JPH0629647A - フォトレジストの剥離方法 - Google Patents
フォトレジストの剥離方法Info
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- JPH0629647A JPH0629647A JP18113092A JP18113092A JPH0629647A JP H0629647 A JPH0629647 A JP H0629647A JP 18113092 A JP18113092 A JP 18113092A JP 18113092 A JP18113092 A JP 18113092A JP H0629647 A JPH0629647 A JP H0629647A
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- solder
- copper
- resist
- copper foil
- solder plating
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- Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 下地銅箔上のフォトレジスト残渣をO2にC
F4を添加した混合ガスプラズマで除去し、エッチング
処理工程でエッチングレジストである半田めっき被膜の
溶出を防止して、歩留よく銅配線を形成する。 【構成】 基材1上の下地銅箔2の表面全体にフォトレ
ジスト3を被着させた後、パターン化学銅めっき層4を
形成し、その上にSn比40%以下の半田めっき皮膜5
を形成した後、フォトレジスト3の剥離を行う。半田め
っき皮膜5この半田めっき皮膜5処理で下地銅箔2上に
残留したレジスト残渣6を、O2にCF4を添加した混合
ガスプラズマでアツシングして除去する。パターン銅め
っき層4の上にSn比を40%以下とした半田めっき被
膜5は、次工程の下地銅箔の除去のためのエッチング処
理前の湯洗処理で溶出することがなく、エッチング処理
工程での銅残り不良を防止することができ、歩留よく銅
配線を形成することができる。
F4を添加した混合ガスプラズマで除去し、エッチング
処理工程でエッチングレジストである半田めっき被膜の
溶出を防止して、歩留よく銅配線を形成する。 【構成】 基材1上の下地銅箔2の表面全体にフォトレ
ジスト3を被着させた後、パターン化学銅めっき層4を
形成し、その上にSn比40%以下の半田めっき皮膜5
を形成した後、フォトレジスト3の剥離を行う。半田め
っき皮膜5この半田めっき皮膜5処理で下地銅箔2上に
残留したレジスト残渣6を、O2にCF4を添加した混合
ガスプラズマでアツシングして除去する。パターン銅め
っき層4の上にSn比を40%以下とした半田めっき被
膜5は、次工程の下地銅箔の除去のためのエッチング処
理前の湯洗処理で溶出することがなく、エッチング処理
工程での銅残り不良を防止することができ、歩留よく銅
配線を形成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線基板上に
微細パターンを加工するプリント配線基板の製造方法に
係り、特に、パターン銅めっき工法において、歩留良く
パターンを加工するために使用して好適なフォトレジス
トの剥離方法に関する。
微細パターンを加工するプリント配線基板の製造方法に
係り、特に、パターン銅めっき工法において、歩留良く
パターンを加工するために使用して好適なフォトレジス
トの剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板の製造時、パターン銅
とめっきレジストとを形成するために使用したフォトレ
ジストを剥離した後に残る残渣を除去する方法に関する
従来技術として、例えば、特開昭昭60−206190
号公報等に記載された技術が知られている。この従来技
術は、フォトレジストを剥離したプリント配線基板を強
酸中に浸漬した後に、レジストの残渣を耐酸性のブラシ
で機械的に除去するというものである。
とめっきレジストとを形成するために使用したフォトレ
ジストを剥離した後に残る残渣を除去する方法に関する
従来技術として、例えば、特開昭昭60−206190
号公報等に記載された技術が知られている。この従来技
