JPH0629108U - チャッキング用アクチュエータ - Google Patents
チャッキング用アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0629108U JPH0629108U JP7044992U JP7044992U JPH0629108U JP H0629108 U JPH0629108 U JP H0629108U JP 7044992 U JP7044992 U JP 7044992U JP 7044992 U JP7044992 U JP 7044992U JP H0629108 U JPH0629108 U JP H0629108U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chucking
- yoke
- magnetic circuit
- coil
- wafer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体ウェハー表面にスパッタ膜を形成する
スパッタリング装置等のウェハーの面方向に移動して、
ウェハーを複数位置でチャッキングするチャッキング用
アクチュエータにおいて、アクチュエータの移動速度が
制御でき、チャッキング時に粉じんの発生やウェハーの
位置ずれを生ずることのないチャッキング用アクチュエ
ータとする。 【構成】 固定用ベース13上にチャッキング用爪1を
先端に取り付けたセンターヨーク9を貫入して磁気回路
を駆動する電流を流すリニアアクチュエータ用コイル8
を固定し、センターヨークの両側にはバックヨーク10
を配置し、リニアアクチュエータ用コイルとの間の空隙
にリニアアクチュエータ用コイルの方向が同極となる永
久磁石をバックヨークに固定して磁気回路を形成して、
磁気回路と固定用ベース13との間に可動用リニアガイ
ド11を設ける。
スパッタリング装置等のウェハーの面方向に移動して、
ウェハーを複数位置でチャッキングするチャッキング用
アクチュエータにおいて、アクチュエータの移動速度が
制御でき、チャッキング時に粉じんの発生やウェハーの
位置ずれを生ずることのないチャッキング用アクチュエ
ータとする。 【構成】 固定用ベース13上にチャッキング用爪1を
先端に取り付けたセンターヨーク9を貫入して磁気回路
を駆動する電流を流すリニアアクチュエータ用コイル8
を固定し、センターヨークの両側にはバックヨーク10
を配置し、リニアアクチュエータ用コイルとの間の空隙
にリニアアクチュエータ用コイルの方向が同極となる永
久磁石をバックヨークに固定して磁気回路を形成して、
磁気回路と固定用ベース13との間に可動用リニアガイ
ド11を設ける。
Description
【0001】
本考案は、スパッタリング装置等において、半導体ウェハー(以下ウェハーと 称す)等を把持搬送する時、ウェハーをウェハーの面方向の平行移動によりチャ ッキングして使用するチャッキング用アクチュエータに関するものである。
【0002】
従来、ウェハーの面方向に移動してウェハーの周囲を把持するチャッキング用 アクチュエータは、図2に示すような電磁ソレノイドが使用されており、チャッ キング時のオン、オフはソレノイド用コイル3に電流を通電してプランジャー2 を引き込み、図2の(b)に示す先端に爪1aを有するチャッキング用爪1をウ ェハーから離してオフ動作をし、ソレノイド用コイル3に流す電流を切った時に ばね5のばね力によりプランジャー2を押し出してチャッキング用爪1でウェハ ーを把持している。従って、ウェハーのチャッキングは、ばね5のばね力とソレ ノイド用コイル3の電磁吸引力で行われているため、チャッキング用爪1の送り 速度の制御ができず、そのためストロークエンドでの衝突により粉じんが発生し 、装置内の真空度を下げたり、又は衝撃によりウェハーが所定の場所から位置ず れを起こし、ウェハー表面へのスパッタリング時にスパッタリング不良を発生す る等の問題があった。
【0003】
本考案は、これらの欠点を除去するため、永久磁石を用いた磁気回路とリニア アクチュエータ用コイルを組合わせたリニアアクチュエータの構成とすることに より、リニアアクチュエータ用コイルに流す電流を変えて、先端にチャッキング 用爪を取り付けたセンターヨークの移動速度を変えられるように構成した速度制 御可能なウェハーチャッキング用アクチュエータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、固定用ベース(以下ベースと称す)上に固定された磁気回路を駆動 する制御電流を流すリニアアクチュエータ用コイル(以下コイルと称す)と、レ ール上にベアリングで保持されたリニアガイドを有するバックヨーク及び前記コ イルを貫通するセンターヨークからなる磁気回路と、センターヨークを中心にし てコイルの外側とバックヨークとの間の空隙にコイルを間にコイル方向に同極に 着磁した永久磁石を配置した磁気回路により構成され、磁気回路はリニアガイド により固定用ベース上に支持された構造であるので、チャッキング用爪をウェハ ー面方向に移動するチャッキング時のオン、オフ動作時に衝撃の生ずることのな いチャッキング用アクチュエータを形成する。
【0005】 即ち本考案は、固定用ベース上に固定されたリニアアクチュエータ用コイルと 、該リニアアクチュエータ用コイルの内部に貫入するセンターヨークと、センタ ーヨークを中心にセンターヨークの両側に配置されたセンターヨークと閉磁路を 形成するバックヨークと、センターヨークとバックヨークの間に、前記リニアア クチュエータ用コイルとの間に空隙を形成してセンターヨーク対向面が同極に着 磁されバックヨークに固着された永久磁石とからなる磁気回路を、センターヨー クの長軸方向に案内可動するよう磁気回路と固定ベースとの間にリニアガイドを 設け、センターヨーク先端にチャッキング用爪を取り付けてなるチャッキング用 アクチュエータである。
【0006】
