JPH06294999A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH06294999A
JPH06294999A JP5106072A JP10607293A JPH06294999A JP H06294999 A JPH06294999 A JP H06294999A JP 5106072 A JP5106072 A JP 5106072A JP 10607293 A JP10607293 A JP 10607293A JP H06294999 A JPH06294999 A JP H06294999A
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JP5106072A
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Inventor
Yoshio Tanaka
美穂 田中
Kazuo Fujibayashi
和夫 藤林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿のコンタクトガラス面からの浮き上がり
量を精度良く検出し原稿面全体の画像情報を受光手段面
上に精度良く形成し画像情報を高精度に読み取ることが
できる画像読取装置を得ること。 【構成】 光源手段により照明された原稿面からの光束
を第1ハーフミラーと移動可能な反射部材で反射させ、
元の光路に戻して折り返しミラー部を介して結像手段に
より受光手段の第1受光部へ結像させると共に原稿面上
を走査しながら原稿面を読み取る読取系と、発光部より
原稿面の一領域を照明し、一領域からの反射光束を波長
選択手段を介した後、読取系の一部の光路を経て結像手
段により受光手段の第2受光部に結像させ、第2受光部
からの信号に基づいて演算手段により原稿面から所定面
までの距離情報を求め、距離情報を利用して補正手段に
より反射部材を光軸上移動させて原稿面から第1受光部
までの光路長を調整する自動合焦系とを有しているこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読取装置に関し、特
に画像情報として例えば背を閉じてある厚物のブック型
の原稿のような原稿台面上に載置したとき一部に窪んだ
凹凸部分をもつ原稿面に対しても距離検出手段を利用す
ることにより、該原稿面の凹凸変化に拘らず常に正確に
原稿面上の画像情報を解像力を低下させずに読み取るこ
とができるようにした、例えば複写機等の装置に好適な
画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機等に用いられている画像
読取装置のうち、特に原稿台面上に原稿面を下向きに載
置して該原稿面上の画像情報を読み取る方式のものが種
々と提案されている。
【0003】このような画像読取装置において厚物のブ
ック型の原稿のように原稿台面上に載置したとき読み取
られる原稿面が全て平面でなく一部に凹凸部分がある画
像情報を読み取る場合がある。
【0004】この場合には該画像情報に対して固定され
た読取手段で焦点位置を一定に保った状態で原稿面を読
み取ろうとすると原稿面のうち原稿台面(コンタクトガ
ラス)上から離された領域はデフォーカス状態となり、
又光源からの照明光束が拡がり照度が低下してしまい、
この結果この領域での画像読取りの解像力が低下してく
るという問題点があった。
【0005】そこで上記の問題点を解決する為に焦点検
出系(距離検出手段)を備えた画像読取装置が、例えば
特開昭60−117232号公報で提案されている。図
8は同公報で提案されている画像読取装置の要部概略図
である。
【0006】同図においては原稿91の走査露光時に露
光部材(光源)93は原稿91面に向けて光束を照射し
ている。そして該原稿91面からの反射光をミラー9
5,97,98を介してレンズ体99で集光して受光部
材101上に集束させている。このとき距離検出手段9
6は受光部材101面上に入射する該反射光の集束位置
の一部を読み取ることによってコンタクトガラス90か
ら原稿91面(被走査位置)までの距離を検出してい
る。
【0007】そして距離検出手段96から出力された信
号に基づいて光路長調節手段110は原稿91の被走査
位置から画像読取位置101までの光路長を調整すると
共に走査速度調節手段103により光学走行体の走査速
度を調整している。
【0008】尚、走査速度調節手段103は単位走査時
間当りのコンタクトガラス90と原稿91との距離の変
位量に応じて光学走行体の走査速度を調整している。
【0009】制御手段111は光路長調節手段110と
走査速度調節手段103の動作を調整している。即ち、
制御手段111はインターフェース104,105,1
08、メモリ107そして制御部104とを有し、光路
長調整モータ109でレンズ99の位置を調整し、原稿
91の全面にピントが合うようにしている。
【0010】この他の原稿読取装置の構成としては、例
えば原稿面近傍に投光部と受光部とを有した距離検出手
段を設け、該距離検出手段を該原稿面の実際の露光走査
前にまずプレスキャンし、該原稿面で反射したスポット
像の受光素子面上に形成される位置を検出することによ
り、該原稿面の凹凸状態を検出し、該距離検出手段から
の信号を利用して該原稿面上の画像情報を読取るように
した画像読取装置が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
従来の画像読取装置において、原稿面のフォーカス状態
を検知するには実際の露光走査前にプレスキャンして画
像を読み取っている為、操作上時間のロスが生じ、読取