術は、フォトレジストを剥離したプリント配線基板を強
酸中に浸漬した後に、レジストの残渣を耐酸性のブラシ
で機械的に除去するというものである。
【0003】また、他の従来技術として、例えば、特開
平3−40484号公報等に記載された技術が知られて
いる。この従来技術は、その後の工程で使用されるエッ
チング用マスクとしての半田めっきレジストの被膜を溶
出させることなく、フォトレジストの残渣を除去するた
めに、残留レジスト処理液なる薬液を用いるものであ
る。
平3−40484号公報等に記載された技術が知られて
いる。この従来技術は、その後の工程で使用されるエッ
チング用マスクとしての半田めっきレジストの被膜を溶
出させることなく、フォトレジストの残渣を除去するた
めに、残留レジスト処理液なる薬液を用いるものであ
る。
【0004】しかし、これらの従来技術は、作業上の手
間が多くかかり、フォトレジストの残渣を完全に除去す
ることが困難であるという問題点を有している。
間が多くかかり、フォトレジストの残渣を完全に除去す
ることが困難であるという問題点を有している。
【0005】このような問題点を解決し、フォトレジス
トの残渣を短時間に完全に除去することのできる従来技
術として、O2ガスにCF4ガスを添加したプラズマを用
いる方法が知られている。以下、この従来技術を図面に
より説明する。
トの残渣を短時間に完全に除去することのできる従来技
術として、O2ガスにCF4ガスを添加したプラズマを用
いる方法が知られている。以下、この従来技術を図面に
より説明する。
【0006】図3は従来技術を説明するプリント配線基
板の加工方法の主要な部分におけるプリント配線基板の
断面図である。図3において、1は基材、2は下地銅
箔、3はフォトレジスト、4はパターン化学銅めっき
層、5は半田めっき被膜、6はレジスト残渣、7は半田
めっきの溶出層である。
板の加工方法の主要な部分におけるプリント配線基板の
断面図である。図3において、1は基材、2は下地銅
箔、3はフォトレジスト、4はパターン化学銅めっき
層、5は半田めっき被膜、6はレジスト残渣、7は半田
めっきの溶出層である。
【0007】下地銅箔2が設けられている基材1上に、
パターン化学銅めっき層4及びその上の半田めっき皮膜
5を形成する場合、通常、下地銅箔2の表面全体にフォ
トレジスト3を被着させた後、公知の手法によりパター
ン化学銅めっき層4及びその上の半田めっき皮膜5を形
成して、図3(a)に示すような状態にされる。この場
合、半田めっき皮膜5に使用される半田は、一般に、S
n比60%の半田、すなわち、Pb40%、Sn60%
の半田が使用される。
パターン化学銅めっき層4及びその上の半田めっき皮膜
5を形成する場合、通常、下地銅箔2の表面全体にフォ
トレジスト3を被着させた後、公知の手法によりパター
ン化学銅めっき層4及びその上の半田めっき皮膜5を形
成して、図3(a)に示すような状態にされる。この場
合、半田めっき皮膜5に使用される半田は、一般に、S
n比60%の半田、すなわち、Pb40%、Sn60%
の半田が使用される。
【0008】このパターン化学銅めっき層4及びその上
の半田めっき皮膜5が形成された配線基板は、塩化メチ
レン等の有機溶剤によりフォトレジスト3が剥離され
る。一般に、この有機溶剤によるフォトレジスト3の剥
離処理では、完全にフォトレジスト3を除去することが
できず、図3(b)に示すようにレジスト残渣6が残っ
てしまう。
の半田めっき皮膜5が形成された配線基板は、塩化メチ
レン等の有機溶剤によりフォトレジスト3が剥離され
る。一般に、この有機溶剤によるフォトレジスト3の剥
離処理では、完全にフォトレジスト3を除去することが
できず、図3(b)に示すようにレジスト残渣6が残っ
てしまう。
【0009】このため、この処理を行った配線基板は、
O2ガスにCH4ガスを添加したプラズマによりアッシン
グ処理されて、レジスト残渣6の除去が行われ、図3
(c)に示すような、レジスト残渣6のない状態にされ
るが、この処理は、レジスト残渣6を完全に除去するた
めに複数回行われる。
O2ガスにCH4ガスを添加したプラズマによりアッシン
グ処理されて、レジスト残渣6の除去が行われ、図3
(c)に示すような、レジスト残渣6のない状態にされ
るが、この処理は、レジスト残渣6を完全に除去するた
めに複数回行われる。
