JPH06297602A - 帯状部材の製造方法 - Google Patents

帯状部材の製造方法

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JPH06297602A
JPH06297602A JP5110087A JP11008793A JPH06297602A JP H06297602 A JPH06297602 A JP H06297602A JP 5110087 A JP5110087 A JP 5110087A JP 11008793 A JP11008793 A JP 11008793A JP H06297602 A JPH06297602 A JP H06297602A
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JP
Japan
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shaped member
belt
rear end
joining
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JP5110087A
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Tetsuya Murakami
鉄也 村上
Takashi Senbokutani
孝 仙北谷
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状部材33と帯状片30とを接合部における
ずれを著しく減少させながら確実に接合する。 【構成】 帯状部材33と帯状片30とを仮接合した状態
で搬送するため、コンベア27、32が蛇行あるいはスリッ
プしても、これらの間の相対位置にずれは生ぜず、接合
が高精度となる。しかも、本接合前に帯状片30と帯状部
材33とは間隙のないように仮接合されているため、接合
線Sに直交する方向に引き寄せて接合しても、接合が終
了して外力を取り除くと、弾性によって仮接合時と同様
の状態に復元し、ずれが殆ど生じることなく高精度に接
合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前端と後端とが同一
角度で同一方向に傾斜している帯状片の前、後端同士を
次々と突合せ接合して長い帯状部材を製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、長い帯状部材、例えば空気入りタ
イヤのカーカスプライ、ベルトプライに使用される帯状
部材は、図3に示すようにして製造されている。即ち、
まず、長手方向に延びる多数本のコード11が埋設された
ゴム状部材12が長手方向に所定距離だけ搬送された後、
該ゴム状部材12が始端から所定距離離れた位置において
カッター13により長手方向に対して所定角度で切断され
る。次に、この切断された帯状片14は前方に向かってこ
の帯状片14の長さLより若干長い距離だけ搬送される。
このとき、この帯状片14の前方には、既にこのような帯
状片14を複数枚その前、後端同士を次々と突合せ接合し
て成形された帯状部材15が配置されている。そして、帯
状片14はその前端が前記帯状部材15の後端との間に僅か
な間隙が形成されたとき、搬送が停止されるが、このと
き、この帯状片14の前端と帯状部材15の後端とは平行と
なる。次に、帯状部材15の後端部と帯状片14の前端部と
がこれらの接合線Sに直交する方向に周知の接合爪によ
って引き寄せられ帯状片14が帯状部材15の後端に突合せ
接合される。ここで、このような接合作業時、前述した
作業、即ちゴム状部材12を所定距離だけ搬送した後、該
ゴム状部材12をカッター13により所定角度で切断して帯
状部材15の後端に接合されている帯状片14の直後に、次
に接合する帯状片14を位置させる準備作業を行い、作業
能率を向上させている。その後、帯状片14が接合される
ことで長くなった帯状部材15は帯状片14の長さLと等距
離だけ前方に搬送される。そして、このような作業を繰
り返すことで、帯状部材15の後端に次々と帯状片14を接
合し、長い帯状部材15を製造するとともに、ロール状に
巻き取る。
【0003】しかしながら、このような帯状部材15の製
造方法にあっては、帯状片14の前端と帯状部材15の後端
との間に僅かな間隙が形成されているときに、帯状部材
15の後端部と帯状片14の前端部とをこれらの接合線Sに
直交する方向に互いに引き寄せて突合せ接合するように
