JPH06291999A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH06291999A
JPH06291999A JP5075695A JP7569593A JPH06291999A JP H06291999 A JPH06291999 A JP H06291999A JP 5075695 A JP5075695 A JP 5075695A JP 7569593 A JP7569593 A JP 7569593A JP H06291999 A JPH06291999 A JP H06291999A
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JP
Japan
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image
afterimage
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Application number
JP5075695A
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English (en)
Inventor
Takaaki Maehara
孝明 前原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5075695A priority Critical patent/JPH06291999A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 白・黒シェーディング補正と残像補正とによ
り多階調画像を高精度に読み取れるようにする。 【構成】 イメージセンサ4による複数ライン分の読取
り画像データを記憶し各ラインごとに読み出せるライン
メモリ119と、イメージセンサ4により白基準像6を
読み取った白基準データを記憶しておく白基準メモリ1
04と、イメージセンサ4の暗時出力や黒基準像を読み
取った黒基準データを記憶しておく黒基準メモリ105
と、イメージセンサ4の蓄積時間に同期して光源2が点
滅されることにより得られるイメージセンサ4の残像デ
ータを記憶しておく残像メモリ116と、ラインメモリ
119から読み出された前ラインの画像データと残像デ
ータとにより残像成分を演算して得る残像演算手段12
0と、この残像成分と白基準データおよび黒基準データ
とにより現読取り画像データを補正をする補正手段12
1、111とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ、ディジタ
ル複写機等に用いられる画像読取り装置であり、特に多
階調な原稿画像データを読取ることができる画像読取り
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル複写機を始めとして、
原稿の平面的な画像データを多階調でディジタル的に読
み出し、中間調を再現することができる画像読取り装置
が多く利用されている。
【0003】特開昭61−261295号公報は、中間
調を含む原稿の画像データを多階調で精度よく読取るよ
うにした画像読取り装置を開示している。
【0004】このものは、本出願人が先に提案したもの
で、白シェーディング補正と黒シェーディング補正とを
組み合わせて行うことにより、光源のばらつきやイメー
ジセンサの各画素ごとの感度のばらつき、さらに黒基準
像を読み取ったときの暗電流による各画素ごとの暗時出
力電圧のばらつき等を補正し、画像データのS/N比を
上げることとともに、入力原稿の濃度に対するダイナミ
ックレンジを大きくするようにしている。
【0005】図9を参照して具体的に説明すると、原稿
aの画像を読取るCCDラインセンサ等のイメージセン
サbは、イメージセンサ駆動回路cからの走査開始信号
HSYNCと走査クロック信号VCLKとによって主走
査方向に1ライン分の画像をm個の各画素ごとの受光素
子によって読取る。
【0006】ここで、イメージンセンサbの各画素ごと
の受光素子の画像データは、原稿aの光源kにより照明
されている各画素ごとの反射光に比例しており、これが
走査開始信号HSYNCの間蓄積され、走査クロック信
号VCLKに同期して順次出力される。
【0007】イメージセンサbはまた、モータ駆動回路
dにて制御されるモータeによって矢印で示す副走査方
向に移動され、前記1ライン分の画像の読取りを原稿a
の全域につき順次に行う。
【0008】イメージセンサbから出力される画像読取
りデータは、A/D変換器f、マルチプレクサgを介し
白基準メモリhと、黒基準メモリiと、第2の減算器j
とに振り分けて入力される。
【0009】一方、イメージセンサ駆動回路cおよびモ
ータ駆動回路dを制御する中央処理装置lは、白シェー
ディング信号WHTと黒シェーディング信号BLKとを
交互に出力して白シェーディング補正と、黒シェーディ
ング補正とを開始する。
【0010】白シェーディング補正では、中央処理装置
lはイメージセンサbを白基準像qの位置に移動させ
て、この白基準像qをイメージセンサbにより読み取っ
た白基準データDwが白シェーディング補正のために白
基準メモリhに入力されるようにする。したがって、白
基準データDwは画像データの最大白レベルとなる。
