JPH0629378B2 - 耐水性被膜塗布用ラテックス組成物 - Google Patents
耐水性被膜塗布用ラテックス組成物Info
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- JPH0629378B2 JPH0629378B2 JP57117059A JP11705982A JPH0629378B2 JP H0629378 B2 JPH0629378 B2 JP H0629378B2 JP 57117059 A JP57117059 A JP 57117059A JP 11705982 A JP11705982 A JP 11705982A JP H0629378 B2 JPH0629378 B2 JP H0629378B2
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Description
【発明の詳細な説明】 この発明はラテックス組成物に関する。この組成物は耐
水性被膜の形成に有用である。
水性被膜の形成に有用である。
高イオン水に分散性のポリエステル樹脂からなるポリマ
ー組成物は、繊維の仕上処理、フォトレジスト及び積層
用接着剤を含む多くの工業的適用に有用であることが見
出されている。これらのポリマー組成物から形成される
被膜は感水性である。これらの被膜は、高温において粘
着(すなわちブロッキング)し又は水性環境に暴露され
た場合に溶解するといった問題点を、しばしばひきおこ
す。
ー組成物は、繊維の仕上処理、フォトレジスト及び積層
用接着剤を含む多くの工業的適用に有用であることが見
出されている。これらのポリマー組成物から形成される
被膜は感水性である。これらの被膜は、高温において粘
着(すなわちブロッキング)し又は水性環境に暴露され
た場合に溶解するといった問題点を、しばしばひきおこ
す。
水不混和性の低沸点有機溶剤を使用する均質化工程によ
って、疎水性ポリエステルからラテックス組成物を製造
する試みは、一般に、不成功に終っている。これらの方
法によれば、大きなポリマー粒子が生成し、貯蔵中急速
に沈降する。
って、疎水性ポリエステルからラテックス組成物を製造
する試みは、一般に、不成功に終っている。これらの方
法によれば、大きなポリマー粒子が生成し、貯蔵中急速
に沈降する。
米国特許第3,563,942号は、ポリエステルが、
5−ソジオ−スルホイソフタル酸ジメチルのごときスル
ホン化芳香族化合物の金属塩を約1〜2モル%含む、ポ
リエステルのラテックス組成物を開示している。このラ
テックス組成物は、ポリエステルを水不混和性有機溶剤
に溶解し、そして、この溶液を大過剰の界面活性剤を含
む水性媒体中で均質化して製造される。そして、溶剤は
蒸発によって除去される。しかしながら、この方法によ
って製造したポリマーラテックス組成物も、製造工程で
多くの界面活性剤が使用されているために、感水性であ
る。その上、この組成物と塗布層は曇っており又は不透
明であり、そして、被膜自体が、要求される物理的強度
を欠いている。
5−ソジオ−スルホイソフタル酸ジメチルのごときスル
ホン化芳香族化合物の金属塩を約1〜2モル%含む、ポ
リエステルのラテックス組成物を開示している。このラ
テックス組成物は、ポリエステルを水不混和性有機溶剤
に溶解し、そして、この溶液を大過剰の界面活性剤を含
む水性媒体中で均質化して製造される。そして、溶剤は
蒸発によって除去される。しかしながら、この方法によ
って製造したポリマーラテックス組成物も、製造工程で
多くの界面活性剤が使用されているために、感水性であ
る。その上、この組成物と塗布層は曇っており又は不透
明であり、そして、被膜自体が、要求される物理的強度
を欠いている。
この発明の課題は、耐水性被膜を形成し得るポリマーラ
テックス組成物を提供することにある。この耐水性被膜
は水性環境に暴露される塗布対象に対して特に有用であ
る。
テックス組成物を提供することにある。この耐水性被膜
は水性環境に暴露される塗布対象に対して特に有用であ
る。
この問題は、水性連続層の中に負荷可能な疎水性ポリエ
ステル粒子を分散せしめて成る、次の特徴を有するラテ
ックス組成物により解決された。すなわち、 (a) 実質上すべてのポリエステル粒子の直径が0.2
ミクロンより小さく、 (b)ポリエステル酸成分がイソフタル酸のスルホン酸
アルカリ金属塩又はスルホン酸アンモニウム塩であるジ
カルボン酸誘導反復単位を0.5ないし5モル%含み、 (c) ラテックス組成物が、ポリエステルの重量に対し
て、0ないし3%の界面活性剤を含むことを特徴とする
ものである。
ステル粒子を分散せしめて成る、次の特徴を有するラテ
ックス組成物により解決された。すなわち、 (a) 実質上すべてのポリエステル粒子の直径が0.2
ミクロンより小さく、 (b)ポリエステル酸成分がイソフタル酸のスルホン酸
アルカリ金属塩又はスルホン酸アンモニウム塩であるジ
カルボン酸誘導反復単位を0.5ないし5モル%含み、 (c) ラテックス組成物が、ポリエステルの重量に対し
て、0ないし3%の界面活性剤を含むことを特徴とする
ものである。
「負荷可能」の語は、後述する「ローダブル・ポリマー
・パーティクル・テスト」(Loadable Polymer Particl
e Test)を通過するポリエステルラテックスの能力を示
す。
・パーティクル・テスト」(Loadable Polymer Particl
e Test)を通過するポリエステルラテックスの能力を示
す。
この発明のラテックス組成物は、次に記述する段階によ
り製造することができる。
り製造することができる。
(a) 水混和性有機溶剤の中に、イソフタル酸のスルホ
ン酸アルキル金属塩又はスルホン酸アンモニウム塩のジ
カルボン酸誘導反復単位を0.5ないし5モル%含む、
負荷可能な疎水性ポリエステルを溶解し、 (b) 撹拌しながら、(a)の溶液に、好ましくは20ない
し300重量%の水を加え、 (c) (b)から有機溶剤を除去してラテックスを生成せし
め、そして (d) 前記のラテックスの組成物に、ポリエステルの重
量に対して0ないし3重量%の界面活性剤を加える。
ン酸アルキル金属塩又はスルホン酸アンモニウム塩のジ
カルボン酸誘導反復単位を0.5ないし5モル%含む、
負荷可能な疎水性ポリエステルを溶解し、 (b) 撹拌しながら、(a)の溶液に、好ましくは20ない
し300重量%の水を加え、 (c) (b)から有機溶剤を除去してラテックスを生成せし
め、そして (d) 前記のラテックスの組成物に、ポリエステルの重
量に対して0ないし3重量%の界面活性剤を加える。
この発明のラテックス組成物には、ラテックスのポリエ
ステル粒子に溶解し、もしくは分散し、あるいは又、該
粒子と結合する疎水性化合物の一種又はそれより多く
を、含有せしめることができる。このようなポリエステ
ル粒子を、以下に「被負荷ポリマー粒子」という。
ステル粒子に溶解し、もしくは分散し、あるいは又、該
粒子と結合する疎水性化合物の一種又はそれより多く
を、含有せしめることができる。このようなポリエステ
ル粒子を、以下に「被負荷ポリマー粒子」という。
この発明のラテックス組成物に使用するポリエステルと
しては、次の構造(I)を有するものが望ましい。
