JPH06298787A - アルキルポリグルコシドの製法 - Google Patents

アルキルポリグルコシドの製法

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JPH06298787A
JPH06298787A JP6074043A JP7404394A JPH06298787A JP H06298787 A JPH06298787 A JP H06298787A JP 6074043 A JP6074043 A JP 6074043A JP 7404394 A JP7404394 A JP 7404394A JP H06298787 A JPH06298787 A JP H06298787A
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alkyl
catalyst
alcohol
acid
producing
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JP6074043A
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Giampiero Borsotti
ジャンピエーロ・ボルソッチ
Tullio Pellizzon
ツーリオ・ペーリッツォン
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Eni Tecnologie SpA
Enichem SpA
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Enichem SpA
Eniricerche SpA
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/02Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
    • C07H15/04Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸触媒の存在下、単糖類と長鎖アルコールと
を反応させることによりアルキルポリグルコシドを合成
するに当たり、副生物の生成を抑制すると共に、反応生
成物の反応混合物からの分離を容易なものとする。 【構成】 酸触媒としてスルホン基が立体的に障害され
たアルキル又はアリールスルホン酸を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はアルキルポリグルコシドを合成す
る改善された方法に係る。
【0002】さらに詳述すれば、本発明は、立体障害ス
ルホン酸でなる新規な触媒を使用するアルキルポリグル
コシドの合成法に係り、該方法では、生成物への良好な
選択率を達成でき、これにより望ましくない副生物を実
質的に含有しない反応生成物が得られる。
【0003】アルキルポリグルコシドは、グルコシド結
合によって相互に結合された糖からの一連の環状構造体
でなる種類の物質である。グルコシド鎖最後の環はアル
コールによりアセタール化される。アルキルポリグルコ
シドの一般的構造は、式 H−(G)n−OR (ここで、Gはグルコシドユニットであり;Rはグルコ
シドアセタールを生成するために使用したアルコールに
対応する残基であり;nは重合度、すなわち相互に結合
したグルコシドユニットの数である)で表される。
【0004】nが1〜5であり、Rが脂肪族の長鎖(直
鎖状又は分枝状)アルコールの残基であるアルキルポリ
グルコシドは工業的に特に重要である。実際のところ、
これらのタイプのアルキルポリグルコシドは非イオン系
界面活性剤であり、界面活性剤が使用される通常の分野
において、特に洗剤の分野に用途を有する。以下の記載
では、これらの特別なアルキルグルコシドオリゴマーを
短縮形として「APG」と表示する。nの値は、APGの調製
反応においてアルコールと糖とのモル比を変化させるこ
とによって制御される。事実、この比が増大する場合に
は、nの平均値がより小さいAPGが得られる。別法によ
れば、以下に詳述するように、生産サイクルの終了時、
生成したAPGの分離を行うことができる。
【0005】従来の界面活性剤と比較して、アルキルポ
