JPH06292443A - 脱穀装置の送塵弁構造 - Google Patents
脱穀装置の送塵弁構造Info
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- JPH06292443A JPH06292443A JP8427593A JP8427593A JPH06292443A JP H06292443 A JPH06292443 A JP H06292443A JP 8427593 A JP8427593 A JP 8427593A JP 8427593 A JP8427593 A JP 8427593A JP H06292443 A JPH06292443 A JP H06292443A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 扱室における処理物移送方向での前半部分と
後半部分とで処理物に対する送り性能を最良に近い条件
下で行われるよう設定できる脱穀装置の送塵弁構造を提
供する。 【構成】 扱胴２を前後向き軸芯Ｐ周りで回転自在に架
設した扱室１の内壁面に、扱胴２との協働で脱穀処理物
を後方に移送する複数個の送塵板７を処理物移送方向に
対して開閉自在にその傾斜姿勢を変更可能に並設して送
塵弁機構６を構成し、この送塵弁機構６を、処理物移送
方向上手がわの送塵板７Ａ群と、処理物移送方向下手が
わの送塵板７Ｂ群とに分けて、その上手がわの送塵板７
Ａ群の最も閉じた最小傾斜角度よりも下手がわの送塵板
７Ｂ群の最小傾斜角度を小に設定し、上手がわの送塵板
７Ａ群と、下手がわの送塵板７Ｂ群との最大傾斜角度が
同じになるように構成してある。
後半部分とで処理物に対する送り性能を最良に近い条件
下で行われるよう設定できる脱穀装置の送塵弁構造を提
供する。 【構成】 扱胴２を前後向き軸芯Ｐ周りで回転自在に架
設した扱室１の内壁面に、扱胴２との協働で脱穀処理物
を後方に移送する複数個の送塵板７を処理物移送方向に
対して開閉自在にその傾斜姿勢を変更可能に並設して送
塵弁機構６を構成し、この送塵弁機構６を、処理物移送
方向上手がわの送塵板７Ａ群と、処理物移送方向下手が
わの送塵板７Ｂ群とに分けて、その上手がわの送塵板７
Ａ群の最も閉じた最小傾斜角度よりも下手がわの送塵板
７Ｂ群の最小傾斜角度を小に設定し、上手がわの送塵板
７Ａ群と、下手がわの送塵板７Ｂ群との最大傾斜角度が
同じになるように構成してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等に搭載さ
れる脱穀装置の送塵弁構造に関する。
れる脱穀装置の送塵弁構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、コンバイン等に搭載される脱
穀装置としては、扱室内のワラ屑等の処理物を後方に移
送できるようにするために、例えば特開平５−１６号公
報に開示されているように、扱室の内壁面に扱胴との協
働で脱穀処理物を後方に移送する複数個の送塵板を処理
物移送方向に対して開閉自在にその傾斜姿勢を変更可能
に並設した送塵弁機構を設け、全ての送塵板を同じ姿勢
で揺動するようにした構造が知られている。
穀装置としては、扱室内のワラ屑等の処理物を後方に移
送できるようにするために、例えば特開平５−１６号公
報に開示されているように、扱室の内壁面に扱胴との協
働で脱穀処理物を後方に移送する複数個の送塵板を処理
物移送方向に対して開閉自在にその傾斜姿勢を変更可能
に並設した送塵弁機構を設け、全ての送塵板を同じ姿勢
で揺動するようにした構造が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにおいては、脱穀処理物量が多い場合に、
送塵板が一定の初期傾斜姿勢であると、扱胴の前半部分
で脱穀処理物の量が増すことでその処理物の送りが悪く