しては、次の構造(I)を有するものが望ましい。
ここで、 R1はスルホ1,3−フェニレンのアルカリ金属塩又は
アンモニウム塩を示し、 R2は、アリーレン、アルキレン又はシクロアルキレン
を示し、 R2は、2ないし12個の炭素原子を有する直鎖又は分
枝鎖アルキレン、シクロアルキレン、アリーレンエーテ
ル又はアルキレンエーテルを示し、 Zは、−O−又は−NH−を示し、そして xは、0.5ないし5.0モル%を示す。
アンモニウム塩を示し、 R2は、アリーレン、アルキレン又はシクロアルキレン
を示し、 R2は、2ないし12個の炭素原子を有する直鎖又は分
枝鎖アルキレン、シクロアルキレン、アリーレンエーテ
ル又はアルキレンエーテルを示し、 Zは、−O−又は−NH−を示し、そして xは、0.5ないし5.0モル%を示す。
特に好ましい構造式(I)のポリエステルはスルホ1,
3−フェニレンのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩で
あるジカルボン酸から誘導されたR1置換基を含む。好
ましいR1置換基の例として5−ソジオスルホ−1,3
−フェニレンが挙げられる。
3−フェニレンのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩で
あるジカルボン酸から誘導されたR1置換基を含む。好
ましいR1置換基の例として5−ソジオスルホ−1,3
−フェニレンが挙げられる。
ポリエステルは、常用の二段階ポリエステル化法によっ
て製造することができる。例えば、まず、反応体(ジオ
ールとジカルボン酸、又はこれらそれぞれの誘導体)を
100mlの丸底重合フラスコに量り込む。このフラスコ
に、30分間、窒素流をゆっくり通した後、該フラスコ
を235℃の塩浴に入れる。そして、窒素雰囲気の下
で、反応体を透明に溶解せしめた後、触媒であるテトラ
イソプロピルオルソチタネートを2滴添加する。この第
一段階の重合反応の後、コール−パーマーの定速トルク
制御機によって制御して定速撹拌しながら、0.2mm大
気の下で反応せしめる。重合反応の第二段階は、内部粘
度が必要な程度に達した時に完結する。
て製造することができる。例えば、まず、反応体(ジオ
ールとジカルボン酸、又はこれらそれぞれの誘導体)を
100mlの丸底重合フラスコに量り込む。このフラスコ
に、30分間、窒素流をゆっくり通した後、該フラスコ
を235℃の塩浴に入れる。そして、窒素雰囲気の下
で、反応体を透明に溶解せしめた後、触媒であるテトラ
イソプロピルオルソチタネートを2滴添加する。この第
一段階の重合反応の後、コール−パーマーの定速トルク
制御機によって制御して定速撹拌しながら、0.2mm大
気の下で反応せしめる。重合反応の第二段階は、内部粘
度が必要な程度に達した時に完結する。
ポリエステルの製造に適する有用なジオールには、ジア
ルキレングリコール、トリアルキレングリコールなどの
アルキレングリコール及び環状ジオールが含まれる。
ルキレングリコール、トリアルキレングリコールなどの
アルキレングリコール及び環状ジオールが含まれる。
ポリエステルの製造に適する有用な環状ジオールには
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジエタノー
ル、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)シクロヘ
キサン、1,4−ベンゼンジメタノール及び1,4−ベ
ンゼンジエタノールが含まれる。
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジエタノー
ル、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)シクロヘ
キサン、1,4−ベンゼンジメタノール及び1,4−ベ
ンゼンジエタノールが含まれる。
ポリエステルの製造に適する有用なアルキレングリコー
ルには、シクロヘキシレンビス(オキシエチレン)オキ
シジエチレン、エチレンビス(オキシエチレン)、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オ
クタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−
デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、2,2,4−トリメチル−1,6−
ヘキサンジオール及び4−オキサ−2,6−ペンタンジ
オールが含まれる。
ルには、シクロヘキシレンビス(オキシエチレン)オキ
シジエチレン、エチレンビス(オキシエチレン)、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オ
クタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−
デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、2,2,4−トリメチル−1,6−
ヘキサンジオール及び4−オキサ−2,6−ペンタンジ
オールが含まれる。
ポリエスエルの製造に適する有用なアルキレンエーテル
には、シクロヘキシレンビス(オキシエチレン)、オキ
シジエチレン及びエチレンビス(オキシエチレン)が含
まれる。有用なアリーレンエーテルには、オキシジフェ
ニレン及びオキシビス(フェニレンメチレン)が含まれ
る。
には、シクロヘキシレンビス(オキシエチレン)、オキ
シジエチレン及びエチレンビス(オキシエチレン)が含
まれる。有用なアリーレンエーテルには、オキシジフェ
ニレン及びオキシビス(フェニレンメチレン)が含まれ
る。
ポリエステルの製造に適する有用なカルボン酸には、脂
肪族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸及び芳香族ジカ
ルボン酸、又は、エステル、無水物及び酸塩化物のごと
き、前記の酸の誘導体が含まれる。このような酸には、
コハク酸、セバシン酸、2−メチルアジピン酸、ジグリ
コール酸、チオジグリコール酸、フマル酸、シクロヘキ
サン−1,3−ジカルボン酸、シクロヘキサン−1,4
−ジカルボン酸、シクロペンタン−1,3−ジカルボン
酸、2,5−ノルボルナンジカルボン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、t−ブチルイソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレン
ジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、1,
7−ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジフェニン
酸、4,4′−スルホニルジ安息香酸、4,4′−オキ
シジ安息香酸、ビナフチルジカルボン酸及び9,10−
トリプチセンジカルボン酸が含まれる。
肪族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸及び芳香族ジカ
ルボン酸、又は、エステル、無水物及び酸塩化物のごと
き、前記の酸の誘導体が含まれる。このような酸には、
コハク酸、セバシン酸、2−メチルアジピン酸、ジグリ
コール酸、チオジグリコール酸、フマル酸、シクロヘキ
サン−1,3−ジカルボン酸、シクロヘキサン−1,4
−ジカルボン酸、シクロペンタン−1,3−ジカルボン
酸、2,5−ノルボルナンジカルボン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、t−ブチルイソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレン
ジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、1,
7−ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジフェニン
酸、4,4′−スルホニルジ安息香酸、4,4′−オキ
シジ安息香酸、ビナフチルジカルボン酸及び9,10−
トリプチセンジカルボン酸が含まれる。
ポリエステルの、アルカリ金属又はアンモニウムのスル
ホン酸塩を含む部分を構成するのに有用な代表的化合物
を例示すれば、5−ソジオスルホイソフタル酸、5−ソ
ジオスルホイソフタル酸ジメチル、及びこれらの化合物
の官能誘導体が含まれる。
ホン酸塩を含む部分を構成するのに有用な代表的化合物
を例示すれば、5−ソジオスルホイソフタル酸、5−ソ
ジオスルホイソフタル酸ジメチル、及びこれらの化合物
の官能誘導体が含まれる。
次に挙げる重合体は、この発明のラテックス組成物に使
用されるポリエステルの例である。
用されるポリエステルの例である。
ポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレート−コ
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(96:4)〕; ポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレート−コ
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(98:2)〕 負荷可能なラテックス組成物を製造する場合、溶液に対
して0.1〜20重量%、好ましくは2〜20重量%の
ポリエステルを、水混和性有機溶剤に溶液する。負荷可
能なポリエステルを溶解する有用な水混和性有機溶剤に
は、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テ
トラヒドロフラン、アセトン、ジオキサン、蟻酸、フェ
ノール及びこれらの溶剤の混合物が含まれる。
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(96:4)〕; ポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレート−コ
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(98:2)〕 負荷可能なラテックス組成物を製造する場合、溶液に対
して0.1〜20重量%、好ましくは2〜20重量%の
ポリエステルを、水混和性有機溶剤に溶液する。負荷可
能なポリエステルを溶解する有用な水混和性有機溶剤に
は、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テ
トラヒドロフラン、アセトン、ジオキサン、蟻酸、フェ
ノール及びこれらの溶剤の混合物が含まれる。
急速撹拌しながら、水を前記のポリエステル溶液と混合
し、確実に均質な核形成をせしめる。有機溶剤は、蒸発
又は透析(ダイアリシス又はダイアフィルトレーショ
ン)のごとき他の常用手段によって、前記の配合物から
除去し、被負荷ラテックス組成物を生成せしめる。
し、確実に均質な核形成をせしめる。有機溶剤は、蒸発
又は透析(ダイアリシス又はダイアフィルトレーショ
ン)のごとき他の常用手段によって、前記の配合物から
除去し、被負荷ラテックス組成物を生成せしめる。
ラテックス組成物を形成するのに界面活性剤を使用する
必要はない。界面活性剤を含まないポリエステルラテッ
クスは、曇りのない、耐水性の高い被膜を形成する。し
かし、ある種の塗布プロセスにおいては界面活性剤は有
用である。後者の場合には、ポリエステルの重量に対し
て3重量%以下の界面活性剤を混合することができる。
界面活性剤の量を3重量%より多くすると曇りが増加
し、又耐水性が実質的に減少する。界面活性剤は、被膜
の形成前であればいつでもラテックスに加えることがで
きる。
必要はない。界面活性剤を含まないポリエステルラテッ
クスは、曇りのない、耐水性の高い被膜を形成する。し
かし、ある種の塗布プロセスにおいては界面活性剤は有
用である。後者の場合には、ポリエステルの重量に対し
て3重量%以下の界面活性剤を混合することができる。
界面活性剤の量を3重量%より多くすると曇りが増加
し、又耐水性が実質的に減少する。界面活性剤は、被膜
の形成前であればいつでもラテックスに加えることがで
きる。
被負荷ポリエステルラテックス組成物は水性連続相と、
分散した又は不連続なポリエステル相からなり、このポ
リエステル相には1種又はそれ以上の疎水性化合物が分
散しもしくは溶解し、又はこの化合物がポリエステル粒
子と結合している。
分散した又は不連続なポリエステル相からなり、このポ
リエステル相には1種又はそれ以上の疎水性化合物が分
散しもしくは溶解し、又はこの化合物がポリエステル粒
子と結合している。
負荷可能なポリマー組成物に疎水性化合物を負荷(分
散、溶液又は会合)する方法は、米国特許第4,21
4,047号に記述されている方法で実施することがで
きる。
散、溶液又は会合)する方法は、米国特許第4,21
4,047号に記述されている方法で実施することがで
きる。
負荷すべき疎水性化合物(疎水性物質)を、水混和性有
機溶剤に溶解し、そして、本来連続相たる水と分散相た
る負荷可能なポリエステル粒子からなる水性ラテックス
組成物を、前記の疎水性物質を含む水混和性有機溶剤に
混合する。この混合は、疎水性物質は溶液中に残り、負
荷可能なポリマー粒子が分散相に残るように行う。疎水
性物質の分離又はポリマー粒子の凝固を回避する。
機溶剤に溶解し、そして、本来連続相たる水と分散相た
る負荷可能なポリエステル粒子からなる水性ラテックス
組成物を、前記の疎水性物質を含む水混和性有機溶剤に
混合する。この混合は、疎水性物質は溶液中に残り、負
荷可能なポリマー粒子が分散相に残るように行う。疎水
性物質の分離又はポリマー粒子の凝固を回避する。
疎水性物質又はポリマー粒子の分離又は凝固を回避する
ことにより、水混和性有機溶剤と水とが連続相たる第一
相を構成し、ポリマー粒子が第二相を構成するような二
相混合物を形成せしめる。最初に、疎水性物質を水混和
性有機溶剤に溶解する。混合の結果形成される二相混合
物の中で、疎水性物質は、連続相、分散相の両相と密接
な関連状態になる。そして、その相対的な溶解度に基い
て、この二相間で自由に分配される。水混和性有機溶剤
を、水と混合して希釈することにより、疎水性物質の連
続相への親和性が減少する効果が生ずる。従って、水の
導入は、疎水性物質の分配平衡を連続相から分散相へ強