リグルコシドは2つの重要な利点を示す。第1は、これ
らが再生可能な天然資源(本質的にデンプン及びヤシ油
によってなる)から得られることであり、第2はアルキ
ルポリグルコシドが100%生物分解可能であることであ
る。その結果、これら化合物についての工業的な注目度
は高く、過去数年間で増大している。
【0006】APGの調製は長期間にわたって研究されて
おり、各種の反応体の組合せを原料とするいくつかの合
成ルートが利用されている。
【0007】第1の可能性は、最終生成物を構成する糖
及びアルコール(又はアルコール混合物)を原料とし、
アルコールを化学量論量を越える過剰量で使用する直接
合成である。別の合成ルートによれば、分子のグルコシ
ド部の源が穀物から得られたデンプンで構成される。こ
の場合、多糖は一般に初めに触媒としての酸の存在下、
低級アルコール(メチルアルコール、又はさらに一般的
にはブチルアルコール)によって解重合される。このよ
うにして、短鎖のR部分を有するAPGのブレンドが得ら
れる。ついで、このブレンドを触媒としての酸の存在
下、長鎖アルコールによって減圧下で処理してアルコー
ル部分を交換させる。この最後の反応は「アセタール交
換反応」と称され、該反応は生成される低級アルコール
(長鎖アルコールよりも沸点が低い)を蒸発によって除
去する場合に促進される。この場合にも、該方法は化学
量論量を越える過剰量の長鎖アルコールの存在下で実施
される。
【0008】上述のいずれの場合(APGの直接合成又は
アセタール交換反応)にも、グルコシド結合に関与する
反応を促進するために酸触媒が使用されなければならな
い。工業的方法においてかかる目的で使用される酸は鉱
酸(たとえばH2SO4、HCl、H3PO4、又はBF3等)、又はさ
らに一般的にはスルホン酸又はその塩である。使用でき
るスルホン酸の範囲は非常に広く、たとえばオルト−、
メタ−及びパラ−トルエンスルホン酸、アルキルベンゼ
ンスルホン酸、第2級アルキルスルホン酸、スルホン樹
脂、アルキルスルフェート、アルキルベンゼンスルホネ
ート、アルキルスルホネート又はスルホコハク酸があ
る。これらの酸の使用のいくつかの例は、独国特許第3,
723,826号、同第3,842,541号、同第3,900,590号、米国
特許第4,950,743号、ヨーロッパ特許第357,969号、米国
特許第4,223,129号、同第4,393,203号[これらはいずれ
もパラ−トルエンスルホン酸(pTSA)(最も広く使用され
ている)の使用に係る]、WO 90/07516(ジノニルナフ
タレンスルホン酸の使用に係る)、米国特許第4,713,44
7号(ドデシルベンゼンスルホン酸の使用に係る)、独
国特許第4,018,583号及びWO 91/02742(スルホコハク
酸の使用に係る)、米国特許第3,219,656号(触媒とし
てスルホン樹脂を使用する)に報告されている。
【0009】反応が終了した時点で酸触媒を塩基によっ
て中和する。最も一般的に使用される塩基はNaOHである
が、いくつかの特許では特殊な塩基の使用が特許請求さ
れている。たとえば、米国特許第4,713,447号は、アル
カリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムのアルコ
キシドの使用を開示しており、別法によれば、有機酸と
これらの金属との塩が使用される。
【0010】APGの製法の最終工程は、過剰なアルコー
ルからAPGを分離する工程である。この工程は、一般に
温度約150〜180℃における減圧蒸留(好ましくは薄膜蒸
留)によって行われる。必要であれば、操作を容易なも
のとするため、この操作を米国特許第4,889,925号に開
示された如く流動化剤(たとえば、グリセリン又はグリ
コール、又は長鎖(C12-18)1,2−ジオール)の存在
下で実施する。過剰なアルコールからAPGを分離するた
めに使用される他の方法は、溶媒(たとえば水、アセト
ン又は超臨界CO2)による抽出である。これら分離技術
のいずれかを選択することにより、得られるAPGのカッ
トを制御できる。実際のところ、蒸留により、生成した
APGのブレンド全体(一般にnの平均値が1.2〜1.7であ
ることによって特徴づけられる)を回収できる。これに
