JPH0629786Y2 - 光学デイスク - Google Patents

光学デイスク

Info

Publication number
JPH0629786Y2
JPH0629786Y2 JP1986140945U JP14094586U JPH0629786Y2 JP H0629786 Y2 JPH0629786 Y2 JP H0629786Y2 JP 1986140945 U JP1986140945 U JP 1986140945U JP 14094586 U JP14094586 U JP 14094586U JP H0629786 Y2 JPH0629786 Y2 JP H0629786Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
adhesive
center core
core member
substrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986140945U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6347468U (ja
Inventor
幸也 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1986140945U priority Critical patent/JPH0629786Y2/ja
Publication of JPS6347468U publication Critical patent/JPS6347468U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0629786Y2 publication Critical patent/JPH0629786Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、レーザ光により信号の書き込み又は読み取り
を行う光学ディスクに関するものであり、特に円盤状の
基板を貼り合わせ両面記録可能となした光学ディスクに
関する。
〈考案の概要〉 本発明は、光記録層を有する二つの円盤状の基板を貼り
合わせて製造される光学ディスクにおいて、上記円盤状
の基板の片面の中心部にセンターコア部材を溶着すると
ともに他面のセンターコア部材と対向する部分に凹部を
形成することにより、 接着力の安定化ならびに製造時の破損の防止を図り、チ
ャッキング精度に優れ高信頼性を有する光学ディスクを
実現しようとするものである。
〈従来の技術〉 光記録方式は非接触で記録・再生ができ取り扱いが容易
であること、傷や塵埃等に強いこと、等の特徴を有し、
特に磁気記録方式に比べて記憶容量が数十倍から数百倍
大きいという利点を有することから、コード情報やイメ
ージ情報等の大容量ファイルの活用が期待されている。
そして、この光記録方式により信号の書き込み又は読み
取りを行う光学ディスクにおいても、一枚のディスクに
記録される信号量をより多くするために、光記録層を形
成してなる基板の裏面同士を接着剤により貼り合わせ、
両面記録可能とすることが考えられている。
ところで、上述のような両面記録型の光学ディスクで
は、前述のように二つの基板を貼り合わせる前にそれぞ
れの基板を装置に装着する必要がある。例えば、磁気光
学効果を利用して信号記録を行う光磁気記録ディスクで
は、記録層を片面ずつ着磁する必要があり、その他追記
型光学ディスクでも片面ずつエラーレートを検査する必
要がある。そしてこの光記録層の着磁やエラーレートの
検査の際にも装置本体へのチャッキング精度が要求され
ることから、あらかじめ各基板状態で超音波波溶着によ
りセンターコア部材を設けておくのが通常である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前述のように基板貼り合わせ前にセンタ
ーコア部材を取り付けた場合には、両面記録型の光学デ
ィスクを作成するにあたって、数々の不都合が生じてい
る。
例えば、上述のように基板同士を接着剤により貼り合わ
せる場合には、これらの基板間にまんべんなく接着剤が
行き渡るようにプレス等の治具を用いて基板の両面から
加圧して行う必要がある。この場合、上述のようにチャ
ッキング精度を向上させるために前記センターコア部材
をあらかじめ各基板に設けているので、上記治具により
両側面から圧力を加えると、上記治具の加圧面は上記セ
ンターコア部材に当接しこのセンターコア部材を介して
各基板面に圧力が加わることとなる。したがって、上記
センターコア部材が、上述のように超音波溶着により基
板に溶着されておりこの部分の強度が低下していること
に起因して、このセンターコア部材を介して二つの基板
を貼り合わせることは光学ディスクの破損につながる虞
がある。
また、この方法を採れば各基板に圧力がかかるのはセン
ターコア部材が設けられている上記基板の中心部周辺だ
けとなってしまい、基板と基板との間に塗布された接着
剤がディスクの面にまんべんなく行き渡らないこととな
ってしまう。
そこで本考案は、上述のものの有する欠点を解消するた
めに提案されたものであって、両面記録型の光学ディス
クの接着力の安定化及び破損の防止を目的とするもの
で、信頼性、機械的強度、チャッキング精度等に優れた
光学ディスクを提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案の光学ディスクは、上述の目的を達成するため
に、片面の中心部にセンターコア部材が溶着されるとと
もに、他面のセンターコア部材と対向する部分に凹部が
形成されてなる円盤状基板を貼り合わせてなることを特
徴とするものである。
〈作用〉 本考案の光学ディスクでは、センターコア部材が溶着さ
れる基板の接着面に上記センターコア部材と対向して凹
部を形成しているので、接着剤の塗膜の膜厚制御が難し
いセンターコア部材対向部分に接着剤が塗布さることな
く、基板接着面のこれ以外の部分において均一な膜厚の
接着剤が塗布される。
また、上記凹部を設けることにより、溶着により強度が
低下しているセンターコア部材取付け部に接着時に圧力
が加わることがない。
〈実施例〉 以下、本考案を光磁気記録ディスクに適用した実施例を
図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施例の光磁気記録ディスク1は、第1図及び第2図
に示すように、中央部にセンターコア部材2,2が取付
けられる一対の基板3,3を接着剤5により貼り合わせ
ることにより構成されるものである。
上記基板3,3は、それぞれポリカーボネート等の透明
樹脂材料により円盤状に成形されるものであって、希土
類−遷移金属系磁性膜等による光記録層(図示は省略す
る。)が形成され、この基板3,3の中心には中心孔4
が穿設されている。また上記センターコア部材2,2
は、高速回転に耐え得るよう高耐摩耗性材により形成さ
れ、チャッキング精度を保証するため寸法精度に優れた
ものであって、上記基板3,3の一側面3a,3aに取
付けられており、超音波溶着により溶着されている。ま
た、このセンターコア部材2の中心部には、図示しない
装置本体のセンタースピンドルが挿入されるスピンドル
孔2aが穿設されている。さらに、上記センターコア部
材2,2が取付けられている基板3,3の他の面3b,
3bには上記センターコア部材2,2に対向して円形の
段差部が凹部6,6として形成されている。この凹部
6,6は、後述するように上記基板3,3同士を接着剤
5により貼り合わせる際に余分な接着剤5か流れ上記中
心孔4を塞ぐことを防止する作用をするものである。
上記凹部6,6の果たす役割をより明確なものとするた
め、以下基板3,3同士の貼り合わせ工程に付いて説明
する。
上述のように構成された光磁気記録ディスク1は、一方
の基板3の上記凹部6が設けられている面3bと他の基
板3の同じく上記凹部6が設けられている面3bとを第
3図から第6図に示すように、接着剤5によって貼り合
わせて製造される。
すなわち、第3図に示すように先ず一方の基板3を治具
7に載置し、この治具7に載置された基板3を第4図に
示すようにローラ11,12により挟み基板面3bに当
接するローラ11は図中反時計回り方向である矢印X方
向に、また治具7の下面7aに当接するローラ12は時
計回り方向である矢印Y方向に回転させ、図中左方から
右方へ上記治具7に載置された基板3を移動させる。こ
のとき上記ローラ11の上方には接着剤5を貯蔵するタ
ンク13が設けられており、このタンク13から供給さ
れる接着剤5がローラ11の回転により、第5図に示す
ように基板3の凹部6が設けられている基板面3bに塗
布される。この場合基板3の基板面3bには、センター
コア部材2に対向して凹部6が設けられているので、接
着剤5はこの凹部6には塗布されないこととなる。逆に
言えば、上記基板面3bは、上記凹部6が設けられてい
る部分を除いて上記治具7により均等に押圧されること
になり、凹部6を除く基板面3bには接着剤5が一様に
塗布される。
このようにして接着剤5が塗布された基板3は、同様に
接着剤5が塗布された他方の基板3と治具7により貼り
合わせられる。
ところで、上記基板3を載置し基板3を加圧する治具7
は、基板3の形状に対応して基板3の形状よりもやや大
径の円盤状に形成されるもので、その中央部には基板3
に取り付けられたセンターコア部材2に対応する円形の
座ぐり部8が設けられている。そして、センターコア部
材2,2が取付けられている基板3,3を載置した場合
に、座ぐり部8の底部8aとセンターコア部材2とは約
0.05mm〜0.1mmの間隔を保持する深さに、また座ぐり部
8の径は上記センターコア部材2,2の径より約1mm〜2
mm大きくなるように設定されている。これは、前記第4
図に示すように、基板3を治具7と一緒にローラ11,
12に通した場合に深さ方向に基板3が撓むのを防止す
るため及び基板3の横づれを防止するためである。基板
3が撓むと基板3とセンターコア部材2との接着が弱く
なる虞があり、基板3が横ずれすると基板面3bに傷が
付く虞がある。なお、治具7が基板3に当接する面7a
は、シリコンゴム等で覆われごみが付着するのを防止し
且つごみが付着して場合でも容易に剥がれるようになっ
ている。
したがって、上述の第4図に示すような方法をもって接
着剤5を塗布してもスムーズにローラを回転させること
ができ、基板面3bへの均一な塗布が可能となる。さら
に、上記治具7にこのような座ぐり部8を形成していな
い場合には、超音波溶着により溶着されたセンターコア
部材2に治具7が当接しこの治具7を介して基板3に圧
力が加わるのに対し、座ぐり部8を設けた場合には、セ
ンターコア部材2に直接圧力が加わることはなく、基板
3の破損につながることが防止される。また基板3に凹
部6を設けていない場合には、圧力が加わるのは上記セ
ンターコア部材2が設けられている上記基板3の中心孔
4周辺部だけとなってしまう。したがって、この中心孔
4周辺部のみにしか接着剤5が塗布されず、結果として
接着面積が減少して所望の接着力が得られないのに対し
て、基板3に凹部6を設け前述の座ぐり部8を有する治
具7を使用すれば、基板3の凹部6を除く部分がこの治
具7によって均等に押圧されることになり、基板面3b
全体に一様な接着剤5が塗布され安定した接着力を得る
ことができる。
さらに、上述のように治具7により圧縮されたとき余分
な接着剤5が上記基板3,3の中心孔4,4方向にはみ
出してしまった場合でも、上記凹部6,6が設けられて
いることからこの凹部6,6によりはみ出した接着剤5