制し又は移行させる作用を有する。水の存在(もしいく
らかの水が最初から水混和性有機溶剤の中に存在してい
た場合には、水の量の増加)は、連続相と分散相の間で
の疎水物質の再分配を惹起する。かくして、疎水性物質
の一部はポリマー粒子の中に分散し又は溶解し、その結
果、ポリエステル粒子は疎水性物質により負荷される。
この負荷操作においては、疎水性物質が、ポリマー組成
物と結合するまで、溶解していることが必要である。
ことにより、水混和性有機溶剤と水とが連続相たる第一
相を構成し、ポリマー粒子が第二相を構成するような二
相混合物を形成せしめる。最初に、疎水性物質を水混和
性有機溶剤に溶解する。混合の結果形成される二相混合
物の中で、疎水性物質は、連続相、分散相の両相と密接
な関連状態になる。そして、その相対的な溶解度に基い
て、この二相間で自由に分配される。水混和性有機溶剤
を、水と混合して希釈することにより、疎水性物質の連
続相への親和性が減少する効果が生ずる。従って、水の
導入は、疎水性物質の分配平衡を連続相から分散相へ強
制し又は移行させる作用を有する。水の存在(もしいく
らかの水が最初から水混和性有機溶剤の中に存在してい
た場合には、水の量の増加)は、連続相と分散相の間で
の疎水物質の再分配を惹起する。かくして、疎水性物質
の一部はポリマー粒子の中に分散し又は溶解し、その結
果、ポリエステル粒子は疎水性物質により負荷される。
この負荷操作においては、疎水性物質が、ポリマー組成
物と結合するまで、溶解していることが必要である。
ほとんどの場合、水混和性有機溶剤を希釈し、疎水性物
質の分配平衡を変動させるのに必要な水のすべては、最
初に混合する水性ラテックス中に存在する。
質の分配平衡を変動させるのに必要な水のすべては、最
初に混合する水性ラテックス中に存在する。
濃厚なラテックスを使用する場合のように、水を追加導
入するのが望ましい場合には、追加の水は、最初の混合
の段階により生じた被負荷ラテックス組成物に混合する
ことができる。追加した水は疎水性物質の連続相への親
和性をさらに減少させる効果を有する。このことは、疎
水性物質の分配平衡を、連続相から分散相へ、さらに強
制し又は移行せしめ、そして一層、ポリマー粒子への疎
水性物質の負荷に寄与するであろう。
入するのが望ましい場合には、追加の水は、最初の混合
の段階により生じた被負荷ラテックス組成物に混合する
ことができる。追加した水は疎水性物質の連続相への親
和性をさらに減少させる効果を有する。このことは、疎
水性物質の分配平衡を、連続相から分散相へ、さらに強
制し又は移行せしめ、そして一層、ポリマー粒子への疎
水性物質の負荷に寄与するであろう。
水及び負荷可能なポリマー粒子を、疎水性物質を溶解包
含した水混和性有機溶剤と混合することにより、疎水性
物質のポリマー粒子への有意な負荷が行われるが、疎水
性物質の実質的な部分が、水混和性有機溶剤に溶解した
連続相に残留する。疎水性物質のポリマー粒子へのこれ
以上の負荷は、連続相から水混和性有機溶剤を除去する
ことにより達成し得る。これにより、疎水性物質の分散
相への親和性がさらに増加する効果が生ずる。水混和性
有機溶剤の大部分(半分以上)を除去することが望まし
い。これにより、疎水性物質の分配平衡は連続相から分
散相へ強制され又は移行する。さらに高割合の疎水性物
質が重合体粒子中に溶解し又は分散して、該粒子の負荷
はより増加する。
含した水混和性有機溶剤と混合することにより、疎水性
物質のポリマー粒子への有意な負荷が行われるが、疎水
性物質の実質的な部分が、水混和性有機溶剤に溶解した
連続相に残留する。疎水性物質のポリマー粒子へのこれ
以上の負荷は、連続相から水混和性有機溶剤を除去する
ことにより達成し得る。これにより、疎水性物質の分散
相への親和性がさらに増加する効果が生ずる。水混和性
有機溶剤の大部分(半分以上)を除去することが望まし
い。これにより、疎水性物質の分配平衡は連続相から分
散相へ強制され又は移行する。さらに高割合の疎水性物
質が重合体粒子中に溶解し又は分散して、該粒子の負荷
はより増加する。
最初の混合と負荷に続く、前記のすべての負荷段階を実
施する必要はない。ある種の用途においては、最初の混
合と負荷により生成した被負荷ラテックス組成物を直接
使用することができ、又、ポリマー粒子を連続相から分
離し、これを直接使用することもできる。
施する必要はない。ある種の用途においては、最初の混
合と負荷により生成した被負荷ラテックス組成物を直接
使用することができ、又、ポリマー粒子を連続相から分
離し、これを直接使用することもできる。
写真への適用及び写真要素におけるように、水親和性コ
ロイド被膜を形成する必要がある場合には、水性ゼラチ
ン溶液のごとき、親水性コロイド組成物に容易に分散す
るために、水性ラテックスのポリマー粒子が選ばれる。
ロイド被膜を形成する必要がある場合には、水性ゼラチ
ン溶液のごとき、親水性コロイド組成物に容易に分散す
るために、水性ラテックスのポリマー粒子が選ばれる。
この容易な分散は、本質上前述の種類の負荷可能なポリ
エステルからなる粒子を使用することにより達成され
る。これにより、親水性コロイド組成物を、少なくとも
最初の混合の段階により、及び望ましくは、前記の負荷
段階を組合わせることによって、調製した被負荷ラテッ
クス組成物と、均一に混合することができる。こうして
調製した、被負荷ラテックス組成物を含む親水性コロイ
ドは、常用の写真用支持体のごとき適当な基材の上に塗
布する。水、及びしも水混和性有機溶剤が残留しておれ
ば該溶剤を、被膜から除去し、固形の親水性コロイド被
膜を形成せしめる。この被負荷ポリマーを含む親水性被
膜は、写真への適用の種類により、支持体上の唯一の被
膜であったり、下塗、中間層又は上塗であったりする。
適切な用法の一つとして、被負荷重合体粒子を、写真要
素のゼラチン−塩化銀乳濁層に混合する。
エステルからなる粒子を使用することにより達成され
る。これにより、親水性コロイド組成物を、少なくとも
最初の混合の段階により、及び望ましくは、前記の負荷
段階を組合わせることによって、調製した被負荷ラテッ
クス組成物と、均一に混合することができる。こうして
調製した、被負荷ラテックス組成物を含む親水性コロイ
ドは、常用の写真用支持体のごとき適当な基材の上に塗
布する。水、及びしも水混和性有機溶剤が残留しておれ
ば該溶剤を、被膜から除去し、固形の親水性コロイド被
膜を形成せしめる。この被負荷ポリマーを含む親水性被
膜は、写真への適用の種類により、支持体上の唯一の被
膜であったり、下塗、中間層又は上塗であったりする。
適切な用法の一つとして、被負荷重合体粒子を、写真要
素のゼラチン−塩化銀乳濁層に混合する。
この負荷工程の実施に有用な水混和性有機溶剤は次の性
質を有するものである。すなわち、 (a) 20℃において、80容量部の蒸溜水に、溶剤が
約20容量部以上溶解(すなわち混和)することがで
き、 (b) −10℃より高い沸点(大気圧において)を有
し、 (c) この方法の実施に有用な負荷可能なポリマー粒子
を含む水性ラテックスと不都合な化学反応を行わず、 (d) 20℃において、水性ラテックス組成物中に、負
荷可能なポリマー組成物の5重量%より多く溶解しない
ものである。
質を有するものである。すなわち、 (a) 20℃において、80容量部の蒸溜水に、溶剤が
約20容量部以上溶解(すなわち混和)することがで
き、 (b) −10℃より高い沸点(大気圧において)を有
し、 (c) この方法の実施に有用な負荷可能なポリマー粒子
を含む水性ラテックスと不都合な化学反応を行わず、 (d) 20℃において、水性ラテックス組成物中に、負
荷可能なポリマー組成物の5重量%より多く溶解しない
ものである。
有用な溶剤の要件(c)に関し、溶剤とポリマーとの間の
反応は、なんらかの条件下では起こる可能性があるが、
起こることはなかろうと信じられている。前記のような
有用な水混和性有機溶剤の典型的な例としては、水混和
性アルコール類、ケトン類及びアミド類(例えば、アセ
トン、エチルアルコール、メチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、ジメチルホルムアミド及びメチルエチ
ルケトン)、テトラヒドロフラン、N−メチル−2−ピ
ロリドン、ジメチルスルホキシド、並びにこれらの混合
物が挙げられる。これらの中で、アセトン、ジメチルホ
ルムアミド及び/又はテトラヒドロフランが、該当疎水
性物質がこれらに可溶の場合には、好ましい。
反応は、なんらかの条件下では起こる可能性があるが、
起こることはなかろうと信じられている。前記のような
有用な水混和性有機溶剤の典型的な例としては、水混和
性アルコール類、ケトン類及びアミド類(例えば、アセ
トン、エチルアルコール、メチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、ジメチルホルムアミド及びメチルエチ
ルケトン)、テトラヒドロフラン、N−メチル−2−ピ
ロリドン、ジメチルスルホキシド、並びにこれらの混合
物が挙げられる。これらの中で、アセトン、ジメチルホ
ルムアミド及び/又はテトラヒドロフランが、該当疎水
性物質がこれらに可溶の場合には、好ましい。
この方法の実施において出発物質として使用するラテッ
クスは、本来、連続相としての水と分散相としての負荷
可能なポリエステル粒子から成っている。この方法の実
施に有用な負荷可能なポリエステル粒子は、下記ローダ
ブル・ポリマー・パーティクル・テストに適合するポリ
エステルの中から選ぶ。
クスは、本来、連続相としての水と分散相としての負荷
可能なポリエステル粒子から成っている。この方法の実
施に有用な負荷可能なポリエステル粒子は、下記ローダ
ブル・ポリマー・パーティクル・テストに適合するポリ
エステルの中から選ぶ。
ローダブル・ポリマー・パーティクル・テスト 供試した、負荷可能なポリエステル粒子は、25℃にお
いて、(a)ラテックスの全重量に対して10ないし20
重量%のポリエステル粒子濃度において、水とラテック
ス組成物を形成することができ、(b)100mlのラテッ
クス組成物を、要求される被負荷ポリマーラテックス組
成物の形成に使用する水混和性有機溶剤の等容積と混合
し、撹拌しそして10分間放置した場合に、ポリエステ
ル粒子の観察しうる凝固が生じないものでなければなら
ない。
いて、(a)ラテックスの全重量に対して10ないし20
重量%のポリエステル粒子濃度において、水とラテック
ス組成物を形成することができ、(b)100mlのラテッ
クス組成物を、要求される被負荷ポリマーラテックス組
成物の形成に使用する水混和性有機溶剤の等容積と混合
し、撹拌しそして10分間放置した場合に、ポリエステ
ル粒子の観察しうる凝固が生じないものでなければなら
ない。
負荷可能なポリエステル粒子は、カプラー溶剤及びこれ
に類似する疎水性粒子分散体に比べて、親水性コロイド
被膜の中によく分散するとして、このラテックスを特色
ずけることができる。負荷可能なポリエステル粒子は
0.2ミクロンより小さい平均直径を示し、一般に0.
02ないし0.2ミクロンの範囲であり、好ましくは
0.02ないし0.08ミクロンの範囲である。負荷の
過程で幾分の膨潤が起こるが、被負荷ポリエステル粒子
の平均直径も又、典型的に又は好ましくは、上記と同じ
範囲に入る。
に類似する疎水性粒子分散体に比べて、親水性コロイド
被膜の中によく分散するとして、このラテックスを特色
ずけることができる。負荷可能なポリエステル粒子は
0.2ミクロンより小さい平均直径を示し、一般に0.
02ないし0.2ミクロンの範囲であり、好ましくは
0.02ないし0.08ミクロンの範囲である。負荷の
過程で幾分の膨潤が起こるが、被負荷ポリエステル粒子
の平均直径も又、典型的に又は好ましくは、上記と同じ
範囲に入る。
ここで「疎水性物質」と称している「疎水性化合物」に
ついて考察すれば、この化合物は、本質上、25℃の蒸
溜水に不溶でなければならない。この条件下で、疎水性
物質の水への溶解濃度は、水の重量に対して0.5重量
%未満であることが望ましい。この方法の実施において
は、水混和性有機溶剤の1種又は混合物からなる液に溶
解しうる、任意の疎水性物質を使用する。この疎水性物
質は、水混和性有機溶剤及び溶解した疎水性物質の全重
量に対して、5重量%以上の濃度で溶解することが望ま
しい。実際には、水混和性溶剤に一般に混入している少
量の水のごとき、少量の、実質上希釈物質が、混合した
疎水性物質及び水混和性有機溶剤に含まれている。しか
し、疎水性物質と、水混和性有機溶剤又はその混合物と
の選択は、疎水性物質の溶解のために、pH調整剤のごと
き、前記以外の物質を必要としないように行う。
ついて考察すれば、この化合物は、本質上、25℃の蒸
溜水に不溶でなければならない。この条件下で、疎水性
物質の水への溶解濃度は、水の重量に対して0.5重量
%未満であることが望ましい。この方法の実施において
は、水混和性有機溶剤の1種又は混合物からなる液に溶
解しうる、任意の疎水性物質を使用する。この疎水性物
質は、水混和性有機溶剤及び溶解した疎水性物質の全重
量に対して、5重量%以上の濃度で溶解することが望ま
しい。実際には、水混和性溶剤に一般に混入している少
量の水のごとき、少量の、実質上希釈物質が、混合した
疎水性物質及び水混和性有機溶剤に含まれている。しか
し、疎水性物質と、水混和性有機溶剤又はその混合物と
の選択は、疎水性物質の溶解のために、pH調整剤のごと
き、前記以外の物質を必要としないように行う。
特に好んで使用されるこの種の疎水性写真添加物には、
ハロゲン化銀写真要素に加える場合には、カップリング
形成、ハロゲン化銀現像、酸化された現像液の掃去、分
光増感又は減感、拡散転写色素画像形成及び可視光線又
は紫外線吸収作用に使用するものが含まれる。他の疎水
性写真添加物には、増白剤、酸化防止剤、ハロゲン化銀
溶剤、銀−色素−漂白画像形成処理において漂白可能な
色素及びこれらに類するものとして、ハロゲン化銀写真
要素に使用されるものが含まれる。カプラー溶剤及び同
様の高沸点有機溶剤粒子の形で、従来から写真要素の親
水性コロイド層に導入していたすべての疎水性写真添加
物は、理想的には、この発明の実施における使用に適す
る。
ハロゲン化銀写真要素に加える場合には、カップリング
形成、ハロゲン化銀現像、酸化された現像液の掃去、分
光増感又は減感、拡散転写色素画像形成及び可視光線又
は紫外線吸収作用に使用するものが含まれる。他の疎水
性写真添加物には、増白剤、酸化防止剤、ハロゲン化銀
