JPH06150384A - 光学式情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
光学式情報記録媒体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH06150384A JPH06150384A JP4300750A JP30075092A JPH06150384A JP H06150384 A JPH06150384 A JP H06150384A JP 4300750 A JP4300750 A JP 4300750A JP 30075092 A JP30075092 A JP 30075092A JP H06150384 A JPH06150384 A JP H06150384A
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- JP
- Japan
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- recording medium
- substrates
- information recording
- optical information
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- Pending
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表裏両面を同時に使用し、大量の情報を高速
に処理することができる光学式情報記録媒体を提供する
ことを目的とする。 【構成】 ２枚の基板のアドレス情報を互いに逆回転方
向に記録し、信号面に光学的に検知可能な位置合わせマ
ークを設けて、基板の貼り合わせ時に、この位置合わせ
マークを検出し、２枚の基板の相対位置を特定して貼り
合わせることによって、表裏両面を同時に使用し、大量
の情報を高速に処理することができる光学式情報記録媒
体となる。
に処理することができる光学式情報記録媒体を提供する
ことを目的とする。 【構成】 ２枚の基板のアドレス情報を互いに逆回転方
向に記録し、信号面に光学的に検知可能な位置合わせマ
ークを設けて、基板の貼り合わせ時に、この位置合わせ
マークを検出し、２枚の基板の相対位置を特定して貼り
合わせることによって、表裏両面を同時に使用し、大量
の情報を高速に処理することができる光学式情報記録媒
体となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光等の照射によ
り情報の再生、記録、消去等を行う光学式情報記録媒体
及びその製造方法に関するものである。
り情報の再生、記録、消去等を行う光学式情報記録媒体
及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】大容量で高密度なメモリーとして光学式
情報記録媒体が注目されており、現在、再生専用のもの
や、１回だけ記録できる追記型と呼ばれるもの、書換え
が可能な消去型と呼ばれるもがある。これらの光学式情
報記録媒体は、１枚あたりの蓄積可能な情報量を多くす
るために、表裏両面を使用する場合が多い。図３は、従
来の追記型光学式情報記録媒体の断面図である。これ
は、同一の基板２８，２９のアドレス情報などが記録さ
れた信号面３０，３１にＴｅ系金属薄膜からなる情報媒
体層３２，３３を形成し、接着剤３４を介して貼り合わ
せたものであり、レーザ光の照射による熱エネルギーで
情報媒体層３２，３３を部分的にアモルファス状態から
結晶状態に相変化させることによって、情報を記録する
ものである。
情報記録媒体が注目されており、現在、再生専用のもの
や、１回だけ記録できる追記型と呼ばれるもの、書換え
が可能な消去型と呼ばれるもがある。これらの光学式情
報記録媒体は、１枚あたりの蓄積可能な情報量を多くす
るために、表裏両面を使用する場合が多い。図３は、従
来の追記型光学式情報記録媒体の断面図である。これ
は、同一の基板２８，２９のアドレス情報などが記録さ
れた信号面３０，３１にＴｅ系金属薄膜からなる情報媒
体層３２，３３を形成し、接着剤３４を介して貼り合わ
せたものであり、レーザ光の照射による熱エネルギーで
情報媒体層３２，３３を部分的にアモルファス状態から
結晶状態に相変化させることによって、情報を記録する
ものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような光学式情報
記録媒体は、表裏両面の使用が可能であるが、実際に使
用する場合には、表面と裏面の切り替えに際して、一旦
記録再生装置から抜き出した後に表裏を逆にして再び挿
入する必要があった。したがって、表裏両面に亘る大量
の情報を同時に処理することはできなかった。
記録媒体は、表裏両面の使用が可能であるが、実際に使
用する場合には、表面と裏面の切り替えに際して、一旦
記録再生装置から抜き出した後に表裏を逆にして再び挿