【0011】この入力のため中央処理装置lは、白シェ
ーディング信号WHTを“ハイ”としてマルチプレクサ
gに与える。これによりマルチプレクサgに入力される
画像データが白基準メモリhに書込みデータとして与え
られる。同時に白基準メモリhは中央処理装置lからの
白シェーディング信号WHTがインバータnによって反
転した“ロー”のR/W信号を受けていることによっ
て、アドレスカウンタoからのアドレス指定に従いマル
チプレクサgを介して入力される1ライン分の画像デー
タの書込みを行い、白基準データDwを記憶する。これ
が終了すると白シェーディング信号WHTは“ロー”に
戻される。
【0012】また黒シェーディング補正では、中央処理
装置lはイメージセンサbを黒基準像rの位置に移動さ
せて、この黒基準像を読み取った画像データが黒基準メ
モリiに入力されるようにする。したがって、黒基準デ
ータDbは画像データの最大黒レベルとなる。
【0013】この入力のために中央処理装置lは、黒シ
ェーディング信号BLKを“ハイ”としてマルチプレク
サgに与える。これによりマルチプレクサgに入力され
る画像データを黒基準メモリiに書込みデータとして与
える。同時に黒基準メモリiは中央処理装置lからの黒
シェーディング信号BLKがインバータpによって反転
した“ロー”のR/W信号を受けていることによって、
アドレスカウンタoからのアドレス指定に従いマルチプ
レクサgを介して入力される1ライン分の画像データの
書込みを行い、黒基準データDbを記憶する。これが終
了すると黒シェーディング信号BLKは“ロー”に戻さ
れる。
【0014】なお、アドレスカウンタoは、1ライン分
ごとに走査開始信号HSYNCによってリセットされ、
走査クロック信号VCLKによって1つずつカウントア
ップされる。このため、白基準メモリhおよび黒基準メ
モリiに対する読み出し、書込み時にイメージセンサb
が画像データを出力する画素の主走査方向位置に対応し
たアドレスを生成する。
【0015】原稿aの1ライン分の画像データDfは、
黒基準メモリiからの黒基準データDbとともに前記第
2の減算器jに入力され、Df−Dbが演算される。
【0016】同時に白基準メモリhからの白基準データ
Dwは、黒基準メモリiからの黒基準データDbととも
に第1の減算器sに入力され、Dw−Dbが演算され、
正規化された白基準データDwを得る。
【0017】最後に第1の減算器sからの出力と、第2
の減算器jからの出力とがシェーディング演算器tに入
力され、最終的なシェーディング補正のための演算が行
われて正規化した補正画像データDrを得る。このシェ
ーディング補正のための演算は、 Dr=255×(Df−Db)/(Dw−Db) の式によって行われる。
【0018】ここで係数255は、8ビットでデータを
扱っていることによるもので、これに限るものではな
い。
【0019】図10は白基準データDw、黒基準データ
Db、および原稿の画像データDfの1ライン分の具体
例を示している。今、隣接する受光素子Vr1、Vr2
での各白基準データDwが230、225、同各画像デ
ータDfが140、180、同各黒基準データDbが1
0、5であるとする(なお画像データは8ビットデータ
にて取扱う関係上、データの値の範囲は0〜255であ
るとする。)。
【0020】原稿aの読取りを行った場合、まず素子V
r1の画像データDfが出力され、画像データDfが1
40であると、このとき素子Vr1に対応して記憶され
ている黒基準データDb=10、白基準データDw=2
30が、黒基準メモリiおよび白基準メモリhから出力
される。これにより第1の減算器sおよび第2の減算器
jにて演算が行われ、データ(Df−Db)として値1
30が、またデータ(Dw−Db)として値220が出
力される。そしてこれらの値はシェーディング演算器t
によって前記式での演算が行われ、対応する画像データ
Drとしての値151が出力される。
【0021】これと同様の演算がイメージセンサbの各
素子による読取り画像データごとに順次行われる。素子
Vr2の場合も同様に、画像データDfの値が180で
あるから、(Df−Db)として175が、(Dw−D
b)の値として220が出力される。この結果としてシ
ェーディング演算器tによって対応する画像データDr
としての値203が出力される。
【0022】このようにして図11に示すように、白基
準データDwのレベルを最大レベル255として正規化
された補正画像データDrを得るようにしている。図の
w′は正規化された白基準データを示している。
【0023】このような画像読取りでは、イメージセン
サbで読取る各画素ごとに白基準データDwと黒基準デ
ータDbを取出し、その差を等分して正規化し画像デー
タDrとするために、光源の光量ムラ、光学系の歪み、
イメージセンサbの各受光素子ごとの暗電流の差異によ
る暗時電圧のばらつき等、読取り画像データを歪ませ、
読取り精度を低下させる要因をシェーディング補正によ
り正規化して補正することにより、画像データのS/N
比を向上させ読取り原稿の黒濃度のダイナミックレンジ
を広げた多階調の画像データの読取りを行っている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな構成では、CCDラインセンサに代表される蓄積形
のイメージセンサを用いた場合、図12に点線で示すよ