速度の高速化を図るのが難しいという問題点があった。
【0012】本発明の第1の目的は、波長選択性を有す
る波長選択手段等を利用して互いに感度が異なる読取系
と距離検出系(自動合焦系)とを用いることにより、原
稿の凹凸形状に対応させて補正手段により読取系の一部
を適切に調整することにより、プレスキャンすることな
く原稿面全体の画像情報を正確に、かつ迅速に読み取る
ことができる画像読取装置の提供にある。
【0013】本発明の第2の目的は、原稿面の浮き上が
り量(原稿台面から原稿面までの距離)を検出する距離
検出手段(距離検出部)からの信号を利用して照明光束
の集光域を変化させると共に原稿の画像情報を読取り記
録する記録系(スリット露光系)の光路長を調整するこ
とにより、プレスキャンなしで、しかも厚本など原稿台
面から原稿面までの距離が変化する原稿に対しても常に
適正な照度で原稿面全体の画像情報を正確に読み取り記
録することができる画像読取装置の提供にある。
【0014】
【課題を解決する為の手段】本発明の画像読取装置は、 (1−イ)原稿台面上に載置した原稿面の読取部を光源
手段により照明し該原稿面からの光束を第1ハーフミラ
ーを透過させた後、光軸方向に移動可能な反射部材で反
射させ元の光路に戻して該第1ハーフミラーで反射さ
せ、次いで折り返しミラー部を介して結像手段により受
光手段の第1受光部へ結像させて該原稿面上を走査しな
がら順次該原稿面を読み取る読取系と、発光部より該原
稿面の読取部より走査方向前方の一領域を第2ハーフミ
ラーを介して照明し、該一領域からの反射光束を該第2
ハーフミラーと該読取系と異った分光特性の光束を選択
する波長選択手段とを介した後、該第1ハーフミラーを
透過させて該読取系の一部の光路を経て該結像手段によ
り該受光手段の第1受光部と同一面上に設けた該第2受
光部に結像させ、該第2受光部からの信号に基づいて演
算手段により該原稿面から所定面までの距離情報を求
め、該演算手段からの距離情報を利用して補正手段によ
り該反射部材を光軸上移動させて該原稿面から該第1受
光部までの光路長を調整する自動合焦系とを有している
ことを特徴としている。
【0015】(1−ロ)原稿台面上に載置した原稿を照
明手段により照明し該原稿からの反射光束を結像手段に
より像担持体面上に結像する際、該照明手段より走査方
向前方に設けた距離検出手段からの信号に基づいて該照
明手段を構成する少なくとも一部の要素を駆動手段によ
り変位させて該照明手段からの照明光束の集光域を変化
させたことを特徴としている。
【0016】(1−ハ)スリット露光手段で照明された
原稿台面上の原稿を走査系を介して結像手段で像担持体
面上に結像させて該原稿を読み取る画像読取装置におい
て、該スリット露光域より走査方向前方に設けたスリッ
ト露光手段と一体的に移動する距離検出手段と、原稿台
面の一端部近傍に配置した光源からの発散光束を第1反
射手段で該原稿台面に対して平行光束に変換し、走査時
に該距離検出手段と一体的に移動する第2反射手段で該
スリット露光域に集光する照明系とを有し、該距離検出
手段で検出された距離情報に基づいて該照明系の少なく
とも一部の要素を駆動手段で走査位置に応じて変位させ
ることにより、該照明系からの照明光束の集光域を変化
させると共に調整手段により該原稿の画像情報を像担持
体面上へ結像させるスリット露光系の光路長の調整を行
ったことを特徴としている。
【0017】(1−ニ)第1光源と該第1光源から放射
した発散光束を原稿台面に対し平行光束に変換する第1
反射手段と、該平行光束を原稿台面上に載置した原稿の
読取部に導光する第2反射手段とを有する照明系により
該原稿面の読取部を照明し、該原稿面からの光束を光路
切換手段を介して結像手段により像担持体面上に結像さ
せると共に該原稿面上を走査しながら順次該原稿面を読
み取り記録する記録系と、第2光源からの光束を原稿面
の読取部の走査方向前方の一領域に投光手段で投光し該
原稿面からの反射光束を受光手段で受光し該受光手段面
上における該反射光束の入射位置に基づく信号を用いて
演算手段により、該原稿台面から該原稿面までの距離を
求め、該演算手段で得られた距離情報に基づいて駆動手
段により該照明系の少なくとも一部の要素を変位させて
該照明系からの照明光束の集光域を変化させ、それと共
に調整手段により原稿面から該像担持体面までの光路長
を調整していることを特徴としている。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例1の画像読取装置の要
部概略図である。同図において1は原稿であり、書籍等
のブック型の中央部分にとじ部分がある原稿を例として
示している。
【0019】2は原稿台であり、例えば透明のコンタク
トガラス等から成っている。3は原稿照明用の光源手段
であり、紙面と垂直方向に長い発光部を有しており、照
明用のリフレクター4を介して原稿台2面上の紙面と垂
直方向の一領域(原稿1の読取部)を均一に照明してい
る。5は第1ハーフミラーであり、原稿1面で反射され
た画像読取用の光束を透過させ光軸上移動可能な反射部
材としての全反射ミラー6に導光し、該全反射ミラー6
で反射した光束を折り返しミラー部32側へ反射させて
いる。又後述する距離検出用(自動合焦用)の光束を折
り返しミラー部32側へ透過させている。
【0020】全反射ミラー6は後述する補正手段12か
らの信号により図中矢印6aの如く光軸上移動可能とな
るように設けており、これにより本実施例においては読
取系の結像状態(光路長)を補正している。尚上記の符
番3〜6の各要素は第1走査部30を構成している。
【0021】原稿1面上の画像情報を読取る際には第1
走査部30と後述する距離検出用の第2走査部31とを
一体としたユニット35を、例えば移動速度Vで図中矢
