JPH0629665Y2 - 吸引式穀物乾燥機における空気排出装置 - Google Patents

吸引式穀物乾燥機における空気排出装置

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JPH0629665Y2
JPH0629665Y2 JP1987191175U JP19117587U JPH0629665Y2 JP H0629665 Y2 JPH0629665 Y2 JP H0629665Y2 JP 1987191175 U JP1987191175 U JP 1987191175U JP 19117587 U JP19117587 U JP 19117587U JP H0629665 Y2 JPH0629665 Y2 JP H0629665Y2
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喜公文 佐々木
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Hokoku Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は吸引式穀物乾燥機の空気排出装置に関する。
(従来の技術) 従来より使用されている吸引式穀物乾燥機は、第3図に
示すように、上部に穀物100用の投入シュート101、底部
にホッパ102、排出シュート103等を備えた乾燥機本体10
4の側面に、乾燥機本体104を挟むように熱風フード105
と、排風フード106とを設け、熱風フード105のバーナ10
7や排塵用ファン108を内装した放熱防止等のためのダン
パ109を有するダクト110を取付け、排風フード106には
乾燥用ファン111を内装したダクト112をそれぞれ取付け
たものである。
この乾燥機には排塵用ファン108と乾燥用ファン111の2
台のファンが設置され、それぞれのファン108,111には
別々に駆動用モータ(図示せず)が接続されて各々の用
途に応じて使用されていた。
これは、乾燥機に乾燥用ファン1111台のみを設置し
て、このファンを穀物の投入・排出する際の排塵用ファ
ンとして使用すると、乾燥機本体104内の空気の量が過
大となって、穀物100が飛散するからである。したがっ
て2台のファン、すなわち乾燥用ファン111と排塵用フ
ァン108とが必要であった。
そしてこの穀物乾燥機は、乾燥機本体104内に穀物100を
投入する際にはダンパ109を開き排塵用ファン108を作動
させて粉塵等を吸引排出させながら穀物100を充填さ
せ、そして乾燥機本体104内に穀物100の張り込みを完了
して乾燥を行う際には排塵用ファン108を停止させると
ともにダンパ109を閉鎖して、乾燥用ファン111を作動さ
せ、バーナ107の熱風を乾燥機本体104内を通して吸引さ
せることによって、穀物100を乾燥させていた。
また乾燥が終了し、乾燥機本体104内から乾燥した穀物1
00を排出する際には乾燥用ファン111を停止させるとと
もに再びダンパ109を開いて排塵用ファン108を作動させ
て粉塵等を排出させていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の吸引式穀物乾燥機においては
別々に操作する2組のファンとモータが取付けられてい
るため穀物を乾燥させる過程において、ファンの作動操
作が煩雑になって、作業能率が低下する問題点があっ
た。また排塵ファンとそのモータのために乾燥機自体の
製作、工事が複雑となり、製作のコストが上昇するとい
う問題点もあった。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、排塵,乾燥を兼務させたファンとモータとを設置
することによって、ファンの運転操作を単純,容易に
し、作業能率を向上させるとともに乾燥機の製作や工事
を簡単にして、製作コストの低減を図った空気排出装置
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するための手段として、穀物
乾燥機本体に熱風を送り込むダクトとその排風ダクトと
を設け、該排風ダクトに吸引用ファンを配設し、該ファ
ンにトルク低減特性を有する極数変換モータの出力軸を
連結し、該極数変換モータの極数を穀物の投入・排出時
に、穀物の乾燥時のときよりも多くする制御装置を設け
たことを特徴とする。
(作用) このような構成にあっては、乾燥機本体2の内部に投入
した穀物3を乾燥させるためには、熱風を多量に移動さ
せる必要があり、制御装置16によって極数変換モータ12
の極数を少なくして回転数を上げ、吸引用ファンの回転
を速しく排風ダクト14への風量を多くする。
また投入・排出時には、制御装置16によって極数変換モ
