JPH06301017A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
- Publication number
- JPH06301017A JPH06301017A JP8472593A JP8472593A JPH06301017A JP H06301017 A JPH06301017 A JP H06301017A JP 8472593 A JP8472593 A JP 8472593A JP 8472593 A JP8472593 A JP 8472593A JP H06301017 A JPH06301017 A JP H06301017A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- seal
- crystal display
- peripheral
- display element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外圧により色ムラが発生するのを防止する。
【構成】 液晶表示素子2の一面にペン入力装置(タッ
チパネルを含む)4が接着剤より成る周辺スペーサ3を
介して貼り合わされる。周辺スペーサ3は液晶表示素子
2の周辺シール7と対向するように位置される。この発
明では特に周辺シール7に沿って、その内側の近傍に、
表示領域を囲んで補助シール10が形成され、ペン圧等
の外圧Fを両シール7,10で安定に支えるようにして
いる。補助シール10は破線状又はドット状に形成する
のが好ましい。また補助シールの端縁10aが周辺スペ
ーサの端縁3aより内側(表示領域の中心側)にあるの
が望ましい。この発明はペン入力装置の付かない一般液
晶表示素子にも広く適用できる。
チパネルを含む)4が接着剤より成る周辺スペーサ3を
介して貼り合わされる。周辺スペーサ3は液晶表示素子
2の周辺シール7と対向するように位置される。この発
明では特に周辺シール7に沿って、その内側の近傍に、
表示領域を囲んで補助シール10が形成され、ペン圧等
の外圧Fを両シール7,10で安定に支えるようにして
いる。補助シール10は破線状又はドット状に形成する
のが好ましい。また補助シールの端縁10aが周辺スペ
ーサの端縁3aより内側(表示領域の中心側)にあるの
が望ましい。この発明はペン入力装置の付かない一般液
晶表示素子にも広く適用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶表示素子に関し、
特に外圧によって発生する表示ムラの防止に係わる。
特に外圧によって発生する表示ムラの防止に係わる。
【0002】
【従来の技術】ペン入力装置付の液晶表示素子1は、図
2に示すように、液晶表示素子2の一面に、接着剤より
成る周辺スペーサ3を介してペン入力装置(タッチパネ
ルを含む)4を貼り合わせたものである。液晶表示素子
2は、内面に表示用導電膜等が形成されたガラス基板
5,6が周辺シール7を介して貼り合わされ、周辺シー
ル7に設けた液晶注入口(図示せず)より液晶8が基板
間に封入されている。
2に示すように、液晶表示素子2の一面に、接着剤より
成る周辺スペーサ3を介してペン入力装置(タッチパネ
ルを含む)4を貼り合わせたものである。液晶表示素子
2は、内面に表示用導電膜等が形成されたガラス基板
5,6が周辺シール7を介して貼り合わされ、周辺シー
ル7に設けた液晶注入口(図示せず)より液晶8が基板
間に封入されている。
【0003】周辺シール7は、表示領域を囲んで、エポ
キシ樹脂等のスクリーン印刷により表示領域を囲んで、
ガラス基板5又は6の周辺部に幅約1mmのパターンと
して形成される。一方、周辺スペーサ3は、数mmの幅
を持ち、表示領域を囲んで周辺シール7とほぼ重なるよ
うに形成される。図ではガラス基板5,6間のギャッ
プ、つまり液晶層8の厚さをガラス基板の厚さと同程度
に絵いているが、実際にはガラス基板の厚さよりはるか
に小さく、通常2〜12μm程度である。
キシ樹脂等のスクリーン印刷により表示領域を囲んで、
ガラス基板5又は6の周辺部に幅約1mmのパターンと
して形成される。一方、周辺スペーサ3は、数mmの幅
を持ち、表示領域を囲んで周辺シール7とほぼ重なるよ
うに形成される。図ではガラス基板5,6間のギャッ
プ、つまり液晶層8の厚さをガラス基板の厚さと同程度
に絵いているが、実際にはガラス基板の厚さよりはるか
に小さく、通常2〜12μm程度である。
【0004】液晶層8に厚みムラがあると表示ムラが発
生して、視認性が著しく低下するので、液晶層8の厚み
を所望の値に設定するために、液晶と熱膨張係数のほぼ
等しい多数の樹脂系の粒状スペーサが、予め一方の基板
の内側に散布されているが図示していない。粒状スペー
サの粒径が周辺シール7の高さ、つまり基板間のギャッ
プとほぼ等しいものが用いられる。
生して、視認性が著しく低下するので、液晶層8の厚み
を所望の値に設定するために、液晶と熱膨張係数のほぼ
等しい多数の樹脂系の粒状スペーサが、予め一方の基板
の内側に散布されているが図示していない。粒状スペー
サの粒径が周辺シール7の高さ、つまり基板間のギャッ
プとほぼ等しいものが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ペン入力時にペン入力
装置に外力Fを加えると、この力は周辺スペーサ3を介