印35aの如く原稿1面に沿って走査して行なってい
る。
【0022】折り返しミラー部32は2つの折り返しミ
ラー7,8より成っており、ユニット35の約1/2・
Vの速度で図中矢印32aの如く原稿1面に沿って移動
している。
【0023】9は結像手段であり、原稿1面上の画像情
報に基づく光束(画像読取用の光束)と距離検出用の光
束を後述する分光感度が異なる2つの受光部10,11
を有する受光手段15面上に結像させている。
【0024】本実施例においては画像読取用と距離検出
用の結像手段を同一の光学系より構成し、これにより装
置全体の簡素化及び低コスト化を図っている。
【0025】受光手段15は互いに分光感度が異なる第
1,第2受光部10,11を同一面上に配置した構成よ
り成っている。このうち一方を画像読取用、他方を距離
検出用として用いている。第1,第2受光部10,11
は各々紙面と垂直方向に複数の素子を配列した1次元の
ラインセンサー(CCD)等から成っている。
【0026】第1受光部10は画像読取用の波長域の光
束に対してのみ感度を有している。例えばR(赤),G
(緑),B(青)の3原色に対応する分光感度を有する
ように設定している。第2受光部11は第1受光部10
の有する分光感度以外の波長域の光束に対して主に感度
を持つように設定している。
【0027】20は距離検出用の発光部、21は第2ハ
ーフミラーであり、発光部20から放射した光束を原稿
1面側へ反射させ該原稿1を照明し、該原稿1面からの
光束を透過させている。22は波長選択手段であり、波
長選択特性を有する反射ミラーより成っており、該反射
ミラー22の反射面には画像読取用の第1受光部10で
分光感度を持たない波長域の光束を主に反射する光学的
作用を有するダイクロイック膜等の反射膜が施されてい
る。即ち第2受光部11で感度を持つ波長域の光束を主
に反射させている。
【0028】本実施例においては、このとき反射ミラー
22で反射された特定の波長域の距離検出用の光束を読
取系の光路に沿った光路をたどらせて結像手段9によ
り、該特定の波長域に対して感度を持つ第2受光部11
へ結像させている。
【0029】本実施例ではこのような構成により原稿を
原稿台2面上に載置したときの該原稿台2からの浮き上
がり量を後述する方法により原稿1面全面にわたり走査
し検出している。
【0030】尚、本実施例においては光源手段3から第
1受光部10迄の各要素で読取系を構成しており、又発
光部20から第2受光部11迄の各要素で距離検出系
(自動合焦系)を構成している。
【0031】次に原稿1面の浮き上がり量を検出する方
法について説明する。
【0032】本実施例においては第1走査部30と第2
走査部31とが一体となったユニット35を原稿1面に
沿って移動させ、実際の画像読取りに先立って距離検出
系によって原稿1面の浮き上がり量を検出している。
【0033】即ち、発光部20から放射した光束は第2
ハーフミラー21で反射して原稿1面を照射している。
そして該原稿1面からの反射光束は該第2ハーフミラー
21を透過して反射ミラー22に入射している。該反射
ミラー22は画像読取用の第1受光部10で分光感度を
持たない波長域の光束を主に反射させている。そして第
1ハーフミラー5を透過して読取系の光路に沿った光路
を経て結像手段9により距離検出用の第2受光部11面
上に結像している。
【0034】このとき第2受光部11における光束の基
準位置(原稿1が平面のとき(フォーカス状態)の結像
位置)からの集束位置(結像位置)の隔たり値xを検出
することによって原稿1面上の原稿台ガラス2面からの
浮き上がり量yを求めている。
【0035】即ち、原稿台ガラス2面上に平面状のシー
ト原稿を載置したときは基準位置と集束位置は一致す
る。これに対してブック型の原稿を載置したときは中央
の浮き上がり領域で集束位置は基準位置から距離xだけ
ズレる。このときの距離xのズレ量は原稿1の原稿台ガ
ラス2面からの浮き上がり量yに比例して変化する為、
上記距離xを読み取ることにより予め設定された値に基
づいて原稿台ガラス2の距離yを検出することができ
る。
【0036】本実施例においてはこのとき第2受光部1
1で検出された出力信号(ズレ量)に基づいて補正手段
12により読取系の光路長を調整している。即ち、画像
読取用の第1受光部10面上に画像情報に基づく光束が
正確に結像するように全反射ミラー6を図中矢印6aの
如く光軸に沿って所定量移動させている。
【0037】次に本実施例における画像読取方法につい
て説明する。
【0038】本実施例においては原稿1面上の画像情報
を読み取る際には、第1走査部30と第2走査部31と
が一体となったユニット35が移動速度Vで原稿1面を
走査し折り返しミラー部32がユニット35の約1/2
・Vの移動速度で走査している。そして原稿1面からの
画像読取用の反射光束は第1ハーフミラー5を透過し全
反射ミラー6で反射した後、元の光路を戻り該第1ハー
フミラー5で反射した後、折り返しミラー7,8を介し
て結像手段9により画像読取用の第1受光部10面上に
結像させている。これにより該原稿1の画像情報を順次
読み取っている。
【0039】このとき距離検出系が実際の読取走査より
先行して読取走査を行ない原稿1面の浮き上がり量を検
出し、即ち原稿台ガラス2面(所定面)から原稿1面ま
での距離を検出し、その距離情報に基づいて補正手段1
2により全反射ミラー6を光軸上所定量移動させてい
る。
【0040】これにより合焦制御し、原稿1面上の画像
情報に基づく光束を結像手段9により第1受光部10面
上にピントの合った状態で結像させている。
【0041】このように本実施例においては読み取り用