ータ12の極数を乾燥時よりも多くすることで簡単にファ
ン13を低回転にすることができる。これにより、乾燥機
本体2の内部の粉塵が排気ダクト14を通って除去され
る。
以上、乾燥用に極数変換モータ12の極数を設定してあっ
ても、投入・排出時には極数を切り換えるのみで風量を
変え、簡単に除塵することができる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図にもとづいて説明する。第1
図において1は吸引式穀物乾燥機である。2は乾燥機本
体で、上部には穀物3の投入用のシュート4が接続して
いる。また底部には穀物3の排出装置5及びホッパ6が
設けられ、ホッパ6の下端には穀物3の排出用のシュー
ト7が接続している。
また乾燥機本体2の側面には乾燥機本体2を挟むように
熱風フード8と排気フード9とが設けられており、熱風
フード8の底部にはバーナ10と接続するダクト11が取付
けられ、排風フード9の上部には駆動モータ12と連動し
て回転する乾燥,排塵兼用のファン13を内装した排風ダ
クト14が取り付けられている。排気ダクト14の先端は集
塵室15に連結している。
駆動モータ12は低減トルク特性を有する極数変換モータ
すなわち誘導モータで、後述する切換スイッチ32で回路
を変換して極数を増減させ回転速度を切換えられるよう
になっている。駆動モータ12は乾燥機近傍に設けられた
制御装置16に接続している。制御装置16は駆動モータ12
を穀物の投入・排出時と乾燥時とに対応して極数切換制
御を行うものである。また制御装置16は排出装置5とバ
ーナ10にも電気的に接続している。
次に乾燥機のシーケンス回路を第2図に示す。図中17は
主回路で、三相交流の配線を簡略して示してある。この
主回路17の電源スイッチである配線用しゃ断器18には、
後述する低速用マグネットスイッチ19(以下マグネット
スイッチという)の主接点20とサーマルリレ22を介して
駆動モータ12が接続している。サーマルリレ22は駆動モ
ータ12の焼損を防止するリレーで、駆動モータ12はトル
ク低減特性を有する極数変換モータすなわち誘導モータ
である。
また配線用しゃ断器18から分岐した電線が高速用マグネ
ットスイッチ23(以下マグネットスイッチという)の主
接点24とサーマルリレ25を介して駆動モータ12に接続し
ている。26はサーマルリレ22から分岐した配線21に接
続した高速用マグネットスイッチ27(以下マグネットス
イッチという)の主接点である。この電線21の端子は互
に三相中の任意の相に接続され並列回路を構成するよう
になっている。
28は制御回路で、制御回路28は自己保持回路29とバーナ
作動回路30とから成っている。
なお、制御回路28の端子は、三相交流電源の任意の相に
接続している。
自己保持回路29中、停止用押ボタン31、切替スイッチ3
2、運転用押ボタン33、マグネットスイッチ19、接点34,
35は穀物投入、排出の際のモータの低速運転起動信号を
発生させる低速起動信号発生手段を構成するものであ
る。
回路中マグネットスイッチ19は停止用押ボタン31、切替
スイッチ32、運転用押ボタン33を介して電源ラインに接
続されており、切替スイッチ32、運転用押ボタン33を閉
じることによりマグネットスイッチ19の電磁コイルが励
磁されて起動信号が発生する。接点34は後述するマグネ
ットスイッチ23の常閉接点でモータ12の低速回転中は閉
じ、高速運転中は開いている。接点35はマグネットスイ
ッチ19の常開接点を示す。停止用押ボタン31は低速,高
速運転切替の際のリセットボタンである。
また切替スイッチ32、運転用押ボタン33、マグネットス
イッチ23,27、接点36,37は穀物乾燥の際のモータの高速
運転起動信号を発生させる高速起動信号発生手段を構成
するものである。
マグネットスイッチ23,27は、停止用押ボタン31、切替
スイッチ32、運転用押ボタン33を介して電源ラインに接
続されており、切替スイッチ32、運転用押ボタン33を閉
じることにより、マグネットスイッチ23,27の電磁コイ
ルが励磁されて起動信号が発生する。
接点36はマグネットスイッチ19の常閉接点で、モータ21
の高速運転中は閉じ、低速運転中は開いている。接点37
はマグネットスイッチ23の常開接点を示す。
またバーナ作動回路中、バーナプロテクトリレ38、バー
ナ10、接点39、バーナスイッチ40はモータ12の高速運転
開始時にバーナ10に自動着火信号を発生させる自動着火
信号発生手段を構成するものである。
バーナプロテクトリレ38とバーナ10は接点39、バーナス
イッチ40を介して電源ラインに接続されており、マグネ
ットスイッチ23を閉じることにより、接点39が閉じ、バ
ーナプロテクトリレ38の電磁コイルが励磁されて接点41
が閉じ自動着火信号が発生するようになっている。
