JP2000123473A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JP2000123473A
JP2000123473A JP10291614A JP29161498A JP2000123473A JP 2000123473 A JP2000123473 A JP 2000123473A JP 10291614 A JP10291614 A JP 10291614A JP 29161498 A JP29161498 A JP 29161498A JP 2000123473 A JP2000123473 A JP 2000123473A
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magnetic tape
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buffer
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Toshitaka Yanagisawa
敏孝 柳沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】媒体に書き込むデータを蓄積するバッファを有
する磁気テープ装置において、バッファの最大容量のデ
ータを連続的に媒体に記入可能にするように磁気テープ
の走行開始時刻を制御すること。 【解決手段】上位装置1から転送された媒体3に書き込
む書き込みデータを蓄積するバッファ12を具備した磁
気テープ装置2において、前記バッファ12に最大量の
データを蓄積するための最大量蓄積時間T10と、この最
大量のデータを媒体に連続的に蓄積する連続時間T
20と、前記最大量蓄積時間T10から前記連続時間T20
び媒体3が起動後データ書き込み速度に達するのに必要
なリポジショニングタイムT0 を減算した最適起動時間
と、を求める制御手段10を具備したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープ装置にお
いて磁気テープにデータを書き込むタイミングを制御す
る制御手段に係り、特に媒体に書き込むデータを蓄積す
るバッファを有する磁気テープ装置において、磁気テー
プの走行を開始したら、バッファの最大容量のデータを
連続書き込みするように制御したものである。
【0002】
【従来の技術】図5(A)に示す如く、上位装置20か
ら送出されたデータを磁気テープ22に書き込むとき、
上位装置20は磁気テープ装置21に書き込みデータを
送り、磁気テープ装置21ではこの書き込みデータを一
旦バッファ21−0に保持し、それから磁気テープ22
に書き込んでいる。
【0003】このような磁気テープに書き込むデータを
蓄積するバッファを持つ磁気テープ装置においては、磁
気テープの走行を開始したらなるべく長い時間連続書き
込みを行った方が効率が良い。
【0004】その理由は以下の通りである。磁気テープ
媒体にデータを書き込むとき磁気テープ速度がある一定
の速度に達しないとデータを書き込むことができない。
すなわち、図5(B)に示す如く、時刻t0 で磁気テー
プを起動すると、時間T0 後の時刻t1 において、デー
タの書き込みができる規定速度に達する。そして磁気テ
ープを停止するとき、時刻t2 で停止動作を開始すると
時間T2 を経過した時刻t3 で停止する。
【0005】このため、磁気テープの走行開始後一定速
度に達するまでの時間T0 と、走行停止する際の減速開
始から停止するまでの時間T2 は、データを磁気テープ
に記入することができず、規定速度で動作される時刻t
1 以降にデータが記入される。
【0006】そして、このデータを書き込むことができ
ない時間に、上位装置20から磁気テープ装置21に転
送されたデータは、磁気テープ装置21内のバッファ2
1−0に蓄積されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしバッファ21−
0のバッファ容量には限界があり、磁気テープの走行開
始と停止が頻繁に発生し、データを書き込めない時間が
増えると、バッファが満杯になり、磁気テープ装置は上
位装置からデータを受信することができなくなる。
【0008】ところで従来では、上位装置20から磁気
テープ装置21に対して1つのデバイス・ブロックが送
出される度に、磁気テープ装置21は磁気テープ22を
走行させ、このデバイス・ブロック単位で磁気テープ2
2にデータを書き込んでいた。
【0009】このように従来では磁気テープ22の走行
開始論理が1つのデバイス・ブロックを受信したとき起
動し、バッファ21−0内のデバイス・ブロックを記入
