JPH06296638A - 吸収性物品及びその製造方法 - Google Patents

吸収性物品及びその製造方法

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JPH06296638A
JPH06296638A JP5091659A JP9165993A JPH06296638A JP H06296638 A JPH06296638 A JP H06296638A JP 5091659 A JP5091659 A JP 5091659A JP 9165993 A JP9165993 A JP 9165993A JP H06296638 A JPH06296638 A JP H06296638A
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芳樹 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速生産に対応でき且つ優れた製品性能を備
えた吸収性物品及び該吸収性物品を容易に且つ連続的に
製造する製造方法を提供すること。 【構成】 排泄物を収容し保持する吸収性本体と、着用
者の脚周り及び/又は胴周りが弾性化された液不透過性
の外層部とを積層し接合した吸収性物品であって、上記
吸収性本体は、吸収体と該吸収体をその幅方向に包み込
むトップシート部材とからなり、且つ該吸収性本体の長
さ方向の両端部は、上記外層部の少なくとも撥水化され
た延出部分によって覆われ、これによって該吸収性本体
の両端部と上記外層部とが一体化されており、上記トッ
プシート部材は、その長さ方向の全長に亘る幅方向中央
部に中央不織布が配置され、且つ両側には撥水性のサイ
ド不織布が接合されており、該トップシート部材の長さ
は上記吸収体の長さと等しいか又はそれより若干長く、
その幅は上記吸収体の幅よりも大で且つ3倍以下である
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幼児用、大人用、失禁
者用として用いられる吸収性物品、例えば使い捨ておむ
つに関するものであり、さらに詳しくは、ウエスト用の
開口部とレッグ開口部を備えた使い捨ておむつ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の使い捨ておむつは、例えば、特公
昭52−40267号公報に開示されているように、液
透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとこ
れら両シート間に位置する吸収体とからおむつを構成
し、該おむつのサイドフラップに伸縮弾性部材を配設し
てギャザーを形成し、かつ該サイドフラップにおける両
側端縁に止着具を配設して張設可能とすることによりフ
ィット性、防漏性の向上を意図したいわゆるフラット型
のおむつが一般的である。近年においては、このフラッ
ト型のおむつとして、特開昭62−250201号公報
に開示されているように、レッグギャザーの内側にバリ
アカフスを設けたもののほか、特開昭63−18240
2号公報に開示されているように、吸収体周囲のフラッ
プ部を撥水性にして防漏効果を高めたものが知られてい
る。
【0003】かかるフラット型のおむつは、帯状のおむ
つウエブとして連続的に製造され、そのほとんどが特公
昭57−26219号公報にみられるような、吸収体の
長手方向がおむつウエブの流れ方向と一致する、いわゆ
る「縦流し」の方法で加工される。
【0004】なぜなら、使い捨ておむつを製造する上で
問題となるのは、おむつウエブの流れ方向に対して直交
する方向に所定の間隔をあけて、ギャザーを張設するこ
とによって起こるウエブの幅縮みである。また、直交方
向への弾性部材の張設工程も高速生産を阻害する原因の
ひとつであり、その伸長率を高くすると生産性は悪化す
る。ウエブの幅縮みは、おむつウエブ状態での締結用テ
ープの配設工程や、レッグ部のラウンドカット工程、折
り畳み工程で製品の加工精度を落とす原因となる。
【0005】ここで、市販されているフラット型の使い
捨ておむつのウエストギャザーの伸長率は、130〜1
50%程度の伸長率であるのに対し、レッグギャザーの
伸長率は200%前後である。従って、伸長率の小さ
い、即ち伸縮応力が小さく、幅縮みの小さいウエストギ
ャザーを流れ方向と直交させて(「縦流し」の方法)加
工するほうが、賢明である。市販されている程度のウエ
ストギャザーの伸長率では、ウエブの幅縮みは加工中の
大問題とはなりえないからである。
【0006】さて、最近では、特開昭57−77304
号公報に開示されているように、左右一対のサイドフラ
ップにおける腹側領域と背側領域を互いに接合固定して
一対のレッグ開口部及びひとつのウエスト開口部を形成
したパンツ型の使い捨ておむつ(以下、パンツ型おむつ
という)が提案されている。該パンツ型おむつはレッグ
開口部及びウエスト開口部が伸縮自在に形成されて、着
用者の体型にフィットするように構成されている。この
ようなパンツ型おむつは、通常、着用者自らが立位の状
態で着用することができ、幼児の「おむつ離れ」を促進
するためのトイレットトレーニング用として、または失
禁者もしくは成人用として有用とされている。
【0007】パンツ型おむつは前記フラット型のおむつ
と比較して高速生産することが難しい。なぜなら、その
加工工程が煩雑となることもさることながら、パンツ型
おむつはその機能として、開口部の装着性やフィット性
を高めるために、開口部に隣接して配置されるギャザー
の伸長率が、フラット型のおむつと比較して大きくなく
てはならない。ウエストギャザーの伸長率は、フラット
型のおむつに比べて50%以上大きく確保しなければな
らず、かつレッグギャザーの伸長率も200%前後必要
である。フラット型のおむつのように、どちらかの伸縮
応力が小さくて、弾性部材の張設工程が製造上問題とな
らない、というわけではない。そのため、ウエストギャ
ザーまたはレッグギャザー用の弾性部材の伸縮応力は、
おむつウエブの流れ方向と直交する方向に作用して、そ
の伸縮応力に応じたおむつウエブの幅縮みをもたらす。
弾性部材の伸縮応力に抗して、弾性部材を保持・接着す
ることと、おむつウエブの幅を維持させることは、パン
ツ型おむつ加工における問題点となっている。
【0008】かかるパンツ型おむつの製造方法に関して
もいくつかの提案がなされており、フラット型と同様に
帯状のウエブとして連続的に製造される。それらは基本
的に特開昭57−77304号公報や特開平1−292