しているため、図4に示すように帯状部材15の後端部と
帯状片14の前端部とが接合線Sに沿って逆方向に変形
し、接合部に所定量Rのずれが生じてしまうという問題
点がある。
【0004】このような問題点を解決するため、例えば
図5に示すように、帯状片14を帯状部材15の直後まで搬
送したとき、該帯状片14の前端部を接合線Sに沿って幅
方向に前述の所定量Rと同一量だけ変形させ、前述のよ
うに帯状部材15の後端部と帯状片14の前端部とを互いに
引き寄せて突合せ接合したとき、接合部に生じる前述の
ようなずれを減少させることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな帯状部材の製造方法にあっても、帯状片14の曲げ剛
性のばらつきによって変形量Rに誤差が生じるため、接
合部に生じるずれを飛躍的に減少させることができなか
った。しかも、帯状片14は前方に向かって比較的長い距
離、前述のように帯状片14の長さLより若干長い距離だ
け搬送されるため、この搬送中におけるコンベアの蛇
行、帯状片14とコンベアとのスリップ等によって、帯状
片14が長手方向あるいは幅方向に大きくずれ、帯状部材
15との突合せ接合が不確実になるという問題点もある。
【0006】この発明は、帯状部材と帯状片とを接合部
におけるずれを著しく減少させながら確実に接合するこ
とができる帯状部材の製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、前端と後端とが同一角度で同一方向に傾斜している
帯状片の前、後端同士を次々と複数枚突合せ接合して成
形した帯状部材の直後に、次に接合する帯状片をその前
端が帯状部材の後端と平行となるようにして配置する工
程と、帯状部材の後端部を後方に向かって移動させるこ
とにより、該帯状部材の後端を次に接合する帯状片の前
端に当接させて粘着させ仮接合する工程と、帯状部材の
後端部および仮接合された帯状片を一体的に帯状片の長
さより若干長い距離だけ前方に搬送する工程と、帯状部
材の後端部と仮接合された帯状片の前端部とをこれらの
接合線に直交する方向に互いに引き寄せ仮接合された帯
状片を帯状部材の後端に本接合する工程と、を備えた帯
状部材の製造方法により、第2に、前端と後端とが同一
角度で同一方向に傾斜している帯状片の前、後端同士を
次々と複数枚突合せ接合して成形した帯状部材の直後
に、次に接合する帯状片をその前端が帯状部材の後端と
平行となるようにして配置する工程と、次に接合する帯
状片を前方に向かって移動させることにより、該次に接
合する帯状片の前端を帯状部材の後端に当接させて粘着
させ仮接合する工程と、帯状部材の後端部および仮接合
された帯状片を一体的に帯状片の長さより若干長い距離
だけ前方に搬送する工程と、帯状部材の後端部と仮接合
された帯状片の前端部とをこれらの接合線に直交する方
向に互いに引き寄せ仮接合された帯状片を帯状部材の後
端に本接合する工程と、を備えた帯状部材の製造方法に
より達成することができる。
【0008】
【作用】今、前端と後端とが同一角度で同一方向に傾斜
している帯状片の前、後端同士を次々と複数枚突合せ接
合することで、ある長さの帯状部材が成形されていると
する。この状態において、前記帯状部材の直後に、次に
接合する帯状片をその前端が帯状部材の後端と平行とな
るようにして配置する。このときの帯状部材の後端と帯
状片の前端との間の間隔は、従来技術の接合時における
僅かな間隙より多少広い。次に、帯状部材の後端部を後
方に向かって移動あるいは次に接合する帯状片を前方に
向かって移動させることにより、該帯状部材の後端と次
に接合する帯状片の前端とを互いに当接させて粘着させ
帯状部材の後端に帯状片を仮接合する。次に、帯状部材
の後端部および仮接合された帯状片を一体的に帯状片の
長さより若干長い距離(このときの増加距離は前記間隔
に等しい)だけ前方に搬送する。このように比較的長い
距離を搬送しても、帯状部材と帯状片とが前述のように
仮接合されているので、搬送中にコンベアが蛇行したり
あるいは帯状部材、帯状片とコンベアとがスリップして
も、帯状部材と帯状片との相対位置がずれるようなこと
はない。なお、帯状部材あるいは帯状片は単独で前述の
ように搬送されることもあるが、この場合の搬送距離は
前述の僅かな間隙より多少長い程度の短いものであるた
め、コンベアの蛇行あるいはコンベアとのスリップ等の
影響は殆ど無くこれを無視することができる。このよう
なことから本接合直前の帯状部材に対する帯状片の位置
は高精度となる。次に、帯状部材の後端部と仮接合され
