JPH06299981A - 横型回転式圧縮機 - Google Patents

横型回転式圧縮機

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JPH06299981A
JPH06299981A JP8713493A JP8713493A JPH06299981A JP H06299981 A JPH06299981 A JP H06299981A JP 8713493 A JP8713493 A JP 8713493A JP 8713493 A JP8713493 A JP 8713493A JP H06299981 A JPH06299981 A JP H06299981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
roller
cylinder
rotary compressor
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP8713493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Osaka
健一 大坂
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Publication of JPH06299981A publication Critical patent/JPH06299981A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ロ−ラと、ベ−ンを、超平滑仕上
にすることで、冷凍システムをON、OFF制御した場
合OFF時に蒸発器で凝縮した液冷媒が始動時に吸入管
に吸入し、吸入管が冷却され、吸入管の表面で密閉容器
内の冷媒が液化し、オイルに滴下しオイルの粘度低下を
起こしても、ロ−ラと、ベ−ンと、シリンダー溝の摩耗
量を促進させない信頼性の高い圧縮機を提供することを
目的としたものである。 【構成】 表面粗さRaを0.1マイクロメートル以下
で超平滑仕上された、ロ−ラ29と、ベ−ン30とから
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫等の冷凍装
置に用いられる横型回転式圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら、従来の圧縮
機について説明する。図4は特開昭59−128992
号公報に示されている横型回転式圧縮機を示すもので、
図3は、横型回転式圧縮機を適用した冷凍システムであ
る。
【0003】1は横手方向に長い略円筒形に密閉容器
で、ステ−タ2とロ−タ3とからなる電動要素4、及び
前記電動要素4によって駆動される圧縮要素5が収納さ
れている。6はオイルで、密閉容器1の下部に溜まって
いる。7はシリンダー、8は主サイドハウジング、9は
副サイドハウジングで、シリンダー7両側に密着され圧
縮室12を形成している。13は前記ロ−タ3と結合さ
れたクランク軸で、偏心部14をゆうする。15は偏心
部14に嵌装されたロ−ラで、圧縮室12に内接してい
る。16はベ−ンで、バネ17にてロ−ラ15に圧接さ
れることで前期圧縮室12を高圧側と低圧側に仕切って
いる。
【0004】18は給油管で一端は前記オイル6に侵入
し、内部に前記クランク軸に固定されたコイルスプリン
グ19が配置されている。
【0005】20は前記副サイドハウジング9に設けら
れた吐出バルブであり、21は吐出カバ−である。前記
吐出カバ−21のカップ状部を吐出チャンバ−22とし
て形成している。前記吐出チャンバ−22中央部には湾
曲した給油管18が固定され前記吐出カバ−21と一体
化され、前記副サイドハウギング9の凸形状部10に軽
圧入固定されている。
【0006】23は前記密閉容器1を貫通し前記オイル
6の上方に位置し、前記副サイドハウジング9に設けら
れた前記シリンダー7の圧縮室12に通ずる貫通穴11
に圧入されている吸入管である。24は吐出管であり、
前記吐出管24は密閉容器1と凝縮器25とを連結して
いる。26はキャピラリチュ−ブ、27は蒸発器、28
は前記蒸発器26と吸入23を連結する連結管であり、
以上により冷凍システムを構成している。
【0007】以上のような構成において、ロ−タ3の回
転はクランク軸13に伝わり、前記クランク軸に固定さ
れているコイルスプリング19が副サイドハウジング9
