JPH06300144A - 磁性流体シール - Google Patents

磁性流体シール

Info

Publication number
JPH06300144A
JPH06300144A JP5117549A JP11754993A JPH06300144A JP H06300144 A JPH06300144 A JP H06300144A JP 5117549 A JP5117549 A JP 5117549A JP 11754993 A JP11754993 A JP 11754993A JP H06300144 A JPH06300144 A JP H06300144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
permanent magnet
granular material
mixed
magnetic fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5117549A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Tsuchiya
茂之 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON FERROFLUIDICS KK
Original Assignee
NIPPON FERROFLUIDICS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON FERROFLUIDICS KK filed Critical NIPPON FERROFLUIDICS KK
Priority to JP5117549A priority Critical patent/JPH06300144A/ja
Publication of JPH06300144A publication Critical patent/JPH06300144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤のはみ出し不良を防止して美観を向上
させ、接着剤の厚みの調整を可能にすること。 【構成】 接着剤4に粒状体8を混合して、永久磁石1
及びポールピース3を接着する。接着剤4に混合する粒
状体8の径は15〜25μmであり、最適径は20μm
である。また粒状体8の材質としてはポリスチレンであ
る。接着剤4は、熱硬化性の一液形エポキシ樹脂であ
る。粒状体8を混合した接着剤4により永久磁石1とポ
ールピース3とを接着した場合、接着剤4内に混合した
粒状体8がスペーサとなり、それ以上永久磁石1とポー
ルピース3とを近づけて接着することができない。その
ため接着剤4が外部へはみ出すことがない。また接着剤
4内に混合した粒状体8がスペーサとなって、永久磁石
1とポールピース3との厚みをその粒状体8の径分とし
て、厚み調整が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁性流体を磁気保持し
た磁性流体シールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず図2を参照してこの種の磁性流体シ
ールを説明する。例えば、ハードディスクドライブ装置
やクリーンロボット等に使用される磁性流体シールを示
す図2において、1は永久磁石1である。この環状をな
す永久磁石1には貫通孔2が開口し、永久磁石1の上下
両面には磁性体ステンレス鋼製のポールピース3、3が
接着剤4、4で接着されている。ポールピース3、3の
中央部にも、上記貫通孔2と同心の貫通孔5、5が開口
している。そしてこれら貫通孔2、5に図中では中心線
だけで示す軸6が挿通され、軸6とポールピース3、3
の内周面との間に磁性流体7、7が磁気保持されてい
る。
【0003】以上の磁性流体シールにおいて、ポールピ
ース3、3と永久磁石1との間に、接着剤4、4を塗布
して双方を接着しているが、従来は上下の接着面に等量
の接着剤4、4をディスペンサーにて塗布していた。そ
の接着工程を以下に示す。
【0004】図3に示すように、下側のポールピース
3の上面に接着剤4を塗布する。 永久磁石1を下側のポールピース3の上に載せて接着
する。 図4に示すように、永久磁石1の上面に接着剤4を塗
布する。 上側のポールピース3を永久磁石1に載せて接着す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の接着工程におい
て、接着剤4、4を接着強度確保のために充分な量を塗
布すると、永久磁石1及びポールピース3、3の外周か
ら接着剤4、4がはみ出して美観を損ねるという問題が
あった。またこのようなはみ出した部分は、接着剤4、
4が硬化した後も、衝撃が加わると接着面から容易に剥
離してしまうという問題もある。しかも上記接着剤4、
4のはみ出しにより、外内径の寸法不良が生じたり、接
着工程ににおいてシールそのものが治具に接着してしま
うという不具合も生じる。さらには単に接着剤4、4を
用いて永久磁石1とポールピース3、3とを接着してい
るだけであるため、永久磁石1とポールピース3との厚
みの調整が困難であり、ひいては磁性流体シールの厚み
の管理ができないという間題があった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、接着剤のはみ出
しに起因する美観、剥離、寸法不良、接着工程不具合等
を防止し、しかも接着剤の厚みの調整が可能な磁性流体
シールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の磁性流
体シールは、貫通孔2、5を有する永久磁石1及びポー
ルピース3、3を重ね合わせて接着剤4、4により接着
し、上記貫通孔2、5に軸6を挿通し、この軸6と上記
ポールピース3、3との間に磁性流体7を磁気保持する
ようにした磁性流体シールにおいて、上記接着剤4、4
に所定の径を有する粒状体8を混合したことを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】上記磁性流体シールによれば、永久磁石1とポ
ールピース3、3とを接着した場合、接着剤4、4に混
合した粒状体8がスペーサとなって、接着剤4、4が外
部へ押し出されることがなく、接着剤4、4のはみ出し
がなくなる。そのため接着工程における不具合を防止
し、また美観が向上すると共に、接着剤4、4が硬化し
た後の衝撃による剥離、寸法不良という不具合も生じな
い。また粒状体8の径により接着剤4、4、つまり永久
磁石1とポールピース3、3との間の厚みの調整が可能
となり、磁性流体シール自体の厚みの管理が容易とな
る。
【0009】
【実施例】次にこの発明の磁性流体シールの具体的な実
施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお
磁性流体シールとしての全体の構成は従来例と同じなの
で、同一の機能を発揮する要素には同一の番号を付して
説明を省略し、本発明の要旨の部分について詳述する。
【0010】図1は磁性流体シールの断面図を示し、本
発明は接着剤4に粒状体8を混合して、永久磁石1及び
ポールピース3を接着するようにしたことに特徴を有し
ている。この場合、粒状体8を混合した接着剤4をポー
ルピース3の一面にスクリーン印刷にて塗布するように
している。ここで接着剤4に混合する粒状体8の径は1
5〜25μmとするのが好ましく、特に最適径は20μ
mである。また粒状体8の材質としてはポリスチレンが
好適である。なお接着剤4は、熱硬化性の一液形エボキ
シ樹脂を用いている。
【0011】そして粒状体8を混合した接着剤4により
永久磁石1とポールピース3とを接着した場合、接着剤
4内に混合した粒状体8が、図1に示すように、スペー
サとなり、それ以上永久磁石1とポールピース3とが近
づくのを防止する。そのためそれ以上接着剤4が押され
ないため、接着剤4が外部へはみ出すことがない。また
接着剤4内に混合した粒状体8がスペーサとなって、永
久磁石1とポールピース3との厚み調整が可能となる。
【0012】ここで図1に示すような、粒状体8を混合
した接着剤4により永久磁石1の上下面にポールピース
3をそれぞれ接着する際の工程を説明すると、まず永久
磁石1の一方の側面に接着剤4をスクリーン印刷し、こ
れを温度を80℃に設定した状態で30分間乾燥させて
仮硬化させる。次に他方の側面にも同様に接着剤4をス
クリーン印刷すると共に、これを仮硬化させる。この状
態では、永久磁石1のハンドリングができるようにな
る。そして永久磁石1の両側面にポールピース3、3を
接触させ、この状態で治具に入れて、加圧下において1
30〜140℃の温度で乾燥させて接着剤4を本硬化さ
せるのである。
【0013】なお図1においては、下側の接着剤4に混
合した粒状体8の径が上側の粒状体8の径より小さくな
っているが、もちろん上下の粒状体8の径を同一にして
厚みを調整するようにしてもよい。また反対に上側の粒
状体8の径を小さくし、下側の粒状体8の径を大きくす
るようにして、厚みの調整を行うようにしてもよい。
【0014】また以上にこの発明の具体的な実施例につ
いて説明したが、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施する
ことが可能である。
【0015】
【発明の効果】この発明の磁性流体シールによれば、永
久磁石とポールピースとを接着した場合、接着剤に混合
した粒状体がスペーサとなって、接着剤が外部へ押し出
されることがなく、接着剤のはみ出しがなくなる。その
ため接着工程における不具合を防止し、また美観が向上
すると共に、接着剤が硬化した後の衝撃による剥離、寸
法不良という不具合も生じない。また粒状体の径により
接着剤、つまり永久磁石とポールピースとの間の厚みの
調整が可能となり、磁性流体シール自体の厚みの管理が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁性流体シールの実施例の断面図で
ある。
【図2】従来例の磁性流体シールの断面図である。
【図3】従来例の接着工程を示す図である。
【図4】従来例の接着工程を示す図である。
【符号の説明】
1 永久磁石 2 貫通孔 3 ポールピース 4 接着剤 5 貫通孔 6 軸 7 磁性流体 8 粒状体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔(2)(5)を有する永久磁石
    (1)及びポールピース(3)(3)を重ね合わせて接
    着剤(4)(4)により接着し、上記貫通孔(2)
    (5)に軸(6)を挿通し、この軸(6)と上記ポール
    ピース(3)(3)との間に磁性流体(7)を磁気保持
    するようにした磁性流体シールにおいて、上記接着剤
    (4)(4)に所定の径を有する粒状体(8)を混合し
    たことを特徴とする磁性流体シール。
JP5117549A 1993-04-07 1993-04-07 磁性流体シール Pending JPH06300144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5117549A JPH06300144A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 磁性流体シール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5117549A JPH06300144A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 磁性流体シール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06300144A true JPH06300144A (ja) 1994-10-28

