JPH06293996A - 高速シーム溶接性、耐食性、耐熱性および塗料密着性に優れた溶接缶用素材 - Google Patents

高速シーム溶接性、耐食性、耐熱性および塗料密着性に優れた溶接缶用素材

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JPH06293996A
JPH06293996A JP7922393A JP7922393A JPH06293996A JP H06293996 A JPH06293996 A JP H06293996A JP 7922393 A JP7922393 A JP 7922393A JP 7922393 A JP7922393 A JP 7922393A JP H06293996 A JPH06293996 A JP H06293996A
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plating
welding
weldability
coating
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Shigeru Hirano
茂 平野
Tomoya Oga
智也 大賀
Yashichi Oyagi
八七 大八木
Takashi Ichikawa
敬士 市川
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速シーム溶接性、耐食性、耐熱性および塗
料密着性に優れた溶接缶用素材。 【構成】 鋼板表面に片面当たり、2〜2500mg/
2 のNiめっき層を有し、その上に合金化していない
粒状Snのめっき量10〜2800mg/m2 、下層N
iと合金化した粒状Snのめっき量5〜1500mg/
2 、粒径0.1〜12μm、高さ0.05〜10μ
m、面積占有率0.2〜90%を有することを特徴とし
た粒状Snが均一に分布しためっき層、更にその上にC
r換算で1〜50mg/m2 のクロメート被膜を形成さ
せたことを特徴とする高速シーム溶接性、耐食性、耐熱
性および塗料密着性に優れた溶接缶用素材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速シーム溶接性、耐食
性、耐熱性および塗料密着性に優れた被膜構造を有する
溶接缶用素材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スードロニック法に代表されるシ
ーム溶接製缶法の実用化が急速に進展している。この溶
接製缶法の拡大に対処するため、溶接缶用材料として種
々の素材が開発され実用に供されている。これまで開発
された溶接缶用素材としては次のものが上げられる。 鋼板表面に片面当たり150〜2500mg/m2
Niめっき層とCr換算量で2〜15mg/m2 のクロ
メート被膜層で形成されている溶接缶用素材(特開昭5
6−169788号公報) 鋼板上に重量比でNi/Ni+Fe=0.02〜0.
50の範囲の組成で厚さ10〜5000ÅのFe−Ni
合金層とその上に100〜1000mg/m2のSnめ
っき層を設け、リフロー処理を行ってCr換算量で5〜
20mg/m2 のクロメート被膜層を設ける方法(特開
昭60−17099号公報)
【0003】更に最近では、 鋼板表面に片面当たり150〜2500mg/m2
Niめっき層、その上に粒径0.2〜4.0μmのSn
めっき粒子を10〜400mg/m2 点在したSnめっ
き層、更にその上に1〜50mg/m2 のクロメート被
膜を有する溶接缶用材料 鋼板表面に片面当たり150〜2500mg/m2
Niめっき層、その上に粒径0.2〜12μmのSnめ
っき粒子を400〜2800mg/m2 点在したSnめ
