、より頻度の高い(数値の大きい)値を統計分析
結果として出力する。
【0059】データ分析回路27での統計分析により求
められた時間間隔出力は、ピッチ決定回路8に送られ
る。該ピッチ決定回路8では、データ分析回路27から
供給された時間間隔出力に基づいて、入力音声信号のピ
ッチを決定する。すなわち、図6及び図11に示した統
計分析結果を例に挙げて説明すると、ピッチ決定回路8
では、193サンプル分の時間間隔を、入力端子1に供
給された入力音声信号のピッチ周期として決定する。
【0060】この図13に示した第3の実施の形態のピ
ッチ検出回路におけるピッチ検出動作の流れをフローチ
ャートにて表すと、図15に示すようになる。
【0061】この図15において、ステップS21で
は、図7のステップS1と同様に、入力音声信号をデジ
タルデータに変換し、さらに所望の周波数帯域のみを取
り出す低域濾波を行った後、バッファメモリ4にて単位
時間毎に切り出す。
【0062】次のステップS22では、ピークサーチ回
路5にて、ローカルマキシマム及びローカルミニマムを
抽出し、さらに符号データ化回路26にてローカルマキ
シマムには正(+)の符号を付加し、ローカルミニマム
には負(−)の符号を付加する符号データ化を行う。同
時に、ステップS23では、ゼロクロス検出回路15に
て、ゼロクロス(零交差)を抽出し、さらに符号データ
化回路26にてそれらゼロクロスに「1」又は「−1」
の値を設定する符号データ化を行う。
【0063】ステップS24では、データ分析回路27
において、正(+)の符号が付加されたローカルマキシ
マムと負(−)の符号が付加されたローカルミニマムの
二者を用いて、それぞれ時間間隔(サンプル数)を求
め、得られた時間間隔からヒストグラムを作成する。同
時に、ステップS25では、「1」の値に設定されたゼ
ロクロスと「−1」の値に設定されたゼロクロスの二者
を用いて、それぞれ時間間隔(サンプル数)を求め、得
られた時間間隔からヒストグラムを作成する。
【0064】ステップS26では、データ分析回路27
にて、ローカルマキシマム及びローカルミニマムのヒス
トグラムの最瀕値を求めると共に、ゼロクロスのヒスト
グラムの最瀕値を求め、その後、ピッチ決定回路8にお
いてそれら2つの最瀕値を比較して、より頻度の高い方
をピッチ周期として決定する。
【0065】この第3の実施の形態によれば、音声信号
の相関を求めることなく、その波形の特徴から少ない演
算量で、精度の高いピッチ検出が可能である。
【0066】次に、本発明の第4のピッチ検出方法が適
用される第4の実施の形態のピッチ検出装置について説
明する。
【0067】この第4の実施の形態のピッチ検出装置の
構成は、図13に示した第3の実施の形態のピッチ検出
装置と略々同じであるが、該第4の実施の形態のピッチ
検出装置では、図16(a)及び図16(b)に示すよ
うに、正(+)の符号が付加された各ローカルマキシマ
ム、及び、負(−)の符号が付加された各ローカルミニ
マムと、「1」の値に設定された各ゼロクロス、及び、
「−1」の値に設定された各ゼロクロスとを混在させ、
これら混在させて求めた時間間隔について、統計的な分
析を行うようにしている。
【0068】すなわち、この第4の実施の形態の場合の
図13の符号データ化回路26からは、図16(a)に
示すように、正(+)の符号を付加した各ローカルマキ
シマムMAのサンプルデータと、負(−)の符号を付加
した各ローカルミニマムMIのサンプルデータと、
「1」の値に設定されたゼロクロスZXと、「−1」の
値に設定されたゼロクロスZXとが、混在されてデータ
分析回路27に送られる。
【0069】この第4の実施の形態の場合の図13のデ
ータ分析回路27では、これら混在されたローカルマキ
シマム、ローカルミニマム、ゼロクロスの各データのう
ち、図16(b)に示すように、正(+)及び「1」側
の各ローカルマキシマム及びゼロクロスを混在させてそ
れぞれ時間間隔を求めると共に、負(−)及び「−1」
側の各ローカルミニマム及びゼロクロスを混在させてそ
れぞれ時間間隔を求め、それら求めた時間間隔につい
て、図17に示すような統計的な分析を行うようにして
いる。
【0070】すなわちこの第4の実施の形態におけるデ
ータ分析回路27では、図16(b)に示すように、例
えば、「1」の値に設定されたゼロクロスZX21から
隣の正(+)の符号が付加されたローカルマキシマムM
A11までの時間間隔D1、ゼロクロスZX21からロ
ーカルマキシマムMA12までの時間間隔D2、ゼロク
ロスZX21からゼロクロスZX22までの時間間隔D
3、ゼロクロスZX21からローカルマキシマムMA1
3までの時間間隔D4、ゼロクロスZX21からローカ
ルマキシマムMA14までの時間間隔D5、・・・のよ
うに、また同様に、ローカルマキシマムMA11から隣
のローカルマキシマムMA12までの時間間隔D21、
ローカルマキシマムMA11からゼロクロスZX22ま
での時間間隔D22、ローカルマキシマムMA11から
ローカルマキシマムMA13までの時間間隔D23、ロ
ーカルマキシマムMA11からローカルマキシマムMA
14までの時間間隔D24、ローカルマキシマムMA1
1からゼロクロスZX23までの時間間隔D25、・・
・のように、ローカルマキシマム又はゼロクロスから他
のローカルマキシマム又はゼロクロスについてそれぞれ
の時間間隔を求める。ローカルマキシマムMA12やゼ
ロクロスZX22、それ以降の各ローカルマキシマムや
ゼロクロスについても同様に、あるローカルマキシマム
又はゼロクロスから他の各ローカルマキシマム又はゼロ
クロスについてそれぞれの時間間隔を求める。
【0071】同様に、この第4の実施の形態におけるデ
ータ分析回路27では、図16(b)に示すように、例
えば、負(−)の符号が付加されたローカルミニマムM
I11から隣の「−1」の値に設定されたゼロクロスZ
X31までの時間間隔d1、ローカルミニマムMI11
