JPH06300976A - 光量絞り制御をする電子内視鏡装置 - Google Patents

光量絞り制御をする電子内視鏡装置

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JPH06300976A
JPH06300976A JP5108867A JP10886793A JPH06300976A JP H06300976 A JPH06300976 A JP H06300976A JP 5108867 A JP5108867 A JP 5108867A JP 10886793 A JP10886793 A JP 10886793A JP H06300976 A JPH06300976 A JP H06300976A
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JP
Japan
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light
electronic endoscope
aperture
diaphragm
shutter speed
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Pending
Application number
JP5108867A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Suzuki
茂夫 鈴木
Fujio Okada
藤夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子内視鏡先端部の温度上昇を抑制すること
が可能となる光量絞り制御をする。 【構成】 CCD10を駆動するCCD駆動回路17、
絞り23を駆動する絞り駆動回路24、を有し、この絞
り23では少なくとも2点の絞り値P,Q(P>Q)を
設定し、この絞り値Pでは切換えシャッタ速度をT<1
/t1 (t1 =200)とし、絞り値Qの切換えシャッ
タ速度をT>1/t2 (t2 =60)とし、上記各絞り
値P,Qで上記切換えシャッタ速度となったときは絞り
値を切り換えるようにする。これにより、光量が十分な
場合は絞り値が下げられ、光源出力光量を抑制すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光量絞り制御をする電子
内視鏡装置、特に電子シャッタ制御をすると共に、被観
察体内へ供給する光の量を制御するための絞り制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置では、イメージセンサと
しての固体撮像素子、即ちCCD(Charge Coupled Dev
ice )が用いられ、このCCDを電子シャッタ制御する
ことが行われる。即ち、CCDでは画素単位で電荷が蓄
積され、この蓄積電荷がビデオ信号として読み出される
ことになるが、この電荷の蓄積時間を制御することによ
って、電子シャッタ動作が実行される。この電子シャッ
タ制御は、適切な輝度(明るさ)の画像信号を得るた
め、ホワイトバランスを保つため等の目的に用いられ、
これによって良好な画質が得られることになる。
【0003】また、電子内視鏡装置においては、被観察
体内へ観察(照明)光を供給するために光源装置が設け
られており、この光源装置では例えばキセノンランプが
設けられ、このキセノンランプの光がライトガイドを介
して電子内視鏡の先端部に導かれる。そして、電子内視
鏡の先端部から被観察体内へ観察光が照射され、この観
察光により現れた被観察体がCCDで捉えられることに
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子内視鏡装置では、電子内視鏡の先端部から観察
光を照射するため、この観察光によって先端部が過熱し
てしまうという問題があった。即ち、近年では比較的光
強度が高いキセノンランプ等の光源ランプが用いられる
傾向にあり、これによれば奥の深い体腔内等を観察する
ことが容易となる。しかし、時間の経過と共に先端部の
温度が上昇し、長時間の使用をすれば過熱状態となり、
先端部が被観察体表面に接触することのある電子内視鏡
にあっては何らかの対策が必要となる。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、電子内視鏡先端部の温度上昇を抑
制することが可能となる光量絞り制御をする電子内視鏡
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固体撮像素子を電子シャッタ動作させる