っき層、更にその上に1〜50mg/m2 のクロメート
被膜を有する溶接缶用材料
【0004】まず、のNiめっき/クロメート処理鋼
板はSnを用いないTFS型の溶接缶用材料として、実
用上充分良好な溶接性を有しその優れた耐熱性、塗料密
着性および塗装後耐食性から大量に実用に供されてい
る。また、のNi系の下地処理を有する薄Snめっき
型の材料(以下『LTS』と称す)は、より一層の溶接
性の向上を狙い塗装焼付け後に、軟質、低融点の金属S
n(以下『free−Sn』と称す)を確保し、耐食性
はNi系の下地処理により確保でき、最近実用に供され
てきた。これらの材料は、何れも良好な溶接性と塗装後
耐食性を備えた優れた溶接缶用素材であり、内容物等使
用される用途に応じて使い分けられている。、の粒
状Sn/Niめっき鋼板は良好な溶接性、耐食性、塗料
密着性を有しているが、まだ実用には供されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、更により一層の
製缶技術の進歩と製缶コストダウンが相俟って、原板素
材の薄手化と高温短時間での塗装焼付けおよびシーム溶
接の高速化が強く要請されている。即ち、原板素材の薄
手化は現状の板厚0.20〜0.24mmから0.20
mm以下の薄手化が要請され、高温短時間焼付けでは現
状の塗料の焼付け条件200〜210℃×10minか
らSnの融点(232℃)以上の温度まで数十秒で昇温
させ、その間に塗料の焼付けを行うという高温短時間焼
付けが強く要請されている。シーム溶接の高速化は、溶
接機のハードの検討により従来の40〜60m/min
のワイヤースピードから70〜100m/minという
高速化が計画されている。しかし、これらの薄手化と高
温短時間焼付け及び高速シーム溶接という条件に前記の
公知技術を適応した場合には、以下のような問題点が発
生する。
【0006】まず、Niめっき/クロメート鋼板は板厚
の薄手化に伴い、十分な溶接強度と良好な溶接外観が得
られる適性溶接範囲が非常に狭くなるという問題があ
る。これは、溶接電流が増加し十分な溶接強度が得られ
る前に溶融金属が飛び出し(以下『散り』と称す)、塗
装後耐食性および溶接強度の劣化が生じるという問題で
ある。高温短時間焼付けに対してはNiめっき/クロメ
ート処理鋼板はその良好な耐熱性により十分対応可能で
あり、良好な塗装後耐食性を確保可能である。
【0007】一方、LTS型の材料は薄手化に伴う溶接
性の劣化は、缶内外面相当のSnめっき量をコントロー
ルすることにより回避できるが、高温短時間焼付けを行
うと塗料の焼付け温度がSnの融点を越えるため、表層
のSnが溶融し塗装後耐食性が顕著に劣化するという問
題が発生する。また、粒状Sn/Niめっき鋼板では従
来の溶接スピードでは良好な溶接性を確保可能である
が、溶接スピードが増加すると適性溶接範囲が狭くな
り、シーム溶接の高速化には十分対応できない。本発明
はこれらの問題点に対処するため、高温短時間焼付けを
行い高速シーム溶接を行った場合に十分広い適性溶接範
囲を有しかつ良好な塗料密着性と塗装後耐食性を発揮す
る溶接缶用材料を提供せんとするものである。特に、本
発明はめっき原板として薄手材を使用した場合に良好な
溶接性を確保するのに極めて顕著な効果を発揮する。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは溶接缶用素材
の適正な表面被膜構造について検討した結果、高速溶接
時においても散りの発生がなく十分な溶接強度が得られ
る広い適性溶接範囲を確保するには溶接極輪/材料界面
および材料/材料界面の接触抵抗を極力低減させること
であることが判明した。接触抵抗を低減させるには塗装