からローカルミニマムMI12までの時間間隔d2、ロ
ーカルミニマムMI11からローカルミニマムMI13
までの時間間隔d3、ローカルミニマムMI11からゼ
ロクロスZX32までの時間間隔d4、ローカルミニマ
ムMI11からローカルミニマムMI14までの時間間
隔d5、・・・のように、ローカルミニマム又はゼロク
ロスから他のローカルミニマム又はゼロクロスについて
それぞれの時間間隔を求める。ゼロクロスZX31やロ
ーカルミニマム12、それ以降の各ローカルミニマムや
ゼロクロスについても同様に、あるローカルミニマム又
はゼロクロスから他の各ローカルミニマム又はゼロクロ
スについてそれぞれの時間間隔を求める。
【0072】次いで、この第4の実施の形態におけるデ
ータ分析回路27では、図17に示すように、正(+)
の符号が付加された各ローカルマキシマム及び「1」の
値に設定された各ゼロクロスを混在させてそれぞれ求め
た時間間隔と、負(−)の符号が付加された各ローカル
ミニマム及び「−1」の値に設定された各ゼロクロスを
混在させてそれぞれ求めた時間間隔の両方を用いて、ヒ
ストグラムの最瀕値を求める。
【0073】具体的に言うと、図17の例では、それら
の時間間隔として、80サンプル分の時間間隔を有する
ものが2回、82サンプル分の時間間隔を有するものが
2回、83サンプル分の時間間隔を有するものが3回、
・・・となり、ヒストグラムの最瀕値としては、193
サンプル分の時間間隔を有するものが14回であり、し
たがって、データ分析回路27は、当該193サンプル
分の時間間隔を統計分析結果として出力する。
【0074】この第4の実施の形態のピッチ検出回路に
おけるピッチ検出動作の流れをフローチャートにて表す
と、図18に示すようになる。
【0075】この図18において、ステップS31で
は、図7のステップS1と同様に、入力音声信号をデジ
タルデータに変換し、さらに所望の周波数帯域のみを取
り出す低域濾波を行った後、バッファメモリ4にて単位
時間毎に切り出す。
【0076】次のステップS32では、図15のステッ
プS22と同様に、ピークサーチ回路5にてローカルマ
キシマム及びローカルミニマムを抽出し、さらに符号デ
ータ化回路26にてローカルマキシマムには正(+)の
符号を付加し、ローカルミニマムには負(−)の符号を
付加する符号データ化を行う。同時に、ステップS33
では、図15のステップS23と同様に、ゼロクロス検
出回路15にてゼロクロス(零交差)を抽出し、さらに
符号データ化回路26にてそれらゼロクロスに「1」又
は「−1」の値を設定する符号データ化を行う。
【0077】ステップS34では、データ分析回路27
において、ローカルマキシマムとローカルミニマムとゼ
ロクロスの三者を用いて、それぞれ時間間隔を求め、得
られた時間間隔からヒストグラムを作成する。
【0078】ステップS35では、データ分析回路27
にて、ローカルマキシマム及びローカルミニマムとゼロ
クロスの三者から作成したヒストグラムの最瀕値を求
め、その後、ピッチ決定回路8において該最瀕値からピ
ッチ周期を決定する。
【0079】この第4の実施の形態によれば、音声信号
の相関を求めることなく、その波形の特徴から少ない演
算量で、且つ、ローカルマキシマム、ローカルミニマ
ム、ゼロクロスの各点を区別することなく、精度の高い
ピッチ検出が可能である。
【0080】ところで、本発明のピッチ検出方法及び装
置は、例えばいわゆるカラオケ装置において、歌唱者の
声やコーラスの声のピッチを検出する際に適用可能であ
る。すなわち、カラオケ装置においては、歌唱者による
歌の調及び各音の高さを本発明によって検出したピッチ
から求め、本来の楽曲の調及び音の高さからどれだけ外
れているかを、当該歌唱者に示すことができれば、歌の
練習にとって非常に有効であると考えられる。
【0081】以下、本発明の第5の実施の形態として、
カラオケ装置に適用可能であって、歌唱者やコーラスの
声のピッチを本発明(第1〜第4の実施の形態)のピッ
チ検出方法及び装置にて検出し、その検出したピッチに
基づいて、歌唱者やコーラスの声の高さの良否を判定す
る判定装置の主要部構成を、図19に示す。なお、一般
的なカラオケ装置における構成要素については周知であ
り、この図19ではそれらの図示は省略し、本発明の判
定装置に係る部分のみを示している。また、図19にお
いて、図1と同じ構成要素には同一の指示符号を付して
いる。
【0082】図19において、入力端子1には、歌唱者
の声をマイクロホンにて音響/電気変換したアナログ音
声信号が供給される。このアナログ音声信号は、アナロ
グ/デジタル変換器2にてデジタル信号に変換され、フ
ィルタ回路3にて低域濾波される。このフィルタ回路3
からの出力データが、ピッチ検出装置32に送られる。
【0083】このピッチ検出装置32は、第1〜第4の
実施の形態のいずれかのピッチ検出装置のバッファメモ
リ4以降の構成を有するものである。該ピッチ検出装置
32にて検出されたピッチは、比較回路33に供給され
る。
【0084】一方で、端子30には、当該カラオケ装置
のMIDI(Musical Instrument Digital Interface)
データが供給される。該MIDIデータは、MIDI基
準音抽出回路31に送られる。ここで、このMIDIデ
ータは、カラオケ装置にて再生している伴奏楽曲に関す
るデータであり、本来の楽曲(歌)の調及び音の高さの
データも含まれている。MIDI基準音抽出回路31で
は、供給されたMIDIデータから、本来の楽曲の調及
び音の高さのデータを基準音データ(以下、基準ピッチ
と呼ぶ)として抽出する。この基準ピッチは、比較回路
33に送られる。
【0085】比較回路33では、ピッチ検出装置32か
ら供給される歌唱者の声のピッチと、MIDI基準音抽
出回路31から供給される基準ピッチとを比較し、その
比較結果を出力する。この比較により、歌唱者の調及び
音の高さが、本来の楽曲の調及び音の高さからどれだけ