駆動回路と、光源ランプの光を絞りにより光量制御して
電子内視鏡先端部へ供給するための絞り駆動回路と、を
有する光量絞り制御をする電子内視鏡装置において、少
なくとも2点の絞り値及びこれらの絞り値での切換えシ
ャッタ速度を設定し、上記絞り駆動回路は各絞り値の切
換えシャッタ速度により、絞りを切り換え駆動すること
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、例えば2点の絞り値が設
定され、この2点の切換えシャッタ速度(時間T)とし
て、開口量が大きい絞り値の方には1/t1 秒よりも速
いシャッタ速度(T<1/t1 )、開口量が小さい絞り
値の方には1/t2 (t1 >t2 )秒よりも遅いシャッ
タ速度(T>1/t2 )が設定される。従って、開口量
が大きい絞り値で1/t1 秒よりも小さいシャッタ速度
となった場合は、開口量の小さい絞り値へ切り換えられ
ることになり、電子内視鏡の先端部へ供給される光量が
低減される。一方、小さな絞り値で1/t2 秒よりも大
きいシャッタ速度となった場合は、開口量の大きい絞り
値へ切り換えられる。
【0008】
【実施例】図1には、実施例に係る光量絞り制御をする
電子内視鏡装置の構成が示されており、図示のCCD1
0はスコープである電子内視鏡の先端部に配設される。
このCCD10には、画像処理回路11が接続され、こ
の画像処理回路11ではビデオ信号についてガンマ補
正、ホワイトバランス等の処理が施される。この画像処
理回路11には、A/D変換器12を介してメモリ13
が接続されており、画像処理が終了したビデオ信号は、
一旦メモリ13へ記憶される。このメモリ13には、D
/A変換器14を介してエンコーダ等からなる出力処理
回路15が接続され、この出力処理回路15にモニタが
接続されており、被観察体内の画像はこのモニタへ表示
される。
【0009】一方、上記CCD10には、電子シャッタ
駆動をするCCD駆動回路17が接続され、このCCD
駆動回路17からは例えば掃出しパルス、読出しパルス
等の駆動パルスがCCD10へ供給される。また、電子
内視鏡内には先端部までライトガイド18が配設され、
このライトガイド18へ光を出力する光源装置19が設
けられる。この光源装置19内には、光源電源部20、
キセノンランプ(又はハロゲンランプでもよい)21、
フィルタ等を含む光学系部材22、絞り23が設けら
れ、面順次式の装置ではこの絞り23の前段にR
(赤),G(緑),B(青)のカラーフィルタディスク
が設けられるが、この絞り23にその開口量を変えるた
めの絞り駆動回路24が接続されている。
【0010】図2には、上記絞り23における開口状態
が示されており、実施例では過熱防止のために、絞り部
材の位置A1 ,A2 により絞り値P,Q(P>Q)が設
定され、これによって開口50の量が拡大縮小されるこ
とになる。
【0011】そして、図1において上記CCD駆動回路
17を用いて電子シャッタ制御をすると共に、上記絞り
駆動回路24を用いて過熱防止のための絞り制御をする
CPU26が設けられており、このCPU26はCCD
駆動回路17等と共にマイコンで構成することができ
る。即ち、図3に示されるように、上記絞り値Pにて光
量E1 が得られ、絞り値Qにて光量E2 (E1 >E2 )
が得られることになるが、この絞り値Pについての切換
えシャッタ速度(時間T)は、T<1/t1 秒の条件、
絞り値Qについての切換えシャッタ速度は、T>1/t
2 (t1 >t2 )秒の条件とし、実施例では例えばt1
=200、t2 =60となっている。従って、絞り値P
に設定されているときにシャッタ速度が1/200秒よ
りも速くなると(1/200秒のときは絞り値P)、絞
り値Qへ切り換えられ、この絞り値Qに設定されている
ときにシャッタ速度が1/60秒よりも遅くなると(1
/60秒のときは絞り値Q)、絞り値Pへ切り換えられ
ることになる。
【0012】実施例は以上の構成からなり、その作用を
図4を参照しながら説明する。図4には、CPU26で
の制御が示されており、まずステップ100にて電源が
オンされると、光源電源部20に対しキセノンランプ2
1の点灯を指令する(ステップ101)。そして、ステ
ップ102のイニシャルリセットにより絞り値がPにリ
セットされ、図2の絞り23では開口50が広くなる絞
り位置A1 に動作される。
【0013】同時に、CPU26はCCD駆動回路17
を動作させており、このCCD駆動回路17の掃出しパ
ルス、読出しパルスによりCCD10からはビデオ信号
が読み出され、このビデオ信号は画像処理回路11にて
信号増幅、ガンマ補正、ホワイトバランス等の処理が施
される。そして、この画像処理途中のビデオ信号はCP
U26へ入力され、電子シャッタ制御のための検出が行
われる。例えば、ビデオ信号の輝度信号が検出され、こ
の検出信号によって画面の明るさを調整するための制御
信号が形成され、またホワイトバランスを維持するため
等の検出が行われ、これらの制御信号はCCD駆動回路
17へ供給される。ここでは、シャッタ速度としての時
間Tを示す制御信号が供給されるものとする。
【0014】図4における次のステップ103では、上
記シャッタ速度Tが1/t1 (200)よりも小さいか否か
(T<1/t1 )が判定されており、シャッタ速度が1
/200秒のとき、又はそれよりも大きい(NO)とき
は、ステップ104へ移行して絞り値Pをそのまま維持
させる(図3A)。一方、シャッタ速度が1/200秒
よりも小さい(YES )ときはステップ105へ移行し、
図2の絞り23を開口50が小さくなる位置A2 へ動作
させるので、絞り値Qへ切り換えられる(図3B)こと
になる。
【0015】次に、ステップ106では、Tが1/t2
(60)よりも大きいか否かが判定され、シャッタ速度が1
/60秒のとき、又はそれよりも小さい(NO)ときは、
ステップ107へ移行して絞り値Qを維持させる(図3
C)。一方、シャッタ速度が1/60秒よりも大きい
(YES )ときはステップ108へ移行し、絞り23は元
の絞り値Pへ戻すように切り換えられる(図3D)。
【0016】上記の動作によれば、絞り23の絞り値P
によりキセノンランプ21から出力される光量がある程
度絞られると同時に、シャッタ速度が1/200秒より
も速い場合は小さな開口50となる絞り値Qとなり、電
子内視鏡先端部へ供給される光量が抑制される。即ち、
シャッタ速度が速くなるということは、先端部が被観察
体表面に近接して明るさ(光量)が十分であることが多
いので、このときには出力光量が抑制され、電子内視鏡
先端部の過熱が防止される。一方、シャッタ速度が1/
60秒よりも遅い場合は、暗いことが多いので、大きい
絞り値により光量を増加させることとする。この場合
は、ピントぼけをなくすことができるという利点もあ
る。
【0017】上記実施例において、絞り23の絞り値
P,Qでの切換えシャッタ速度は、1/200秒、1/
60秒以外でもよく、またこの絞り値はP,Qの2値に
限らず、3値以上でもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子シャッタ制御及び光量絞り制御をする電子内視鏡装
置において、少なくとも2点の絞り値と、これらの絞り
値での切換えシャッタ速度を設定し、絞り駆動回路は各
絞り値の切換えシャッタ速度により、絞りを切り換え駆
動するようにしたので、光源装置からの出力光量を抑制
することができ、電子内視鏡先端部の過熱を防止するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光量絞り制御をする電子
内視鏡装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の絞りでの開口状態を示す概念図であ
る。
【図3】実施例で設定される絞り値に対する光量及び切
換えシャッタ速度を示す説明図である。
【図4】実施例のCPUでの動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 … CCD、 11 … 画像処理回路、 17 … CCD駆動回路、 19 … 光源装置、 21 … キセノンランプ、 23 … 絞り、 24 … 絞り駆動回路、 26 … CPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子を電子シャッタ動作させる
    駆動回路と、光源ランプの光を絞りにより光量制御して
    電子内視鏡先端部へ供給するための絞り駆動回路と、を
    有する光量絞り制御をする電子内視鏡装置において、少
    なくとも2点の絞り値及びこれらの絞り値での切換えシ
    ャッタ速度を設定し、上記絞り駆動回路は各絞り値の切
    換えシャッタ速度により、絞りを切り換え駆動すること
    を特徴とする光量絞り制御をする電子内視鏡装置。
JP5108867A 1993-04-12 1993-04-12 光量絞り制御をする電子内視鏡装置 Pending JPH06300976A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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