うに前ライン画像データの残像成分Daが発生し、点線
で示す真の画像データDrに対し、実際には残像成分が
含まれた図12に実線で示すような画像データDf′と
なり、画像データに大きな誤差が生じてしまう。
【0025】このため正規化された画像データDrは、
実際には正規化処理した後の残像成分Da′の影響によ
り歪んでしまい、図13に実線で示す画像データDr′
のように正規化が正確に行われなくなり、前記従来例で
の残像がない条件にて得られる筈のデータが残像成分の
影響で正しく得られない。
【0026】残像成分Da′の影響量は前ライン画像デ
ータDn-1 が大きいほど顕著に現れるため、文字情報読
取り等、読取りラインが低濃度より高濃度部へ急激に移
行するような原稿画像の読取りでは、高濃度部へ前ライ
ンの影響が現れ、尾引き現象等の発生が起こり、原稿読
取り画像データ品位に悪影響を与える。
【0027】つまり、従来の構成ではイメージセンサの
暗時電圧に起因する黒濃度のダイナミックレンジの低下
は抑制していたが、イメージセンサの転送特性が完全で
ないために発生する残像現象による読取り精度の低下に
ついては対策がなされていない。
【0028】イメージセンサの電荷転送動作について図
14、図15に基づいて説明する。
【0029】図14(a)はイメージセンサbの受光素
子Vrとアナログシフトレジスタとして動作するCCD
との組み合わせ構造を模式化して示しており、表面にS
i02層を有するとともに、さらにこれに表面の受光素
子Vrとの対応部分を残した部分に光シールド層phs
が施されている。そしてこの光シールド層phsの下の
SiO2 層内にシフト電極shpと転送電極φ1pとが
設けられている。
【0030】図15に示すタイミングt1、つまりシフ
ト信号SHが“ロー”の間、イメージセンサ左側の受光
素子Vrで受光量に比例した電荷が図14(b)のよう
に蓄積される。
【0031】次に、図15のタイミングt2で、シフト
信号SHおよび転送信号φ1がともに“ハイ”になる
と、受光素子Vrの下部に蓄積された電荷はエネルギー
順位の低いCCD側へ図14(c)のように移動する。
【0032】さらに図15のタイミングt3では、シフ
ト信号SHが“ロー”となり図14(d)のように転送
が完了する。しかし図14(d)に示すように、CCD
への電荷の移送が完全に行われず、1ライン分の画像デ
ータを読み出した後に2ライン目の画像データに1ライ
ン目の残り電荷の影響が現れ、前記残像となる。
【0033】本発明は、このような残像の影響を補正す
ることができる画像読取り装置を提供することを課題と
するものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取り装置
は上記のような課題を達成するため、光源により照明さ
れる原稿の画像を、主走査方向に読取る一次元のイメー
ジセンサにより、原稿とイメージセンサとの主走査方向
に直角な副走査方向の相対移動を伴い1ラインずつ順次
読取る画像読取り装置において、イメージセンサによる
複数ライン分の読取り画像データを記憶し各ラインごと
に読み出せるラインメモリと、イメージセンサの蓄積時
間に同期して光源が点滅されることにより得られるイメ
ージセンサの残像データを記憶しておく残像メモリと、
ラインメモリから読み出された前ラインの画像データと
残像データとにより残像成分を演算して得る残像演算手
段と、この残像成分により現読取り画像データを補正を
する補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0035】この場合、イメージセンサにて原稿の画像
読取り前に検出する画像読取り光学系の白色読取り特性
を示す白基準データを記憶しておく白基準メモリと、黒
色読取り特性を示す黒基準データを記憶しておく黒基準
メモリとを備え、補正手段はこれら白基準メモリおよび
黒基準メモリに記憶された白基準データおよび黒基準デ
ータにより、原稿の現読取り画像データをシェーディン
グ補正するのに併せ、残像成分による補正を行うのが好
適である。
【0036】白基準データは、光源を点灯して白基準像
をイメージセンサにより読み取ったデータ、黒基準デー
タは光源が消灯しているときのイメージセンサの暗出力
データであるのが有利である。
【0037】残像データDaは、定数をK1、光源点灯
状態で白基準像をイメージセンサで読取って後光源を消
灯した直後の最大残像データDm、白基準データをD
w、黒基準データをDb、第1のメモリの前ラインの対
応する画素の画像データをDn- 1 として、下式の演算に
より得られる。
【0038】 Da=K1×(Dm−Db)×(Dw−Db) また補正手段からの出力データDrは、定数をK2、白
基準データをDw、暗時出力データをDb、残像データ
をDaとして、下式の演算により得られる。
【0039】 Dr=K2×(Df−Db−Da)/(Dw−Db) さらにラインメモリとしてはファーストイン・ファース
トアウト形のメモリを用いることができる。
【0040】
【作用】本発明の上記構成では、イメージセンサによる
原稿の画像データ読取りに際して、複数ライン分の画像
データがラインメモリに記憶されるのと、残像量が読取
り前ラインの画像データの大小に比例することを利用し
て、残像演算器によりラインメモリに記憶された前ライ