102号公報等にみられるような、吸収体の長手方向を
ウエブの流れ方向に対して垂直とした「横流し」の方法
と、特開平2−4364号公報等にみられる、吸収体の
長手方向をウエブの流れ方向とした「縦流し」の方法
と、特開平3−195555号公報、特開平3−205
053号公報や特開平3−231660号公報等にみら
れる、吸収体を含むおむつ本体の流れ方向を吸収体の長
手方向と一致させ、他方胴周り部帯状体の流れ方向を吸
収体の長手方向に対して垂直として、おむつ本体を水平
方向に90°方向変換して上記帯状体に載置する、「縦
−横流し」の方法に代表される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の加工方法におけ
る問題は、こうである。 (1) 「縦流し」の方法 この方法で製造されるパンツ型おむつは、フラット型お
むつをおむつ本体として伸縮性のサイドパネルを取り付
けたものであるので、おむつ本体の加工はフラットタイ
プと同程度の高速化を図ることができた。
【0010】しかし、パンツの胴周りサイド部に伸縮性
を発現させるため、配置される伸縮性のサイドパネル
は、パンツ形態のおむつとして必要不可欠であるが、高
価であり、使い捨て製品として不向きであった。また、
開口部に隣接して形成されるギャザーは、開口部の周長
にわたって連続していないために着用者とパンツ型おむ
つとの間にすきまができ、排泄物が漏れ出ることが多か
った。
【0011】(2) 「横流し」の方法 横流しでは、ウエストギャザーは流れ方向と一致して接
合されるのでその伸縮応力の影響を受けず、レッグギャ
ザーを連続的に挿入していくことにより、ウエブの流れ
方向に対して垂直な方向に作用する伸縮応力を、レッグ
ギャザーを垂直方向に間欠的に配置する場合と比較して
小さくすることができる。
【0012】しかし、使い捨ておむつに、着用者の股下
からの漏れを防ぐ、立体バリアカフスを配置することが
有効であることはいうまでもないが、横流しの場合に
は、その自由端に弾性部材を配置した立体バリアカフス
を取り付けることが困難であった。
【0013】(3) 「縦−横流し」の方法 縦−横流しは、縦流しの良いところと、横流しの良いと
ころを取り入れた方法である。即ち、縦流しで高伸長率
の弾性部材を流れ方向に対して平行に張設し、形成され
た縦流しの物品を90°水平方向に反転して横流しと
し、他方で横流しに弾性部材を張設したウエブを形成
し、両者を一体化させることにより、高速生産を狙った
ものであった。
【0014】しかしながら、従来技術による反転対象物
は、高速生産性を向上させるまでには至っていなかっ
た。即ち、特開平5−31135号公報に示されるよう
な「縦−横流し」の場合では、縦流しで形成されるトッ
プシートとバックシートとこれら両シートの間に配置さ
れた吸収体からなるおむつ本体が反転される構成をとっ
ている。この提案における反転対象物は、上記おむつ本
体における吸収体の周囲にフラップが延出しているため
に、個々に分断された後のおむつ本体のフラップ部分の
ハンドリングが容易でなく、おむつ本体をバックウエブ
に接着する際に折れたりめくれたりした状態で接着せざ
るを得なかった。これには、おむつ本体と同様の大きさ
で接着材を塗布する方法が無かったことも原因となって
いる。さらにバックウエブのピッチと同じ長さを有する
おむつ本体を隙間なしで反転〜転写することはきわめて
困難であった。
【0015】また、特開平5−31136号公報に示さ
れる「縦−横流し」の場合、弾性部材と通気性の不織布
とで構成された立体バリアカフスを反転する構成をとっ
ているが、反転対象物である立体バリアカフスは通気性
の不織布によって構成されているので、通気性の部材を
カットした後に伸縮可能な状態にある立体バリアカフス
を保持して反転するのは高速生産上きわめて困難であっ
た。
【0016】従って、本発明の目的は、高速生産に対応
でき且つ優れた製品性能を備えた吸収性物品及び該吸収
性物品を容易に且つ連続的に製造する製造方法を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、吸収性物
品(特に、使い捨ておむつ)の構成とその生産性とにつ
いて種々検討した結果、吸収性物品を、その吸収体の剛
性によって弾性部材の収縮力が支持されるように構成
し、且つ「縦−横流し」又は「縦−縦流し」の製造方法
を採用することによって上記目的を達成し得ることを知
見した。
【0018】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、排泄物を収容し保持する吸収性本体と、着用者の
脚周り及び/又は胴周りが弾性化された液不透過性の外
層部とを積層し接合した吸収性物品であって、上記吸収
性本体は、吸収体と該吸収体をその幅方向に包み込むト
ップシート部材とからなり、且つ該吸収性本体の長さ方
向の両端部は、上記外層部の少なくとも撥水化された延
出部分によって覆われ、これによって該吸収性本体の両
端部と上記外層部とが一体化されており、上記トップシ
ート部材は、その長さ方向の全長に亘る幅方向中央部に
中央不織布が配置され、且つ両側には撥水性のサイド不
織布が接合されており、該トップシート部材の長さは上
記吸収体の長さと等しいか又はそれより若干長く、その
幅は上記吸収体の幅よりも大で且つ3倍以下であること
を特徴とする吸収性物品を提供するものである。
【0019】また、本発明は、上記の本発明の吸収性物
品の好ましい製造方法として、 a)吸収体を、その長さ方向を流れ方向(縦流れ)とし
て連続的に製造する工程と、 b)トップシート部材を構成する中央不織布とサイド不
織布とを、製品形態における長さ方向を流れ方向(縦流
れ)として連続的に巻き出す工程と、 c)サイド不織布を2つに分割して2条のサイド不織布
にする工程と、 d)2条のサイド不織布を、それぞれの一側縁部分が中
央不織布の両側縁それぞれと積層されるように、中央不
織布に対して位置決めする工程と、 e)2条のサイド不織布と中央不織布とを積層された部
分において接合し、上記吸収体の幅よりも広いトップシ
ート部材を形成する工程と、 f)上記吸収体を上記トップシート部材で巻き上げるこ
とによって、連続的に縦流れの吸収性本体ウエブを形成
する工程とを具備し、一方で、 g)外層部を構成する外層不織布、フィルム及びカバー
不織布を、製品形態における幅方向を流れ方向(横流
れ)として連続的に巻き出す工程と、 h)外層不織布、フィルム及びカバー不織布を積層し、
また、外層部を弾性化させる弾性部材を該外層部に介装