入する必要があった。したがって、表裏両面に亘る大量
の情報を同時に処理することはできなかった。
【０００４】そこで上側と下側でそれぞれ逆の信号を有
した基板を用いて信号面を対向させて接合する方法が考
えられる。この場合上側、下側の基板は正常に再生でき
るが上側基板と下側基板を同時に再生、あるいは、記録
再生、消去しようとした場合、上側基板、下側の基板の
アドレス位置がずれていると回転待ちにより同時にアク
セスすることことができないという課題が生じる。
した基板を用いて信号面を対向させて接合する方法が考
えられる。この場合上側、下側の基板は正常に再生でき
るが上側基板と下側基板を同時に再生、あるいは、記録
再生、消去しようとした場合、上側基板、下側の基板の
アドレス位置がずれていると回転待ちにより同時にアク
セスすることことができないという課題が生じる。
【０００５】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、大量の情報を高速に再生及び記録でアドレス位置の
ずれがない光学式情報記録媒体を提供することを目的と
する。
で、大量の情報を高速に再生及び記録でアドレス位置の
ずれがない光学式情報記録媒体を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光学式情報記録媒体は、２枚の基板のアドレ
ス情報を互いに逆回転方向に記録し、信号面に光学的に
検知可能な位置合わせマークを設けて、基板の貼り合わ
せ時に、この位置合わせマークを検出し、２枚の基板の
相対位置を特定して貼り合わせたものである。
に本発明の光学式情報記録媒体は、２枚の基板のアドレ
ス情報を互いに逆回転方向に記録し、信号面に光学的に
検知可能な位置合わせマークを設けて、基板の貼り合わ
せ時に、この位置合わせマークを検出し、２枚の基板の
相対位置を特定して貼り合わせたものである。
【０００７】
【作用】本発明は、上記の構成により、大量の情報を高
速に再生及び記録できる光学式情報記録媒体となる。
速に再生及び記録できる光学式情報記録媒体となる。
【０００８】すなわち、貼り合わせる２枚の基板のアド
レス情報を互いに逆回転方向に記録したことによって、
この光学式情報記録媒体の上下両方に再生及び記録用の
光学系を配置した記録再生装置を用いて、表裏両面を同
時に使用することができる。また、上下２つの光学系を
有しながら、低価格化等のために信号処理回路を１つし
か持たない記録再生装置では、高速処理のために、光学
式情報記録媒体の信号面をいくつかに分割したセクタを
両面交互に使用するのが望ましい。その際、２枚の基板
の相対位置が特定されているので、表裏面の切り替え時
に媒体の回転待ちによるロスタイムを常に最小にする事
ができ、大量の情報の高速処理が可能となる。
レス情報を互いに逆回転方向に記録したことによって、
この光学式情報記録媒体の上下両方に再生及び記録用の
光学系を配置した記録再生装置を用いて、表裏両面を同
時に使用することができる。また、上下２つの光学系を
有しながら、低価格化等のために信号処理回路を１つし
か持たない記録再生装置では、高速処理のために、光学
式情報記録媒体の信号面をいくつかに分割したセクタを
両面交互に使用するのが望ましい。その際、２枚の基板
の相対位置が特定されているので、表裏面の切り替え時
に媒体の回転待ちによるロスタイムを常に最小にする事
ができ、大量の情報の高速処理が可能となる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１０】図１は本発明の一実施例における光学式情
報記録媒体の断面図である。これは中心孔を有し、信号
面１０上に一定の間隔でアドレス情報が記録された案内
溝２と平坦面内に形成された凹凸群からなる位置合わせ
マーク３を具備し、その上にＴｅ系金属薄膜からなる情
報媒体層４を形成した円盤状のポリカーボネート製の基
板１と、同じく中心孔を有し、信号面１１上に基板１と
は逆回転方向にアドレス情報が記録された案内溝６と平
坦面内に形成された凹凸群からなる位置合わせマーク７
を具備し、Ｔｅ系金属薄膜からなる情報媒体層８を形成
した円盤状のポリカーボネート製の基板５を両者の案内
溝上に記録されたアドレス情報が重なるように位置を合
わせて、接着剤９を介して貼り合わせたものである。こ
こで、位置合わせマーク３，７は両者が重なるように基
板１，５を貼り合わせたときに両基板のアドレス情報が
重なるような位置に形成されている。また、基板１，５
は射出成形によって製造され、位置合わせマーク，アド
レス情報，案内溝は、その際に同時に形成される。
報記録媒体の断面図である。これは中心孔を有し、信号
面１０上に一定の間隔でアドレス情報が記録された案内
溝２と平坦面内に形成された凹凸群からなる位置合わせ
マーク３を具備し、その上にＴｅ系金属薄膜からなる情
報媒体層４を形成した円盤状のポリカーボネート製の基
板１と、同じく中心孔を有し、信号面１１上に基板１と
は逆回転方向にアドレス情報が記録された案内溝６と平
