JPH06293469A - 糸巻回装置 - Google Patents

糸巻回装置

Info

Publication number
JPH06293469A
JPH06293469A JP5142344A JP14234493A JPH06293469A JP H06293469 A JPH06293469 A JP H06293469A JP 5142344 A JP5142344 A JP 5142344A JP 14234493 A JP14234493 A JP 14234493A JP H06293469 A JPH06293469 A JP H06293469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding device
shaft
friction
yarn winding
friction wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5142344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3431664B2 (ja
Inventor
Erich Bock
エーリッヒ、ボック
Hermann Adolf
ヘルマン、アドルフ
Romeo Pohn
ロメオ、ポーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau AG
Original Assignee
Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau AG filed Critical Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau AG
Publication of JPH06293469A publication Critical patent/JPH06293469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3431664B2 publication Critical patent/JP3431664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/40Arrangements for rotating packages
    • B65H54/42Arrangements for rotating packages in which the package, core, or former is rotated by frictional contact of its periphery with a driving surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/40Arrangements for rotating packages
    • B65H54/46Package drive drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/53Auxiliary process performed during handling process for acting on performance of handling machine
    • B65H2301/531Cleaning parts of handling machine
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2407/00Means not provided for in groups B65H2220/00 – B65H2406/00 specially adapted for particular purposes
    • B65H2407/50Means for protecting parts of handling machine
    • B65H2407/51Means for making dustproof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Friction Gearing (AREA)
  • Winding Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ故障し難く構成され、稼働している
状態で保守、修理を行うことができ、侵入する異物に対
して故障をもたらさない構成の糸巻回装置を提供するこ
と。 【構成】 差動駆動装置が少なくとも1個の摩擦輪2を
有する摩擦駆動装置として形成されていることを特徴と
する糸巻回装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はシャフト上に並列配置された複数
個の自由回転可能部材と、シャフトと共に回転するよう
にこれと部分的に結合された少なくとも1個の部材とを
差動駆動装置により相互に結合するようになされ、かつ
スプール、ことに円錐状スプールを摩擦により駆動回転
