JPH0629607Y2 - 空気調和機用点検蓋 - Google Patents

空気調和機用点検蓋

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JPH0629607Y2
JPH0629607Y2 JP1990037272U JP3727290U JPH0629607Y2 JP H0629607 Y2 JPH0629607 Y2 JP H0629607Y2 JP 1990037272 U JP1990037272 U JP 1990037272U JP 3727290 U JP3727290 U JP 3727290U JP H0629607 Y2 JPH0629607 Y2 JP H0629607Y2
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正夫 寺島
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内側が断熱材で覆われている空気調和機器の
ケーシング或いはダクトに開設された点検口に固着した
取付枠に、取付枠に挿脱自在或いは開閉自在に取り付け
た扉を填め込んだ上、扉に貫装した軸受によって軸支さ
れたハンドルを操作して、ハンドルの先端に取り付けた
留金を取付枠に係合させることにより、点検口を塞ぐ空
気調和機用点検蓋に関するものである。
(従来の技術) 第4図は従来の空気調和機用点検蓋の正面図、第5図は
第4図のA−A線における空気調和機用点検蓋の取付枠
と扉との部分断面図で、1は空気調和機のケーシング或
いはダクト(以下「ケーシング」という)、2はケーシ
ング1の内壁側に貼り付けたグラスウール等の断熱材、
3はケーシング1の所望の位置に開設した点検口、4
は、点検口3に填め込む枠基部4aの正面側(図中上
側)を枠基部4aの外側に曲折して背面側に開く溝状の
支持枠部4bを形設し、枠基部4aの背面側(図中下
側)を枠基部4aの内側に曲折して正面側に開く溝状の
扉受け枠部4cを形設した断面が鉤形の取付枠、5は支
持枠部4bに嵌装したパッキン、6は扉受け枠部4cに
嵌装したパッキン、7は基板の一部を切り起こして形成
した掛止爪で、この掛止爪7は、自由端が正面側に開く
ようにして、その基板が取付枠4の枠基部4aの外壁側
に溶接されている。8は、取付枠4の枠基部4aの外側
に位置する枠基部8aと、枠基部8aの背面側を枠基部
8aの外側に曲折して鍔部8bを設けた断面がLの字形
の掛止枠で、この掛止枠8の枠基部8aには掛止孔8c
が、鍔部8bにはネジ孔8dがそれぞれ開設されてい
る。9は掛止枠8のネジ孔8dに螺合するネジ、10は、
外周端縁部を背面側に曲折した外板10aの背面側にグラ
スウール等の断熱材11を充填した上、外周端縁部を背面
側に曲折した内板10bをその外板10aの背面側に嵌入し
て、外板10aの外周端縁部と内板10bの外周端縁部とを溶
接してなる扉で、この扉10の中央には丸い覗穴10cが開
設される(第6図参照)と共に、覗穴10cの周囲の外板1
0a及び内板10bにはそれぞれ6つの孔10d及び10eが等間
隔で開設されている(第6図参照)。12は金属製のハン
ドル、13はハンドル12の軸部に一体に取り付ける金属製
の留金、14は扉10の4つの角近くにそれぞれ貫装した金
属製の軸受で、この軸受14はハンドル12及び留金13を回
動自在に軸支する。
このように構成された従来例において、先ず、点検口3
に取付枠4を取り付けるには、取付枠4を点検口3に正
面側から填め込むと共に、掛止枠8を点検口3に背面側
から填め込んで、取付枠4の掛止爪7を掛止枠8の掛止
孔8cに係入させた上、掛止枠8のネジ孔8dに螺合さ
せたネジ9をねじ込む。すると、ネジ9の先端がケーシ
ング1の内壁側に当接して、掛止枠8を背面方向に移動
させるので、掛止爪7を介して掛止枠8に係合している
取付枠4も背面方向に移動して、取付枠4の支持枠部4
bがケーシング1の外壁側に圧接する。即ち、支持枠部
4bとネジ9とで点検口3の周囲のケーシング1を挾ん
で、取付枠4がケーシング1に固着されると共に、ケー
シング1と取付枠4との間が支持枠部4bに嵌装したパ