外れているかを、知ることができる。
【0086】ここで、マイクロホンからの入力とMID
Iデータとから、歌唱者の調及び音の高さが、本来の楽
曲の調及び音の高さからどれだけ外れているかを示す一
例を、図20にて説明する。
【0087】この図20において、MIDIデータは、
図20(a)にて示すように、データDT1,DT2,
DT3,・・・のように単位フレーム毎にデータが供給
され、MIDI基準音抽出回路31では、データDT
1,DT2,DT3,・・・の単位フレーム毎にMID
Iデータから基準ピッチを抽出する。また、ピッチ検出
装置32では、図20(b)のように約30m秒毎にマ
イクロホンからの入力音声信号のピッチを検出する。比
較回路33では、ピッチ検出装置32が約30m秒毎に
検出した入力音声信号のピッチと、当該ピッチ検出装置
32にてピッチ検出が行われる30m秒毎に対応した基
準ピッチとを比較し、その比較結果として、「高い」、
「低い」、「正しい」のいずれかの比較結果を出力す
る。なお、比較結果の「高い」は歌唱者の声のピッチが
基準ピッチよりも高いことを示し、比較結果の「低い」
は歌唱者の声のピッチが基準ピッチよりも低いことを示
し、比較結果の「正しい」歌唱者の声のピッチが基準ピ
ッチと合っていることを示す。
【0088】この比較回路33からの比較結果は、画像
データ生成回路34に送られる。該画像データ生成回路
34は、カラオケ装置に通常備えられている、歌詞やイ
メージ映像を表示する為のモニタに、比較結果に応じた
表示を行わせるための画像データを生成するためのもの
である。
【0089】その比較結果に応じた表示用画像データの
一例としては、文字による「高い」、「低い」、「正し
い」を表示するための画像データや、「高い」、「低
い」、「正しい」に対応するキャラクタを表すための画
像データ等、或いは「高い」、「低い」、「正しい」に
対応するキャラクタの色や明るさを変更するための画像
データなどが考えられ、画像データ生成回路34では、
それらいずれかの画像データを生成する。
【0090】この画像データ生成回路34が生成した画
像データは、例えば図21に示すモニタ画面40上の所
定の領域41上にインポーズ表示される。
【0091】また、ここまでの説明では、比較回路33
が「高い」、「低い」、「正しい」の3種類の比較結果
を出力し、モニタ画面上のそれらに対応する表示を行う
例を述べたが、歌唱者の調及び音の高さが本来の楽曲の
調及び音の高さからどれだけ外れているかを、いわゆる
バーグラフにて表示することも可能である。
【0092】この場合、比較回路33は、歌唱者の調及
び音の高さが本来の楽曲の調及び音の高さから外れてい
る量(レベル)を比較結果として出力し、画像データ生
成回路34ではその比較結果に応じてバーグラフ表示用
画像データを生成する。
【0093】さらに、この第5の実施の形態では、比較
回路33の比較結果に応じた画像データを生成する例を
挙げているが、例えば図22に示すように、「高い」、
「低い」、「正しい」にそれぞれ対応する例えばLED
(発光ダイオード)ランプをモニタ画面40の下などに
設け、これらLEDランプを比較結果に応じて点灯或い
は消灯することで、比較結果に応じた表示を行わせるこ
とも可能である。
【0094】図23には、この第5の実施の形態の判定
装置における音声入力及びMIDIデータ入力から比較
結果の表示出力までの流れを示す。
【0095】この図23において、ステップS41で
は、入力端子1から供給された歌唱者の声の入力音声信
号から、ピッチ検出装置32がピッチを検出する。
【0096】一方、ステップS42では、端子30から
入力されたMIDIデータから、MIDI基準音抽出回
路31が基準ピッチを抽出し、当該基準ピッチと歌唱者
の声から検出したピッチとを、比較回路33にて比較す
る。
【0097】ステップS43では、その比較回路33に
よる比較結果から、「高い」、「低い」、「正しい」の
いずれかを決定する。
【0098】ステップS44では、その比較結果「高
い」、「低い」、「正しい」を歌唱者に知らせるための
表示出力を行う。
【0099】このように第5の実施の形態によれば、相
関を求めることなく、少ない演算量で、精度の高いピッ
チを求めることができ、さらに検出したピッチと基準ピ
ッチとを比較することで、歌唱者の声やコーラスの声の
高さを正しい高さに導くことができ、音声の性質変換が
可能である。
【0100】第5の実施の形態では、専用のカラオケ装
置を例に挙げたが、いわゆるパーソナルコンピュータに
て本発明のピッチ検出方法及び装置、判定方法及び装
置、或いはカラオケ装置を実現することも可能である。
【0101】パーソナルコンピュータに本発明を適用し
た第6の実施の形態の概略構成例を図24に示す。本実
施の形態のパーソナルコンピュータは、第1〜第5の実
施の形態の動作を実現するためのアプリケーションデー
タをインストールすることで、第1〜第5の実施の形態
にて説明した検出方法及び装置、判定方法及び装置、カ
ラオケ装置の何れの動作も可能であるが、以下の説明で
はその一例として、第5の実施の形態の判定装置を備え
たカラオケ装置をパーソナルコンピュータにて実現する
例を挙げて説明する。
【0102】この図24において、I/Oポート59
は、例えば外部通信回線と接続される外部端子であり、
このI/Oポート59及び通信回線を介して、後述する
外部のサーバやいわゆる通信カラオケ用放送センタ等に
接続可能となっている。I/Oポート59はI/F回路
60と接続されている。なお、通信カラオケとは、通信
カラオケ用放送センタに複数の楽曲のデータを蓄積して
おき、この放送センタに複数接続されている遠隔地の端
末装置に必要に応じて楽曲のデータを送信して、端末装
置で楽曲の演奏(再生)を可能とするシステムのことで
ある。したがって、この第6の実施の形態ではパーソナ
ルコンピュータを例に挙げたが、該通信カラオケにおけ