なお、42,43はモータ12の端子番号である。
以上の構成に係る装置の作用を以下に説明する。穀物乾
燥機本体2内へ穀物3を投入する場合、まず配線用しゃ
断器18を閉じ、切換スイッチ32を投入・排出側へ切換
え、運転用押ボタン33を押すと、マグネットスイッチ19
に電流が流れ、マグネットスイッチ19が動作して接点35
が閉じるとともに接点36が開き、駆動モータ12の高速回
転を禁止する。
またマグネットスイッチ19が動作すると主回路17の主接
点20が閉じ、駆動モータ12に三相交流電圧が印加され、
駆動モータ12が始動してファン13が低速回転し、乾燥機
本体2の粉塵等を除去することができる。
また穀物3の乾燥を行う場合、停止用押ボタン31を押す
とマグネットスイッチ19が復帰して、リセットされる。
そこで切換スイッチ32を乾燥側に切換えて、運転用押ボ
タン33を押すとマグネットスイッチ23,27に電流が流
れ、マグネットスイッチ23,27が動作して接点37,39が閉
じると共に接点34が開き、駆動モータ12の低速回転を禁
止する。
またマグネットスイッチ23,27が動作すると主回路17の
主接点24,26は閉じ駆動モータ12に三相交流電圧が印加
される。この接続によって駆動モータ12の直列Y接続が
並列Y接続となり、巻線電流の半分の方向が逆になり、
極数が半分になって駆動モータ12は高速回転する、これ
によってファン13が高速回転となるので穀物3の乾燥を
行う。
バーナ10はバーナ回路30の接点39が閉じたとき、プロテ
クトリレ38が作動して自動的に着火され、火気の自動調
整が行なわれる。なお風だけによる送風の際はバーナス
イッチ40を切側に入れ、バーナ10の火を消す。
乾燥機本体2内から穀物3を排出する場合は停止用ボタ
ン31を押してマグネットスイッチ23,27を復帰させ、リ
セットしてから行う。
排出の際の動作順序は穀物3を投入する場合と同じなの
で説明を省略する。
特に、本実施例のモータ12の極数切換速度制御はインバ
ータ制御などの他の速度制御の方式に比べ安価である。
またモータMの軸動力は回転数の3乗に比例するので低
速運転時には省エネルギ運転となり電力料のコストダウ
ンが図れる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は上記構成のように乾燥機本
体の排風ダクトに吸引用の極数変換モータおよびファン
を設けたものであるので、乾燥時以外、すなわち、投入
・排出時にモータの極数を変化させて回転数を低くし風
量を減少させ除塵を行うことができる。したがって、従
来の排塵経路を省略することができ製作コストの低減を
図ることができる。また、モータは一台で済むので、操
作が簡単容易になり、作業能率が上がり、消費電力を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図のものの制御回路図、第3図は従来の乾燥機の正面図
である。 1……吸引式穀物乾燥機、2……乾燥機本体 3……穀物、12……極数変換モータ 13……ファン、14……排風ダクト 16……制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀物乾燥機本体に熱風を送り込むダクトと
    その排風ダクトとを設け、該排風ダクトに吸引用ファン
    を配設し、該ファンにトルク低減特性を有する極数変換
    モータの出力軸を連結し、該極数変換モータの極数を穀
    物の投入・排出時に、穀物の乾燥時のときよりも多くす
    る制御装置を設けたことを特徴とする吸引式穀物乾燥機
    における空気排出装置。
JP1987191175U 1987-12-16 1987-12-16 吸引式穀物乾燥機における空気排出装置 Expired - Lifetime JPH0629665Y2 (ja)

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JPH0194894U JPH0194894U (ja) 1989-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57104038A (en) * 1980-12-19 1982-06-28 Takasago Thermal Eng Co Lts Air conditioner
JPS5960173A (ja) * 1982-09-27 1984-04-06 井関農機株式会社 穀粒乾燥機におけるバ−ナの熱風制御装置
JPS6032595A (ja) * 1983-07-30 1985-02-19 Mitsubishi Electric Corp 風量制御方式

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