に吐出カバ−20と一対化固定された給油管18に規制
され湾曲形状を保ったまま回転し、オイル6が前記コイ
ルスプリング19のり−ドにより、順次前記クランク軸
13へ給油される。
【0008】吸入管23より吸入され圧縮室12内で圧
縮された冷媒は、前記副サイドハウジング9に設けられ
た吐出バルブ20から吐出チャンバ−22内に吐き出さ
れることにより、消音され吐出カバ−21より密閉容器
1内に放出され、吐出管24、凝縮器25、キャピラリ
チュ−ブ26、蒸発器27、連結管28により再び吸入
管23に冷媒が吸入される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、冷凍システムをON、OFF制御した
場合OFF時に蒸発器27で凝縮した液冷媒が始動時に
連結管28を通り吸入管23に吸入し、吸入管23が冷
却され、吸入管23の表面で密閉容器内の冷媒が液化
し、オイル6に滴下する。冷媒が滴下したオイル6は粘
度が低下し、そのオイル6を給油管18よりロ−ラ14
やベ−ン16へ給油されるため油膜切れができ、これに
よりロ−ラ14やベ−ン16及びシリンダー溝31の摩
耗量は大きくなり、起動不良、騒音大、振動大によるパ
イプ配管の疲労促進、及び圧縮不良に至るという欠点を
有していた。
【0010】本発明は、上記課題に鑑み、オイルの粘度
低下や油膜切によりロ−ラやベ−ンの摩耗量を促進させ
ない、信頼性の高い圧縮機を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、ロ−ラ側面の表面を超平滑仕上に
するものである。
【0012】また、ロ−ラに圧接されるベ−ンの半円状
に曲成された圧接部の表面を超平滑仕上にするものであ
る。
【0013】また、シリンダー溝と当接するベーン摺動
面の表面を超平滑仕上にするものである。
【0014】また、ベーンの主ハウジング及び副ハウジ
ングと当接する摺動面の表面を超平滑仕上にするもので
ある。
【0015】
【作用】本発明は、上記構成によって、ロ−ラの側面及
びベ−ンの摺動面を超平滑仕上で構成しているため従来
仕上と比較して、潤滑性が向上し、金属同志の摩擦抵抗
が減少するため、局部的油膜切れによる凝着摩耗の低減
及び局部的高温化による潤滑油の劣化抑制が期待でき、
ロ−ラ、ベ−ン及びシリンダー溝の磨耗量を促進させな
い。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。尚、従来と同一部品は同一符号を用
いて説明を省略する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の一実施例にお
ける横型回転式圧縮機を示すもので、13は偏心部を有
するシャフトで、前記シャフト13の回転中心に同心
に、圧縮室12を形成するシリンダー7と前記偏心部1
4を嵌装され、前記圧縮室12内で転動する超平滑仕上
ロ−ラ29と、前記ロ−ラ29に圧接されることで前記
圧縮室12内を高圧側と低圧側に仕切るベ−ン16であ
る。
【0018】上記構成において、冷凍システムをON、
OFF制御した場合OFF時に蒸発器27で凝縮した液
冷媒が始動時に連結管28を通り吸入管23に吸入し、
吸入管23が冷却され、吸入管23の表面で密閉容器内
の冷媒が液化し、オイル6に滴下する。
【0019】冷媒が滴下したオイル6は粘度が低下し、
そのオイル6を給油管18よりロ−ラ29やベ−ン16
へ給油される。
【0020】ここで、ロ−ラ29を超平滑仕上で構成し
ているため、潤滑性が向上し、金属同志の摩擦抵抗が減
少するため、局部的油膜切れによる凝着摩耗の低減及び
局部的高温化による潤滑油の劣化抑制が期待でき、ロー
ラ29の摩耗を促進させない。
【0021】(実施例2)図2、図3は本発明の一実施
例における横型回転式圧縮機を示すもので、13は偏心
部を有するシャフトで、前記シャフト13の回転中心に
同心に、圧縮室12を形成するシリンダー7と前記偏心
部14を嵌装され、前記圧縮室12内で転動するロ−ラ
15と、前記ロ−ラ15に圧接されることで前記圧縮室
12内を高圧側と低圧側に仕切る超平滑仕上ベ−ン30
である。
【0022】上記構成において、冷凍システムをON、
OFF制御した場合OFF時に蒸発器27で凝縮した液
冷媒が始動時に連結管28を通り吸入管23に吸入し、
吸入管23が冷却され、吸入管23の表面で密閉容器内
の冷媒が液化し、オイル6に滴下する。
【0023】冷媒が滴下したオイル6は粘度が低下し、