ウェハーをチャッキングするチャッキング用爪を取り付けた駆動電流を流すベ ースに固定したコイルを貫通するセンターヨーク、及びセンターヨークと一体の バックヨークと、バックヨーク内面のコイルに対向した面に、センターヨーク側 が同極になるようバックヨークに永久磁石を固定した磁気回路をベース上にリニ アガイドにより保持した構造のチャッキング用アクチュエータであるので、コイ ルに流す電流の値と電流方向を制御することにより、磁気回路の前後方向と移動 速度を制御できるチャッキング用アクチュエータが形成される。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は本考案によるチ ャッキング用アクチュエータで、図1の(a)は平面図、図1の(b)は側面図 である。固定用ベース13上に固定されたリニアアクチュエータ用コイル8には センターヨーク9が貫入され、センターヨーク9の両側にはバックヨーク10が 配置され、センターヨークとその両端で接続して閉磁気回路が形成されており、 センターヨーク9とバックヨーク10との間には永久磁石7がコイルに対向して 空隙を形成してコイルに対向した面が互いに同極となるように着磁され、バック ヨーク10に接着等により固定される。バックヨークとセンターヨークはセンタ ーヨークを中央にして閉磁気回路を形成しており、センターヨーク9及びバック ヨーク10は高い磁気飽和磁束密度を有する軟磁性材で作られている。 リニアガイド11はバックヨーク10に固定され、ベース13との間で磁気回 路が滑らかに可動できるように構成されており、可動する磁気回路はベース上に 立てたストッパー12によりベース13上よりはみ出すことなく止められる。又 センターヨーク9の先端にはウェハー等を支持する爪付きのチャック、即ちチャ ッキング用爪1がネジ止め等により固定されている。 このように構成されたリニアアクチュエータ用コイル8に通電すると、磁気回 路全体がリニアガイドによりコイルに加えられる電流方向と大きさにより左右に 速度を変えて移動し、リニアアクチュエータ用コイル8に流す電流の方向、及び 電流の値を変えることによりチャッキングのオン、オフ時の制御を行う。速度は コイルの通電電圧、又は電流値により制御できるため、ストロークエンドでの衝 撃や発じんが防止できる。 なお、ウェハーのチャッキング時のセンターヨークの移動距離は、現在実用さ れているものでは±10mm以内であり、磁気回路の可動範囲は±10mmもあ ればよい。
【0008】
本考案によるチャッキング用アクチュエータは、コイルに流す電流の向き、及 び大きさにより、速度と方向の制御が可能であることから、ストロークエンドで の衝撃が防止できるため、スパッタリング装置のチャッキング用アクチュエータ として用いて、ウェハー等のチャッキング時に衝突等の生ずることのない信頼性 の高いチャッキング機構が得られるようになった。
【図1】本考案によるチャッキング用アクチュエータを
示す図で、図1の(a)は平面図、図1の(b)は側面
図。
示す図で、図1の(a)は平面図、図1の(b)は側面
図。
【図2】従来のチャッキング用アクチュエータを示す図
で、図2の(a)は平面図、図2の(b)はチャッキン
グ先端を示す側面図。
で、図2の(a)は平面図、図2の(b)はチャッキン
グ先端を示す側面図。
1 チャッキング用爪 1a 爪 2 プランジャー 3 ソレノイド用コイル 4 外周ヨーク 5 ばね 6 リニアガイド 7 永久磁石 8 リニアアクチュエータ用コイル 9 センターヨーク 10 バックヨーク 11 リニアガイド 12 ストッパー 13 固定用ベース
Claims (1)
- 【請求項1】 固定用ベース上に固定されたリニアアク
チュエータ用コイルと、該リニアアクチュエータ用コイ
ルの内部に貫入するセンターヨークと、センターヨーク
を中心にセンターヨークの両側に配置されたセンターヨ
ークと閉磁路を形成するバックヨークと、センターヨー
クとバックヨークの間に、前記リニアアクチュエータ用
コイルとの間に空隙を形成してセンターヨーク対向面が
同極に着磁されバックヨークに固着された永久磁石とか
らなる磁気回路を、センターヨークの長軸方向に案内可
動するよう磁気回路と固定ベースとの間にリニアガイド
を設け、センターヨーク先端にチャッキング用爪を取り
付けてなるチャッキング用アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7044992U JP2562343Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | チャッキング用アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7044992U JP2562343Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | チャッキング用アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629108U true JPH0629108U (ja) | 1994-04-15 |
JP2562343Y2 JP2562343Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=13431832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7044992U Expired - Lifetime JP2562343Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | チャッキング用アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562343Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107571123A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-01-12 | 德清凯晶光电科技有限公司 | 一种用于玻璃研磨机的夹紧结构 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP7044992U patent/JP2562343Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107571123A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-01-12 | 德清凯晶光电科技有限公司 | 一种用于玻璃研磨机的夹紧结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562343Y2 (ja) | 1998-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |