JPH06298358A - 製造ライン - Google Patents

製造ライン

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JPH06298358A
JPH06298358A JP11363893A JP11363893A JPH06298358A JP H06298358 A JPH06298358 A JP H06298358A JP 11363893 A JP11363893 A JP 11363893A JP 11363893 A JP11363893 A JP 11363893A JP H06298358 A JPH06298358 A JP H06298358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
area
clean
production line
processed
Prior art date
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Pending
Application number
JP11363893A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Arii
英俊 有井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 清浄環境下で複数の処理工程を要する物品の
製造ラインにおいて、前記各処理工程が外部環境より隔
てられた清浄な処理領域(A〜E)で夫々行われると共
に、前記処理領域(A〜E)で処理された物品の搬送
を、前記処理領域間に連設し外部環境より隔てられた清
浄な搬送領域(a〜d)を介して行うようにしたことを
特徴とする。 【効果】 各処理領域間に搬送領域を連設したことによ
り、被処理物を外部環境に曝露することなく処理するこ
とができる。従って、従来課題とされていた被処理物の
塵埃等による汚染の危険を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば精密機械や医薬
品の製造或いは有害物が発生する作業を含む物品の製造
等、清浄環境下で物品の加工や組立等、複数の処理工程
を要する物品の製造ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の清浄環境下で複数の処理
工程を要する物品の製造ラインにおいては、製造ライン
全体、即ち作業場全体をクリーンルーム等の清浄環境下
に配置したり、或いは清浄環境を必要とする処理工程を
夫々クリーンベンチやクリーンブース等の清浄領域に設
け、各処理工程間の搬送には専用の清浄機能付き運搬車
を使用するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業場
全体をクリーンルーム等の清浄環境下に配置する場合、
広いクリーンルームが必要となるばかりでなく、処理物
の搬送や作業員の移動等によって発生する塵埃が広く拡
散してしまうため、作業場は低清浄度となり易い。ま
た、作業内容によって有害物が発生する場合、この有害
物が他の処理工程へ影響を及ぼす危険性が高い。また、
作業のうち特に高清浄度を要する処理工程は、他の処理
工程からの影響を避けるため、清浄化した作業場の中に
部分的に設けた高清浄領域で行うことになるが、高清浄
領域から或いは高清浄領域へ物品を搬出入する際には、
汚染された危険のある作業環境下に物品が曝露されてし
まう。また、各処理工程ごとに清浄領域を設け、各処理
工程間の物品の搬送を専用運搬車で行う場合も、清浄領
域と専用運搬車間での物品の搬出入時に、低清浄度の環
境下に曝露され汚染の危険性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の製造ラインは、
前記従来の製造ラインにおける不都合を解決するべく、
清浄環境下で複数の処理工程を要する物品の製造ライン
において、前記各処理工程が外部環境より隔てられた清
浄な処理領域で夫々行われると共に、前記処理領域で処
理された物品の搬送を前記処理領域間に連設し外部環境
より隔てられた清浄な搬送領域を介して行うようにした
ことを特徴とする。前記処理領域と前記搬送領域との連
結部には開閉可能な扉を配置し、これら処理領域と搬送
領域とを遮断自在とすることが好ましい。即ち、処理領
域における作業内容によっては、処理領域の清浄度を厳
密に調整する必要があるが、このような場合、処理領域
と搬送領域との連結部に開閉可能な扉を配置し、処理物
がこの連結部を通過する時のみ扉を開閉するようにし
て、必要な処理領域の清浄度を厳密に調整することがで
きる。また、前記製造ラインを構成する複数の処理工程
は、複数の処理工程の一処理工程への合流過程や、一処
理工程から複数の処理工程への分流過程を含んでいても
構わない。更にまた、前記のように構成された製造ライ
ン全体をクリーンルーム等の清浄環境内に設置するよう
にしてもよい。
【0005】
【作用】本発明の製造ラインによれば、各処理工程はそ
の処理工程に応じて清浄度が適宜調整された処理領域の
中で行われる。そして一処理工程が終了後、処理物は外
部環境に曝露される危険なく該処理領域に連設した搬送
領域を介して、次の処理工程のための処理領域へと搬送
される。また、処理領域と搬送領域の連結部に開閉可能
な扉を設けた場合、処理物が該連結部を通過する時のみ
扉を開閉し、隣接する処理領域間を完全に遮断すること
ができる。また、複数の処理工程の一処理工程への合流
過程や一処理工程から複数の処理工程への分流過程を含
む場合も、処理物は合流或いは分流前の処理領域からこ
れら処理領域に連結した搬送領域を介して、外部環境に
曝露される危険なく合流或いは分流した後の処理領域へ
と搬送される。また、前記製造ライン全体をクリーンル
ーム等の清浄環境内に設置する場合、クリーンルーム等
の清浄度は低いものでよく、既設のクリーンルーム等