し、連続する横流れの外層部ウエブを形成する工程とを
具備し、更に、 i)上記吸収性本体ウエブを個々の吸収性本体に分断
し、所定の間隔で配列する工程と、 j)個々の吸収性本体、又は外層部ウエブにおける吸収
性本体が接合されるべき箇所に、吸収性本体と外層部ウ
エブとを接合する接着剤を塗工する工程と、 k)所定の間隔で配列された個々の吸収性本体を、水平
方向に90°反転し、上記接着剤を介して外層部ウエブ
に別の所定の間隔で接合し、横流れのおむつウエブを形
成する工程と、 l)おむつウエブにおける吸収性本体が配置されていな
い箇所に、レッグ用開口部を所定の間隔で設ける工程
と、 m)おむつウエブを、その流れ方向に平行な両側縁が一
致し、且つ吸収性本体の配置されていない側の面が該お
むつウエブの外側表面を形成するように、流れ方向に平
行に二つに折り畳む工程と、 n)二つ折りされたおむつウエブにおけるレッグ用開口
部が配置された箇所において、重なった外層部を互いに
接合する工程と、 o)おむつウエブにおける上記の接合された部分に隣接
する箇所を切断することによって、個々のパンツ型おむ
つを得る工程とを具備することを特徴とする吸収性物品
の製造方法を提供するものである。
【0020】更に、本発明は、上記の本発明の吸収性物
品の別の好ましい製造方法として、 a)吸収体を、その長さ方向を流れ方向(縦流れ)とし
て連続的に製造する工程と、 b)トップシート部材を構成する中央不織布とサイド不
織布とを、製品形態における長さ方向を流れ方向(縦流
れ)として連続的に巻き出す工程と、 c)サイド不織布を2つに分割して2条のサイド不織布
にする工程と、 d)2条のサイド不織布を、それぞれの一側縁部分が中
央不織布の両側縁それぞれと積層されるように、中央不
織布に対して位置決めする工程と、 e)2条のサイド不織布と中央不織布とを積層された部
分において接合し、上記吸収体の幅よりも広いトップシ
ート部材を形成する工程と、 f)上記吸収体を上記トップシート部材で巻き上げるこ
とによって、連続的に縦流れの吸収性本体ウエブを形成
する工程とを具備し、一方で、 g)外層部を構成する少なくともフィルムとカバー不織
布とを、製品形態における長さ方向を流れ方向(縦流
れ)として連続的に巻き出す工程と、 h)フィルムとカバー不織布との間に少なくともレッグ
ギャザーを形成する弾性部材を張設しつつ、該フィルム
及びカバー不織布を積層し、連続する縦流れの外層部ウ
エブを形成する工程とを具備し、更に、 i)上記吸収性本体ウエブを個々の吸収性本体に分断
し、所定の間隔で配列する工程と、 j)個々の吸収性本体、又は外層部ウエブにおける吸収
性本体が接合されるべき箇所に、吸収性本体と外層部ウ
エブとを接合する接着剤を塗工する工程と、 k)所定の間隔で配列された個々の吸収性本体を、上記
接着剤を介して外層部ウエブに所定の間隔で接合し、縦
流れのおむつウエブを形成する工程と、 l)おむつウエブに、着用時に使用する締結用のテープ
を接合する工程と、 m)上記テープを接合する工程の前又は後に、おむつウ
エブにおける吸収性本体の両側に一対のレッグ用切欠き
を設ける工程と、 n)連続するおむつウエブを所定の長さで切断すること
によって、個々のフラット型おむつを得る工程とを具備
することを特徴とする吸収性物品の製造方法を提供する
ものである。
【0021】
【作用】本発明の吸収性物品によれば、パンツ型おむつ
においては、開口部の全周を弾性化させることと、立体
バリアカフスを配置させることが容易にできる。また、
吸収体の全周を撥水化処理させることができ、これによ
って排泄物をおむつの外側に漏らすおそれがない。更
に、吸収体の長手方向両端部が、製品の長手方向両端部
と離れているので、使用時の滲み漏れやポリマー漏れの
心配がない。
【0022】また、本発明の製造方法によれば、本発明
の吸収性物品が、該吸収性物品に張設する弾性部材の張
設工程や伸縮応力の影響などについて、高速生産化の問
題を考慮した構成とされているため、その生産性を損ね
ることなく上記吸収性物品を製造することができる。
【0023】
【実施例】以下に、先ず、本発明の吸収性物品の一実施
例であるパンツ型の使い捨ておむつについて、図面を参
照しながら説明する。図1〜図5は本発明の吸収性物品
の一実施例であるパンツ型使い捨ておむつを示し、図1
はそのサイドシール部分を剥がして展開した状態を示す
展開平面図、図2は図1に示すパンツ型使い捨ておむつ
を更にその外層部を一部切欠いて示す展開平面図、図3
の(a)は図1の吸収性本体を示す平面図、(b)〜
(f)はそれぞれ(a)のX1 −X1 、X2 −X2 、X
3 −X3 、及びY1 −Y1 、Y2−Y2 の各断面図、図
4は図3の吸収性本体に用いられる吸収体を示す平面
図、図5は図3の吸収性本体に用いられるトップシート
部材を一部切欠いて示す平面図である。
【0024】本実施例のパンツ型使い捨ておむつ1は、
図1に示す如く、大きくは、排泄物を収容し保持する吸
収性本体3と、着用者の脚周り及び/又は胴周りが弾性
化された液不透過性の外層部2とを積層し接合して構成
されたもので、図1においては、腹側部52及び背側部
50それぞれのサイドシール部分52Aと50A、52
Aと50Aを剥して展開した状態を示してある。
【0025】而して、本実施例のパンツ型使い捨ておむ
つ1においては、図1乃至図3に示す如く、上記吸収性
本体3は、吸収体20と該吸収体20をその幅方向に包
み込むトップシート部材21とからなり、且つ該吸収性
本体3の長さ方向の両端部は、上記外層部2の少なくと
も撥水化された延出部分4A及び4Bによって覆われ、
これによって該吸収性本体3の両端部と上記外層部2と
が一体化されている。また、図1乃至図3に示す如く、
上記トップシート部材21は、その長さ方向の全長に亘
る幅方向中央部に中央不織布23が配置され、且つ両側
には撥水性のサイド不織布22A及び22Bが接合され
ており、該トップシート部材21の長さは上記吸収体2
0の長さと等しいか又はそれより若干長く、その幅は上
記吸収体20の幅よりも大で且つ3倍以下とされてい
る。
【0026】本実施例のパンツ型使い捨ておむつ1につ
いて更に説明すると、図1及び図2に示す如く、上記吸
収性本体3の長手方向端部は、上記外層部2を構成す
る、該吸収性本体3の長手方向全長よりも長い外層不織
布4の外方延出部分4A、4Bがそれぞれおむつ1の身
体面側に折り返されることにより、覆われている。
【0027】上記外層部2は、図2に示す如く、おむつ
