JPH062992A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH062992A
JPH062992A JP16570692A JP16570692A JPH062992A JP H062992 A JPH062992 A JP H062992A JP 16570692 A JP16570692 A JP 16570692A JP 16570692 A JP16570692 A JP 16570692A JP H062992 A JPH062992 A JP H062992A
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JP
Japan
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refrigerant
gas
liquid
capillary tube
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP16570692A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yabushita
明弘 藪下
Souzou Suzuki
創三 鈴木
Kenichiro Yano
謙一郎 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP16570692A priority Critical patent/JPH062992A/ja
Publication of JPH062992A publication Critical patent/JPH062992A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャピラリーチューブ内で減圧される冷媒の
流動状態が変化し、スラグ流となるのを防止して、発生
する冷媒流動騒音エネルギーの増加を抑えて、高周波域
での耳障りな騒音を低減する冷凍装置を提供することを
目的としたものである。 【構成】 第1のキャピラリーチューブ10と第2のキ
ャピラリーチューブ11との間に冷却機構13を備えた
気液分離器12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器、圧縮器、キ
ャピラリーチューブなどを有する冷凍装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍装置は生活レベルの向上につ
れて低騒音化への要求が高まり、圧縮機の騒音低減対策
とともに、冷媒流動音の低騒音化が望まれる傾向にあ
る。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の冷凍装置について説明する。図3は従来の冷凍装置の
構成を示すものである。従来の冷凍装置は室内ユニット
1内にキャピラリーチューブ2および蒸発器3を有し、
室外ユニット4内に圧縮機5および凝縮器6を有し、こ
れらを順次連結して構成している。
【0004】以上のように構成された冷凍装置について
以下その動作を説明する。まず、冷凍装置中において冷
媒は圧縮機5より凝縮器6を経て高圧の液体となり、高
圧パイプ7を経てキャピラリーチューブ2で減圧され、
熱交換器入口パイプ8を通って蒸発器3で蒸発した後、
低圧パイプ9を経て再び圧縮機5に戻り、室内ユニット
1と室外ユニット4との間で冷媒を介して熱の授受を行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、図4の従来の室内ユニット内減圧装置
の構造、図5のキャピラリーチューブ内の冷媒の流動状
態で示すように、高圧パイプ7を液状で流れてきた冷媒
は、キャピラリーチューブ2内を通過し急激に減圧され
ることにより、液相と気相の共存した高速の気液二相流
に変化し、次第に気体が占める体積比率が上昇し流動状
態がスラグ流となると、冷媒流れは非常に乱れ、噴出
音、流体音等を発生することが知られている。
【0006】従って、キャピラリーチューブ2内部で流
れる冷媒が気液二相流となり、さらに冷媒流動状態がス
ラグ流に変化することにより流動音が増加していた。し
たがって、キャピラリーチューブ2内での冷媒流動状態
がスラグ流となることを防止し、冷媒流動音の発生を低
減しなければならないという課題を有していた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、キャピラリーチ
ューブ内で急激に減圧される冷媒の流動状態がスラグ流
となることを回避し、冷媒流動音の発生を低減する冷凍
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、第1のキャ
ピラリーチューブ、第2のキャピラリーチューブ、蒸発
器等より構成され、前記第1のキャピラリーチューブと
前記第2のキャピラリーチューブとの間に冷却機構を備