対して、溶媒抽出によって操作する場合には、より低い
分子量のフラクション(実質的にアルキルモノグルコシ
ドでなる)が溶液中に残留し、固状物質中では、nの平
均値が1.7以上、一般に1.7〜2.5であることによって特
徴づけられる最も大きい分子量のフラクションが濃縮さ
れる。この分離方法は、たとえば米国特許第3,547,828
号及びヨーロッパ特許出願EP−A1−0092355に開示され
ている。
【0011】APGの製造に関するすべての公知の方法に
共通する重大な欠点は、副生物として多糖類が生成され
ることである。事実、APGの製造において最も一般的に
使用される単糖類はアルコール基5又は6個を有するポ
リオール(グルコシド結合の形成において長鎖アルキル
アルコールと競合する)である。最も一般的な場合(た
とえば、グルコース又はその前駆体を使用して操作する
場合)、この二次反応はポリグルコースの形成を生ず
る。かかる効果は、主反応から反応体を排除する以外
に、得られるポリグルコースが固状生成物であり、生成
物ブレンド中における該固状生成物の存在(低い百分率
値である)がブレンドの粘度の増大及びゼリー状の生成
物の析出の原因となるため望ましくない。その結果、AP
Gの製法におけるつづくすべての操作(すなわち粗製反
応生成物からのAPGの分離、生成物の洗浄、アルキルグ
ルコシド及び未反応アルコールの回収及び可及的に再循
環)が極めて困難になる。
【0012】この欠点を解消するため、アルコール/グ
ルコースの高い比率で操作されている。残念なことに
は、この解決法は多量のアルコールの使用を必要とし、
安全性が問題となり、APGの製造設備が大きくなる。
【0013】ポリグルコースの生成を制限する他の方法
として酸触媒のコントロールが提案されている。事実、
触媒の種類は粗製反応生成物の組成に影響を及ぼすこと
が観察される。たとえば、触媒としてH2SO4を使用して
アルコール:グルコースのモル比2:1で操作する場
合、ポリグルコースレベルは20%以上となり、一方、pT
SAを使用する場合には、このレベルは約11%に達する。
ヨーロッパ特許第132,043号によれば、触媒としてアル
カリ金属アルキルスルホネート又はベンゼンスルホン酸
を使用する場合、このレベルはさらに9.2%に低減され
る。WO 90/07516には新規な高親油性スルホン酸が開示
されており、アルコール:グルコースのモル比5:1で
操作する場合、この種のスルホン酸はポリグルコース含
量を2.2%に低減させることを可能にする。残念なこと
には、かかる触媒は高コストである。
【0014】イタリー国特許出願MI 92A 001157には、
強有機酸と組合せた弱塩基でなる二元触媒を使用する場
合、アルコール:グルコースのモル比5:1においてポ
リグルコースレベルは0.7%であることが開示されてい
る。
【0015】発明者らは、新たに、単独で使用される立
体障害スルホン酸でなる新規な触媒が、APGの生成反応
におけるポリグルコースの生成をさらに低減させること
を可能にするとの知見を得て、本発明に至った。
【0016】従って、本発明の目的は、一般式(I) H−(G)n−OR [式中、Rは炭素原子8〜20個を含有する直鎖状又は分
枝状の飽和又は不飽和アルキル基であり;Gは単糖(代
表的にはそれぞれ式C6H12O6又はC5H10O5で表されるヘキ
ソース又はペントース)からH2O分子が除去された残基
であり;nは1〜5の整数である]で表されるアルキル
ポリグルコシドの製法において、−SO3H基が立体的に障
害されているスルホン酸でなる酸触媒の存在下、アルコ
ールを単糖又はその等価物(アルキルグルコシドであっ
てもよい)、又は「その場」で単糖を生成する化合物と
反応させることを特徴とするアルキルポリグルコシドの
製法にある。
【0017】本発明による立体障害スルホン酸は、一般
式(II) [式中、R1及びR2は、同一又は相互に異なるものであ
って、炭素原子1〜4個を含有するアルキル基、Cl、Br
及びIから選ばれるハロゲン、又は−OR6、−SR7、−CO
OR8(ここで、R6、R7及びR8は炭素原子1〜4個を含
有するアルキル基である)でなる群から選ばれる残基で
あり;R3、R4及びR5は、同一又は相互に異なるもの
であって、水素であるか、又は前記R1及びR2と同意義