1の外側表面とウエスト折り返し部分4Aを形成する外
層不織布4と、液不透過性のフィルム5と、着用者の肌
に接する側を形成するカバー不織布6の3枚のシートで
構成されている。
【0028】該外層部2は、その中に配置された弾性部
材によって伸縮可能とされている。おむつ1の腹側半分
を構成する弾性部材7Aと、背側半分を構成する弾性部
材7Bとが、フィルム5とカバー不織布6との間に、少
なくともレッグ開口部に沿った部分を弾性化させるため
に配置され、それぞれレッグギャザーを構成している。
また、弾性部材8A、8Bが外層不織布4とカバー不織
布6との間に、ウエスト開口部を弾性化させるために配
置され、それぞれウエストギャザーを構成している。さ
らに、弾性部材9A、9Bが、レッグギャザーと同様に
フィルム5とカバー不織布6との間に配置され、それぞ
れ胴周りギャザーを構成している。該胴周りギャザー
(弾性部材9A、9B)は、着用中にパンツ型おむつを
着用者に対して好適な位置及び状態に維持させるために
有効である。
【0029】以上のように構成された外層部2の上に、
図2に示す如く、吸収性本体3が載置され、外層不織布
4の延出部分4A、4Bが吸収性本体3の長手方向両端
部を覆うように身体側に折り返されている。外層不織布
4の延出部分4A、4Bは、着用中に吸収性本体3の排
泄物が滲み漏れを起こさないように、撥水処理されてい
ることが好ましい。これにより排泄ポイントの全周にわ
たる撥水化処理が達成される。
【0030】上記吸収性本体3は、図3に示す如く、吸
収体20(図4参照)がトップシート部材21(図5参
照)に包まれたものである。該吸収性本体3は、第1立
体(バリア)カフス24Aと第2立体(バリア)カフス
25Aとを備えており、第1立体カフス24Aは中央不
織布23に対して固定端と自由端とを有し、該自由端に
第1弾性部材24を備え、且つその第1立体カフス24
Aの長手方向両端部は中央不織布23に固定されてい
る。
【0031】上記吸収体20は、図4に示す如く、着用
者の体型に合った砂時計の形状をしている。すなわち、
吸収体20は、基本的に矩形の吸収体の股下部51が切
り欠かれている。吸収体20としては、解繊パルプを主
材とし、高分子吸水ポリマーを併用したものが好まし
く、その周りは台紙に覆われている。そのほか、セルロ
ース繊維、熱可塑性樹脂、高分子吸水ポリマーの混合物
に熱処理を施したものが好ましい。いくつかの層が積層
された形の吸収体20にあっては、高分子吸水ポリマー
の存在位置は、その上層、中層、下層のいずれであって
もよく、パルプと混合させてあってもよい。また、吸収
体20の長手方向におけるポリマーの配置位置は、長手
方向の中央部のみに散布されているのが好ましい。高分
子吸水ポリマーは、自重の20倍以上の液体を吸収して
保持し得る性能を有し、ゲル化する性質を有するものが
好ましく、このような高分子吸水ポリマーとしては、デ
ンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン
−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)
重合体などが好ましい。
【0032】上記トップシート部材21は、図5に示す
如く、サイド不織布22A、22Bと、排泄物を透過さ
せる親水性の中央不織布23とが接合されて構成され、
パンツ型おむつ1の着用中に股下からの排泄物の漏れを
防止するための、前記第1立体カフス24A、24Aを
形成する第1弾性部材24、24と、前記第2立体カフ
ス25A、25Aを形成する第2弾性部材25、25と
が張設されている。
【0033】上記第1弾性部材24、24は、サイド不
織布22A、22Bが折り畳まれて袋状になった箇所に
張設され、着用時には中央不織布23から離間して立体
形状の堰をなす。また、上記第2弾性部材25、25
は、吸収体20をその幅方向にトップシート部材21で
巻き上げるときの折り返し仮想線26、26に沿って張
設され、また、上記吸収性本体3の股下領域における側
縁部分は外層部2に接着されない。そのため、該側縁部
分はトップシート部材21の上記折り返し仮想線26、
26に沿った第2立体カフス25A、25Aを形成し、
漏れ防止に効果を発揮する。こうして、弾性部材7A、
7Bによるレッグギャザー、第1立体カフス24A、2
4A、及び第2立体カフス25A、25Aによって、3
重の防漏壁が形成される。
【0034】上記トップシート部材21におけるサイド
不織布22A、22B、及び上記外層部2におけるカバ
ー不織布6並びに外層不織布4としては、撥水性の不織
布、織布等が好ましく、上記トップシート部材21の中
央不織布23としては親水性の不織布、織布、多孔性フ
ィルム等が好ましい。上記外層部2の外層不織布4が撥
水性で、且つ上記トップシート部材21のサイド不織布
22A、22Bが撥水性の場合は、親水性である排泄ポ
イントを囲む全周が撥水性の上記素材で囲まれることに
なり、おむつ1における排泄物の収容特性が向上され
る。
【0035】上記弾性部材7A、7B、8A、8B、9
A、9B、24、25としては、糸状ゴム、平ゴム、リ
ボン状の弾性体、熱収縮性素材、吸水収縮性繊維など、
それぞれ伸縮自在の弾性を有するものであれば特に制限
はない。
【0036】図1に示すパンツ型おむつ1は、コストダ
ウンを目的して、外層部2における外層不織布4を省
き、フィルム5がパンツ型おむつ1の外側表面を形成す
る構成とすることができ、その場合、ウエスト部にウエ
スト用シートを追加的に配置してフィルム5を挟まずに
布感覚の柔らかいウエストギャザーを形成することが好
ましい。
【0037】本実施例のパンツ型使い捨ておむつ1は上
述の如く構成されているため、次のような優れた製品性
能を有している。まず、製品の股下部分に3重の防漏壁
となるギャザーを配置すること、即ち、レッグ開口部の
全周を弾性化させること、及び排泄ポイントの周囲に第
1及び第2の立体カフス24A及び25Aを配置するこ
とが容易である。
【0038】また、着用時の排泄ポイントを囲む全周
(外層部2の外層不織布4及びトップシート部材21の
サイド不織布22A、22B)を撥水化処理することが
容易であり、これによっておむつ1の防漏効果を高め、
排泄物をおむつ1の外側に漏らすおそれがない。更にま
た、上記吸収体20の長手方向両端部が、製品(おむつ
1)の長手方向両端部と離れている(図1参照)ので、
使用時の滲み漏れやポリマー漏れの心配がない。
【0039】次に、本発明の吸収性物品の別の実施例で