させる回転可能ローラを有する糸巻回装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】ヨーロッパ特許出願公開63690号公報
から、回転スリーブ上に糸を巻回するために、共通する
被駆動シャフト上に連続的に配列装着された複数円筒状
回転部材を包囲する回転可能摩擦ローラを使用すること
は公知てある。このような回転部材は、シャフト上に固
定的に結合され、これにより摩擦輪が駆動される。この
摩擦ローラと結合された状態のスリーブないしスプール
は、回転可能摩擦ローラ上に在って、これにより駆動回
転せしめられる。円錐状スリーブないしスプールをも回
転させ得るように、摩擦ローラは差動駆動部材を有し、
これにより両端が異なる周速度を示すスプールを駆動す
ることができる。摩擦ローラ駆動のため、その中間部部
分が、駆動軸に接続されている。摩擦ローラの両端部分
は、駆動軸に対向して回転し得るようになされている。
【0003】西独特許出願公告3446259号公報か
ら、駆動軸に固定装着された部分が、駆動軸に対して自
由回転可能の被覆部材を具備することは公知である。
【0004】また西独特許出願公開3616406号公
開公報から、駆動シャフトと共に回転可能の歯車を両回
転可能部材の対応する歯車と噛合する傘歯車とすること
は公知である。なお、両これには回転可能部材間に、糸
もしくは繊維くずなどの塵埃が侵入しないようにするた
め、ラビリンスが設けられている。
【0005】西独特許3823403号により、摩擦輪
の駆動軸スプールローラの軸に平行に設けられている摩
擦輪駆動装置も公知である。しかしながら、この駆動装
置は、脆弱で僅かな負荷しか掛け得ない欠点を有する。
構造的に、比較的小径の摩擦輪のみを使用し得るに止ま
る。摩擦輪と作動面間における対向圧力が保証されてい
ない。
【0006】チェコスロバキア特許出願公告26195
0号公報から、摩擦による伝動手段を有する差動駆動装
置が設けられている、円錐状スプール用の糸巻回装置は
公知である。この駆動シャフトには、これと共に回転す
る環状体が設けられており、これは球体に嵌合する凹陥
部を有する。回転部材の摩擦面がこれに接触している。
駆動シャフトに関して移動可能に支承された軸受けに対
して、軸線方向の力が発条により付与され、これにより
一方の回転部材が球体を介して他方の回転部材に回転力
を伝達する。しかしながら、この公知の摩擦駆動装置
は、大きな内部摩擦を有する欠点がある。さらに定常的
な伝動割合の保持が保証されない欠点を有する。接触面
間には単に点接触が存在するに過ぎないからである。球
体用の半径方向における構成空間の制約から、比較的小
さい球体が使用され得るに止まり、伝動割合はさらに低
下せしめられる。
【0007】また西独特許出願公開4040650号公
報から、同様に回転部材軸線方向に移動可能に軸承され
ている差動歯車伝動装置は公知である。この軸線方向移
動性は、伝動装置がその周囲に対してもはや充分に密封
され得なくなる事態を招来する。この糸巻回装置は、浄
化処理のために停止されねばならない。歯車伝動装置
が、回転部材の一方が駆動の間静止することを許容しな
いからである。このような場合、高速回転のため回転部
材の伝動が阻害されるおそれがある。
【0008】このような公知の糸巻回装置において、運
動伝達のために通常な歯車装置が使用される。しかしな
がら、にはコストが高くかつ脆弱であり、巻回ローラの
正確な調整が必要であり、また高速回転に適しないとい
う欠点がある。例えば巻回ローラの一部の間隙から侵入
する糸のような異物を除去するため巻回ローラ部分を例
えば手で停止させる場合など、ことに高速回転には不向
きである。このような場合、高負荷が掛かって、これに
より歯車伝動装置に故障が生ずるおそれもある。またこ
れら従来技術において開示されている摩擦伝動は、上述
した欠点の故に実際上の使用には不適当である。
【0009】従来技術による糸巻回装置のさらに他の欠
点は、異物、例えば引込まれた糸により、機能が停止せ
しめられる。すなわち、駆動装置ないし伝動装置に例え
ば糸が詰まることにより、さらには糸が摩擦輪の両部分
間の隙間にからみつくことにより、機能が停止し、摩擦
ローラ体がその全範囲にわたり同じ周速度で回転するに
至る。公知装置のさらに他の欠点は、保守、修理の際に
例えば伝動装置の範囲において、あるいは摩擦ローラの
両部分間において処理し得るようにするため、被駆動シ
ャフトを停止せしめねばならないことである。さらに、
保守、修理のため摩擦ローラは、少なくとも部分的に分
解されねばならず、これには時間が掛かる。従って巻回
装置全体が長時間にわたり休止状態に置かれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にか
んがみて、本発明の目的とするところは、従来技術の欠
点をもたらさず、簡単かつ故障し難く構成され、稼働し
ている状態で保守、修理を行うことができ、侵入する異
物に対して故障をもたらさない構成の糸巻回装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】しかるに上述の目的は、
