JPH05507293A - 非イオン性界面活性剤化合物 - Google Patents

非イオン性界面活性剤化合物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は非イオン性界面活性化合物に関する。
非イオン性界面活性化合物は広範囲の応用に使用することか知られている。例え ば、非イオン性界面活性化合物は表面張力を下げる薬剤、+1!m助剤及び乳化 剤としての用途か見出されている。
ヨーロッパ特許出願公開第0314425号には、写真材料の製造に於いて塗布 助剤及び分散助剤として特に有用である非イオン性界面活性化合物か記載されて いる。
本発明は、公知の化合物の有用な代替物であり、ヨーロッパ特許出願公開第03 14425号の化合物に比較して予想外の利点を育する非イオン性界面活性剤を 提供する。
本発明の非イオン性界面活性化合物は水に可溶性であるか又は分散性であり、親 水性界面活性剤に典型的な性質を示す。例えば、本発明の非イオン性界面活性化 合物は水中の溶液中にあるときには、表面張力を下げ、得られた溶液は容易に発 泡し、疎水性固体表面の濡れ性を改良する。これらの化合物は特に油層の優れた 乳化剤である。非イオン性であるので、荷電した高分子電解質系、例えば、水性 ゼラチンに添加した場合に粘度の上昇を起こさない。イオン性界面活性化合物及 び荷電した高分子電解質を含む分散系に於いて、これらは特に低剪断応力で粘度 を低下させる。
写真用途のための親水性コロイド組成物にアニオン性界面活性剤及び非イオン性 界面活性化合物を含有させることがしばしば必要である。ヨーロッパ特許出願公 開第0314425号に係る化合物を非脱イオン(de−ionized)ゼラ チンの水溶液中でアニオン性界面活性剤と一緒にした場合に、溶液中に望ましく ない曇りが生成する。この問題は、ヨーロッパ特許出願公開第0314425号 の界面活性化合物の代わりに本発明に係る化合物を使用することによって克服で きる。
更に、本発明の化合物は、分散助剤としてアニオン性界面活性剤を使用して作ら れたゼラチン水溶液中の微細な液滴サイズの油の分散液の粘度を低下させる上で 非常に有効である。
本発明の化合物によりもたらされる別の利点は、本発明化合物がヨーロッパ特許 出願公開第0314425号の化合物よりも一層容易に製造されることである。
L’lt化学結合、−0−1−S−1−NH−1−CONH−又は、−SO,N H−であり、 Rは疎水性の置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のシクロアル キル又は置換若しくは非置換のアリール基であり、R′及びR1のそれぞれは独 立に、水素又は炭素数1〜4のアルキル基であり、 a及びbのそれぞれは独立に、0又は1〜3の整数であり(但し、aとbとの合 計は3以下である)、そして、X及びyのそれぞれは独立に3〜7の整数である を有する水可溶性又は水分散性の化合物を提供する。
好ましくは、Rは炭素数6〜36、更に好ましくは炭素数6〜24、最も好まし くは炭素数6〜18である。特に好ましいR基は炭素数6〜18のn−アルキル 基である。
好ましくは、R’及びR2のそれぞれは独立に、メチル、エチル、プロピル又は ブチル基である。
本発明の他の面に従えば、界面活性剤が本発明に係る化合物であることを特徴と する、親水性コロイド及び界面活性剤からなる組成物が提供される。
本発明の化合物は、写真材料の製造に於いて塗布助剤として及び分散助剤として 使用することができる。
写真材料の製造に於いて、親水性コロイドバインダー、好ましくはゼラチンの水 溶液からなる1個又はそれ以上の層で支持体を塗布することが普通である。この ような層には、例えば、ハロゲン化銀乳剤層、中間層、ハレーシラン防止層、フ ィルター層、帯電防止層及び保護層が含まれる。このような層には通常1種又は それ以上の界面活性剤が含まれる。
感光性写真材料に使用される多数の写真添加剤は疎水性である。
油溶性の添加剤は、それを実質的に水不溶性高沸点溶剤中に溶解し、次いで親水 性コロイドの水溶液中に分散させることによって、材料中に含有させることがで きる。分散液の形成は、一般に分散助剤と言われる、適当な界面活性剤を使用す ることによって容易にできる。