である]で表されるアリールスルホン酸である。
【0018】一般式(II)で表される触媒の例として
は、2,4,6−トリメチル−ベンゼンスルホン酸、2,
4,6−トリエチル−ベンゼンスルホン酸、2,4,6−
トリイソプロピル−ベンゼンスルホン酸、2,4,6−ト
リイソブチル−ベンゼンスルホン酸、2,6−ジカルボ
キシ−ベンゼンスルホン酸、2,4,6−トリエトキシ−
ベンゼンスルホン酸、2,4,6−トリクロロ−ベンゼン
スルホン酸がある。
【0019】本発明の他の具体例によれば、立体障害ス
ルホン酸として、一般式(III) [式中、R9、R10、R11及びR12は、同一又は相互に
異なるものであって、前記R1及びR2に関して定義した
群のいずれかであり、R11及びR12は一緒になって炭素
原子2〜8個を含有する置換又は未置換のアルキレン基
を形成していてもよい]で表される第2級アルキルスル
ホン酸がある。
【0020】一般式(III)による触媒の例としては、
3,5−ジイソプロピルヘプタン−4−スルホン酸、2,
6−ジメチル−3,5−ジイソプロピル−4−ヘプタン
スルホン酸、2,2,6,6−テトラエチルシクロヘキサ
ンスルホン酸、2,2,6,6−テトライソプロピルシク
ロヘキサンスルホン酸がある。
【0021】本発明による好適な触媒は、一般式(II)
に相当するものの中では2,4,6−トリイソプロピルベ
ンゼンスルホン酸及び2,4,6−トリイソブチルベンゼ
ンスルホン酸であり、一般式(III)に相当するものの
中では2,6−ジメチル−3,5−ジイソプロピル−4−
ヘプタンスルホン酸及び2,2,6,6−テトライソプロ
ピルシクロヘキサンスルホン酸である。
【0022】本発明による方法は、上述の酸触媒の存在
下における単糖又はその等価物と炭素原子8〜20個を含
有するモノヒドロキシアルコールとの反応を包含する。
かかる反応は温度110〜130℃、減圧下において、生成す
る水を連続して除去しながら行われる。
【0023】本発明による方法で有利に使用される単糖
類は、たとえばグルコース、マンノース、ガラクトー
ス、アラビノース、キシロース、リボース等であり、こ
れらの中でも、低コストで、入手が容易であるため、グ
ルコースが好適である。
【0024】「単糖の等価化合物」の定義は、低級アル
コールのアルキルグルコシド(たとえばブチルグルコシ
ド)及び反応条件下において加水分解されて単糖類とな
る高級糖又はサッカライド(たとえばデンプン、マルト
ース、サッカロース、ラクトース等)の両方を含む。単
糖用の好適な前駆体としては、たとえばデンプン又はコ
ーンシロップのアルコーリシスによって得られるブチル
ポリグルコシドが挙げられる。
【0025】本発明による方法に好適なアルコールは、
炭素原子8〜20個を含有する第1級又は第2級、直鎖状
又は分枝状の飽和又は不飽和モノヒドロキシアルコール
である。
【0026】アルコールの例としては、オクタノール、
デカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー
ル、オレイルアルコール及び直鎖:分枝鎖の比45:55を
有するオキソ合成からのアルコール(たとえばLIAL(商
標名)111、LIAL 123、LIAL145)又は分別結晶化により
これらブレンドから得られた直鎖状アルコールフラクシ
ョン(ALCHEM(商標名)111、ALCHEM 123、ALCHEM 14
5)がある。本発明による触媒は、分枝状アルコールを
含有するこれらブレンドの利用を工業的レベルで有利な
ものとするものであることが観察されなければならな
い。事実、従来技術から公知の触媒の存在下においてAP
Gを生成するためにこれらアルコールブレンドを使用す
る場合には、20%以上の望ましくないグルコースのポリ
グルコースへの変化が見られるが、本発明による触媒で
は、いくつかの場合に、このレベルを1%以下に低減さ
せることが可能である。
【0027】アルコールは化学量論量を越える過剰量
で、すなわちアルコールと単糖のモル比の値1〜7、好
ましくは1.5〜3.3で使用される。アルコールは反応溶媒
としても作用する。
【0028】触媒は単糖(又はその等価物)1モル当たり
0.001〜0.1モルの量、好ましくは単糖1モル当たり0.001〜
0.01モルの量で使用される。