えた気液分離器を設け、前記気液分離器内の液相冷媒を
第2のキャピラリーチューブ内に流入するようにしたも
のである。
【0009】さらに、他の発明は、気液分離器から熱交
換器入口パイプへつながる導入管を設け、前記気液分離
器の気相冷媒を前記導入管内を通して前記熱交換器入口
パイプに流れるようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明では、第1のキャピラリーチューブと第
2のキャピラリーチューブとの間に冷却機構を備えた気
液分離器を設けているので、減圧された冷媒が二相流と
なり、次第に気相冷媒体積が上昇する途中で一旦気液を
分離し、気相冷媒は冷却し液相冷媒とし、液相冷媒は第
2のキャピラリーチューブに流すことにより、気相冷媒
の体積上昇を低減し冷媒流動状態がスラグ流となること
回避し、冷媒流動音の発生を回避する。
【0011】他の発明では、気液分離器と熱交換器入口
パイプとを導入管でつなげているので、気液分離器内に
溜められた気相冷媒を熱交換器入口パイプに流すことが
可能となり、気液分離器内の気相冷媒量の増加を抑制す
るために必要な気相冷媒を液相冷媒にする冷媒冷却機構
がなくなり、冷媒流動音の低減とともに減圧装置の構造
を簡略化できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。尚、従来例と同一構成の部分について
は重複を避ける為、同一の符号を付けて説明を省略す
る。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例における冷
凍装置の室内ユニット内の減圧装置の構造を示すもので
あり、冷凍装置の構成については従来例の図5と同様で
ある。
【0014】図において、10は第1のキャピラリーチ
ューブであり、11は第2のキャピラリーチューブであ
り、3は凝縮器であり、8は熱交換器入口パイプであ
り、12は第1のキャピラリーチューブ10と第2のキ
ャピラリーチューブ11との間に設け冷媒冷却機構13
を備えた気液分離器であり、14は第1のキャピラリー
チューブ10と第2のキャピラリーチューブ11と気液
分離器12と冷媒冷却機構13とを備えた減圧装置であ
る。
【0015】以上のように構成された冷凍装置について
以下のその動作を説明する。まず、冷凍装置中において
冷媒は圧縮機5より凝縮器6を経て高圧の液体となり、
高圧パイプ7を経て第1のキャピラリーチューブ10で
減圧され、減圧途中で気液分離器12に入り気相冷媒と
液相冷媒に分離され、気相冷媒は冷媒冷却機構13より
熱を奪われ液相冷媒となり、液相冷媒は再び第2のキャ
ピラリーチューブ11で減圧され熱交換器入口パイプ8
を通って蒸発器3で蒸発した後、低圧パイプ9を経て再
び圧縮機5にもどり、室内ユニット1と室外ユニット4
との間で冷媒を介して熱の授受を行う。
【0016】ここで、第1のキャピラリーチューブ10
内で減圧される冷媒が、二相流となり気相冷媒体積が上
昇する途中で、気液分離器12に入り気相と液相に分離
され液相冷媒のみを第2のキャピラリーチューブ11で
再度減圧することにより、冷媒流動状態が不安定な流動
状態であるスラグ流となることを回避し、冷媒流動音の
発生を低減する。
【0017】以上のように本実施例によれば、室内ユニ
ット1内の第1のキャピラリーチューブ10と第2のキ
ャピラリーチューブ11との間に冷媒冷却機構13を備
えた気液分離器12を設けることにより、減圧される冷
媒の流動状態が不安定で騒音の発生原因となるスラグ流
となることを回避することにより、冷媒流動音の騒音レ
ベルを低減する。
【0018】従って、第2のキャピラリーチューブ11
付近より発生する冷媒騒音エネルギーの増加を抑えて、
高周波域での耳障りな冷媒流動騒音を低減できる。
【0019】以下、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施例
における冷凍装置の室内ユニット内の減圧装置の構造を
示すものである。第1の実施例における減圧装置14と
異なるのは、減圧装置15に気液分離器12´から熱交
換器入口パイプ8へとつながる導入管16を設け、気液
分離器12´内の気相冷媒を熱交換器入口パイプ8内へ
流れるようにした点である。
【0020】以上のように構成された冷凍装置について
以下その動作を説明する。まず、冷凍装置中において冷
媒は圧縮機5より凝縮器6を経て高圧の液体となり、高
圧パイプ7を経て第1のキャピラリーチューブ10で減
圧され、減圧途中で気液分離器12´に入り気相冷媒と
液相冷媒に分離され、液相冷媒は再び第2のキャピラリ
ーチューブ11で減圧され熱交換器入口パイプ8へ入
り、気相冷媒は導入管16から熱交換器入口パイプに入
り、蒸発器3で蒸発した後、低圧パイプ9を経て再び圧
縮機5にもどり、室内ユニット1と室外ユニット4との
間で冷媒を介して熱の授受を行う。
【0021】ここで、第1のキャピラリーチューブ10
内で減圧される冷媒が、二相流となり気相冷媒体積が上