溶剤、銀−色素−漂白画像形成処理において漂白可能な
色素及びこれらに類するものとして、ハロゲン化銀写真
要素に使用されるものが含まれる。カプラー溶剤及び同
様の高沸点有機溶剤粒子の形で、従来から写真要素の親
水性コロイド層に導入していたすべての疎水性写真添加
物は、理想的には、この発明の実施における使用に適す
る。
写真の用途に関し、この方法の実施において疎水性物質
として使用しうる疎水性写真添加物のすべては、常用の
濃度と位置で、写真材料及び要素に導入することができ
る。これらの写真材料及び要素は、写真の分野の専門化
学者によってよく知られており、ここで詳細に述べる必
要はない。この発明の方法を特によく利用して製造され
る写真材料には、例えば、画像転写材料、物理的現像材
料、ラジオグラム材料、乾式現像システム及び発色材料
が含まれ、これらは、Product Licensing Index ,92
巻,1971年12月,107〜110頁、及び英国特
許第923,045号に記述されている。
として使用しうる疎水性写真添加物のすべては、常用の
濃度と位置で、写真材料及び要素に導入することができ
る。これらの写真材料及び要素は、写真の分野の専門化
学者によってよく知られており、ここで詳細に述べる必
要はない。この発明の方法を特によく利用して製造され
る写真材料には、例えば、画像転写材料、物理的現像材
料、ラジオグラム材料、乾式現像システム及び発色材料
が含まれ、これらは、Product Licensing Index ,92
巻,1971年12月,107〜110頁、及び英国特
許第923,045号に記述されている。
一般に、この発明のラテックス組成物のポリエステル粒
子と密接に関連して存在する疎水性物質の量は、疎水性
物質と負荷可能なポリエステルの重量比で1:40ない
し3:1の範囲である。疎水性物質とラテックス中の負
荷可能なポリエステルの比は1:10ないし2:1が望
ましく、1:3ないし1:1が最適である。
子と密接に関連して存在する疎水性物質の量は、疎水性
物質と負荷可能なポリエステルの重量比で1:40ない
し3:1の範囲である。疎水性物質とラテックス中の負
荷可能なポリエステルの比は1:10ないし2:1が望
ましく、1:3ないし1:1が最適である。
一般に、ラテックス組成物を、疎水性物質を含む水混和
性有機溶剤に加える比率は、容量比で1:4ないし4:
1、好ましくは1:2ないし2:1である。しかし、添
加する水のすべてがラテックス組成物中に存在する必要
はない。ラテックス組成物に混合すべき水の一部は、ラ
テックス組成物と水混和性有機溶剤を混合した後に加え
てもよい。
性有機溶剤に加える比率は、容量比で1:4ないし4:
1、好ましくは1:2ないし2:1である。しかし、添
加する水のすべてがラテックス組成物中に存在する必要
はない。ラテックス組成物に混合すべき水の一部は、ラ
テックス組成物と水混和性有機溶剤を混合した後に加え
てもよい。
中に親水性コロイドを分散せしめた被負荷ラテックス組
成物は、常用技術により、常用の写真支持体のごとき有
用な基材に塗布することができる。特に、写真疎水性物
質を含むこの種のラテックス組成物を、単層又は多層を
形成するために写真の技術分野において常用されている
塗布用ホッパー及び他の装置を使用して、写真支持体上
に塗布することができる。有用な塗布技術と支持材は、
Product Licensing Index ,92巻,107〜110
頁,1971年12月,及びそこで引用した出版物に記
述されている。
成物は、常用技術により、常用の写真支持体のごとき有
用な基材に塗布することができる。特に、写真疎水性物
質を含むこの種のラテックス組成物を、単層又は多層を
形成するために写真の技術分野において常用されている
塗布用ホッパー及び他の装置を使用して、写真支持体上
に塗布することができる。有用な塗布技術と支持材は、
Product Licensing Index ,92巻,107〜110
頁,1971年12月,及びそこで引用した出版物に記
述されている。
この発明のラテックス組成物は、写真の材料及びプロセ
スにおける使用に限定されず、必要と思われる場合には
どんな場合でも、ポリマー材料中での疎水性物質の分散
を得る場合に有用である。ポリマー材料中での疎水物の
分散は、終局的には支持体上の層において使用されるの
が一般的であるが、その他の最終用途も意図する。例え
ば、有用な疎水性物質には、疎水性殺虫剤、除草剤、殺
ダニ剤、ホルモン、ビタミン及び酵素(上述の要件に合
致するもの)が含まれる。これらの被負荷ポリエステル
ラテックスの最終用途においては、必ずしも支持材は含
まれない。
スにおける使用に限定されず、必要と思われる場合には
どんな場合でも、ポリマー材料中での疎水性物質の分散
を得る場合に有用である。ポリマー材料中での疎水物の
分散は、終局的には支持体上の層において使用されるの
が一般的であるが、その他の最終用途も意図する。例え
ば、有用な疎水性物質には、疎水性殺虫剤、除草剤、殺
ダニ剤、ホルモン、ビタミン及び酵素(上述の要件に合
致するもの)が含まれる。これらの被負荷ポリエステル
ラテックスの最終用途においては、必ずしも支持材は含
まれない。
次の例によりさらにこの発明を説明する。
例1 ポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレート−コ
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(96:4)〕からのポリエステルラテックス組成
物の製造 40gのポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレ
ート−コ−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカル
ボキシレート(96:4)〕を、20℃において、ゆっ
くり撹拌しながら、400mlのテトラヒドロフラン(TH
F)に溶解してポリエステル溶液を調製した。そして、
急速撹拌しながら、この溶液を300mlの蒸溜水に加え
て、淡青味を帯びた溶液を生成せしめた。ロータリーエ
バポレーターで、THFと水の一部を留去した後、19.
1%の固形分濃度を有する安定なラテックス組成物を得
た。この組成物は、透明な、光沢あるそして粘着性のな
い被膜を形成し、この被膜は、室温で、24時間、水に
浸漬した後結着性(integrity)を維持した。
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(96:4)〕からのポリエステルラテックス組成
物の製造 40gのポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレ
ート−コ−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカル
ボキシレート(96:4)〕を、20℃において、ゆっ
くり撹拌しながら、400mlのテトラヒドロフラン(TH
F)に溶解してポリエステル溶液を調製した。そして、
急速撹拌しながら、この溶液を300mlの蒸溜水に加え
て、淡青味を帯びた溶液を生成せしめた。ロータリーエ
バポレーターで、THFと水の一部を留去した後、19.