焼付け後のfree−Sn残留量が最も効果的ではある
が、材料表層の全面にfree−Snが存在するとSn
めっき層は耐熱性に劣るため高温短時間焼付けを行った
場合free−Snが溶融し、良好な塗装後耐食性を確
保することが困難である。
【0009】これらの問題を解決し溶接缶用材料として
実用的な性能を両立させるためには以下の様な手段が最
も有効であることが判明した。即ち、高温短時間焼付け
でSnめっき層が完全に溶融し塗装後耐食性の顕著な劣
化を招く事なく接触抵抗を低減させるためには、Snめ
っき層を粒状で均一に点在させる事が大きな効果がある
事が判った。この時に高速溶接の際にも優れた溶接性を
発揮させるためには、従来の被膜構成より粒状Snのめ
っき量を増大させSn粒径およびSn粒面積占有率を厳
密にコントロールする事が重要である。
【0010】更に、粒状Snめっき層の下層には耐熱性
に優れたNiめっき層を設ける事により、高温短時間焼
付けに十分耐えられ良好な塗料密着性と塗装後耐食性を
確保できる事を見いだした。つまり、良好な溶接性と高
温短時間焼付けに耐え得る良好な耐熱性を確保するには
鋼板表面にNiめっき層、その上に粒状のSnめっき層
を設ける事が重要である。また、良好な塗料密着性と塗
装後耐食性を確保するためには粒状Snめっき層の上に
クロメート被膜層を設けなければならないが、水和酸化
Cr層は絶縁体であり微量存在する金属Crは高融点の
ためクロメート被膜は溶接性にはマイナス要因である。
そのため、クロメート被膜は良好な塗料密着性と塗装後
耐食性を確保できる必要最小量に規制しなければならな
い。
【0011】本発明者らは、これらの考え方を基本に詳
細に検討した結果、薄手材で高温短時間焼付け可能な溶
接缶用材料として優れた溶接性、塗料密着性、塗装後耐
食性を有する溶接缶用材料が得られる事を発見した。本
発明はその知見に基づいてなされたもので、その要旨
は、鋼板表面に片面当たり、2〜2500mg/m2
Niめっき層を有し、その上に粒径が0.1〜12μm
で高さが0.05〜10μmの合金化していない粒状S
nのめっき量10〜2800mg/m2 と下層のNiと
合金化した粒状Snのめっき量5〜1500mg/m2
でかつ面積占有率0.2〜90%の粒状Snを分布した
めっき層、更にその上にCr換算で1〜50mg/m2
のクロメート被膜を形成させた高速シーム溶接性、耐食
性、耐熱性および塗料密着性に優れた溶接缶用素材を提
供することにある。
【0012】
【作用】本発明においてめっき原板の組成、板厚などに
ついては特に規制されるものではなく、通常、容器材料
として使用される鋼板を用いる。めっき原板の製造法、
材質なども特に規制されるものではなく、通常の鋼片製
造工程から熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍、調質等の
工程を経て製造される。更に、このめっき原板は必要と
される缶体強度および板厚に応じて冷間圧延後、焼鈍を
行ってから再冷間圧延(即ち2CR法)する工程で製造
してもよい。
【0013】まず、良好な耐熱性、塗料密着性を発揮す
る被膜構成について述べる。前述したように求められて
いる耐熱性は、Snの融点以上まで数十秒で昇温する高
温短時間焼付けであり、この焼付け条件に耐えて良好な
塗装後耐食性を確保するには、少なくともSnより高い
融点を有する金属のめっきを施さなければならない。ま
た、耐熱性のみではなく良好な耐食性、塗料密着性と粒
状Snめっき層により確保した良好な溶接性を損なわな
い特性も備えておかなくてはならない。
【0014】本発明者らは種々の検討を重ねた結果、N
iめっき層を施すことによりこれらの問題点を解決でき
ることを見いだした。即ち、Ni金属の1450℃とい
