JPH06294070A - 帯電防止衣服の製造方法 - Google Patents
帯電防止衣服の製造方法Info
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- JPH06294070A JPH06294070A JP5080887A JP8088793A JPH06294070A JP H06294070 A JPH06294070 A JP H06294070A JP 5080887 A JP5080887 A JP 5080887A JP 8088793 A JP8088793 A JP 8088793A JP H06294070 A JPH06294070 A JP H06294070A
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- Japan
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- fiber
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- conductive fiber
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、良好な帯電防止効果を発揮すると
共に耐久性良好な帯電防止衣服の製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 塩化第一スズの水溶液中に、可溶性弱アルカ
リ性を示す塩類の中から選ばれるいずれかの化合物を含
有する水溶液を添加し、水酸化第一スズの沈澱を完成さ
せた後、これに酸を添加し、該沈澱を完全に溶解させて
なる無電解メッキ用感受性液にて処理した繊維を、硝酸
銀のアンモニア溶液からなる活性化液で処理したのち、
一旦水洗を行い、乾燥後、公知の無電解メッキ液中で処
理して表面に金属が付着した導電性繊維1を形成し、更
に、該導電性繊維1の表面に耐腐食性が良好な金属を被
覆し、該導電性繊維1を使用して所望の衣服を形成する
方法である。
共に耐久性良好な帯電防止衣服の製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 塩化第一スズの水溶液中に、可溶性弱アルカ
リ性を示す塩類の中から選ばれるいずれかの化合物を含
有する水溶液を添加し、水酸化第一スズの沈澱を完成さ
せた後、これに酸を添加し、該沈澱を完全に溶解させて
なる無電解メッキ用感受性液にて処理した繊維を、硝酸
銀のアンモニア溶液からなる活性化液で処理したのち、
一旦水洗を行い、乾燥後、公知の無電解メッキ液中で処
理して表面に金属が付着した導電性繊維1を形成し、更
に、該導電性繊維1の表面に耐腐食性が良好な金属を被
覆し、該導電性繊維1を使用して所望の衣服を形成する
方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体に静電気が帯電す
るのを防止する帯電防止衣服の製造方法に係るものであ
る。
るのを防止する帯電防止衣服の製造方法に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、例えば冬などの乾燥期に着衣などの摩擦により静電
気が人体に帯電し、車のドアなどに触れた際に指先など
から急激に放電し、不快な思いをすることがあった。特
にガソリンスタンド等で放電すると気化したガソリンに
引火して爆発する等の危険があった。
り、例えば冬などの乾燥期に着衣などの摩擦により静電
気が人体に帯電し、車のドアなどに触れた際に指先など
から急激に放電し、不快な思いをすることがあった。特
にガソリンスタンド等で放電すると気化したガソリンに
引火して爆発する等の危険があった。
【0003】また、オフィス等においてCRTディスプ
レイ等を使用した作業を長時間続けると、CRTディス
プレイで発生した静電気が人体に帯電し、肩こりや気分
が悪くなることがあった。
レイ等を使用した作業を長時間続けると、CRTディス
プレイで発生した静電気が人体に帯電し、肩こりや気分
が悪くなることがあった。
【0004】このため帯電しにくい繊維や導電性のある
糸を使用して織成した帯電防止衣服が提案されている。
糸を使用して織成した帯電防止衣服が提案されている。
【0005】しかしながら、この従来の帯電防止衣服