坦面内に形成された凹凸群からなる位置合わせマーク７
を具備し、Ｔｅ系金属薄膜からなる情報媒体層８を形成
した円盤状のポリカーボネート製の基板５を両者の案内
溝上に記録されたアドレス情報が重なるように位置を合
わせて、接着剤９を介して貼り合わせたものである。こ
こで、位置合わせマーク３，７は両者が重なるように基
板１，５を貼り合わせたときに両基板のアドレス情報が
重なるような位置に形成されている。また、基板１，５
は射出成形によって製造され、位置合わせマーク，アド
レス情報，案内溝は、その際に同時に形成される。
【００１１】この２枚の基板の貼り合わせは、以下のよ
うにして行われる。図２に示すように、吸着回転ユニッ
ト１２の中心軸１３を基板１８の中心孔１９に挿入して
センタリングするとともに、信号面２０の反対面を吸着
保持しながら、基板１８を回転させる。発光素子と受光
素子からなる位置合わせマーク検出器１４に対向する位
置に位置合わせマーク２１が到達すると、その凹凸によ
る光の散乱のために、位置合わせマーク検出器１４の受
光量が減少する。これを検知して基板１８の回転を止め
る。基板１８とは逆回転方向にアドレス情報が記録され
た基板２２についても同様に、中心孔２３に吸着回転ユ
ニット１５の中心軸１６を挿入してセンタリングすると
ともに、信号面２４の反対面を吸着保持しながら、基板
２２を回転させ、位置合わせマーク検出器１７が対向す
る位置への位置合わせマーク２５の到達を検知すると基
板２２の回転を止める。そして、信号面２０，２４に接
着剤２６，２７を塗布し、貼り合わせる。
うにして行われる。図２に示すように、吸着回転ユニッ
ト１２の中心軸１３を基板１８の中心孔１９に挿入して
センタリングするとともに、信号面２０の反対面を吸着
保持しながら、基板１８を回転させる。発光素子と受光
素子からなる位置合わせマーク検出器１４に対向する位
置に位置合わせマーク２１が到達すると、その凹凸によ
る光の散乱のために、位置合わせマーク検出器１４の受
光量が減少する。これを検知して基板１８の回転を止め
る。基板１８とは逆回転方向にアドレス情報が記録され
た基板２２についても同様に、中心孔２３に吸着回転ユ
ニット１５の中心軸１６を挿入してセンタリングすると
ともに、信号面２４の反対面を吸着保持しながら、基板
２２を回転させ、位置合わせマーク検出器１７が対向す
る位置への位置合わせマーク２５の到達を検知すると基
板２２の回転を止める。そして、信号面２０，２４に接
着剤２６，２７を塗布し、貼り合わせる。
【００１２】本実施例では、位置合わせマーク検出器を
信号面の反対側に配置したが、信号面側に配置しても良
い。また、情報媒体層は多層設けてもよい。また、２枚
の基板のアドレス情報の位置は、意識的に一定量ずらし
ても良い。さらに、位置合わせマークは凹凸面内の平坦
部であってもよい。
信号面の反対側に配置したが、信号面側に配置しても良
い。また、情報媒体層は多層設けてもよい。また、２枚
の基板のアドレス情報の位置は、意識的に一定量ずらし
ても良い。さらに、位置合わせマークは凹凸面内の平坦
部であってもよい。
【００１３】さらに、位置合わせマークをもちいて、貼
り合わせディスクか単板のディスクかの識別が可能とな
る。つまり、ドライブ装置で位置合わせマーク有無を検
出し、この位置合わせマークが検出されたら、貼り合わ
せディスクであり、検出されない時は、単板ディスクが
装着されたこととなる。
り合わせディスクか単板のディスクかの識別が可能とな
る。つまり、ドライブ装置で位置合わせマーク有無を検
出し、この位置合わせマークが検出されたら、貼り合わ
せディスクであり、検出されない時は、単板ディスクが
装着されたこととなる。
【００１４】さらに、位置合わせマークを、ディスクの
種類に応じて変形させればディスクの識別マークと使用
することができる。
種類に応じて変形させればディスクの識別マークと使用
することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、互いに逆回転方向にアドレス情報が記録された信号
面を有し、信号面上に情報媒体層を形成した２枚の基板
を、信号面を対向させて貼り合わせることによって、こ
の光学式情報記録媒体の上下両方に再生及び記録用の光
学系を配置した記録再生装置を用いて、表裏両面を同時
に使用することができる。また、信号面に光学的に検知
可能な位置合わせマークを設けて、基板の貼り合わせ時
に、この位置合わせマークを検出し、２枚の基板の相対
位置を特定して貼り合わせることによって、両面交互に
使用する際の、媒体の回転待ちによるロスタイムを常に
最小にする事ができる。したがって、大量の情報の高速
処理が可能となる。
ば、互いに逆回転方向にアドレス情報が記録された信号
面を有し、信号面上に情報媒体層を形成した２枚の基板
を、信号面を対向させて貼り合わせることによって、こ
の光学式情報記録媒体の上下両方に再生及び記録用の光
学系を配置した記録再生装置を用いて、表裏両面を同時
に使用することができる。また、信号面に光学的に検知