る端末装置であってもよい。
【0103】このI/F回路60は、I/Oポート59
を介した外部通信回線と、内部CPU(中央処理ユニッ
ト)54との間のインターフェイスである。
【0104】ここで、本実施の形態のパーソナルコンピ
ュータにて、第5の実施の形態の判定装置を備えたカラ
オケ装置の動作を実現する場合、I/Oポート59に
は、該パーソナルコンピュータからのデータ要求に応じ
て、カラオケ用MIDIデータや第5の実施の形態の動
作を実現するためのアプリケーションデータ(以下、カ
ラオケ用アプリケーションデータと呼ぶ)が通信回線を
介して供給される。なお、カラオケ用アプリケーション
データは、前述した各実施の形態のフィルタ3のデジタ
ルフィルタ係数設定用データや、ピークサーチ回路5に
おけるピーク検出動作制御用プログラムデータ、ゼロク
ロス検出回路15におけるゼロクロス検出動作制御用プ
ログラムデータ、符号データ化回路6,16,26にお
ける符号データ化制御用プログラムデータ、データ分析
回路7,17,27におけるデータ分析制御用プログラ
ムデータ、ピッチ決定回路8におけるピッチ決定動作制
御用プログラムデータ、MIDI基準音抽出回路31に
おける基準ピッチ検出動作用プログラムデータ、比較回
路33における比較制御用プログラムデータ等を、少な
くとも有するものである。
【0105】これらカラオケ用MIDIデータやカラオ
ケ用アプリケーションデータは、I/F回路60を介し
てCPU54に送られ、一旦、ハードディスクドライブ
(HDD)56内のハードディスクに記録される。
【0106】なお、カラオケ用MIDIデータやカラオ
ケ用アプリケーションデータは、通信回線ではなく、例
えばいわゆるCD−ROM等の光ディスクやフロッピィ
ディスクに記録された状態で本実施の形態のパーソナル
コンピュータに供給される場合もある。この場合は、該
光ディスクやフロッピィディスクがディスクドライブ6
1に装填され、このディスクドライブ61にて読み出さ
れてCPU54に送られる。もちろん、光ディスクやフ
ロッピィディスクから読み出されたカラオケ用MIDI
データやカラオケ用アプリケーションデータをハードデ
ィスクドライブ56に送って記録させることも可能であ
る。本実施の形態では、データ転送速度を考慮して、カ
ラオケ用MIDIデータやカラオケ用アプリケーション
データをハードディスクドライブ56に記録することと
する。
【0107】CPU54は、例えばマウスやキーボード
からなる操作部55からの操作に応じて、パーソナルコ
ンピュータの全体の動作を制御するものであり、本実施
の形態のようにパーソナルコンピュータをカラオケ装置
として動作させる場合には、先ず、ハードディスクドラ
イブ56に記録(インストール)されたカラオケ用アプ
リケーションデータを読み出し、信号処理回路53に送
る。
【0108】一方、端子50はアナログ音声信号の外部
入力端子であり、この端子50を介して、歌唱者の声を
マイクロホンにて音響/電気変換したアナログ音声信号
が供給される。このアナログ音声信号は、アナログ/デ
ジタル変換器51にてデジタル信号に変換され、信号処
理回路53に送られる。
【0109】信号処理回路53は、第1〜第5の実施の
形態にて説明したピッチ検出装置や判定装置、カラオケ
装置を、カラオケ用アプリケーションデータに基づいて
ソフトウェア上で実現可能な高速演算処理回路であり、
したがって、本実施の形態のようにパーソナルコンピュ
ータを第5の実施の形態のカラオケ装置として動作させ
た場合、当該信号処理回路53は、図19のフィルタ回
路3及びMIDI基準音抽出回路31以降の各構成要素
として動作する。もちろん、信号処理回路53では、カ
ラオケ装置として通常備えている歌詞やイメージ映像を
表示する為の画像データを生成することも可能である。
【0110】メモリ52は、信号処理回路53での信号
処理に必要なデータや演算途中のデータ、生成した画像
データ等を一時的に蓄えるためのメモリであり、図1や
図8、図13のバッファメモリ4としての機能をも備え
る。
【0111】信号処理回路53にて第5の実施の形態の
画像データ生成回路34のように生成された画像データ
は端子62からモニタに送られ、また、端子50を介し
て入力され、アナログ/デジタル変換器51にてデジタ
ル信号に変換された歌唱者の声の音声信号は、デジタル
/アナログ(D/A)変換器57にてアナログ音声信号
に戻され、音声出力端子58から出力され、スピーカ等
に送られる。
【0112】次に、図25には、本発明のデータ伝送方
法の一実施形態(第7の実施の形態)の概略構成を示
す。この第7の実施の形態では、外部からの要求に応じ
てカラオケ用MIDIデータやカラオケ用アプリケーシ
ョンデータを伝送するデータ伝送装置を例に挙げて説明
する。すなわち、第7の実施の形態の伝送装置は、例え
ば第6の実施の形態のパーソナルコンピュータや通信カ
ラオケ用端末装置に対して、カラオケ用MIDIデータ
やカラオケ用アプリケーションデータを伝送する、サー
バ或いは通信カラオケ用放送センタに適用可能である。
【0113】この図25において、MIDI格納部70
にはカラオケ用の複数の楽曲のMIDIデータが格納さ
れ、送信プログラム格納部71には予め作成されたカラ
オケ用アプリケーションデータが格納されており、それ
ぞれバスに接続されている。なお、ここではMIDIデ
ータ及びカラオケ用アプリケーションデータがMIDI
格納部70及び送信プログラム格納部71に格納された
例を挙げているが、これらMIDIデータ及びカラオケ
用アプリケーションデータはCD−ROM等の光ディス
クやフロッピィディスクに記録されていてもよく、この
場合の光ディスクやフロッピィディスクは、バスに接続
されたディスクドライブ74に装填される。
【0114】ROM72及びRAM73、並びにハード
ディスクドライブ80は、バスを介してCPU79と接
続され、これらROM72、RAM73、ハードディス