差動駆動装置が少なくとも1個の摩擦輪を有する摩擦駆
動装置として形成されていることを特徴とする糸巻回装
置により達成され得ることが、本発明者らにより見出さ
れた。
【0012】摩擦ローラ駆動用シャフトと共に回転する
摩擦輪を使用することにより、高速回転に適当であり、
簡単な構成を可能とする。廉価でありかつ強固な装置が
もたらされ得る。このような摩擦ローラの使用により、
伝動装置は高速回転に対して安定的であり、従って故障
をもたらすことなく、伝動装置各部における目詰まりも
回避され得る。摩擦輪により駆動される伝動装置部分が
発条手段によりこの摩擦輪に押圧されている本発明装置
において、このような摩擦輪の使用により個々の伝動装
置各構成部分は簡単に分解され得る。
【0013】伝動装置における複数摩擦輪の使用によ
り、巻回装置各部における均斉な負荷がもたらされる。
シャフトと共に回転する摩擦ローラ構成部材周囲に装着
される外皮様被覆部材の使用により、スプールはこの摩
擦ローラ部分における平坦な支承面を持ち得る。さらに
また、これがシャフトと強固に結合されて回転され、同
時にシャフトに対し回転可能に支承されることが可能と
なる。また摩擦輪の軸をシャフトと直交するように配置
することにより、摩擦輪と協働作用する部分のための回
転方向の転換を不必要ならしめ得る。駆動輪軸とシャフ
トと平行に配置していた従来技術においては、内方歯車
と外方歯車の噛合によるか、あるいは追加的歯車を使用
することにより回転方向の転換が行われていた。摩擦輪
の運動面ないし対向面における弯曲面により、良好な回
転特性がもたらされる。また運動面の少なくとも一方に
弾性材料を使用することにより、良好な摩擦挙動がもた
らされ、伝動装置における良好な制振が達成される。
【0014】シャフトと共に回転する部材は、摩擦輪の
固定手段(シャフトないしスリーブに対する)により簡
単に構成され、これ自体が同時に摩擦輪の軸として構成
することが特に有利である。このシャフトと共に回転す
る部材を支承するためのスリーブを使用することによ
り、この固定手段はこのスリーブに固定され得る。
【0015】摩擦輪が例えば合成樹脂から成る本体部分
を有し、これが運動面を構成することが特に有利であ
る。運動面が弾性材料により形成されることにより、運
動挙動に良好な影響をもたらす。さらに運動面はその固
有の張力により本体部分に対する良好な当接をもたら
す。ことにこの構成部材を例えばOリングのように環状
に形成するのが好ましい。摩擦輪を支承するためには簡
単かつ低コストのすべり軸承けを使用することが好まし
い。またボールベアリングを使用するのも有利である。
ことにこれら軸承けの、シャフトと反対側の面上に密封
部材を設けて、軸承けの潤滑剤が遠心力により軸承けか
ら逸出するのを阻止し得るようにするのが有利である。
【0016】また摩擦輪は、外皮様被覆部材と、シャフ
トと共に回転する部材との間の間隔よりも大きい寸法の
直径を有するのが好ましい。これにより伝動装置の運動
挙動が良好ならしめられる。本発明による糸巻回装置
は、これにより半径方向における小さい空間内に大きな
摩擦輪を収納することができる。一般的な糸巻回装置に
おいて、巻回ローラ外径は10mmから55mmの範囲
になされるのが適当である。
【0017】摩擦ローラの両自由回転可能部材を弾性部
材、例えば1個もしくは複数個の発条で相互に近接する
方向に押圧することにより、伝動装置は自己調節を行い
得る。これにより摩擦輪の駆動は、相互に協働作用する
面の適当な負荷で行われる。さらに自由回転可能部材
(上述したようにこの「自由」とは、シャフトの回転と
は無関係に回転し得ることを意味する)の軸方向移動を
可能ならしめる。これは自由回転可能部材と摩擦ローラ
の他方の本質的構成部材である摩擦輪との間の間隙空間
を拡大することができ、例えば挾持された糸片ないし繊
維はこれにより除去され得る。この除去は本発明装置の
稼働中、ななわちシャフトの回転中に行われ得る。差動
駆動を摩擦輪駆動として構成することにより、両作用部
材間の間隙拡大により、駆動はそのまま継続され、何の
問題もなく再び縮少され当接される。本発明による摩擦
輪駆動は、その際に生起する回転速度差をスベリにより
問題なく克服する。弾性材料により軸方向にもたらされ
る力は、これら部材の軸方向移動が可能であるように調
整されるのが適当である。摩擦ローラを構成する自由回
転可能部材は、シャフトもしくはその外周面に設けられ
たスリーブ上に固定されているローラベアリング上に支
承されるのが好ましい。さらにこの軸承けと上記部材の
間に弾性部材を挿入装着して、自由回転可能部材の軸承
け上における軸方向移動を可能ならしめるのが好まし
い。これにより両者間の間隙を拡大して、挾持された異
物が除去され得る。この弾性部材は、軸方向移動した自
由回転可能部材はこの位置に一時的に在るが、やがて旧
位置に復帰し得るようにんたくされ、設置されるのが好
ましい。
【0018】本発明による糸巻回装置において、自由回
転可能部材と、シャフトと共に回転し得る部材との間に
密封部材を設けるのが好ましい。これは間隙充填材、す
