JPH06301174A - ピラゾロアゾール系のカラーカプラーを含有するカラー写真記録材料 - Google Patents

ピラゾロアゾール系のカラーカプラーを含有するカラー写真記録材料

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JPH06301174A
JPH06301174A JP6062056A JP6205694A JPH06301174A JP H06301174 A JPH06301174 A JP H06301174A JP 6062056 A JP6062056 A JP 6062056A JP 6205694 A JP6205694 A JP 6205694A JP H06301174 A JPH06301174 A JP H06301174A
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color
chemical
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JP6062056A
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Erich Dr Wolff
エーリヒ・ボルフ
Dieter Lowski
デイーター・ロウスキ
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Agfa Gevaert AG
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Agfa Gevaert AG
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3008Combinations of couplers having the coupling site in rings of cyclic compounds and photographic additives
    • G03C7/301Combinations of couplers having the coupling site in pyrazoloazole rings and photographic additives
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、マゼンタカプラーが、一般式I 【化1】 に相当し、かつ一般式Iのマゼンタカプラーを含有する
層がさらに一般式II 【化2】 に相当する少なくとも1種の化合物を含有することを特
徴とする、マゼンタカプラーが関連する少なくとも1つ
の感光性ハロゲン化銀乳剤層および必要に応じて他の感
光性および不感光性の層を有するカラー写真記録材料。 【効果】 本発明のカラー写真記録材料は、きわめてす
ぐれた光に対する安定性を有するマゼンタ色素の画像を
与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、緑感性層の中で形成されたアゾ
メチン色素が改良された光に対する安定性を有する感光
性カラー写真記録材料に関する。
【0002】2−アニリノピラゾロン類は多年にわたっ
てカラーネガペーパーのためのカプラーとして使用され
てきているが、これらの化合物は430nmの領域にお
いてかなりの側面吸収(side absorptio
n)を有し、色再現性の顕著な障害を引き起こす(米国
特許第2,343,703号および英国特許第1,05
9,994号を参照のこと)。
【0003】ピラゾロベンズイミダゾール類(英国特許
第1,047,612号)、インダゾロン類(米国特許
第3,770,447号)およびピラゾロトリアゾール
類(米国特許第3,725,067号、英国特許第1,
252,418号および特開昭59−16,548号お
よび特開昭59−171,956号)は、430nmの
側面吸収が少ないマゼンタカプラーとして提案された。
これらのカプラーから形成された画像色素の側面吸収は
実質的に少ないので、色再現性はかなり改良される。こ
れらの化合物の他の利点はそれらが未露光区域における
黄色化の傾向が非常に少ないことであるが、これに対し
て、生成した色素は比較的低い光に対する安定性を有す
るという欠点が存在する。
【0004】したがって、過去において、例えば、1H
−ピラゾロ−[3,2−c]−s−トリアゾールとフェ
ノールまたはフェノールエーテルとの組み合わせ(英国
特許第2,135,788号)によるか、あるいはマゼ
ンタカプラーの構造的変化(特開昭59−43,659
号を参照のこと)により、マゼンタカプラーの不十分な
光に対する安定性を改良する多数の試みが存在してきて
いる。
【0005】しかしながら、最後の手段は一般に吸収最
大のシフトおよび半バンド幅(HBW)の増加を生成す
る。
【0006】近年、写真材料の光に対する安定性ついて
の要求が著しく増加した。
【0007】今回、追加のスルホンアミド基を含有する
ハイドロキノンエーテルは、ピラゾロアゾールカプラー
から形成されたマゼンタ色素について増加した安定化作
用を有することが見出された。
【0008】本発明は、マゼンタカプラーが、一般式I
【0009】
【化3】
【0010】式中、RはHまたは置換基であり、XはH
または発色現像の条件下に切り離すことができる基であ
り、Zは縮合した窒素含有環を完成するために必要な基
である、に相当し、かつ一般式Iに相当するマゼンタカ
プラーを含有する層がさらに下記一般式II
【0011】
【化4】
【0012】式中、R1およびR2は、同一であるかもし
くは相異なり、そしてH、アルキル、アリールまたは複
素環式基であるか、あるいはR1および/またはR2は、
また、基R4の1つと結合して少なくとも1つの酸素原
子を含有する5〜7員の複素環式環を形成することがで
き、R3はアルキル、アルケニル、アリールまたは複素
環式基であり、R4は置換基、例えば、ハロゲン、C
N、NO2または有機基、例えば、アルキル、アリー
ル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリ
ールチオ、アミノ、アシルアミノ、スルファミド、カル
バモイル、アルコキカルボニル、スルファモイル、アル
キルスルホニルまたはアリールスルホニルであるか、あ
るいは基R4はまた他の基R4と、あるいはR1またはR2
と結合して、5〜7員の環、例えば、縮合ベンゼン環を
形成することができるか、あるいはそれはR1またはR2
と一緒になって酸素含有環を形成することができ、そし
てnは0または1〜3の整数である、に相当する少なく
とも1種の化合物を含有することを特徴とする、マゼン
タカプラーが関連する少なくとも1つのハロゲン化銀乳
剤層を含有するラー写真記録材料に関する。
【0013】本発明に従い使用される式Iのマゼンタカ
プラーは、例えば、イミダゾロ[1,2−b]ピラゾー