1%の固形分濃度を有する安定なラテックス組成物を得
た。この組成物は、透明な、光沢あるそして粘着性のな
い被膜を形成し、この被膜は、室温で、24時間、水に
浸漬した後結着性(integrity)を維持した。
例2 ポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレート−コ
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(98:2)〕からのポリエステルラテックス組成
物の製造 ポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレート−コ
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(98:2)〕を使用し、例1と同じ方法を繰返し
た。良質の、安定なラテックス組成物を得た。全固形分
は17.0%であった。この組成物も又透明な被膜を形
成し、さらに、例1で述べたすべての性質を有してい
た。
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(98:2)〕からのポリエステルラテックス組成
物の製造 ポリ〔2,2′−オキシジエチレンイソフタレート−コ
−5−ソジオスルホ−1,3−ベンゼンジカルボキシレ
ート(98:2)〕を使用し、例1と同じ方法を繰返し
た。良質の、安定なラテックス組成物を得た。全固形分
は17.0%であった。この組成物も又透明な被膜を形
成し、さらに、例1で述べたすべての性質を有してい
た。
例3 黄色カプラーで負荷したラテックス組成物の製造 1gのカプラー、2−〔4−(4−ベンジルオキシフェ
ニルスルホニル)フェニル〕−N−(2−クロロ−5−
ヘキサデシルスルホンアミドフェニル)−4,4−ジメ
チル−3−オキソ−ペンタンアミドを20mlのアセトン
に溶解した溶液に、1gのポリエステルを含む、例2に
より得た希釈ラテックス組成物20gを加えた。そし
て、ロータリーエバポレーターにより、55℃にて、ア
セトンを除去した。直径0.2ミクロン未満の粒子を伴
う安定なカプラーの分散体を得た。
ニルスルホニル)フェニル〕−N−(2−クロロ−5−
ヘキサデシルスルホンアミドフェニル)−4,4−ジメ
チル−3−オキソ−ペンタンアミドを20mlのアセトン
に溶解した溶液に、1gのポリエステルを含む、例2に
より得た希釈ラテックス組成物20gを加えた。そし
て、ロータリーエバポレーターにより、55℃にて、ア
セトンを除去した。直径0.2ミクロン未満の粒子を伴
う安定なカプラーの分散体を得た。
例4 黄色カプラーで負荷したラテックス組成物の製造 例1で製造したラテックス組成物を使用して例3の方法
を繰り返した。同様に、直径0.2ミクロン未満の粒子
を伴う安定なカプラーの分散体を得た。
を繰り返した。同様に、直径0.2ミクロン未満の粒子
を伴う安定なカプラーの分散体を得た。
例5 螢光増白剤を負荷したラテックス組成物の製造 10mlのTHF中の0.1gの螢光増白剤、2,5−ビス
(5−t−ブチル−2−ベンズオキサゾルイル)チオフ
ェンに、例1により製造した希釈ラテックス組成物(1
3.3重量%)の16gを加えた。THFと水の一部をロ
ータリーエバポレーターで留去した後、直径0.2ミク
ロン未満の粒子を有する螢光増白剤の均一な分散体を得
た(分散体の全重量は10g)。ゼラチンの存在におけ
るこの分散体の被膜は、UV照射下で、強い螢光を発し
た。
(5−t−ブチル−2−ベンズオキサゾルイル)チオフ
ェンに、例1により製造した希釈ラテックス組成物(1
3.3重量%)の16gを加えた。THFと水の一部をロ
ータリーエバポレーターで留去した後、直径0.2ミク
ロン未満の粒子を有する螢光増白剤の均一な分散体を得
た(分散体の全重量は10g)。ゼラチンの存在におけ
るこの分散体の被膜は、UV照射下で、強い螢光を発し
た。
例6 螢光増白剤を負荷したラテックス組成物の製造 例2で製造したラテックス組成物を使用して、例5と同
様の実験を行った。例5と同じ螢光増白剤の良質の分散
体を得、このものはゼラチンとともに、透明な、粘着性
のない被膜を形成した。
様の実験を行った。例5と同じ螢光増白剤の良質の分散
体を得、このものはゼラチンとともに、透明な、粘着性
のない被膜を形成した。
例7 この例において、この発明の界面活性剤を含まないラテ
ックスと、米国特許第3,563,942号に記載され
ているような界面活性剤を含むラテックスを比較した。
ックスと、米国特許第3,563,942号に記載され
ているような界面活性剤を含むラテックスを比較した。
〔ラテックス組成物(A)〕(この発明の方法) 米国特許第3,563,942号の実施例1の重合体、
ポリ〔エチレンセバケイト−コ−5−ソジオスルホ−
1,3−ベンゼンジカルボキシレート−コ−テレフタレ
ート(53.4:0.7:45.9)〕を75mlのテト
ラヒドロフランに溶解した。この溶液を225mlのアセ
トンで希釈し、透明な溶液を生成せしめた。この後者の
溶液を、撹拌しながら、150gの水に注加した。ロー
タリーエバポレーターで溶剤を除去した後、これによっ
てできた分散体を、固形物22.7%となるまで濃縮し
た。
ポリ〔エチレンセバケイト−コ−5−ソジオスルホ−
1,3−ベンゼンジカルボキシレート−コ−テレフタレ
ート(53.4:0.7:45.9)〕を75mlのテト
ラヒドロフランに溶解した。この溶液を225mlのアセ
トンで希釈し、透明な溶液を生成せしめた。この後者の
溶液を、撹拌しながら、150gの水に注加した。ロー
タリーエバポレーターで溶剤を除去した後、これによっ
てできた分散体を、固形物22.7%となるまで濃縮し
た。
〔ラテックス組成物(B)〕(比較対照) 分散体(A)に使用したのと同じポリエステル21.5g
を45.5gのメチルエチルケトンと45.5gのトル
エンに溶解した。この溶液を、2.15gのトリトン7
70(Triton770)界面活性剤(アルキルアリールポ
リエーテル硫酸のナトリウム塩)(Rohm and Haas社の
商標)及び125gの脱イオン水の存在中で、ワーリン
グブレンダー(Waring blender)で10分間乳化した。
多量の発泡が観察された。ロータリーエバポレーター
で、75℃において、溶剤を除去し、そして、ラテック
スを固形分9.2%まで希釈した。
を45.5gのメチルエチルケトンと45.5gのトル
エンに溶解した。この溶液を、2.15gのトリトン7
70(Triton770)界面活性剤(アルキルアリールポ
リエーテル硫酸のナトリウム塩)(Rohm and Haas社の
商標)及び125gの脱イオン水の存在中で、ワーリン
グブレンダー(Waring blender)で10分間乳化した。
多量の発泡が観察された。ロータリーエバポレーター
で、75℃において、溶剤を除去し、そして、ラテック
スを固形分9.2%まで希釈した。
上記2種のラテックスの性質を第1表に要約する。
第1表のデーターは、この発明の界面活性剤を含まない
ラテックスが、高レベルの界面活性剤を含む類似のラテ
ックスに比べて、良好な粘着性とフィルム特性及び良好
な耐水性を有する、透明な被膜を形成することを示して
いる。
ラテックスが、高レベルの界面活性剤を含む類似のラテ
ックスに比べて、良好な粘着性とフィルム特性及び良好
な耐水性を有する、透明な被膜を形成することを示して
いる。
例8 例7のラテックス組成物(A)を調製した。但し、例7の
ラテックス組成物(B)の場合と同量の界面活性剤を分散
体に含めた。ミルク状の分散体を得た。溶剤を、50℃
にて、ロータリーエバポレーターで除去し(多量の発泡
あり)、そして最後の分散体を過したが、この過は
非常な困難を伴った。一夜保存した場合、スラッジと、
大粒子の沈澱が認められた。上層を再度過し、そして
塗布したところ、曇った膜を形成した。この膜は熱水中
で不透明になり、耐水性が弱いことを示した。過した
ラテックスの全固形分含量は8.8%であった。
ラテックス組成物(B)の場合と同量の界面活性剤を分散
体に含めた。ミルク状の分散体を得た。溶剤を、50℃
にて、ロータリーエバポレーターで除去し(多量の発泡
あり)、そして最後の分散体を過したが、この過は
非常な困難を伴った。一夜保存した場合、スラッジと、
大粒子の沈澱が認められた。上層を再度過し、そして
塗布したところ、曇った膜を形成した。この膜は熱水中
で不透明になり、耐水性が弱いことを示した。過した
ラテックスの全固形分含量は8.8%であった。
この例は、さらに、この発明に係る同一のポリマーから
調製した被膜の耐水性に、多量の界面活性剤が決定的な
影響を与えることを示している。
調製した被膜の耐水性に、多量の界面活性剤が決定的な
影響を与えることを示している。
例9 この例において、この発明に係るラテックスから作った
被膜に対する界面活性剤の影響を示す。ポリ〔2,2′
−オキシジエチレンイソフタレート−コ−ソジオスルホ
−1,3−ジカルボキシレート(98:2)〕を使用
し、トリトン770界面活性剤を種々の濃度を含むラテ
ックスを調製した。ラテックス組成物の試料をアルミニ