このような油溶性添加剤には、画像色素形成性カプラー、色素安定剤、酸化防止 剤及び紫外線吸収剤が含まれる。油溶性写真添加剤を分解させる方法は当該技術 分野でよく知られている。
本発明の界面活性剤は分散助剤として使用することができる。分散液は疎水性材 料を本発明の界面活性剤の存在下に親水性コロイドの水溶液中に分散させること からなる方法により形成できる。
分散助剤として使用する場合には、界面活性剤は分散液の重量基準で041〜5 重量%、好ましくは0.5〜3重量%の量で使用できる。
分散助剤としての用途を加えて、界面活性剤は写真材料の製造に於いて塗布助剤 として使用することができる。写真材料の薄い親水性コロイド層の形成に於いて 、撥水性のスポット又はクレータ−(以下、撥水部と言う)を形成することなく 、均一に塗布する必要がある。撥水部は塗布層中の丸い楕円形状又は普星状のく ぼみ又はクレータ−であり、普通、塗布層の最も上の液−空気界面と接触してお り、塗布工程の間に液−空気界面の表面張力を減少させることかできる、付加物 、不純物又は汚染物の形の、不溶性物質の小さい粒子又は液滴の存在により作ら れる。
本発明の界面活性剤は親水性コロイド層の製造に於いて塗布助剤として使用でき る。親水性コロイド層を含む材料、例えば、写真シート材料を作る方法は、親水 性コロイド及び本発明の界面活性剤を含む水性組成物で支持体を塗布することか らなる。
塗布助剤として使用する場合には、この界面活性剤は、親水性コロイド筒布組成 物の重量基準で、0.01〜1.0、好ましくは0゜05〜0.2重量%の量で 存在していてよい。
好ましい親水性コロイドはゼラチン、例えば、アルカリ処理ゼラチン(牛骨又は 皮ゼラチン)及び酸処理ゼラチン(豚皮ゼラチン)又はゼラチン誘導体、例えば 、アセチル化ゼラチン及びフタル酸化ゼラチンである。他の適当な親水性コロイ ドには、蛋白質、蛋白質誘導体、セルロース誘導体、例えば、セルロースエステ ル、多糖類、例えば、デキストラン、アラビアゴム、ゼイン、カゼイン及びペク チン、コラーゲン誘導体、寒天、(ず粉及びアルブミンのような天然に産出する 物質が含まれる。適当な合成親水性コロイドの例には、ポリビニルアルコール、 アクリルアミドポリマー、マレイン酸コポリマー、アクリル酸コポリマー、メタ クリル酸コポリマー及びポリアルキレンオキシドが含まれる。
本発明の界面活性剤は、イオン含有ゼラチンの溶液、例えば、標準型■骨ゼラチ ンの溶液中に両方を含有させた場合に、アニオン性界面活性剤と良好な相溶性を 示す。この特別のゼラチンには、乾燥ゼラチンに関して3000〜5000pp mの量で存在してもよいカルシウムイオンが含まれる。
本発明の親水性コロイド組成物は、写真材料、特にハロゲン化銀材料の製造に使 用するのに適している。即ち、別の面で、本発明は、その上に上記の親水性コロ イド組成物からなる少なくとも1個の層を育する支持体からなる写真材料を提供 する。好ましい態様に於いて、この写真材料は写真ハロゲン化銀乳剤層を含む。
本発明の写真材料の性質に関する下記の記載に於いて、リサーチディスクロージ + −(Research Disclosure)、1978年12月、It em17643、 (Industrial 0pportunities L td、 、 The Old )Iart+ourmasterf s。
8 North 5treet、 Emsworth、 Hants POIO 7DD、英国により刊行)、を参照する。この刊行物は以下[リサーチディスク ロージャー」として同定する。
本発明の材料は、ネガ梨又はポジ盟のハロゲン化銀乳剤層を含むことかできる。
適当な乳剤及びその製造は、リサーチディスクロージャーI及び■章並びにそれ に引用されている刊行物に記載されている。本発明の要素の乳剤層及び他の層の ための適当なベヒクルは、リサーチディスクロージャー■章及びそれに引用され ている刊行物に記載されている。
カラー写真材料のために、カプラー及びその分散方法についての情報を与える文 献は、それぞれリサーチディスクロージャー■及びX17章に与えられる。色素 形成現像の記述は:’Modern Photographicprocess ing’ 、 2巻、Grant Haist、 Wiley、 New Yo rk、 1978年、Chapter 9に示されている。