なわち接触密封部材であるのが好ましい。これにより異
物、例えば塵、埃、糸、繊維などが内部、例えば巻回ロ
ーラ伝動装置内に侵入するのを阻止される。ことにこれ
ら両部材間に捕集域あるいは空間が設けられる場合には
2個の密閉部材を使用することが好ましい。この場合の
捕集域は第1密封部材を通過して来た異物を収納し、僅
かでも異物が自由回転可能部材とシャフトと共に回転す
る部材との間に詰まるのを阻止する作用をなす。この接
触的密封部材は、さらに内部にまで侵入する異物の量を
減少させる。
【0019】本発明による糸巻回装置には、保守、修理
装置を設けるのが好ましい。これは糸巻回装置の静止部
分に固定され、発条により作動されるブレーキシューを
具備し、自由回転可能部材をまず制動し、次いで軸方向
に移動させる。異物を捕集域から除去する。これは紡糸
機ないし糸巻回装置の休止時に行うのがことに好まし
い。
【0020】
【実施例】以下において添付図面に則して本発明をさら
に具体的に説明する。
【0021】図1における摩擦ローラ1は、2個の自由
回転可能部材11と、被駆動シャフトと共に回転する部
材12とから本質的に構成されている。このシャフトと
共に回転する部材12は、ねじ固定部材22によりスリ
ーブ14に固定結合されている摩擦輪2から実質的に構
成されている。本実施態様において、2個の摩擦輪2は
スリーブ14に固定されており、摩擦ローラ1の差動駆
動部材が同時に作動することが保証される。この差動駆
動部材は、両自由回転可能部材11の対向面と協働作用
する摩擦燐2により形成される。シャフト15と共に回
転する部材12は、被覆部材13により被覆されてお
り、この被覆部材はスリーブ14に固定され、被駆動シ
ャフト15と同様に固有の回転数で回転せしめられる。
図2から認められるように、被覆部材13は分割可能に
結合されており、従って紡糸機休止状態においてこれを
分解し、保守のために摩擦輪2を取外ずすことは、簡単
かつ迅速に行われ得る。部材12の左方および右方に配
置されている両自由回転可能部材11の対向面21は、
摩擦輪2に当接している。軸承け5上に支承されている
弾性部材(発条)3により、部材11の対向面21は摩
擦輪2に押圧されている。この部材11は、軸承け5の
外方リング上に支承されており、この軸承けは固定部材
51により、またスリーブ14の段部52との当接によ
りこのスリーブ上に固定されている。自由回転可能部材
11の軸承け5の外方リング上への装着は、2個の弾性
中間部材、例えばOリングにより行われ得る。この装着
態様により、自由回転可能部材11の軸承け5の外方リ
ング上における軸方向移動を可能ならしめる。この軸方
向移動は、ラビリンス4および記憶装置41が、摩擦輪
の側面と近接するように行われ得る。両部材11、12
を担持するスリーブ14は、紡糸機ないし糸巻回装置に
沿って延びるシャフト上に装着され、挾持リング6によ
り固定される。
【0022】自由回転可能部材11の外周面に摩擦被覆
111が設けられ、駆動されるべきスプールを保持支承
する。図1において、2種類の別個の摩擦輪2が示され
ており、その上摩擦輪はボルト固定部材22にすべり軸
承される本体部分23を有し、下方摩擦輪の本体部分は
ロールベアリングから成る。本体部分23には摩擦輪2
の運動面が当接している。本実施態様においてこれは弾
性材料で構成されており、自由回転可能部材11の平坦
対向面21と協働作用する。なお対向面21を対応する
弯曲面に構成することもできる。摩擦輪2の軸はスリー
ブ14に対し直交して固定され、また図示されていな
い、スリーブ14上のシャフトに対して直交する。この
ような摩擦輪差動駆動部材の軸の直交配置は、ことに簡
単で低コストの構成を可能とする。このような構成によ
り、単一駆動部材で左方自由回転可能部材11に対し
て、左方自由回転可能部材の逆方向回転を行わせ得る。
【0023】記憶装置41は、摩擦輪2に対しラビリン
ス4により遮断されるのみでなく、さらに各自由回転可
能部材11に密封リング42を設けることにより、駆動
装置内部空間の、塵埃その他記憶装置に侵入する小粒子
に対する追加的遮断が行われる。
【0024】シャフト15と共に回転する部材12に対
する挙動において、自由回転可能部材11は、迅速にも
しくは徐々に回転し、両端において異なる周速度を有す
る円錐形スプールは、均斉なこのような周速度で駆動回
転せしめられる。ことに摩擦輪の直交軸配置で結合され
た差動駆動装置の一部としての、摩擦輪の使用により、
特に簡単な、場所をとらない安定的差動駆動装置が、本
発明摩擦輪により構成される。
【0025】同時にこれにより差動駆動装置に過大な負
荷をかけることなく、自由回転可能部材の静かな作動が
行われ得る、すなわち、本発明摩擦輪は、一方の自由回
転可能部材と、他方の自由回転可能部材との間におい
て、対応する高回転数が達成される。自由回転可能部材
11の上述した軸方向移動可能性により、高コストを必
要とすることなく、記憶装置41を塵埃の侵入から遮断
し、しかもこれは紡糸機操業の間、終始行われ得る。こ
れにより両自由回転可能部材は、同時に、もしくは相前
