JPH06295519A - ハードディスク装置 - Google Patents

ハードディスク装置

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Publication number
JPH06295519A
JPH06295519A JP8087893A JP8087893A JPH06295519A JP H06295519 A JPH06295519 A JP H06295519A JP 8087893 A JP8087893 A JP 8087893A JP 8087893 A JP8087893 A JP 8087893A JP H06295519 A JPH06295519 A JP H06295519A
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JP
Japan
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hard disk
contact start
stop
energization time
turned
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Withdrawn
Application number
JP8087893A
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English (en)
Inventor
Keiko Yuki
恵子 結城
Fumiaki Tahira
文明 田平
Atsushi Fujihira
淳 藤平
Kenji Fujizono
賢治 藤園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高い信頼性が要求されるシステムで
使用するハードディスク装置に関し、ハードディスク装
置の寿命による信頼性の低下を、事前に、より正確に知
ることができることを目的とする。 【構成】 ハードディスク制御手段12は、上位制御装
置11からの命令を受けて、ディスクエンクロージャ部
内のスピンドルモータ13のオン・オフを制御する。通
電時間測定手段14は、スピンドルモータ13の通電時
間を測定する。コンタクトスタートストップ回数測定手
段15は、スピンドルモータ13のオン・オフ回数に対
応するコンタクトスタートストップ回数を計数する。交
換時期通知手段16は、上記通電時間又は上記コンタク
トスタートストップ回数が所定の基準値を越えた場合
に、上記上位制御装置11にディスクエンクロージャ部
の交換時期を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハードディスク装置に係
り、特に、高い信頼性が要求されるシステムで使用する
ハードディスク装置に関する。
【0002】通信システム等の高い信頼性の要求される
システムでは、システムで使用されるハードディスク装
置の保守を、寿命に達する前の適切な時期に行うことが
必要とされる。このため、高い信頼性の要求されるシス
テムに使用するハードディスク装置では、寿命による信
頼性の低下を、事前に、より正確に把握できることが必
要とされている。
【0003】
【従来の技術】通信システム、例えば、PBX(構内交
換機)等の高い信頼性の要求されるシステムでは、シス
テムで使用されるハードディスク装置の保守を適切な時
期に行い、ハードディスク装置が寿命に達する前に、部
品の交換等の処置をする必要がある。
【0004】従来、ハードディスク装置の保守では、ス
ピンドルモータの通電寿命を基に、システムでの使用状
況から保守時期を予測して、定期保守を行っていた。ス
ピンドルモータ(以下モータと記す)のON/OFF制
御が可能なハードディスク装置の場合、ハードディスク
装置の使用時間からモータOFF時間の予測値を引いて
通電時間を算出し、更に、モータON/OFF回数に対
応するコンタクトスタートストップ回数の予測値を考慮
して、保守時期を予測する。
【0005】また、特開昭63−166067号に示さ
れた方法では、ハードディスクの電源をOFFする前
に、ハードディスクの電源ON/OFF回数を更新して
ハードディスクにこの回数を書き込み、電源ON時に、
この回数をハードディスクから読み出し、保証範囲内に
あるか否かを判定することで、寿命による信頼性の低下
を事前に認識している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の、シ
ステムの使用状況から、スピンドルモータの通電時間の
予測値及びコンタクトスタートストップ回数の予測値を
算出して、保守時期を予測する方法では、正確な寿命の
予測が難しいという問題がある。特に、ランダムなモー
タ制御を行う場合、通電時間とコンタクトスタートスト