ンの各画素の画像データと、残像メモリに記憶された対
応する画素の残像データを演算することにより現読取り
画像データの残像成分を演算により得、現読取り画像デ
ータを残像成分により補正するので、読取り画像データ
の残像による悪影響を抑制することができる。
【0041】この場合、現画像読取りデータに対応し
て、白基準メモリおよび黒基準メモリから得られる白基
準データと黒基準データとにより、現読取り画像データ
の正規化を行うシェーディング補正演算とともに、前記
残像成分による補正を行うことにより、白・黒シェーデ
ィング補正に加え、読取り画像データの残像による悪影
響をも抑制することができる。
【0042】白基準データを、光源を点灯して白基準像
をイメージセンサにより読み取ったデータとすることに
より画像読取りデータの最大値が得られるし、黒基準デ
ータを、光源が消灯しているときのイメージセンサの暗
出力データとすることにより、黒基準データのための特
別な黒基準像やこれを読取る動作が不要にすることがで
きる。
【0043】残像データDaは、定数をK1、光源点灯
状態で白基準像をイメージセンサで読取って後光源を消
灯した直後の最大残像データDm、白基準データをD
w、黒基準データをDb、ラインメモリにおける前ライ
ンの対応する画素の画像データをDn-1 として、下式の
演算により適正に得られる。
【0044】 Da=K1×(Dm−Db)×(Dw−Db) また補正手段からの出力データDrは、定数をK2、白
基準データをDw、暗時出力データをDb、残像データ
をDaとして、下式の演算により適正に得られる。
【0045】 Dr=K2×(Df−Db−Da)/(Dw−Db) さらにラインメモリとしてはファーストイン・ファース
トアウト形のメモリを用いることにより前記各補正動作
を実現することができる。
【0046】
【実施例】以下本発明の一実施例としての画像読取り装
置について図1〜図8に基づいて説明する。
【0047】図1は本実施例の画像読取り装置の回路系
ブロック図であり、図2は画像読取り装置の機構系概略
構成図である。
【0048】まず機構系の概略構成について説明する
と、図2に示すように原稿1を受載するプラテンガラス
21の下に、原稿1を照明する光源2、原稿1の画像を
読取るイメージセンサ4、および原稿1の画像をイメー
ジセンサ4上に結像させるためのレンズ3を走査光学系
として担持したキャリッジ5が設けられている。
【0049】イメージセンサ4は、主走査方向に1ライ
ン分の画素に対応する受光素子Vr1、Vr2、……が
一列に並ぶ自己走査形のものであり、キャリッジ5は、
駆動ローラ9および従動ローラ10間に張設された駆動
ワイヤ11を介したモータ12の駆動により、主走査方
向に直角な矢印Aで示す副走査方向に移動され、イメー
ジセンサ4の主走査方向の1ライン分の画像読取りが原
稿1の副走査方向の全域につき順次に行えるようにす
る。
【0050】またプラテンガラス21の原稿画像の読取
り開始位置の直ぐ外の部分に、白基準像6を設け、白シ
ェーディング補正のための白基準データを得るようにし
てある。
【0051】次に回路系の構成について説明する。図1
に示すように、イメージセンサ4を駆動するイメージセ
ンサ駆動回路101、光源2を点滅させる同期形光源駆
動回路115を、中央処理装置114により制御するよ
うになっている。
【0052】イメージセンサ4の出力は、A/D変換器
102を介しマルチプレクサ103に入力される。この
マルチプレクサ103は、画像読取りデータDfを残像
補正用のファーストイン・ファーストアウトメモリ11
9(以下FIFOメモリ119と言う)に入力させると
ともに、黒基準データ作成用の第2の減算器110にも
入力させるが、中央処理装置114からの残像処理信号
AFG、白シェーディング信号WHT、黒シェーディン
グ信号BLKを受け、この信号に対応する残像メモリ1
16、白基準メモリ104、黒基準メモリ105にイメ
ージセンサ4の出力を適宜振り分けて入力し、残像処
理、白シェーディング補正、黒シェーディング補正が行
われるようにする。
【0053】なお、FIFOメモリ119はイメージセ
ンサ4からの複数ラインの画像データを受けて、これを
ファーストイン・ファーストアウト方式にて取扱い、各
ラインごとの画像データを出力できるようするものであ
る。
【0054】また残像メモリ116には残像処理信号A
FGをインバータ117によって反転したR/W信号が
入力され、残像メモリ116にイメージセンサ4からの
出力が入力されるとき、これの書込みができるようにす
る。
【0055】同様に白基準メモリ104には、白シェー
ディング信号WHTをインバータ107により反転した
R/W信号が入力され、白基準メモリ104にイメージ
センサ4からの出力が入力されるとき、これの書込みが
できるようにされる。
【0056】黒基準メモリ105にも、黒シェーディン
グ信号BLKをインバータ108により反転したR/W
信号が入力され、黒基準メモリ105に画像データDf
が入力されるとき、これの書込みができるようにする。
【0057】また、白基準メモリ104からの白基準デ
ータDwは黒基準メモリ105からの黒基準データDb
とともに第1の減算器109に入力されて、(Dw−D
b)が演算され、黒基準メモリ105からの黒基準デー
タDbは前記画像データDfとともに第2の減算器11