の原稿がブック型の原稿であり背の部分のような窪みを
持っていても正確に画像情報を読み取ることができ、例
えば複写機等に本発明を適用したとき複写する画像を原
稿面全体にわたりボケることなく良好に複写することが
できる。
【0042】尚、本実施例においては読取系の光路長を
調整したことにより発生する結像倍率の変化を電気的補
正部(不図示)にて良好に補正している。
【0043】図2は本発明の実施例2の画像読取装置の
要部概略図である。同図において図1に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0044】本実施例において実施例1と異なる点は波
長選択手段として用いた反射ミラー22を通常の全反射
ミラー24より構成し、新たに該波長選択手段として所
定の分光透過率を有するフィルター23を該全反射ミラ
ー24と第1ハーフミラー5との間に光路中に設けてい
る。
【0045】そして画像読取用の第1受光部10で分光
感度を持たない特定の波長域の光束を主に透過させたこ
とである。他の構成及び光学的作用は実施例1と略同様
である。
【0046】即ち、本実施例においては第1走査部30
と第2走査部31とが一体となったユニット35を原稿
1面に沿って移動させ、実際の読取りに先立って距離検
出系によって原稿1面の浮き上がり量を検出している。
【0047】一方、発光部20からの光束を第2ハーフ
ミラー21で反射させ原稿1面を照射し、該原稿1面か
らの反射光束を該第2ハーフミラー21を透過させて全
反射ミラー24を介してフィルター23に入射させてい
る。
【0048】該フィルター23は画像読取用の第1受光
部10で分光感度がない波長域の光束を主に透過させて
いる。そして第1ハーフミラー5を透過した距離検出用
の光束は読取走査系の光路に沿った光路を経て結像手段
9により距離検出用の第2受光部11面上に結像してい
る。
【0049】その後、第2受光部11からの出力信号を
利用して前述した実施例1と同様な方法により原稿1面
の浮き上がり量を求め、該浮き上がり量に基づいて補正
手段12により読取系の光路長が一定となるように全反
射ミラー6を光軸上図中矢印6aの如く所定量移動させ
ている。
【0050】これにより原稿1面上の画像情報に基づく
光束を結像手段9により画像読取用の第1受光部10面
上にピントの合った状態で結像させ、高精度な画像情報
の読取りを行なっている。
【0051】本実施例においては波長選択手段としての
フィルター23を全反射ミラー24と第1ハーフミラー
5との間の光路中に設けたが距離検出系の一部を構成す
る発光部20と第1ハーフミラー5までの間の光路中な
らどこに配置しても良い。
【0052】尚、波長選択手段としては前述した光学部
材の他にある特定の波長域の光束のみを任意に選択でき
る光学部材なら何を用いても本発明には適用することが
できる。
【0053】又、各実施例において距離検出用の第2受
光部11で受光する光束の波長域は画像読取用の第1受
光部10で感度がない波長域の光束としたが、その波長
域を多少含む光束であっても本発明は適用することがで
きる。
【0054】又、各実施例においては読取系の光路長を
調整する為、補正手段12により全反射ミラー6を光軸
上移動させたが、全反射ミラー6の代わりに読取系を構
成する他の光学部材の一要素を距離情報に基づいて光軸
上移動させても良く、あるいはこれらの各要素を相対的
に移動させても本発明は前述の実施例1,2と同様に適
用することができる。
【0055】図3は本発明の実施例3の画像読取装置の
要部概略図、図4は図3に示した一部分の記録系(スリ
ット露光手段)の拡大説明図である。図3,図4におい
て図1に示した要素と同一要素には同符番を付してい
る。
【0056】図中43は原稿照明用の光源(第1光源)
であり、走査方向と直交する方向に長い発光部を有した
棒状光源より成っており、原稿台2面の一端部近傍に固
定配置している。
【0057】80は第1反射手段であり、光源43の発
光部の長手方向に沿って形成された原稿1面に対して垂
直方向のにみ所定の屈折力を有する第1シリンドリカル
ミラー44と該原稿1面の有効領域外の両側に配置され
た原稿1面に平行で、且つ原稿1面と略垂直方向に形成
された一対の平面ミラー(図3では煩雑さを避ける為省
略している。)45a,45bとを有している。
【0058】該第1反射手段80は光源43より放射し
た発散光束のうち原稿1面に対して垂直方向の光束成分
を第1シリンドリカルミラー44により走査方向と平行
な光束に変換し、原稿1面に対して平行な面内の光束成
分を一対の平面ミラー45a,45bで照明有効域側へ
戻すことによって光源43からの発散光束が減衰するこ
となく走査方向に平行な光束になるように変換してい
る。
【0059】46は第2反射手段であり、原稿1面と直
交する方向にのみ所定の屈折力を有する走査用の第2シ
リンドリカルミラーより成っており、第1反射手段80
で変換された平行光束を原稿台2面に載置された原稿1
の読取部(紙面と垂直方向の一領域)へ導いている。
【0060】本実施例においての第2シリンドリカルミ
ラー46は後述する演算手段70で得られた信号に基づ
いて第1補正手段(駆動手段)71により原稿1面に対
して直角方向(図面上、上下方向)に移動可能となるよ
うに構成している。
【0061】即ち、照明系からの照明光束の集光域(集
光位置)を変化させ、これにより原稿1面の浮き上がり
量(原稿台2面から原稿1面までの距離)に関わらず常
に照度が一定となるように補正している。
【0062】尚、本実施例においては光源43と第1反
射手段80、そして第2反射手段46の各要素で照明系
(照明手段)を構成している。
【0063】47は露光用の第1反射ミラーであり、原