う高い融点を有効に活用することにより、高温短時間焼
付けに耐え得る良好な耐熱性が発揮でき、良好な塗装後
耐食性と溶接性が確保できることが判明した。特に、溶
接性については上層の粒状Snにより得られる良好な溶
接性を損なうことなく、更にNi金属の優れた鍛接性に
より良好な溶接性を発揮することが判明した。鍛接性と
は溶接時に完全に金属が溶融して強い溶接強度を発揮す
るほかに、金属が完全に溶融することなく高温時の加熱
圧着により強い接合強度が得られる特性であり、Ni金
属は特に鍛接性が優れている金属である。
【0015】また、Niめっき層は良好な耐食性を確保
するという点からも重要である。Ni金属自体は極めて
良好な耐食性を示すが、鋼板上にNiめっきを施す場合
にはめっき層のピンホール部でFeとNiの局部電池を
形成し、Feが溶解するため鋼板に孔食が発生する。つ
まり、良好な耐食性を確保するためにはNiめっき層の
ピンホールを低減させることが重要である。更に、塗料
密着性に関しては粒状Snが析出していないNiめっき
層にクロメート被膜が生成した部分で良好な密着性が確
保可能である。粒状Sn析出部で良好な塗料密着性が確
保しにくい理由は、塗料焼付け部に脆弱な酸化錫が生成
しそれが製缶加工等のダメージにより破壊され塗装剥離
の原因になるからである。Niめっき層ではそのような
脆弱な酸化膜は生成せず良好な塗料密着性を確保するこ
とができる。
【0016】このNiめっき量については、適性めっき
量として2〜2500mg/m2 に規制される。Niめ
っき量が2mg/m2 未満ではめっき層のピンホールが
多く良好な耐食性を確保することが出来なく、良好な耐
熱性も確保することができない。また、Niめっき量が
2500mg/m2 を越えるとめっき層のピンホールが
減少することによる耐食性及び耐熱性の向上効果が飽和
すると共に経済的なデメリットが発生する。Niめっき
を施す方法としては特に規制しないが、通常施されてい
るワット浴、硫酸浴、塩化物浴等のめっき浴が適性であ
る。
【0017】次に良好な溶接性を発揮できる被膜構成の
作用効果について述べる。溶接性は散りの発生がなく、
十分な溶接強度が得られる適性溶接範囲が広ければ広い
ほど溶接性は良好と評価される。シーム溶接性の向上に
は電極/材料界面および材料/材料界面での接触抵抗の
低減が最も効果がある。その理由は、電極/材料および
材料/材料界面での接触抵抗が高いと溶接時に電流が集
中するため、局部的な発熱が起こり散りが発生する。つ
まり、溶接強度を確保するために溶接電流を増加させて
いった場合、十分な溶接強度が得られる前に局部発熱が
起こった場所で散りが発生するため、適性溶接範囲が存
在しなくなり溶接性は不良と評価される。これに対し、
電極/材料および材料/材料界面の接触抵抗が低い場合
には、電流が集中するために起こる局部的な発熱が起こ
りにくく、散りの発生なく十分な溶接強度が得られるた
め溶接性は良好と評価される。
【0018】このようなシーム溶接性の傾向は、特に溶
接スピードが増加した高速溶接の際に顕著に現れる。つ
まり、従来のワイヤースピードで40〜60m/min
という溶接スピードでは、接触抵抗がそれほど低くなく
ても適性溶接範囲は存在する。しかし、70〜100m
/minと溶接スピードが増加すると単位時間当たりの
溶接入熱量が多くなるため散りが発生し易くなり、適性
溶接範囲は狭くなる。高速溶接時にも広い溶接範囲を有
するためには、接触抵抗のより一層の低減が必要となっ
てくる。このように、電極/材料および材料/材料界面
での接触抵抗を低減させるには、これまでの公知の技術
であるNiめっき後クロメート処理を施すと言う被膜構
成のみでは不十分であり、Niめっき層の上層にSnめ
っき層を粒状で付与することが接触抵抗の低減には非常