0に入力されて、(Df−Db)が演算されるようにす
る。
【0058】さらに残像メモリ116からの残像データ
Dmは、黒基準データDbとともに第3の減算器118
に入力されて、(Dm−Db)を演算されるようにす
る。
【0059】第3の減算器118からの残像データD
m′は、FIFOメモリ119からの前ラインの画像デ
ータDn-1 とともに第2の演算器120に入力され、残
像成分Daが演算されるようにする。この演算式は、 Da=(Dm−Db)×(Dn-1 /Db) である。
【0060】第2の演算器120からの残像成分Da
は、第2の減算器110からの黒シェーディング補正デ
ータ(Df−Db)とともに第4の減算器121に入力
され、この黒シェーディング補正データ(Df−Db)
から残像成分Daを差し引く。
【0061】この第4の減算器121からの出力は、第
1の減算器109からの白シェーディング補正データ
(Df−Db)とともに演算器111に入力され、白、
黒シェーディング補正と、残像補正が行われた後の補正
化画像データDrを得る。
【0062】ここでの演算式は、 Dr=255×{(Df−Db)−Da}/(Dw−Db) である。
【0063】以下図1〜図3を参照して画像読取り動作
について説明する。まず中央処理装置114はキャリッ
ジ5をモータ駆動回路112により待機位置へ移動させ
る。
【0064】またイメージセンサ駆動回路101および
同期形光源駆動回路115を起動し、イメージセンサ駆
動回路101により図3に示す走査クロック信号VCL
Kおよび走査クロック信号VCLKを与えて駆動すると
ともに、光源2を点灯して原稿1を照明する。
【0065】原稿1からの反射光は、レンズ3により集
光され、イメージセンサ4の受光部に導かれる。
【0066】イメージセンサ4の受光部には、原稿1の
主走査方向に1ライン分m個の受光素子Vr1、……が
配列されており、各受光素子Vr1、……は光源2によ
り照明された原稿1のそれぞれの各画素からの反射光に
比例した電圧としての画像信号が走査開始信号HSYN
Cの間蓄積される。
【0067】蓄積された1ライン分の画像信号は次の走
査開始信号HSYNCにより図3に示すようにCCDシ
フトレジスタに転送され、走査クロック信号VCLKに
同期して画素の並び順で、図3に示す出力画素列のよう
に順次出力される。この出力に対応するCCD出力電圧
も図3に示してある。
【0068】イメージセンサ4により読み取られた1ラ
イン分の画像データは、A/D変換器102により量子
化された画像データに変換され、以降の処理はディジタ
ル演算で行われる。
【0069】ここで中央処理装置114はキャリッジ5
をモータ駆動回路112により白基準像6の位置に移動
させる。
【0070】白基準像6は原稿1の最大反射率に対応す
る材質で形成されていることにより、この白基準像6を
読み取ったときの読取り画像データは原稿1の画像をイ
メージセンサ4により読み取るときの画像データDfの
最大基準値となる。
【0071】次に中央処理装置114は、白シェーディ
ング信号WHTを“ハイ”とし、白シェーディング補正
の予備処理を開始する。
【0072】白シェーディング信号WHTが“ハイ”に
なるとマルチプレクサ103は、このときのイメージセ
ンサ4の出力を、白シェーディング補正のための白基準
データDwとして白基準メモリ104に書込みデータと
して与える。同時に白基準メモリ104はインバータ1
07によってR/W信号が“ロー”となっていることに
より、アドレスカウンタ106のアドレスに従って白基
準像6の1ライン分の読取り画像データを白基準データ
Dwとして書込み、原稿読取りデータの最大基準値とし
て記憶する。
【0073】アドレスカウンタ106は、1ライン分ご
とにイメージセンサ駆動回路101から出力される走査
開始信号HSYNCによりリセットされ、走査クロック
信号VCLKにより1ずつカウントアップされる。これ
によって、白基準メモリ104、黒基準メモリ105お
よび残像メモリ116に対する読み出し、書込み時にイ
メージセンサ4が読取り画像データを出力する各画素の
主走査方向位置に対応したアドレスを生成する。
【0074】白シェーディング補正処理が終了すると、
中央処理装置114は白シェーディング信号WHTを
“ロー”に戻し、同期形光源駆動回路115の点灯信号
を“ロー”にして光源2を消灯させ、残像処理を開始す
る。
【0075】同期形光源駆動回路115は、次の走査開
始信号HSYNCに同期して光源を消灯するため、次ラ
インの画像読取りではイメージセンサ4の各受光素子V
r1、……への入射光は断たれ、次の走査開始信号HS
YNCの後での読取り画像データは、最大残像成分と暗
時電圧を含んだ最大残像データDmとなる。
【0076】この後中央処理装置114は、残像処理信
号AFGを“ハイ”として、マルチプレクサ103によ
り前記最大残像データDmを残像メモリ116の書込み
データとして与える。
【0077】同時に残像メモリ116は、インバータ1
17によってR/W信号が“ロー”となることにより、
アドレスカウンタ106のアドレスに従って最大残像デ
ータDmの書込みを行う。書込みが終了した後に残像処
理信号AFGを“ロー”として残像処理を終了する。
【0078】次に中央処理装置114は黒シェーディン
グ信号BLKを“ハイ”にすることで黒シェーディング
補正処理を開始する。