クドライブ80は、CPU79が本実施の形態の伝送装
置を制御する際の各種データを格納或いは記憶するため
のものである。
【0115】I/Oポート78は、外部通信回線と接続
される外部端子であり、このI/Oポート78及び通信
回線を介して、例えば第6の実施の形態のパーソナルコ
ンピュータや通信カラオケ端末装置に接続可能となって
いる。I/Oポート78はI/F回路77と接続されて
いる。
【0116】このI/F回路77は、I/Oポート78
を介した外部通信回線と、内部送受信データ処理回路7
6との間のインターフェイスである。
【0117】以下、図26のフローチャートを参照しな
がら、本実施の形態の伝送装置がMIDIデータやカラ
オケ用アプリケーションデータを通信回線に送信する流
れを説明する。なお、図26のフローチャートでは、通
常のデータ通信にて行われる、接続管理やトラフィック
管理、さらに情報収集や料金徴収等については省略して
いる。
【0118】この図26のフローチャート及び図25の
伝送装置において、先ず、ステップS51では、外部通
信回線を介して、MIDIデータやカラオケ用アプリケ
ーションデータの送信要求を受信すると、その送信要求
は、送受信データ処理回路76を介してCPU79に送
られる。
【0119】CPU79は、送信要求を受け取ると、ス
テップS52にてカラオケ用アプリケーションデータを
送信プログラム格納部71から読み出し、次いでステッ
プS53にて該送信要求にて要求されている楽曲のMI
DIデータをMIDI格納部70から読み出す。
【0120】これら読み出されたMIDIデータ及びカ
ラオケ用アプリケーションデータは、送受信データ処理
回路76に転送される。この送受信データ処理回路76
では、MIDIデータ及びカラオケ用アプリケーション
データを例えばパケット化し、さらにクロック発振器7
5からの搬送波を変調して、I/F回路77に送る。
【0121】これにより、I/F回路77からは、ステ
ップS55にてパケット化されたMIDIデータ及びカ
ラオケ用アプリケーションデータが送信される。
【0122】その後は、ステップS56にて送信完了の
確認を行う。
【0123】なお、この第7の実施の形態では、MID
I格納部70から読み出したMIDIデータと送信プロ
グラム格納部71から読み出したカラオケ用アプリケー
ションデータをパケット化して通信回線から送信した
が、これらMIDIデータとカラオケ用アプリケーショ
ンデータを、記録可能な光ディスクやフロッピィディス
クに記録し、それら記録可能な光デジタルやフロッピィ
ディスクを利用者に提供することも可能である。この場
合は、MIDI格納部70から読み出したMIDIデー
タと送信プログラム格納部71から読み出したカラオケ
用アプリケーションデータを、例えばディスクドライブ
74に送り、このディスクドライブ74にて記録可能な
光ディスクやフロッピィディスクに記録する。
【0124】ここまでの説明では、本発明を例えばカラ
オケ装置等に適用する例を説明したが、その他、レコー
ディングスタジオにおいて、決められた編集時間内にそ
の編集時間よりも僅かに長い音楽や音声を入れ込む際に
も本発明を適用することが可能である。すなわち、該編
集作業時には、音声信号のピッチ周波数を変更する処理
を行うことになるが、このピッチ周波数の変更に先だっ
て音声信号のピッチ(ピッチ周波数)を検出することが
必要であり、当該ピッチ周波数検出に本発明を適用でき
る。
【0125】
【発明の効果】請求項1乃至請求項8に記載の本発明に
係るピッチ検出方法及び装置は、音声信号の極大点と極
小点、及び/又は、零交差点のそれぞれの時間間隔を求
め、その時間間隔のヒストグラムから最瀕値を求め、該
最瀕値をピッチとして検出するようにしているため、音
声信号の相関を求めることなく、その音声波形の特徴か
ら少ない演算量でピッチを検出可能である。
【0126】また、請求項9乃至請求項10に記載の本
発明に係る判定方法及び装置は、音声信号の極大点と極
小点、及び/又は、零交差点のそれぞれの時間間隔を求
め、その時間間隔のヒストグラムから最瀕値を求め、該
最瀕値をピッチとして検出し、さらにこのピッチと基準
音のピッチとを比較することで、音声信号の相関を求め
ることなく、その音声波形の特徴から少ない演算量でピ
ッチを検出可能であり、且つ歌唱者の声やコーラスの声
の高さを正しい高さに導くことができ、音声の性質変換
が可能である。
【0127】さらに、請求項11乃至請求項12に記載
の本発明に係るデータ伝送方法は、音声信号の極大点と
極小点、及び/又は、零交差点のそれぞれの時間間隔を
求め、その時間間隔のヒストグラムから最瀕値を求め、
該最瀕値をピッチとして検出するためのプログラムデー
タ、さらにこのピッチと基準音のピッチとを比較するた
めのプログラムデータを、演算装置に供給可能とするこ
とで、演算装置において、音声信号の相関を求めること
なく、その音声波形の特徴から少ない演算量でピッチが
検出可能となり、さらに歌唱者の声やコーラスの声の高
さを正しい高さに導くことができ、音声の性質変換を可
能とする。
【0128】またさらに、請求項13乃至請求項17に
記載の本発明に係る記録媒体は、音声信号の極大点と極
小点、及び/又は、零交差点のそれぞれの時間間隔を求
め、その時間間隔のヒストグラムから最瀕値を求め、該
最瀕値をピッチとして検出するためのプログラムデー
タ、さらにこのピッチと基準音のピッチとを比較するた
めのプログラムデータを記録してなり、これらプログラ
ムデータを演算装置に供給可能とすることで、演算装置
において、音声信号の相関を求めることなく、その音声
波形の特徴から少ない演算量でピッチが検出可能とな
り、さらに歌唱者の声やコーラスの声の高さを正しい高
さに導くことができ、音声の性質変換を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピッチ検出方法が適用される第1