た帯状片の前端部とを互いに引き寄せ仮接合された帯状
片を帯状部材の後端に本接合する。この本接合時、帯状
片は既に帯状部材に当接して仮接合されこれらの間には
間隙は存在していないため、接合線に直交する方向に帯
状部材の後端部と帯状片の前端部とを引き寄せてこれら
の部位を接合線に沿って逆方向に変形させても、接合終
了後に外力を取り除くと、弾性によって仮接合時と同様
の状態に復元し、接合が良好でかつ高精度となる。そし
て、このような接合作業時あるいは接合作業後に、前述
と同様に帯状部材の直後に、次に接合する帯状片が配置
される。その後の作動は前述と同一であり、以後、この
ような作動を繰り返し行い、長い帯状部材を製造する。
【0009】
【実施例】以下、この発明を実施するための装置の一例
を図面に基づいて説明する。図1において、23は長手方
向に延びる多数本のコード22が内部に埋設されたゴム状
部材であり、このゴム状部材23は該ゴム状部材23の直下
においてこれと平行に延びるコンベア24上に載置され、
該コンベア24の作動により矢印Aに沿って長手方向に搬
送される。このコンベア24の下流側にはコンベア24に対
して鋭角の所定角度Bで交差している第1コンベア27が
配置され、この第1コンベア27と前記コンベア24との間
にはゴム状部材23を下方から支持するテーブル28が配置
されている。ここで、前記第1コンベア27はその外表面
の摩擦係数を低減させるため、外表面に例えばウレタン
を含浸させている。なお、このように第1コンベア27の
外表面の摩擦係数を低減させると、該第1コンベア27に
よって後述する帯状部材、帯状片を搬送する際、これら
の間にスリップを生じるおそれがあるため、例えば、搬
送時だけ第1コンベア27の直下に配置された図示してい
ない電磁マグネットを作動して帯状部材、帯状片内のス
チールコードを引き寄せ、あるいは第1コンベア27上に
配置された複数の押付けローラによって帯状部材等を第
1コンベア27に押し付け、スリップの発生を阻止する。
29はカッターであり、このカッター29はテーブル28と第
1コンベア27との境界上を第1コンベア27の長手方向に
移動し、第1コンベア27上までコンベア24によって搬送
されてきたゴム状部材23の始端部を、その始端から所定
距離離れた位置において長手方向に対して所定角度Bで
切断する。これにより、ゴム状部材23の始端部から前端
30aと後端30bとが長手方向に対して同一の所定角度B
で同一方向に傾斜している帯状片30が切り出される。
【0010】前記第1コンベア27の前方には該第1コン
ベア27に沿って延びる第2コンベア32が設置され、この
第2コンベア32上には前述の帯状片30を複数枚その前、
後端30a、b同士を次々と突合せ接合して成形された帯
状部材33が載置されている。そして、切り出された時点
での帯状片30の前端30aから、該帯状片30の長さLに若
干の間隔Pを加えた距離Qだけ前方に離れた位置の第2
コンベア32の上方には、図2に示すような複数対の接合
爪34、35が設置され、これらの接合爪34、35は帯状片30
の前端30aに平行に並んで配置されている。そして、こ
のような接合爪34、35によって帯状部材33の後端33aと
帯状片30の前端30aとを接合する場合には、該接合爪3
4、35を帯状部材33、帯状片30に接触した後も下降させ
ることで、帯状部材33の後端部と帯状片30の前端部とを
これらの接合線Sに直交する方向に引き寄せ強力に圧着
させるのである。37は第1コンベア27の下流部直上に配
置された垂直なローラ38と、第2コンベア32の上流部直
上に配置された垂直なローラ39と、これらローラ38、39
間に掛け渡されたコンベアベルト40からなる縦コンベア
であり、この縦コンベア37は第2コンベア32が後方に走
行して帯状部材33の後端部を後方に向かって搬送すると
き、該帯状部材33の後端33a、特に鋭角側の後端に側方
から接触しながら該帯状部材33と同一速度で同一方向に
走行し、帯状部材33の鋭角後端33aの変形を防止する。
なお、この縦コンベア37の位置およびコンベア24の傾斜
角Bはゴム状部材23の切断角度、幅等が変化したときに
は、適宜変更される。
【0011】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。今、前端30aと後端30bとが長手方向に対し
て同一の所定角度Bで同一方向に傾斜している帯状片30
の前、後端30a、30b同士を次々と複数枚突合せ接合す
ることで、ある長さの帯状部材33が成形され、この帯状
