JPH06296111A - 水晶発振器 - Google Patents

水晶発振器

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Publication number
JPH06296111A
JPH06296111A JP8216693A JP8216693A JPH06296111A JP H06296111 A JPH06296111 A JP H06296111A JP 8216693 A JP8216693 A JP 8216693A JP 8216693 A JP8216693 A JP 8216693A JP H06296111 A JPH06296111 A JP H06296111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal oscillator
crystal
ceramic
crystal vibrator
crystal unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP8216693A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaya Watanabe
隆彌 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKO ELECTRON KK
Original Assignee
NIKKO ELECTRON KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIKKO ELECTRON KK filed Critical NIKKO ELECTRON KK
Priority to JP8216693A priority Critical patent/JPH06296111A/ja
Publication of JPH06296111A publication Critical patent/JPH06296111A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな水晶発振子を用いても組み立てやす
く、発振特性に影響を与えることなく水晶振動子を保持
することができる水晶発振器を提供する。 【構成】 容器10内に、円形板状の水晶振動子20
と、水晶振動子20により発振する発振回路16、18
が収納されている。容器10には、水晶振動子20の縁
部を支持すると共に、水晶振動子の両電極に電気的に接
続される一対の接続部22、24と、水晶振動子20の
縁部を支持する一対の支持部26、28が設けられてい
る。水晶振動子20は、一対の接続部22、24と一対
の支持部26、28により支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水晶発振器、特に円板形
状の水晶振動子の保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータを始めとする情
報通信分野や、移動体通信分野におけるクロック信号発
生用として、水晶振動子と発振回路とを共に収納した水
晶発振器が多用されている。水晶発振器の実装面積を低
減するため、発振回路上に水晶振動子を設ける、いわゆ
る二層構造が採用され、小型化が図られている。
【0003】従来の水晶発振器では、角形板状の水晶振
動子を用い、水晶振動子の対向する2辺を容器の縁部に
固定又は保持している。近年、水晶発振器の高周波化が
望まれており、30MHz以上の高周波の水晶発振器で
は、水晶振動子の基本波の奇数倍の高調波を用いるオー
バートーン発振を利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水晶発振器を高周波化
するためには、水晶振動子の板厚を薄くする必要がある
が、水晶振動子の板厚が薄くなると、水晶振動子が割れ
やすくなり、水晶発振器の組み立てが難しくなるという
問題があった。また、水晶発振器を高周波化する場合、
オーバートーン発振を利用しているため、必ずしも大き
な水晶振動子である必要はなく、小型化が可能である
が、小さな水晶振動子を用いると、取扱いが難しくな
り、水晶発振器の組み立てが難しくなるという問題があ
った。
【0005】さらに、水晶発振器を高周波化すると、温
度特性が悪化すると共に、水晶振動子の保持方法が発振
特性に大きく影響し、新たなスプリアスが現れたり、使
用する目的外のオーバートーン発振が発生するという問
題があった。本発明の目的は、小さな水晶発振子を用い
ても組み立てやすく、発振特性に影響を与えることなく
水晶振動子を保持することができる水晶発振器を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の水晶発振器は、
円形板状の水晶振動子と、水晶振動子により発振する発
振回路と、水晶振動子と発振回路を収納する容器と、容
器内に設けられ、水晶振動子の縁部を支持すると共に、
水晶振動子の両電極に電気的に接続される一対の接続部
と、容器内に設けられ、水晶振動子の縁部を支持する一
対の支持部とを有することを特徴とする水晶発振器によ
って達成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、円形板状の水晶振動子と、水
晶振動子により発振する発振回路と、水晶振動子と発振
回路を収納する容器と、容器内に設けられ、水晶振動子
の縁部を支持すると共に、水晶振動子の両電極に電気的
に接続される一対の接続部と、容器内に設けられ、水晶
振動子の縁部を支持する一対の支持部とを設けたので、
小さな水晶発振子を用いても組み立てやすい。
【0008】また、円形板状の水晶振動子を、一対の接
続部と一対の支持部により少なくとも4か所以上で保持
するようにしているので、水晶振動子に不要な外力が加
わることなく保持することができ、高周波化した場合で
も発振特性が劣化することがない。
【0009】