ップ回数を適切に予測することができず、寿命の予測が
困難であるため、ランダムなモータ制御を避けなければ
ならないという問題がある。
【0007】また、特開昭63−166067号に示さ
れた方法では、ハードディスクのON/OFF回数を知
ることができるが、通電時間を考慮していない。このた
め、ハードディスクのON/OFF回数が少なく、通電
時間が長いシステムでは、寿命による信頼性の低下を正
しく事前にしることができないという問題がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、ハードディスク装置の寿命による信頼性の低下を、
事前に、より正確に知ることができるハードディスク装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図1に示すハードディスク装置において、ハ
ードディスク制御手段12は、上位制御装置11からの
命令を受けて、ディスクエンクロージャ部内のスピンド
ルモータ13のオン・オフを制御する。
【0010】請求項1の発明では、通電時間測定手段1
4は、スピンドルモータ13の通電時間を測定する。
【0011】コンタクトスタートストップ回数測定手段
15は、スピンドルモータ13のオン・オフ回数に対応
するコンタクトスタートストップ回数を計数する。
【0012】交換時期通知手段16は、上記通電時間又
は上記コンタクトスタートストップ回数が所定の基準値
を越えた場合に、上記上位制御装置11にディスクエン
クロージャ部の交換時期を通知する。
【0013】請求項2の発明では、電源をオフする前
に、上記通電時間及びコンタクトスタートストップ回数
を記憶し、電源をオンにしたときに、記憶してある上記
通電時間及びコンタクトスタートストップ回数を、夫
々、上記通電時間測定手段14とコンタクトスタートス
トップ回数計数手段15に転送する寿命情報記憶手段1
7を備える構成とする。
【0014】請求項4の発明では、前記通電時間及びコ
ンタクトスタートストップ回数に関する情報を、前記上
位制御装置11の要求に応じて、上記上位制御装置11
に供給する寿命情報伝達手段18を備える構成とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明では、スピンドルモータの通電
時間及びコンタクトスタートストップ回数の両方を監視
し、上記通電時間又はコンタクトスタートストップ回数
のいずれかが、所定の基準値を越えた場合に、上位制御
装置にディスクエンクロージャ部の交換時期を通知す
る。
【0016】このため、ディスクエンクロージャ部の寿
命による信頼性の低下を、事前に、正確に知ることを可
能とする。
【0017】請求項2の発明では、電源がオフのとき
は、通電時間及びコンタクトスタートストップ回数を、
寿命情報記憶手段が記憶している。このため、次回の保
守時期になる前に装置の電源がオフにされることがある
システムでも、正しく、通電時間、及びコンタクトスタ
ートストップ回数を得ることを可能とする。
【0018】請求項4の発明では、ディスクエンクロー
ジャ部の寿命により信頼性が低下する前に、通電時間及
びコンタクトスタートストップ回数を、上位制御装置が
読み取ることを可能とする。
【0019】
【実施例】図2は本発明の一実施例のハードディスク装
置の構成図を示す。図2に示すハードディスク装置は、
ディスクエンクロージャ部23とハードディスクコント
ローラ22で構成される。ディスクエンクロージャ部2
3は、ハードディスク媒体33、スピンドルモータ3
4、磁気ヘッド、ヘッド位置決め機構等を備える。
【0020】このハードディスク装置は、通信システ
ム、例えば、PBX等の高い信頼性を要求されるシステ
ムで使用されるハードディスク装置である。
【0021】ハードディスクコントローラ22は、シス
テム全体の制御を行う上位の制御装置であるセントラル
コントローラ21に、システムバス32及びその他の制
御線を介して接続されている。例えばシステムがPBX
の場合、セントラルコントローラ21は、PBX全体の
制御を行う。ハードディスクコントローラ22は、セン
トラルコントローラ21から命令を受けて、ハードディ
スク23を制御する。
【0022】ハードディスクコントローラ22は、ロー
カルバス31で接続された、MPU(マイクロプロセッ
サユニット)25、RAM(ランダムアクセスメモリ)
26、命令レジスタ24、ステータスレジスタ27を備
える。なお、命令レジスタ24とステータスレジスタ2
7は、システムバス32にも接続されている。
【0023】また、ハードディスクコントローラ22
は、MPU25による制御下で、スピンドルモータ34
の制御、ヘッド位置決め制御、及びリード/ライト制御
を行うディスク制御回路30を備えている。
【0024】また、ハードディスクコントローラ22
は、スピンドルモータ34の通電時間を測定するための