【0029】反応はバッチ式で、又は好ましくは連続的
に行われる。
【0030】反応終了時、粗製反応生成物をAPGが不溶
の溶媒(たとえばアセトン)と混合する。洗液中に過剰
のアルコール、アルキルモノサッカライド及び実質的に
すべての触媒が残留し、沈殿物はAPGでなる。沈殿物の
分離は、公知の方法(たとえばデカンテーション又は遠
心分離)に従って行われる。
【0031】本発明による触媒の使用によって達成され
る利点は、特にこの工程において明白である。
【0032】実際のところ、従来技術から公知の触媒を
使用する場合、反応混合物を溶媒によって沈殿させる際
には、常にゼリー様のAPG沈殿物が得られる。従って、
つづく沈殿物の分離及び精製工程が長くなりかつ困難で
ある。たとえば、パラ−トルエンスルホン酸を使用する
場合、ゼリー様の生成物が得られ、多孔性のフリットフ
ィルター上での濾過によって該生成物を洗浄する場合、
約10時間の濾過時間を必要とする。さらに、生成物のゼ
リー様の性質のため、その洗浄は決して完全ではなく、
アルコール及び触媒の残渣が常に生成物内に保持されて
残留する。
【0033】これに対して、本発明による触媒を使用す
る場合には、多糖類はほぼ完全に除去され、溶媒の添加
時、APGの沈殿物が得られ、多孔性フリットフィルター
上での濾過による洗浄にはわずかに1時間を要するだけ
であり、粗製反応混合物の他の成分の多くとも極微量が
保持されて残留するのみである。この特性は本発明によ
る方法の他の重要な利点である。事実、洗液を、粗製反
応混合物からのAPGの分離工程から得られた先の液相と
合わせることができる。この液相(アルコール、アルキ
ルモノサッカライド及び触媒を含有する)を溶媒の蒸発
後に反応に再循環できる。このようにして、酸触媒の塩
基による中和(従来技術による各種の方法で実施され
る)はもはや必要ではない。触媒のロス(APG内に触媒
が保持されて残留することによって生ずる)が非常に減
少する。最適な沈殿条件下及び安定状態で連続的に操作
される場合、触媒のロスは最終生成物(1Kg)当たり0.
5〜1g程度である。
【0034】上述の利点は、特に、低いアルコール:グ
ルコースの比の条件下で操作する場合に明白である。こ
れら条件下での操作は、反応に必要なアルコールの容量
を低減できるため望ましく、これにより経済性、操作の
安全性(アルコールは引火性である)及び反応器全体の
サイズの点で利点が得られる。さらに、前記したよう
に、アルコール:グルコースの高い比の値はnの平均値
が小さいAPGを生成し、生成物の範囲が可能な生成物の
1フラクションに限定される。
【0035】本発明がさらに良好に理解されるように、
以下にいくつかの実施例を報告するが、これらは単に説
明のためのものであって、本発明を限定するものでな
い。
【0036】
【実施例1】撹拌機、温度計及び蒸留ヘッドを具備する
フラスコ(容積1リットル)に無水のグルコース 90g(0.5
モル)及びLIAL 123(平均分子量195を有する直鎖状及び
分枝状のC12-13オキソアルコールのブレンド)500g
(2.56モル)を充填した。アルコール:グルコースのモル
比の値は5.13である。混合物を115℃に加熱し、2,4,
6−トリイソプロピルベンゼンスルホン酸1.147g(0.0
0404モル)を添加した(触媒:グルコースのモル比の値=
0.00808)。フラスコに減圧ポンプを接続し、系の内部
圧力を約20mmHgに低減させた。反応を一定温度及び減圧
下で続け、生成した水を−80℃に維持したトラップによ
って集めながら、グルコースを完全に変化させた(約7
時間)。透明かつほぼ無色の溶液を得た。最終反応混合
物中におけるポリグルコースの総含量は0.7gであり、
これは添加したグルコースに基づいてポリグルコース含
量0.86%に相当する。
【0037】
【実施例2】実施例1と同じ装置に、LIAL 123 200g
(1.026モル)及び無水のグルコース 90g(0.5モル)を充
填した。混合物を115℃に加熱し、2,4,6−トリイソ
プロピルベンゼンスルホン酸0.546g(0.0019モル)を添
加した。実施例1に記載の如くして、水をストリッピン
グしながら、20mmHgにおいて、アルコール:グルコース
のモル比の値2.05及び触媒:グルコースのモル比の値0.