稿1面からの反射光束を後述する第2走査部63側へ反
射させている。
【0064】尚、第2反射手段46と第1反射ミラー4
7とで第1走査部61を構成しており、原稿1面上の画
像情報を読み取る際には該第1走査部61と後述する距
離検出手段(距離検出部)60とを一体にしたユニット
62を、例えば移動速度Vで図中矢印62aの如く原稿
1面に沿って走査して行なっている。
【0065】63は第2走査部としての折り曲げミラー
部であり、第2,第3反射ミラー48,49の2つの反
射ミラーより成っており、原稿1面上の画像情報を読み
取る際にはユニット62の移動速度Vに対してV/2の
移動速度(速度比1:1/2)で図中矢印63aの如く
原稿1面に沿って移動している。
【0066】本実施例における第2走査部63は後述す
る移動量演算回路59からの信号に基づいて第2補正手
段(調整手段)72により走査速度(移動速度)を補正
することにより、原稿1の被走査位置(読取部)から感
光体ドラム52の記録位置までの光路長を調整してい
る。尚、第1反射ミラー47と折り曲げミラー部63と
で光路折曲手段を構成している。
【0067】50は結像手段であり、原稿1面上の画像
情報に基づく光束を第4反射ミラー51を介して像担持
体としての感光体ドラム52面上に結像させている。
尚、光源43から感光体ドラム52までの各要素で原稿
面上の画像情報を読み取り記録する記録系(スリット露
光系)を構成している。
【0068】60は距離検出手段(距離検出部)であ
り、照明系(照明手段)より走査方向前方に配置してお
り、原稿1を原稿台2面上に載置したときの原稿台(コ
ンタクトガラス)2面からの浮き上がり量を後述する方
法により原稿1全面にわたり走査し検出している。
【0069】該距離検出手段60は発光ダイオード(第
2光源)53と投光レンズ54とから成る投光手段から
の光束を原稿台2面に対し垂直に投光し、該原稿台2面
からの反射光則を集光レンズ55によりラインセンサー
(CCD)より成る受光手段56で集光し、該受光手段
56面上における該反射光束の入射位置に基づく信号を
用いて後述するAF検知回路58により該原稿台2面か
ら該原稿1面までの距離(浮き上がり量)を求めてい
る。
【0070】尚、本実施例においては投光手段からの光
束が原稿台2面に対して垂直に投光するように構成して
いる。これは斜めに投光されると、例えば本等は高さが
斜面をなして変化するので光束(スポット)の当たる位
置がズレて照射光量が減少してくるからである。57は
基板であり、発光ダイオード53とラインセンサー56
とを載置している。
【0071】58はAF検知回路であり、距離検出手段
60からの信号を用いて原稿1面の浮き上がり量を検出
している。移動演算回路59はAF検知回路58からの
信号(浮き上がり量)を用いて第2シリンドリカルミラ
ー46の移動量及び第2走査部63の走査速度の補正値
を演算し、その演算値を第1,第2補正手段71,72
に伝達している。尚、AF検知回路58と移動量演算回
路59とで演算手段70を構成している。
【0072】第1補正手段(駆動手段)71は第1ミラ
ー駆動ユニットより成っており、移動量演算回路59か
らの信号に基づいて第2シリンドリカルミラー46を図
面上矢印46aの如く上下方向に移動させている。第2
補正手段(調整手段)72は第2ミラー駆動ユニットよ
り成っており、移動量演算回路59からの信号に基づい
て第2走査部63の走査速度(移動速度)を調整してい
る。
【0073】本実施例においてはこのような構成によ
り、原稿1を原稿台2面上に載置したときの該原稿台2
面からの浮き上がり量を前述と同様に以下に示す方法に
より原稿1面全面にわたり走査し検出している。
【0074】即ち、実際の画像読取りに先立って発光ダ
イオード53から発光した光束を投光レンズ54を介し
て原稿1面上を照射する。そして原稿1面からの反射光
束を受光レンズ55によりラインセンサー(CCD)5
6面上に結像させる。そしてラインセンサー56におけ
る反射光束の基準位置から集束位置(結像位置)の隔た
り量xをAF検知回路58で検出することによって原稿
1面上のコンタクトガラス2からの浮き上がり量yを求
めている。
【0075】本実施例においてはこのときの演算手段7
0からの信号に基づいて第1,第2補正手段71,72
により照明光束の集光域及び記録系の光路長を調整して
いる。
【0076】次に本実施例における画像読取方法につい
て説明する。
【0077】本実施例においては図4に示す如く光源4
3から放射した発散光束のうち原稿1面と直交する方向
の光束成分を第1シリンドリカルミラー44により走査
方向と平行となるように変換し、次いで原稿1面に平行
な面内の光束成分を一対の平面ミラー45a,45bに
より照明有効領域に戻すことによって該光源43からの
発散光束が走査方向に対して平行な光束となるように変
換している。
【0078】これにより本実施例においては光源43か
らの発散光束が走査方向に殆ど減衰することなく第2シ
リンドリカルミラー46に入射させ、該第2シリンドリ
カルミラー46を介して原稿1面の読取部を均一に照明
している。
【0079】次いで図3に示す如く第1走査部61と距
離検出手段60とを一体としたユニット62が移動速度
Vで原稿1面を走査し、第2走査部63がV/2の移動
速度で走査している。
【0080】そして原稿1面からの反射光束を第1,第
2,第3反射ミラー47,48,49を介して結像手段
50により第4反射ミラー51を介した後、感光体ドラ
ム52面上に結像させ、これにより原稿1の画像情報を
順次読み取って記録している。
【0081】このとき距離検出手段60が実際の読取り
走査より先行して読取走査を行い原稿1面の浮き上がり