してガラス基板6、更には周辺シール7及び液晶層8に
加えられる。液晶層8内に分散されている粒状スペーサ
は、樹脂系の比較的軟かいものであるので、押圧される
と、その方向に縮む性質があり、またガラス基板6は薄
いものであるため、粒状スペーサが縮むと、たわみや変
形が発生する。このため液晶層8が変形し、その厚みが
変化し、色ムラが発生する問題があった。この発明の目
的は、ペン圧等の外圧により色ムラが発生するのを防止
しようとするものである。
装置に外力Fを加えると、この力は周辺スペーサ3を介
してガラス基板6、更には周辺シール7及び液晶層8に
加えられる。液晶層8内に分散されている粒状スペーサ
は、樹脂系の比較的軟かいものであるので、押圧される
と、その方向に縮む性質があり、またガラス基板6は薄
いものであるため、粒状スペーサが縮むと、たわみや変
形が発生する。このため液晶層8が変形し、その厚みが
変化し、色ムラが発生する問題があった。この発明の目
的は、ペン圧等の外圧により色ムラが発生するのを防止
しようとするものである。
【0006】
(1)請求項1の発明は、2枚のガラス基板が周辺シー
ルを介して貼り合され、それらガラス基板間に液晶が封
入されて成る液晶表示素子において、特に前記周辺シー
ルに沿って、その内側の近傍に、表示領域を囲んで補助
シールが形成されているものである。
ルを介して貼り合され、それらガラス基板間に液晶が封
入されて成る液晶表示素子において、特に前記周辺シー
ルに沿って、その内側の近傍に、表示領域を囲んで補助
シールが形成されているものである。
【0007】(2)請求項2の発明では、前記(1)項
記載の液晶表示素子において、前記補助シールが、破線
状又はドット状に形成されているものである。 (3)請求項3の発明では、前記(1)又は(2)項記
載の液晶表示素子において、前記一方のガラス基板の外
面に、前記周辺シールと対向するように配された周辺ス
ペーサを介してペン入力装置(タッチパネルを含む)が
貼り合わされているものである。
記載の液晶表示素子において、前記補助シールが、破線
状又はドット状に形成されているものである。 (3)請求項3の発明では、前記(1)又は(2)項記
載の液晶表示素子において、前記一方のガラス基板の外
面に、前記周辺シールと対向するように配された周辺ス
ペーサを介してペン入力装置(タッチパネルを含む)が
貼り合わされているものである。
【0008】(4)請求項4の発明では、前記(3)項
記載の液晶表示素子において、前記補助シールの表示領
域側の端縁が、前記周辺スペーサの表示領域側の端縁よ
り内側(表示領域の中心側)に配されているものであ
る。
記載の液晶表示素子において、前記補助シールの表示領
域側の端縁が、前記周辺スペーサの表示領域側の端縁よ
り内側(表示領域の中心側)に配されているものであ
る。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図1に、図2と対応する
部分に同じ符号を付して示し、重複説明を省略する。こ
の発明では、周辺シール7に沿って、その内側のほぼ1
〜数mm程度離れた近傍に、表示領域を囲んで補助シー
ル10が形成される。補助シール10は周辺シール7と
同一材料(例えばエポキシ樹脂)を用いて、共に1mm
程度の幅にスクリーン印刷により同一工程で同時に形成
される。
部分に同じ符号を付して示し、重複説明を省略する。こ
の発明では、周辺シール7に沿って、その内側のほぼ1
〜数mm程度離れた近傍に、表示領域を囲んで補助シー
ル10が形成される。補助シール10は周辺シール7と
同一材料(例えばエポキシ樹脂)を用いて、共に1mm
程度の幅にスクリーン印刷により同一工程で同時に形成
される。
【0010】補助シール10としては図1Bに実線で示
すように、周辺シールの液晶注入口7a(複数の場合も
ある)と対向する液晶注入口10aを除いて連続した線
状に形成してもよいが、図1C又はDに示すように破線
状又はドット状に形成した方が、液晶を容易に周辺シー
ルで囲まれた領域の隅々までむらなく注入できると共に
注入不足で気泡が発生することがないので好ましい。
すように、周辺シールの液晶注入口7a(複数の場合も
ある)と対向する液晶注入口10aを除いて連続した線
状に形成してもよいが、図1C又はDに示すように破線
状又はドット状に形成した方が、液晶を容易に周辺シー
ルで囲まれた領域の隅々までむらなく注入できると共に
注入不足で気泡が発生することがないので好ましい。
【0011】補助シール10をドット状に形成した場
合、その外径は1〜数mm程度とされる。これらの補助
シール10は勿論周辺シール7と共に両ガラス板5,6
を強固に貼り合せる機能を有するが、他にペン入力時の
周辺スペーサ3を介してガラス板6に加わる外力Fを周
辺シール7と共同して安定に支える重要な機能を有して
いる。これにより、補助シール10が無い従来の場合に
比べてガラス基板6の歪(たわみや変形)がかなり少く
なり、色ムラの発生を防止できる。
合、その外径は1〜数mm程度とされる。これらの補助
シール10は勿論周辺シール7と共に両ガラス板5,6
を強固に貼り合せる機能を有するが、他にペン入力時の
周辺スペーサ3を介してガラス板6に加わる外力Fを周
辺シール7と共同して安定に支える重要な機能を有して
いる。これにより、補助シール10が無い従来の場合に
比べてガラス基板6の歪(たわみや変形)がかなり少く
なり、色ムラの発生を防止できる。