に、より高い清浄度を要する製造ラインを設ける場合に
も、既設のクリーンルーム等をそのまま活用できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1に示す実施例は各処理工程が直列に配列され、
ラインの合流や分流過程が無く全五処理工程よりなる物
品の製造ラインである。図中A、B、C、D、Eは夫々
別個に処理工程を行う処理領域を構成するクリーンチャ
ンバーである。また、図中a、b、c、dは夫々前記ク
リーンチャンバーA、B、C、D、E間に連結された搬
送領域を構成するパスボックスである。尚、図示のもの
では、最終の処理領域を構成するクリーンチャンバーE
にも搬送領域を構成するパスボックスeを連結し、最終
製品をこのパスボックスeを介して取り出すようにし
た。
【0007】前記各クリーンチャンバーA、B、C、
D、Eは、図2及び図3に示すように、外枠1により外
部環境から内部の処理空間2が隔てられ、該処理空間2
内には処理装置3が配置されている。また、外枠1の上
部には、ファン4を内蔵すると共に外気取入口5を備え
たファンボックス6が載置され、このファンボックス6
の下方にHEPAフィルタ7が配置されている。前記フ
ァン4によって外気取入口5を介してファンボックス6
内に取り入れられた空気は、HEPAフィルタ7によっ
て清浄化され、処理空間2へと圧送される。また、処理
空間2に送り込まれた空気は、随時排気口8よりプレフ
ィルタ9及びリターンダクト10を介して前記ファンボ
ックス6内へ戻して処理空間2内に循環させるようにし
た。
【0008】また、前記各パスボックスは、図4及び図
5に示すように外枠11により外部環境から内部の搬送
空間12が隔てられ、該搬送空間12内には搬送装置1
3が配置されている。また、外枠11の上部には、プレ
フィルタ14、ファン15及びHEPAフィルタ16が
取り付けられている。前記ファン15によってプレフィ
ルタ14を通して外気を取り入れ、取り入れられた空気
は更にHEPAフィルタ16を通して清浄化され、搬送
空間12内へ送り込まれる。また、搬送空間12へ送り
込まれた空気は、随時排気口17より排出されるように
した。
【0009】前記クリーンチャンバーとパスボックスと
の連結部には、夫々フランジ18及び19を設け、フラ
ンジ同士をボルト等で連結するようにした。また、連結
部には開閉自在の扉20を設け、処理物が該連結部を通
過するときのみ開閉作動するようにした。尚、前記クリ
ーンチャンバー及びパスボックス或いはこれらの内部に
配置する装置の大きさ、清浄化の方法等は適宜選択可能
である。また、本実施例では搬送領域として両側に扉を
設けインターロック機構を備えたパスボックスを用いた
が、搬送領域はこのような構成に限定されるものではな
く、例えば開閉自在の扉に代え、エアーカーテン構造と
して常時空気を流すことにより搬送領域を構成し、隣接
するクリーンチャンバー間を遮断するようにしてもよ
い。また、処理領域も前記構成のクリーンチャンバーに
限定されるものではい。
【0010】図1における物品の製造ラインによると、
まず原料、未加工材料等はクリーンチャンバーA内に搬
入され、必要な加工作業等が行われる。作業終了後、処
理物は前記クリーンチャンバーAに連結したパスボック
スaを介して、次のクリーンチャンバーBに搬送され
る。以下図1に示すように、b、C、c、D、d、E、
の順に配置されたクリーンチャンバーとパスボックス内
において処理と搬送が繰り返される。
【0011】また、図1に示す如く全処理工程終了後、
クリーンチャンバーEに連結した搬送領域eを構成する
パスボックスを介して、処理終了品を外部へ搬出するこ
とや、図示しないが原料或いは未加工材料等をクリーン
チャンバーAへ搬入する際にパスボックスを介して行う
ことも、適宜、選択可能である。また、処理工程は、二
工程以上であれば、何工程でも構わない。
【0012】図6は、二処理工程が途中で一処理工程に
合流する合流過程を含む物品の製造ラインの一例であ
る。F〜K、Mは各処理領域を構成するクリーンチャン
バー、f〜i、k、mは各搬送領域を構成するパスボッ
クスを示している。前記二処理工程の一つはF、f、
G、gの配置順による処理工程で、他の一つはK、k、
M、mの配置順による処理工程である。クリーンチャン
バーHのライン上流側には、パスボックスg及びmが連
結され、前記二処理工程は前記クリーンチャンバーHに
おいて合流するようにした。また、クリーンチャンバー
Hのライン下流側にはパスボックスhが連結され、合流
後はh、I、i、Jの順に配置された処理工程となる。
本実施例では、処理終了物をパスボックスjを介して外
部へ搬出するようにした。
【0013】図7は、一処理工程が途中で二処理工程に
分流する過程を含む物品の製造ラインの一例である。N
〜Tは各処理領域を構成するクリーンチャンバー、n〜
q、p´、sは各搬送領域を構成するパスボックスを示
している。前記一処理工程はN、n、O、oの配置順か
らなる処理工程であり、前記パスボックスoは、クリー
ンチャンバーPのライン上流側に連結されている。ま
た、前記クリーンチャンバーPのライン下流側にはパス
ボックスp及びp´が連結されており、該クリーンチャ
ンバーPにおいて処理工程は二つに分流し、一つはパス
ボックスとクリーンチャンバーがp、Q、q、Rの順に
配置された処理工程、他の一つはパスボックスとクリー
ンチャンバーがp´、S、s、Tの順に配置された処理
工程となる。本実施例では、各々の処理工程による処理
終了物を、パスボックスr及びtを介して外部へ搬出す
るようにした。
【0014】図8は、合流及び分流過程の両方をを含む
製造ラインの一例である。U〜Zは各処理領域を構成す
るクリーンチャンバー、u〜x、w´、zは各搬送領域
を構成するパスボックスを示している。U、u、V、
v、Wの順に配置された処理工程は、クリーンチャンバ
ーWの下流側にパスボックスw及びw´が連結され二工
程に分流する。一つは前記パスボックスwを介してクリ