後して外方へ向けて移動せしめられ、従って両自由回転
可能部材の同時的封鎖が、摩擦輪2の対向面21におけ
る摺動により均等化される。自由回転可能部材の一方
が、まず静止保持され、記憶装置41が浄化され、次い
で再び常態位置に押戻され、その後他方の自由回転可能
部材が移動し、保守、整備されるのが好ましい。
【0026】図2は図1における摩擦輪2の軸線方向横
断面図であって、これから被覆部材13が分割可能に組
立てられていることが明瞭に認められる。これらはボル
ト131によりスリーブ14に固定保持される。スリー
ブは前述したように摩擦ローラに回転可能に装着されて
いる被駆動シャフト15上に設けられている。
【0027】図3は保守ないし修理装置7を図示してお
り、これは機枠の円柱体71に装着され、2個のブレー
キシュー80、81により、摩擦ローラ1の自由回転可
能部材11に抱持され、静止状態に保持される。ブレー
キシューの半径方向制動力は発条85により生起せしめ
られ、自由回転可能部材が制動状態で損傷されないよう
になされる。ブレーキシューの解除は、ねじ86により
発条85を圧縮することにより行われる。保守装置7の
紡糸機ないし糸巻回装置への装着は、その実施態様に対
応して選択されることができ、図示の場合のように必ず
しも塩枠円柱体の抱持に限定されるものではない。
【0028】図4は糸巻回装置ないし摩擦ローラ1の一
部分を示すものであって、自由回転可能部材11と、シ
ャフト15と共に回転する部材12とは、共にスリーブ
14上に配置され、このスリーブは図1につき示したよ
うにシャフト15上に押圧され、装着されている。摩擦
輪2はボールベアリング軸承され、その固定ねじ22に
よりスリーブ14に固定されている。摩擦輪2の運動面
24はラバーリングで構成され、適当な手段で摩擦輪に
固定されている。摩擦輪2のボールベアリングは密閉盤
体28を有し、これは軸承けのシャフトと反対側の面に
設けられ、これによりスリーブないしシャフトの周面に
おける摩擦輪2の回転作用により軸承けから潤滑油を駆
出することが阻止される。自由回転可能部材11にバッ
ファないしストッパ111を設け、これにより部材11
が軸方向移動することが制約される。本実施態様におい
てこの部材11の汚れは簡単に除去され得る。汚れがこ
とに甚だしい場合には、シャフトを停止させ、前述した
ようにスリーブ上のねじにより固定して汚れを除去す
る。回転部材11のシャフトと共に回転する部材12に
対する密閉を行うため、ラビリンスに類似する構成と
し、追加的密閉手段42を設ける。塵埃の侵入を阻止す
るため、この密閉手段は間隙48の形態で設ける。この
間隙は、自由回転可能部材11の外面と、シャフトと共
に回転する被覆部材13の外面との間に形成される。非
接触密閉部材48の背後にある塵埃ないし汚れの侵入方
向において、密閉リングの形態における接触密閉部材4
2が設けられる。これにより塵埃が糸巻回装置、すなわ
ち摩擦ローラ内にまで侵入することが阻止される。非接
触密閉部材48と接触密閉部材42の間には、記憶装置
41が配置されており、ことに繊維、糸その他の塵埃が
滞留するおそれがある。侵入は完全には阻止し得ないの
で、自由回転可能部材の回転可能性を阻害する事態は、
塵埃が少量である限り生起しないことが、記憶装置によ
り保証されることになる。自由回転可能部材11の相対
的回転運動の阻害は、捕集域41が塵埃で充満された場
合に始めて生起する。しかしながら、このような大量の
侵入塵埃量の場合にみ始めてこの事態が生起するに過ぎ
ないのであるから、本発明装置は少量の塵埃が非接触密
封部材48を超えて侵入している場合でも、長時間にわ
たり支障なく操業可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による糸巻回装置における摩擦ローラの
縦断面図である。
【図2】図1のローラの横断面図である。
【図3】本発明における摩擦ローラ用保守装置の側面図
である。
【図4】巻回ローラの一部の拡大尺断面図である。
【符号の説明】
1‥‥摩擦ローラ 2‥‥摩擦輪 3‥‥弾性部材(発条) 4‥‥ラビリンス 5‥‥軸承け 11‥‥自由回転可能部材 111‥(上記部材)の摩擦被覆 12‥‥(シャフト15と共に回転する)部材 13‥‥被覆部材 14‥‥スリーブ 15‥‥被駆動シャフト 21‥‥(部材11における)対向面 22‥‥(部材12の)固定部材 23‥‥(部材12の)本体部材 24‥‥運動面(部材2ないし12の) 41‥‥(異物の)捕集域 42‥‥接触密封部材 48‥‥非接触密封部材 80,81‥‥ブレーキシュー 85‥‥発条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーリッヒ、ボック ドイツ連邦共和国、8071、ヴェトシュテー テン、ローゼンシュトラーセ、11 1/2 (72)発明者 ヘルマン、アドルフ ドイツ連邦共和国、8070、インゴルシュタ ット、テンクシュトラーセ、30 (72)発明者 ロメオ、ポーン ドイツ連邦共和国、8070、インゴルシュタ ット、ヴァイヒェリンガーシュトラーセ、 142

