JPH06294552A - 横型回転式圧縮機 - Google Patents

横型回転式圧縮機

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JPH06294552A
JPH06294552A JP8172793A JP8172793A JPH06294552A JP H06294552 A JPH06294552 A JP H06294552A JP 8172793 A JP8172793 A JP 8172793A JP 8172793 A JP8172793 A JP 8172793A JP H06294552 A JPH06294552 A JP H06294552A
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JP
Japan
Prior art keywords
suction pipe
shaft
oil
sub
side housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8172793A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyo Yamaji
尚世 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP8172793A priority Critical patent/JPH06294552A/ja
Publication of JPH06294552A publication Critical patent/JPH06294552A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、吸入管外表面での冷媒の液化を抑
制するとともに、冷媒が液化してもオイル内へ滴下する
ことを防ぐことによりオイルの粘度低下を防止して、シ
ャフトの潤滑を適性に保ち、信頼性の高い横型回転式圧
縮機を提供することを目的としたものである。 【構成】 吸入管18の表面を液冷媒と親和性の高い非
金属膜24にて覆った構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫等の冷凍装
置に用いられる横型回転式圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら、従来の横型
回転式圧縮機について説明する。図5及び図6は特開昭
62−13095号に記載されている横型回転式圧縮機
を示すもので、図7は横型回転式圧縮機を適用した冷凍
システムである。
【0003】1は横手方向に伸びる略円筒形の密閉容器
であり、ステ−タ2及びロ−タ3からなるモ−タM、及
び該モ−タMによって駆動される圧縮装置Cが収納され
ている。4はオイルであり、密閉容器1の下方に溜まっ
ている。5はシリンダ、6は主サイドハウジング、7は
副サイドハウジングであり、前記シリンダ5の両側に密
着され、圧縮室8を形成している。9は前記ロ−タ3と
結合されたシャフトであり、偏心部10を有している。
【0004】12はベ−ンであり、バネ13により前記
ロ−ラ11に圧接されることにより、前記圧縮室8内を
高圧側と低圧側とに仕切っている。14は前記副サイド
ハウジング7に設けられた吐出バルブ、15はカップ形
状の吐出カバ−であり、該吐出カバ−15と前記副サイ
ドハウジング7の間には仕切板16が介在しており、該
仕切板16により前記吐出カバ−15のカップ形状部を
吐出チャンバ−17aとして形成している。
【0005】この吐出チャンバ−17aの中央部には湾
曲したオイル管17bが前記吐出カバ−15と一体に前
記副サイドハウジング7の凸形状部7aに軽圧入されて
いる。
【0006】また前記オイル管17bの一端は前記オイ
ル4内に浸かっており、その内部には前記シャフト9に
固定されたコイルスプリング17cが配置されている。
【0007】18吸入管であり、密閉容器1を貫通し、
オイル4の上方に位置しており、副サイドハウジング7
に設けられたシリンダ5の圧縮室8に通じている。19
はその一端を密閉容器1内に開口した吐出管、20は該
吐出管19に配管接続された凝縮器、21は減圧管、2
2は蒸発器、23は該蒸発器22と前記吸入管18を連
結する連結管であり、以上により冷凍システムを構成し
ている。
【0008】以上のような構成において、ロ−タ3の回
転はシャフト9に伝わり、該シャフト9に固定されてい
るコイルスプリング17cがオイル管17bに規制され
て湾曲形状を保ったまま回転しオイル4がコイルスプリ
ング17cの螺旋により順次前記シャフト9へ給油され
る。また、吸入管18より吸入された冷媒は、圧縮室8
内で圧縮された後、副サイドハウジング7に設けられた