に有効であることが判明した。つまり、良好な溶接性を
発揮できる被膜構成としては鋼板表面にまずNiめっき
を施し、その上に粒状Snめっきを施し、更にクロメー
ト被膜を設けるという被膜構成が適正である。Niめっ
き層の上層に粒状Snめっき層を設ける事により、接触
抵抗が低減でき良好な溶接性が確保できる理由は以下の
ように考えられる。
【0019】1)軟質なSn金属がNiめっき層の下層
に存在することにより、溶接時に極輪から加えられる加
圧力により極輪/材料及び材料/材料間での接触面積が
広がり、接触抵抗が大量に低減できる。 2)Sn金属が低融点のため溶接時の発熱により容易に
溶解し、極輪/材料および材料/材料間の接触面積を広
げる効果が大であり、接触抵抗が減少するため溶接時の
局部的な電流の集中が防げる。
【0020】上記の作用効果を少ないSnめっき量で得
るためにはSnめっき層は通常の平滑なめっき層では困
難であり、Snめっき層を粒状にすることが重要であ
る。それは、平滑なSnめっき層では高温短時間塗装焼
付け時にSnめっき層が全て合金化するため、軟質、低
融点のfree−Snが残留しなくなり接触抵抗の低減
効果が発揮できなくなる。Snめっき層の合金化は鋼板
とSnめっき層の界面で高さ方向に進行するため、粒状
Snめっき層であれば高温短時間焼付け後においても良
好な溶接性を発揮するfree−Sn残留量を確保可能
である。
【0021】したがって、良好な溶接性を得るために粒
状Snめっきが施されるが、その合金化していない粒状
Snめっき量は10〜2800mg/m2 に規制され
る。これは、合金化していない粒状Snめっき量が10
mg/m2 未満では高温短時間焼付け時に合金化が進行
し、free−Sn残留量が十分確保できないため、特
に単位時間当たりの入熱量の大きな高速溶接時に良好な
溶接性を発揮できない。また、合金化していない粒状S
nめっき量が2800mg/m2 を越えると、free
−Sn残留効果が飽和すると共に低融点のfree−S
nが多く残留し過ぎるため、後述するように上層にNi
めっき層を設けてもSnの融点を越える温度まで達する
高温焼付けを行うと、Sn金属が溶融し耐食性が顕著に
劣化する。つまり、高温焼付けに耐え得る耐熱性が確保
できなくなる。
【0022】一方、合金化した粒状Snのめっき量は、
5〜1500mg/m2 に規制される。合金化した粒状
Snめっき量が5mg/m2 未満では、本発明素材の製
造時のコイル巻取りの際や塗装、焼付け工程等でのハン
ドリングによりめっきした粒状Snが剥離し良好な溶接
性が確保できない。本発明者らは合金化していない粒状
Snの剥離を防止するためには、粒状Snの一部を拡散
させ下層のNiめっき層と合金化させる方法が有効であ
る事を発見した。即ち、粒状Snの一部を拡散させ5m
g/m2 以上のSnを合金化させれば、粒状Snの剥離
を防止でき良好な溶接性が確保できる。また、合金化し
た粒状Snのめっき量が1000mg/m2 を越えると
粒状Sn剥離防止効果が飽和し経済的にも不利になるた
め合金化した粒状Snのめっき量は1000mg/m2
以下で良い。
【0023】また、粒状Snめっきのサイズは粒径が
0.1〜12μm、高さが0.05〜10μmに規制さ
れる。これは、粒径が0.1μm未満、高さが0.05
μm未満では高温短時間焼付けにより、高さ方向への合
金化の進行によりfree−Snが残留しなくなり、良
好な溶接性が確保できなくなるからである。また、粒状
Snのサイズが粒径で12μm、高さが10μmを越え
ると溶接性向上効果が飽和し経済的メリットが無くなる
と共に、耐熱性が劣化するため高温焼付けにより、Sn
金属が溶融し塗装後耐食性が劣化する。
【0024】更に、粒状Snめっきの面積占有率は0.