が吸収され、直接上記中心孔4,4に流れ出す危険性を
回避することができる。
なお、上記実施例では、光磁気記録ディスクに本考案を
適用して説明したが、本考案は上記光磁気記録ディスク
に限定されることなく他の種々の光学ディスクにも適用
することができる。
また上述の実施例では基板3の両面にセンターコア部材
を設けたものを例にして説明したが、本考案は上述の実
施例に限定されることなく、一方の基板にセンターコア
部材を設け他方の基板にはセンターコア部材を設けてい
ない光学ディスクにも適用することができることは言う
までもない。
〈考案の効果〉 本考案は、上述の実施例の説明からも明らかなように、
基板のセンターコア部材と対向する位置に凹部を形成し
てなるので製造時に超音波溶着により強度が低下してい
る部分に圧力が加わることなく破損のない高品質な光学
ディスクの提供が可能である。
また、本考案によれば凹部を除く基板面に接着剤が均一
に塗布され基板同士の接着面積が確保されることから、
剥がれのない信頼性の高い両面記録型の光学ディスクの
提供が可能となる。
さらに、本考案はの光学ディスクでは、ディスクの中心
孔近傍に凹部が設けられているので、治具により加圧さ
れてた場合に接着剤がはみ出した場合にも、はみ出した
接着剤はこの凹部に吸収され、ディスクの回動等に支障
をきたすおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した光磁気記録ディスクの一例を
示す斜視図でり、第2図は第1図のA−A線における断
面図である。 第3図から第6図は接着剤を用いて基板同士を貼り合わ
せる工程を示す図ものであり、第3図は治具に基板を乗
せた状態を示す概略断面図,第4図接着剤の塗布工程を
示す概略断面図,第5図は接着剤が塗布された状態を示
す概略断面図,第6図は基板接合工程を示す概略断面図
である。 1……光磁気記録ディスク 2……センターコア部材 3……基板 4……中心孔 5……接着剤 6……凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面の中心部にセンターコア部材が溶着さ
    れるとともに、他面のセンターコア部材と対向する部分
    に凹部が形成されてなる円盤状基板を貼り合わせてなる
    光学ディスク。
JP1986140945U 1986-09-13 1986-09-13 光学デイスク Expired - Lifetime JPH0629786Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986140945U JPH0629786Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13 光学デイスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986140945U JPH0629786Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13 光学デイスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6347468U JPS6347468U (ja) 1988-03-31
JPH0629786Y2 true JPH0629786Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=31048276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986140945U Expired - Lifetime JPH0629786Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13 光学デイスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629786Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6347468U (ja) 1988-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0766571B2 (ja) 光デイスク
US5487926A (en) Optical disk
JPS63201917A (ja) 磁気ディスクメモリの基板及びその製造方法
JPH0778337A (ja) 磁気記録転写装置
JPH0629786Y2 (ja) 光学デイスク
JPH01287841A (ja) 光情報記録媒体
JPH11161956A (ja) 磁気転写用マスタおよび磁気転写装置
JPH01220191A (ja) ディスク装置
JP3237396B2 (ja) 光ディスクとその製造方法
JPS61283065A (ja) 磁気記録再生装置
JP3030455B2 (ja) 光ディスクの製造方法
JPH07110996A (ja) 情報ディスク
JPH0438731A (ja) 光記録媒体の製造方法
JPH01227280A (ja) 光ディスク
JPH0441458Y2 (ja)
JPH01273249A (ja) 光磁気ディスクの貼り合せ方法
JPH0452809Y2 (ja)
JP2000260146A (ja) ディスクカートリッジ
JP2000132831A (ja) 磁気転写装置
JPH04263136A (ja) 両面貼り合わせ光ディスク
JPH06150384A (ja) 光学式情報記録媒体及びその製造方法
JPH04245058A (ja) ディスク装着装置
JPS62114151A (ja) 磁気デイスク組立体
JPS62295238A (ja) 磁気光学記憶素子
JPH04143982A (ja) ディスクカートリッジ