ッキン5によって密封される。
次に、取付枠4に扉10を取り付けて点検口3を塞ぐに
は、ケーシング1に取り付けた取付枠4の扉受け枠部4
cに扉10を填め込んだ上、ハンドル12を回して、留金13
を取付枠4の扉受け枠部4cに係合させる。すると、扉
10の背面側に突出した外周端部が扉受け枠部4cのパッ
キン6に圧接して、扉10が取付枠4に固定されると共
に、扉10と取付枠4との間がパッキン6によって密封さ
れる。
第6図は第4図のB−B線における空気調和機用点検蓋
の扉と覗窓との部分断面図で、第4図及び第5図の符号
と同一符号のものは同一部分を示しており、又、15は内
周端縁部を背面側に曲折した溝状のリング状の外窓枠
で、この外窓枠15の外周側には6つの孔15aが等間隔で
開設されている。16は、覗穴10cに填め込む枠基部16aの
正面側を枠基部16aの外側に曲折して背面側に開く溝状
の支持枠部16bを外窓枠15の内周側と対向するように形
設し、枠基部16aの背面側を内側に曲折して正面側に開
く溝状の窓板受け枠部16cを形設した断面が鉤形のリン
グ状の内窓枠で、この内窓枠16の支持枠部16bには6つ
の孔16dが等間隔で開設されている。17は外窓枠15の背
面内側に嵌装したリング状のパッキン、18は内窓枠16の
支持枠部16bに嵌装したリング状のパッキン、19は内窓
枠16の窓板受け枠部16cに嵌装したリング状のパッキ
ン、20及び21はそれぞれアクリル樹脂等の透明な断熱部
材からなる円板状の窓板で、この窓板20及び21の外径は
内窓枠16の枠基部16aの内径とほぼ等しい。22はゴム等
からなる保温リングで、この保温リング22の外径は窓板
20及び21の外径と等しく、内径は外窓枠15及び内窓枠16
の内径と等しい。23は枠基部23aの背面側の外側に曲折
して正面側に開く溝状の支持枠部23bを内窓枠16の支持
枠部16bと対向するように形成したリング状の窓取付枠
で、この窓取付枠23の支持枠部23bには6つの孔23cが等
間隔で開設されている。24は窓取付枠23の支持枠部23b
に嵌装したリング状のパッキン、25はナット26と螺合す
るネジである。
このように構成された従来例において、覗穴10cに窓板2
0及び21を取り付けるには、先ず、窓板受け枠部16cに窓
板21,保温リング22及び窓板20が順次嵌挿,積載された
内窓枠16の支持枠部16bに外窓枠15を嵌合したものを、
外板10aの側から覗穴10cに填め込むと共に、窓取付枠23
を内板10bの側から覗穴10cに填め込んで、孔15a,16d,10
d,10e及び23cに挿通させたネジ25をナット26に螺着させ
る。すると、外窓枠15及び内窓枠16と窓取付枠23とで扉
10を挾んで、外窓枠15,内窓枠16及び窓取付枠23が扉10
に固着されると共に、窓板20及び21が外窓枠15と内窓枠
16とによって挾まれて、窓板20及び21が扉10に固着さ
れ、同時に、外窓枠15と内窓枠16との間及び外窓枠15と
窓板20との間がパッキン17によって、内窓枠16と外板10
aとの間がパッキン18によって、内窓枠16と窓板21との
間がパッキン19によって、窓板20と窓板21との間が保温
リング22によって、窓取付枠23と内板10bとの間がパッ
キン24によってそれぞれ密封される。
従って、従来の覗窓なし或いは覗窓付きの空気調和機用
点検蓋を、ケーシング1の点検口3に取り付けると、各
部材間がパッキン5,6,17,18,19,24及び保温リング2
2によって密封されるので、ケーシング1の内部の温度
及び湿度を調節した空気が点検口3からケーシング1の
外部に漏れない。
(考案が解決しようとする課題) ところが、ケーシング1の内側に配設された取付枠4の
扉受け枠部4cと,掛止爪7と,掛止枠8と,ネジ9
と,扉10の内板10bと,留金13と,軸受14と,内窓枠16
の枠基部16a及び窓板受け枠部16cと,窓取付枠23と、ネ
ジ25と,ナット26とが、断熱材等で覆われることなく、
露出している。
このため、ケーシング1の内部の温度及び湿度を調節し
た空気の熱が、これ等の露出部分から取付枠4,ネジ
9,扉10,ハンドル12,軸受14,内窓枠16及びネジ25を
介してケーシング1の外部に伝わって、空気調和機器の
熱効率を低下させたり、空気調和機用点検蓋或いは空気
調和機用点検蓋の周囲のケーシング11に結露を生じ
て、空気調和機用点検蓋及びケーシング1を腐蝕させて
しまうという問題があった。
本考案は、このような問題に鑑みて、ケーシングの内部
の温度及び湿度を調節した空気の熱が取付枠,扉等を介
してケーシングの外部に伝わるのを防止できる空気調和
機用点検蓋を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案の空気調和機用点検蓋は、取付枠のケーシング或
いはダクトの内部に突出した部分を覆う断熱材と、取付
枠をケーシング或いはダクトに固着したボルト,ナット
及びその周辺のケーシング或いはダクトの内壁を覆う断
熱材と、扉の外板の背面に布貼りした断熱材と、断熱部
材からなる軸受及びハンドルとからなるものである。
又、本考案の空気調和機用点検蓋の覗窓は、扉に開設し
た覗穴を塞ぐ透明な断熱部材製の2枚の窓板と、内周部
分の窓板受け枠部によって窓板の外周端縁部を保持する
2つのリング状の窓枠と、一方の面に複数の座繰り穴を
開設すると共に、これ等の複数の座繰り穴の間に位置す
るように、他方の面に複数の座繰り穴を開設した断熱部
材製の保温リングと、保温リングと等しい外径及び内径
の金属製の押え板と、窓板を填め込んだ窓枠、押え板及
び保温リングに順次挿通して、保温リングの一方の面の
座繰り穴に挿入したナットに螺着することにより、窓
枠,窓板,押え板及び保温リングを一体に固着するネジ
と、窓板を填め込んだ窓枠、扉の外板、窓枠,窓板及び
押え板を一体に固着した保温リングとに順次挿通して、
保温リングの他方の面の座繰り穴に挿入したナットに螺
着することにより、扉の覗穴に2枚の窓板を固着するネ
ジとからなるものである。
(作用) このように構成された本考案の空気調和機用点検蓋によ
れば、取付枠及び扉において、取付枠のケーシング或い
はダクトの内部に突出した部分と、取付枠をケーシング
或いはダクトに固着したボルト,ナット及びその周辺の
ケーシング或いはダクトの内壁と、扉の外板の背面とを
断熱材で覆うと共に、ハンドル及びその軸受を断熱部材
で形成したので、ケーシング或いはダクトの内部の温度
及び湿度を調節した空気の熱がこれ等の部分を経てケー
シング或いはダクトの外部に伝わるのを遮断できる。
又、覗窓において、窓枠,窓板,押え板及び保温リング
を一体に固着するネジを、保温リングの一方の面の座繰
り穴に挿入したナットに螺着すると共に、窓板を填め込
んだ窓枠と、窓枠,窓板及び押え板を一体に固着した保
温リングとを扉の覗穴の外板に固着するネジを、保温リ
ングの他方の面の座繰り穴に挿入したナットに螺着する
ことにより、ケーシングの内部の温度及び湿度を調節し
た空気の熱がケーシングの外部に伝わるのを遮断でき
る。
この結果、空気調和機器の熱効率が向上すると共に、空
気調和機用点検蓋及び空気調和機用点検蓋の周囲のケー
シングに結露を生じなくなって、空気調和機用点検蓋及
びケーシングが腐蝕しなくなる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら、本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の空気調和機用点検蓋の正面図、第2図
は第1図のA−A線における空気調和機用点検蓋の扉と
取付枠との部分断面図で、第4図及び第5図の符号と同
一符号のものは同一部分を示しており、又、1aは点検
口3の周囲のケーシング1に点検口3に沿って開設した
複数の孔、27は点検口3に填め込む枠基部27aの正面側
(図中上側)を枠基部27aの外側に曲折して背面側に開
く溝状の支持枠部27bを形設し、枠基部27aの背面側(図
中下側)を枠基部27aの内側に曲折して正面側に開く溝
状の扉受け枠部27cを形設した断面が鉤形の取付枠、28
は支持枠部27bの背面側に溶接して立設されたボルト、2
9はボルト28に螺合するナット、30は取付枠27の支持枠
部27bに嵌装したスポンジゴム等の断熱材、31は取付枠2