昇する途中で、気液分離器12´で液相と気相とに分離
され、液相冷媒のみを第2のキャピラリーチューブ11
で減圧することにより、冷媒流動状態が不安定な流動状
態であるスラグ流となることを回避し、冷媒流動音の発
生を低減し、さらに、気相冷媒は導入管16を通って熱
交換器入口パイプに流れることにより、気液分離器12
´内にたまった気相冷媒を冷却し液相冷媒にさせる必要
がなくなる。
【0022】以上のように本実施例によれば、室内ユニ
ット1内の第1のキャピラリーチューブ10と第2のキ
ャピラリーチューブ11との間に気液分離器12´を設
け、液相冷媒が第2のキャピラリーチューブ11を流
れ、気相冷媒が導入管16を流れるようにすることによ
り、減圧される冷媒の流動状態が不安定で騒音の発生原
因となるスラグ流となることを回避することにより、冷
媒流動音の騒音レベルを低減し、さらに、気液分離器1
2´内の気相冷媒量の増加を抑制するために行う気相冷
媒から液相冷媒への冷却が必要でなくなる。
【0023】従って、第2のキャピラリーチューブ11
付近より発生する冷媒騒音エネルギーの増加を抑えて、
高周波域での耳障りな騒音を低減でき、さらに、気相冷
媒を冷却する必要がなくなり減圧装置15の構造が簡略
化される。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、圧縮機、凝縮
器、第1のキャピラリーチューブ、第2のキャピラリー
チューブ、蒸発器等より構成され、前記第1のキャピラ
リーチューブと前記第2のキャピラリーチューブとの間
に冷却機構を備えた気液分離器を設け、前記気液分離器
内の液相冷媒を前記第2のキャピラリーチューブ内に流
入させることにより、前記第2のキャピラリーチューブ
内を流れる冷媒流動状態が、不安定な状態であるスラグ
流となることを回避し、冷媒流動騒音エネルギーの増加
を抑えて、高周波域での耳障りな騒音を低減できる。
【0025】さらに、気液分離器から熱交換器入口パイ
プへつながる導入管を設け、前記気液分離器の気相冷媒
を前記導入管内を通して前記熱交換器入口パイプに流れ
るようにすることにより、前記第2のキャピラリーチュ
ーブ内を流れる冷媒流動状態が、不安定な状態であるス
ラグ流となることを回避し、冷媒流動騒音エネルギーの
増加を抑えて、高周波域での耳障りな騒音を低減でき、
さらに、気相冷媒から液相冷媒への冷却が必要でなく、
減圧装置の構造が簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における室内機ユニット
内の減圧装置の断面図
【図2】本発明の第2の実施例における室内機ユニット
内の減圧装置の断面図
【図3】従来の冷凍装置の構成図
【図4】従来の室内機ユニット内の減圧装置の断面図
【図5】従来のキャピラリーチューブ内を流れる冷媒流
動状態図
【符号の説明】
8 熱交換器入口パイプ 10 第1のキャピラリーチューブ 11 第2のキャピラリーチューブ 12、12´ 気液分離器 13 冷却機構 14 減圧装置 15 減圧装置 16 導入管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、第1のキャピラリーチ
    ューブ、第2のキャピラリーチューブ、蒸発器等より構
    成され、前記第1のキャピラリーチューブと前記第2の
    キャピラリーチューブとの間に冷却機構を備えた気液分
    離器を設け、前記気液分離器内の液相冷媒を前記第2の
    キャピラリーチューブ内に流入させる冷凍装置。
  2. 【請求項2】 気液分離器から熱交換器入口パイプへつ
    ながる導入管を設け、前記気液分離器の気相冷媒を前記
    導入管内を通して前記熱交換器入口パイプに流れるよう
    にした請求項1記載の冷凍装置。
JP16570692A 1992-06-24 1992-06-24 冷凍装置 Pending JPH062992A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0769666A1 (en) * 1995-10-18 1997-04-23 Calsonic Corporation Condenser structure with liquid tank
US5996175A (en) * 1998-07-23 1999-12-07 Fusco; Edward Adjustable vacuum handle construction
JP2010007880A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Csc:Kk 空調装置及びそれを利用した温水及び冷水供給システム
DE102014221320A1 (de) 2014-10-21 2016-04-21 BSH Hausgeräte GmbH Kältemaschine

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