0038で操作を行った。反応を一定条件下においてグルコ
ースが完全に変化するまで(約7時間)続けた。反応終
了後、わずかに黄色でかつ濁ってはいるが、室温におい
て完全に流動性の混合生成物を得た。等量のNaOHで中和
した後、薄膜エバポレーターLEYBOLD−HAEREUSモデルKD
L1において、系を170〜180℃、減圧0.1mmHgで蒸留し
た。残渣(122g)は良好な流動性を有し、エバポレー
ターの壁に沿って流動する。ポリグルコースの総含量は
4.7gであり、これは初期のグルコースのポリグルコー
スへの変化率5.8%に相当する。
【0038】
【実施例3】LIAL 123の代わりにドデカノールを使用す
ることにより(アルコール:グルコースの比2.05:
1)、実施例2の如くして操作を行った。反応を110℃
で7時間続け、反応終了時、ポリグルコース 1.3gを得
た。これは初期グルコースのポリグルコースへの変化率
1.6%に相当する。
【0039】
【実施例4】 (比較例)実施例1に記載の如くして、ただし触媒とし
てp−トルエンスルホン酸1水和物0.767g(0.00404モ
ル)を使用して操作を行った。反応温度については、実
施例1と比べて、ほぼ同じH2O発生速度及び同じ反応時
間(7時間)となるように108〜109℃に低下させてい
る。反応終了時、反応混合物は実施例1のテストで得ら
れたものよりも濃く着色し、より濁っており、さらに粘
稠であった。ポリグルコースの総含量は16.5gであり、
反応体として添加したグルコースの20.4%がポリグルコ
ースに変化したことになる。
【0040】
【実施例5】 (比較例)実施例2に記載の如くして、ただし触媒とし
てp−トルエンスルホン酸1水和物0.365g(0.0019モ
ル)を使用して操作を行った。温度を109〜110℃に維持
し、反応時間は7時間である。反応終了時、生成混合物
は実施例2のテストから得られたものよりもかなり着色
し、濁っており、粘稠であった。室温に冷却した際に
は、この混合物は固状の塊状物となった。総ポリグルコ
ース含量は29.6gであり、初期のグルコースの36.5%が
ポリグルコースに変化したことになる。この混合物につ
いては、反応生成物が流動性に乏しいため薄膜エバポレ
ーターの壁に沿って流動せず、壁面上を落下しないため
上述の実施例におけるように減圧下で蒸留することがで
きなかった。
【0041】
【実施例6】 (比較例)実施例5に記載の如くして、ただしLIAL 123
の代わりにドデカノールをアルコール:グルコースの比
2.05:1で使用して操作を行った。温度約105℃で反応
時間は7時間である。反応終了時、ポリグルコース含量
は12.8gであり、初期グルコースのポリグルコースへの
変化率15.8%に相当する。
【0042】実施例1〜6のテストの結果を表1に示
す。この表から、反応混合物中におけるポリグルコース
含量及び特に初期グルコースのポリグルコースへの変化
率(%)が、アルコール:グルコースの比及び使用する
アルコールの種類(分枝状、LIAL;直鎖状、ドデカノー
ル)を関数として変化すること;ポリグルコースの量
が、アルコール:グルコースの比が低下するにつれて
(実施例1及び2のテストの比較)及び直鎖状アルコー
ルの代わりに分枝状アルコールを使用する場合に(実施
例2及び3のテストと実施例5及び6のテストの比較)
増大すること;APGの生成反応のこれらの特性は、低い
アルコール/グルコース比率で又は分枝状アルコールを
使用して操作したい場合に、従来技術から公知の触媒の
工業上の使用を不可能にすること;逆に、本発明による
触媒(ポリグルコースへの変化率は小さい)は分枝状ア
ルコール(又はそのブレンド)を使用して及び低アルコ
ール/グルコース比率で操作を実施できることが理解さ
れる。
【0043】
【表1】 実 施 例 触 媒 アルコール アルコール/ク゛ルコース 初期ク゛ルコース のモル比 に対する ホ゜リク゛ルコースの 比率 (%) 1 2,4,6−トリイソフ゜ロヒ゜ル LIAL 123 5.13 0.86 ヘ゛ンセ゛ンスルホン酸 2 2,4,6−トリイソフ゜ロヒ゜ル LIAL 123 2.05 5.8 ヘ゛ンセ゛ンスルホン酸 3 2,4,6−トリイソフ゜ロヒ゜ル CH3-(CH2)11-OH 2.05 1.6 ヘ゛ンセ゛ンスルホン酸 4(比較例) p−トルエンスルホン酸 LIAL 123 5.13 20.4 5(比較例) p−トルエンスルホン酸 LIAL 123 2.05 36.5 6(比較例) p−トルエンスルホン酸 CH3-(CH2)11-OH 2.05 15.8
【0044】
【実施例7】この実施例は連続法に係る。実施例1のも
のと同じ装置に、ALCHEM 123(直鎖状C12-13アルコー
ルのブレンド)200g及びグルコース 90g(0.5モル)を
充填した。混合物を115℃に加熱した。実施例1の触媒
1gを添加した。水をストリッピングしながら減圧20mm
Hgで操作することにより、グルコースが完全に変化する
まで(約4.5時間)反応を続けた。反応後、撹拌しなが
ら50〜60℃で操作することによって反応混合物に15分間
でアセトン 800mlを滴加し、生成したAPGを沈殿させ
た。沈殿混合物を20℃に冷却し、ついで濾過した。フィ
ルターケーキをアセトンで2回洗浄し、ついで60℃にお
いて減圧乾燥させた。一方、アセトン溶液を減圧下80℃
で濃縮乾固させた。残渣を新たにアルコール 25g及び
グルコース 90gと混合し、ついで再度反応フラスコに
充填し、グルコースが完全に変化するまで(約4時間)
減圧下で115℃に維持した。その後、さらに触媒を添加
することなくこのサイクルを6回繰返し行った(計7反
応サイクル)。各サイクル毎にAPG 108〜110gが生成さ
れた。終了時の触媒のロスは約4%であった。7回のサ
イクルで回収された生成物フラクションのすべてを合わ
せて得られた生成物は次の組成を示した。 アルキルモノグルコシド 15〜20% アルキルジグルコシド 25〜30% 高級アルキルグルコシド 45〜55% ポリグルコース 3〜5% 遊離アルコール 0.5〜1% 平均のオリゴメリゼーション度(n)は3である。サイ
クルの回数は、触媒を約10サイクル毎に補充し、公知の
方法に従って少量の過酸化水素を添加することによって
約3サイクル毎に反応混合物を脱色する場合には任意に
増大される。
【0045】この方法は、段階的に並べた複数個の反応
器を使用して又は管状反応器を使用して操作することに
より完全な連続式とされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591079672 エニーケム・ソシエタ・ペル・アチオニ ENICHEM SOCIETA PER AZIONI イタリー国ミラノ市ピアッツァ・デーラ・ レプブリカ16 (72)発明者 ジャンピエーロ・ボルソッチ イタリー国ノバーラ市ストラーダ・パスト ーレ14 (72)発明者 ツーリオ・ペーリッツォン イタリー国パデルノ・ヅーニャーノ市ビ ア・サン・ミケーレ・デル・カルソ22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) H−(G)n−OR [式中、Rは炭素原子8〜20個を含有する直鎖状又は分
    枝状の飽和又は不飽和アルキル基であり;Gは単糖(代
    表的にはそれぞれ式C6H12O6又はC5H10O5で表されるヘキ
    ソース又はペントース)からH2O分子が除去された残基
    であり;nは1〜5の整数である]で表されるアルキル
    ポリグルコシドの製法において、−SO3H基が立体的に障
    害されているスルホン酸でなる酸触媒の存在下、アルコ
    ールを単糖又はその等価物(アルキルグルコシドであっ
    てもよい)、又は「その場」で単糖を生成する化合物と
    反応させることを特徴とする、アルキルポリグルコシド