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト上に並列配置された複数個の自
    由回転可能部材と、シャフトと共に回転するようにこれ
    と部分的に結合された少なくとも1個の部材とを差動駆
    動装置により相互に結合するようになされ、かつスプー
    ル、ことに円錐状スプールを摩擦により駆動回転させる
    回転可能ローラを有する糸巻回装置であって、差動駆動
    装置が少なくとも1個の摩擦輪(2)を有する摩擦駆動
    装置として形成されていることを特徴とする糸巻回装
    置。
  2. 【請求項2】 周面において均等に分割され、配置され
    て1対の摩擦輪を構成するようになされた複数個の摩擦
    輪(2)が設けられていることを特徴とする、請求項
    (1)による糸巻回装置。
  3. 【請求項3】 摩擦輪(2)が、シャフト(15)に対
    し直交する軸(12、22)を中心として回転可能に装
    着されていることを特徴とする、請求項(1)あるいは
    (2)による糸巻回装置。
  4. 【請求項4】 摩擦輪(2)が、シャフト(15)と共
    に回転する、摩擦ローラ(1)の構成部材(12)に隣
    接して設けられることを特徴とする、請求項(1)から
    (3)のいずれか1項による糸巻回装置。
  5. 【請求項5】 シャフト(15)と共に回転する部材
    (12)が、実質的に摩擦輪(2)用の固定部材(2
    2)から構成されていることを特徴とする、請求項
    (1)から(4)のいずれか1項による糸巻回装置。
  6. 【請求項6】 シャフト(15)と共に回転する部材
    (12)が、外皮様被覆部材(13)を有することを特
    徴とする、請求項(1)から(5)のいずれか1項によ
    る糸巻回装置。
  7. 【請求項7】 摩擦ローラ(1)の構成部材(11、1
    2)を支承するためのスリーブが設けられていることを
    特徴とする、請求項(1)から(6)のいずれか1項に
    よる糸巻回装置。
  8. 【請求項8】 摩擦輪(2)の運動面が弯曲面をなして
    いることを特徴とする、請求項(1)から(7)のいず
    れか1項による糸巻回装置。
  9. 【請求項9】 摩擦輪(2)がその運動面(24)を外
    表面とする本体部分(23)から構成されることを特徴
    とする、請求項(1)から(8)のいずれか1項による
    糸巻回装置。
  10. 【請求項10】 運動面(24)を外表面とする本体部
    分(23)が、環状弾性材料から構成されることを特徴
    とする、請求項(9)による糸巻回装置。
  11. 【請求項11】 摩擦輪(2)がすべり軸承けにより支
    承装置されていることを特徴とする、請求項(1)から
    (10)のいずれか1項による糸巻回装置。
  12. 【請求項12】 摩擦輪(2)がボールベアリング軸承
    されていることを特徴とする、請求項(1)から(1
    0)のいずれか1項による糸巻回装置。
  13. 【請求項13】 ボールベアリングがそのシャフト(1
    5)と反対側の面に密封部材(28)を有することを特
    徴とする、請求項(12)による糸巻回装置。
  14. 【請求項14】 摩擦輪(2)が、スリーブ(14)も
    しくはシャフト(15)と、被覆部材(13)との間の
    間隔よりも大きい寸法の直径を有することを特徴とす
    る、請求項(1)から(13)のいずれか1項による糸
    巻回装置。
  15. 【請求項15】 摩擦輪(2)が10mmから55mm
    の範囲の直径を有することを特徴とする、請求項(1)
    から(14)のいずれか1項による糸巻回装置。
  16. 【請求項16】 シャフト(15)に対して自由回転可
    能の少なくとも1個の、摩擦ローラ(1)の構成部材
    (11)が、弾性部材(3)により、シャフト(15)
    と共に回転する部材(12)に対して押圧されているこ
    とを特徴とする、請求項(1)から(15)のいずれか
    1項による糸巻回装置。
  17. 【請求項17】 摩擦ローラ(1)を構成する少なくと
    も1個の自由回転可能部材(11)が、軸方向移動可能
    に構成されていることを特徴とする、請求項(16)に
    よる糸巻回装置。
  18. 【請求項18】 弾性部材(3)が、摩擦ローラ(1)
    を構成する自由回転可能部材(11)が、軸方向に移動
    可能に構成されていることを特徴とする、請求項(1
    6)もしくは(17)による糸巻回装置。
  19. 【請求項19】 自由回転可能部材(11)が、軸承け
    (5)を介して、シャフト(15)と結合されているこ
    とを特徴とする、請求項(1)から(18)のいずれか
    1項による糸巻回装置。
  20. 【請求項20】 自由回転可能部材(11)が、弾性部
    材(52)を介して、その軸承け(5)と結合されてい