【0079】このときマルチプレクサ103により、光
源2を消灯したイメージセンサ4への入射光を断った状
態での1ライン分の読取り画像データを黒基準メモリ1
05の書込みデータとして与え、同時に黒基準メモリ1
05はインバータ108によってR/W信号が“ロー”
となっていることにより、アドレスカウンタ106のア
ドレスに従って書込みを行い、黒基準データDbとして
記憶される。
【0080】光源2が消灯した後十分時間が経過してい
るため、イメージセンサ4の画像信号はほとんどが暗時
電圧である。この処理が終了すると、黒シェーディング
信号BLKは“ロー”に戻され黒シェーディング補正の
予備処理を終了する。
【0081】この黒基準データDbは画像データの最大
黒レベルを示すデータであり、原稿1の読取り画像デー
タの基準最高濃度レベルとなる。本実施例の方式では黒
基準データDbを得るために、キャリッジ5を図2に示
す黒基準像7の位置に移動させてこれの読取りを行う動
作が不要であり、処理が簡易にかつ迅速に達成される。
しかし本発明の本質的な特徴からは、黒基準像を利用し
て黒基準データDbを得るようにして差し支えはない。
【0082】ここで中央処理装置114は、同期形光源
駆動回路115を制御して光源2を再び点灯させ、白シ
ェーディング信号WHT、残像処理信号AFGおよび黒
シェーディング信号BLKを共に“ロー”とし、キャリ
ッジ5をモータ駆動回路112により原稿1の先端位置
へ移動させて原稿1のイメージセンサ4による画像デー
タDfの読み出しを開始する。
【0083】このとき、白基準メモリ104、残像メモ
リ116および黒基準メモリ105は、インバータ10
7、117、108により走査開始信号HSYNC、走
査クロック信号VCLKおよび残像処理信号AFGが
“ロー”に反転していることにより、いずれも読み出し
状態になり、アドレスカウンタ106の出力アドレスに
従って、原稿1の現読取り各画素に対応した白基準デー
タDw、最大残像データDmおよび黒基準データDbを
出力する。
【0084】これより、読み取られる原稿1の画像デー
タDfに対する補正演算処理について説明する。
【0085】原稿1のイメージセンサ4による1ライン
分の画像データDfは、マルチプレクサ103により第
2の減算器110に入力されるとともに、FIFOメモ
リ119に順次書き込まれ、第2の減算器110にて、
画像データDfから黒基準データDbを差し引いたデー
タ(Df−Db)を得る。
【0086】また第1の減算器109により、白基準デ
ータDwより黒基準データDbを差し引いたデータ(D
w−Db)が得られる。
【0087】さらに、残像メモリ116に記憶された最
大残像データDmは、白基準メモリ104等と同様に原
稿1のイメージセンサ4による読取り画像データの各画
素位置に対応して読み出され、第3の減算器118によ
り、最大残像データDmに含まれる暗出力分Dbが差し
引かれた実際の最大残像成分Dm′=(Dm−Db)を
得る。
【0088】FIFOメモリ119は書き込まれた順番
に従って、順次前ライン画像データDn-1 を第2の減算
器120へ入力し、画像データDfに含まれる真の残像
成分Daを求める。このときの演算式は、 Da=(Dm−Db)×(Dn-1 /Db) である。
【0089】これは、読み出し画像データDfに含まれ
る残像成分は白基準データDwに対しての前ラインの画
像データDn-1 の大小に比例することによる。
【0090】さらに原稿1の画像データDfより暗出力
を差し引いた(Df−Db)に対し、さらに真の残像成
分Daを第4の減算器121により差し引き、結果とし
て {(Df−Db)−(Dm−Db)×(Dn-1 /Db)} を得る。
【0091】この演算結果と先に計算した(Dw−D
b)は第1の演算器111に入力される。
【0092】この第1の演算器111では、 Dr=255×{(Df−Db)−Da}/(Dw−Db) の演算が行われる結果、第1の演算器111の出力にて
白・黒シェーディング補正と残像補正が行われた後の補
正化画像データDfを得ることができる。
【0093】以上説明したように、原稿1の各1ライン
分の画像データDfに対して、走査開始信号HSYNC
および走査クロック信号VCLKに同期して白・黒シェ
ーディング補正および残像処理を施すことにより読取り
精度の他界補正画像データDrを得ることができる。
【0094】次に上記のような画像の読取りにおける実
際の画像データの例について図4〜図8を参照しながら
説明する。
【0095】図4には、白基準像6を読み取った白基準
データDwと、光源2を消灯した直後の最大残像データ
Dm、消灯後暫時経過した後の黒基準データDbを1ラ
イン分に亘って図示している。
【0096】最大残像データDmは白基準像6を読み取
った後の残像であり、残像の最大レベルを示すもので、
画像データの残像成分Daを見積もる基準となる。
【0097】また最大残像データDmには、イメージセ
ンサ4の暗時電圧である黒基準データDbも含んでいる
から、実際の最大残像データDm′は上記のように、 Dm′=(Dm−Db) となる。
【0098】そして画像データに含まれる真の残像成分
Daは、図5に示すように前ラインの画像データDn-1
に比例するとして、Da=(Dm−Db)×(Dn-1
Db)となり、最大残像データDmと前ライン画像デー