あるフラット型の使い捨ておむつについて説明する。図
6は、吸収性本体と外層部とからなるフラット型使い捨
ておむつを一部切欠いて示す平面図である。
【0040】フラット型使い捨ておむつ101において
は、上記外層部102は、フィルム108とカバー不織
布109との間に、湾曲形状のレッグギャザー用弾性部
材105とウエストギャザー用弾性部材106とが配置
されて形成されている。該外層部102の上に、前記パ
ンツ型おむつ1に示したものと同等の吸収性本体103
が載置されて、該吸収性本体103の長手方向両端部を
覆うようにウエストバリアシート104、104が接合
された後、締結片107、107が接合される。
【0041】上述のフラット型使い捨ておむつ101に
おいても、前記実施例のパンツ型使い捨ておむつ1と同
様な効果が奏され、特に、上記フラット型おむつ101
は、その全周が撥水化され、且つ上記吸収性本体103
が備える立体ギャザー(立体バリアカフス)がポケット
構造を構成するため、排泄物の収容特性が従来のフラッ
ト型おむつと比較して改良されている。
【0042】次に、本発明の吸収性物品の製造方法を、
上記実施例のパンツ型使い捨ておむつ1の製造方法の一
実施態様について図7〜図9を参照しながら説明する。
図7〜図9はそれぞれ本発明の製造方法の一実施態様の
要部を示すもので、図7はトップシート部材ウエブ20
1の加工フローを示す平面図、図8は外層部ウエブ30
1の加工フローを示す平面図、図9はパンツ型使い捨て
おむつウエブ401の加工フローを示す平面図である。
尚、使用する材料については、前述の製品(パンツ型使
い捨ておむつ1)において説明した内容と同様であるか
ら省略する。
【0043】而して、本発明の製造方法においては、ま
ず、図7に示す如く、下記〜に示す縦流れの方法で
トップシート部材ウエブ201を形成する。 連続するサイド不織布ウエブ202が、パンツ型おむ
つに配置されたときの長手方向を流れ方向(縦流れ)と
して巻き出される。 サイド不織布ウエブ202はスリッター205を通し
て2条のサイド不織布ウエブ202、202となる。
【0044】2条のサイド不織布ウエブ202、20
2の向かい合う側縁に隣接して、ホットメルト型接着剤
のアプリケータ206により、ホットメルト型接着剤2
11、211を間欠的に塗布し、糸状の第1弾性部材2
03、203を伸長状態で接着していく。 第1弾性部材203、203を接着した領域を包み込
むようにして、サイド不織布ウエブ202、202を折
り返し、該折り返し部分に連続的にシーラー207によ
ってヒートシールを施していく。
【0045】第1弾性部材203、203を張設され
た2条のサイド不織布ウエブ202、202を、ロール
208を通して所定の位置へ走行させる。 他方で、親水性の中央不織布ウエブ204が、パンツ
型おむつに配置されたときの長手方向を流れ方向(縦流
れ)として連続して巻き出される。 中央不織布ウエブ204の両側縁部に隣接してホット
メルト型接着剤が塗布装置209によってパターンで塗
布される。流れ方向におけるホットメルト型接着剤が間
欠的に塗布されない部分212、212は、第1弾性部
材203、203が収縮した状態で第1立体カフスを形
成するために設けられる。
【0046】上記中央不織布ウエブ204の接着剤の
塗布面が、上記位置決めされたサイド不織布ウエブ20
2、202と合流し、トップシート部材ウエブ201が
形成される。 シールロール210を介し中央不織布ウエブ204
と、サイド不織布ウエブ202、202を更にヒートシ
ール接合し、トップシート部材ウエブ201を完成す
る。
【0047】一方、図8に示す如く、下記 (1)〜(8) に
示す横流れの方法で外層部ウエブ301を形成する。 (1) 液不透過性のフィルムウエブ302が、パンツ型お
むつに配置されたときの幅方向を流れ方向(横流れ)と
して連続的に巻き出される。 (2) 連続するレッグギャザー用弾性部材303、303
をフィルムウエブ302に沿わせた状態で、フィルムウ
エブ302の流れ方向と直交する方向に揺動ガイド30
4、304を使って揺動していく。
【0048】(3) パンツ型おむつに配置されたときの幅
方向を流れ方向(横流れ)としたカバー不織布306が
連続的に巻き出される。 (4) 揺動後の弾性部材303、303の下側にフィルム
ウエブ302を沿わせた状態で、その上面よりホットメ
ルト型接着剤を塗布装置305によって塗布し、カバー
不織布306で弾性部材303、303をサンドイッチ
して、横流れのギャザーシートウエブ313を形成す
る。
【0049】(5) 他方で、外層不織布ウエブ309が、
パンツ型おむつに配置されたときの幅方向を流れ方向
(横流れ)として連続的に巻き出される。 (6) 胴周りギャザー用弾性部材307、307とウエス
トギャザー用弾性部材308、308が伸長状態で供給
され、ホットメルト型接着剤が塗工装置310、310
で塗工された後、外層不織布ウエブ309に接着され
る。
【0050】(7) 弾性部材307、307及び308、
308の張設された外層不織布ウエブ309に、ホット
メルト型接着剤を塗布装置311によって、ウエスト折
り返し線312、312の間の部分に塗布する。 (8) 弾性部材307、307及び308、308をギャ
ザーシートウエブ313のフィルムウエブ302面及び
外層不織布ウエブ309によりサンドイッチするよう
に、両シート313及び309を貼り合わせ、横流れの
外層部ウエブ301を形成する。
【0051】上述のようにして形成された縦流れのトッ
プシート部材ウエブ201と横流れの外層部ウエブ30
1から、図9に示す如く、下記 1 〜 12 によりおむつ
ウエブ401を構成する。
【0052】1 上記工程にて形成された連続するトッ
プシート部材ウエブ201は、塗布装置402により、
連続的にホットメルト型接着剤を塗布される。このと
き、追加的に第2立体カフスを形成する第2弾性部材が
張設されることが好ましい。 2 一方、積繊装置を経て形成された砂時計型の吸収体
403は、所定長さの個々の吸収体に分断され、所定の
ピッチで供給される。吸収体403はトップシート部材
ウエブ201と同じく縦流しである。
【0053】3 トップシート部材ウエブ201の接着
剤塗布面に、吸収体403が間欠的に供給、接着され
る。このため、吸収体の長さはトップシート部材の長さ
に等しく、もしくはそれより短く、また、両サイドの巻
き上げ工程のため、トップシート部材の幅は吸収体の幅
よりも大きく、吸収体の3倍の幅以下であることが好ま
