JPH06297916A - 自動車用空気入りタイヤ - Google Patents

自動車用空気入りタイヤ

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JPH06297916A
JPH06297916A JP5084806A JP8480693A JPH06297916A JP H06297916 A JPH06297916 A JP H06297916A JP 5084806 A JP5084806 A JP 5084806A JP 8480693 A JP8480693 A JP 8480693A JP H06297916 A JPH06297916 A JP H06297916A
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JP
Japan
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groove width
blocks
noise
circumferential direction
pitch length
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JP5084806A
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Inventor
Yuji Hatada
裕司 畠田
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0318Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエット性能、操安性を損なうことなくホワ
イトノイズ化した自動車タイヤを提供する。 【構成】 周方向に延びる複数本の縦溝15, 16により複
数の周方向陸部を区画形成するとともに、該周方向陸部
を複数本の横溝17により周方向に区画して周方向のブロ
ック19 ,20を形成して配列したトレッド13を備えている
自動車用空気入りタイヤTである。前記ブロック19 ,20
の周方向における1ピッチ長さL1,L2,L3をランダムに変
化させて配列しているとともに、前記横溝17の溝幅Gx
を、 Gx =0.8 G〜1.2 G の範囲で変化させている。但し、溝幅Gx は、ブロック
の基本ピッチ長さに対する溝幅をGとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用タイヤ、特に
ノイズ低減、すなわちホワイトノイズ化された乗用車用
の空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】カーライフシーンの成熟とともに、いま
自動車には、一層の静かさ、快適さが要求されている。
中でもオーディオシステムの微妙な音を聞き分けられる
静粛性は、世界各国の高性能車から強く求められている
のが現状である。ここでキャビンを騒がす音は、大きく
分けて3つある。すなわち、エンジン音とボディが風を
切る音と、そしてタイヤノイズである。
【0003】時速100km 前後、エンジン回転数も2500〜
3000rpm 程度といったスピードレンジのクルージングが
大半を占める日本では、相対的なタイヤノイズが際立
つ。それだけに近年、タイヤノイズの低減は、高級サル
ーンはもとより、スポーツカーにおいても、大きなテー
マとなってきている。エンジン音については、精度の向
上で抑制されてきており、一方、ボディの風切り音も、
空力デザインの進化によって次第に低下してきた。つま
り、これからの車のローノイズ化は、タイヤが鍵を握っ
ているといえる。
【0004】このローノイズ化は、タイヤのトレッドの
高速回転で路面を叩き、空気が共鳴する物理的でプリミ
ティブな現象をいかに抑えるかが、消音のポイントとな
る。ノイズを抑えるためには、主溝の幅を細くし、か
つ、タイヤセンター部からショルダー部へと主溝を遠ざ
けてやることが有効であるが、しかしこれでは、耐ハイ
ドロプレーニング性能が損なわれてしまう。
【0005】斯かる観点から、図2に示したリブ・ブロ
ックパターンを有するトレッドを備えたラジアルタイヤ
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したラジアル
タイヤは、サブグルーブ1 を有するセンターリブ2 の両
側にメイングルーブ3 を介してサブグルーブ4 を有する
サイドブロック5 を周方向に配列するとともに、メイン
グルーブ6 を介してショルダーブロック7 を周方向に配
列したものであり、各ブロック5,7 は個々の周方向長さ
を独立して変化させたリブ・ブロックパターンであり,
ストレートなメイングルーブ3,6 の中の気柱共鳴をブロ
ックエッジが加振、つまり叩くことにより発生する発生
源を周方向にずらすことでノイズ低減を図ったものであ
る。
【0007】しかし、この従来の技術では、ピッチバリ
エーションの変化のみによってノイズ低減をしなければ
ならず多ピッチ化すると操安性等を悪化させることから
ノイズ低減に限界があった。そこで本発明は、周方向に
おけるブロックの1ピッチ毎の長さをランダムに変化さ
せるとともに横溝の溝幅もブロックピッチとは違がわせ
て変化させることにより、ウエット性能および操安性を
損なうことなくノイズ性能を確保した自動車用空気入り
タイヤを提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、周方向に延び
る複数本の縦溝15,16 により複数の周方向陸部を区画形
成するとともに、該周方向陸部を複数本の横溝17により
周方向に区画して周方向のブロック19,20 を形成して配
列したトレッド13を備えている自動車用空気入りタイヤ
Tにおいて、前述の目的を達成するために次の技術的手
段を講じている。
【0009】すなわち、本発明は、前記ブロック19,20
の周方向における1ピッチ長さL1,L2,L3をランダムに変
化させて配列しているとともに、前記横溝17の溝幅Gx
を、 Gx =0.8 G〜1.2 G の範囲で変化させていることを特徴とするものである。
但し、溝幅Gx は、ブロックの基本ピッチ長さに対する
溝幅をGとする。
【0010】
【作用】本発明に係るタイヤを自動車に装着して走行し
ているとき、縦溝の中の半波長柱共鳴をブロックエッジ
が加振することにより発生するノイズは、ショルダーブ