タDn-1 より第2の演算器120により求められる。
【0099】さらに、図6に示すように現在読取り中の
原稿1の画像データDf′(残像を含む)から、算出し
た真の残像成分Daを差し引くことにより真の画像デー
タDf(残像含まず)が算出できる。Df=Df′−D
aとすれば、従来例と同じように以下に説明するシェー
ディング演算を行うことができる。
【0100】図7では、残像補正を行った後の原稿1の
1ライン分の読取り画像データDfとそれに対応する白
基準データDwと、黒基準データDbを示している。
【0101】今、イメージセンサ4の受光素子Vr1に
対応する黒基準データDbが10であり、隣の受光素子
Vr2に対応する黒基準データDbが5であったとする
(画像データは8ビットデータにて取扱う関係上、デー
タの値の範囲は0〜225である。)。
【0102】また白基準データDwについては、受光素
子Vr1、Vr2に対応するデータがそれぞれ230、
225であったとする。
【0103】次に原稿1の読取りを行った場合、まず受
光素子Vr1の画像データDfが出力される。今、画像
データDfが140であったとすると、このとき受光素
子Vr1に対応して記憶されている黒基準データDb=
10および白基準データDw=230が、白基準メモリ
104および黒基準メモリ105よりそれぞれ出力さ
れ、第1、第2の減算器109および110にて演算が
行われ、データ(Dw−Db)として値220と、デー
タ(Df−Db)として値130とがそれぞれ出力され
る。
【0104】一方、第2の演算器120では、FIFO
メモリ119からの前ラインの画像データDn-1 として
出力値170と第3の減算器118からの残像データD
mとしての出力値30とによって、真の残像成分Daの
値15が出力される。これら2つのデータから減算器1
21ではデータ{(Df−Db)−Da}としての値1
15が出力される。
【0105】そしてこの{(Df−Db)−Da}の値
115と、前記第1の減算器109からの(Dw−D
d)の値220との2つの値は演算器111に入力さ
れ、これらに対応したDr=255×{(Df−Db)
−Da}/(Dw−Db)の値133が補正された正規
化画像データとして出力される。
【0106】これと同様の演算がイメージセンサ4の各
受光素子ごとに順次行われ、受光素子Vr2の場合も同
様に、画像データDfの値が180だから、(Df−D
b)の値として175が、(Dw−Db)の値として2
20が、また、Dm=20、Dn-1 に対応したDa=1
1に対応した{(Df−Db)−Da}の値が164と
してそれぞれ出力され、補正された正規化画像データD
rとしての値190が出力される。
【0107】その結果として、図8に示す白基準データ
Dwのレベルを255として正規化された補正画像デー
タDrを得ることができる。
【0108】こうして1ライン分の画像データを読取る
都度、キャリッジ5をモータ駆動回路112により原稿
1の画像データを2次元的に読取りを行うことができ
る。ここで第1の演算器111として、書込み可能なラ
ンダムアクセスメモリP−ROMを用いて上位アドレス
にデータ{(Df−Db)−Da}を入力し、下位アド
レスにデータ(Dw−Db)を入力して、これらの入力
アドレス信号に対応した演算結果を予めROMにプログ
ラムしておく、ルックアップテーブル方式を用いて実現
することができる。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、前ラインの各画素の画
像データと、残像メモリに記憶された対応する画素の残
像データを演算することにより現読取り画像データの残
像成分を演算により得て、現読取り画像データを残像成
分により補正し、読取り画像データの残像による悪影響
を抑制するので、画像の読取り精度を向上することがで
きる。
【0110】この場合、白基準データと黒基準データと
により、現読取り画像データの正規化を行うシェーディ
ング補正演算とともに、前記残像成分による補正を行う
と、白・黒シェーディング補正に加え、読取り画像デー
タの残像による悪影響をも抑制し、画像を高精度に読取
ることができる。
【0111】白基準データを、光源を点灯して白基準像
をイメージセンサにより読み取ったデータとすることに
より画像読取りデータの最大値が得られるので前記補正
に有利であるし、黒基準データを、光源が消灯している
ときのイメージセンサの暗出力データとすると、黒基準
データのための特別な黒基準像やこれを読取る動作が不
要になるので、前記補正処理を簡易にかつ迅速に行うこ
とができる。
【0112】残像データDaは、定数をK1、光源点灯
状態で白基準像をイメージセンサで読取って後光源を消
灯した直後の最大残像データDm、白基準データをD
w、黒基準データをDb、ラインメモリにおける前ライ
ンの対応する画素の画像データをDn-1 として、下式の
演算により適正に得られる。
【0113】 Da=K1×(Dm−Db)×(Dw−Db) また補正手段からの出力データDrは、定数をK2、白
基準データをDw、暗時出力データをDb、残像データ
をDaとして、下式の演算により適正に得られる。
【0114】 Dr=K2×(Df−Db−Da)/(Dw−Db) さらにラインメモリとしてはファーストイン・ファース
トアウト形のメモリを用いることにより前記各補正動作