部材33の後端部は第2コンベア32上に載置されていると
する。このような状態において、コンベア24を作動して
ゴム状部材23を第1コンベア27に向かってその始端部が
前記帯状部材33の直後の第1コンベア27上に到達するま
で搬送する。次に、カッター29を第1コンベア27の長手
方向に走行させ、ゴム状部材23の始端部を長手方向に対
して所定の角度Bを保ちながらほぼ幅方向に切断する。
これにより、前端30aと後端30bとが長手方向に対して
同一の所定角度Bで同一方向に傾斜している帯状片30が
ゴム状部材23から切り出されるが、この帯状片30は帯状
部材33の直後の第1コンベア27上に載置されるととも
に、前端30aが帯状部材33の後端33aと平行となるよう
にして配置される。このとき、帯状部材33の後端33aと
帯状片30の前端30aとの間の間隔Pは、従来技術の接合
時における僅かな間隙より多少広い値である。
【0012】次に、第2コンベア32、縦コンベア37を同
期して作動し、これらを同一速度で後方に向かって走行
させる。これにより、第2コンベア32上に載置されてい
た帯状部材33の後端部は後方に向かって搬送され第1コ
ンベア27上に乗り移る。このとき、第1コンベア27の外
表面は前述のように摩擦係数が低いため、帯状部材33の
後端部は静止している第1コンベア27上を滑りながら後
方に向かって移動し、また、この際の帯状部材33の鋭角
後端33aは縦コンベア37によってその変形が防止され
る。そして、この帯状部材33の後端33aと、次に接合す
る帯状片30の前端30aとが互いに当接したとき、第2コ
ンベア32、縦コンベア37の作動が停止するが、このと
き、帯状部材33の後端33aと帯状片30の前端30aとが互
いに粘着して帯状部材33の後端33aに帯状片30が仮接合
される。ここで、帯状部材33は単独で前述のように間隔
Pだけ搬送されるが、この間隔Pは従来技術の接合時に
おける僅かな間隙より多少長い程度の短いものであるた
め、第1、第2コンベア27、32の蛇行あるいは第1、第
2コンベア27、32とのスリップ等の影響は殆ど無く無視
することができる。
【0013】次に、第1、第2コンベア27、32および縦
コンベア37を同期して作動し、これらを前方に向かって
同一速度で走行させる。これにより、帯状部材33の後端
部および仮接合された帯状片30が一体的に帯状片30の長
さLに若干の間隔Pを加えた距離Qだけ前方に搬送され
る。このとき、第1コンベア27の外表面の摩擦係数が低
いため、第1コンベア27と帯状部材33、帯状片30との間
にスリップが発生するおそれがあるが、このようなスリ
ップの防止のため、第1コンベア27の直下に配置された
電磁マグネットを作動して帯状部材33、帯状片30内のス
チールコードを第1コンベア27側に引き寄せ、あるいは
複数の押付けローラによって帯状部材33、帯状片30を第
1コンベア27に押し付ける。前述のように帯状部材33、
帯状片30は比較的長い距離Qだけ搬送されるが、帯状部
材33と帯状片30とを搬送前に仮接合したので、搬送中に
第1、第2コンベア27、32が蛇行したりあるいは帯状部
材33、帯状片30と第1、第2コンベア27、32との間にス
リップが発生しても、帯状部材33と帯状片30との相対位
置がずれるようなことはなく、後述する本接合が高精度
となる。そして、前述のように距離Qだけ搬送されたと
き、帯状片30は完全に第2コンベア32上に移載され、ま
た、帯状部材33と帯状片30との仮接合位置(帯状部材33
の後端33a、帯状片30の前端30a)は接合線Sの直上に
位置している。
【0014】次に、接合爪34、35を下降させるが、この
下降は接合爪34、35が帯状部材33、帯状片30に接触した
後も継続されるため、帯状部材33の後端部と帯状片30の
前端部とがこれら接合爪34、35により接合線Sに直交す
る方向に引き寄せられ強力に圧着される。これにより、
帯状部材33の後端33aと、この帯状部材33に仮接合され
た帯状片30の前端30aとが本接合される。ここで、この
本接合時、帯状片30は既に帯状部材33に当接して仮接合
されこれらの間に間隙は存在していないため、接合線S
に直交する方向に帯状部材33の後端部と帯状片30の前端
部とを引き寄せて前述と同様に逆方向に変形させても、
接合が終了して外力を取り除くと、弾性によって仮接合
時と同様の状態に復元し、ずれが殆ど生じることなく高
精度に接合される。
【0015】このような接合作業時に、前述した作業、
即ちコンベア24によってゴム状部材23を所定長さだけ搬