【実施例】本発明の第1の実施例による水晶発振器を図
1を用いて説明する。図1(a)は水晶発振器の平面図
であり、図1(b)はA−A線断面図である。本実施例
では、容器として積層セラミックパッケージ10が用い
られている。積層セラミックパッケージ10の周縁上面
にはシームリング12が設けられている。積層セラミッ
クパッケージ10周縁のシームリング12上にキャップ
14を設けることにより内部をシールする。
【0010】積層セラミックパッケージ10の凹部底面
には、発振回路用の配線パターンが形成されており、発
振回路用IC16や、チップコンデンサ18が配置され
ている。積層セラミックパッケージ10の周縁には、円
形板状の水晶振動子20を支持するためのセラミック支
柱22、24、26、28が設けられている。接続部で
あるセラミック支柱22、24は、積層セラミックパッ
ケージ10の左側縁部に設けられ、上面に配線層が形成
されている。オーバートーン発振を利用する水晶振動子
20の上面には、中央に円形の励振用電極20aが形成
され、この励振用電極20aに連続する引出電極20b
が形成されている。セラミック支柱22の配線層と水晶
振動子20の引出電極20bは導電性接着剤により接着
され、固定されると共に電気的に接続されている。
【0011】水晶振動子20の下面にも、中央に円形の
励振用電極(図示せず)が形成され、この励振用電極に
連続する引出電極20cが形成されている。セラミック
支柱24の配線層と水晶振動子20の引出電極20cは
導電性接着剤により接着され、固定されると共に電気的
に接続されている。支持部であるセラミック支柱26、
28は、積層セラミックパッケージ10の平面図上側縁
部と下側縁部にそれぞれ設けられている。
【0012】水晶振動子20の縁部は、積層セラミック
パッケージ10の左側縁部に設けられたセラミック支柱
22、24と平面図上側縁部に設けられたセラミック支
柱26と、平面図下側縁部に設けられたセラミック支柱
28により支持されている。セラミック支柱22、2
4、26、28により水晶振動子20は余分な力が加わ
ることなく均一に支持されている。
【0013】このように本実施例によれば、水晶振動子
が4点で均一に支持されているので、水晶振動子に不要
な外力が加わることなく保持することができ、発振特性
を劣化させることがない。また、水晶発振器の組み立て
に際しては、水晶振動子を4つのセラミック支柱に固着
するだけでよいので、取扱いが簡単で、容易に組み立て
ることができる。
【0014】本発明の第2の実施例による水晶発振器を
図2を用いて説明する。図2(a)は水晶発振器の平面
図であり、図2(b)はB−B線断面図である。本実施
例では、容器として積層セラミックパッケージ30が用
いられている。積層セラミックパッケージ30の周縁上
面にはシームリング32が設けられている。積層セラミ
ックパッケージ30周縁のシームリング32上にキャッ
プ34を設けることにより内部をシールする。
【0015】本実施例の水晶発振器では、2つの水晶振
動子40、50を用いた2つのオーバートーン発振回路
がひとつにパーケージされている。積層セラミックパッ
ケージ30の凹部底面には、2つの発振回路用の配線パ
ターン(図示せず)が形成されており、2回路分の発振
回路用IC(図示せず)やチップコンデンサ(図示せ
ず)が配置されている。
【0016】積層セラミックパッケージ30の周縁に
は、円形板状の水晶振動子40を支持するためのセラミ
ック支柱42、44、46、48と共に、円形板状の水
晶振動子50を支持するためのセラミック支柱52、5
4、56、58が設けられている。水晶振動子40を支
持するための接続部であるセラミック支柱42、44
は、積層セラミックパッケージ30の左側縁部に設けら
れ、上面に配線層が形成されている。水晶振動子40の
上面には、中央に円形の励振用電極40aが形成され、
この励振用電極40aに連続する引出電極40bが形成
されている。セラミック支柱42の配線層と水晶振動子
40の引出電極40bは導電性接着剤により接着され、
固定されると共に電気的に接続されている。
【0017】水晶振動子40の下面にも、中央に円形の
励振用電極(図示せず)が形成され、この励振用電極に
連続する引出電極40cが形成されている。セラミック
支柱44の配線層と水晶振動子40の引出電極40cは
導電性接着剤により接着され、固定されると共に電気的
に接続されている。支持部であるセラミック支柱46、
48は、積層セラミックパッケージ30の平面図上側縁
部と下側縁部にそれぞれ設けられている。
【0018】水晶振動子40の縁部は、積層セラミック
パッケージ30の左側縁部に設けられたセラミック支柱
42、44と平面図上側縁部に設けられたセラミック支
柱46と、平面図下側縁部に設けられたセラミック支柱
48により支持されている。セラミック支柱42、4
4、46、48により水晶振動子20は余分な力が加わ
ることなく均一に支持されている。
【0019】水晶振動子50を支持するための接続部で
あるセラミック支柱52、54は、積層セラミックパッ
ケージ30の右側縁部に設けられ、上面に配線層が形成
されている。水晶振動子50の上面には、中央に円形の
励振用電極50aが形成され、この励振用電極50aに
連続する引出電極50bが形成されている。セラミック
支柱52の配線層と水晶振動子50の引出電極50bは
導電性接着剤により接着され、固定されると共に電気的
に接続されている。
【0020】水晶振動子50の下面にも、中央に円形の
励振用電極(図示せず)が形成され、この励振用電極に
連続する引出電極50cが形成されている。セラミック
支柱54の配線層と水晶振動子50の引出電極50cは
導電性接着剤により接着され、固定されると共に電気的
に接続されている。支持部であるセラミック支柱56、
58は、積層セラミックパッケージ30の平面図上側縁
部と下側縁部にそれぞれ設けられている。
【0021】水晶振動子50の縁部は、積層セラミック
パッケージ30の右側縁部に設けられたセラミック支柱
