JPH0629314Y2 - 建築用竹材 - Google Patents

建築用竹材

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JPH0629314Y2
JPH0629314Y2 JP11134688U JP11134688U JPH0629314Y2 JP H0629314 Y2 JPH0629314 Y2 JP H0629314Y2 JP 11134688 U JP11134688 U JP 11134688U JP 11134688 U JP11134688 U JP 11134688U JP H0629314 Y2 JPH0629314 Y2 JP H0629314Y2
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bamboo material
bamboo
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steel wire
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JP11134688U
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一五 渡辺
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一五 渡辺
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  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は竹の持つ特性を充分に活用して新しい建築材と
し木材と変わらないで竹の特性を存分に発揮することが
出来るようにした建築用竹材に関するものである。
(従来の技術) 建築技術の発達に伴ない以前のような上壁を用いる建築
方法に変わって上壁を用いなくても良い色々な新しい工
法が開発されて来た。
このため土壁に使用していた竹材もだんだんその需要が
少なくなって来てその殆んどが細工物或いは装飾材程度
にしか使用されていないのが現状である。
(考案が解決しようとする問題点) これは、竹材の曲げに対しての耐圧性、特に原形(丸
形)においては優れているが、縦方向の引張・圧縮に対
しては肉厚が薄いために構造材料として欲求される強度
等が満たされないため利用価値がないと共に、原形(丸
形)のまゝでは安定しにくゝ柔軟すぎ建築材料として使
用しにくいという欠点があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような欠点を除却し木材と同じように使用
出来るようにするため、原形(丸形)を角形にして据り
を良くし、芯を入れて柔硬とし、建築材料として利用可
能としたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面について説明する。
図中(1)は適太さの竹材であって、節々の鼓膜(2)
を除去してパイプ状としている。
(3)は、環状で伸縮自在となるよう自由端を設けたス
ペーサーであって、断面が楔状となるよう外周に勾配を
設けている。
(4)は角柱形の端末体であって、一端に円錐状の凹み
からなる係止部(5)を設け他端に内周にねじを有する
円形の凹部(6)を設け前記係止部(5)とによって側
壁(7)を形成し、円錐状の穴(8)を側壁(7)中央
と中央から任意距離の左右に均等に任意距離を振り分け
た位置の三箇所に勾配を係止部(5)の勾配と向い合う
よう穿設している。
(9)は円錐状の楔であって、中央に係止用の螺條を有
する穴(10)を穿設し、穴(10)と平行に割目(11)を設け前
記穴(8)に嵌入可能としている。尚割目(11)に係止の
ための鋸歯状の凹凸部を設けても良い。
(12)は円形の蓋板であって、外周にねじを設け前記凹部
(6)に螺合可能としている。
(13)は適長さのP.C鋼線であって、両端を穴(10)に挿
入し係止自在としている。
(作用) 使用に当たっては竹材(1)の鼓膜(2)を取り除き両
端を中心線に直角となるよう両端仕上をしてから、スペ
ーサー(3)を竹材(1)外周に勾配を外側に向けて設
け、端末体(4)の係止部(5)に竹材(1)端末体を
挿入しスペーサー(3)を係止部(5)と竹材(1)と
の隙間に打込み端末体(4)を竹材(1)両端に固定す
る。
そして竹材(1)より長目としたP.C鋼線(13)を穴
(8)に挿入し両端に楔(9)を嵌入設け当該楔(9)
を穴(8)に嵌合させる。
この様にP.C鋼線(13)の一方を端末体(4)に固定し
他方をジャッキ等でつかんで引張り、P.C鋼線(13)に
緊張を与え他方の端末体(4′)にP.C鋼線(13)の嵌
合状態(スペーサー(3)を押して)修正してからP.
C鋼線(13)を適測さに切断し緊張を終わるP.C鋼線(1
3)の伸縮力によって楔(9)は内側へ引かれP.C鋼線
(13)をより完全につかみ固定している。
このようにしてから凹部(6)に蓋板(12)を螺合させて
楔(9)を蓋し建築用材料として使用する。
この時竹材(1)の部分を角柱として使用したい場合に
は端末体(4)(4′)を両端に固定し終わってから端
末体(4)(4′)間竹材(1)外周にプラスチック、
セラミックス等の非金属からなる成形剤(14)にて覆い角
材として使用する。
なお楔に変えてナットを用い両端を螺合にて締結するよ
うにしても良い。
上述の如く本考案は、鼓膜(2)を除却した竹材(1)
外周に環状で自由端を有し断面楔状となるよう外周表面
を勾配としたスペーサー(3)を勾配が外側に向う様設
け、円錐状の係止部(5)を一端に設け、側壁(7)に
円錐状の穴(8)を中心及び数ヶ所に勾配を係止部
(5)に対応させて穿設してなる角柱形の端末体(4)
の係止部(5)に竹材(1)端末を挿入しスペーサー
(3)にて固定し、円錐状で嵌合用ねじを有する穴(10)
を穿設し割目(11)を設けてなる楔(9)にて竹材(1)
内に設けたP.C鋼線(13)を穴(8)に楔(9)を嵌合
させることによって張固定したことによって、中空のた
め軽量となり運搬が容易でコストが低く、長尺物が可能
となり、組立、組付が簡単で規格化することも可能とな
り建築工期を短縮し、成形剤によっては耐火性、防音性
を有し、建築材料としての用途が広範囲となる等多くの
特長を有し実用上非常に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は本考案の一部を破
断した正面図、第2図は本考案の右側図面、第3図は本
考案第1図のA−A断面図である。 (1)……竹材 (2)……鼓膜 (3)……スペーサー (4)……端末体 (5)……係止部 (6)……凹部 (7)……側壁 (8)……穴 (9)……楔 (10)……穴 (11)……割目 (12)……蓋板 (13)……P.C鋼線 (14)……成形剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鼓膜(2)を除却した竹材(1)外周に環
    状で自由端を有し、外周表面に勾配を設けたスペーサー
    (3)を勾配が外側に向う様に設け、円錐状の係止部
    (5)を一端に設けて側壁(7)を形成した角柱形の端
    末体(4)の係止部(5)を竹材(1)端末に挿入しス
    ペーサー(3)に固定し、P.C鋼線(13)を竹材(1)
    内中心と数ヶ所に緊張を与えながら両端を螺合等にて側
    壁(7)に固定してなる建築用竹材。
JP11134688U 1988-08-25 1988-08-25 建築用竹材 Expired - Lifetime JPH0629314Y2 (ja)

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JPH0232523U JPH0232523U (ja) 1990-02-28
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