2〜90%に規制される。これは、粒状Snめっきの面
積占有率が0.2%未満では溶接時に極輪から加えられ
る加圧力による極輪/材料及び材料/材料間での接触面
積の広がりが小さくなり、接触抵抗を低減する効果が低
くなるため良好な溶接性が確保できなくなるからであ
る。また、面積占有率が90%を越えると溶接性向上効
果が飽和し経済的メリットが無くなると共に、高温短時
間焼付け時に粒状Sn析出部で生成した脆弱な酸化錫が
塗料密着性を劣化させる。従って、粒状Snめっきの面
積占有率は0.2〜90%に規制される。
【0025】このように、良好な溶接性と耐熱性を両立
させ得る粒状Snめっき層の適性かつ経済的な粒状Sn
のめっき構造は、合金化していない粒状Snめっき量は
10〜2800mg/m2 、合金化した粒状Snめっき
量は5〜1500mg/m2、粒径は0.1〜12μ
m、高さは0.05〜10μm、面積占有率は0.2〜
90%である。鋼板上に粒状Snめっきを施す方法は特
に規制しないが以下のような方法が望ましい。Sn2+
オンの希薄な酸性水溶液中で低電流密度によりSnめっ
きを行えば、鋼板上に粒状Snめっき層が形成可能であ
る。例えば、Sn2+イオン量は1〜400g/lの酸性
溶液中で0.1〜30A/dm2 の電流密度でSnめっ
きを行うことが望ましい。更に、粒状Sn合金化の方法
は特に規制するものではなく、例えば、電熱炉、通電加
熱、温水加熱処理などで行っても良い。
【0026】引き続き、このような被覆層を有しためっ
き鋼板に対して、塗料密着性、塗装後耐食性の向上を目
的としてクロメート処理が施される。クロメート被膜は
缶内面に対しては缶内容物が塗膜を通過して塗膜下で腐
食が進行するアンダーカッティングコロージョンの防
止、缶外面に対しては貯蔵時に塗膜下で発生する糸状錆
いわゆるフィリフォームコロージョンなどの耐錆性の向
上に効果がある。
【0027】このようなクロメート被膜が形成されてい
ることにより、長時間にわたり塗膜の密着性が劣化せ
ず、良好な耐食性、耐錆性が保持される。また、クロメ
ート被膜は硫黄化合物を含む食品、例えば魚肉、畜産物
などの場合にみられる鋼板の表面の黒変即ち硫化黒変を
防止する効果が大きい。このように、クロメート被膜は
特に塗装されて用いられる場合には性能向上に効果が大
きいが、溶接性に対してはマイナス要因である。ここで
言うクロメート被膜とは水和酸化クロム単一の被膜、即
ち本来のクロメート被膜といま一つは下層に金属クロム
層、上層に水和酸化クロム層の二層よりなる被膜の二つ
の場合を指している。水和酸化クロム被膜は電気的に絶
縁体のため電気抵抗が非常に高く、金属クロムも融点が
高くかつ電気抵抗も高いので、両者とも溶接性を劣化せ
しめるマイナス要因である。
【0028】そのため、良好な塗装性能と実用的に溶接
性を劣化せしめない適正なクロム付着量が非常に重要と
なる。本発明においてクロム付着量は金属クロム換算で
片面当たり1〜50mg/m2 が選定される。即ち、ク
ロム付着量が1mg/m2 未満では、塗料密着性の向
上、アンダーカッティングコロージョンなどの塗膜下腐
食の防止に効果が得られないので、1mg/m2 以上の
クロム付着量が望ましい。一方、付着量が50mg/m
2 を越えると接触抵抗が著しく増加し、局部的な発熱に
よる散りが発生し易くなり溶接性が劣化する。そのため
クロム付着量は50mg/m2 以下に規制される。
【0029】クロメート処理は各種のクロム酸のナトリ
ウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩の水溶液による浸
漬処理、スプレー処理、電解処理などいずれの方法で行
っても良いが、特に陰極電解処理が優れている。とりわ
け、クロム酸にSO4 2- イオン、F- イオン( 錯イオン
を含む)あるいはそれらの混合物を添加した水溶液中で
陰極電解処理が最も優れている。クロム酸の濃度は特に
規制しないが、20〜200g/lの範囲で十分であ
る。
【0030】添加するアニオンの量はCr6+の1/30
0〜1/25好ましくは1/200〜1/50の時、最
良のクロメート被膜が得られる。アニオンの量がCr6+
1/300以下では均質かつ均一で塗装性能に大きく影
響する良質のクロメート被膜が得られない。また、1/
25以上では生成するクロメート被膜中に取り込まれる
アニオンの量が多くなり、塗装性能、特に塗料二次密着
性が劣化する。添加されるアニオンは硫酸、硫酸クロ
ム、フッ化アンモン、フッ化ソーダの化合物などの形態
でクロム酸浴中へ添加される。
【0031】浴温は特に規制するものでは無いが、30
〜70℃の範囲が作業性の点から適切な温度範囲であ
る。陰極電解電流密度は5〜100A/dm2 の範囲で
十分である。処理時間は、前記処理条件の任意の組み合
わせにおいてクロム付着量が前記に示した1〜50mg
/m2 の範囲に入るように設定する。そして、上記付着
量の範囲において二層型クロメート被膜における金属ク
ロム層と水和酸化クロム層の比は特に規制しないが0.