【0010】このアッシング処理後、下地銅箔のエッチ
ング前処理工程で、例えば、100℃、5分の湯洗によ
る銅表面処理が行われるが、エッチングレジストとして
使用する半田めっき被膜5は、前述のアッシング処理で
変質されてしまっており、前述の銅表面処理で半田めっ
き被膜5が解け出して、下地銅箔2の上に、図3(d)
に示すように、半田めっきの溶出層7を形成してしま
う。
ング前処理工程で、例えば、100℃、5分の湯洗によ
る銅表面処理が行われるが、エッチングレジストとして
使用する半田めっき被膜5は、前述のアッシング処理で
変質されてしまっており、前述の銅表面処理で半田めっ
き被膜5が解け出して、下地銅箔2の上に、図3(d)
に示すように、半田めっきの溶出層7を形成してしま
う。
【0011】その後、公知のエッチング処理を行って、
下地銅箔2の除去を行うが、図3(e)に示すように、
半田めっきの溶出層7の下部の下地銅箔2が残る不良を
発生させる。
下地銅箔2の除去を行うが、図3(e)に示すように、
半田めっきの溶出層7の下部の下地銅箔2が残る不良を
発生させる。
【0012】前述したように、アッシング処理を使用す
るフォトレジストの除去方法の従来技術は、半田めっき
被膜を溶出させてまい、下地銅箔の完全な除去を行うこ
とができないものである。
るフォトレジストの除去方法の従来技術は、半田めっき
被膜を溶出させてまい、下地銅箔の完全な除去を行うこ
とができないものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般に、プリント配線
基板の製造におけるパターン銅めっき工法は、銅めっき
時のフォトレジストの剥離を防止するため、めっきレジ
ストとしてのフォトレジストフィルムを下地銅箔上に強
固に密着させて行っている。
基板の製造におけるパターン銅めっき工法は、銅めっき
時のフォトレジストの剥離を防止するため、めっきレジ
ストとしてのフォトレジストフィルムを下地銅箔上に強
固に密着させて行っている。
【0014】このため、エッチングレジストとなる半田
めっき被膜をパターン銅めっき上に形成した後のレジス
ト剥離の工程では、前述したフォトレジストを完全に除
去することができず、レジスト残渣が下地銅箔上に残存
する。
めっき被膜をパターン銅めっき上に形成した後のレジス
ト剥離の工程では、前述したフォトレジストを完全に除
去することができず、レジスト残渣が下地銅箔上に残存
する。
【0015】このレジスト残渣をクリーンに除去するに
は、O2 プラズマによるアツシング処理が好ましく、さ
らに、レジスト残渣を高速に除去するために、従来技術
の項で説明したように、O2ガスにCF4ガスを添加した
プラズマが用いられる。
は、O2 プラズマによるアツシング処理が好ましく、さ
らに、レジスト残渣を高速に除去するために、従来技術
の項で説明したように、O2ガスにCF4ガスを添加した
プラズマが用いられる。
【0016】しかし、既に説明したように、このO2ガ
スにCF4ガスを添加したプラズマアツシングによる従
来技術は、その後の下地銅箔を除去するためのエッチン
グレジストである半田めっき被膜を変質させ、半田めっ
き被膜を溶出させてしまい、これにより、下地銅箔を完
全に除去することができず、銅残り不良を発生させると
いう問題点を有している。
スにCF4ガスを添加したプラズマアツシングによる従
来技術は、その後の下地銅箔を除去するためのエッチン
グレジストである半田めっき被膜を変質させ、半田めっ
き被膜を溶出させてしまい、これにより、下地銅箔を完
全に除去することができず、銅残り不良を発生させると
いう問題点を有している。
【0017】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、銅箔上に残留しためっきレジストとしての
フォトレジストをO2ガスにCF4ガスを添加したプラズ
マにより除去する方法において、下地銅箔除去のための
エッチングレジストである半田めっき被膜の溶出を防止
することのできるフォトレジストの剥離方法を提供する
ことにある。
点を解決し、銅箔上に残留しためっきレジストとしての
フォトレジストをO2ガスにCF4ガスを添加したプラズ
マにより除去する方法において、下地銅箔除去のための
エッチングレジストである半田めっき被膜の溶出を防止
