JPH06291594A - 電子部品とその製造方法 - Google Patents

電子部品とその製造方法

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Publication number
JPH06291594A
JPH06291594A JP7317093A JP7317093A JPH06291594A JP H06291594 A JPH06291594 A JP H06291594A JP 7317093 A JP7317093 A JP 7317093A JP 7317093 A JP7317093 A JP 7317093A JP H06291594 A JPH06291594 A JP H06291594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
flange
conductive pattern
metal cap
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7317093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoharu Shinoda
智晴 信田
Kikuo Kaino
喜久雄 戒能
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7317093A priority Critical patent/JPH06291594A/ja
Publication of JPH06291594A publication Critical patent/JPH06291594A/ja
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子部品とその製造方法に関する
ものであり、そこで本発明は金属キャップによる密封構
造をとっても高周波部品の電気的特性を悪化しないよう
にすることを目的とするものである。 【構成】 そしてこの目的を解決するために本発明は基
板5と、この基板5上に実装された高周波部品6と、こ
の高周波部品6を前記基板5上において覆う金属キャッ
プ10とを備え、前記金属キャップ10の外周下端を外
方に延長してフランジ11を設け、このフランジ11の
下面に対応する基板5上に導電パターン9を設け、前記
フランジ11にはこの導電パターン9に向けて突出した
凹状の溝12を形成するとともに、このフランジ11と
導電パターン9間は半田13により接着したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品とその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例を示し、1は基板で、この
基板1上には高周波部品2が実装されている。またこの
高周波部品2上は金属キャップ3で覆われており、この
金属キャップ3の下端外周のフランジ3aは基板1上に
溶接により固着されている。なお4は入、出力端子であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において問題
になるのは金属キャップ3のフランジ3aを基板1上に
溶接するときに、フランジ3aの一部がキャップ3内に
飛散し、高周波部品2に付着し、その電気的特性を悪化
させてしまうことであった。
【0004】そこで本発明は金属キャップによる密封構
造をとっても高周波部品の電気的特性を悪化しないよう
にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を解決す
るために本発明は基板と、この基板上に実装された高周
波部品と、この高周波部品を前記基板上において覆う金
属キャップとを備え、前記金属キャップの外周下端を外
方に延長してフランジを設け、このフランジの下面に対
応する基板上に導電パターンを設け、前記フランジには
この導電パターンに向けて突出した凹状の溝を形成する
とともに、このフランジと導電パターン間は半田により
接着したものである。
【0006】
【作用】以上の構成とすれば金属キャップによる密封は
半田付けにより行われるので従来のように金属屑が飛散
して高周波部品の電気的特性を悪化させることはない。
また、フランジには下方の導電パターンに向け突出した
凹状の溝を設けているので、この溝内は半田付けのため
の加熱による熱を受けやすくなり、その結果として半田
は短時間で溶融するようになり、それにより高周波部品
に対する熱的悪影響を避けることができる。
【0007】
【実施例】図1、図2において、5はアルミナで形成さ
れた基板で、この基板5上には圧電共振子などのKHz帯
からMHz帯までの高周波部品6が実装されている。すな
わち、この高周波部品6の下面と基板5の上面間には接
着剤を設けており、これにより固着されている。そして
この状態で高周波部品6とその外周の6個の電極7とは
図1に示すごとくワイヤ8を介して接続される。この高
周波部品6の外周には矩形状の導電パターン9が設けら
れている。また、高周波部品6の上面は金属キャップ1
0によって密封されるようになっており、次にその構成
について説明する。
【0008】すなわち金属キャップ10の下端外周は外
方に延長されたフランジ11となっており、このフラン
ジ11には図3〜図5に示すごとく、導電パターン9に
向けて突出した凹状の溝12が形成されている。この構
成において図3の如くフランジ11と導電パターン9の
間に半田13が設けられ、密封構造となっている。
【0009】なお図3において14は基板5の全面に均
一な厚みで設けられたガラスなどの絶縁膜であり、図2
に示した電極7と導電パターン9だけがこの絶縁膜1上
に表出している。したがって基板5の長手辺に設けた
入、出力電極15と電極7とはこの絶縁膜14の下方に
設けた導電パータン16により接続されており、同じよ
うに導電パターン9と基板5の短辺方向に設けたアース
電極17も図示していないが絶縁膜14下に設けた導電
パターンにより接続されている。これにより金属キャッ
プ10はフランジ11、半田13、導電パターン9を介
してアース電極17に接続されたこととなる。次に図
6、図7は製造工程を示す図であって、金属キャップ1
0はマグネット18により吸着されている。この状態に