6≦水和酸化クロム/金属クロム≦3の範囲が望まし
い。即ち、金属クロムに対して水和酸化クロムの量が少
ない場合、金属クロム層上の水和酸化クロム層の均一被
覆性が劣るため塗料密着性が劣化する傾向にある。
【0032】一方、金属クロム層に比べ水和酸化クロム
層が多い場合、水和酸化クロム層中に含有されるアニオ
ン及びCr6+イオンが多くなり、塗装後高温環境にさら
された場合にこれらのイオンの溶出が起こり、塗膜下で
微小膨れいわゆるブリスターが発錆し易くなるので好ま
しくない。したがって、水和酸化クロムと金属クロムの
構成比率を上記のごとく0.6〜3の範囲に設定するこ
とが好ましい。
【0033】以下に本発明の実施例について述べ、その
結果を表1及び表2に示す。冷間圧延もしくは焼鈍後の
2回圧延により、所定の板厚に調整しためっき原板を5
%苛性ソーダ中で電解脱脂し水洗後10%硫酸中で電解
酸洗し、表面活性後表面処理を行った。先ず、(1)に
示す条件でNiめっきを行い、次に(2)に示す条件で
粒状Snめっきを施し、電熱炉、通電加熱、温水加熱処
理により粒状Snの合金化を行い、引き続き(3)−
(A)〜(C)に示す処理浴でクロメート被膜を生成さ
せたものを作製した。
【0034】 (1)Niめっき条件 めっき浴組成 NiSO4 ・6H2 O 75g/l NiCl2 ・6H2 O 140g/l H3 BO3 30g/l めっき浴温 50℃
【0035】 (2)粒状Snめっき処理 めっき浴組成 SnSO4 10〜30g/l H2 SO4 60g/l めっき浴温 60℃ 電流密度 0.1〜30A/dm2 (電解時間はSnめっき量に 応じて調整) 粒状Snめっきの粒径はSnSO4 量および電流密度に
より調整
【0036】(3)クロメート処理浴 (A)CrO3 100g/l SO4 2- 0.6g/l (B)Na2 Cr2 7 24g/l pH 4.5 (C)CrO3 80g/l SO4 2- 0.05g/l Na2 SiF6 2.5g/l NH4 F 0.5g/l
【0037】上記処理材について、以下に示す(A)〜
(H)の各項目について実施し、その性能を評価した。 (A)接触抵抗の測定 シーム溶接性に大きな影響を与える接触抵抗値をCF型
電極のスポット溶接機を用いて測定した。測定用試験片
は、高温短時間での塗装焼付けを想定して310℃まで
20secで昇温する条件で焼付けを行った。CF型電
極を用いた接触抵抗測定方法を以下に示す。用いた電極
はクロム銅製で先端径4.5mmφのものである。試験
片2枚を電極間に配置し、エアーシリンダーにより20
0kgfに加圧した状態で電極間に1Aの定電流を通電
し、その時の電極/電極間、電極/鋼板間、鋼板/鋼板
間の電圧降下をナノボルトメーターで測定することで冷
間での静抵抗を求めた。
【0038】(B)シーム溶接性 試験片は高温短時間での塗装焼付け条件を想定して32
0℃まで23secで昇温する条件で焼付けを行い、以
下の溶接条件でシーム溶接性を評価した。ラップ代0.