タイマ28、通電時間及びコンタクトスタートストップ
回数をセントラルコントローラ21に伝達するためのラ
イフレジスタ29を備える。
【0025】次に、図2の実施例の動作について説明す
る。セントラルコントローラ21は、ハードディスク装
置を制御するための命令を、ハードディスクコントロー
ラ22の命令レジスタ24に書き込む。命令レジスタ2
4は、セントラルコントローラ21から命令を書き込ま
れると、MPU25に対して割り込みを上げる。MPU
25は、命令レジスタ24から割り込みを受けると、命
令レジスタ24の内容をローカルバス31を介して読み
取る。
【0026】MPU25は、この読み取った命令に従っ
て、ディスクエンクロージャ部23に対して、データの
読み出し,書き込み、スピンドルモータ(以下モータと
記す)34のオン・オフ等の制御を行う。
【0027】MPU25は、セントラルコントローラ2
1からの命令を実行した結果を、ステータスレジスタ2
7に書き込む。ステータスレジスタ27は、MPU25
から命令の実行結果を書き込まれると、セントラルコン
トローラ21に対して割り込みを上げる。セントラルコ
ントローラ21は、ステータスレジスタ27から割り込
みが上がると、ステータスレジスタ27の内容をシステ
ムバス32を介して読み取り、命令の実行結果を確認す
る。
【0028】なお、MPU25が実行する制御用のプロ
グラムは、MPU25内の不揮発性メモリに内蔵する
か、または、電源投入後に、セントラルコントローラ2
1の命令に従ってハードディスク媒体33の所定領域か
ら読み込む。
【0029】本実施例では、ハードディスクコントロー
ラ22は、タイマ28で測定したモータの通電時間が基
準値を越えた場合、又は、MPU25がカウントするモ
ータ34のON/OFF回数に対応するコンタクトスタ
ートストップ回数が基準値を越えた場合に、ディスクエ
ンクロージャ部23の交換時期をセントラルコントロー
ラ21に通知する。
【0030】ここで、モータ34のコンタクトスタート
ストップ回数の保証値をCMAX 、モータ34の通電時間
の保証値をTMAX とする。このコンタクトスタートスト
ップ回数の保証値CMAX を、コンタクトスタートストッ
プ回数の基準値とする。また、ソフトウェアの処理時間
を考慮して、通電時間の基準値、即ち、通電時間の許容
値TL は、保証値TMAX より必要なだけ小さい値にす
る。
【0031】なお、後述するように、通電時間及びコン
タクトスタートストップ回数は、ハードディスク装置の
電源がOFFにされる前に、ハードディスク媒体33の
所定の領域に書き込まれて保持される。
【0032】図3は本発明の一実施例におけるタイマ2
8の制御とコンタクトスタートストップ(図3中、CS
Sと記す)回数の管理の手順を示すフローチャートであ
る。MPU25は、モータ34のON時にタイマ28を
スタートさせ、モータ34のOFF時にタイマ28をス
トップさせる。また、MPU25は、内蔵の特定のレジ
スタを用いて、モータ34のON時にコンタクトスター
トストップ回数をカウントアップする。
【0033】なお、タイマ28には、初めてカウントを
スタートする前に、通電時間の許容値TL をカウント終
了値として設定しておく。また、コンタクトスタートス
トップ回数の初期値は0にしておく。
【0034】システムの電源がONにされると、MPU
25は、セントラルコントローラ21から、電源ON時
の処理を指示するPOWER−ON命令を受信する(ス
テップ101)。
【0035】POWER−ON命令を受信すると、MP
U25は、ハードディスク媒体33の所定の領域から通
電時間を読み出して、タイマ28に設定する。また、ハ
ードディスク媒体33の所定の領域からコンタクトスタ
ートストップ回数を読み出して、MPU25内の特定の
レジスタに設定する。
【0036】MPU25は、コンタクトスタートストッ
プ回数をカウントアップし(ステップ102)、モータ
34をONする(ステップ103)。この後、MPU2
5は、タイマ28をスタートさせる(ステップ10
4)。
【0037】この後、セントラルコントローラ21から
の命令に従って、通常のハードディスク媒体33のアク
セスが行われる(ステップ105)。
【0038】一定時間ハードディスク媒体33のアクセ
スが行われない場合、又は、命令の受信後にアクセスが
一定時間行われない特定の命令を受信した場合、モータ
OFF条件が発生する。このモータOFF条件が発生す
ると、MPU25は、モータ34をOFFにして(ステ
ップ106)、タイマ28をストップさせる(ステップ
107)。
【0039】この後、ハードディスク媒体33のアクセ
スが発生する等して、モータON条件が発生すると、M
PU25は、コンタクトスタートストップ回数をカウン
トアップする(ステップ108)。
【0040】この後、MPU25は、コンタクトスター
トストップ回数が保証値CMAX 以内かどうかを判断する