【0012】なお、補助シール10の表示領域側の端縁
10aが、周辺スペーサ7の表示領域側の端縁7aより
内側(表示領域の中心側)に位置させると、表示領域に
おけるガラス基板6、従って液晶層8の歪がより小さく
なるので、色ムラの改善効果はいっそう顕著である。な
お、周辺シール7と補助シール10との間隔を設けない
で1本で幅広く形成することも考えられるが、この場合
には、両ガラス基板を貼り合せる際、シール内の気泡を
とじ込め易く、つまりシール内の気泡をのがし難くする
ため、貼り合せ後において、ガラス基板とシールとの間
に気泡が残存し、シール不完生となり易く、信頼性の上
でも問題が多いので好ましくない。
10aが、周辺スペーサ7の表示領域側の端縁7aより
内側(表示領域の中心側)に位置させると、表示領域に
おけるガラス基板6、従って液晶層8の歪がより小さく
なるので、色ムラの改善効果はいっそう顕著である。な
お、周辺シール7と補助シール10との間隔を設けない
で1本で幅広く形成することも考えられるが、この場合
には、両ガラス基板を貼り合せる際、シール内の気泡を
とじ込め易く、つまりシール内の気泡をのがし難くする
ため、貼り合せ後において、ガラス基板とシールとの間
に気泡が残存し、シール不完生となり易く、信頼性の上
でも問題が多いので好ましくない。
【0013】以上、ペン入力装置付の液晶表示素子の場
合を説明したが、この発明はこれに限らず一般の液晶表
示素子に広く適用できることは明らかである。
合を説明したが、この発明はこれに限らず一般の液晶表
示素子に広く適用できることは明らかである。
【0014】
【発明の効果】この発明では、周辺シール7の内側の近
傍に補助シール10を設けて、外圧を安全に支えるよう
にしたので、外圧による液晶層の厚みの変化が抑えら
れ、色ムラの発生が防止される。
傍に補助シール10を設けて、外圧を安全に支えるよう
にしたので、外圧による液晶層の厚みの変化が抑えら
れ、色ムラの発生が防止される。
【図1】Aはこの発明の実施例を示す原理的な断面図、
B,C及びDはAのガラス基板5上に周辺シール7と共
に形成した補助シール10を説明するための平面図。
B,C及びDはAのガラス基板5上に周辺シール7と共
に形成した補助シール10を説明するための平面図。
【図2】従来のペン入力装置付の液晶表示素子の構成を
示す原理的な断面図。
示す原理的な断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 2枚のガラス基板が周辺シールを介して
貼り合され、それらガラス基板間に液晶が封入されて成
る液晶表示素子において、 前記周辺シールに沿って、その内側の近傍に表示領域を
囲んで、補助シールが形成されていることを特徴とする
液晶表示素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示素子において、
前記補助シールが、破線状又はドット状に形成されてい
ることを特徴とする。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の液晶表示素子にお
いて、前記一方のガラス基板の外面に、前記周辺シール
と対向するように配された周辺スペーサを介してペン入
力装置(タッチパネルを含む)が貼り合わされているこ
とを特徴とする。 - 【請求項4】 請求項3記載の液晶表示素子において、
前記補助シールの表示領域側の端縁が、前記周辺スペー
サの表示領域側の端縁より内側(表示領域の中心側)に
配されていることを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8472593A JPH06301017A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8472593A JPH06301017A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06301017A true JPH06301017A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13838668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8472593A Pending JPH06301017A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06301017A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030043249A (ko) * | 2001-11-27 | 2003-06-02 | 소프트픽셀(주) | 강유전성 액정표시장치 및 그 제조방법 |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP8472593A patent/JPH06301017A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030043249A (ko) * | 2001-11-27 | 2003-06-02 | 소프트픽셀(주) | 강유전성 액정표시장치 및 그 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011227 |