することのできるフォトレジストの剥離方法を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、銅箔上に残留しためっきレジストとしてのフォトレ
ジストをO2ガスにCF4ガスを添加したプラズマで除去
する場合、下地銅箔を除去するために使用するエッチン
グレジストである半田めっき被膜のSn比を40%以下
とすることにより達成される。
は、銅箔上に残留しためっきレジストとしてのフォトレ
ジストをO2ガスにCF4ガスを添加したプラズマで除去
する場合、下地銅箔を除去するために使用するエッチン
グレジストである半田めっき被膜のSn比を40%以下
とすることにより達成される。
【0019】
【作用】パターン銅めっきを行った後、そのパターン銅
めっき上に、Sn比が40%以下のエッチングレジスト
として使用する半田めっき被膜を形成する。次に、めっ
きレジストとして使用したフォトレジストを剥離した
後、銅箔表面上に残留したフォトレジストをO2ガスに
CF4ガスを添加したプラズマを用いて除去する。続い
て、前述の半田めっき被膜をエッチングレジストとして
下地銅箔をエッチングすることにより銅配線を形成す
る。
めっき上に、Sn比が40%以下のエッチングレジスト
として使用する半田めっき被膜を形成する。次に、めっ
きレジストとして使用したフォトレジストを剥離した
後、銅箔表面上に残留したフォトレジストをO2ガスに
CF4ガスを添加したプラズマを用いて除去する。続い
て、前述の半田めっき被膜をエッチングレジストとして
下地銅箔をエッチングすることにより銅配線を形成す
る。
【0020】本発明によれば、エッチングレジストであ
る半田めっき被膜のSn比を40%以下にすることによ
り、半田めっき被膜のプラズマ耐性を向上させることが
できるため、エッチング処理工程で半田めっき被膜の溶
出を防止することができる。
る半田めっき被膜のSn比を40%以下にすることによ
り、半田めっき被膜のプラズマ耐性を向上させることが
できるため、エッチング処理工程で半田めっき被膜の溶
出を防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明によるフォトレジストの剥離方
法の一実施例を図面により詳細に説明する。
法の一実施例を図面により詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例を説明するプリン
ト配線基板の加工方法の主要な部分におけるプリント配
線基板の断面図、図2は半田めっき被膜のSn比とアッ
シング処理後の湯洗処理時における半田めっき被膜の膜
厚変化量との関係を説明する図である。図1における符
号は図3の場合と同一である。
ト配線基板の加工方法の主要な部分におけるプリント配
線基板の断面図、図2は半田めっき被膜のSn比とアッ
シング処理後の湯洗処理時における半田めっき被膜の膜
厚変化量との関係を説明する図である。図1における符
号は図3の場合と同一である。
【0023】下地銅箔2が設けられている基材1上に、
パターン化学銅めっき層4及びその上の半田めっき皮膜
5を形成する場合、通常、下地銅箔2の表面全体にフォ
トレジスト3を被着させた後、公知の手法によりパター
ン化学銅めっき層4を形成し、さらにその上に半田めっ
き皮膜5を形成して、図1(a)に示すような状態にさ
れる。本発明の一実施例の場合、半田めっき皮膜5に使
用される半田は、Sn比40%の半田、すなわち、Pb
60%、Sn40%の半田が使用される。
パターン化学銅めっき層4及びその上の半田めっき皮膜
5を形成する場合、通常、下地銅箔2の表面全体にフォ
トレジスト3を被着させた後、公知の手法によりパター
ン化学銅めっき層4を形成し、さらにその上に半田めっ
き皮膜5を形成して、図1(a)に示すような状態にさ
れる。本発明の一実施例の場合、半田めっき皮膜5に使
用される半田は、Sn比40%の半田、すなわち、Pb
60%、Sn40%の半田が使用される。
【0024】その後、パターン化学銅めっき層4の形成
に使用しためっきレジストであるフォトレジスト3〔例
えば、日立化成工業(株)製フォトレジストフィルムS
A−7070〕を塩化メチレン等の有機溶剤により剥離
する。フォトレジスト3は、有機溶剤による剥離だけで
完全に除去されず、下地銅箔2上にレジスト残渣6が発