しい。この時、吸収体403はトップシート部材ウエブ
201の幅方向の中央部分に位置される。
【0054】4 巻き上げ装置404において、吸収体
403は連続的にガイド等によってトップシート部材ウ
エブ201に巻き上げられ、吸収性本体ウエブが形成さ
れる。 5 吸収性本体ウエブは、切断装置を経て個々の吸収性
本体410、410、..に分断され、反転装置405
にてそれぞれ水平面内において90°の方向転換がなさ
れる。すなわち、吸収性本体410はその長手方向が流
れ方向と一致していたが、その幅方向が流れ方向と一致
するように方向転換される。
【0055】6 他方で、上記工程にて形成された連続
する外層部ウエブ301は、塗布装置406によって、
外層部ウエブ301の外側延出部分411、411には
連続的に、また、吸収性本体410、410、..が接
着されるべき部分にはパターンで、ホットメルト型接着
剤が塗工される。該接着剤のパターン塗工は、隣合う切
断仮想線412と412の中央部分になされ、その面積
は吸収性本体の面積よりも小さい。これは吸収性本体を
外れたホットメルト型接着剤が着用者の肌に触れること
を防ぐためである。
【0056】7 上記ホットメルト型接着剤のパターン
塗工された外層部ウエブ301の所定の位置に、上記反
転工程405で反転された吸収性本体410、41
0、..が所定の間隔で供給され、上記接着剤を介して
吸収性本体410、410、..と外層部ウエブ301
とがそれぞれ接合され、パンツ型おむつウエブ401を
形成する。
【0057】8 パンツ型おむつウエブ401は、ウエ
ストフラップ巻き上げ装置408において、吸収性本体
410の長手方向両端部が外層部ウエブ301の延出部
分411、411で覆われるように、該延出部分41
1、411がガイド等によって巻き上げられ、接着され
る。吸収性本体410の長手方向両端部は、このように
して外層不織布ウエブ309で覆われるため、少々の接
着ミスを隠蔽することができる。 9 パンツ型おむつウエブ401は、ロータリーダイカ
ッター(図示せず)等によりレッグホール(レッグ開口
部)409、409、..を打ち抜かれる。
【0058】そのあと、(以下図示せず) 10 パンツ型おむつウエブ401は、その両側縁が一致
し、外層不織布ウエブ309が該おむつウエブ401の
外側表面を形成するように、流れ方向に二つ折りされ
る。 11 パンツ型おむつウエブ401のレッグホール40
9、409、..の配置された箇所において、2層に重
ねられた外層部ウエブ301を互いに接合する。
【0059】12 パンツ型おむつウエブ401の上記接
合された部分に隣接する箇所(切断仮想線412、41
2、..上)を切断することによって、個々のパンツ型
使い捨ておむつを得る。 本発明の製造方法の一実施態様は、上述の如く、縦−横
流しの方法によりパンツ型使い捨ておむつを製造するも
のである。
【0060】上述の本発明の製造方法によれば、上記パ
ンツ型使い捨ておむつの構成が、該おむつに張設する弾
性部材の張設工程やその伸縮応力の影響などについて高
速生産化の問題を考慮したものとされているため、その
生産性を損ねることなく該パンツ型使い捨ておむつを製
造することができる。
【0061】即ち、上記弾性部材の張設は、弾性部材の
張設されるウエブの流れ方向に沿って行われるので、製
品仕様に対する加工適性を低下させない。また、反転対
象物(即ち、吸収性本体)を限定した構成としてあるの
で、高速生産に優れる。即ち、ほぼ矩形の反転対象物
は、その4隅部分まで剛性のある吸収体が配置されるよ
うにしてあるので、反転対象物の全面を支持することが
でき、他の反転対象物を選択した場合と比較して、外層
部に接着していくときの耳折れやめくれなどの心配がな
い。また、吸収性本体には弾性部材が配置されている
が、上記吸収体の剛性によって、その収縮応力の影響を
受けることが少なく、よって、個々の吸収性本体のハン
ドリングを容易にしている。
【0062】また、上記反転工程については、従来の方
法では、反転機上で個々の反転対象物にカットし、90
°反転をしていたため、反転対象物の大きさと貼付ピッ
チについては寸法的な制限が与えられていた。しかしな
がら、本発明方法では、切断は切断工程、反転は反転工
程と分けて行うため、加工寸法の制限は取り除かれるよ
うにされている。
【0063】次に、本発明の製造方法の別の実施態様
を、前記のフラット型の使い捨ておむつを製造する場合
について説明する。フラット型使い捨ておむつは、前述
の如く、吸収性本体と外層部とが積層された構成を有す
るものであり、下記 <1>〜<5> に示す方法で製造され
る。(図示せず)
【0064】<1> 吸収性本体を、上述のパンツ型おむつ
ウエブ401の製造の場合と同様の縦流しの方法により
形成する。 <2> 外層部ウエブを、上述のパンツ型おむつウエブ40
1の製造の場合と同様の縦流しの方法により形成する。
【0065】<3> 連続する外層部ウエブの身体側の面
に、吸収性本体を間欠的に配置して、おむつウエブを形
成する。(このとき、吸収性本体の長手方向両端部を覆
うように、ウエストバリアシートを追加的に接着するこ
とが好ましい。) <4> おむつウエブのレッグ部に切欠きを施し、締結用の
テープを所定の位置に配置する。 <5> おむつウエブの隣合う吸収性本体の間を分断するこ
とによって、個々のフラット型使い捨ておむつを得る。 上述の如く、本発明の製造方法の別の実施態様は、上記
吸収性本体を反転しない「縦−縦流し」の方法により吸
収性物品を製造するものである。
【0066】尚、本発明の吸収性物品及びその製造方法
は、上記の実施例及び実施態様に制限されないことは言
う迄もなく、本発明の吸収性物品は、本発明の趣旨を逸
脱しない限り種々の変更が可能であり、また、本発明の
製造方法の実施については、本発明の趣旨を逸脱しない
限り種々の方法を選択することができる。
【0067】例えば、上記製造方法におけるホットメル
ト型接着剤の塗工装置としては、面塗工に適したスパイ
ラルスプレーガンやメルトブローン法を応用したカーテ
ンスプレー等のスプレーガン、あるいは、同じく面塗工
に適したダイコータ、線形状の塗工に適したビードノズ
ル等、従来公知のものを利用することができる。また、
前記の各構成部材の接合方法としては、ホットメルト型
接着剤やヒートシーラーのほか、超音波や圧着等の従来
公知の方法を利用することができる。
【0068】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は、高速生産に対応
でき且つ優れた製品性能を備えており、また、本発明の
製造方法によれば、上記効果を奏する本発明の吸収性物
品を容易に且つ連続的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の吸収性物品の一実施例であるパ
ンツ型使い捨ておむつのサイドシール部分を剥がして展
開した状態を示す展開平面図である。
【図2】図2は図1に示すパンツ型使い捨ておむつを更
にその外層部を一部切欠いて示す展開平面図である。
【図3】図3の(a)は図1の吸収性本体を示す平面
図、(b)〜(f)はそれぞれ(a)のX1 −X1 、X
2 −X2 、X3 −X3 、及びY1 −Y1 、Y2 −Y2
各断面図である。
【図4】図4は図3の吸収性本体に用いられる吸収体を
示す平面図である。
【図5】図5は図3の吸収性本体に用いられるトップシ
ート部材を一部切欠いて示す平面図である。
【図6】図6は本発明の吸収性物品の別の実施例である
フラット型使い捨ておむつの一部を切欠いて示す平面図
である。
【図7】図7は本発明品のパンツ型使い捨ておむつを製
造する場合の中間品であるトップシート部材ウエブの加
工フローを示す平面図である。
【図8】図8は本発明品のパンツ型使い捨ておむつを製
造する場合の中間品である外層部ウエブの加工フローを
示す平面図である。
【図9】図9は本発明品のパンツ型使い捨ておむつを製
造する場合の中間品であるパンツ型おむつウエブの加工
フローを示す平面図である。
【符号の説明】
1 パンツ型使い捨ておむつ 2 外層部 3 吸収性本体 4 外層不織布 5 フィルム 6 カバー不織布 20 吸収体 21 トップシート部材 22A サイド不織布 22B サイド不織布 23 中央不織布 201 トップシート部材ウエブ 301 外層部ウエブ 401 おむつウエブ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排泄物を収容し保持する吸収性本体と、
    着用者の脚周り及び/又は胴周りが弾性化された液不透
    過性の外層部とを積層し接合した吸収性物品であって、 上記吸収性本体は、吸収体と該吸収体をその幅方向に包
    み込むトップシート部材とからなり、且つ該吸収性本体
    の長さ方向の両端部は、上記外層部の少なくとも撥水化
    された延出部分によって覆われ、これによって該吸収性
    本体の両端部と上記外層部とが一体化されており、 上記トップシート部材は、その長さ方向の全長に亘る幅
    方向中央部に中央不織布が配置され、且つ両側には撥水
    性のサイド不織布が接合されており、該トップシート部
    材の長さは上記吸収体の長さと等しいか又はそれより若
    干長く、その幅は上記吸収体の幅よりも大で且つ3倍以
    下であることを特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】 上記吸収性物品は、腹側部、股下部及び
    背側部からなっており、上記腹側部及び上記背側部それ
    ぞれの両側縁部を接合固定して、ウエスト開口部及び一
    対のレッグ開口部を形成してあることを特徴とする請求
    項1に記載の吸収性物品。
  3. 【請求項3】 上記サイド不織布には、着用者の身体に
    接触する面の上記吸収性本体の幅方向中央部側の側縁に
    隣接してそれぞれ第1立体カフスが形成され、該第1立
    体カフスはそれぞれ上記吸収性本体の長さ方向中央部に
    おいては上記中央不織布に接合されていないことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 上記外層部は、少なくとも液不透過性の
    バックシートを含む2枚以上のシートが積層されてな
    り、該シートの間に少なくとも脚周り用の弾性部材が張
    設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか
    一つに記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】 上記トップシート部材には、上記吸収性
    本体の長さ方向に沿う両側縁それぞれに隣接して弾性部
    材が配置され、それぞれ第2立体カフスが形成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載
    の吸収性物品。
  6. 【請求項6】 上記吸収体は、その長さ方向中央部が両
    端部に比べて幅の狭い砂時計型に形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の吸収性
    物品。
  7. 【請求項7】 上記吸収性本体と上記外層部との接合
    は、上記吸収性本体の接合面に塗布された接着剤による
    ものであり、該接着剤は上記吸収性本体における上記吸
    収体よりも小さい面積に塗布されていることを特徴とす
    る請求項1乃至6の何れか一つに記載の吸収性物品。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法
    であって、 a)吸収体を、その長さ方向を流れ方向(縦流れ)とし
    て連続的に製造する工程と、 b)トップシート部材を構成する中央不織布とサイド不
    織布とを、製品形態における長さ方向を流れ方向(縦流
    れ)として連続的に巻き出す工程と、 c)サイド不織布を2つに分割して2条のサイド不織布
    にする工程と、 d)2条のサイド不織布を、それぞれの一側縁部分が中
    央不織布の両側縁それぞれと積層されるように、中央不
    織布に対して位置決めする工程と、 e)2条のサイド不織布と中央不織布とを積層された部
    分において接合し、上記吸収体の幅よりも広いトップシ
    ート部材を形成する工程と、 f)上記吸収体を上記トップシート部材で巻き上げるこ
    とによって、連続的に縦流れの吸収性本体ウエブを形成
    する工程とを具備し、一方で、 g)外層部を構成する外層不織布、フィルム及びカバー
    不織布を、製品形態における幅方向を流れ方向(横流
    れ)として連続的に巻き出す工程と、 h)外層不織布、フィルム及びカバー不織布を積層し、
    また、外層部を弾性化させる弾性部材を該外層部に介装
    し、連続する横流れの外層部ウエブを形成する工程とを
    具備し、更に、 i)上記吸収性本体ウエブを個々の吸収性本体に分断