52、54と平面図上側縁部に設けられたセラミック支
柱56と、平面図下側縁部に設けられたセラミック支柱
58により支持されている。セラミック支柱52、5
4、56、58により水晶振動子50は余分な力が加わ
ることなく均一に支持されている。
【0022】このように本実施例によれば、2つの水晶
振動子を用いた2つの発振回路をひとつのパッケージに
収めることができ、複数の周波数で発振する小型の水晶
発振器を実現することができる。しかも、各水晶振動子
は4点で均一に支持されているので、不要な外力が加わ
ることがなく、良好な発振特性を実現することができ
る。さらに、水晶発振器の組み立てに際しては、各水晶
振動子を4つのセラミック支柱に固着するだけでよいの
で、取扱いが簡単で、容易に組み立てることができる。
【0023】本発明は上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では容器としてセラミ
ックパッケージを用いたが、金属パッケージを用いても
よい。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、円形板状
の水晶振動子と、水晶振動子により発振する発振回路
と、水晶振動子と発振回路を収納する容器と、容器内に
設けられ、水晶振動子の縁部を支持すると共に、水晶振
動子の両電極に電気的に接続される一対の接続部と、容
器内に設けられ、水晶振動子の縁部を支持する一対の支
持部とを設けたので、小さな水晶発振子を用いても組み
立てやすい。
【0025】また、円形板状の水晶振動子を、一対の接
続部と一対の支持部により少なくとも4か所以上で保持
するようにしているので、水晶振動子に不要な外力が加
わることなく保持することができ、高周波化した場合で
も発振特性が劣化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による水晶発振器を示す
図である。
【図2】本発明の第2の実施例による水晶発振器を示す
図である。
【符号の説明】
10…積層セラミックパッケージ 12…シームリング 14…キャップ 16…発振回路用IC 18…チップコンデンサ 20…水晶振動子 20a…励振用電極 20b、20c…引出電極 22、24、26、28…セラミック支柱 30…積層セラミックパッケージ 30…積層セラミックパッケージ 32…シームリング 34…キャップ 40…水晶振動子 40a…励振用電極 40b、40c…引出電極 42、44、46、48…セラミック支柱 50…水晶振動子 50a…励振用電極 50b、50c…引出電極 52、54、56、58…セラミック支柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形板状の水晶振動子と、 前記水晶振動子により発振する発振回路と、 前記水晶振動子と前記発振回路を収納する容器と、 前記容器内に設けられ、前記水晶振動子の縁部を支持す
    ると共に、前記水晶振動子の両電極に電気的に接続され
    る一対の接続部と、 前記容器内に設けられ、前記水晶振動子の縁部を支持す
    る一対の支持部とを有することを特徴とする水晶発振
    器。
JP8216693A 1993-04-08 1993-04-08 水晶発振器 Pending JPH06296111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8216693A JPH06296111A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 水晶発振器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8216693A JPH06296111A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 水晶発振器

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JPH06296111A true JPH06296111A (ja) 1994-10-21

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ID=13766853

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8216693A Pending JPH06296111A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 水晶発振器

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JP (1) JPH06296111A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587008B2 (en) 2000-09-22 2003-07-01 Kyocera Corporation Piezoelectric oscillator and a method for manufacturing the same
JP2012160790A (ja) * 2011-01-28 2012-08-23 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 発振装置
JP2015090988A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 セイコーエプソン株式会社 振動子、発振器、電子機器、および移動体
US10103710B2 (en) 2014-10-02 2018-10-16 Seiko Epson Corporation Resonator, oscillator, electronic apparatus, and mobile object

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