JPH06293399A - レシーバタンク - Google Patents

レシーバタンク

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JPH06293399A
JPH06293399A JP7808893A JP7808893A JPH06293399A JP H06293399 A JPH06293399 A JP H06293399A JP 7808893 A JP7808893 A JP 7808893A JP 7808893 A JP7808893 A JP 7808893A JP H06293399 A JPH06293399 A JP H06293399A
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inlet
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気液界面を乱さずに安定して液体の給排を行
わせる。 【構成】 ベーン26をベーン支持棒25を介して気体
出入口開口21側に支持させるようにしたので、タンク
本体16における液体入口17部分の形状が簡略化さ
れ、流れ方向を変化させることなく液体31を液体入口
17へ供給することが可能となるので、液体31の供給
速度を高めた場合でも、気液界面32を乱すことなく安
定して液体31を補給することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レシーバタンクに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】容器内に液体を収容した場合、地上では
重力によって液体が容器の底部に溜まり上方に気相がで
きるが、宇宙空間では重力が作用しないので気相の位置
が定まらず、液体出口より気体が流出することがある。
【0003】従って、宇宙空間では、容器から気体と液
体を確実に分離して、液体を確実に取り出せるようにす
る必要がある。
【0004】そこで、現在、図2・図3に示すような、
球形のタンク本体1に気体入口2を設け、該気体入口2
にガス流路3を介してヘリウムなどの操作用ガス4を供
給するための操作用ガスタンク5を接続すると共に、前
記気体入口2とは反対側の位置に液体出口開口6を設
け、該液体出口開口6に連通する液体出口流路形成用貫
通孔7及び該液体出口流路形成用貫通孔7に垂直に連通
される液体出口流路形成用横孔8を有する取付座9を設
け、該取付座9に、前記液体出口流路形成用貫通孔7及
び液体出口開口6を貫通して、気体入口2側へ延びるベ
ーン支持棒10を備えた蓋体11を取付け、該ベーン支
持棒10に、気体入口2側へ進むに従いタンク本体1の
内壁に対する間隔が広がるベーン12を放射状に複数枚
取付けたサーバタンク13が検討されている。
【0005】尚、14は液体、15は気液界面である。
【0006】このような、サーバタンク13では、タン
ク本体1内部に予め地上で液体14を充満させておき、
宇宙空間などの微小重力環境化で、操作用ガスタンク5
からのヘリウムなどの操作用ガス4を、ガス流路3及び
気体入口2を介してタンク本体1内部へ供給することに
より、操作用ガス4の圧力で、液体14を液体出口開口
6、液体出口流路形成用貫通孔7、液体出口流路形成用
横孔8から取出させるようにしている。
【0007】この際、タンク本体1の内壁とベーン12
に液体14が接触されることにより、表面張力が作用し
て気液界面15が安定され、確実に液体14のみが取出
されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記サ
ーバタンクは液体14の供給専用として検討されている
ため、そのまま液体14の給排両用のレシーバタンクに
適用した場合には、以下のような問題が生じる。
【0009】即ち、ベーン12をベーン支持棒10を介
して液体出口開口6側に支持させていたので、ベーン支
持棒10の取付け部分の形状が複雑化し、その結果、液
体14の流れ方向を液体出口流路形成用貫通孔7と液体
出口流路形成用横孔8の部分で直角に曲げざるを得なく
なるため、液体出口開口6から液体14を供給させよう
とした場合には、液体出口開口6へ流入される直前の液
体14の流れ方向の変化が影響して、気液界面15が乱
されてしまうこととなる。
【0010】尚、この気液界面15が乱される現象は、
液体14の供給速度を速くする程、顕著に現われる。
【0011】本発明は、上述の実情に鑑み、気液界面を
乱さずに安定して液体の給排を行い得るようにしたレシ
ーバタンクを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンク本体に
液体入口及び液体出口を近接させて設けると共に、液体
入口等とは反対側の位置に気体出入口を設け、該気体出
入口に液体入口等へ向けて延びるベーン支持棒を配設
し、該ベーン支持棒に、気体出入口側へ進むに従いタン
ク本体の内壁に対する間隔が広がるベーンを放射状に複
数枚取付けたことを特徴とするレシーバタンクにかかる
ものである。