本発明の写真材料又はその個々の層には、増白剤(リサーチディスクロージャー 7章参照)、カブリ防止剤及び安定剤(リサーチディスクロージャー■章参照) 、汚染防止剤及び画像色素安定剤(リサーチディスクロージャー■章、■及び5 項参照)、光吸収及び散乱剤(リサーチディスクロージャー1章参照)、硬膜剤 (リサーチディスクロージャーXI章参照)、可塑性及び滑剤(リサーチディス クロージャーX■章参照)、帯電防止剤(リサーチディスクロージャーX1章参 照)、マプト化剤(リサーチディスクロージャーX回章参照)及び現像変性剤( リサーチディスクロージャーXXI章参照)が含まれてもよい。
写真材料はリサーチディスクロージャーX■章及びそれに記載された文献に記載 されているような種々の支持体上に被覆できる。
写真材料は、リサーチディスクロージャーX1章に記載されているように化学放 射線、典型的にはスペクトルの可視領域に露光して、潜像を形成することができ 、次いで、リサーチディスクロージャーX■章に記載されているように処理して 可視色素画像を形成することかできる。可視色素画像を形成するための処理には 、要素を発色現像主薬と接触させて現像性ハロゲン化銀を還元し、その発色現像 主薬を酸化する工程が含まれる。続いて酸化された発色現像主薬はカプラーと反 応して色素を生成する。
ネガ型ハロゲン化銀乳剤では、この処理工程はネガ画像につながる。ポジ(又は 反転)画像を得るために、この工程の前に、露光したハロゲン化銀を現像するか 色素を形成しない非カラー現像剤で現像し、次いで露光しないハロゲン化銀を現 像可能にするために要素の均−力ブリを行う。また、直接ポジ乳剤をポジ画像を 得るために使用することができる。
現像の後で、銀又はハロゲン化銀を除去するための、漂白、定着又は漂白定着、 洗浄及び乾燥の工程を続ける。
本発明の界面活性剤は、適当なジカルボン酸エステルを適当な単糖類アミンと下 記の反応経路に従って反応させることにより製造できる。
(式中、L、R’ 、R”、x及びyは前記定義の通りであり、Alkはメチル のような低級アルキル基である。)好ましくは、この反応は溶剤の不存在下で行 う。反応温度は140〜200℃、更に好ましくは140〜160″Cであって よい。
このジカルボン酸出発物質は多くの方法により製造できる。一つのこのような方 法は下記の反応経路に示される。
(式中、Xはハロゲン原子であり、R,Alk、a及びbは前記定義の通りであ る。)典型的には、ハロゲン化物出発物質は溶液中でジカルボン酸エステルと高 温で反応させる。溶剤、例えば、アルカノールの除去の際に、水を添加でき、粗 生成物をジエチルエーテルの圧下に蒸留により精製できる。
他のこのような方法は下記の反応経路に示される。
(式中、Xはハロゲン原子であり、R及びAlkは前記定義の通りである。)典 型的には、臭化アルキルのようなハロゲン化物出発物質は、溶液中でジカルボン 酸エステルと、水素化ナトリウムのような塩基の存在下に反応させる。適当な溶 剤の例はジメチルホルムアミドである。
下記の式を有する本発明の化合物の製造の詳細な記述を続ける。
mL)に溶解し、溶液を還流下に加熱した。マロン酸ジメチル(20,’OmL 、175ミリモル)を30分間かけて滴加し、次いでl−プロモドデカン(37 ,5mL、156ミリモル)を添加した。
還流を3時間続けた後、混合物を冷却した。溶剤を減圧下に蒸発させ、水(50 mL)を添加し、生成物をジエチルエーテル(3×30mL)中に抽出した。抽 出物を一緒にし、飽和食塩水で洗浄し、乾燥しくMg S 04 ) 、蒸発し た。減圧下で蒸留することにより、無色の液体(33,3g、71%)沸点:0 .05ミリバールで136〜140″Cとして、2−ドデシルジメチルマロネー トが単離された。分光学データはこの生成物と一致した。
デヒド(24,QmL、o、11モル)、ピペリジン(0,4mL。
4ミリモル)及び酢酸(1,15mL、20ミリモル)をベンゼン(20mL) 中に溶解し、水を共沸で除去しながら還流下に加熱した。5時間後、反応物を冷 却し、水(×4)で洗浄し、溶剤を蒸発させた。蒸留して、2−カルボキシメチ ルメチルテトラデセ−2−エノエ−ト(2−carboxymethyla+e thyltetradec−2−enoate)が薄黄色液体(12,31g、 41%)沸点:0.05ミリバールで145〜150℃として得られた。
2−カルボキシメチルメチルテトラデセ−2−エノエート(5゜96g、20ミ リモル)、トリエチルアミン(4mL、29ミリモル)、90%ギ酸(0,88 mL、22ミリモル)及び木炭上の10%パラジウムを、攪拌しながら24時間 95〜100”Cで加熱した。
冷却して、触媒をセライト(Celite)を通して濾別し、ジクロロメタンで 洗浄した濾液を希塩酸(×3)及び食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し 、蒸発させた。真空下で蒸留することにより、ドデシルジメチルマロネートが9 0〜98%の収率で単離された。
(この還元は、メタノール中で水素ガス、木炭上の10%パラジウムでも行うこ とができる)。
2−ドデシルジメチルマロネート(5,0g、17ミリモル)及びN−メチル− D−グルカミン(6,5g134ミリモル)を、−緒に140℃で2,5時rW I窒素下に加熱し、次いで更に2時間減圧下に加熱してメタノールを除去した。
混合物を冷却し、高真空下に12時時間−て、脆い(crisp)固体発泡体と して化合物(1)を得た。
実測値:C,55,44;H,9,56;N:4. 38C2−Hs −N 2 0 + を必要値:C,55,57,H,9,33;N:4.474−ヒドロキ シフタル酸(5,0g、27ミリモル)をメタノール(25mL)に溶解し、濃 硫酸(0,5mL)を添加した。溶解を4.5時間還流し、冷却し、溶剤を蒸発 させた。残渣をジエチルエーテル(75mL)に溶解し、水、飽和重炭酸ナトリ ウム、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて、4− ヒドロキシジメチルフタレートを、静置すると結晶化する液体として得た(10 0%収率)。
上記ジエステル(4,12g、19.6ミリモル)を乾燥DMF(100mL) 中の水素化ナトリウム(0,78g、19.6ミリモル、油中60%分散液)の 洗浄(石油エーテル)した懸濁液に、15分間に亘って数回に分けて添加した。
30分後、臭化ドデシル(4,89g、19.6ミリモル)を添加し、溶液を2 0″cで17時間攪拌した。反応物を水(25QmL)で急冷し、得られた水性 混合物をジエチルエーテル(3X 10 QmL)で抽出した。−緒にしたエー テル抽出液を、水、飽和重炭酸ナトリウム、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム で乾燥し、濾過し、蒸発させた。4−ドデシルオキシジメチルフタレートが、ジ エチルエーテル:石油エーテル(沸点40〜60°C)1:9で溶出するシリカ ゲル(63〜200メツシユ)上のクロマトグラフィーにより、又は、酢酸エチ ル−石油エーテルからの結晶化により、固体(4,4g、60%)として単離さ れた。
この反応はまた、水素化ナトリウムの代わりに、カリウムt−ブトキシド、i、 s−ジアザビシクロ(5,4,、O)ウンデセ−7−エン(DBU)、水酸化ナ トリウム又はナトリウムアルコキシドのような他の塩基を使用して行うことがで きる。(相転移触媒を使用する2相反応として行うとき)テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン又はヘキサンのような他の溶剤を使用することもできる。
■−ドデシルオキシー3,4−ビス(N−メチルグルコンアミド)ベンゼンは、 4−ドデンルオキシジメチルフタレー1−(0,54g。
1.4ミリモル)から、不活性雰囲気中でN−エチルグルカミン(0,56g、 2.86ミリモル)と160″Cで2.5時間加熱することによって製造した。
次いで反応容器を真空(10mmHg)にして全てのメタノールを確実に除去し 、1時間後冷却して吸湿性の固体発泡体として化合物(2)を得た。
本発明の化合物の表面活性を、種々の化合物の水溶液を形成し、表面張力を測定 することによって示した。その結果を下記の表1に示す。
表1 水中20℃での表面張力mN/m n−C* H+z 39.8 34.6−−n −C+oHt+ 33.5 3 4.7 36.7 37.5n −C+*Hts 35゜8 35.9 36. 1 35.9n−C+aHta 34.8 34,534,2 33.9n−C +*H■39.1 39.f 39.(137,7n −C+*Hst 43. 4 43.0 43.0 41.8例2 水中油型乳剤の形成での分散助剤としての本発明の化合物の使用を、以下に例示 する。