なり長時間の滞留で切れワラの発生量が増える等の不具
合があるので、例えば処理物量を検出してその送り不良
状態を解消するように送塵弁の送塵板を送り性能の高い
開きがわに自動的に揺動操作したりしても、扱胴前半部
分での送り不良は解消できるものの、扱胴後半部分でも
送塵板が同様に開き操作されて送り性能が高い状態とな
っているために、扱胴後半部分でのほぐし作用等の扱処
理が十分なされずに処理物が扱室から排出され、ささり
籾や単粒化未処理物が発生しやすいという解決しなけれ
ばならない課題があった。本発明は、上記実情に鑑みて
なされたものであって、扱室における処理物移送方向で
の前半部分と後半部分とで処理物に対する送り性能を扱
処理が最良に近い条件下で行われるように設定できる脱
穀装置の送塵弁構造の提供を目的とする。
来構造のものにおいては、脱穀処理物量が多い場合に、
送塵板が一定の初期傾斜姿勢であると、扱胴の前半部分
で脱穀処理物の量が増すことでその処理物の送りが悪く
なり長時間の滞留で切れワラの発生量が増える等の不具
合があるので、例えば処理物量を検出してその送り不良
状態を解消するように送塵弁の送塵板を送り性能の高い
開きがわに自動的に揺動操作したりしても、扱胴前半部
分での送り不良は解消できるものの、扱胴後半部分でも
送塵板が同様に開き操作されて送り性能が高い状態とな
っているために、扱胴後半部分でのほぐし作用等の扱処
理が十分なされずに処理物が扱室から排出され、ささり
籾や単粒化未処理物が発生しやすいという解決しなけれ
ばならない課題があった。本発明は、上記実情に鑑みて
なされたものであって、扱室における処理物移送方向で
の前半部分と後半部分とで処理物に対する送り性能を扱
処理が最良に近い条件下で行われるように設定できる脱
穀装置の送塵弁構造の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる脱穀装置
の送塵弁構造は、上記目的を達成するために、扱胴を回
転自在に前後向き軸芯周りで架設した扱室の内壁面に、
前記扱胴との協働で脱穀処理物を後方に移送する複数個
の送塵板を処理物移送方向に対して開閉自在にその傾斜
姿勢変更可能に並設して送塵弁機構を構成するととも
に、この送塵弁機構を、処理物移送方向上手がわの送塵
板群と、処理物移送方向下手がわの送塵板群とに分け
て、その上手がわの送塵板群の最も閉じた最小傾斜角度
よりも前記下手がわの送塵板群の最小傾斜角度を小に設
定し、前記上手がわの送塵板群と、前記下手がわの送塵
板群との最大傾斜角度が同じになるように構成してある
ことを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効
果は次の通りである。
の送塵弁構造は、上記目的を達成するために、扱胴を回
転自在に前後向き軸芯周りで架設した扱室の内壁面に、
前記扱胴との協働で脱穀処理物を後方に移送する複数個
の送塵板を処理物移送方向に対して開閉自在にその傾斜
姿勢変更可能に並設して送塵弁機構を構成するととも
に、この送塵弁機構を、処理物移送方向上手がわの送塵
板群と、処理物移送方向下手がわの送塵板群とに分け
て、その上手がわの送塵板群の最も閉じた最小傾斜角度
よりも前記下手がわの送塵板群の最小傾斜角度を小に設
定し、前記上手がわの送塵板群と、前記下手がわの送塵
板群との最大傾斜角度が同じになるように構成してある
ことを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効
果は次の通りである。
【０００５】
【作用】即ち、送塵弁機構において、処理物移送方向上
手がわの送塵板群の最も閉じた最小傾斜角度よりも下手
がわの送塵板群の最小傾斜角度を小に設定してあるか
ら、脱穀処理物量が多い場合に、扱室での前半がわ部分
では比較的処理物が移送されやすいものとなって処理物
が長く滞留しないようにできるとともに、扱室での後半