は、衣服という性質上、即ち着用したときの活動のし易
さを保持しなければならないということ、また、手触り
等の良好な風合を保持しなければならないということを
考慮すると、必要以上に導電性繊維の含有比率を高くす
ることができず、このため導電性がそれ程良好となら
ず、帯電防止効果が十分発揮されない。
は、衣服という性質上、即ち着用したときの活動のし易
さを保持しなければならないということ、また、手触り
等の良好な風合を保持しなければならないということを
考慮すると、必要以上に導電性繊維の含有比率を高くす
ることができず、このため導電性がそれ程良好となら
ず、帯電防止効果が十分発揮されない。
【0006】また、導電率の高い糸にする為には、繊維
表面(糸表面)に付着せしめる金属の密着性を良好にしな
ければならず、繊維表面への金属の密着性が悪いと、該
糸を使用して衣服を織成する際に該金属が剥離してしま
い、導電性を低下させてしまうことになる。
表面(糸表面)に付着せしめる金属の密着性を良好にしな
ければならず、繊維表面への金属の密着性が悪いと、該
糸を使用して衣服を織成する際に該金属が剥離してしま
い、導電性を低下させてしまうことになる。
【0007】そこで、本発明者は、自己の発明に係る特
許第979565号の無電解メッキ法により繊維表面に
金属を付着せしめ、且つ該繊維表面に更に金属を被覆し
た糸を使用することで、着用したとき活動がし易く、手
触り等の風合を損なわず、導電性が良好な帯電防止衣服
を完成した。
許第979565号の無電解メッキ法により繊維表面に
金属を付着せしめ、且つ該繊維表面に更に金属を被覆し
た糸を使用することで、着用したとき活動がし易く、手
触り等の風合を損なわず、導電性が良好な帯電防止衣服
を完成した。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0009】塩化第一スズの水溶液中に、可溶性弱アル
カリ性を示す塩類の中から選ばれるいずれかの化合物を
含有する水溶液を添加し、水酸化第一スズの沈澱を完成
させた後、これに酸を添加し、該沈澱を完全に溶解させ
てなる無電解メッキ用感受性液にて処理した繊維を、硝
酸銀のアンモニア溶液からなる活性化液で処理したの
ち、一旦水洗を行い、乾燥後、公知の無電解メッキ液中
で処理して表面に金属が付着した導電性繊維1を形成
し、更に、該導電性繊維1の表面に耐腐食性が良好な金
属を被覆し、該導電性繊維1を使用して所望の衣服を形
成することを特徴とする帯電防止衣服の製造方法に係る
ものである。
カリ性を示す塩類の中から選ばれるいずれかの化合物を
含有する水溶液を添加し、水酸化第一スズの沈澱を完成
させた後、これに酸を添加し、該沈澱を完全に溶解させ
てなる無電解メッキ用感受性液にて処理した繊維を、硝
酸銀のアンモニア溶液からなる活性化液で処理したの
ち、一旦水洗を行い、乾燥後、公知の無電解メッキ液中
で処理して表面に金属が付着した導電性繊維1を形成
し、更に、該導電性繊維1の表面に耐腐食性が良好な金
属を被覆し、該導電性繊維1を使用して所望の衣服を形
成することを特徴とする帯電防止衣服の製造方法に係る
ものである。
【0010】
【作用】本発明に係る導電性繊維1を使用して衣服を形
成する為、該衣服に静電気が発生しても空気中に放出
し、よって、人体に静電気が帯電することはない。
成する為、該衣服に静電気が発生しても空気中に放出
し、よって、人体に静電気が帯電することはない。
【0011】また、本発明に係る導電性繊維1は、表面
に耐腐食性が良好な金属が被覆されている為、該導電性
繊維1の最初に付着せしめた金属の腐食(さび)が防止さ
れる。
に耐腐食性が良好な金属が被覆されている為、該導電性
繊維1の最初に付着せしめた金属の腐食(さび)が防止さ
れる。
【0012】
【実施例】図面は本発明の好適な一実施例を示してお
り、事務用のベストに本発明を実施した例を図示してい
る。
り、事務用のベストに本発明を実施した例を図示してい
る。
【0013】具体的な製造方法は次の通りである。
【0014】<実施例1>かせ糸状テトロンフィラメン
ト繊維250gを0.2%の非イオン活性剤の水溶液に浸漬
し、常法により50℃で10分間処理し、脱脂洗浄を行
い、これを塩化第一スズ100glの水溶液に、28%
のアンモニア水80mlを添加し、水酸化スズの沈澱を
完成させたのち、これに濃塩酸110ml溶液を加え、