7の扉受け枠部27cに嵌装したスポンジゴム等の断熱材、
32は枠基部27aの外側の面から扉受け枠部27cの背面側及
び内側の面を覆うゴム等の断熱材、33は点検口3の周囲
のケーシング1の背面側を覆うゴム等の断熱材で、この
断熱材33の正面側にはボルト28及びナット29を収納する
座繰り穴或いは溝33aが凹設されている。34は外周端縁
部を背面側に曲折した外板34aの背面にグラスウール等
の断熱材35を布貼りした扉で、この扉34の中央には丸い
覗穴34bが開設されている(第4図参照)と共に、覗穴3
4bの周囲の外板34aには4つの孔34cが等間隔で開設さ
れ、又、扉34の4つの角近くには穴34dが開設されてい
る。36は合成樹脂等の断熱部材製のハンドル、37はハン
ドル36の軸部36aを回動自在に軸支する合成樹脂等の断
熱部材製の軸受で、この軸受37の外周にはネジ37aが切
ってある。38は軸受37に螺合するナット、39は断熱材35
とナット38とに間に介装する座金で、この座金39は、断
熱材35でも軸受37を確実に支持できるように、外径を大
きくして座面を広くしてある。40は先端部を曲折して弾
力性を持たせた板状の留金、41はハンドル36の軸部36a
の先端に留金40を固着するネジである。
このように構成された本実施例において、先ず、点検口
3に取付枠27を取り付けるには、取付枠27のボルト28を
ケーシング1の孔1aに挿入するようにして、取付枠27を
点検口3に正面側から填め込んだ上、ボルト28にナット
29を螺着すると、取付枠27がケーシング1に固着される
と共に、ケーシング1と取付枠27との間が断熱材30によ
って密封される。
又、断熱材2と断熱材32との間に断熱材33を嵌挿する
と、ケーシング1の内部に露出しているケーシング1の
内壁,ボルト28及びナット29が、断熱材38によって完全
に覆われて、ケーシング1の内部の温度及び湿度を調節
した空気に触れなくなる。
次に、ハンドル36及び留金40を扉34に回動自在に取り付
けるには、先ず、穴34dに貫装した軸受37に座金39を介
してナット38を螺着すると、軸受37の鍔部37bと座金39
とで扉34の外板34a及び断熱材35を挾んで、軸受37が扉3
4に固着される。次に、その軸受37に挿入したハンドル3
6の軸部36aの先端の突起に留金40の後部の穴を嵌合させ
た上、軸部36aの先端にネジ41を螺着すると、留金40の
先端がハンドル36の軸部36aに対して垂直の方向に突出
した状態で固着されると共に、ハンドル36及び留金40が
扉34に軸着される。
そこで、取付枠27に扉34を取り付けて点検口3を塞ぐに
は、ケーシング1に取り付けた取付枠27の扉受け枠部27
cに扉34を填め込んだ上、ハンドル36を回して、留金40
の先端部を取付枠27の扉受け枠部27cに係合させると、
扉34の背面側に突出した外周端部が扉受け枠部27cの断
熱材31に圧接して、扉34が取付枠27に固定されると共
に、扉34と取付枠27との間が断熱材31によって密封され
る。
第3図は第1図のB−B線における空気調和機用点検蓋
の扉と覗窓との部分断面図で、第1図及び第2図の符号
と同一符号のものは同一部分を示しており、又、42は内
周部分を曲折して窓板受け枠部42aを形成した断面が鉤
形のリング状の窓枠で、この窓枠42の外周部分の枠基部
42bには4つの孔42cが等間隔で開設されている。43は窓
板受け枠部42aに嵌装したスポンジゴム等のリング状の
断熱材、44はアクリル樹脂等の透明な断熱部材からなる
円板状の窓板で、この窓板44の外径は窓枠42の窓板受け
枠部42aの外径とほぼ等しい。45は4つの孔45aを等間隔
で開設した金属製のリング状の押え板で、この押え板45
の外径は窓枠42の外径よりも僅かに大きく、内径は窓枠
42の内径とほぼ等しい。46は、一方の面に4つの座繰り
穴46aを等間隔で開設すると共に、これ等の4つの座繰
り穴46aの中間に位置するように、他方の面に4つの座
繰り穴46bを等間隔で開設し、且つ、各座繰り穴46a及び
46bから座繰り穴46a及び46bを設けた面と反対の面との
間に孔46cを開設した保温リングで、この保温リング46