量をAF検知回路58により検出し、即ち原稿台2面
(所定面)から原稿1面までの距離を検出し、その距離
情報に基づいて移動量演算回路59により第2シリンド
リカルミラー46の移動量及び第2走査部63の走査速
度の補正値を求めている。そして第1補正手段71によ
り第2シリンドリカルミラー46を原稿台2面に対して
直角方向(図面上、上下方向)に移動させ、照明光束の
集光域(集光位置)を変化させると共に第2補正手段7
2により第2走査部63の走査速度を調整することによ
って記録系の光路長の調整を行なっている。
【0082】これにより原稿1の読取部が背の部分のよ
うな窪みを持っていても照度を低下させることなく常に
適正な照度で画像情報を正確に読み取り記録することが
できる。
【0083】図5は本発明の実施例4の画像読取装置の
要部概略図である。同図において図3に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0084】本実施例において前述の実施例3と異なる
点は照明系(照明手段)からの照明光束の集光域(集光
位置)を変化させる際、移動量演算回路59からの信号
に基づいて光源駆動ユニットから成る第3補正手段(駆
動手段)73により光源43の位置を原稿台2面に対し
て水平方向に移動させて第1シリンドリカルミラー44
との相対位置を変化させたことである。その他の構成及
び光学的作用は前述の実施例3と略同様である。
【0085】即ち、本実施例においては距離検出手段6
0からの信号を用いてAF検出回路58で原稿1面の浮
き上がり量を検出し、次いで移動量演算回路59で光源
43の移動量及び第2走査部63の走査速度の補正値を
求めている。そして第3補正手段73により光源43を
原稿台2面に沿って図中矢印43aの如く水平方向に移
動させ、照明光束の集光域を変化させると共に前述と同
様に第2補正手段72により第2走査部63の走査速度
を調整し記録系の光路長を補正している。これにより前
述の実施例3と略同様な効果を得ている。
【0086】尚、本実施例においては光源43を移動さ
せることによって該光源43と第1シリンドリカルミラ
ー44の相対位置を変化させ照明光束の集光域を変化さ
せたが、該光源43を固定にして第1シリンドリカルミ
ラー44を駆動手段(ミラー駆動ユニット)により原稿
台2面に対し水平方向に移動させても良く、あるいは光
源43と第1シリンドリカルミラー44の双方を相対的
に移動させても前述の実施例と同様に適用することがで
きる。
【0087】図6は本発明の実施例5の画像読取装置の
要部概略図である。図7は図6に示した一部分の記録系
(スリット露光手段)の拡大説明図である。図6,図7
において図3,図4に示した要素と同一要素には同符番
を付している。
【0088】図中83は光源(第1光源)であり、点状
光源より成っており、原稿台2面の一端部近傍に固定配
置している。81は第1反射手段であり、原稿1面に対
して垂直方向にのみ所定の屈折力を有する第3シリンド
リカルミラー64と該原稿1面に対して水平方向にのみ
所定の屈折力を有するリニアフレネルレンズ65より成
っている。
【0089】第3シリンドリカルミラー64は移動量演
算回路59からの信号に基づいてミラー駆動ユニットよ
り成る第4補正手段(駆動手段)74により走査方向に
対して同図に示す矢印64a方向に傾動可能となってお
り、本実施例においては図面上、上方へ傾けることによ
って照明光束の集光域(集光位置)を変化させている。
【0090】本実施例においてはこの点状光源83と第
1反射手段81を構成する各要素が前述の実施例4と異
なっており、他の構成及び光学的作用は実施例4と略同
様である。
【0091】即ち、本実施例においては図7に示す如く
点状光源83より放射した発散光束のうち原稿1面に対
して垂直方向の光束成分を第3シリンドリカルミラー6
4で走査方向と平行な光束に変換し、次いで原稿1面に
対して平行な面内の光束成分をリニアフレネルレンズ6
5により走査方向と平行な光束に変換して走査用の第2
シリンドリカルミラー46へ光束成分を減衰させること
なく入射させている。そして前述の実施例3,4と同様
に第2シリンドリカルミラー46を介した照明光束で原
稿1面の読取部を均一に照明している。
【0092】次いで原稿1面からの反射光束を第1,第
2,第3反射ミラー47,48,49を介して結像手段
50により第4反射ミラー51を介した後、感光体ドラ
ム52面上に結像させ原稿1の画像情報を順次読取り記
録している。
【0093】このとき前述の実施例3,4と同様に距離
検出手段60が実際の読取走査より先行して読取走査を
行ない原稿1面の浮き上がり量をAF検知回路58によ
り検出し、その検出結果(距離情報)に基づいて移動量
演算回路59により第3シリンドリカルミラー64の移
動量及び第2走査部63の走査速度の補正値を求めてい
る。
【0094】次いで移動量演算回路59で求めた演算値
に基づいて第4補正手段(駆動手段)74により第3シ
リンドリカルミラー64を図面上、上向きに傾けること
によって照明光束の集光域を変化させると共に前述と同
様第2補正手段(調整手段)72により第2走査部63
の走査速度を調整し記録系の光路長の補正を行なってい
る。これにより前述の実施例3,4と同様な効果を得て
いる。
【0095】尚、本実施例においては第3シリンドリカ
ルミラー64を傾動させることにより、該第3シリンド
リカルミラー64と点状光源83との相対位置関係を変
化させて照明光束の集光域を変化させているが、該第3
シリンドリカルミラー64を固定にして点状光源83を
原稿台2面に対し垂直方向に移動させても良く、あるい
は双方を相対的に変位させても前述の実施例と同様に適