ーンチャンバーXへ搬送される工程、他の一つはw´、
Z、zの順に配置された処理工程である。前記クリーン
チャンバーXの上流側には、前記パスボックスw及びz
が連結され、前記二工程は該クリーンチャンバーXにお
いて合流する。前記クリーンチャンバーXの下流側には
パスボックスxが連結され、合流後はx、Yの順に配置
された処理工程となる。また本実施例では、処理終了物
をパスボックスyを介して、外部へ搬出するようにし
た。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、各処理領域間に搬送領
域を連設したことにより、被処理物を外部環境に曝露す
ることなく処理することができる。従って、従来課題と
されていた被処理物の塵埃等による汚染の危険を解消す
ることができる。また、処理領域と搬送領域の連結部に
開閉可能な扉を設けることにより、処理領域を隣設処理
領域から遮断でき、より厳密に作業環境の清浄度を管理
することができる。また、製造ライン全体をクリーンル
ーム等の清浄環境内に設置する場合、クリーンルーム等
の清浄度は低いものでよく、既設のクリーンルーム等に
より高い清浄度を要する製造ラインを設ける場合にも、
そのまま活用でき建設費の節約になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製造ラインの一実施例の説明線図
【図2】本発明による製造ラインの一実施例に使用する
クリーンチャンバーの縦断面図
【図3】本発明による製造ラインの一実施例に使用する
クリーンチャンバーの側面図
【図4】本発明による製造ラインの一実施例に使用する
パスボックスの縦断面図
【図5】本発明による製造ラインの一実施例に使用する
パスボックスの側面図
【図6】本発明による製造ラインの他実施例の説明線図
【図7】本発明による製造ラインのその他の実施例の説
明線図
【図8】本発明による製造ラインの更なるその他の実施
例の説明線図
【符号の説明】
1 外枠 2 処理空間 3 処理装置 4 ファン 7 HEPAフィルタ 9 プレフィルタ 11 外枠 12 搬送空間 13 搬送装置 14 プレフィルタ 15 ファン 16 HEPAフィルタ 18 フランジ 19 フランジ 20 扉 A〜K クリーンチャンバー(処理領域) M〜Z クリーンチャンバー(処理領域) a〜d パスボックス(搬送領域) f〜i パスボックス(搬送領域) k パスボックス(搬送領域) m〜q パスボックス(搬送領域) s パスボックス(搬送領域) u〜x パスボックス(搬送領域) z パスボックス(搬送領域) p パスボックス(搬送領域) w パスボックス(搬送領域)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄環境下で複数の処理工程を要する物
    品の製造ラインにおいて、前記各処理工程が外部環境よ
    り隔てられた清浄な処理領域で夫々行われると共に、前
    記処理領域で処理された物品の搬送を前記処理領域間に
    連設し外部環境より隔てられた清浄な搬送領域を介して
    行うようにしたことを特徴とする製造ライン。
  2. 【請求項2】 前記処理領域と前記搬送領域との連結部
    に開閉可能な扉を配置し、これら処理領域と搬送領域と
    を遮断自在としたことを特徴とする請求項1記載の製造
    ライン。
  3. 【請求項3】 前記製造ラインを構成する複数の処理工
    程は、複数の処理工程の一処理工程への合流過程及び/
    又は一処理工程から複数の処理工程への分流過程を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の製造ライン。
  4. 【請求項4】 前記製造ライン全体を清浄環境内に設置
    したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    製造ライン。
JP11363893A 1993-04-17 1993-04-17 製造ライン Pending JPH06298358A (ja)

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JP11363893A JPH06298358A (ja) 1993-04-17 1993-04-17 製造ライン

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JP11363893A JPH06298358A (ja) 1993-04-17 1993-04-17 製造ライン

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JPH06298358A true JPH06298358A (ja) 1994-10-25

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ID=14617314

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JP11363893A Pending JPH06298358A (ja) 1993-04-17 1993-04-17 製造ライン

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JP (1) JPH06298358A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002079699A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-10 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Systeme de production

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031007