前記沈澱を完全に溶解させて得た感受性液5l中で処理
した。ついで、これを一般に使用されている硝酸銀のア
ンモニア溶液からなる活性液中で処理し、水洗後、この
繊維を一旦80℃で乾燥したのち、公知の無電解銅メッ
キ液に浸漬して処理を行ったところ、繊維に密着性の極
めてよい、均一銅メッキ被膜が形成された。
ト繊維250gを0.2%の非イオン活性剤の水溶液に浸漬
し、常法により50℃で10分間処理し、脱脂洗浄を行
い、これを塩化第一スズ100glの水溶液に、28%
のアンモニア水80mlを添加し、水酸化スズの沈澱を
完成させたのち、これに濃塩酸110ml溶液を加え、
前記沈澱を完全に溶解させて得た感受性液5l中で処理
した。ついで、これを一般に使用されている硝酸銀のア
ンモニア溶液からなる活性液中で処理し、水洗後、この
繊維を一旦80℃で乾燥したのち、公知の無電解銅メッ
キ液に浸漬して処理を行ったところ、繊維に密着性の極
めてよい、均一銅メッキ被膜が形成された。
【0015】<実施例2>上記実施例1と同様、予じめ
前処理した混紡繊維(テトロン65%,綿35%からなる
もの)120gを、塩化第一スズ200gの水溶液中に、
28%アンモニア水160mlを添加して水酸化スズの
沈澱を完成させた後、濃塩酸220mlを加えてその沈
澱を完全に溶解させて調製した感受性液10l中に浸漬
し、65℃において15分間処理したのち取り出し、一
旦水洗後、これを硝酸銀20gを水5l中に入れ、これ
に28%のアンモニア水200mlを添加して溶解させ
た活性化液に常温で5分間浸漬処理後とりだして水洗を
行った。
前処理した混紡繊維(テトロン65%,綿35%からなる
もの)120gを、塩化第一スズ200gの水溶液中に、
28%アンモニア水160mlを添加して水酸化スズの
沈澱を完成させた後、濃塩酸220mlを加えてその沈
澱を完全に溶解させて調製した感受性液10l中に浸漬
し、65℃において15分間処理したのち取り出し、一
旦水洗後、これを硝酸銀20gを水5l中に入れ、これ
に28%のアンモニア水200mlを添加して溶解させ
た活性化液に常温で5分間浸漬処理後とりだして水洗を
行った。
【0016】一方、上記と同一処理を上記と同様のかせ
糸状混紡繊維10かせにも施し、これら処理繊維を一括
して70℃において乾燥後、公知の無電解銅メッキ液中
で処理したところ、密着性の極めてよい均一銅メッキ膜
が形成された。
糸状混紡繊維10かせにも施し、これら処理繊維を一括
して70℃において乾燥後、公知の無電解銅メッキ液中
で処理したところ、密着性の極めてよい均一銅メッキ膜
が形成された。
【0017】<実施例3>上記実施例1と同様の前処理
を施した綿糸120gを、塩化第一スズ100gの水溶液
に28%のアンモニア水80mlを加えて水酸化スズの
沈澱を完成させた後、これに濃塩酸110mlを添加し
て上記沈澱を完全に溶解させて調製した感受性液10l
中に浸漬し、40℃で5分間処理した。
を施した綿糸120gを、塩化第一スズ100gの水溶液
に28%のアンモニア水80mlを加えて水酸化スズの
沈澱を完成させた後、これに濃塩酸110mlを添加し
て上記沈澱を完全に溶解させて調製した感受性液10l
中に浸漬し、40℃で5分間処理した。
【0018】ついで、これを取り出し一旦水洗したの
ち、硝酸銀3gと28%のアンモニア水50mlとを含
有する活性化液中に常温で5分間浸漬処理後、水洗を行
った。上記と同一処理液により上記と同様の綿糸19か
せに対し同一の処理を施し、計20かせの綿糸を試作
し、これらの綿糸を50℃で一旦乾燥したのち、公知の
無電解銅メッキ液中に浸漬し、常法により処理を行った
ところ、綿糸表面に密着性のよい均一銅メッキ被膜が形
成された。
ち、硝酸銀3gと28%のアンモニア水50mlとを含
有する活性化液中に常温で5分間浸漬処理後、水洗を行
った。上記と同一処理液により上記と同様の綿糸19か
せに対し同一の処理を施し、計20かせの綿糸を試作
し、これらの綿糸を50℃で一旦乾燥したのち、公知の
無電解銅メッキ液中に浸漬し、常法により処理を行った
ところ、綿糸表面に密着性のよい均一銅メッキ被膜が形
成された。
【0019】以上の実施例1,2,3の製法により製造さ
れた導電性繊維1の表面に、更に公知の電解メッキ法若
しくは無電解メッキ法によりニッケルを被覆せしめる。