    し、所定の間隔で配列する工程と、 j)個々の吸収性本体、又は外層部ウエブにおける吸収
    性本体が接合されるべき箇所に、吸収性本体と外層部ウ
    エブとを接合する接着剤を塗工する工程と、 k)所定の間隔で配列された個々の吸収性本体を、水平
    方向に90°反転し、上記接着剤を介して外層部ウエブ
    に別の所定の間隔で接合し、横流れのおむつウエブを形
    成する工程と、 l)おむつウエブにおける吸収性本体が配置されていな
    い箇所に、レッグ用開口部を所定の間隔で設ける工程
    と、 m)おむつウエブを、その流れ方向に平行な両側縁が一
    致し、且つ吸収性本体の配置されていない側の面が該お
    むつウエブの外側表面を形成するように、流れ方向に平
    行に二つに折り畳む工程と、 n)二つ折りされたおむつウエブにおけるレッグ用開口
    部が配置された箇所において、重なった外層部を互いに
    接合する工程と、 o)おむつウエブにおける上記の接合された部分に隣接
    する箇所を切断することによって、個々のパンツ型おむ
    つを得る工程とを具備することを特徴とする吸収性物品
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法
    であって、 a)吸収体を、その長さ方向を流れ方向(縦流れ)とし
    て連続的に製造する工程と、 b)トップシート部材を構成する中央不織布とサイド不
    織布とを、製品形態における長さ方向を流れ方向(縦流
    れ)として連続的に巻き出す工程と、 c)サイド不織布を2つに分割して2条のサイド不織布
    にする工程と、 d)2条のサイド不織布を、それぞれの一側縁部分が中
    央不織布の両側縁それぞれと積層されるように、中央不
    織布に対して位置決めする工程と、 e)2条のサイド不織布と中央不織布とを積層された部
    分において接合し、上記吸収体の幅よりも広いトップシ
    ート部材を形成する工程と、 f)上記吸収体を上記トップシート部材で巻き上げるこ
    とによって、連続的に縦流れの吸収性本体ウエブを形成
    する工程とを具備し、一方で、 g)外層部を構成する少なくともフィルムとカバー不織
    布とを、製品形態における長さ方向を流れ方向(縦流
    れ)として連続的に巻き出す工程と、 h)フィルムとカバー不織布との間に少なくともレッグ
    ギャザーを形成する弾性部材を張設しつつ、該フィルム
    及びカバー不織布を積層し、連続する縦流れの外層部ウ
    エブを形成する工程とを具備し、更に、 i)上記吸収性本体ウエブを個々の吸収性本体に分断
    し、所定の間隔で配列する工程と、 j)個々の吸収性本体、又は外層部ウエブにおける吸収
    性本体が接合されるべき箇所に、吸収性本体と外層部ウ
    エブとを接合する接着剤を塗工する工程と、 k)所定の間隔で配列された個々の吸収性本体を、上記
    接着剤を介して外層部ウエブに所定の間隔で接合し、縦
    流れのおむつウエブを形成する工程と、 l)おむつウエブに、着用時に使用する締結用のテープ
    を接合する工程と、 m)上記テープを接合する工程の前又は後に、おむつウ
    エブにおける吸収性本体の両側に一対のレッグ用切欠き
    を設ける工程と、 n)連続するおむつウエブを所定の長さで切断すること
    によって、個々のフラット型おむつを得る工程とを具備
    することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記トップシート部材の流れ方向中心
    線に関し対称に配置されたサイド不織布における該流れ
    方向中心線側の側縁それぞれに、弾性化された第1立体
    カフスが配置されるように、上記サイド不織布を中央不
    織布と接合する工程の前に、該第1立体カフスを形成す
    る第1弾性部材をサイド不織布の上記側縁部に張設する
    工程を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の吸
    収性物品の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記吸収体は、その長さ方向中央部が
    両端部に比べて幅の狭い砂時計型に製造されることを特
    徴とする請求項8乃至10の何れか一つに記載の吸収性
    物品の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記吸収性本体の両側縁それぞれに第
    2立体カフスが形成されるように、上記吸収性本体ウエ
    ブの製造工程において吸収体をトップシート部材で巻き
    上げる工程の前に、該第2立体カフスを形成する第2弾
    性部材を、上記吸収体を巻く際の上記トップシート部材
    の折り返し線それぞれに沿う少なくとも吸収性本体の長
    さ方向中央部に張設する工程を含むことを特徴とする請
    求項8乃至11の何れか一つに記載の吸収性物品の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 上記吸収性本体を外層部ウエブに接合
    しておむつウエブを形成する工程の後に、上記吸収性本
    体の長さ方向両端部を覆うように、上記外層部ウエブの
    延出部分を巻き上げる工程を含むことを特徴とする請求
    項8又は10乃至12の何れか一つに記載の吸収性物品
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記吸収性本体を外層部ウエブに接合
    しておむつウエブを形成する工程の後に、ウエストバリ
    アシートを巻き出して所定の長さに切断し、そのウエス
    トバリアシートを上記吸収性本体の長さ方向両端部に該
    両端部を覆うように所定の間隔で接着する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項9乃至12の何れか一つに記載の
    吸収性物品の製造方法。
  15. 【請求項15】 レッグギャザーを形成する弾性部材
    を、上記外層部を構成するカバー不織布とフィルムとの
    間に張設する工程を含むことを特徴とする請求項8乃至
    14の何れか一つに記載の吸収性物品の製造方法。
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