    の製法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製法において、前記酸触媒
    が一般式(II) [式中、R1及びR2は、同一又は相互に異なるものであ
    って、炭素原子1〜4個を含有するアルキル基、Cl、Br
    及びIから選ばれるハロゲン、又は−OR6、−SR7、−CO
    OR8(ここで、R6、R7及びR8は炭素原子1〜4個を含
    有するアルキル基である)でなる群から選ばれる残基で
    あり;R3、R4及びR5は、同一又は相互に異なるもの
    であって、水素であるか、又は前記R1及びR2と同意義
    である]で表されるアリールスルホン酸である、アルキ
    ルポリグルコシドの製法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の製法において、前記触媒と
    して2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホン酸を
    使用する、アルキルポリグルコシドの製法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の製法において、前記触媒と
    して2,4,6−トリイソブチルベンゼンスルホン酸を使
    用する、アルキルポリグルコシドの製法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の製法において、前記酸触媒
    が一般式(III) [式中、R9、R10、R11及びR12は、同一又は相互に
    異なるものであって、炭素原子1〜4個を含有するアル
    キル基、Cl、Br及びIの中から選ばれるハロゲン、又は
    −OR6、−SR7、−COOR8(ここで、R6、R7及びR8は炭
    素原子1〜4個を含有するアルキル基である)であり、
    11及びR12は一緒になって炭素原子2〜8個を含有す
    る置換又は未置換のアルキレン基を形成していてもよ
    い]で表される第2級アルキルスルホン酸である、アル
    キルポリグルコシドの製法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の製法において、前記触媒と
    して、2,6−ジメチル−3,5−ジイソプロピル−4−
    ヘプタンスルホン酸を使用する、アルキルポリグルコシ
    ドの製法。
  7. 【請求項7】請求項5記載の製法において、前記触媒と
    して2,2,6,6−テトライソプロピル−シクロヘキサ
    ンスルホン酸を使用する、アルキルポリグルコシドの製
    法。
  8. 【請求項8】請求項1記載の製法において、触媒として
    使用するスルホン酸とグルコースとのモル比の値が0.00
    1〜0.1である、アルキルポリグルコシドの製法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の製法において、触媒として
    使用するスルホン酸とグルコースとのモル比の値が0.00
    2〜0.01である、アルキルポリグルコシドの製法。
  10. 【請求項10】請求項1記載の製法において、アルコー
    ルとグルコースとのモル比の値が1〜7である、アルキ
    ルポリグルコシドの製法。
  11. 【請求項11】請求項10記載の製法において、アルコー
    ルとグルコースとのモル比の値が1.5〜3.3である、アル
    キルポリグルコシドの製法。
  12. 【請求項12】請求項1記載の製法において、反応温度
    が110〜130℃である、アルキルポリグルコシドの製法。
  13. 【請求項13】請求項1記載の製法によって得られたア
    ルキルポリグルコシド混合物。
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