生し、図1(b)に示すような状態になる。
に使用しためっきレジストであるフォトレジスト3〔例
えば、日立化成工業(株)製フォトレジストフィルムS
A−7070〕を塩化メチレン等の有機溶剤により剥離
する。フォトレジスト3は、有機溶剤による剥離だけで
完全に除去されず、下地銅箔2上にレジスト残渣6が発
生し、図1(b)に示すような状態になる。
【0025】このレジスト残渣6は、厚さがおよそ10
μmであり、これを除去するため、O2:CF4:N2=
70:20:10の混合ガスのプラズマによる60分の
アツシング処理を2〜3サイクル行う。これにより、図
1(c)に示すように、レジスト残渣6を完全に除去し
た状態とされる。
μmであり、これを除去するため、O2:CF4:N2=
70:20:10の混合ガスのプラズマによる60分の
アツシング処理を2〜3サイクル行う。これにより、図
1(c)に示すように、レジスト残渣6を完全に除去し
た状態とされる。
【0026】次に、エッチング前処理工程の銅表面処理
として、100℃、5分の湯洗を行う。図1に示す本発
明の一実施例では、半田めっき被膜5として使用する半
田が、Sn比40%のものてあるので、レジスト残渣6
を完全に除去するために、上記混合ガスプラズマによる
アツシング処理を長時間施しても、半田めっき被膜5が
変質することがなく、エッチング前処理工程の湯洗によ
る銅表面処理で半田めっきの溶出を防止することがで
き、この処理の終了後、図1(d)に示すように、下地
銅箔2の表面にレジスト残渣6及び半田めっきの溶出層
の全くない状態される。
として、100℃、5分の湯洗を行う。図1に示す本発
明の一実施例では、半田めっき被膜5として使用する半
田が、Sn比40%のものてあるので、レジスト残渣6
を完全に除去するために、上記混合ガスプラズマによる
アツシング処理を長時間施しても、半田めっき被膜5が
変質することがなく、エッチング前処理工程の湯洗によ
る銅表面処理で半田めっきの溶出を防止することがで
き、この処理の終了後、図1(d)に示すように、下地
銅箔2の表面にレジスト残渣6及び半田めっきの溶出層
の全くない状態される。
【0027】その後、公知のエッチング処理液、例え
ば、H2O2、HNO3、H3PO4、H2SO4、CH3CO
OHの混合液によるエッチング処理を行うことにより、
下地銅箔2が除去され、図1(e)に示すように、銅配
線パターンが形成される。
ば、H2O2、HNO3、H3PO4、H2SO4、CH3CO
OHの混合液によるエッチング処理を行うことにより、
下地銅箔2が除去され、図1(e)に示すように、銅配
線パターンが形成される。
【0028】本発明の一実施例によれば、前述の方法に
より、歩留よく銅配線を形成することができる。
より、歩留よく銅配線を形成することができる。
【0029】前述した本発明の一実施例は、パターン化
学銅めっき層上の半田めっき被膜の半田として、Sn比
が40%の半田を使用するとして説明したが、本発明
は、この半田の組成を、Sn比を40%以下とすること
により、前述と同様な効果を得ることができる。
学銅めっき層上の半田めっき被膜の半田として、Sn比
が40%の半田を使用するとして説明したが、本発明
は、この半田の組成を、Sn比を40%以下とすること
により、前述と同様な効果を得ることができる。
【0030】図2には、パターン化学銅めっき層上にS
n比を変えた半田めっき被膜を形成し、O2:CF4:N
2=70:20:10の混合ガスプラズマに120分間
晒した後、100℃、5分の湯洗処理を施した場合の半
田めっき被膜厚の湯洗処理前後の変化が示されている。
n比を変えた半田めっき被膜を形成し、O2:CF4:N
2=70:20:10の混合ガスプラズマに120分間
晒した後、100℃、5分の湯洗処理を施した場合の半
田めっき被膜厚の湯洗処理前後の変化が示されている。
【0031】なお、半田めっき被膜厚の湯洗処理前後の
変化は、蛍光X線微小部膜厚計により測定して求めるこ
とができる。
変化は、蛍光X線微小部膜厚計により測定して求めるこ
とができる。
【0032】この図2から判るように、混合ガスプラズ
マに晒された半田めっき被膜の湯洗処理での溶出は、半
田のSn比を40%以下とすることにより防止すること
ができる。
マに晒された半田めっき被膜の湯洗処理での溶出は、半