の外径及び内径は押え板45の外径及び内径と等しい。47
はナット48に螺合するネジである。
このように構成された覗窓を本考案の空気調和機用点検
蓋に取り付けるには、先ず、窓板受け枠部42aに窓板44
を填め込んだ窓枠42に押え板45及び保温リング46を順次
重ね合わせた上、孔42c,45a及び46cに挿通したネジ47
を、座繰り穴46bに挿入したナット48に螺着させる。す
ると、窓板44及び押え板45が窓枠42と保温リング46とで
挾み付けられて、窓枠42,窓板44,押え板45及び保温リ
ング46が一体に固着された上、窓枠42と窓板44との間が
断熱材43によって、押え板45と保温リング46との間が保
温リング46によってそれぞれ密封されると共に、窓板44
と押え板45とが互いに密接する。
次に、窓枠42,窓板44,押え板45及び保温リング46を一
体に固着したものを、扉34の外板34aの背面側から覗穴3
4bの周囲の断熱材35の切欠部に填め込んで、保温リング
46を外板34aの背面に接触させた上、窓枠42の窓板受け
枠部42aに窓板44を填め込んだものを、扉34の外板34aの
正面側から覗穴34bの周囲の外板34aに重ね合わせて、孔
42c,34c及び46cに挿通したネジ47を予め座繰り穴46aに
挿入しておいたナット48に螺着させる。すると、外板34
a及び窓板44が窓枠42と保温リング46とで挾み付けられ
て、窓枠42,窓板44及び押え板45を固着した保温リング
46と窓板44とが扉34に固着され、同時に、窓枠42と窓板
44との間が断熱材43によって、外板34aと保温リング46
との間が保温リング46によってそれぞれ密封されると共
に、外板34aと窓板44とが互いに密接する。換言する
と、2枚の窓板44が外板34aの正面側及び背面側にそれ
ぞれ固着されると同時に、2枚の窓板44の間が密封され
る。
従って、本考案の覗窓なし或いは覗窓付きの空気調和機
用点検蓋を、ケーシング1の点検口3に取り付けると、
各部材間が断熱材30,31,43及び保温リング46によって密
封されるので、ケーシング1の内部の温度及び湿度を調
節した空気が点検口3からケーシング1の外部に漏れな
い。
又、取付枠27及び扉34において、ケーシング1の内部に
配設される取付枠27の枠基部27a及び扉受け枠部27cを断
熱材32によって、ケーシング1の内壁,ボルト28及びナ
ット29を断熱材33によって、扉34の外板34aの背面を断
熱材35によってそれぞれ覆うと共に、ハンドル36及び軸
受37を断熱部材で形成したので、ケーシング1の内部の
温度及び湿度を調節した空気の熱がこれ等の部分を経て
ケーシング1の外部に伝わるのを遮断できる。
更に、覗窓において、窓枠42,窓板44,押え板45及び保
温リング46を一体に固着するネジ47を、保温リング46の
一方の面の座繰り穴46bに挿入したナット48に螺着する
と共に、窓板44を填め込んだ窓枠42と、窓枠42,窓板44
及び押え板45を一体に固着した保温リング46とを扉34の
覗穴34bの外板34aに固着するネジ47を、保温リング46の
他方の面の座繰り穴46aに挿入したナット48に螺着する
ことにより、ケーシング1の内部の温度及び湿度を調節
した空気の熱がケーシング1の外部に伝わるのを遮断で
きる。
尚、本考案の実施例においては、取付枠27に扉34を正面
側から挿脱する所謂取外式の空気調和機用点検蓋を例と
して説明したが、第1図において右側或いは左側のハン
ドル36等の代わりに、取付枠27と扉34との間にヒンジ
(図示しない)を取り付けて、取付枠27に扉34を正面側
或いは背面側に開閉自在に取り付けた所謂外開式或いは
内開式の空気調和機用点検蓋にも応用することができ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の空気調和機用点検蓋によ
れば、取付枠及び扉において、取付枠のケーシング或い
はダクトの内部に突出した部分と、取付枠をケーシング
或いはダクトに固着したボルト,ナット及びその周辺の
ケーシング或いはダクトの内壁と、扉の外板の背面とを
断熱材で覆うと共に、ハンドル及びその軸受を断熱部材