(ステップ109)。ステップ109で、コンタクトス
タートストップ回数が保証値CMAX 以内のときは、ディ
スクエンクロージャ部23の交換時期に達していないの
で、ステップ103へ戻り、タイマ28の制御と、コン
タクトスタートストップ回数の管理を続ける。
【0041】ステップ109で、コンタクトスタートス
トップ回数が保証値CMAX を越えている場合は、ディス
クエンクロージャ部23の交換時期に達しているので、
MPU25は、セントラルコントローラ21に、ディス
クエンクロージャ部23の交換時期を通知する。
【0042】この交換時期の通知では、MPU25は、
ディスクエンクロージャ部23の交換を通知する交換コ
ードをステータスレジスタ27に書き込む。ステータス
レジスタ27は、上記交換コードを書き込まれると、割
り込みをセントラルコントローラ21に上げる。セント
ラルコントローラ21は、ステータスレジスタ27から
割り込みを受けて、ステータスレジスタ27の内容を読
み取り、ディスクエンクロージャ部23の交換時期の通
知を受け取る(ステップ110)。
【0043】図4は、本発明の一実施例における交換時
期通知の手順を示すシーケンス図である。図3で説明し
たように、MPU25は、モータ34をOFFするとき
に、タイマ28をストップさせ、モータ34をONする
ときに、タイマ28をスタートさせる。図3で説明した
ように、コンタクトスタートストップ回数が保証値C
MAX を越えた場合は、MPU25は、ステータスレジス
タ27にディスクエンクロージャ部23の交換を通知す
る交換コードを書き込み、ステータスレジスタ27から
セントラルコントローラ21に割り込みが上がる。これ
により、セントラルコントローラ21は、ステータスレ
ジスタ27内の交換コードを読み取り、ディスクエンク
ロージャ部23の交換時期の通知を受け取る。
【0044】タイマ28は、モータ34がONの間、通
電時間をカウントしている。このカウント値が設定され
ている通電時間の許容値TL を越えて、オーバーフロー
が発生すると、タイマ28は、MPU25に割り込みを
上げる。MPU25は、タイマ28から割り込みを受け
ると、ステータスレジスタ27にディスクエンクロージ
ャ部23の交換を通知する交換コードを書き込み、ステ
ータスレジスタ27からセントラルコントローラ21に
割り込みが上がる。これにより、セントラルコントロー
ラ21は、ステータスレジスタ27内の交換コードを読
み取り、ディスクエンクロージャ部23の交換時期の通
知を受け取る。
【0045】セントラルコントローラ21は、ディスク
エンクロージャ部23の交換時期の通知を受け取ると、
例えば、システムの表示装置にディスクエンクロージャ
部23が交換時期に達したことを表示して、システムの
保守担当者に交換時期に達したことを知らせる。
【0046】上記のように、本実施例では、モータ34
のコンタクトスタートストップ回数と通電時間の両方を
監視し、通電時間又はコンタクトスタートストップ回数
のいずれかが、所定の基準値を越えた場合に、セントラ
ルコントローラ21にディスクエンクロージャ部23の
交換時期を通知する。このため、ディスクエンクロージ
ャ部23の寿命による信頼性の低下を、事前に、正確に
知ることができ、適切な保守を行うことができる。
【0047】また、モータ34のON/OFFをランダ
ムに行う場合でも、通電時間とコンタクトスタートスト
ップ回数を正しく把握して、交換時期をセントラルコン
トローラ21に通知できる。このため、高い信頼性の要
求されるシステムで、信頼性を落とさずに、ランダムな
モータ34のON/OFF制御を行うことができる。
【0048】なお、コンタクトスタートストップ回数の
カウント用には、MPU25内の特定のレジスタではな
く、RAM26の特定の領域を用いてもよい。
【0049】本実施例で、システムの電源をOFFする
際には、システムの操作者は、電源OFFの要求をシス
テムに入力する。セントラルコントローラ21は、この
電源OFFの要求を受けると、電源OFF時の処理を指
示するPOWER−OFF命令をハードディスクコント
ローラ22に出す。
【0050】MPU25は、このPOWER−OFF命
令を受信すると、タイマ28の値、即ち、通電時間を読
み取り、コンタクトスタートストップ回数と共に、ハー
ドディスク媒体33の所定領域に書き込む。この後、M
PU25は、ステータスレジスタ27に書き込み完了を
通知する完了通知コードを書き込む。ステータスレジス
タ27は、この完了通知コードが書き込まれると、セン
トラルコントローラ21に割り込みを上げる。
【0051】これにより、セントラルコントローラ21
は、ステータスレジスタ27内の完了通知コードを読み
取り、タイマ28で測定された通電時間、及びコンタク
トスタートストップ回数がハードディスク媒体33の所
定領域に書き込まれたことを確認する。
【0052】この後、セントラルコントローラ21は、