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一実施例としての画像読取
り装置の回路系ブロック図である。
【図2】図1の装置の構成系の概略構成図である。
【図3】図1の装置の画像読取り動作を示すタイミング
チャートである。
【図4】白基準データDw、黒基準データDb、残像デ
ータDmの対応を示すグラフである。
【図5】白基準データDw、前ライン画像データ
n-1 、補正残像データDm−Db、真の残像データD
aの対応を示すグラフである。
【図6】白基準データDw、真の残像データDa、残像
を含む画像データDf′、残像を含まない画像データD
fの対応を示すグラフである。
【図7】白基準データDw、黒基準データDb、残像を
含まない画像データDfの対応を示すグラフ。
【図8】補正画像データDr、正規化された白基準デー
タDw′の対応を示すグラフである。
【図9】従来の画像読取り装置の回路系を示すブロック
図である。
【図10】図9の回路系による画像読取り時の白基準デ
ータDw、黒基準データDb、画像データDfの対応を
示すグラフである。
【図11】白・黒シェーディング補正による正規化され
た画像データDr、正規化された白基準データDw′の
対応を示すグラフである。
【図12】白基準データDw、残像データDa、前ライ
ン画像データDn-1 、残像を含む画像データDf′の対
応を示すグラフである。
【図13】残像を含まない補正画像データDr、残像を
含む補正画像データDr′、正規化処理後の残像成分の
対応を示すグラフである。
【図14】蓄積形イメージセンサでの残像の発生原理の
説明図である。
【図15】イメージセンサの電荷転送動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 原稿 2 光源 3 レンズ 4 イメージセンサ 5 キャリッジ 6 白基準像 11 駆動ワイヤ 12 モータ 101 イメージセンサ駆動回路 102 A/D変換器 103 マルチプレクサ 104 白基準メモリ 105 黒基準メモリ 106 アドレスカウンタ 107、108、117 インバータ 109 第1の減算器 110 第2の減算器 111 シェーディング演算器 112 モータ駆動回路 114 中央処理装置 115 同期形光源駆動回路 116 残像メモリ 119 FIFOメモリ 120 残像演算器 121 第3の減算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源により照明される原稿の画像を、主
    走査方向に読取る一次元のイメージセンサにより、原稿
    とイメージセンサとの主走査方向に直角な副走査方向の
    相対移動を伴い1ラインずつ順次読取る画像読取り装置
    において、 イメージセンサによる複数ライン分の読取り画像データ
    を記憶し各ラインごとに読み出せるラインメモリと、イ
    メージセンサの蓄積時間に同期して光源が点滅されるこ
    とにより得られるイメージセンサの残像データを記憶し
    ておく残像メモリと、ラインメモリから読み出された前
    ラインの画像データと残像データとにより残像成分を演
    算して得る残像演算手段と、この残像成分により現読取
    り画像データを補正をする補正手段とを備えたことを特
    徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 イメージセンサにて原稿の画像読取り前
    に検出する画像読取り光学系の白色読取り特性を示す白
    基準データを記憶しておく白基準メモリと、黒色読取り
    特性を示す黒基準データを記憶しておく黒基準メモリと
    を備え、補正手段はこれら白基準メモリおよび黒基準メ
    モリに記憶された白基準データおよび黒基準データによ
    り、原稿の現読取り画像データをシェーディング補正す
    るのに併せ、残像成分による補正を行う請求項1に記載
    の画像読取り装置。
  3. 【請求項3】 白基準データは、光源を点灯して白基準
    像をイメージセンサにより読み取ったデータ、黒基準デ
    ータは光源が消灯しているときのイメージセンサの暗出
    力データである請求項2に記載の画像読取り装置。
  4. 【請求項4】 残像データDaは、定数をK1、光源点
    灯状態で白基準像をイメージセンサで読取って後光源を
    消灯した直後の最大残像データDm、白基準データをD
    w、黒基準データをDb、ラインメモリの前ラインの対
    応する画素の画像データをDn-1 として、下式により算
    出する請求項3に記載の画像読取り装置。 Da=K1×(Dm−Db)×(Dw−Db)
  5. 【請求項5】 補正手段からの出力データDrは、定数
    をK2、白基準データをDw、暗時出力データをDb、
    残像データをDaとして、下式の演算により算出する請
    求項2に記載の画像形成装置。 Dr=K2×(Df−Db−Da)/(Dw−Db)
  6. 【請求項6】 ラインメモリにファーストイン・ファー
    ストアウト形のメモリを用いた請求項1〜5のいずれか
    に記載の画像読取り装置。
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