前記無電解メッキにより銅を付着せしめるだけで、導電
性に関しては十分であるが、この処理だけでは、銅の腐
食(錆)という問題が解決されない。そこで、該銅の表面
に更に、ニッケルを被覆せしめることで、該腐食という
問題を解決している。従って、本実施例に係る導電性繊
維1を使用してベストを織成すれば、該ベストは導電性
良好にして(導電性が良好であるという事実は、テスタ
ーを使用して確認済である。)且つニッケル被膜により
銅の腐食(錆)も抑制でき、よって、耐久性秀れたベスト
となる。
れた導電性繊維1の表面に、更に公知の電解メッキ法若
しくは無電解メッキ法によりニッケルを被覆せしめる。
前記無電解メッキにより銅を付着せしめるだけで、導電
性に関しては十分であるが、この処理だけでは、銅の腐
食(錆)という問題が解決されない。そこで、該銅の表面
に更に、ニッケルを被覆せしめることで、該腐食という
問題を解決している。従って、本実施例に係る導電性繊
維1を使用してベストを織成すれば、該ベストは導電性
良好にして(導電性が良好であるという事実は、テスタ
ーを使用して確認済である。)且つニッケル被膜により
銅の腐食(錆)も抑制でき、よって、耐久性秀れたベスト
となる。
【0020】静電気が放電する現象は、コロナ放電とい
われ、このコロナ放電は先鋭部からのみ生ずる。即ち、
繊維の場合には、繊維表面の毛羽の先端からコロナ放電
が生ずるのである。
われ、このコロナ放電は先鋭部からのみ生ずる。即ち、
繊維の場合には、繊維表面の毛羽の先端からコロナ放電
が生ずるのである。
【0021】従って、前記特許979565号に係る無
電解メッキによる銅の付着処理、公知の電解メッキ法若
しくは無電解メッキ法によるニッケルの付着処理におい
ては、該銅,ニッケルの付着処理により繊維表面の毛羽
が消失してしまわないように、即ち、繊維表面が平滑に
ならないように配慮して行う。
電解メッキによる銅の付着処理、公知の電解メッキ法若
しくは無電解メッキ法によるニッケルの付着処理におい
ては、該銅,ニッケルの付着処理により繊維表面の毛羽
が消失してしまわないように、即ち、繊維表面が平滑に
ならないように配慮して行う。
【0022】本実施例に係る導電性繊維1の繊維表面の
毛羽は結局、銅,さらにその表面にニッケルが被覆され
たもので、該毛羽は良好なコロナ放電が生じるのであ
る。
毛羽は結局、銅,さらにその表面にニッケルが被覆され
たもので、該毛羽は良好なコロナ放電が生じるのであ
る。
【0023】尚、銅が付着した当該導電性繊維1に、更
に被覆する金属としては、耐腐食性が良好であれば良
く、ニッケル他,金,銀,スズ,パラジウム等でも代用可能
であるが、ニッケル最も安価である為、ニッケルを使用
することが、コストの点で望ましい。
に被覆する金属としては、耐腐食性が良好であれば良
く、ニッケル他,金,銀,スズ,パラジウム等でも代用可能
であるが、ニッケル最も安価である為、ニッケルを使用
することが、コストの点で望ましい。
【0024】図1は、1本おきの縦糸及び緯糸に本実施
例に係る導電性繊維1を採用した場合である。符号2は
非導電性糸(通常のテトロン糸)である。
例に係る導電性繊維1を採用した場合である。符号2は
非導電性糸(通常のテトロン糸)である。
【0025】また、本実施例に係る導電性繊維1を使用
してメリヤス編物を形成することも勿論可能であり、そ
の場合には、図2に図示したような2本のウール糸と1
本の本実施例に係る導電性繊維1とを寄り合わせた糸を
使用してメリヤス組織を編成すると、導電性が非常に良
好な編物となることが実験により確認されている。
してメリヤス編物を形成することも勿論可能であり、そ
の場合には、図2に図示したような2本のウール糸と1
本の本実施例に係る導電性繊維1とを寄り合わせた糸を
使用してメリヤス組織を編成すると、導電性が非常に良
好な編物となることが実験により確認されている。
【0026】また、本実施例に係る導電性繊維1は表面
が灰色のため、布の表面に直接露出しない織り方(若し
くは編み方)とすることで、デザイン上の自由度を高め
ることが可能となる。
が灰色のため、布の表面に直接露出しない織り方(若し
くは編み方)とすることで、デザイン上の自由度を高め
ることが可能となる。
【0027】また、帯電防止効果を高めるため図示した
ように導電性繊維1と非導電性繊維との双方を使用する
のではなく、導電性繊維1のみにより衣服を形成しても