システムの表示装置等に、電源OFF時の処理が完了し
たことを表示する。システムの操作者は、この電源OF
F時の処理の完了を確認してから、システムの電源をO
FFする。
【0053】上記のようにして、ハードディスク装置の
電源がOFFされる際には、通電時間、及びコンタクト
スタートストップ回数が、ハードディスク23の所定領
域に保持される。このため、次回の保守時期になる前に
システムの電源がオフにされることがあるシステムで
も、正しく、通電時間及びコンタクトスタートストップ
回数を得ることができる。
【0054】また、ハードディスク媒体33の所定領域
に通電時間及びコンタクトスタートストップ回数を記憶
するため、特別な回路等を必要としないで、通電時間及
びコンタクトスタートストップ回数を保持することがで
きる。
【0055】ハードディスク装置の電源が再びONにな
ったときは、前記のように、セントラルコントローラ2
1からのPOWER−ON命令に従って、MPU25
は、ハードディスク媒体33の所定領域から、通電時間
及びコンタクトスタートストップ回数を、夫々、タイマ
28、MPU25内のレジスタに読み込む。
【0056】なお、ハードディスク装置のみの電源をO
N/OFFできるシステムで、ハードディスク装置の電
源をOFFする際には、上記のシステムの電源をOFF
する場合と同様に、ハードディスク媒体33への通電時
間、及びコンタクトスタートストップ回数の書き込みが
完了したことを確認した後に、操作者がハードディスク
装置の電源をOFFする。
【0057】また、システムの操作者が入力するコマン
ドに従って、システムに設けた電源制御回路が、システ
ム又はハードディスク装置の電源を実際にON/OFF
する構成とすることも可能である。この場合も、同様に
して、電源をOFFする前に、ハードディスク媒体33
への通電時間、及びコンタクトスタートストップ回数の
書き込みを行う。
【0058】また、ハードディスク装置の電源がONに
なると同時に、モータ34がONになる方式では、MP
U25により、電源ON後、直ぐに、タイマ28をスタ
ートさせ、また、電源ON時のモータ34のONを、コ
ンタクトスタートストップ回数としてカウントするよう
にする。
【0059】また、電源がONされたことを検出する電
源検出回路をハードディスクコントローラ22内に設け
て、この電源検出回路が生成する、電源ONを示す信号
をMPU25が受けて、電源ON時の処理を行う構成と
してもよい。
【0060】また、ハードディスク装置の電源がOFF
の間、通電時間、及びコンタクトスタートストップ回数
を、ハードディスク媒体33ではなく、不揮発性のメモ
リ等に保持する構成としてもよい。
【0061】本実施例では、セントラルコントローラ2
1が、ディスクエンクロージャ部23の交換時期の通知
を受ける前に、通電時間及びコンタクトスタートストッ
プ回数を読み取ることができるように、ライフレジスタ
29を設けている。
【0062】システムの操作者が入力した寿命情報の読
み取り要求に従って、セントラルコントローラ21は、
寿命情報リード命令をハードディスクコントローラ22
に出す。MPU25は、寿命情報リード命令を受け取る
と、タイマ28で測定された通電時間とコンタクトスタ
ートストップ回数をライフレジスタ29に書き込み、コ
マンド終了コードをステータスレジスタ27に書き込
む。
【0063】これにより、ステータスレジスタ27から
セントラルコントローラ21に割り込みが上がり、セン
トラルコントローラ21は、ライフレジスタ29内の通
電時間とコンタクトスタートストップ回数を読み取る。
セントラルコントローラ21は、読み取った通電時間と
コンタクトスタートストップ回数を、表示装置等に表示
する。
【0064】このようにして、交換時期がくる前に、デ
ィスクエンクロージャ部23の寿命の状況を知ることが
でき、計画的にディスクエンクロージャ部23の保守を
行うことができる。
【0065】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
スピンドルモータの通電時間及びコンタクトスタートス
トップ回数の両方を監視し、スピンドルモータの通電時
間又はコンタクトスタートストップ回数のいずれかが、
所定の基準値を越えた場合に、上位制御装置にディスク
エンクロージャ部の交換時期を通知するため、ディスク
エンクロージャ部の寿命による信頼性の低下を、事前
に、正確に知ることができ、適切な保守を行うことがで
きる特長を有する。
【0066】請求項2の発明によれば、電源がオフのと
きは、通電時間及びコンタクトスタートストップ回数
を、寿命情報記憶手段が記憶しているため、次回の保守
時期になる前に装置の電源がオフにされることがあるシ
ステムでも、正しく、通電時間及びコンタクトスタート
ストップ回数を得ることができる。
【0067】請求項4の発明によれば、ディスクエンク
ロージャ部の寿命により信頼性が低下する前に、通電時
間及びコンタクトスタートストップ回数を、上位制御装
置が読み取ることができるため、ディスクエンクロージ
ャ部の保守をより計画的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例のハードディスク装置の構成
図である。
【図3】本発明の一実施例におけるタイマの制御とコン
タクトスタートストップ回数の管理の手順を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の一実施例における交換時期通知の手順
を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
11 上位制御装置 12 ハードディスク制御手段 13 スピンドルモータ 14 通電時間測定手段 15 コンタクトスタートストップ回数計数手段 16 交換時期通知手段 17 寿命情報記憶手段 18 寿命情報伝達手段 21 セントラルコントローラ 22 ハードディスクコントローラ 23 ディスクエンクロージャ部 24 命令レジスタ 25 MPU 26 RAM 27 ステータスレジスタ 28 タイマ 29 ライフレジスタ 30 ディスク制御回路 31 ローカルバス 32 システムバス 33 ハードディスク媒体 34 スピンドルモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤園 賢治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位制御装置(11)からの命令を受け
    て、ハードディスク制御手段(12)によりディスクエ
    ンクロージャ部内のスピンドルモータ(13)のオン・
    オフを制御するハードディスク装置において、 上記スピンドルモータ(13)の通電時間を測定する通
    電時間測定手段(14)と、 上記スピンドルモータ(13)のオン・オフ回数に対応
    するコンタクトスタートストップ回数を計数するコンタ
    クトスタートストップ回数計数手段(15)と、 上記通電時間又は上記コンタクトスタートストップ回数
    が所定の基準値を越えた場合に、上記上位制御装置(1
    1)に上記ディスクエンクロージャ部の交換時期を通知
    する交換時期通知手段(16)とを備える構成としたこ
    とを特徴とするハードディスク装置。
  2. 【請求項2】 電源をオフする前に、前記通電時間及び
    コンタクトスタートストップ回数を記憶し、電源をオン
    にしたときに、記憶してある上記通電時間及びコンタク
    トスタートストップ回数を、夫々、上記通電時間測定手
    段(14)とコンタクトスタートストップ回数計数手段
    (15)に転送する寿命情報記憶手段(17)を備える
    構成としたことを特徴とする請求項1記載のハードディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 前記寿命情報記憶手段(17)は、前記
    ディスクエンクロージャ部内のハードディスク媒体の所
    定領域であることを特徴とする請求項2記載のハードデ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】 前記通電時間及びコンタクトスタートス
    トップ回数に関する情報を、前記上位制御装置(11)
    の要求に応じて、上記上位制御装置(11)に供給する
    寿命情報伝達手段(18)を備える構成としたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のハー
    ドディスク装置。
JP8087893A 1993-04-07 1993-04-07 ハードディスク装置 Withdrawn JPH06295519A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106540B1 (en) 2005-06-03 2006-09-12 International Business Machines Corporation Ensuring rate of spin-up/spin-down cycles for spindle motor in a hard disk drive does not exceed rate spindle motor is designed to handle
JP2009026184A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Nec Fielding Ltd 遠隔端末の保守システムおよび保守方法

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