ル、イミダゾロ[3,4−b]ピラゾール、ピラゾロ
[2,3−b]ピラゾール、ピラゾロ[3,2−c]−
1,2,4−トリアゾール、ピラゾロ[2,3−b]−
1,2,4−トリアゾール、ピラゾロ[2,3−c]−
1,2,3−トリアゾールまたはピラゾロ[2,3−
d]テトラゾールから誘導化することができる。対応す
る構造は、下に示す式I−A〜I−Fのものである。式
I−CおよびI−Dのマゼンタカプラーが好ましい。
【0014】
【化5】
【0015】一般式I−A〜I−Fにおいて、R、S、
TおよびUにより表される置換基は、水素、アルキル、
アラルキル、アリール、アルコキシ、アロキシ、アルキ
ルチオ、アリールチオ、アミノ、アニリノ、アシルアミ
ノ、シアノ、アルコキカルボニル、カルバモイルまたは
スルファモイルであり、そしてこれらの基はさらに置換
されていてもよく、そして式I−A〜I−Fの各々にお
いて、基R、S、TおよびUの少なくとも1つは好まし
くはマゼンタカプラーが写真層の中に拡散抵抗性の形態
で混入されるような性質をもつ。前述の基R、S、Tお
よびUは、また、重合した形態、例えば、ラテックスカ
プラーとして使用できるように、重合可能な二重結合を
含有することができる。このようなラテックスカプラー
は、なかでもドイツ国特許出願第P42 15 20
6.2号に記載されている。
【0016】Xは水素または発色現像の条件下に切り離
すことができる基、例えば、ハロゲン原子または好まし
くは酸素原子、硫黄原子または窒素原子によりカプリン
グ位置に結合した環状基である。
【0017】切り離すことができる基が環状基である場
合、それはカプラー分子のカプリング位置に環の一部分
を形成する原子、例えば、窒素原子により直接結合する
か、あるいは連結構成員により間接的に結合することが
できる。例えば、2当量のマゼンタカプラーの離脱基
(fugitive groups)のような除去可能
な基は多数知られている。
【0018】酸素により結合した除去可能な例は、式 −O−R5 式中、R5は環式または非環式有機基、例えば、アルキ
ル、アリール、複素環式基またはアシルであり、前記ア
シルは有機カルボン酸またはスルホン酸から誘導化する
ことができる、に相当する。この型のとくに好ましい除
去可能な基において、R5は置換されていてもよいフェ
ニル基である。
【0019】窒素により結合した除去可能な基は、下記
のドイツ国特許出願公開(DE−A)に記載されてい
る:25 36 191、27 03 589、28
13522、33 39 201。
【0020】これらの基は、多くの場合において、環窒
素原子によりマゼンタカプラーのカプリング位置に結合
した5員の複素環式環である。複素環式環は、多くの場
合において、カプラー分子への結合を提供する窒素原子
に隣接して活性化基、例えば、カルボニルもしくはスル
ホニル基、または二重結合を含有する。
【0021】除去可能な基がカプラーのカプリング位置
に硫黄原子により結合する場合、この基はハロゲン化銀
の現像を抑制することができる拡散性炭素環式または複
素環式メルカプト化合物の基であることができる。この
ような抑制剤の基はマゼンタカプラーを包含するカプラ
ーのカプリング位置に結合した除去可能な基として頻繁
に記載されてきている(例えば、米国特許第3,22
7,554号)。
【0022】Sがハイドロキノンエーテル基を含有する
置換基である式I−Cのマゼンタカプラーが、とくに好
ましい。この型のカプラーは、例えば、ドイツ国特許出
願第P42 40 000.7号の主題であり、そして
式I−L
【0023】
【化6】
【0024】式中、Xは上に示した意味を有し、Rはア
ルキルであり、R6は場合によりOH、アルコキシ、C
OOHまたはアリールにより置換されていてもよいアル
キル基であり、R7はアルキルまたはアリールである
か、あるいはR6およびR7は一緒になって5、6または
7員の場合により置換されていてもよい環を完成するた
めの基であり、tは0〜4であり、Lが場合によりOに
より中断されていてもよい直鎖状または分枝鎖状のアル
キレン基である、に相当する。
【0025】式Iの適当なマゼンタカプラーの例を以下
に示す:
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】
【化16】
【0036】
【化17】
【0037】
【化18】
【0038】
【化19】
【0039】
【化20】
【0040】
【化21】
【0041】
【化22】
【0042】
【化23】
【0043】
【化24】
【0044】
【化25】
【0045】
【化26】
【0046】
【化27】
【0047】
【化28】
【0048】
【化29】
【0049】
【化30】
【0050】
【化31】
【0051】
【化32】
【0052】
【化33】
【0053】
【化34】
【0054】
【化35】
【0055】
【化36】
【0056】式II中のR1〜R4により表されるアルキ
ル基またはその中に含有されているアルキル基は、直鎖
状または分枝鎖状、置換または非置換であり、18個ま
での炭素原子を有することができる;例は次の通りであ
る:メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、tert−ブチル、tert−アミル、ヘキシル、
tert−ヘキシル、オクチル、ドデシル、ヘキサデシ
ル;置換基の例は次の通りである:ハロゲン(例えば、
フッ素、塩素)、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコキカ
ルボニルおよびジアルキルアミノ。
【0057】式II中でR1〜R4により表されるアリー
ル基は、とくにフェニルであり、前記フェニルは、場合
により例えば、アルキル、アルコキシ、アシルアミノま
たはアルコキカルボニルにより置換されていてもよい。
ピリジルは複素環式基の例である。
【0058】式IIに相当する本発明による安定剤化合
物の例を以下に示す:
【0059】
【化37】
【0060】
【化38】
【0061】
【化39】
【0062】
【化40】
【0063】
【化41】
【0064】
【化42】
【0065】本発明による安定剤化合物は、商業的に入
手可能な前駆体から単一段階の合成により得ることがで
きる。
【0066】
【化43】
【0067】本発明による記録材料を使用して得ること
ができるマゼンタ画像色素の光に対する安定性は、他の
安定剤、例えば、米国特許第5,108,886号、米
国特許第4,588,679号、米国特許第4,73
5,893号に従う化合物、J.Prakt.Che
m.334(1992)、333−349に従うオルガ
ノホスホロン酸化防止剤、シングレット(single
tt)O2クエンチャー(quenchers)(D.
Bellus:Quenchers of Singl
ett Oxygen−有機化合物とのシングレット酸
素反応における重要な概観、B.Ranby、J.F.