そのオイル6を給油管18よりロ−ラ15やベ−ン30
へ給油される。
【0024】ここで、ベ−ン30を超平滑仕上で構成し
ているため、潤滑性が向上し、金属同志の摩擦抵抗が減
少するため、局部的油膜切れによる凝着摩耗の低減及び
局部的高温化による潤滑油の劣化抑制が期待でき、ベ−
ン30、シリンダー溝31、及びローラ15の磨耗を促
進させない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、上記構成によっ
て、ロ−ラ29及びベ−ン30を超平滑仕上で構成して
いるため、潤滑性が向上し、金属同志の摩擦抵抗が減少
するため、局部的油膜切れによる凝着摩耗の低減及び局
部的高温化による潤滑油の劣化抑制が期待でき、ローラ
29、ベ−ン30及びシリンダー溝31の磨耗を促進さ
せない。
【0026】このように、ロ−ラ及びベ−ンの摺動面の
平滑度を向上させることで、冷凍システムをON、OF
F制御した場合OFF時に蒸発器で凝縮した液冷媒が始
動時に吸入管に吸入し、吸入管が冷却され、吸入管の表
面で密閉容器内の冷媒が液化し、オイルに滴下しオイル
の粘度低下や油膜切をおこしてもローラ29、ベ−ン3
0及びシリンダー溝31の磨耗量を促進させない、信頼
性の高い圧縮機を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における圧縮部の拡大断面図
【図2】本発明の実施例2における圧縮部の拡断面図
【図3】本発明の実施例2における圧縮部の拡大図
【図4】横型回転式圧縮機を適用した冷凍システム図
【図5】従来の横型回転式圧縮機の断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 4 電動要素 5 圧縮要素 6 オイル 7 シリンダー 8 主サイドハウジング 9 副サイドハウジング 12 圧縮室 15 ロ−ラ 16 ベ−ン 18 給油管 29 超平滑仕上ロ−ラ 30 超平滑仕上ベ−ン 31 シリンダー溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を貯蔵した密閉容器と、この密閉
    容器内に収納した電動要素と、圧縮要素とを備え前記圧
    縮要素に偏心部を有するシャフトと、前記シャフトの回
    転中心に同心に圧縮室を形成するシリンダーと、前記シ
    ャフトに嵌装され前記シリンダーと当接する主ハウジン
    グと前記シャフトに嵌装され前記シリンダーと当接する
    副ハウジングと前記偏心部に嵌装され前記圧縮室内で転
    動するロ−ラと、前記ロ−ラに圧接されることで前記圧
    縮室内を高圧側と低圧側に仕切る前記シリンダーの内壁
    に設けた溝に摺動自在に嵌入されたベ−ンとからなり、
    前記ロ−ラの両側面を超平滑仕上にしたことを特徴とす
    る横型回転式圧縮機。
  2. 【請求項2】 ロ−ラに圧接されるベ−ンの半円状に曲
    成された圧接部を超平滑仕上にしたことを特徴とする横
    型回転式圧縮機。
  3. 【請求項3】 シリンダー溝と当接するベーンの摺動面
    を超平滑仕上にしたことを特徴とする横型回転式圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 ベーンの前記主ハウジング及び前記副ハ
    ウジングと当接する摺動面を超平滑仕上にしたことを特
    徴とする横型回転式圧縮機。
JP8713493A 1993-04-14 1993-04-14 横型回転式圧縮機 Pending JPH06299981A (ja)

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JP8713493A JPH06299981A (ja) 1993-04-14 1993-04-14 横型回転式圧縮機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018154716A1 (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 三菱電機株式会社 ロータリー型圧縮機、及び、ロータリー型圧縮機の製造方法
JPWO2021053741A1 (ja) * 2019-09-18 2021-03-25

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