がわ部分では前半がわ部分に比べて送り性能が低く設定
されるので処理物量を扱処理に適した状態に維持した状
態で比較的長く扱作用を与えることができる。又、上手
がわの送塵板群と、下手がわの送塵板群との最大傾斜角
度が同じになるように構成してあるから、脱穀処理物量
がきわめて多い場合や扱胴の駆動負荷が過負荷状態にな
った場合等においては、その致命的な不具合を一気に解
消するために、それら送塵板を最大に開くことで、処理
物が滞留しないよう扱室からの処理物の排出を促進でき
る。
手がわの送塵板群の最も閉じた最小傾斜角度よりも下手
がわの送塵板群の最小傾斜角度を小に設定してあるか
ら、脱穀処理物量が多い場合に、扱室での前半がわ部分
では比較的処理物が移送されやすいものとなって処理物
が長く滞留しないようにできるとともに、扱室での後半
がわ部分では前半がわ部分に比べて送り性能が低く設定
されるので処理物量を扱処理に適した状態に維持した状
態で比較的長く扱作用を与えることができる。又、上手
がわの送塵板群と、下手がわの送塵板群との最大傾斜角
度が同じになるように構成してあるから、脱穀処理物量
がきわめて多い場合や扱胴の駆動負荷が過負荷状態にな
った場合等においては、その致命的な不具合を一気に解
消するために、それら送塵板を最大に開くことで、処理
物が滞留しないよう扱室からの処理物の排出を促進でき
る。
【０００６】
【発明の効果】従って、送塵弁機構の送塵板の傾斜姿勢
を処理物移送上手がわのものと下手がわのものとでその
最も閉じた傾斜角度を異ならせるという簡単な改造によ
って、脱穀処理物量の多少にかかわらず良好な脱穀処理
が可能となるに至った。
を処理物移送上手がわのものと下手がわのものとでその
最も閉じた傾斜角度を異ならせるという簡単な改造によ
って、脱穀処理物量の多少にかかわらず良好な脱穀処理
が可能となるに至った。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１に、全稈投入型コンバインの脱穀装置を示し
ている。この脱穀装置は、図示しない刈取前処理部で刈
取処理され搬送されてきた刈取穀稈を前方から導入する
扱室１に、前後向き軸芯Ｐ周りで回転駆動されるように
扱胴２を架設支持するとともに、この扱胴２の下方がわ
外周に沿う状態でコンケーブ３を張設し、このコンケー
ブ３の下方がわにコンケーブ３からの漏下物を一番物と
二番物とに選別処理する選別装置４を配設して構成して
いる。
する。図１に、全稈投入型コンバインの脱穀装置を示し
ている。この脱穀装置は、図示しない刈取前処理部で刈
取処理され搬送されてきた刈取穀稈を前方から導入する
扱室１に、前後向き軸芯Ｐ周りで回転駆動されるように
扱胴２を架設支持するとともに、この扱胴２の下方がわ
外周に沿う状態でコンケーブ３を張設し、このコンケー
ブ３の下方がわにコンケーブ３からの漏下物を一番物と
二番物とに選別処理する選別装置４を配設して構成して
いる。
【０００８】図１及び図２に示すように、扱胴２の外周
面には、螺旋状に多数の扱歯５‥を配設しているととも
に、この扱歯５‥との協働で脱穀処理物を後方に移送す
る送塵弁機構６を、扱室１の天井面に配設している。こ
の送塵弁機構６は、扱胴２の回転方向に沿わせた多数の
送塵板７を、互いに所定間隔を隔てた状態で前後に並設
して構成している。各送塵板７‥は、その長手方向の中
間位置における上下向き軸芯Ｘ周りで揺動可能に支持さ
れているとともに、それら送塵板７‥のうち前端がわの
送塵板（以下、上手がわ送塵板と称する）７Ａ，７Ａは
第１連結バー８に互いに枢支するとともに、その上手が
わ送塵板７Ａ，７Ａより後方がわの送塵板（以下、下手
がわ送塵板と称する）７Ｂ‥は第２連結バー９に互いに
枢支している。又、第１連結バー８には第１アーム１０
の一端が枢着され、第２連結バーには第２アーム１１の
一端が枢着されている。ここで、第１アーム１０の長さ
ｋ１は、第２アーム１１の長さｋ２より大に設定してい
る。そして、第１アーム１０と第２アーム１１との他端
部は扱室１の天井部に前記上下向き軸芯Ｘと平行な軸芯
Ｑ１，Ｑ２周りで揺動自在に枢着しているとともに、第
１アーム１０及び第２アーム１１は、位置固定された電
動モータ１２で回動駆動されるネジ軸１３に螺着されて
いる。図３に示すように、各上手がわ送塵板７Ａ，７Ａ
の開閉角度、すなわち平面視で前記前後向き軸芯Ｐと直
交する仮想線との成す角度の最小角度θ１は、下手がわ
送塵板７Ｂ‥の前記仮想線と成す角度の最小角度θ２よ
り大に設定しているとともに、第１アーム１０及び第２
アーム１１の長さや連結構造によって、電動モータ１２
で駆動される上手がわ送塵板７Ａ，７Ａと下手がわ送塵
板７Ｂ‥とが前記仮想線と成す最大角度θ３が同じにな
るように設定して構成している。尚、電動モータ１２
は、脱穀負荷検出手段１４の検出結果に基づいて、負荷
が大であるほど送塵板７が開きがわに操作されるように
制御手段１５で制御している。
面には、螺旋状に多数の扱歯５‥を配設しているととも
に、この扱歯５‥との協働で脱穀処理物を後方に移送す
る送塵弁機構６を、扱室１の天井面に配設している。こ
の送塵弁機構６は、扱胴２の回転方向に沿わせた多数の
送塵板７を、互いに所定間隔を隔てた状態で前後に並設
して構成している。各送塵板７‥は、その長手方向の中
間位置における上下向き軸芯Ｘ周りで揺動可能に支持さ
れているとともに、それら送塵板７‥のうち前端がわの
送塵板（以下、上手がわ送塵板と称する）７Ａ，７Ａは
第１連結バー８に互いに枢支するとともに、その上手が
わ送塵板７Ａ，７Ａより後方がわの送塵板（以下、下手
がわ送塵板と称する）７Ｂ‥は第２連結バー９に互いに
枢支している。又、第１連結バー８には第１アーム１０
の一端が枢着され、第２連結バーには第２アーム１１の
一端が枢着されている。ここで、第１アーム１０の長さ
ｋ１は、第２アーム１１の長さｋ２より大に設定してい
る。そして、第１アーム１０と第２アーム１１との他端
部は扱室１の天井部に前記上下向き軸芯Ｘと平行な軸芯
Ｑ１，Ｑ２周りで揺動自在に枢着しているとともに、第
１アーム１０及び第２アーム１１は、位置固定された電
動モータ１２で回動駆動されるネジ軸１３に螺着されて
いる。図３に示すように、各上手がわ送塵板７Ａ，７Ａ
の開閉角度、すなわち平面視で前記前後向き軸芯Ｐと直
交する仮想線との成す角度の最小角度θ１は、下手がわ
送塵板７Ｂ‥の前記仮想線と成す角度の最小角度θ２よ
り大に設定しているとともに、第１アーム１０及び第２
アーム１１の長さや連結構造によって、電動モータ１２
で駆動される上手がわ送塵板７Ａ，７Ａと下手がわ送塵
板７Ｂ‥とが前記仮想線と成す最大角度θ３が同じにな
るように設定して構成している。尚、電動モータ１２
は、脱穀負荷検出手段１４の検出結果に基づいて、負荷
が大であるほど送塵板７が開きがわに操作されるように
制御手段１５で制御している。
【０００９】次に、別実施例について説明する。尚、上
記実施例と同様の構造についてはその説明を省略し、そ
の同様構造に対して上記実施例と同じ符号を付す。図４
に示すように、送塵弁機構６を構成する前後に並設され
た多数の送塵板７‥のうち、前端がわの２枚の上手がわ
送塵板７Ａ，７Ａを、前後方向に沿った連結バー１６の
長孔融通１７，１７にそれぞれ係着するとともに、上手
がわ送塵板７Ａ，７Ａより後方に並設された下手がわ送
塵板７Ｂ‥を、前記連結バー１６にそれぞれ枢着してい
る。そして、電動モータ１８により上下向き軸芯Ｑ周り
で揺動操作される揺動操作アーム１９の遊端部を連結バ
ー１６に枢着して、この連結バー１６を前後に押し引き
操作可能に構成している。そして、上手がわ送塵板７
Ａ，７Ａのそれぞれが枢着されたロッド２０をスプリン
グ２１で前方に弾性的に引き操作しており、これによっ