田のSn比を40%以下とすることにより防止すること
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
地銅箔のエッチングレジストである半田めっき被膜のS
n比を40%以下にすることにより、下地銅箔上に厚膜
状態で残留しためっきレジストのためのフォトレジスト
残渣をO2にCF4を添加した混合ガスプラズマで完全に
除去でき、また、このプラズマに長時間半田めっき被膜
を晒しても、半田めっきを変質させず、その後の湯洗処
理によっても半田めっき被膜の溶出を防止することがで
きるので、歩留よく銅配線の形成を行うことができる。
地銅箔のエッチングレジストである半田めっき被膜のS
n比を40%以下にすることにより、下地銅箔上に厚膜
状態で残留しためっきレジストのためのフォトレジスト
残渣をO2にCF4を添加した混合ガスプラズマで完全に
除去でき、また、このプラズマに長時間半田めっき被膜
を晒しても、半田めっきを変質させず、その後の湯洗処
理によっても半田めっき被膜の溶出を防止することがで
きるので、歩留よく銅配線の形成を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を説明するプリント配線基板
の加工方法の主要な部分におけるプリント配線基板の断
面図である。
の加工方法の主要な部分におけるプリント配線基板の断
面図である。
【図2】半田めっき被膜のSn比とアッシング処理後の
湯洗処理時における半田めっき被膜の膜厚変化量との関
係を説明する図である。
湯洗処理時における半田めっき被膜の膜厚変化量との関
係を説明する図である。
【図3】従来技術を説明するプリント配線基板の加工方
法の主要な部分におけるプリント配線基板の断面図であ
る。
法の主要な部分におけるプリント配線基板の断面図であ
る。
1 基材 2 下地銅箔 3 フォトレジスト 4 パターン化学銅めっき層 5 半田めっき被膜 6 レジスト残渣 7 半田めっきの溶出層
Claims (1)
- 【請求項1】 下地銅除去のためのエッチング用マスク
として半田めっき被膜をパターン銅めっき上に形成した
後、パターン銅めっきのために使用したフォトレジスト
を剥離し、その後、プリント配線基板上に残存するフォ
トレジスト残渣を、O2 ガスを主成分とするプラズマに
より除去するするプリント配線基板の製造方法におい
て、前記半田めっき被膜のSn比を40%以下とするこ
とを特徴とするフォトレジストの剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18113092A JPH0629647A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | フォトレジストの剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18113092A JPH0629647A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | フォトレジストの剥離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629647A true JPH0629647A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16095401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18113092A Pending JPH0629647A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | フォトレジストの剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629647A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006073754A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電気部品の製造方法 |
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