吐出バルブ14から吐出チャンバ−17a内に吐出され
ることにより消音され、その後、密閉容器1内に放出さ
れ、吐出管19、凝縮器20、減圧管21、蒸発器2
2、連結管23を循環して、吸入管18に再吸入され、
冷凍サイクルを構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷凍システムをON/OFF制御した場
合、OFF時に蒸発器内で凝縮した液冷媒が始動時に連
結管を通り吸入管内に吸入され、その結果吸入管が冷却
され、吸入管表面で密閉容器内の冷媒が液化し、オイル
に滴下する。オイル内に液冷媒が混入すると、粘度は低
下し、この低粘度のオイルがシャフトに給油されるた
め、油膜切れに起因する潤滑不良が発生し、シャフトの
磨耗が激しくなり、最後には起動不良、騒音増大、及び
圧縮不良に至るという問題を有していた。
【0010】本発明は、上記課題に臨み、吸入管表面で
冷媒を液化させず、オイル内への液冷媒混入を防ぎ、オ
イルの低粘度化を防止することにより、シャフトの潤滑
を適正に保って、信頼性の高い横型回転式圧縮機を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の横型回転式圧縮機は、密閉容器内にオイル
を貯蔵するとともに、ステ−タ及びロ−タから成る電動
要素と圧縮要素とを備え、前記圧縮要素は、偏心部を有
するシャフトと、前記シャフトの回転中心と同心円状に
圧縮室を形成するシリンダと、前記偏心部に嵌装され、
前記圧縮機内で転動するロ−ラと、前記ロ−ラに圧接さ
れることで前記圧縮室内を高圧側と低圧側に仕切るベ−
ンと、前記シリンダの両側面を封止するとともに、前記
シャフトを軸支する電動要素側の主サイドハウジング及
び、反電動要素側の副サイドハウジングと、前記副サイ
ドハウジングの反シリンダ面側に設けた吐出バルブと、
該吐出バルブを覆うように前期副サイドハウジングに固
定した吐出カバ−と、前記シャフトの反モ−タ側に設け
た給油ポンプとから形成し、該給油ポンプは、前記シャ
フトの一端に固定したコイルスプリングと、該コイルス
プリングを収納するとともに、一端にサポ−ト部を固定
し、他端は前記オイル内に開口したオイル管と、前記密
閉容器を貫通し、前記副サイドハウジングに圧入した吸
入管を備え、該吸入管の外表面を液冷媒と親和性を有す
る非金属膜にて覆ったものである。
【0012】また、吸入管の管材自身を液冷媒と親和性
を有する非金属材料で構成したものである。
【0013】
【作用】本発明は、上記構成により、吸入管の外表面に
は液冷媒と親和性を有する非金属材料の層が存在する。
また吸入管の管材自身が液冷媒と親和性を有する非金属
材料で構成されているため、吸入管内と密閉容器内との
熱交換は抑制され、吸入管表面での冷媒の液化を抑える
とともに、液冷媒が吸入管表面に付着しても管表面は液
冷媒と親和性を有しているため、液冷媒がオイル内へ滴
下することはなくなる。従って、オイル粘度の低下を防
止することができ、シャフトの潤滑が適正に保たれるも
のである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。尚、従来と同一構成のものについては
同一符号を用いてその説明を省略する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例における横型
回転式圧縮機の断面図である。図2は図1の要部拡大図
である。図3は本発明の第2の実施例における横型回転
式圧縮機の断面図である。図4は図3の要部拡大図であ
る。
【0016】図1及び図2において、24は吸入管18
の外表面にコ−ティングされた液冷媒と親和性を有する
非金属被膜である。吸入管18は一端は連結管23、他
端は圧縮室8と接続され、管内を冷凍システムを循環し
てきた冷媒が流れている。また図3及び図4において、
25は液冷媒と親和性を有する非金属材料で構成された
吸入管であり、該吸入管25は、一端は連結管23、他
端は圧縮室8と接続され、その管内を冷凍システムを循
環してきた冷媒が流れている。
【0017】以上のように構成された横型回転圧縮機に
おいて、圧縮室8内で圧縮された冷媒は、副サイドハウ
ジング7に設けられた吐出バルブ14から吐出チャンバ
−17a内に吐出され、一端消音された後、吐出カバ−
15より密閉容器1内に放出され、吐出管19、凝縮器
20、減圧管21、蒸発器22、連結管23を循環し
て、吸入管18もしくは24を通って再び圧縮室8へと
戻って行く。この際、吸入管18の外表面が液冷媒と親
和性を有する非金属被膜24で覆われ、また吸入管25
はその材質自体が液冷媒と親和性を有する非金属材料で
構成されているため、吸入管内と密閉容器内との熱交換
は抑制され、吸入管表面での冷媒の液化を抑えるととも
に、冷媒が液化し吸入管表面に付着しても、吸入管表面
は液冷媒と親和性を有しているため、液冷媒がオイル内
へ滴下することはなくなる。その結果、オイルの粘度は
低下することなく、シャフトの潤滑は適正に行われる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、吸入管の外表面
を液冷媒と親和性を有する非金属被膜で覆った構成であ
り、また吸入管そのものを液冷媒と親和性を有する非金
属材料で構成しているので、吸入管の管内外間の断熱が
強化され、吸入管外表面で冷媒が液化するのを抑制する
とともに、冷媒が液化しても吸入管の表面は液冷媒と親
和性を有しているので付着した液冷媒がオイル内へ滴下
することによるオイル粘度の低下を防止することがで
る。その結果、シャフトの潤滑は適正に行なわれ、信頼
性の高い横型回転式圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における横型回転式圧縮
機の断面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】第2の実施例における横型回転式圧縮機の断面
【図4】図3の要部拡大図
【図5】従来の横型回転式圧縮機の断面図
【図6】図5の要部拡大図
【図7】横型回転式圧縮機を利用した冷凍システム
【符号の説明】
1 密閉容器 4 オイル 5 シリンダ 6 主サイドハウジング 7 副サイドハウジング 8 圧縮室 9 シャフト 10 偏心部 11 ロ−ラ 14 吐出バルブ 15 吐出カバ− 17b オイル管 17c コイルスプリング 18 吸入管 24 非金属被膜 25 吸入管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内にオイルを貯蔵するととも
    に、ステ−タ及びロ−タから成る電動要素と圧縮要素と
    を備え、前記圧縮要素は、偏心部を有するシャフトと、
    前記シャフトの回転中心と同心円状に圧縮室を形成する
    シリンダと、前記偏心部に嵌装され、前記圧縮機内で転
    動するロ−ラと、前記ロ−ラに圧接されることで前記圧
    縮室内を高圧側と低圧側に仕切るベ−ンと、前記シリン
    ダの両側面を封止するとともに、前記シャフトを軸支す
    る電動要素側の主サイドハウジング及び、反電動要素側
    の副サイドハウジングと、前記副サイドハウジングの反
    シリンダ面側に設けた吐出バルブと、該吐出バルブを覆
    うように前期副サイドハウジングに固定した吐出カバ−
    と、前記シャフトの反モ−タ側に設けた給油ポンプとか
    ら形成し、前記給油ポンプは、前記シャフトの一端に固
    定したコイルスプリングと、該コイルスプリングを収納
    するとともに、一端にサポ−ト部を固定し、他端は前記
    オイル内に開口したオイル管と、前記密閉容器を貫通
    し、前記副サイドハウジングに圧入した吸入管を備え、
    該吸入管はその外表面を液冷媒と親和性を有する非金属
    被膜にて覆われたことを特徴とする横型回転式圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内にオイルを貯蔵するととも
    に、ステ−タ及びロ−タから成る電動要素と圧縮要素と
    を備え、前記圧縮要素は、偏心部を有するシャフトと、
    前記シャフトの回転中心と同心円状に圧縮室を形成する
    シリンダと、前記偏心部に嵌装され、前記圧縮機内で転
    動するロ−ラと、前記ロ−ラに圧接されることで前記圧
    縮室内を高圧側と低圧側に仕切るベ−ンと、前記シリン
    ダの両側面を封止するとともに、前記シャフトを軸支す
    る電動要素側の主サイドハウジング及び、反電動要素側
    の副サイドハウジングと、前記副サイドハウジングの反
    シリンダ面側に設けた吐出バルブと、該吐出バルブを覆
    うように前期副サイドハウジングに固定した吐出カバ−
    と、前記シャフトの反モ−タ側に設けた給油ポンプとか
    ら形成し、前記給油ポンプは、前記シャフトの一端に固
    定したコイルスプリングと、該コイルスプリングを収納
    するとともに、一端にサポ−ト部を固定し、他端は前記
    オイル内に開口したオイル管と、前記密閉容器を貫通
    し、前記副サイドハウジングに圧入した吸入管を備え、
    吸入管はその材質を液冷媒と親和性を有する非金属材料
    より構成されたことを特徴とする請求項第1記載の横型
    回転式圧縮機。
JP8172793A 1993-04-08 1993-04-08 横型回転式圧縮機 Pending JPH06294552A (ja)

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