Rabek、John Wiley & Sons、ニ
ューヨーク 1978、61参照)または英国特許出願
公開(GB−A)第2,061,540号、欧州特許出
願公開(EP−A)第0,098,241号、Rese
arch Disclosure 34 367(No
vember 92/853)またはドイツ国特許出願
第P42 09 346.5号(出願日1992年3月
23日)に記載されている化合物の添加によりさらに改
良することができる。
【0068】光に対する安定性の追加の改良は、式II
に相当する本発明による化合物をピラゾロアゾールカプ
ラーと欧州特許出願公開(EP−A)第0,187,5
21号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第36 0
5 279号、欧州特許出願公開(EP−A)第0 2
03 465号、欧州特許出願公開(EP−A)第02
04 746号、欧州特許出願公開(EP−A)第0
218 266号および欧州特許出願公開(EP−A)
第0 234 783号に従う光安定剤との組み合わせ
に添加することによって達成される。
【0069】本発明による化合物は、また、PVA層と
組み合わせて使用するとき光に対する安定性の非常にす
ぐれた改良を示す。
【0070】カラー写真材料の例は、とくにカラーネガ
フィルム、カラー反転フィルムおよびカラー写真ペーパ
ーを包含する。
【0071】カラー写真材料の製造のための適当な支持
体は、例えば、半合成および合成のポリマー、例えば、
硝酸セルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ートおよびポリカーボネートのフィルムおよびシート、
およびバライタ層またはα−オレフィンポリマー層(例
えば、ポリエチレン)で積層したペーパーである。これ
らの支持体は染料および顔料、例えば、二酸化チタンで
着色することができる。支持体の表面は、一般に、写真
乳剤層の付着を改良するために処理し、例えば、コロナ
放電処理し、引き続いて補充体層(subbingla
yer)を適用する。光反射性支持体は本発明に従い好
ましい。
【0072】結合剤、ハロゲン化銀粒子およびカラーカ
プラーは写真乳剤層の必須の構成成分である。
【0073】使用する結合剤は好ましくはゼラチンであ
るが、それを他の合成ポリマー、半合成ポリマーまたは
天然に産出するポリマーによって、部分的にあるいは完
全に置換することができる。合成ゼラチン代替物の例に
は次のものが包含される:ポリビニルアルコール、ポリ
−N−ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリア
クリル酸およびそれらの誘導体、とくにコポリマーであ
る。天然に産出するゼラチン代替物の例には、他のタン
パク質、例えば、アルブミンまたはカゼイン、セルロー
ス、糖、澱粉またはアルギネートが包含される。半合成
ゼラチン代替物は、一般に、変性した天然生成物であ
る。セルロース誘導体、例えば、ヒドロキシアルキルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースおよびフタリル
セルロースならびにアルキル化剤またはアシル化剤との
反応によって、あるいは重合可能なモノマーのグラフト
化によって得られたゼラチン誘導体はこのような変性天
然生成物の例である。
【0074】結合剤は、適当な硬膜剤との反応によって
十分に抵抗性の層を生成できるように、十分な量の官能
基を含有すべきである。このような官能基の例は、とく
に、アミノ基およびまたカルボキシル基、ヒドロキシル
基および活性メチレン基である。
【0075】使用することが好ましい結合剤であるゼラ
チンは酸性またはアルカリ性の分解によって得ることが
できる。酸化されたゼラチンもまた使用することができ
る。このようのゼラチンの製造は、例えば、The S
cience and Technology of
Gelatine,A.G.ワード(Ward)および
A.コーツ(Courts)編、アカデミック・プレス
(AcademicPress)、1977年、295
ページ以降に記載されている。使用する特定のゼラチン
は、できるだけわずかの写真的に活性な不純物を含有す
べきである(不活性のゼラチン)。高い粘度および低い
膨潤性のゼラチンは、とくに有利である。
【0076】写真材料において感光性成分として存在す
るハロゲン化銀中のハロゲン化物は、塩化物、臭化物ま
たはヨウ化物またはそれらの混合物であることができ
る。例えば、少なくとも1つの層中のハロゲン化物は0
〜15モル%のヨウ化物、0〜100モル%の塩化物お
よび0〜100モル%の臭化物から成ることができる。
ヨウ化臭化銀乳剤は一般にカラーネガフィルムおよびカ
ラー反転フィルムにおいて使用され、そして純粋な塩化
銀乳剤までの高い塩化物含量の塩化臭化銀乳剤は一般に
カラーネガペーパーおよびカラー反転ペーパーにおいて
使用される。95モル%またはそれ以上、好ましくは9
9モル%またはそれ以上のハロゲン化物の含量が塩化物
であるハロゲン化銀乳剤が本発明に従い好ましい。これ
らのハロゲン化銀は主として詰まった結晶から成り、こ
れらの結晶は、例えば、規則正しい立方体または八角形
の形態または転移の形態(transitional
forms)を有することができるが、しかし平均の直
径対厚さの比が好ましくは少なくとも5:1である小板
様形態の結晶もまた有利に存在することができ、粒子の
直径は粒子の投影した表面積に等しい表面積をもつ円の
直径として定義される。層は、また、薄板状ハロゲン化
銀結晶を含有することができ、ここで直径対厚さの比は
実質的に5:1より大きく、例えば、12:1〜30:
1である。
【0077】ハロゲン化銀粒子は、また、多層粒子構造
を有し、最も簡単な場合において、内側および外側のコ
ア領域(コア/シェル)をもち、ハロゲン化物の組成に
おいておよび/または他の変更、例えば、ドーピングに
よって相互に異なる。乳剤の平均の粒子サイズは好まし
くは0.2μm〜2.0μmであり、そして粒子サイズ
の分布は均質分散および異質分散のいずれかであること
ができる。均質分散の粒子の分布は、粒子の95%が平
均の粒子サイズから±30%以下で偏ることを意味す
る。
【0078】別々に調製されたハロゲン化銀乳剤の2ま
たはそれ以上のタイプを、また、混合物の形態で使用す
ることができる。
【0079】乳剤は通常の方法で化学的または分光的に
増感することができ、そして乳剤層ならびに他の不感光
性層は通常の方法で既知の硬膜剤を使用して、とくにカ
ルボキシル基活性化硬膜剤、例えば、カルバモイルピリ
ジニウム塩を使用して硬膜化することができる(例え
ば、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第22 252
30号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)第23 1
7 677号およびドイツ国特許出願公開(DE−A)
第24 39 551号)。
【0080】カラー写真ハロゲン化銀材料は、通常、3
つの分光的領域、赤、緑および青の各々のための少なく
とも1つのハロゲン化銀乳剤層を含有する。写真乳剤は