送した後、カッター29によってゴム状部材23を切断し、
帯状部材33の直後に次に接合する帯状片30を配置する作
業を行う。これにより、前述の接合作業と帯状片30の準
備作業とが同時に行われ作業能率が向上するが、このよ
うに2つの作業を同時に行うには、切断された帯状片30
の待機位置と接合位置(接合線S)とは帯状片30の長さ
L以上離れていなければならない。その後、前述と同一
の作業を行い、該帯状片30を再び帯状部材33の後端33a
に接合する。以後、このような作業を繰り返し行って帯
状部材33の後端33aに次々と帯状片30を接合して長い帯
状部材33を製造しロール状に巻き取る。
【0016】なお、前述の実施例においては、帯状部材
33を後方に間隔Pだけ移動させて帯状部材33の後端33a
と帯状片30の前端30aとを仮接合するようにしたが、こ
の発明においては、帯状片30を前方に間隔Pだけ移動さ
せて帯状部材33の後端33aと帯状片30の前端30aとを仮
接合するようにしてもよい。また、前述の実施例におい
ては、帯状部材33と帯状片30との接合作業と帯状片30の
帯状部材33の直後への配置作業(準備作業)とを同時に
行うようにしたが、この発明においては、接合作業の終
了後、帯状片30の準備作業を行うようにしてもよい。さ
らに、この発明においては、電磁マグネットを作動させ
る代わりに、第1コンベア27の直下に配置された永久マ
グネットを上昇させて、帯状部材33、帯状片30内のスチ
ールコードを第1コンベア27側に引き寄せるようにして
もよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、帯状部材と帯状片とを接合部におけるずれを著しく
減少させながら確実に接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するための装置の一例を示す概
略平面図である。
【図2】図1のIーI矢視図である。
【図3】従来の帯状部材の製造方法を示す概略平面図で
ある。
【図4】図3の方法によって製造された帯状部材の接合
部の平面図である。
【図5】従来の帯状部材の別の製造方法を示す概略平面
図である。
【符号の説明】
30…帯状片 30a…前端 30b…後端 33…帯状部材 33a…後端 Q…距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前端と後端とが同一角度で同一方向に傾斜
    している帯状片の前、後端同士を次々と複数枚突合せ接
    合して成形した帯状部材の直後に、次に接合する帯状片
    をその前端が帯状部材の後端と平行となるようにして配
    置する工程と、帯状部材の後端部を後方に向かって移動
    させることにより、該帯状部材の後端を次に接合する帯
    状片の前端に当接させて粘着させ仮接合する工程と、帯
    状部材の後端部および仮接合された帯状片を一体的に帯
    状片の長さより若干長い距離だけ前方に搬送する工程
    と、帯状部材の後端部と仮接合された帯状片の前端部と
    をこれらの接合線に直交する方向に互いに引き寄せ仮接
    合された帯状片を帯状部材の後端に本接合する工程と、
    を備えたことを特徴とする帯状部材の製造方法。
  2. 【請求項2】前端と後端とが同一角度で同一方向に傾斜
    している帯状片の前、後端同士を次々と複数枚突合せ接
    合して成形した帯状部材の直後に、次に接合する帯状片
    をその前端が帯状部材の後端と平行となるようにして配
    置する工程と、次に接合する帯状片を前方に向かって移
    動させることにより、該次に接合する帯状片の前端を帯
    状部材の後端に当接させて粘着させ仮接合する工程と、
    帯状部材の後端部および仮接合された帯状片を一体的に
    帯状片の長さより若干長い距離だけ前方に搬送する工程
    と、帯状部材の後端部と仮接合された帯状片の前端部と
    をこれらの接合線に直交する方向に互いに引き寄せ仮接
    合された帯状片を帯状部材の後端に本接合する工程と、
    を備えたことを特徴とする帯状部材の製造方法。
JP5110087A 1993-04-13 1993-04-13 帯状部材の製造方法 Withdrawn JPH06297602A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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