    ることを特徴とする、請求項(1)から(19)のいず
    れか1項による糸巻回装置。
  21. 【請求項21】 弾性部材(52)が、自由回転可能部
    材(11)の軸方向移動に抵抗する力を有することを特
    徴とする、請求項(20)による糸巻回装置。
  22. 【請求項22】 自由回転可能部材(11)を軸承けす
    るための軸承け(5)が、シャフト(15)もしくはス
    リーブ(14)上に固定されていることを特徴とする、
    請求項(1)から(21)のいずれか1項による糸巻回
    装置。
JP14234493A 1992-06-12 1993-06-14 糸巻回装置 Expired - Fee Related JP3431664B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4219261.7 1992-06-12
DE4219261 1992-06-12
US08/073,860 US5441207A (en) 1992-06-12 1993-06-08 Differential gear winding device for bobbins

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06293469A true JPH06293469A (ja) 1994-10-21
JP3431664B2 JP3431664B2 (ja) 2003-07-28

Family

ID=25915625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14234493A Expired - Fee Related JP3431664B2 (ja) 1992-06-12 1993-06-14 糸巻回装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5441207A (ja)
EP (1) EP0573953B1 (ja)
JP (1) JP3431664B2 (ja)
CZ (1) CZ283770B6 (ja)
DE (1) DE4319031C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012096665A1 (en) * 2011-01-13 2012-07-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Spindle

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9317052U1 (de) * 1993-11-08 1994-01-13 W. Schlafhorst AG & Co, 41061 Mönchengladbach Antriebsrolle für den rotatorischen Friktionsantrieb einer Textilspule
DE10250788A1 (de) * 2002-10-30 2004-05-19 Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau Ag Reibwalze zum Antrieb einer Spule
DE10257231A1 (de) * 2002-12-07 2004-06-24 Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau Ag Reibbelag für Reibwalze zum Antreiben einer Spule an einer Textilmaschine

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3264844D1 (en) * 1981-04-24 1985-08-29 Rieter Ag Maschf Device for winding a yarn
DE3446259A1 (de) * 1984-12-19 1986-06-19 W. Schlafhorst & Co, 4050 Mönchengladbach Wickelvorrichtung fuer eine konische kreuzspule
US4695800A (en) * 1985-06-06 1987-09-22 Technicare Corporation Non harmonic NMR spin echo imaging
IN167890B (ja) * 1986-01-29 1991-01-05 Rieter Ag Maschf
DE3616406A1 (de) * 1986-05-15 1988-02-11 Schlafhorst & Co W Wickelvorrichtung fuer durch friktion angetriebene kreuzspulen
CS261950B1 (cs) * 1987-04-27 1989-02-10 Andrej Vajda Hnací válec pro pohon navíjené kuželové cívky