ウム箔の皿に注入し、乾燥し、そして20℃で水に浸漬
した。被膜の耐水性の評価を第2表に示す。容認するこ
とができ、なお中程度の耐水性を維持する界面活性剤の
最大量は、ポリエステルの重量に対して約3重量%であ
る。
被膜に対する界面活性剤の影響を示す。ポリ〔2,2′
−オキシジエチレンイソフタレート−コ−ソジオスルホ
−1,3−ジカルボキシレート(98:2)〕を使用
し、トリトン770界面活性剤を種々の濃度を含むラテ
ックスを調製した。ラテックス組成物の試料をアルミニ
ウム箔の皿に注入し、乾燥し、そして20℃で水に浸漬
した。被膜の耐水性の評価を第2表に示す。容認するこ
とができ、なお中程度の耐水性を維持する界面活性剤の
最大量は、ポリエステルの重量に対して約3重量%であ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−99950(JP,A) 特開 昭55−99947(JP,A) 特開 昭55−7865(JP,A) 特開 昭56−88454(JP,A) 特開 昭57−40525(JP,A) 特開 昭53−137131(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】実質的に水不溶性の親油性写真添加物であ
る疎水性物質が負荷された疎水性ポリエステル粒子がそ
の中に分散している水性連続相を含んで成り、耐水性被
膜を調製することができるラテックス組成物であって、 (a)実質上すべての前記ポリエステル粒子の直径が
0.2ミクロンより小さく、 (b)前記ポリエステルの酸性分が、イソフタル酸のス
ルホン酸アルカリ金属塩又はスルホン酸アンモニウム塩
から成るジカルボン酸由来反復単位を全酸成分に対して
0.5ないし 5.0モル%含み、 (c)ラテックス組成物がポリエステルの重量に対して
0ないし3%の界面活性剤を含有し、 (d)前記疎水性物質が、ハロゲン化銀写真要素中に導
入された場合に、カップリング形成、ハロゲン化銀現
像、酸化された現像薬の掃去、分光増感もしくは減感、
拡散転写色素画像形成、可視光線もしくは紫外線吸収、
又は光学増白、の機能を発揮するように使用される物質
であり、そして (e)ポリエステル粒子が、前記ラテックス組成物の
0.1ないし20重量%からなる、 ことを特徴とするラテックス組成物。 - 【請求項2】前記のポリエステルが次の構造(I) (式中、R1はスルホ1,3−フェニレンのアルカリ金
属塩又はアンモニウム塩であり、 R2は、アリーレン、アルキレン又はシクロアルキレン
を示し、 R3は、2ないし12個の炭素原子を有する直鎖もしくは
分枝鎖アルキレン、シクロアルキレン、アリーレンエー
テル又はアルキレンエーテルを示し、 Zは、(a)−O−又は (b)−NH−を示し、そして xは、 0.5ないし 5.0モル%を示す) を有する特許請求の範囲第1項記載のラテックス組成
物。 - 【請求項3】R1が5−ソジオスルホ−1,3−フェニ
レンである特許請求の範囲第2項に記載のラテックス組
成物。 - 【請求項4】前記ポリエステルが次の構造(II)及び
(III) からなる群から選ばれた構造を有する特許請求の範囲第
2項記載のラテックス組成物。
Applications Claiming Priority (2)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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DE69314318T2 (de) * | 1993-04-27 | 1998-04-09 | Agfa Gevaert Nv | Verfahren zum Einfügen von einer Wasserumlöslichen Verbindung in eine hydrophile Schicht |
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DE4433637A1 (de) | 1994-09-21 | 1996-03-28 | Agfa Gevaert Ag | Farbfotografisches Silberhalogenidmaterial |
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US20090228367A1 (en) * | 2008-03-05 | 2009-09-10 | Microblend Technologies, Inc. | Method and apparatus for producing and selling paint remotely |
BR112012003151B1 (pt) | 2009-08-11 | 2021-01-05 | Swimc Llc | composição de revestimento, e, método |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CA1079432A (en) * | 1974-09-17 | 1980-06-10 | Tsang J. Chen | Uniform, efficient distribution of hydrophobic materials through hydrophilic colloid layers, and products useful therefor |
US4097282A (en) * | 1976-10-15 | 1978-06-27 | Eastman Kodak Company | Anionic imino-containing polymeric adhesives for photographic materials |
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JPS5599947A (en) * | 1979-01-24 | 1980-07-30 | Toray Ind Inc | Aqueous disperison of polyester, and its preparation |
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US4247627A (en) * | 1979-10-10 | 1981-01-27 | Eastman Kodak Company | Photographic elements having hydrophilic colloid layers containing hydrophobic ultraviolet absorbers uniformly loaded in latex polymer particles |
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JPS5740525A (en) * | 1980-08-22 | 1982-03-06 | Toyobo Co Ltd | Aqueous dispersion |
DE3036846A1 (de) * | 1980-09-30 | 1982-05-27 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von dispersionen hydrophober substanzen in wasser |
-
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- 1981-07-07 US US06/281,133 patent/US4401787A/en not_active Expired - Lifetime
-
1982
- 1982-06-04 CA CA000404469A patent/CA1175969A/en not_active Expired
- 1982-07-06 DE DE8282401263T patent/DE3270244D1/de not_active Expired
- 1982-07-06 EP EP82401263A patent/EP0069671B1/en not_active Expired
- 1982-07-07 JP JP57117059A patent/JPH0629378B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
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US4401787A (en) | 1983-08-30 |
DE3270244D1 (en) | 1986-05-07 |
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CA1175969A (en) | 1984-10-09 |
EP0069671B1 (en) | 1986-04-02 |
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