終了したとき走行を停止するという、制御にもとづき動
作しているので、磁気テープの走行開始論理と走行停止
論理が固定していた。そのため1つのデバイス・ブロッ
ク毎に走行開始と走行停止を行うため、磁気テープの走
行開始と走行停止とが頻繁に繰り返す場合があり、スル
ープットつまりデータの書き込み速度の低下となった。
【0010】したがって本発明の目的は、このような書
き込み速度の低下を防止した書き込みタイミング制御装
置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の原理を図1にも
とづき説明する。例えば上位装置から磁気テープ装置に
対するデータ転送速度を20Mb/s(メガバイト/
秒)とし、SIO0 (スタート・I/O)、SIO1
・・・を例えば0.5秒間隔とし、圧縮率を1/2と
するとき、上位装置から磁気テープ装置に対して1秒間
に転送される圧縮データ量は、 20Mb/s×0.5s×1/2=5Mb/s となる。図1(C)はこのSIO0 とSIO1 に基づく
データ転送時間及びSIO間隔を示している。
【0012】従って、この状態で上位装置から磁気テー
プ装置に対してデータ転送が行われるとき、磁気テープ
装置のバッファに保持されるデータは、図1(A)に示
すA線に従って増加する。なお図1(A)において、縦
軸はデータ量(メガバイト:Mb)を示し、横軸は時刻
T(秒)を示す。従って図1(A)の時刻0で上位装置
から磁気テープ装置にデータ転送が開始されるとき、バ
ッファにはA線にしたがったデータ量が格納されること
になる。
【0013】このとき、時刻0においてデータ転送の開
始とともにドライブ動作開始つまり磁気テープに対する
書き込み処理のための走行開始を行うとき、磁気テープ
が規定速度に達して書き込み可能となる時間つまりリポ
ジショニングタイムT0 が、T0 =0.4秒必要とな
る。そして磁気テープに対する書き込み量、つまりドラ
イブデータ転送速度が例えば10Mb/sとするとき、
図1(A)に示すB線にしたがって磁気テープに対する
書き込み動作が行われる。
【0014】それ故、上位装置からSIOとともに書き
込みデータが伝達されるとき、SIOの受信とともに磁
気テープを走行開始すれば、図1(A)に示すC点にお
いてバッファ内に保持されていた書き込みデータが全部
磁気テープに記入されるので、バッファ内の保持データ
量は0となり、磁気テープは停止する。
【0015】そして次に上位装置から書き込みデータが
転送されたとき、再び起動することになる。このように
図1(A)の場合には、つまり上位装置から書き込みデ
ータが伝達されたとき、即ちデバイス・ブロックを受信
すると同時に磁気テープを走行開始制御する場合には、
このような磁気テープの走行開始・走行停止を繰り返す
ことになり、これにもとづくデータが書き込めない時間
が増加し、スループット低下となる。
【0016】これを防止するため、本発明では、図1
(B)に示すD線の如く磁気テープを走行開始する。い
ま磁気テープ装置におけるバッファ容量を、例えば15
Mbとするとき、前記の如く、A線に従って上位装置か
らのデータ量が格納される場合、磁気テープを時刻t1
で起動し、リポジショニングタイムT0 =0.4秒とす
ると、時刻t 2 より磁気テープに対する書き込みが開始
される。そしてこのとき、前記と同じくドライブデータ
転送速度が10Mb/sとすれば、E点つまり上位装置
から最初のSIO伝達後3秒後に全バッファ容量のデー
タが連続して磁気テープに記入されることになり、途中
で磁気テープの走行停止もなく、きわめて効率的に書き
込みデータの記入が可能となる。
【0017】すなわち、本発明における前記目的は、下
記(1)〜(3)の構成により達成される。 (1)上位装置から転送された媒体に書き込む書き込み
データを蓄積するバッファを具備した磁気テープ装置に
おいて、前記バッファに最大量のデータを蓄積するため
の最大量蓄積時間T10と、この最大量のデータを媒体に
連続的に蓄積する連続時間T20と、前記最大量蓄積時間
10から前記連続時間T20及び媒体が起動後データ書き
込み速度に達するのに必要なリポジショニングタイムT
0 を減算した最適起動時間と、を求める制御手段を具備
したことを特徴とする。
【0018】(2)前記(1)に記載された磁気テープ
装置において、前記最大量蓄積時間T10は、上位装置か
らのデータ転送速度と、上位装置から磁気テープ装置に
伝達される入出力命令間隔にもとづき算出することを特
徴とする。
【0019】(3)前記(1)に記載された磁気テープ
装置において、前記最大量蓄積時間T10は、上位装置か
らのデータ転送速度と、上位装置から磁気テープ装置に
伝達される入出力命令間隔と、バッファに蓄積される圧
