JPH0629444B2 - 焼結方法 - Google Patents

焼結方法

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JPH0629444B2
JPH0629444B2 JP25513586A JP25513586A JPH0629444B2 JP H0629444 B2 JPH0629444 B2 JP H0629444B2 JP 25513586 A JP25513586 A JP 25513586A JP 25513586 A JP25513586 A JP 25513586A JP H0629444 B2 JPH0629444 B2 JP H0629444B2
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JP
Japan
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sintering
sintered
rib
jig
present
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JP25513586A
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康之 藤原
正良 横井
昌彦 犬塚
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、焼結方法に関するものであり、より詳しく
は、焼結部品の上下面における焼結時の温度及び雰囲気
の差を減らし、焼結部品の歪を低く抑える焼結方法に関
する。
(従来の技術) 断面がH形状をとる円筒形状の部材、例えばカムプーリ
ー等の歯車を焼結する場合、該部材の焼結後の低歪化を
目的として従来、第2図(a)及び(b)に示す方法が行なわ
れている。図中、2は焼結部品であるカムプーリー、8
は焼結炉中のメッシュベルト、9は焼結治具である。第
2図(a)は、カムプーリー2の歯部6を焼結治具9で支
え、焼結炉中のメッシュベルト8上で焼結する方法を示
すものであり、第2図(b)は、カムプーリー2のリブ中
央のボス部10を焼結治具で支え、メッシュベルト8上
で焼結する方法を示すものである。これら二方法中、後
者のボス部を支える方法が、焼結後の部材の円筒度の変
化量が少ないことから、低歪化焼結法として一般的に多
く利用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この焼結部品のボス部を焼結治具で支え
る方法で、径が大きく幅が広い大型の焼結部品の焼結を
行なった場合、該焼結部品のリブ強度に比べ、周囲の外
側部(歯車の場合は歯部)が重いため、焼結過程でリブ
が変形するという問題が生じる。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、大
型の焼結部品を含む焼結部品の焼結後の寸法の歪を低く
抑える焼結方法る提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の焼結方法は、断面がH形状である円筒形状の焼
結部品のリブ外周部を、上面が開口し底面に貫通孔を有
する円筒形状の焼結治具の上端で支持した状態で焼結す
ることを特徴とする。
本発明において焼結部品のリブとは、断面がH形状であ
る円筒形状の焼結部分の外側部と直角をなす水平な部分
をいう。
本発明において使用する焼結治具の材質は、通常焼結治
具として使用されるものであれば特に限定されないが、
焼結は普通1000℃を越える高温で行なうため耐熱にすぐ
れたアルミナ主体のセラミック等が好ましい。またこの
焼結治具の大きさは焼結部品の大きさ、特にリブ外周部
の大きさによって決められる。さらにこの焼結治具は、
焼結部分を支持する上端部の角を面取りすることが好ま
しい。この面取りにより、該焼結部分のリブ外周部を支
持する部分以外での該焼結部分と焼結治具との接触が防
止され、焼結部品の歪の原因となる接触による摩擦が最
小化できる。
また、本発明により焼結される焼結部品は、上記の形状
のものであれば特に限定されないが、径が大きく、幅が
広い大型の焼結部品に効果的であり、中でも本発明は、
特にボス部を有する歯車、ベルト車、鎖車等の焼結に有
効である。これは焼結治具の底面の貫通孔及び焼結部品
のボス部を通じて焼結炉中の温度及び雰囲気が均一にな
るためである。
(作 用) 本発明は、焼結部品のリブ外周部を焼結治具で支持し焼
結する方法であるため、大型の焼結部品でも焼結中の挙
動が安定し、結果として焼結部品の歪の発生は極端に抑
えられる。さらに本発明で使用する焼結治具の底面に貫
通孔を設けたことにより、特にボス部を有する焼結部品
のリブの上下面での焼結時の温度及び雰囲気の差を減ら
し、焼結部品の歪量が上下面で均一でしかも低いため、
焼結部品の変形は起こらない。
(実施例) 次に本発明の焼結方法の実施例について、図面を参照し
て説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図である。本実
施例は、焼結部品としてのカムプーリー2のリブ3の外
周部を、円筒形状で上面が開口し底面中央に貫通孔4を
有する円筒形状の焼結治具1の上端部で支持し、該焼結
治具1を焼結炉中のメッシュベルト8上に載せ、焼結を
行なう。
ここで焼結治具1は、Al2S3-SiO2-MgO から成る、直径
100mm、高さ22mmの形状で、その底面中央には直径
60mmの貫通孔4を有する。またこの焼結治具1の外壁
上端部はテーパ5を形成し、カムブーリー2の歯部6と
リブ3が交叉する部分のR部7と焼結治具1の上端部と
が直接接触することを回避している。
またカムプーリー2は、大径126mm、高さ38mmのFe
-Cu-C系から成る圧粉体を用いた。
焼結工程は、吸熱型変成ガスの保護雰囲気下、1120℃で
30分行なった。
焼結工程終了後、カムプーリーの円筒度の変化量及びリ
ブのダレの変化量を測定した。ここで円筒度の変化量
は、カムプーリーの上、中、下部の各々について数ケ所
測定した直径の値の最大値と最小値の差を意味する。ま
たリブのダレの変化量は、リブ中央のボス部の上面から
歯部の上端までの垂直方向の長さの焼結前後の差を意味
する。
ここでは比較のために、同様の焼結条件及びカムプーリ
ー2を使用し、カムプーリー2を直接メッシュベルト8
上に載せて焼結を行なったもの(比較例1)、及び第3
図(b)に示す従来技術であるカムプーリー2のボス部1
0を焼結治具9で支持して焼結を行なったもの(比較例
2)も、同様にカムプーリー2の円筒度の変化量及びリ
ブのダレの変化量を測定した。結果を第1表に示す。
この結果から明らかな様に、本発明の実施例により焼結
されたカムプーリーは、比較例1、2に示した従来の方
法に比べて、円筒度及びリブのダレの変化量が著しく低
く、また比較例1のものと比較して、それらの変化量の
幅が顕著に狭くなっている。これは本発明の方法による
と焼結部品の低歪化が図られることを示すものである。
(発明の効果) 本発明の焼結方法は、焼結部品上下面における焼結時の
温度及び雰囲気の差を減らすため、焼結部品の歪量を均
一かつ低下させる。しかも、焼結部品のリブ外周部を支
えるために、大型の焼結部品でも、その自重による変形
を生じることなく、寸法精度を悪化させずに焼結体を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図、第2図(a)
及び(b)は従来の焼結方法を示す断面図を表わす。 図中、 1……焼結治具、2……カムプーリー 3……リブ、4……貫通孔 8……焼結炉中のメッシュベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面がH形状である円筒形状の焼結部品の
    リブ外周部を、上面が開口し底面に貫通孔を有する円筒
    形状の焼結治具の上端で支持した状態で焼結することを
    特徴とする焼結方法。
JP25513586A 1986-10-27 1986-10-27 焼結方法 Expired - Lifetime JPH0629444B2 (ja)

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KR20180064770A (ko) * 2016-12-06 2018-06-15 주식회사 화성정밀 피스톤의 캐스트패널 성형용 금형

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