で形成したので、ケーシング或いはダクトの内部の温度
及び湿度を調節した空気の熱がこれ等の部分を経てケー
シング或いはダクトの外部に伝わるのを遮断できる。
又、覗窓において、窓枠,窓板,押え板及び保温リング
を一体に固着するネジを、保温リングの一方の面の座繰
り穴に挿入したナットに螺着すると共に、窓板を填め込
んだ窓枠と、窓枠,窓板及び押え板を一体に固着した保
温リングとを扉の覗穴の外板に固着するネジを、保温リ
ングの他方の面の座繰り穴に挿入したナットに螺着する
ことにより、ケーシング或いはダクトの内部の温度及び
湿度を調節した空気の熱がケーシング或いはダクトの外
部に伝わるのを遮断できる。
この結果、空気調和機器の熱効率が向上するという効果
を奏すると共に、空気調和機用点検蓋及び空気調和機用
点検蓋の周囲のケーシング或いはダクトに結露を生じな
くなって、空気調和機用点検蓋及びケーシング或いはダ
クトが腐蝕しなくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空気調和機用点検蓋の正面図、第2図
は第1図のA−A線における空気調和機用点検蓋の扉と
取付枠との部分断面図、第3図は第1図のB−B線にお
ける空気調和機用点検蓋の扉と覗窓との部分断面図、第
4図は従来の空気調和機用点検蓋の正面図、第5図は第
4図のA−A線における空気調和機用点検蓋の扉と取付
枠との部分断面図、第6図は第4図のB−B線における
空気調和機用点検蓋の扉と覗窓との部分断面図である。 1…ケーシング、2,30,31,32,33,35,43…断熱材、3
…点検口、27…取付枠、28…ボルト、29,48…ナット、3
4…扉、34b…覗穴、36…ハンドル、37…軸受、40…留
金、42…窓枠、42a…窓板受け枠部、44…窓板、45…押
え板、46…保温リング、46a,46b…座繰り穴、47…ネ
ジ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側が断熱材で覆われている空気調和機器
    のケーシング或いはダクトに開設された点検口に固着し
    た取付枠に、前記取付枠に挿脱自在或いは開閉自在に取
    り付けた扉を填め込んだ上、前記扉に貫装した軸受によ
    って軸支されたハンドルを操作して、前記ハンドルの先
    端に取り付けた留金を前記取付枠に係合させることによ
    り、前記点検口を塞ぐ空気調和機用点検蓋において、 前記取付枠の前記ケーシング或いは前記ダクトの内部に
    突出した部分を覆う断熱材と、 前記取付枠を前記ケーシング或いは前記ダクトに固着し
    たボルト,ナット及びその周辺の前記ケーシング或いは
    前記ダクトの内壁を覆う断熱材と、 前記扉の外板の背面に布貼りした断熱材と、 断熱部材からなる前記軸受及び前記ハンドルと を具備した空気調和機用点検蓋。
  2. 【請求項2】前記扉に開設した覗穴を塞ぐ透明な断熱部
    材製の2枚の窓板と、 内周部分の窓板受け枠部によって前記窓板の外周端縁部
    を保持する2つのリング状の窓枠と、 一方の面に複数の座繰り穴を開設すると共に、これ等の
    複数の座繰り穴の間に位置するように、他方の面に複数
    の座繰り穴を開設した断熱部材製の保温リングと、 前記保温リングと等しい外径及び内径の金属製の押え板
    と、 前記窓板を填め込んだ前記窓枠と、前記押え板と、前記
    保温リングとに順次挿通して、前記保温リングの一方の
    面の前記座繰り穴に挿入したナットに螺着することによ
    り、前記窓枠,前記窓板,前記押え板及び前記保温リン
    グを一体に固着するネジと、 前記窓板を填め込んだ前記窓枠と、前記扉の外板と、前
    記窓枠,前記窓板及び前記押え板を一体に固着した前記
    保温リングとに順次挿通して、前記保温リングの他方の
    面の前記座繰り穴に挿入したナットに螺着することによ
    り、前記扉の覗穴に2枚の前記窓板を固着するネジと を具備した請求項(1)記載の空気調和機用点検蓋。
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