用することができる。
【0096】又、本実施例においてはリニアフレネルレ
ンズ65と第3シリンドリカルミラー64とを用いて第
1反射手段81を構成したが、該リニアフレネルレンズ
65と同等の光学的作用を有する光学部材なら何を用い
ても良い。
【0097】又、実施例3,4,5においては演算手段
70からの信号(距離情報)に基づいて第2補正手段
(調整手段)72により第2走査部63の走査速度(移
動速度)を調整して記録系の光路長を補正したが、例え
ば記録系を構成する他の光学要素の一要素を距離情報に
基づいて光軸上移動させても良く、あるいは相対的に移
動させて光路長を補正するようにしても良い。
【0098】又、前述の実施例1,2において受光手段
15で得られた距離情報に基づいて原稿照明用の光源3
又は/及びリフレクター4を変位させて照明光束の集光
域を変化させるようにしても良い。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば (2−イ)分光感度が互いに異なる画像読取用と距離検
出用の2つの系を用い、波長選択手段で選択された画像
読取用の第1受光部(1次元ラインセンサー)で感度を
持たない波長域の光束を距離検出用の第2受光部(1次
元ラインセンサー)に結像させ、原稿の浮き上がり量を
検出し、該第2受光部からの出力信号に基づいて補正手
段により読取系の一部を構成する光学要素を移動させて
該読取系の結像状態を補正することにより、読取系と距
離検出系(自動合焦系)の光路を近接させることがで
き、これにより装置全体の簡素化及び省スペース化が図
れ、かつプレスキャンなしで常に原稿面の画像情報を高
精度に読み取ることができ、しかも読取速度の向上を図
ることができる画像読取装置を達成することができる。
【0100】(2−ロ)原稿面の浮き上がり量を検出す
る距離検出手段からの距離情報に基づいて原稿を照明す
る照明手段(照明系)の少なくとも一要素を変位させ照
明光束の集光域(集光位置)を変化させると共に原稿の
画像情報を読取り記録する記録系(スリット露光系)の
光路長を調整することにより、プレスキャンなしで、し
かも原稿面の一部に凹凸部分がある画像情報を読み取る
場合でも常に適正な照度で解像力を低下させることな
く、該原稿面の画像情報を高精度に読取り記録できる画
像読取装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の画像読取装置の要部概略
【図2】 本発明の実施例2の画像読取装置の要部概略
【図3】 本発明の実施例3の画像読取装置の要部概略
【図4】 図3に示した一部分の拡大説明図
【図5】 本発明の実施例4の画像読取装置の要部概略
【図6】 本発明の実施例5の画像読取装置の要部概略
【図7】 図6に示した一部分の拡大説明図
【図8】 従来の画像読取装置の要部概略図
【符号の説明】
1 原稿 2 原稿載置台 3 光源手段 4 リフレクター 5 第1ハーフミラー 6 反射部材 7,8 折り返しミラー 9,50 結像手段 10 第1受光部 11 第2受光部 15 受光手段 20 発光部 21 第2ハーフミラー 22,23 波長選択手段 24 全反射ミラー 30 第1走査部 31 第2走査部 35 ユニット 32 折り返しミラー部 12 補正手段 43,83 第1光源 44 第1シリンドリカルミラー 45a,45b 平面ミラー 46 第2反射手段 80,81 第1反射手段 61 第1走査部 63 第2走査部 60 距離検出手段 62 ユニット 52 像担持体 58 AF検知回路 59 移動量演算回路 70 演算手段 71 駆動手段(第1補正手段) 72 調整手段(第2補正手段) 73 駆動手段(第3補正手段) 74 駆動手段(第4補正手段) 64 第3シリンドリカルミラー 65 リニアフレネルレンズ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台面上に載置した原稿面の読取部を
    光源手段により照明し該原稿面からの光束を第1ハーフ
    ミラーを透過させた後、光軸方向に移動可能な反射部材
    で反射させ元の光路に戻して該第1ハーフミラーで反射
    させ、次いで折り返しミラー部を介して結像手段により
    受光手段の第1受光部へ結像させて該原稿面上を走査し
    ながら順次該原稿面を読み取る読取系と、発光部より該
    原稿面の読取部より走査方向前方の一領域を第2ハーフ
    ミラーを介して照明し、該一領域からの反射光束を該第
    2ハーフミラーと該読取系と異った分光特性の光束を選
    択する波長選択手段とを介した後、該第1ハーフミラー
    を透過させて該読取系の一部の光路を経て該結像手段に
    より該受光手段の第1受光部と同一面上に設けた該第2
    受光部に結像させ、該第2受光部からの信号に基づいて
    演算手段により該原稿面から所定面までの距離情報を求
    め、該演算手段からの距離情報を利用して補正手段によ
    り該反射部材を光軸上移動させて該原稿面から該第1受
    光部までの光路長を調整する自動合焦系とを有している
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記波長選択手段は前記第2受光部が感
    度を有する波長域の光束を主として透過又は反射させる
    光学部材より成っていることを特徴とする請求項1の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は光路長を調整したことに
    より発生する前記結像手段の結像倍率の変化を電気的手
    段で補正する電気的補正部を有していることを特徴とす