Family

ID=14714564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5117549A Pending JPH06300144A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 磁性流体シール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06300144A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06300144A (ja) 磁性流体シール
JPS63129578A (ja) 円盤状記録媒体
JPS6396755A (ja) 光学式情報記録円盤の製造方法
US20030116274A1 (en) Method and device for peeling off disc substrates from optical disc formed of a pair of disc substrate stuck to each other
JPH06225495A (ja) スピンドルモータの製造方法
SE9800547D0 (sv) Förfarande för sammanlimning av optiska skivsubstrat
JPH0528602Y2 (ja)
JPH0528603Y2 (ja)
JPH0544854A (ja) 磁性流体シール用基体の製造方法
JPH02172077A (ja) 情報記録媒体
JPS6224517Y2 (ja)
JPH0750079A (ja) ディスクカートリッジの製造方法
JPH05199585A (ja) スピーカの製造方法
JPH06168560A (ja) 光ディスク基板及び光ディスク基板のハブ接着方法
JP2511381Y2 (ja) 情報媒体
JPS60185233A (ja) 光学的記録媒体
JPH07264805A (ja) スピンドルモータ
JPH03241545A (ja) 光記録媒体の製造方法
JPH01232586A (ja) 情報記録媒体
JPS6395612A (ja) 磁石の被覆方法
JPH0643873U (ja) ディスクカートリッジ
JPS60173741A (ja) 情報記録基板の製造方法
JPH02273340A (ja) 光ディスク媒体
JPH0668525A (ja) 光ディスク用基板及びその製造方法
JPS6083241A (ja) 光学的記録部材