の実施の形態のピッチ検出装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】マイクロホンから入力される原音声信号の波形
を示す波形図である。
【図3】フィルタ回路の周波数特性を示す特性図であ
る。
【図4】フィルタ回路にて低域濾波された後の音声信号
波形と、第1の実施の形態にて音声信号から検出された
ローカルマキシマム及びローカルミニマムを示す波形図
である。
【図5】図4の波形図の一部を拡大して示す波形図であ
る。
【図6】第1の実施の形態にて求めたヒストグラムの説
明に用いる図である。
【図7】第1の実施の形態のピッチ検出装置の動作の流
れを示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るピッチ検出方法が適用される第2
の実施の形態のピッチ検出装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】フィルタ回路にて低域濾波された後の音声信号
波形と、第2の実施の形態にて音声信号から検出された
ゼロクロス点を示す波形図である。
【図10】図9の波形図の一部を拡大して示す波形図で
ある。
【図11】第2の実施の形態にて求めたヒストグラムの
説明に用いる図である。
【図12】第2の実施の形態のピッチ検出装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明に係るピッチ検出方法が適用される第
3の実施の形態のピッチ検出装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図14】フィルタ回路にて低域濾波された後の音声信
号波形と、第3の実施の形態にて音声信号から検出され
たローカルマキシマム及びローカルミニマムとゼロクロ
ス点を示す波形図である。
【図15】第3の実施の形態のピッチ検出装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図16】第4の実施の形態のピッチ検出装置にて低域
濾波された後の音声信号波形の一部を拡大した波形と、
音声信号から検出されたローカルマキシマム及びローカ
ルミニマムとゼロクロス点の一部を拡大した波形を示す
波形図である。
【図17】第4の実施の形態にて求めたヒストグラムの
説明に用いる図である。
【図18】第4の実施の形態のピッチ検出装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図19】本発明に係る判定装置が適用された第5の実
施の形態の判定装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図20】第5の実施の形態の判定装置の動作説明に用
いる図である。
【図21】第5の実施の形態の判定装置が適用されるカ
ラオケ装置のモニタ画面の一例を示す図である。
【図22】第5の実施の形態の判定装置が適用されるカ
ラオケ装置のモニタ画面の他の例を示す図である。
【図23】第5の実施の形態の判定装置の動作の流れを
示すフローチャートである。
【図24】本発明に係るピッチ検出方法及び装置、判定
装置が適用された第6の実施の形態のパーソナルコンピ
ュータの概略構成を示すブロック図である。
【図25】本発明に係るデータ伝送方法が適用された第
7の実施の形態の伝送装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図26】第7の実施の形態の伝送装置の動作の流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…アナログ/デジタル変換器、3…フィルタ回路、4
…バッファメモリ 5…ピークサーチ回路、6,16,26…符号データ化
回路 7,17,27…データ分析回路、8…ピッチ検出回路 15…ゼロクロス検出回路、32…ピッチ検出装置、3
3…比較回路 31…MIDI基準音抽出回路、34…画像データ生成
回路 51…アナログ/デジタル変換器、52…メモリ、53
…信号処置回路 54…CPU、55…操作部、56…ハードディスクド
ライブ 57…デジタル/アナログ変換器、60…I/F回路、
72…ROM 61…ディスクドライブ、70…MIDI格納部、73
…RAM 71…送信プログラム格納部、74…ディスクドライ
ブ、77…I/F回路 75…クロック発振器、76…送受信データ処理回路 80…ハードディスクドライブ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出するステップと、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記時間間隔のヒストグラムを共通のものとして求める
    ステップと、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すステップとを有することを特徴とするピッチ
    検出方法。
  2. 【請求項2】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出するステップと、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    るステップと、 前記時間間隔のヒストグラムを求めるステップと、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すステップとを有することを特徴とするピッチ
    検出方法。
  3. 【請求項3】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出するステップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出するステップと、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    るステップと、 前記極大点及び極小点から求めた時間間隔のヒストグラ