なる前に基板5の導電パターン9上に半田13が設けら
れ、その状態で溶融が行われる。そしてその後高周波部
品6の実装が行われ、次にこの図6の如く基板5と金属
キャップ10とが不活性ガス中に移動させられる。この
図6において19は半田により形成されたスペーサであ
って、不活性ガス雰囲気中での加熱が開始されるとフラ
ンジ11の下面の半田13と導電パターン9上の半田1
3と共に溶融が始まり一定時間が経過すると完全に溶融
する事となる。その結果図7に示す如く金属キャップ1
0は基板5上に下降し、金属キャップ10による密封が
終了する。
【0010】そのときスペーサ19の溶融するまでの間
に金属キャップ10内の空気は外部に放出され、それに
変わってその内部に不活性ガスが充満する事となる。
【0011】なお、図6、図7において20は支柱で、
21は支え棒である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は基板と、この基板
に実装された高周波部品と、この高周波部品を前記基板
上において覆う金属キャップとを備え、前記金属キャッ
プの外周下端を外方に延長してフランジを設け、このフ
ランジの下面に対応する基板上に導電パターンを設け、
前記フランジにはこの導電パターンに向けて突出した凹
状の溝を形成するとともに、このフランジと導電パター
ン間は半田により接着したものである。
【0013】以上の構成とすれば金属キャップによる密
封は半田付けにより行われるので従来のように金属屑が
飛散して高周波部品の電気的特性を悪化させることはな
い。また、フランジには下方の導電パターンに向け突出
した凹状の溝を設けているので、この溝内は半田付けの
ための加熱による熱を受けやすくなり、その結果として
半田は短時間で溶融するようになり、それにより高周波
部品に対する熱的悪影響を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金属キャップを断面状態で
示した図
【図2】その分解斜視図
【図3】その要部拡大断面図
【図4】その金属キャップの断面図
【図5】その金属キャップの下面図
【図6】その製造工程を示す正面図
【図7】その製造工程を示す正面図
【図8】従来例を示す一部切り欠き斜視図
【符号の説明】
5 アルミナで形成された基板 6 高周波部品 7 電極 8 ワイヤ 9 導電パターン 10 金属キャップ 11 フランジ 12 凹状の溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板に実装された高周波部
    品と、この高周波部品を前記基板上において覆う金属キ
    ャップとを備え、前記金属キャップの外周下端を外方に
    延長してフランジを設け、このフランジの下面に対応す
    る基板上に導電パターンを設け、前記フランジにはこの
    導電パターンに向けて突出した凹状の溝を形成するとと
    もに、このフランジと導電パターン間は半田により接着
    した電子部品。
  2. 【請求項2】 基板と、この基板上に実装される電子部
    品と、この電子部品を基板上において覆う金属キャップ
    とを備え、前記金属キャップはその下端外周に外方に向
    けて延長されたフランジを有し、このフランジに対向す
    る基板上には導電パターンが形成されており、前記フラ
    ンジからこの導電パターンに向けて突出した凹状の溝が
    形成されたものにおいて、まず基板の導電パターン上に
    半田を設けて溶融させ、次にこの基板上に電子部品を実
    装し、その後この電子部品上に所定間隔をおいて金属キ
    ャップを位置させた状態で不活性ガス中で保持し、その
    後金属キャップを導電パターン上に下降させ、その状態
    で熱を加えてキャップとフランジ間の半田を溶融させる
    ことを特徴とする電子部品の製造方法。
JP7317093A 1993-03-31 1993-03-31 電子部品とその製造方法 Pending JPH06291594A (ja)

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JP7317093A JPH06291594A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電子部品とその製造方法

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JPH06291594A true JPH06291594A (ja) 1994-10-18

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ID=13510415

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JP7317093A Pending JPH06291594A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 電子部品とその製造方法

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JP (1) JPH06291594A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10003501C2 (de) * 1999-03-16 2003-04-24 Murata Manufacturing Co Elektronische Bauteilvorrichtung
JP2011182064A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の水晶振動子
JP2015104043A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 京セラクリスタルデバイス株式会社 圧電デバイス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011182064A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の水晶振動子
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