    る請求項1の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿台面上に載置した原稿を照明手段に
    より照明し該原稿からの反射光束を結像手段により像担
    持体面上に結像する際、該照明手段より走査方向前方に
    設けた距離検出手段からの信号に基づいて該照明手段を
    構成する少なくとも一部の要素を駆動手段により変位さ
    せて該照明手段からの照明光束の集光域を変化させたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記照明手段は光源と該光源から放射し
    た発散光束を前記原稿台面に対し平行光束に変換する第
    1反射手段と、該平行光束を該原稿台面上に載置した原
    稿の読取部に導光する第2反射手段とを有していること
    を特徴とする請求項4の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 スリット露光手段で照明された原稿台面
    上の原稿を走査系を介して結像手段で像担持体面上に結
    像させて該原稿を読み取る画像読取装置において、該ス
    リット露光域より走査方向前方に設けたスリット露光手
    段と一体的に移動する距離検出手段と、原稿台面の一端
    部近傍に配置した光源からの発散光束を第1反射手段で
    該原稿台面に対して平行光束に変換し、走査時に該距離
    検出手段と一体的に移動する第2反射手段で該スリット
    露光域に集光する照明系とを有し、該距離検出手段で検
    出された距離情報に基づいて該照明系の少なくとも一部
    の要素を駆動手段で走査位置に応じて変位させることに
    より、該照明系からの照明光束の集光域を変化させると
    共に調整手段により該原稿の画像情報を像担持体面上へ
    結像させるスリット露光系の光路長の調整を行ったこと
    を特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記距離検出手段は投光手段からの光束
    を原稿面に投光し該原稿面からの反射光束を受光手段で
    受光し該受光手段面上における該反射光束の入射位置に
    基づく信号を用いて演算手段により、前記原稿台面から
    該原稿面までの距離を求めていることを特徴とする請求
    項4又は6の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 第1光源と該第1光源から放射した発散
    光束を原稿台面に対し平行光束に変換する第1反射手段
    と、該平行光束を原稿台面上に載置した原稿の読取部に
    導光する第2反射手段とを有する照明系により該原稿面
    の読取部を照明し、該原稿面からの光束を光路切換手段
    を介して結像手段により像担持体面上に結像させると共
    に該原稿面上を走査しながら順次該原稿面を読み取り記
    録する記録系と、第2光源からの光束を原稿面の読取部
    の走査方向前方の一領域に投光手段で投光し該原稿面か
    らの反射光束を受光手段で受光し該受光手段面上におけ
    る該反射光束の入射位置に基づく信号を用いて演算手段
    により、該原稿台面から該原稿面までの距離を求め、該
    演算手段で得られた距離情報に基づいて駆動手段により
    該照明系の少なくとも一部の要素を変位させて該照明系
    からの照明光束の集光域を変化させ、それと共に調整手
    段により原稿面から該像担持体面までの光路長を調整し
    ていることを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記第2反射手段は前記原稿面と直交す
    る方向にのみ屈折力を有する第2シリンドリカルミラー
    を有し、前記駆動手段により前記原稿台面からの距離が
    変化するように変位させて照明光束の集光域を変化させ
    たことを特徴とする請求項5,6又は8の画像読取装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1光源は走査方向と直交する方
    向に長い発光部を有する棒状光源より成り、前記第1反
    射手段は該発光部の長手方向に沿って形成された前記原
    稿面と直交する方向にのみ屈折力を有する第1シリンド
    リカルミラーと、該原稿面の有効領域外の両側に配置さ
    れた走査方向に平行で、かつ該原稿面と略垂直方向に形
    成された一対の平面ミラーを有し、前記駆動手段により
    該光源又は/及び該第1シリンドリカルミラーを走査方
    向に移動させて照明光束の集光域を変化させたことを特
    徴とする請求項5,6又は8の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記第1光源は点状光源より成り、前
    記第1反射手段は前記原稿面と直交する方向にのみ屈折
    力を有する第3シリンドリカルミラーと、該原稿面に対
    して水平方向にのみ屈折力を有する光学部材とを有し、
    前記駆動手段により該光源又は/及び第3シリンドリカ
    ルミラーを変位させて照明光束の集光域を変化させたこ
    とを特徴とする請求項5,6又は8の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記光学部材はリニアフレネルレンズ
    であることを特徴とする請求項11の画像読取装置。
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