ロックにおいては低速域の低周波が、サイドブロック等
においては高速域の高周波が発生し、横溝位置が適切位
置となって互いのノイズの周波数が分散させ、ホワイト
ノイズ化する。
【0011】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
ると、図1(A)(B)において、自動車用タイヤ、具
体的には乗用車等のラジアル空気入りタイヤTは、一対
のビード部10とサイドウォール部11を備え、両サイドウ
ォール部11はショルダ部12を介してトレッド部13にて連
成されることにより、断面トロイド形状とされた所謂チ
ューブレスである。
【0012】トレッド (部)13 は、周方向に延びる複数
本、実施例では赤道面上に位置するストレート形のセン
ターリブ14、この左右対称位置に形成したストレート形
のサイド縦溝15、センターリブ14の左右対称位置でかつ
サイド縦溝15の外方位置に形成したストレート形のショ
ルダー縦溝16をそれぞれ形成して複数の周方向陸部、実
施例ではセンターリブ14によるセンター陸部、対のサイ
ド陸部、ショルダー陸部を区画形成しているとともに、
前記周方向陸部のうち対のサイド陸部およびショルダー
陸部を横溝17により周方向に区画してサイドブロック19
およびショルダーブロック20を形成して配列している。
なお、対のサイド陸部は細幅で、かつストレート形のサ
イド副縦溝18によって幅方向に区画されている。
【0013】トレッドパターンは、前記サイドブロック
19およびショルダーブロック20の周方向における1ピッ
チ長さL1,L2,L3を本実施例では3種類でランダムに変化
させて配列しているとともに、横溝17の溝幅Gx を、G
x = 0.8G〜 1.2Gの範囲で変化させている。但し、溝
幅Gx は、ブロックの基本ピッチ長さに対する溝幅をG
としている。
【0014】ここで、Gx = 0.8G〜 1.2Gとしたの
は、次の理由による。1.2G以上であると、横溝幅が広
くなりすぎて操安性が低下する。一方、 0.8G以下であ
ると、横溝幅が狭くなりすぎてウエット性能が低下す
る。ここに、本発明では周方向におけるブロックの1ピ
ッチ長さの変化によって様々なバリエーションが可能と
なり、かつ、Gx = 0.8G〜 1.2Gにしたことにより、
互いのノイズの周波数を分散させ、ホワイトノイズ化す
る消音システムを構成している。
【0015】なお、1ピッチ長さは実施例では3種類で
あるがこれは最大5種類にでき、又、横溝幅のランダム
配列は、上記範囲内で自由に変化させることができる。
また、図示例では、ショルダーブロック20は所謂鷹羽根
形状とされ、かつ、サイドブロック19はそれぞれ周方向
に位相がずらされて向きが異なる菱形形状とされている
が、これらブロックの形状は任意である。
【0016】更に、図示の如く、両ブロック19,20 のそ
れぞれにはサイプ21を形成するか否かも自由である。次
に、テスト結果を下記の表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】なお、以上の図示例は本発明のひとつの実
施例であり、縦溝はこれらすべてを同幅に形成しても、
所謂ジグザグ形状にしても、また、ストレート形とジグ
ザグ形状との組合せにしてもよい。また、横溝は図2に
示した所謂V字形に形成することもでき、これによれば
ウエット性能は向上できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、トレッドの
ブロックパターンが様々なバリエーションとなり、それ
だけ、ノイズの周波数を分散させ、ホワイトノイズ化が
可能となり、しかも、ウエット性能、操安性も損なうこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(A)は要部の展開平
面図、(B)は断面図である。
【図2】従来例の要部展開平面図である。
【符号の説明】
T タイヤ 13 トレッド 15 縦溝 16 縦溝 17 横溝 19 サイドブロック 20 ショルダーブロック L1 ブロックの1ピッチ長さ L2 ブロックの1ピッチ長さ L3 ブロックの1ピッチ長さ Gx 横溝幅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に延びる複数本の縦溝(15),(16)
    により複数の周方向陸部を区画形成するとともに、該周
    方向陸部を複数本の横溝(17)により周方向に区画して周
    方向のブロック(19),(20) を形成して配列したトレッド
    (13)を備えている自動車用空気入りタイヤ (T) におい
    て、 前記ブロック(19),(20) の周方向における1ピッチ長さ
    (L1),(L2),(L3)をランダムに変化させて配列していると
    ともに、前記横溝(17)の溝幅 (Gx)を、 Gx =0.8 G〜1.2 G の範囲で変化させていることを特徴とする自動車用空気
    入りタイヤ。但し、溝幅 (Gx)は、ブロックの基本ピッ
    チ長さに対する溝幅を (G) とする。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0743201A1 (en) * 1995-05-15 1996-11-20 Sumitomo Rubber Industries Ltd. Pneumatic tyre
EP0752326A2 (en) * 1995-07-03 1997-01-08 Sumitomo Rubber Industries Limited Pneumatic tyre
US6415836B1 (en) 1995-05-15 2002-07-09 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire including axial grooves having different widths and tread elements having different lengths

Cited By (4)

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EP0752326A3 (en) * 1995-07-03 1997-05-28 Sumitomo Rubber Ind Pneumatic tire

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