4種の本発明の化合物(R=n−claHllI n−C+2His+ n − C,、H□及びn−C+*Hts)を水中の1重量%溶液にした。次いで、得ら れた溶液の10mLアリコートを、油:界面活性剤比が1=1.5:1及びlO :1であるように種々の量のドデカンと混合した。
超音波マイクロチップ(microtip)で3分間子分混合した後、乳化した 混合物を放置した。得られた乳剤の安定性を観察した。全ての系は、乳剤か全て 非常に微細に分散したことを示唆する程度のチンダル散乱のために桃白色の分散 液(半透明)を形成した。これらの乳剤は数日間著しくクリーミングすることな く安定であった。
本発明の化合物のイオン含有ゼラチン及びアニオン性界面活性剤との相溶性は、 下記のように例示した。
10重量%の乾燥ゼラチンに対して3000〜5000ppmのカルシウムを含 む標準型■骨ゼラチンを含む水溶液を形成した。この溶液には、種々の量の、置 換アルキルナフタレンスルホン酸塩である市販のアニオン性界面活性剤Alka nol XC(Dupont)か含まれていた。この溶液にはまた、種々の量の 、本発明の非イオン性界面活を育するヨーロッパ特許出願公開第0314425 号の好ましい非イオン性界面活性剤の1種か含まれていた。
ヨーロッパ特許出願公開第0314425号の界面活性剤を使用して得られた結 果を、下記表2にまとめる。
表2 %Alkanol XC%非イオン性界面 lO%標準■型0、 3 0. 3  曇り 0.3 1 曇り 〔温度40’C) 望ましくない曇った溶液が広範囲のアニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性 剤との組合せで得られる。
反対に、それぞれ、Rがyl−C+aH□である本発明の化合物及びRがn−C ,!H,,である本発明の化合物を使用する同様の実験では、曇りを示さなかっ た。(Rがn−C+tHtsである化合物は、ヨーロッパ特許出願公開第031 4425号の化合物と、化合物の疎水性鎖部分で同じ数の炭素数を含んでいる) 。
従って、本発明の化合物は以前に公知の界面活性剤よりも優れたゼラチン水溶液 中の相溶性の利点を育した。
例4 塗布組成物中で界面活性剤の原料から生じる撥水部を制御する、本発明の化合物 の能力を下記のように試験した。
二つのゼラチン層(その最も上の層は塗布助剤として本発明の化合物を含む)を 、ゼラチンに対する良好な接着性を与えるために適当に下塗りしたポリエチレン テレフタレートフィルムベース上に塗布した。水中骨ゼラチンの4重量%溶液か らなる底層を85.4mL / m ”で塗布した。上層は、無色の色素マーカ ー、即ち、試験下に界面活性化合物の撥水部及び量を誘導するための汚染物質と してオレイン酸lppmを含む、水中骨ゼラチンの7重量%溶液を含んでいた。
上層は14.2mL/m’の塗布用で適用した。両方の層は、40℃の温度で、 吸引をかけた従来のダブルスライドホッパー及び15m/分の線状塗布速度を使 用して同時に適用した。
実験の各系列について、塗布助剤は、上層用の塗布溶液の重量基準で0.05〜 0.20重量%の範囲内の量で使用した。
表3 0.05 N N C” C” 上記の表で、Nは塗布物が多くの撥水部で覆われ、Cは撥水部が作られなかった こと、即ち撥水部の完全な対照を示した。Coは撥水部の実際的な対照を示した 。即ち、時折の単一の撥水部(singlerepellencies)のみが メートル当り1個又は2個のオーダーで観察された。
従って、塗布用の本発明の好ましい化合物は、低濃度で非常に有効に撥水部を制 御する。
例5 本発明の化合物は、アニオン性界面活性剤を含むゼラチン水溶液中の油分散液の レオロジーを変性するために使用できる。
分散助剤として単純なアニオン性界面活性剤を使用して作ったゼラチン水溶液に 於ける微細な液滴サイズの油の分散液は、特に低剪断速度で高い粘度を示す傾向 がある。適当なレベルの本発明の非イオン性界面活性剤は、このような系で粘度 を著るしく低下させることかできる。
このことを示すために、しオロジー測定のために下記の乳剤を調製した。各試料 には、フタル酸ジデシル7.5部及び7%ゼラチン水溶液92.5部十界面活性 剤が含まれていた。