5mm、加圧力45kgf、溶接ワイヤースピード80
m/minの条件で、電流を変更して溶接を実施し、十
分な溶接強度が得られる最小電流値と散りなどの溶接欠
陥が目立ち始める最大電流値からなる適正電流範囲の広
さおよび溶接欠陥の発生状況から総合的に判断して評価
した。
【0039】(C)テープ剥離テスト 試験片にテープを密着させた後、速やかにテープ剥離
し、その剥離状況を観察しめっき密着性を評価した。 (D)碁盤目テスト 試験片の缶内面側に相当する面にエポキシフェノール系
塗料を55mg/dm 2 塗布し、更に缶外面に相当する
面にクリヤーラッカーを40mg/dm2 塗布し、29
0℃まで15secで焼付け条件で乾燥硬化した。引き
続き、各々の面に1mm間隔でスクラッチを入れ、計1
00個の碁盤目を作製し、速やかにテープ剥離し、その
剥離状況を観察し塗料密着性を評価した。
【0040】(E)UCC(アンダーカッティングコロ
ージョン)評価テスト 試験片の缶内面に相当する面の塗装後耐食性を評価する
ため、缶内面側に相当する面に缶用エポキシフェノール
(フェノールリッチ)塗料を片面当たり50mg/dm
2 塗布し、310℃まで18secで昇温する条件で焼
付けを行った。その後、塗装板の鉄面に達するようにス
クラッチを入れ、1.5%クエン酸−1.5%食塩混合
液である試験液中に大気開放価55℃×4日間浸漬し
た。試験終了後、速やかにスクラッチ部および平面部を
テープで剥離して、スクラッチ部近傍の塗膜下腐食状
況、スクラッチ部のピッティング状況および平面部の塗
膜剥離状況を判断して総合的に評価した。
【0041】(F)耐硫化黒変テスト 缶内面側に相当する面に(D)と同様の塗装を行い、1
t曲げを施した試験片を市販の鯖水煮を均一化したもの
の中にいれ、115℃×90minのレトルト処理を行
った。試験後に、曲げ加工部および平面部の硫化黒変状
況を評価した。 (G)フィリフォームコロージョンテスト 缶外面に相当する面の糸状錆性を評価するため、クリヤ
ーラッカーを40mg/dm2 塗布し、280℃まで1
7secで昇温する焼付け条件で乾燥硬化した。引き続
き、ナイフで鉄面に達するまでスクラッチを入れ、35
℃で5%の塩水噴霧を1時間施し、速やかに水洗後25
℃で相対湿度85%で2週間放置し、糸状錆性を評価し
た。
【0042】(H)実缶テスト 試験片の缶内面側に相当する面にエポキシフェノール系
塗料を55mg/dm 2 塗布し、更に缶外面に相当する
面にクリヤーラッカーを40mg/dm2 塗布した後、
320℃まで22secで昇温する焼付け条件で乾燥硬
化した。引き続き、シーム溶接機を用いて缶胴を製作し
溶接部をエポキシ系樹脂で補修し、オレンジジュースと
コーラを充填後、♯25ブリキ製の缶蓋を巻締め、38
℃で12ケ月保管した。試験終了後、内容物を取り出し
鉄溶出量および缶内面側(平坦部と溶接部)の腐食状況
を観察した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】上記の性能評価試験から、本発明に該当
する鋼板の溶接性、めっき密着性、耐食性などの各特性
は、本発明の規制から外れる比較用の鋼板よりも優れ、
しかも安定した性質を示す優れた効果を奏するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 敬士 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板表面に片面当たり、2〜2500m
    g/m2 のNiめっき層を有し、その上に粒径が0.1
    〜12μmで高さが0.05〜10μmの合金化してい
    ない粒状Snのめっき量10〜2800mg/m2 と下
    層のNiと合金化した粒状Snのめっき量5〜1500
    mg/m2 でかつ面積占有率0.2〜90%の粒状Sn
    を分布しためっき層、更にその上にCr換算で1〜50
    mg/m2 のクロメート被膜を形成させたことを特徴と
    する高速シーム溶接性、耐食性、耐熱性および塗料密着
    性に優れた溶接缶用素材。
JP7922393A 1993-04-06 1993-04-06 高速シーム溶接性、耐食性、耐熱性および塗料密着性に優れた溶接缶用素材 Withdrawn JPH06293996A (ja)

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