可能な位置合わせマークを設けて、基板の貼り合わせ時
に、この位置合わせマークを検出し、２枚の基板の相対
位置を特定して貼り合わせることによって、両面交互に
使用する際の、媒体の回転待ちによるロスタイムを常に
最小にする事ができる。したがって、大量の情報の高速
処理が可能となる。
【図１】本発明の実施例における光学式情報記録媒体の
断面図
断面図
【図２】本発明の実施例における光学式情報記録媒体の
製造方法を示す説明図
製造方法を示す説明図
【図３】従来の光学式情報記録媒体の断面図
１，５，１８，２２ 基板 ２，６ 案内溝 ３，７，２１，２５ 位置合わせマーク ４，８ 情報媒体層 ９，２６，２７ 接着剤 １０，１１，２０，２４ 信号面 １２，１５ 吸着回転ユニット １３，１６ 中心軸 １４，１７ 位置合わせマーク検出器 １９，２３ 中心孔
Claims (5)
- 【請求項１】互いに逆回転方向にアドレス情報が記録さ
れた信号面を有し、前記信号面上に情報媒体層を形成し
た２枚の基板を、前記信号面を対向させて貼り合わせた
光学式情報記録媒体であって、前記信号面に、光学的に
検知可能な位置合わせマークを設けたことを特徴とする
光学式情報記録媒体。 - 【請求項２】２枚の基板のアドレス情報の位置が、ほぼ
一致するように貼り合わせられたことを特徴とする請求
項１記載の光学式情報記録媒体。 - 【請求項３】位置合わせマークが、平坦面内に形成され
た凹凸群からなることを特徴とする請求項１記載の光学
式情報記録媒体。 - 【請求項４】位置合わせマークが、凹凸面内に形成され
た平坦部からなることを特徴とする請求項１記載の光学
式情報記録媒体。 - 【請求項５】互いに逆回転方向にアドレス情報が記録さ
れ、位置合わせマークが設けられた信号面上に情報媒体
層を形成した２枚の基板を、前記位置合わせマークを光
学的に検知することにより、相対的な位置を特定し、前
記信号面を対向させて貼り合わせることを特徴とする光
学式情報記録媒体の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300750A JPH06150384A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 光学式情報記録媒体及びその製造方法 |
| EP93106419A EP0567086A1 (en) | 1992-04-24 | 1993-04-21 | Double-sided optical information carrier medium and method of making same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300750A JPH06150384A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 光学式情報記録媒体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06150384A true JPH06150384A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17888650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4300750A Pending JPH06150384A (ja) | 1992-04-24 | 1992-11-11 | 光学式情報記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06150384A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004030415A1 (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-08 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Ｅｌ素子用封止板多面取り用マザーガラス基板、及びｅｌ素子用ガラス基板多面取り用マザーガラス基板 |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP4300750A patent/JPH06150384A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004030415A1 (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-08 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Ｅｌ素子用封止板多面取り用マザーガラス基板、及びｅｌ素子用ガラス基板多面取り用マザーガラス基板 |
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