【0013】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0014】タンク本体内部に予め地上で液体を充満さ
せておき、宇宙空間などの微小重力環境化で、気体出入
口からタンク本体内部へ操作用ガスを供給することによ
り、操作用ガスの圧力で、液体を液体出口、液体排出流
路から取出させる。
【0015】この際、タンク本体の内壁とベーンに液体
が接触されることにより、表面張力が作用して気液界面
が安定され、確実に液体のみが取出される。
【0016】反対に、レシーバタンクへ液体を補給する
場合には、液体入口からレシーバタンク内へ液体を圧送
させ、同時にレシーバタンク内の操作用ガスを外部へ押
出させるようにする。
【0017】本発明では、ベーンをベーン支持棒を介し
て気体出入口側に支持させるようにしたので、タンク本
体における液体入口部分の形状が簡略化され、流れ方向
を変化させることなく液体を液体入口へ供給することが
可能となるので、液体の供給速度を高めた場合でも、気
液界面を乱すことなく安定して流体を補給することが可
能になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例である。
【0020】球形のタンク本体16に液体入口17及び
液体出口18を近接させて設け、該液体入口17及び液
体出口18にそれぞれ直線状の液体供給流路19及び液
体排出流路20を接続すると共に、液体入口17等とは
反対側の位置に気体出入口開口21を設け、該気体出入
口開口21に連通する気体出入口流路形成用貫通孔22
及び該気体出入口流路形成用貫通孔22に垂直に連通さ
れる気体出入口流路形成用横孔23を有する取付座24
を設け、該取付座24に、前記気体出入口流路形成用貫
通孔22及び気体出入口開口21を貫通して、液体入口
17等の側へ延びるベーン支持棒25を配設し、該ベー
ン支持棒25に、気体出入口開口21側へ進むに従いタ
ンク本体16の内壁に対する間隔が広がるベーン26を
放射状に複数枚取付けてレシーバタンク30を構成す
る。
【0021】又、気体出入口開口21にガス流路27を
介してヘリウムなどの操作用ガス28を給排するための
操作用ガスタンク29を接続する。
【0022】尚、31は液体、32は気液界面である。
【0023】次に、作動について説明する。
【0024】上記レシーバタンク30では、タンク本体
16内部に予め地上で液体31を充満させておき、宇宙
空間などの微小重力環境化で、操作用ガスタンク29か
らのヘリウムなどの操作用ガス28を、ガス流路27、
気体出入口流路形成用横孔23、気体出入口流路形成用
貫通孔22、気体出入口開口21を介してタンク本体1
6内部へ供給することにより、操作用ガス28の圧力
で、液体31を液体出口18、液体排出流路20から取
出させるようにしている。
【0025】この際、タンク本体16の内壁とベーン2
6に液体31が接触されることにより、表面張力が作用
して気液界面32が安定され、確実に液体31のみが取
出されるようになっている。
【0026】反対に、レシーバタンク30へ液体31を
補給する場合には、直線状の液体供給流路19及び液体
入口17からレシーバタンク30内へ液体31を圧送さ
せ、同時にレシーバタンク30内部の操作用ガス28を
操作用ガスタンク29へ押戻させるようにする。
【0027】本発明では、ベーン26をベーン支持棒2
5を介して気体出入口開口21側に支持させるようにし
たので、タンク本体16における液体入口17部分の形
状が簡略化され、直線状の液体供給流路19を接続する
ことが可能になるので、液体入口17へ流入される直前
の液体31に流れ方向の変化が生じることがなくなり、
液体31の供給速度を高めた場合でも、気液界面15を
乱すことなく安定して流体を補給することが可能にな
る。
【0028】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレシーバ
タンクによれば、気液界面を乱さずに安定して液体の給
排を行い得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略全体側断面図である。
【図2】従来例の概略全体側断面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【符号の説明】
16 タンク本体 17 液体入口 18 液体出口 21 気体出入口開口 25 ベーン支持棒 26 ベーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体に液体入口及び液体出口を近
    接させて設けると共に、液体入口等とは反対側の位置に
    気体出入口を設け、該気体出入口に液体入口等へ向けて
    延びるベーン支持棒を配設し、該ベーン支持棒に、気体
    出入口側へ進むに従いタンク本体の内壁に対する間隔が
    広がるベーンを放射状に複数枚取付けたことを特徴とす
    るレシーバタンク。
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