縮データのデータ圧縮率にもとづき算出することを特徴
とする。
【0020】これにもとづき下記の効果を奏する。 (1)バッファに蓄積されるデータの最大値を、磁気テ
ープに連続的に記入することができるので、きわめて効
率よく最適なデータ書き込みを遂行することができる。
【0021】(2)上位装置からのデータの転送速度
と、上位装置から磁気テープ装置に伝達される入出力命
令間隔にもとづき最大量蓄積時間T10を算出するので、
実際のデータ転送量にもとづき最大量蓄積時間T10を正
確に求めることができ、きわめて効率よく最適なデータ
書き込みを正確に遂行することができる。
【0022】(3)上位装置からのデータの転送速度
と、上位装置から磁気テープ装置に伝達される入出力命
令間隔に加え、バッファに蓄積される圧縮データのデー
タ圧縮率にもとづき最大量蓄積時間T10をきわめて正確
に求めることができるので、きわめて効率よく最適なデ
ータ書き込みを非常に正確に遂行することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図2〜図
4にもとづき説明する。図2は本発明の一実施の形態を
示し、図3はその動作説明フローチャート、図4は本発
明の動作特性説明図である。
【0024】図2において、1は上位装置であって図5
の上位装置20に対応するもの、2は磁気テープ装置で
あって図5の磁気テープ装置21に対応するもの、3は
磁気テープであって図5の磁気テープ22に対応するも
のである。
【0025】本発明においては、磁気テープ装置2に制
御部10と、圧縮・復元部11と、バッファ12と、サ
イズ・転送速度保持部13等が設けられている。制御部
10は、上位装置1から伝達された入出力(SIO)命
令に応じて磁気テープ3にデータを記入したりデータを
書き込むための各種制御を行うもので、特に本発明では
バッファ12の最大容量のデータを磁気テープ3に連続
的に記入するための制御を行うものであって、例えばマ
イクロプロセッサで構成されている。
【0026】圧縮・復元部11は、バッファ12に書き
込む書込みデータを圧縮したり、バッファ12から読み
出した圧縮データを圧縮前の元のデータに復元する圧縮
・復元処理を行うものである。
【0027】バッファ12は磁気テープ3に書き込む書
込みデータを一時保持したり、磁気テープ3から読み出
した読出データを一時保持するものである。サイズ・転
送速度保持部13は、制御部10が前記バッファ12の
最大容量のデータを磁気テープ3に連続的に記入するた
めの演算に必要な各種のデータを保持するものであっ
て、例えばバッファ12の容量M0 、上位装置1から磁
気テープ装置2に送出されるバッファに対するリード・
ライトデータの転送速度すなわち上位データ転送速度M
1 、磁気テープ装置2と磁気テープ3との間のリード・
ライトデータの転送速度すなわちドライブデータ転送速
度M2 、磁気テープが停止状態から書き出し可能状態に
達するまでの時間であるリポジショニングタイムT0
が格納されているものである。勿論これらの各データは
制御部10を構成するMPUを動作させるプログラムに
記入しておいてもよい。
【0028】次に図2に示す本発明の一実施の形態の動
作について、バッファ12の容量M 0 、各データ転送速
度等が下記の状態の例について説明する。 バッファサイズ M0 =50Mバイト 上位データ転送速度 M1 =20Mバイト ドライブデータ転送速度 M2 =10Mバイト リポジショニングタイム T0 =0.4s SIO間隔 0.5s間隔 圧縮率 50% S1.磁気テープ装置2が電源投入されて動作状態にな
ると、制御部10はバッファ12の最大容量のデータを
磁気テープ3に書き込む時間Tdを求める。この場合、
磁気テープ3への書き込み速度、すなわちドライブデー
タ転送速度M2=10Mバイトであり、バッファ13の
バッファサイズM0 =50Mバイトであるので、磁気テ
ープ3が書き込み状態にあれば、書き込み時間TwはT
w=50/10=5sである。そして磁気テープが停止
状態から書き込み可能となる規定速度に達するまでのリ
ポジショニングタイムT0 が0.4s必要のため、結果
Td=T0 +Tw=5.4sとなる。制御部10はこの
Tdをサイズ・転送速度保持部13あるいは図示省略し
たレジスタ等に保持する。
【0029】S2.制御部10は、記入されていない書
き込みデータに関する最初のSIO(書き込みを求める
入出力命令)を受信したとき、例えば図示省略したタイ
マをゼロにして起動させ、監視開始時間T0を決定す
る。これにもとづき、一定時間間隔でバッファ12の蓄
積量を求めることになる。例えば1秒間隔で監視する。
【0030】S3.タイマの指示にもとづく監視時間に
達したとき、制御部10はそのときのバッファ12のデ
ータ蓄積量を求める。この場合、SIO間隔が、図1
(C)に示す如く、0.5秒であり、したがって最初の
1秒の時点では上位装置1から転送されたデータ量は以
下のようにして求められる。
【0031】転送されたデータ量=上位データ転送速度
1 ×転送していた時間 この例ではSIO間隔が0.5秒のため、1秒間にデー
タを転送していた時間は0.5秒となり、実際の1秒間
に転送されたデータ量は下記のように10Mバイトとな
る。
【0032】上位データ転送速度M1 ×転送していた時
間=20(Mバイト/s)×0.5(s)=10Mバイ
ト また圧縮率が50%のため、実際にバッファ12に転送
されたデータ量はその10Mバイトの半分の5Mバイト
が蓄積量として求められる。このようにして、一定間隔
でバッファに転送されたデータ量を求め、バッファの蓄
積量が得られる。
【0033】S4.制御部10は、このようにして得ら
れたバッファの蓄積量をバッファサイズで商することに
より現在の時間T1の蓄積率を求める。前記S3におい
て、蓄積量が5Mバイトのとき、バッファサイズが50
Mバイトのため、蓄積率は10%となる。
【0034】S5.制御部10は、前記S3により、バ
ッファ12への転送速度が5Mバイト/sであり、サイ
ズ・転送速度保持部13よりバッファ容量M0 が50M
バイトであることを認識し、バッファ12が満杯になる
時間Txは、50÷5=10つまり、監視を開始してか
ら10秒後にバッファ12が満杯になると予想すること
ができる。
【0035】S6.制御部10は、以上よりバッファ1
2は10s後に満杯になることがわかる。バッファ12
に保持されたデータをすべて磁気テープ3に書くには
5.4s必要であり、これらにより、制御部10は監視
開始時刻T0より、10s−5.4s=4.6sすなわ
ち4.6s後に書き込みを開始すればよいことがわか
る。
【0036】実際問題として上位装置から伝達されるデ
ータ量は固定ではなく可変であり、3Mバイトとか、5
Mバイトとか変更するので、監視を複数回行って、その
平均値を求めることが必要である。このため、制御部1
0は最初の1秒目の監視のときは、Tx=10、Td=
5.4、T1=1、T0=0のため下記の条件式 Tx−Td≦T1−T0・・・・(1) が成立しないことを認識し、次の監視時刻において、前
記S3〜S5と同様の演算を行う。このときも、前記S
3と同様の状態で上位装置1からデータ転送が行われ
て、結局図4に示すA0 線に従ってバッファ12にデー
タが格納される場合には、2回目の監視の結果も、Tx
=10、Td=5.4、T1=2、T0=0のため前記
(1)式は成立しない。そしてこのS3〜S5が繰り返
されて5回目の監視のとき、T1=5となりこのとき始
めて前記(1)式が成立する。
【0037】S7.制御部10は、前記(1)式が成立
したことにより、監視開始時刻T0から前記Tx−Td
=4.6s経過していなければ、監視開始時刻T0より
4.6s後に書き込みを開始するように、磁気テープ3
を制御する。もし監視開始時刻T0より4.6s経過し
ていた場合は直ちに磁気テープ3をドライブ起動し、リ
ポジショニングタイム経過後、書き込み動作を開始す
る。
【0038】なお、実際の処理においては予想の基に動
作しているため、多少マージンαを考慮した値を求め
る。例えばバッファが満杯になる時間10sを(10s
−α)として演算する。
【0039】監視時刻については、監視する間隔を短く
する。例えば0.1秒おきに監視することにより、より
精度を高めることができる。また前記条件式の代わり
に、監視回数を例えば3とか4とかの一定数を定め、こ
の監視回数を経過した時点で書き込み開始時刻を判定す
ることもできる。
【0040】従来では図4に示すB0 線のように、バッ
ファに少しでもデータが蓄積された時点T1 (この例で
はT1 =1)で磁気テープ3に対するデータの書き込み
開始を行っていたので、C0 点に示す時点でバッファデ
ータが無くなり、バッファを使い切らない内に書き込み
処理が停止し、このため磁気テープの起動/停止が頻繁
に発生していた。
【0041】しかし本発明では、上位データ転送速度、
入出力命令(SIO)間隔、圧縮率等のあらゆる装置使
用状況下においてバッファに有効にデータを蓄積してか
ら磁気テープを起動するので、バッファデータが無くな
ることにもとづく磁気テープの停止及び再起動を減少さ
せ、磁気テープの起動/停止に伴うスループットの低下
を防止することができる。
【0042】以下に先行技術文献との相違点を説明す
る。特開昭54−56404号公報に記載のものは、1
つのブロックをサービス中に次のブロックに対する要求
の有無を記憶する回路を有し、次の要求の有無に従って
次のブロックへのアクセス時間を短縮するように制御し
たものにすぎず、本発明の如く全バッファデータを連続
して書き込むことを考慮したものではない。
【0043】特開昭55−72268号公報に記載のも
のは、磁気テープに書き込むデータを加工(結合/ブロ
ッキング)し、データとデータとの間に発生する隙間を
少なくし、磁気テープにより多くのデータを書き込むよ
うにしたものであって、本発明の如く、全バッファデー
タを連続的に書き込むことを考慮したものではない。
【0044】特開平4−149720号公報に記載のも
のは、磁気テープに書き込まれたデータを読み出す際
に、装置内のバッファにデータが無くなってから読み込
みを開始するのではなく、無くなる前に読み込みを開始
し、装置内のバッファに常にデータが読み込まれている
状態にして、上位装置(ホスト)との間に待ち時間が発
生しないようにしたものであり、本発明の如く磁気テー
プに書き込み処理を効率良く行うものとはその目的、構
成が異なるものである。
【0045】特開平5−66894号公報に記載のもの
は、磁気テープが書き込み禁止状態の場合、書き込み禁
止ということは読み込み処理を行うだろうという予測の
下に、上位装置から読み込み指示がなくとも自動的にテ
ープに書き込まれたデータを読み込み処理効率を上げる
ものであり、本発明のように書き込み処理を効率よく行
うものとは目的及び構成が異なるものである。
【0046】そして特開平4−134525号公報に記
載のものは、バッファ内に未書き込みデータが存在する
状態を不安定な状態と定義し、この不安定な状態になっ
ている時間をなくすようにしたものであるが、本発明は
書き込み処理を効率よく行うため、未書き込みデータを
ある程度バッファに溜めることを目的としており、逆の
発想のものである。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば下記の効果を奏するもの
である。 (1)バッファに蓄積されるデータの最大値を、磁気テ
ープに連続的に記入することができるので、きわめて効
率よく最適なデータ書き込みを遂行することができる。
【0048】(2)上位装置からのデータの転送速度
と、上位装置から磁気テープ装置に伝達される入出力命
令間隔にもとづき最大量蓄積時間T10を算出するので、
実際のデータ転送量にもとづき最大量蓄積時間T10を正
確に求めることができ、きわめて効率よく最適なデータ
書き込みを正確に遂行することができる。
【0049】(3)上位装置からのデータの転送速度
と、上位装置から磁気テープ装置に伝達される入出力命
令間隔に加え、バッファに蓄積される圧縮データのデー
タ圧縮率にもとづき最大量蓄積時間T10をきわめて正確
に求めることができるので、きわめて効率よく最適なデ
ータ書き込みを非常に正確に遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態である。
【図3】本発明の動作説明フローチャートである。
【図4】本発明の動作特性説明図である。
【図5】従来例である。
【符号の説明】
1 上位装置 2 磁気テープ装置 3 磁気テープ 10 制御部 11 圧縮・復元部 12 バッファ 13 サイズ・転送速度保持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置から転送された媒体に書き込む書
    き込みデータを蓄積するバッファを具備した磁気テープ
    装置において、 前記バッファに最大量のデータを蓄積するための最大量
    蓄積時間T10と、 この最大量のデータを媒体に連続的に蓄積する連続時間
    20と、 前記最大量蓄積時間T10から前記連続時間T20及び媒体
    が起動後データ書き込み速度に達するのに必要なリポジ
    ショニングタイムT0 を減算した最適起動時間と、 を求める制御手段を具備したことを特徴とする磁気テー
    プ装置。
  2. 【請求項2】前記最大量蓄積時間T10は、上位装置から
    のデータ転送速度と、上位装置から磁気テープ装置に伝
    達される入出力命令間隔にもとづき算出することを特徴
    とする請求項1記載の磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】前記最大量蓄積時間T10は、上位装置から
    のデータ転送速度と、上位装置から磁気テープ装置に伝
    達される入出力命令間隔と、バッファに蓄積される圧縮
    データのデータ圧縮率にもとづき算出することを特徴と
    する請求項1記載の磁気テープ装置。
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