    ムを共通のものとして求めるステップと、 前記零交差点から求めた時間間隔のヒストグラムを求め
    るステップと、 前記極大点及び極小点から共通のものとして求めたヒス
    トグラムの最瀕値と前記零交差点から求めたヒストグラ
    ムの最瀕値とを比較するステップと、 前記比較による頻度の高い方の最瀕値を前記音声信号の
    ピッチとして取り出すステップとを有することを特徴と
    するピッチ検出方法。
  4. 【請求項4】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出するステップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出するステップと、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    るステップと、 前記時間間隔のヒストグラムを共通のものとして求める
    ステップと、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すステップとを有することを特徴とするピッチ
    検出方法。
  5. 【請求項5】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出す単位時間化手段と、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させる帯
    域通過手段と、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出する極大極小点検出手段と、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    極大点間隔検出手段と、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    極小点間隔検出手段と、 前記時間間隔のヒストグラムを共通のものとして求める
    ヒストグラム演算手段と、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すピッチ取り出し手段とを有することを特徴と
    するピッチ検出装置。
  6. 【請求項6】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出す単位時間化手段と、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させる帯
    域通過手段と、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出する零交差点検出手段と、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    る零交差点間隔検出手段と、 前記時間間隔のヒストグラムを求めるヒストグラム演算
    手段と、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すピッチ取り出し手段とを有することを特徴と
    するピッチ検出装置。
  7. 【請求項7】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出す単位時間化手段と、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させる帯
    域通過手段と、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出する極大極小点検出手段と、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出する零交差点検出手段と、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    極大点間隔検出手段と、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    極小点間隔検出手段と、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    る零交差点間隔検出手段と、 前記極大点及び極小点から求めた時間間隔のヒストグラ
    ムを共通のものとして求める第1のヒストグラム演算手
    段と、 前記零交差点から求めた時間間隔のヒストグラムを求め
    る第2のヒストグラム演算手段と、 前記極大点及び極小点から共通のものとして求めたヒス
    トグラムの最瀕値と前記零交差点から求めたヒストグラ
    ムの最瀕値とを比較する最瀕値比較手段と、 前記比較による頻度の高い方の最瀕値を前記音声信号の
    ピッチとして取り出すピッチ取り出し手段とを有するこ
    とを特徴とするピッチ検出装置。
  8. 【請求項8】 デジタル入力された音声信号を所定の長
    さの単位時間毎に切り出す単位時間化手段と、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させる帯
    域通過手段と、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出する極大極小点検出手段と、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出する零交差点検出手段と、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    極大点間隔検出手段と、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    極小点間隔検出手段と、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    る零交差点間隔検出手段と、 前記時間間隔のヒストグラムを共通のものとして求める