表4 各試料、A−EloomLを水溶中で50°Cに加熱した。次いで各試料を、ポ リトン(Polytron)ホモジナイザー(型式番号PTIO−35)を使用 して最大剪断応力で60秒間予予備台した。最終の乳化は、4.1バールの空気 圧及び50℃の水溶温度で操作したマイクロフルイディックス°Microfl uidfser’ (型式番号110R)により予備混合した試料を操作するこ とによって完結した。各試料は、系内の水を除去するために初めの9個の(ピス トンの)ポンプを除いた後、回りに循環した。循環度合は、ポンプの数を60個 に制限することによって固定した。試料を捕集し、Bohlin VORレオメ ータ−を使用して粘度を40℃で測定した。その結果を下記表5に示す。
表5 A 60 +/−559+/−548+/−4895+/−1085+/−56 0+/−2C115+/−888+/−757+/−2D 145 +/−15 114+/−567+/−6E 183 +/−4139+/−481+/−2 上記の測定値は明らかに、非イオン性界面活性剤の存在が、特に低い剪断速度で 、フタル酸ジデシル/Alkanol−XC/ゼラチン水溶液分散液の粘度を著 しく低下させることを示している。この分散液は、非イオン性界面活性剤の濃度 が増加した場合に、剪断応力への依存性が少なくなる(即ち、更にニュートン性 になる)ことも明らかである。
要約書 L′は化学結合、−〇−1−S−1−NH−1−CONH−又は−SO,NH− であり、 Rは疎水性の置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のシクロアル キル又は置換若しくは非置換のアリール基であり、R1及びR1のそれぞれは独 立に、水素又は炭素数1〜4のアルキル基であり、 a及びbのそれぞれは独立に、0又は1〜3の整数であり(但し、aとbとの合 計は3以下である)、そして、X及びyのそれぞれは独立に3〜7の整数である )を有する非イオン性界面活性化合物が提供される。
これらの写真材料の製造に於いて、塗布助剤又は分散助剤として使用できる。
国際調査報告 。、ア1、。。、7.、。、、。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Lは、 ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼;であり 、 L′は化学結合、−O−、−S−、−NH−、−CONH−又は−SO2NH− であり、 Rは疎水性の置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のシクロアル キル又は置換若しくは非置換のアリール基であり、R1及びR2のそれぞれは独 立に、水素又は炭素数1〜4のアルキル基であり、 a及びbのそれぞれは独立に、0又は1〜3の整数であり(但し、aとbとの合 計は3以下である)、そして、X及びyのそれぞれは独立に3〜7の整数である )を有する水可溶性又は水分散性の化合物。 2.Rが6〜36個の炭素原子を含む請求の範囲第1項記載の化合物。 3.Rが炭素数6〜18のn−アルキル基である請求の範囲第1項記載の化合物 。 4.R1及びR2のそれぞれが独立に、メチル、エチル、プロピル又はブチル基 である、上記の請求の範囲の何れか1項に記載の化合物。 5.aが0であり、bが0である、上記の請求の範囲の何れか1項に記載の化合 物。 6.塗布助剤が上記の請求の範囲の何れか1項に記載の化合物であることを特徴 とする、塗布助剤を含有する親水性コロイド組成物。7.分散助剤が請求の範囲 第1項〜第5項の何れか1項に記載の化合物であることを特徴とする、塗布助剤 を含有する親水性コロイド組成物。 8.親水性コロイドがゼラチンである請求の範囲第6項又は第7項記載の組成物 。 9.ゼラチンがイオン含有ゼラチンである請求の範囲第8項記載の組成物。 10.アニオン性界面活性剤からなる請求の範囲第6項〜第9項の何れか1項に 記載の組成物。 11.少なくとも1個の感光性ハロゲン化銀乳剤層及び少なくとも1個の請求の 範囲第6項〜第10項の何れか1項に記載の親水性コロイド組成物からなる層を 有する支持体を含んでなる写真材料。
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