良い(従来から提案されているこの種の帯電防止衣服の
導電性糸の含有比率は極めて低い。)。ただ、導電性繊
維1の使用量を多くすると、それだけで重い衣服となる
為、導電性繊維1の使用量はこの点の配慮が必要であ
る。
ように導電性繊維1と非導電性繊維との双方を使用する
のではなく、導電性繊維1のみにより衣服を形成しても
良い(従来から提案されているこの種の帯電防止衣服の
導電性糸の含有比率は極めて低い。)。ただ、導電性繊
維1の使用量を多くすると、それだけで重い衣服となる
為、導電性繊維1の使用量はこの点の配慮が必要であ
る。
【0028】本実施例の導電性繊維1は、含有比率を高
めると、近年問題となっているOA機器、特にディスプ
レイ装置から発生する電磁波を遮断する効果も備えてい
ることが実験により確認されている。
めると、近年問題となっているOA機器、特にディスプ
レイ装置から発生する電磁波を遮断する効果も備えてい
ることが実験により確認されている。
【0029】尚、本実施例は、事務用ベストに実施した
場合であるが、セーターや、エプロン、レース等に実施
しても良いことは勿論である。
場合であるが、セーターや、エプロン、レース等に実施
しても良いことは勿論である。
【0030】
【考案の効果】本発明は上述のように、繊維に2重に金
属を付着した導電性繊維により衣服を形成するから秀れ
た帯電防止効果を発揮するとともに、該導電性繊維が腐
食することなく、よって耐久性が良好な衣服を製造し得
ることになる。
属を付着した導電性繊維により衣服を形成するから秀れ
た帯電防止効果を発揮するとともに、該導電性繊維が腐
食することなく、よって耐久性が良好な衣服を製造し得
ることになる。
【図1】織成された本実施例に係る衣服の組織拡大図で
ある。
ある。
【図2】別例に係る衣服の編成に使用する糸の拡大説明
図である。
図である。
1 導電性繊維
Claims (1)
- 【請求項1】 塩化第一スズの水溶液中に、可溶性弱ア
ルカリ性を示す塩類の中から選ばれるいずれかの化合物
を含有する水溶液を添加し、水酸化第一スズの沈澱を完
成させた後、これに酸を添加し、該沈澱を完全に溶解さ
せてなる無電解メッキ用感受性液にて処理した繊維を、
硝酸銀のアンモニア溶液からなる活性化液で処理したの
ち、一旦水洗を行い、乾燥後、公知の無電解メッキ液中
で処理して表面に金属が付着した導電性繊維を形成し、
更に、該導電性繊維の表面に耐腐食性が良好な金属を被
覆し、該導電性繊維を使用して所望の衣服を形成するこ
とを特徴とする帯電防止衣服の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5080887A JPH06294070A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 帯電防止衣服の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5080887A JPH06294070A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 帯電防止衣服の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294070A true JPH06294070A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13730863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5080887A Pending JPH06294070A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 帯電防止衣服の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06294070A (ja) |
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-
1993
- 1993-04-07 JP JP5080887A patent/JPH06294070A/ja active Pending
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