    ヒストグラム演算手段と、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すピッチ取り出し手段とを有することを特徴と
    するピッチ検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項4記載のうちいずれ
    か1項記載のピッチ検出方法により取り出した音声信号
    のピッチと基準音のピッチとを比較するステップを有す
    ることを特徴とする判定方法。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至請求項8記載のうちいず
    れか1項記載のピッチ検出装置により取り出した音声信
    号のピッチと基準音のピッチとを比較し、この比較結果
    を出力する比較手段を有することを特徴とする判定装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項4記載のうちいず
    れか1項記載のピッチ検出方法を、演算装置で実行させ
    るためのプログラムデータを伝送することを特徴とする
    データ伝送方法。
  12. 【請求項12】 前記プログラムデータには、前記音声
    信号のピッチと基準音のピッチとを比較し、この比較結
    果を出力するステップを含むことを特徴とする請求項1
    1記載のデータ伝送方法。
  13. 【請求項13】 デジタル入力された音声信号を所定の
    長さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出するステップと、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記時間間隔のヒストグラムを共通のものとして求める
    ステップと、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すステップとからなる演算処理を、演算装置に
    対して実行させるプログラムデータを記録してなること
    を特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】 デジタル入力された音声信号を所定の
    長さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出するステップと、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    るステップと、 前記時間間隔のヒストグラムを求めるステップと、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すステップとからなる演算処理を、演算装置に
    対して実行させるプログラムデータを記録してなること
    を特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】 デジタル入力された音声信号を所定の
    長さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出するステップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出するステップと、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    るステップと、 前記極大点及び極小点から求めた時間間隔のヒストグラ
    ムを共通のものとして求めるステップと、 前記零交差点から求めた時間間隔のヒストグラムを求め
    るステップと、 前記極大点及び極小点から共通のものとして求めたヒス
    トグラムの最瀕値と前記零交差点から求めたヒストグラ
    ムの最瀕値とを比較するステップと、 前記比較による頻度の高い方の最瀕値を前記音声信号の
    ピッチとして取り出すステップとからなる演算処理を、
    演算装置に対して実行させるプログラムデータを記録し
    てなることを特徴とする記録媒体。
  16. 【請求項16】 デジタル入力された音声信号を所定の
    長さの単位時間毎に切り出すステップと、 前記音声信号から所望の周波数帯域のみを通過させるス
    テップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から極大点と極小
    点を検出するステップと、 前記所望の周波数帯域の音声信号波形から零交差点を検
    出するステップと、 前記検出した各極大点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各極小点の間でそれぞれ時間間隔を求める
    ステップと、 前記検出した各零交差点の間でそれぞれ時間間隔を求め
    るステップと、 前記時間間隔のヒストグラムを共通のものとして求める
    ステップと、 前記ヒストグラムの最瀕値を前記音声信号のピッチとし
    て取り出すステップとからなる演算処理を、演算装置に
    対して実行させるプログラムデータを記録してなること
    を特徴とする記録媒体。
  17. 【請求項17】 少なくとも基準音のピッチデータをも
    記録してなり、 前記演算処理は、前記音声信号から取り出したピッチと
    基準音のピッチとを比較するステップと、前記比較結果
    を出力するステップとを含むことを特徴とする請求項1
    3乃至請求項16のうち、いずれか1項記載の記録媒
    体。
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