て、上手がわ送塵板７Ａ，７Ａが前方に向けて弾性付勢
されている。又、平面視で扱胴２の回転軸芯を成す前後
向き軸芯Ｐに対して直交する仮想線と上手がわ送塵板７
Ａ，７Ａの板面との成す最大角度θ３を設定するために
上手がわ送塵板７Ａ，７Ａを接当規制するストッパ２
２，２２を設けている。更に、送塵弁機構６では、長孔
融通１７，１７等によって、平面視での前記仮想線と上
手がわ送塵板７Ａ，７Ａの板面との成す最小角度θ１
を、平面視での前記仮想線と下手がわ送塵板７Ｂ‥の板
面との成す最小角度θ２よりも大に設定しているととも
に、下手がわ送塵板７Ｂ‥の板面と前記仮想線との成す
最大角度を、上手がわ送塵板７Ａ，７Ａの板面と前記仮
想線との成す最大角度θ３と同じになるように設定して
構成している。この構成により、図５に示すように、先
の実施例と異なり、電動モータ１８を駆動することによ
って送塵板７‥を最小角度を成す閉じ姿勢から最大角度
を成す開き姿勢に姿勢変更していく際に、上手がわ送塵
板７Ａ，７Ａの方が先に最大角度θ３になってその姿勢
のまま保持され、下手がわ送塵板７Ｂ‥がその後最大角
度θ３になるまで揺動操作されるのである。尚、上手が
わ送塵板７Ａ又は下手がわ送塵板７Ｂは、１枚のみで構
成されるものでも良い。
記実施例と同様の構造についてはその説明を省略し、そ
の同様構造に対して上記実施例と同じ符号を付す。図４
に示すように、送塵弁機構６を構成する前後に並設され
た多数の送塵板７‥のうち、前端がわの２枚の上手がわ
送塵板７Ａ，７Ａを、前後方向に沿った連結バー１６の
長孔融通１７，１７にそれぞれ係着するとともに、上手
がわ送塵板７Ａ，７Ａより後方に並設された下手がわ送
塵板７Ｂ‥を、前記連結バー１６にそれぞれ枢着してい
る。そして、電動モータ１８により上下向き軸芯Ｑ周り
で揺動操作される揺動操作アーム１９の遊端部を連結バ
ー１６に枢着して、この連結バー１６を前後に押し引き
操作可能に構成している。そして、上手がわ送塵板７
Ａ，７Ａのそれぞれが枢着されたロッド２０をスプリン
グ２１で前方に弾性的に引き操作しており、これによっ
て、上手がわ送塵板７Ａ，７Ａが前方に向けて弾性付勢
されている。又、平面視で扱胴２の回転軸芯を成す前後
向き軸芯Ｐに対して直交する仮想線と上手がわ送塵板７
Ａ，７Ａの板面との成す最大角度θ３を設定するために
上手がわ送塵板７Ａ，７Ａを接当規制するストッパ２
２，２２を設けている。更に、送塵弁機構６では、長孔
融通１７，１７等によって、平面視での前記仮想線と上
手がわ送塵板７Ａ，７Ａの板面との成す最小角度θ１
を、平面視での前記仮想線と下手がわ送塵板７Ｂ‥の板
面との成す最小角度θ２よりも大に設定しているととも
に、下手がわ送塵板７Ｂ‥の板面と前記仮想線との成す
最大角度を、上手がわ送塵板７Ａ，７Ａの板面と前記仮
想線との成す最大角度θ３と同じになるように設定して
構成している。この構成により、図５に示すように、先
の実施例と異なり、電動モータ１８を駆動することによ
って送塵板７‥を最小角度を成す閉じ姿勢から最大角度
を成す開き姿勢に姿勢変更していく際に、上手がわ送塵
板７Ａ，７Ａの方が先に最大角度θ３になってその姿勢
のまま保持され、下手がわ送塵板７Ｂ‥がその後最大角
度θ３になるまで揺動操作されるのである。尚、上手が
わ送塵板７Ａ又は下手がわ送塵板７Ｂは、１枚のみで構
成されるものでも良い。
【００１０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】脱穀装置を示す側面図
【図２】実施例において、最も閉じた状態の送塵弁機構
を示す平面図（イ）と、最も開いた状態の送塵弁機構を
示す平面図（ロ）
を示す平面図（イ）と、最も開いた状態の送塵弁機構を
示す平面図（ロ）
【図３】実施例の送塵弁機構における電動モータによる
送り量と送塵板の開閉角度との関係を示すグラフ
送り量と送塵板の開閉角度との関係を示すグラフ
【図４】別実施例において、最も閉じた状態の送塵弁機
構を示す平面図（イ）と、最も開いた状態の送塵弁機構
を示す平面図（ロ）
構を示す平面図（イ）と、最も開いた状態の送塵弁機構
を示す平面図（ロ）
【図５】別実施例の送塵弁機構における電動モータによ
る送り量と送塵板の開閉角度との関係を示すグラフ
る送り量と送塵板の開閉角度との関係を示すグラフ
１ 扱室 ２ 扱胴 ６ 送塵弁機構 ７ 送塵板 ７Ａ 処理物移送方向上手がわの送塵板 ７Ｂ 処理物移送方向下手がわの送塵板 Ｐ 前後向き軸芯
Claims (1)
- 【請求項１】 扱胴（２）を前後向き軸芯（Ｐ）周りで
回転自在に架設した扱室（１）の内壁面に、前記扱胴
（２）との協働で脱穀処理物を後方に移送する複数個の
送塵板（７）を処理物移送方向に対して開閉自在にその
傾斜姿勢を変更可能に並設して送塵弁機構（６）を構成
するとともに、この送塵弁機構（６）を、処理物移送方
向上手がわの送塵板（７Ａ）群と、処理物移送方向下手
がわの送塵板（７Ｂ）群とに分けて、その上手がわの送
塵板（７Ａ）群の最も閉じた最小傾斜角度よりも前記下
手がわの送塵板（７Ｂ）群の最小傾斜角度を小に設定
し、前記上手がわの送塵板（７Ａ）群と、前記下手がわ
の送塵板（７Ｂ）群との最大傾斜角度が同じになるよう
に構成してある脱穀装置の送塵弁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8427593A JP2820586B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 脱穀装置の送塵弁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8427593A JP2820586B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 脱穀装置の送塵弁構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06292443A true JPH06292443A (ja) | 1994-10-21 |
| JP2820586B2 JP2820586B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=13825907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8427593A Expired - Fee Related JP2820586B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 脱穀装置の送塵弁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2820586B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020027136A1 (ja) | 2018-07-30 | 2020-02-06 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP8427593A patent/JP2820586B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020027136A1 (ja) | 2018-07-30 | 2020-02-06 | 株式会社クボタ | コンバイン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2820586B2 (ja) | 1998-11-05 |
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