この目的でメチン色素または他の色素の助けにより分光
増感することができる。シアニン色素、メロシアニン色
素および複合メロシアニン色素がとくに適した色素であ
る。
【0081】分光増感剤、適当なそれらの組み合わせお
よびそれらの超増感作用を有する組み合わせとして適当
なポリメチン色素の概要は、Research Dis
closure 17643(1978年12月)、第
IV章に示されている。
【0082】スペクトル領域のに配列した次の色素がと
くに適している: 1、赤増感剤として 塩基性末端基としてベンゾチアゾール、ベンズセレナゾ
ールまたはナフトチアゾールを含有する9−エチルカル
ボシアニン類、これらは5−および/または6−位置に
おいてハロゲン、メチル、メトキシ、カルバルコキシま
たはアリールにより置換されることができる、および9
−エチル−ナフトキサチア−および−セレナカルボシア
ニン類および9−エチル−ナフトチオキサ−および−ベ
ンズイミダゾカルボシアニン類、ただし色素は複素環の
窒素原子に少なくとも1つのスルホアルキル基を有す
る。
【0083】2、緑増感剤として 塩基性末端基としてベンゾキサゾール、ナフトキサゾー
ルまたはベンゾキサゾールを含有する9−エチルカルボ
シアニン類、およびベンズイミダゾカルボシアニン類、
これらはさらに置換されていることができそしてまた複
素環の窒素原子において少なくとも1つのスルホアルキ
ル基を含有しなくてはならない。
【0084】3、青増感剤として 複素環の窒素原子に少なくとも1つスルホアルキル基お
よび、場合によりさらに、芳香族核に置換基を有する対
称または非対称のベンズイミダゾ−、オキサ−、チア−
またはセレナ−シアニン類、およびローダニン基を含有
するアポメロシアニン類。
【0085】ハロゲン化銀の固有の感光度が特定のスペ
クトル領域、例えば、臭化銀の青感性のために十分であ
る場合、増感剤を省略することができる。
【0086】同一層または隣接する層の中に位置するこ
とができる非拡散性の低分子量またはポリマーのカラー
カプラーと種々の増感された乳剤層を関連させる。シア
ンカプラーを通常赤感性層と関連させ、マゼンタカプラ
ーを緑感性層と関連させ、そしてイエローカプラーを青
感性層と関連させる。
【0087】シアンの部分的カラー画像を生成するカラ
ーカプラーは、一般に、フェノールまたはα−ナフトー
ル系列のカプラーであり、これらの適当な例は下記の式
III、IV、VまたはVIに相当する:
【0088】
【化44】
【0089】
【化45】
【0090】
【化46】
【0091】
【化47】
【0092】2−位置に安定化された(ballast
ed)アシルアミノ基および5−位置にエチル基を有す
るフェノール系シアンカプラー、例えば、R1がエチル
でありそしてR2、R3およびR4がアルキルである式V
のカプラーを、本発明による記録材料におけるシアンカ
プラーとして使用することが好ましい。
【0093】マゼンタの部分的カラー画像を生成するた
めに、本発明による記録材料は式Iの少なくとも1種の
マゼンタカプラー、例えば、式M−1〜M−122の1
つのマゼンタカプラーを含有する。イエローの部分的カ
ラー画像を生成するためのカラーカプラーは、一般に、
開鎖(open chain)ケトメチレン基を含有す
るカラー、ことにα−アシルアセトアミド系列のカプラ
ーであり、これらの適当な例はα−ベンゾイルアセトア
ニリドカプラーおよびα−ピバロイルアセトアニリドカ
プラー(式VII)である:
【0094】
【化48】
【0095】
【化49】
【0096】
【化50】
【0097】
【化51】
【0098】
【化52】
【0099】ピバロイルアセトアニリドのイエローカプ
ラー、例えば、R1がtert−ブチルであり、R2が離
脱性基であり、R3が塩素またはアルコキシであり、R4
がHであり、そしてR5がアシルアミノ、スルホンアミ
ド、スルファモイルまたはアルコキシカルボニルであ
る、式VIIのカプラーが、本発明による記録材料にお
いて使用される好ましいイエローカプラーである。
【0100】カラーカプラーは、4当量のカプラーまた
は2当量のカプラーであることができる。後者は、カプ
リング反応において切り放される置換基をカプリング位
置に有する4当量のカプラーから誘導される。2当量の
カプラーは無色のカプラーを包含し、ならびにカラーカ
プリングのとき消失するか、あるいは生ずる画像色素の
色によって置換される、それら自身の強い色をもつカプ
ラー(マスキングカプラー)および発色現像剤酸化生成
物との反応において実質的に無色の生成物を生ずるホワ
イトカプラーを包含する。2当量のカプラーは、また、
カラー現像剤の酸化生成物との反応のとき解放される除
去可能な基をカプリング位置に有し、そして、直接にあ
るいは本来切り放される基から1またはそれ以上の基が
切り放された後、特定の所望の写真効果、例えば、現像
の抑制剤または促進剤として、を発現するカプラーを包
含する(例えば、ドイツ国特許出願公開(DE−A)2
703 145号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)
28 55 697号、ドイツ国特許出願公開(DE−
A)31 05 026号およびドイツ国特許出願公開
(DE−A)33 19 428号)。このような2当
量のカプラーの例は、既知のDIRカプラーならびにD
ARおよびFARカプラーである。
【0101】ホワイトカプラーは、次のとおりである:
【0102】
【化53】
【0103】
【化54】
【0104】アゾール系列の現像抑制剤、例えば、トリ
アゾールおよびベンゾトリアゾールを放出するDIRカ
プラーは、次のドイツ国特許出願公開(DE−A)に記
載されている:24 14 006号、26 10 5
46号、26 59 417号、27 54 281
号、28 42 063号、36 26 219号、3
6 30 564号、36 36 824号および36
44 416号。色再現性、すなわち、色分解および
色純度に関して、およびディテールの再現性、すなわ
ち、鮮鋭度および粒状性に関してそれ以上の利点は、D
IRカプラーを使用して得ることができ、それらのDI
Rカプラーは、例えば、酸化した発色現像剤とのカプリ
ングの直接の結果としてばかりでなく、かつまた、例え
ば、時間コントロール基を生ずる、ある種のそれ以上の
二次反応後に、現像抑制剤を解放しない。それらのDI
Rカプラーの例は、次の特許に記載されている:ドイツ
国特許出願公開(DE−A)28 55 697号、3
2 99 671号、38 18 231号および35
18 797号;欧州特許出願公開(EP−A)01
57 146号および0 204 175号;米国特許
(US−A)4 146 396号および4 438
393号および英国特許出願公開(GB−A)2 07
2 363号。
【0105】現像促進剤またはカブリ剤を解放するDA
RまたはFARカプラーは、感光度、コントラストおよ
び最大デンシティを増加するためにとくに適当である。
このタイプの化合物は、例えば、次の特許に記載されて
いる:ドイツ国特許出願公開(DE−A)25 34
466号、32 09 110号、33 33 355
号、34 10 616号、34 29 545号およ
び34 41 823号;欧州特許出願公開(EP−
A)0 089 834号、0 110 511号、0
118 087号、0 147 565号および米国
特許(US−A)4 618 572号および4 65
6 123号。
【0106】BAR[漂白促進剤放出性カプラー(Bl
each AcceteratorReleasing
Coupler)]の使用の1例は、欧州特許出願公
開(EP−A)193 389号に記載されている。
【0107】ドイツ国特許出願公開(DE−A)35
06 805号に記載するように、カプラーから解放さ
れた写真的に活性な基が解放された後、この基と他の基
との間の分子間反応により、前者の基の作用を変更する
ことは有利なことがある。
【0108】解放可能な基は、また、カラー現像剤の酸
化生成物との反応が拡散可能であるか、あるいは弱いか
または制限された移動性を少なくとも有するカプリング
生成物を生成するように、バラスト基(ballast
group)であることができる(米国特許(US−
A)4 420 556号)。
【0109】写真材料は、また、カプラーではないが、
解放することができる化合物、例えば、現像抑制剤、現
像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀の溶媒、
滑剤またはカブリ防止剤を含有することができる。これ
らの例は、いわゆるDIRハイドロキノン類および、例
えば、次の特許に記載されている他の化合物を包含す
る:米国特許(US−A)4 636 546号、4
345 024号および4 684 604号;ドイツ
国特許出願公開(DE−A)31 45 640号、2
5 15 213号および24 47 079号および
欧州特許出願公開(EP−A)198 438号。これ
らの化合物はDIR、DARまたはFARカプラーと同
一の機能を満足するが、ただしそれらはカップリング生
成物を生成しない。 高分子量のカラーカプラーは、例
えば、次の特許に記載されている:ドイツ国特許(DE
−C)1 297 417号、ドイツ国特許出願公開
(DE−A)24 07 569号、ドイツ国特許出願
公開(DE−A)31 48125号、ドイツ国特許出
願公開(DE−A)32 17 200号、ドイツ国特
許出願公開(DE−A)33 20 079号、ドイツ
国特許出願公開(DE−A)33 24 932号、ド
イツ国特許出願公開(DE−A)33 31743号、
ドイツ国特許出願公開(DE−A)33 40 376
号、欧州特許出願公開(EP−A)0 027 284
号および米国特許(US−A)4 080 211号。
高分子量のカラーカプラーは、一般に、エチレン系不飽
和モノマーのカラーカプラー重合することによって製造
されるが、それらは、また、ポリ付加またはポリ縮合に
よって得ることができる。
【0110】カプラーまたは他の化合物は、最初に特定
の化合物の溶液、分散液または乳濁液を調製し、次いで
これを所定の層のための塗布溶液に添加することによっ
て、ハロゲン化銀乳剤層に組み込むことができる。適当
な溶媒または分散剤の選択はこの化合物の特定の溶解度
に依存する。
【0111】水中に実質的に不溶性の化合物を粉砕法に
よって導入する方法は、例えば、ドイツ国特許出願公開
(DE−A)26 09 741号およびドイツ国特許
出願公開(DE−A)26 09 742号に記載され
ている。
【0112】疎水性化合物は、また、塗布溶液に、高沸
点溶媒、いわゆる油形成剤を使用して導入できる。適当
な方法は、例えば、米国特許(US−A)2 322
027号、米国特許(US−A)2 801 170
号、米国特許(US−A)2801 171号および欧
州特許出願公開(EP−A)0 043 037号に記
載されている。本発明によるマゼンタカプラーのために
適当な油形成剤は、例えば、ドイツ国特許出願公開(D
E−A)第39 18 547号に記載されている。
【0113】高沸点溶媒の代わりに、また、オリゴマー
またはポリマーであることができる、いわゆる油形成剤
を使用することが可能である。
【0114】これらの化合物は、また、塗布溶液に、帯
電した格子の形態で導入することができる、参照、例え
ば、ドイツ国特許出願公開(DE−A)25 41 2
30号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)25 41
274号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)28
35 856号、欧州特許出願公開(EP−A)001
4 921号、欧州特許出願公開(EP−A)0 06
9 671号、欧州特許出願公開(EP−A)0 13
0 115号および米国特許(US−A)4291 1
13号。
【0115】アニオン性水溶性化合物(例えば、色素)
を、また、カチオン性ポリマー、いわゆる媒染ポリマー
の助けにより、非拡散形態で混入することができる。
【0116】適当な油形成剤の例は次のものを包含す
る:フタル酸アルキルエステル、ホスホン酸エステル、
リン酸エステル、クエン酸エステル、安息香酸エステ
ル、アミド、脂肪酸エステル、トリメシン酸エステル、
アルコール、フェノール、アニリン誘導体および炭化水
素。
【0117】適当な油形成剤の特定の例は次の通りであ
る:ジブチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレー
ト、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、デシルフタレ
ート、トリフェニルホスフェート、トリクレシルホスフ
ェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、
トリシクロヘキシルホスフェート、トリ−2−エチルヘ
キシルホスフェート、トリデシルホスフェート、トリブ
トキシエチルホスフェート、トリクロロプロピルホスフ
ェート、ジ−2−エチルヘキシルフェニルホスフェー
ト、2−エチルヘキシルベンゾエート、ドデシルベンゾ
エート、2−エチルヘキシル−p−ヒドロキシベンゾエ
ート、ジエチルドデカンアミド、N−テトラデシルピロ
リドン、イソステアリルアルコール、2,4−ジ−t−
アミルフェノール、ジオクチルアセテート、グリセロー
ルトリブチレート、イソステアリルラクテート、トリオ
クチルシトレート、N,N−ジブチル−2−ブトキシ−
5−t−オクチルアニリン、パラフィン、ドデシルベン
ゼンおよびジイソプロピルナフタレン。
【0118】異なるように増感された感光性層の各々
は、単一の層から成ることができるか、あるいは2また
はそれ以上の部分的なハロゲン化銀乳剤層からなること
ができる(ドイツ国特許(DE−C)1 121 47
0号)。赤感性ハロゲン化銀乳剤層は、しばしば、緑感
性ハロゲン化銀乳剤層よりも層支持体に近く配置され、
次に緑感性ハロゲン化銀乳剤層は青感性ハロゲン化銀乳
剤層よりも近く配置され、そして非感光性イエローフィ
ルター層は、一般に、緑感性層および青感性層との間に
存在する。
【0119】緑感性層または赤感性層が十分に低い固有
感度を有する場合、イエローフィルター層を省略するこ
とができ、そして異なる層の配置を選択することができ
る。光反射性支持体上の一番下の感光性層として、イエ
ローカプラーをもつ青感性層、この上のピラゾロアゾー
ルカプラーと式IIの光安定剤との本発明による組み合
わせをもつ緑感性層および、一番上の感光性層として、
フェノール系カラーカプラーを含有する赤感性層を含有
する記録材料が、本発明に従い好ましい。
【0120】一般に、分光感度が異なる層の間に配置さ
れる非感光性中間層は、1つの感光性層から分光感度が
異なる他の感光性層中への現像剤酸化生成物の不都合な
拡散を防止する物質を含有することができる。
【0121】この種類の適当な物質は、またスカベンジ
ャーまたはEOPアクセプターとして知られており、次
の文献に記載されている:Research Disc
losure 17643(1978年12月)、第V
II章、17842(1979年2月)および1871
6(1979年11月)、p.650、および欧州特許
出願公開(EP−A)0 069 070号、0 09
8 072号、0 124 877号および0 125
522号。
【0122】とくに適当な化合物の例は次のとおりであ
る:
【0123】
【化55】
【0124】写真材料が同一分光感度のいくつかの部分
的層を含有する場合、それらはそれらの組成、とくにハ
ロゲン化銀結晶のタイプおよび量が互いに異なることが
できる。一般に、感度が高い部分的層は感度が低い部分
的層よりも支持体から遠くに配置される。同一感度の部
分的層は、互いに隣接して配置することができるか、あ
るいは他の層によって、例えば、分光感度が異なる層に
よって、互いに分離することができる。こうして、例え
ば、すべての高い感度の層1つの層のポケットの中で、
そしてすべての低い感度の層は他のポケットの中で組み
合わせることができる(ドイツ国特許出願公開(DE−
A)19 58 709号、ドイツ国特許出願公開(D
E−A)25 30 645号、ドイツ国特許出願公開
(DE−A)26 22 922号)。
【0125】写真材料は、また、紫外線吸収剤、ホワイ
トトナー、スペーサー、フィルター色素、ホルマリンア
クセプター、光保護剤、酸化防止剤、Dmin色素、色
素、カプラーおよび白色の安定化を改良する添加剤、カ
ラーカブリ減少剤、可塑剤(ラテックス)、殺生物剤お
よび他の添加剤含有することができる。
【0126】紫外線吸収化合物は、一方において、紫外
線に富んだ日光の影響下に退行に対して画像色素を保護
しそして、他方において、フィルター色素として、露光
時の日光の紫外線成分を吸収し、こうしてフィルムの色
再現を改良すべきである。異なる構造の化合物は、通
常、2つの機能で使用する。例は次のとおりである:ア
リール置換ベンゾトリアゾール(米国特許(US−A)
3 533 794号)、4−チアゾリドン化合物(米
国特許(US−A)3 314 794号および米国特
許(US−A)3 352 781号)、ベンゾフェノ
ン化合物(日本国特許出願公開(JP−A)2784/
71号)、桂皮酸エステル化合物(米国特許(US−
A)3,705,805号および米国特許(US−A)
3,707,375号)、ブタジエン化合物(米国特許
(US−A)4 045 229号)またはベンゾキサ
ゾール化合物(米国特許(US−A)3 700 45
5号)。
【0127】とくに適当な化合物の例は次のとおりであ
る:
【0128】
【化56】
【0129】
【化57】
【0130】紫外線吸収カプラー(例えば、α−ナフト
ール系列のシアンカプラー)および紫外線吸収ポリマー
を、また、使用できる。これらの紫外線吸収剤は特別の
層の中に媒染によって固定することができる。
【0131】可視光のために適当なフィルター色素は、
オキソノール色素、ヘミオキソノール色素、スチリル色
素、メロシアニン色素、シアニン色素およびアゾ色素を
包含する。これらの色素のうちで、オキソノール色素、
ヘミオキソノール色素およびメロシアニン色素はとくに
有利である。
【0132】適当な白色トナーは、例えば、Resea
ch Disclosure 17643(1978年
12月)、第V章、米国特許(US−A)2 632
701号および米国特許(US−A)3 269 84
0号および英国特許出願公開(GB−A)852 07
5号および英国特許出願公開(GB−A)1 3197
63号に記載されている。
【0133】ある種の結合剤層、とくに支持体最も遠い
層であるが、場合によってまた中間層は、ことにそれら
が写真材料の製造の間支持体から最も遠い層である場
合、無機または有機の写真的に不活性の粒子を、例え
ば、艶消し剤またはスペーサーとして、含有することが
できる(ドイツ国特許出願公開(DE−A)33 31
542号、ドイツ国特許出願公開(DE−A)34 2
4 893号、およびReseach Disclos
ure 17643(1978年12月)、第XVI
章)。
【0134】スペーサーの平均の粒子直径はとくに0.
2〜10μmの範囲である。スペーサーは水中に不溶性
であり、そしてアルカリ中に不溶性または可溶性である
ことができる。アルカリ可溶性スペーサーは、一般に、
アルカリ性現像液により写真材料から除去される。適当
なポリマーの例は、ポリメチルメタクリレート、アクリ
ル酸およびメチルメタクリレートのコポリマーおよびま
たヒドロキシプロピルメチルセルロースヘキサヒドロフ
タレートである。
【0135】色素、カプラーおよび白色の安定性を改良
しかつカラーカブリの減少するための添加剤(Rese
arch Disclosure 17643(197
8年12月)、第VII章)は化合物の次のクラスに属
すことができる:ハイドロキノン類、6−ヒドロキシク
ロマン類、5−ヒドロキシクマロン類、スピロクマロン
類、スピロインダン類、p−アルコキシフェノール類、
立体障害フェノール類、没食子酸誘導体類、メチレンジ
オキシベンゼン類、アミノフェノール類、立体障害アミ
ン類、エステル化またはエーテル化されたフェノール性
ヒドロキシル基を含有する誘導体、および金属錯塩類。
【0136】立体障害アミンの部分的構造およびまた立
体障害フェノールの部分的構造の両者を1つのかつ同一
の分子の中にを含有する化合物(米国特許(US−A)
4268 593号)は、熱、湿気および光の発生のた
めに、イエロー色素の画像の障害の防止するためにとく
に有効である。スピロインダン類(日本国特許出願公開
(JP−A)159 644/81号)およびハイドロ
キノンジエーテルまたはモノエーテルにより置換された
クマロン類(日本国特許出願公開(JP−A)89 8
35/80号)は、マゼンタカラー画像の障害、とくに
光の作用による障害の防止に特に有効である。
【0137】とくに適当な化合物は次のとおりである:
【0138】
【化58】
【0139】
【化59】
【0140】
【化60】
【0141】およびDOPとして述べた化合物。
【0142】カラー写真記録材料は、通常、現像、定着
および洗浄または引き続く洗浄を伴わない安定化により
処理され、そして漂白および定着を単一の工程において
組み合わせることができる。発色現像剤化合物は、それ
らの酸化生成物の形態でカラーカプラーと反応してアゾ
メチンまたはインドフェノール色素を形成することがで
きる現像剤化合物である。適当な発色現像剤化合物は次
の通りである:p−フェニレンジアミン型の少なくとも
1つの第一アミン基を含有する芳香族化合物、例えば、
N,N−ジアルキル−p−フェニレンジアミン、例え
ば、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン、1−
(N−エチル−N−メタンスルホニルアミドエチル)−
3−メチル−p−フェニレンジアミン、1−(N−エチ
ル−N−ヒドロキシエチル)−3−メチル−p−フェニ
レンジアミンおよび1−(N−エチル−N−メトキシエ
チル)−3−メチル−p−フェニレンジアミン。他の適
当な発色現像剤は、例えば、J.Am.Chem.So
c.、73、3106(1951)およびG.Hais
t、Modern Photographic Pro
cessing,1979,John Wiely a
nd Sons、ニューヨーク、p.545以降、に記
載されている。発色現像に引き続いて、酸性の短い停止
液または洗浄が存在することができる。
【0143】発色現像後、材料は通常漂白および定着す
る。適当な漂白剤は、例えば、Fe(III)塩類およ
びFe(III)錯塩類、例えば、フェリシアン化物、
重クロム酸塩、水溶性コバルト錯塩類である。とくに好
ましい漂白剤は、アミノポリカルボン酸の鉄(III)
錯塩はとくに好ましく、とくに、例えば、エチレンジア
ミン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ジエチレント
リアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、イミノ二酢
酸、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ア
ルキルイミノジカルボン酸、および対応するリン酸の錯
塩である。他の適当な漂白剤は過硫酸塩類および過酸化
物、例えば、過酸化水素である。
【0144】漂白定着液または定着液に引き続いて、ほ
とんどの場合において、洗浄を実施し、これは向流で実
施するか、あるいは水の供給もついくつかの槽の中で実
施する。
【0145】有利な結果は、ホルムアルデヒドをほとん
どまたは全く含有しない仕上げ浴を引き続いて使用する
とき、得ることができる。
【0146】洗浄は安定化液で完全に置換することがで
き、この安定化液は通常向流で使用する。ホルムアルデ
ヒドを添加する場合、この安定化液は、また、最終の液
の機能を果たす。
【0147】カラー反転材料において、この方法はその
酸化生成物がカラーカプラーと反応することができない
黒白現像液を使用する現像で開始される。次いで、拡散
の第2露光を実施し、次いで発色現像剤を使用する現
像、漂白および定着を実施する。 実施例 実施例1 10gの表1に示すカプラーを10gのジブチルフタレ
ートおよび20gの酢酸エチルで溶解し、次いで通常の
方法で0.5%のドデシルベンゼンスルホネートを含有
する100gの10%のゼラチン溶液の中に乳化する。
次いで酢酸エチルを蒸発除去する。
【0148】得られた乳剤を青増感塩化銀乳剤に、混合
物が次いでAgNO3の1gの当たり1.3gのカプラ
ーを含有するように、添加する。
【0149】湿潤剤の添加後、塗布層が0.55gのA
gNO3/m2を含有するように、塗布溶液をポリエチレ
ン塗布ペイパーに塗布する。次いで、この溶液を0.8
gのゼラチン/m2を含有するゼラチン保護層で被覆す
る。
【0150】400mgのゼラチンおよび400mgの
インスタント硬膜剤(CAS Reg.No.65 4
11−60−11)の硬膜層をこの塗布層上に塗布す
る。これらの層の組み合わせを50〜60℃において乾
燥する。乾燥後、ペイパーを光に青フィルターの背後で
3/2段階ウェッジから露光し、そして次のように処理
する: a)発色現像剤−45秒−35℃ トリエタノールアミン 9.0g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 6.0g ジエチレングリコール 0.05g 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−メタン スルホンアミドエチルアニリンサルフェート 6.0g 亜硫酸カリウム 0.2g トリエチレングリコール 0.05g 炭酸カリウム 22.0g 水酸化カリウム 0.4g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2.2g 水で1,000mlにする;pH9.2 b)漂白/定着液−45秒−35℃ チオ硫酸アンモニウム 75g 亜硫酸水素ナトリウム 13.5g 酢酸アンモニウム 2.0g エチレンジアミン四酢酸(鉄アンモニウム塩) 57.0g アンモニア、25重量% 9.5g 酢酸 9.0g 水で1,000mlにする;pH5.5 c)洗浄−2分−33℃ こうして得られたウェッジをキセノ(Xeno)試験装
置で種々の時間の長さの間照射する。
【0151】次いで、種々の初期のデンシティ(0.
5;1.0;1.5;Dmax)後に残る残留デンシティ
を測定し、そして初期のデンシティに基づいて%で表す
(表1)。
【0152】次のカプラーを使用した:
【0153】
【化61】
【0154】50%(カプラーに基づく)の下記の安定
剤CS−1〜CS−4および本発明による安定剤化合物
1をさらに含有する層を、同一の方法により調製する。
【0155】
【化62】
【0156】
【表1】
【0157】
【表2】
【0158】表1が示すように、技術水準の組成(CS
−1〜CS−4)と比較して、本発明による安定剤はピ
ラゾロアゾールのカプラーと組み合わせて実質的にすぐ
れた光に対する安定性を提供する。
【0159】実施例2 両側がポリエチレンで塗布されたペイパーの層支持体に
示した順序で次の層を塗布することによって、急速処理
に適当なカラー写真記録材料を製造した。量は各場合に
おいて1m2に基づく。塗布したハロゲン化銀の量はA
gNO3の対応する量で示す。
【0160】試料1: 層1:(支持体層) 0.2gのゼラチン 層2:(青感性層) 次の成分を含有する、0.63gのAgNO3の青感性
ハロゲン化銀乳剤(99.5モル%の塩化物、0.5モ
ル%の臭化物、平均粒子直径0.8μm): 1.38gのゼラチン 0.95gのイエローカプラーXY−1 0.2gのホワイトカプラーXW−1および 0.29gのトリクレシルホスフェート(TCP) 層3:(保護層) 1.1gのゼラチン 0.06gの2,5−ジオクチルハイドロキノンおよび 0.06gのジブチルフタレート(DBP) 層4:(緑感性層) 次の成分を含有する、0.45gのAgNO3の緑感性
ハロゲン化銀乳剤(99.5モル%の塩化物、0.5モ
ル%の臭化物、平均粒子直径0.6μm): 1.08gのゼラチン 0.41gのマゼンタカプラーXM−2 0.08gの2,5−ジオクチルハイドロキノおよびン 0.55gのTCP 層5:(赤感性層) 次の成分を含有する、0.3gのAgNO3の赤感性ハ
ロゲン化銀乳剤(99.5モル%の塩化物、0.5モル
%の臭化物、平均粒子直径0.5μm): 0.75gのゼラチン 0.36gのシアンカプラーXC−1および 0.36gのTCP 層6:(保護層) 0.9gのゼラチン 0.3gの硬膜剤 カルバモイルピリジニウム塩(CAS Reg.No.
65411−60−1)
【0161】
【化63】
【0162】試料2、3および14を試料1と同一の方
法により調製したが、ただし半分の量の実施例1からの
安定剤CS−1または本発明による化合物1および16
を、XM−2の量に基づいて、第4層(緑感性)にさら
に添加した。
【0163】得られた試料は等級づけたグレイウェッジ
の背後で緑光に対して露光し、次いで処理した。
【0164】次いで試料の最大色濃度を測定した。さら
に、試料を昼光について標準化されたキセノ(Xen
o)ランプからの7.2×106ルックス・時に露光し
た。次いで色濃度の減少%を測定した(表2)。
【0165】
【表3】
【0166】実施例3 実施例2の材料(試料1〜4)を変更して、下記の組成
を有する追加の層4aを層4と層5との間に導入した: 1.15gのゼラチン 0.6gの次の式に相当する紫外線吸収剤:
【0167】
【化64】
【0168】0.04gのトリクレシルホスフェート 0.045gの2,5−ジオクチルハイドロキノン、 そして下記の組成の追加の層5aを層5と層6との間に
配置した: 0.35gのゼラチン 0.16gの層4aにおいて使用した紫外線吸収剤 0.03gの下記の式に相当する紫外線吸収剤:
【0169】
【化65】
【0170】0.08gの2,5−ジオクチルハイドロ
キノンおよび 0.20gのトリクレシルホスフェート、 (試料1A、2A、3A、4A)。
【0171】キセノ(Xeno)試験装置の中で照明
後、下記の百分率が観察された(表3):
【0172】
【表4】
【0173】実施例4 等しい部のCS−1と化合物1との混合物を実施例2に
おける第4層の中に使用する場合、この実施例において
見いだされる値(試料3)は再び10%だけ改良され
る。
【0174】実施例5 1m2当たり0.41gのマゼンタカプリングM−60
および0.20gの安定剤2を含有する実施例1に従い
製造した単一の写真層(試料1)を露光して、処理後
1.0のデンシティを得た(試料1)。試料2を同様に
製造したが、安定剤2の代わりに、それは同一量のCS
−1を含有した。第3の試料(試料3)は安定剤をまっ
たく使用しないで製造した。
【0175】すべての3試料をキセノ(Xeno)試験
装置の中で20日間照明した。出発デンシティ1=10
0%に基づく残留デンシティ%を照明時間に対してプロ
ットした(図1)。グラフ1、2および3は試料1、2
および3の安定剤を表す。
【0176】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0177】1.マゼンタカプラーが、一般式I
【0178】
【化66】
【0179】式中、RはHまたは置換基であり、XはH
または発色現像の条件下に切り離すことができる基であ
り、Zは縮合した窒素含有環を完成するために必要な基
である、に相当し、かつ一般式Iのマゼンタカプラーを
含有する層がさらに一般式II
【0180】
【化67】
【0181】式中、R1およびR2は、同一であるかもし
くは相異なり、そしてH、アルキル、アリールまたは複
素環式基であるか、あるいはR1および/またはR2は、
また、基R4の1つと結合して少なくとも1つの酸素原
子を含有する5〜7員の複素環式環を形成することがで
き、R3はアルキル、アルケニル、アリールまたは複素
環式基であり、R4は置換基、例えば、ハロゲン、C
N、NO2または有機基、例えば、アルキル、アリー
ル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリ
ールチオ、アミノ、アシルアミノ、スルファミド、カル
バモイル、アルコキカルボニル、スルファモイル、アル
キルスルホニルまたはアリールスルホニルであるか、あ
るいは1つの基R4は他の基R4と、あるいはR1または
2と結合して、5〜7員の環、例えば、縮合ベンゼン
環を形成することができるか、あるいはそれはR1また
はR2と一緒になって酸素含有環を形成することがで
き、そしてnは0または1〜3の整数である、に相当す
る少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とす
る、マゼンタカプラーが関連する少なくとも1つの感光
性ハロゲン化銀乳剤層および必要に応じて他の感光性お
よび不感光性の層を有するカラー写真記録材料。
【0182】 2.マゼンタカプラーが、一般式I−CおよびI−D
【0183】
【化68】
【0184】式中、R、SおよびTにより表される置換
基は水素、アルキル、アラルキル、アリール、アルコキ
シ、アロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、
アニリノ、アシルアミノ、シアノ、アルコキカルボニ
ル、カルバモイルまたはスルファモイルであり、そして
Xは水素または発色現像の条件下に切り離すことができ
る基である、の1つに相当することを特徴とする、上記
第1項記載の記録材料。
【0185】3.マゼンタカプラーが、一般式I−L:
【0186】
【化69】
【0187】式中、Rはアルキルであり、R6は場合に
よりOH、アルコキシ、COOHまたはアリールにより
置換されていてもよいアルキル基であり、R7はアルキ
ルまたはアリールであるか、あるいはR6およびR7は一
緒になって5、6または場合により7員の置換されてい
てもよい環を完成するための基を形成し、tは0〜4で
あり、Lが場合によりOにより中断されていてもよい直
鎖状または分枝鎖状のアルキレン基であり、そしてXは
Hまたは発色現像の条件下に切り離すことができる基で
ある、に相当することを特徴とする、上記第1項記載の
記録材料。
【0188】4.R(式I、I−C、I−D、I−L)
がt−ブチルであることを特徴とする、上記第1〜3項
のいずれかに記載の記録材料。
【0189】5.マゼンタカプラーがラテックスカプラ
ーの形態であることを特徴とする、上記第1〜4項のい
ずれかに記載の記録材料。
【0190】6.層が光反射性支持体上に配置されてい
ることを特徴とする、上記第1〜5項のいずれかに記載
の記録材料。
【0191】7.ハロゲン化銀乳剤のハロゲン化物成分
が95モル%またはそれ以上の程度の塩化物から成るこ
とを特徴とする、上記第6項記載の記録材料。
【0192】8.式Iのマゼンタカプラーを有する緑感
性ハロゲン化銀乳剤に加えて、式V:
【0193】
【化70】
【0194】式中、R1はエチルであり、そしてR2、R
3およびR4はアルキルである、のシアンカプラーを有す
る少なくとも1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層および式
VII:
【0195】
【化71】
【0196】式中、R1はt−ブチルであり、R2は発色
現像の条件下に切り離すことができる基であり、R3
ハロゲンまたはアルコキシであり、R4はHであり、そ
してR5はアシルアミノ、カルバモイル、アルコキカル
ボニル、スルホンアミドまたはスルファモイルである、
イエローカプラーを有する少なくとも1つの青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層を含有することを特徴とする、上記第1
〜7項のいずれかに記載の記録材料。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は3つの試料をキセノ(Xeno)試験装
置の中で20日間照明し、そして出発デンシティ1=1
00%に基づく残留デンシティ%を照明時間に対してプ
ロットしたグラフである。曲線1、2および3は試料
1、2および3の安定剤を表す。
フロントページの続き (72)発明者 デイーター・ロウスキ ドイツ50226フレーヘン・ベルクシユトラ ーセ43

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マゼンタカプラーが、一般式I 【化1】 式中、 RはHまたは置換基であり、 XはHまたは発色現像の条件下に切り離すことができる
    基であり、 Zは縮合した窒素含有環を完成するために必要な基であ
    る、に相当し、かつ一般式Iのマゼンタカプラーを含有
    する層がさらに一般式II 【化2】 式中、 R1およびR2は、同一であるか、もしくは相異なり、そ
    してH、アルキル、アリールまたは複素環式基である
    か、あるいはR1および/またはR2は、また、基R4
    1つと結合して少なくとも1つの酸素原子を含有する5
    〜7員の複素環式環を形成することができ、 R3はアルキル、アルケニル、アリールまたは複素環式
    基であり、 R4は置換基、例えば、ハロゲン、CN、NO2または有
    機基、例えば、アルキル、アリール、アルコキシ、アリ
    ールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、ア
    シルアミノ、スルファミド、カルバモイル、アルコキカ
    ルボニル、スルファモイル、アルキルスルホニルまたは
    アリールスルホニルであるか、あるいは1つの基R4
    他の基R4と、あるいはR1またはR2と結合して、5〜
    7員の環、例えば、縮合ベンゼン環を形成することがで
    きるか、あるいはそれはR1またはR2と一緒になって酸
    素含有環を形成することができ、そしてnは0または1
    〜3の整数である、に相当する少なくとも1種の化合物
    を含有することを特徴とする、マゼンタカプラーが関連
    する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層および
    必要に応じて他の感光性および不感光性の層を有するカ
    ラー写真記録材料。
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