DE3823403A1 (de) * 1988-07-09 1990-01-11 Schlafhorst & Co W Antriebseinrichtung fuer eine kreuzspule
DE4040650C2 (de) * 1990-12-19 1998-07-09 Schlafhorst & Co W Spultrommel für konische Kreuzspulen

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012096665A1 (en) * 2011-01-13 2012-07-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Spindle
US9403652B2 (en) 2011-01-13 2016-08-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Spindle
US10239719B2 (en) 2011-01-13 2019-03-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Spindle

Also Published As

Publication number Publication date
DE4319031A1 (de) 1993-12-16
JP3431664B2 (ja) 2003-07-28
US5441207A (en) 1995-08-15
EP0573953A2 (de) 1993-12-15
EP0573953B1 (de) 1998-04-22
DE4319031C2 (de) 1996-05-30
CZ113293A3 (en) 1994-01-19
EP0573953A3 (de) 1995-06-28
CZ283770B6 (cs) 1998-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4773210A (en) Open-end rotor-spinning device
US6065711A (en) Yarn brake and textile machine and yarn feed device equipped therewith
JPH10169747A (ja) ボールねじ軸抜け止め式直線作動機
JP2008544100A (ja) 撚り止め装置
JPH06293469A (ja) 糸巻回装置
US5879455A (en) Device for paraffin waxing a running yarn
US4135354A (en) Open-end spinning machine with a maintenance device
US4322047A (en) Device for the axial uncoiling of wires
US4249784A (en) Bearing assembly
GB2032475A (en) Thread storage feeder
US4695000A (en) Device for winding-up a thread
JPH0369824B2 (ja)
CN1600665A (zh) 纱线制动装置以及装备有该纱线制动装置的纺织机和喂纱装置
US4785620A (en) Bearing and drive for a spinning rotor
DE19549163C1 (de) Vorrichtung zum Stillsetzen einer von einem Antriebsriemen angetriebenen Spindel einer Textilmaschine
JPH0229582B2 (ja)
US4653265A (en) Open-end spinning machine having a plurality of spinning units and a movable servicing apparatus
JP2537865B2 (ja) 精紡機のコアフィラメント用ガイドロ−ラ装置
DE19642471A1 (de) Offenend-Spinnvorrichtung mit einem einzelmotorisch angetriebenen Spinnrotor
US3181804A (en) Spool-holder for winding machines
EP2806056A1 (de) Offenend-Spinnvorrichtung und Dichtungselement für eine Offenend-Rotorspinnvorrichtung
US4742896A (en) Brake means
US4424664A (en) Friction false twist apparatus
JPS61231228A (ja) 高速スピンドル
JPH043011Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees