JPH06291003A - エアシャワー装置 - Google Patents

エアシャワー装置

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JPH06291003A
JPH06291003A JP5103490A JP10349093A JPH06291003A JP H06291003 A JPH06291003 A JP H06291003A JP 5103490 A JP5103490 A JP 5103490A JP 10349093 A JP10349093 A JP 10349093A JP H06291003 A JPH06291003 A JP H06291003A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
unit
nozzle unit
injection nozzle
air shower
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5103490A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kawashima
英顕 川島
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防塵衣等に付着した異物等を効率よく除去し
得るエアシャワー装置を提供する。 【構成】 エアシャワー室11適所に回転可能に支持さ
れた複数のエア噴出口3を有するエア噴射ノズルユニッ
ト1と、エア噴射ノズルユニット1内に設けた回転翼4
と、エア噴射ノズルユニット1の軸方向に往復動可能に
装着された脈動気流発生ユニット6と、を備えいる。エ
アシャワー室11内の被清浄体に対してエアーを吹き付
ける際に、回転・脈動気流を噴射することにより、被清
浄体に付着した異物を効率よく除去し得るようにしたも
のである。エア噴射ノズルユニット1は、その中心軸か
ら偏心した角度位置に配設されたエア噴出口3を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無塵状態で作業を行う
必要がある例えば半導体装置の製造工程において、人体
又は防塵衣等に付着した異物を効率よく除去するための
エアシャワー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体装置等の製造は、高い清浄
度に維持されたクリーンルーム内で行われるが、このク
リーンルームの入口には通常、所謂エアシャワー室が設
置されている。このエアシャワー室において、クリーン
ルーム外部から入室する作業者又は機器類等に対して、
清浄空気のジェット気流が吹き付けられるようになって
いる。そして、これらの被清浄体の表面に付着している
塵埃粒子等を払い落とし、クリーンルームへ入室する前
に、予め作業者等から塵埃等を除去するようにしてい
る。
【0003】上記のように従来のエアシャワー装置で
は、ジェット気流を吹き付けるためのエア噴出口を、そ
の装置の適所に備えており、該エア噴出口の向きを手動
により任意に可変設定し得るように固定支持されてい
る。また、エア噴出口から噴出されるジェット気流は、
エア噴射時間の長短が制御されるようになっていて、そ
の噴射時間のみを管理するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に従来のエアシャワー装置においては、エア噴出口の向
きを手動により任意に可変設定し得るように、固定支持
されているので、エアシャワー室内を通過する作業者等
の被清浄体に対して、その全域をカバーするようにジェ
ット気流を吹き付けるためには、エア噴出口を有するノ
ズルの設置位置及びそのエア噴出方向を相互に変化させ
て、多数のエア噴射ノズルを分散して設置する必要があ
った。
【0005】しかしながら、上記のように多数のエア噴
射ノズルを設置する場合でも、各ノズル毎にそのエア噴
出口から噴出されるジェット気流の噴射方向が一定であ
るため、被清浄体においてエアシャワーが直接当たらな
い所謂、角度的な死角が生じ易かった。このために衣類
等に付着した塵埃等を十分に除去するためには、その作
業者自身においてエアシャワー装置に対する姿勢を変化
させ、しかも長い時間をかけてエアシャワーを受けるよ
うにしなければならなかった。このように従来のエアシ
ャワー装置では、塵埃等を効率的に除去することが困難
であった。
【0006】そこで本発明は、防塵衣等に付着した異物
等を効率よく除去し得るエアシャワー装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエアシャワー装
置は、エアシャワー室適所に回転可能に支持された複数
のエア噴出口を有するエア噴射ノズルユニットと、この
エア噴射ノズルユニット内に設けた回転翼と、上記エア
噴射ノズルユニットの軸方向に往復動可能に装着された
脈動気流発生ユニットと、を備えいる。そして特に、上
記エアシャワー室内の被清浄体に対してエアーを吹き付
ける際に、回転・脈動気流を噴射することにより、前記
被清浄体に付着した異物を効率よく除去し得るようにし
たものである。
【0008】また、前記エア噴射ノズルユニットは、そ
の中心軸から偏心した角度位置に配設されたエア噴出口
を有している。
【0009】
【作用】本発明によれば、エア噴射ノズルユニットに開
口するエア噴出口は、その中心軸から偏心した角度位置
に複数配設されると共に、該エア噴射ノズルユニットが
回転駆動される。またエア噴射ノズルユニット内の回転
翼を駆動すると共に、脈動気流発生ユニットを軸方向に
往復動させ、これにより回転・脈動気流を形成すること
ができる。そして、エアシャワー室内で立ち止まった作
業者に対して、複数のエア噴出口を介してかかる回転・
脈動気流を吹き付けることによって、その防塵衣等に付
着した異物を完全に除去することができる。
【0010】上記の場合、特にエア噴射ノズルユニット
のエア噴出口から噴射するジェット気流の噴射方向は、
自動的に変化して不特定方向となるため、被清浄体に対
してエアシャワーが直接当たらない角度的な死角が生じ
ることはない。従って、一定位置に立ち止まったままの
作業者に対して、万遍なくエアーを吹き付けることがで
き、この結果、作業者自身がエアシャワー装置に対して
姿勢を変化させる必要がなくなる。
【0011】これにより、衣服等に付着した異物を完全
に除去するために長い時間をかけなくとて済み、極めて
高い効率で異物除去を完了する。またクリーンルームへ
の所謂、持込み異物を格段に低減することができ、その
結果、ウェハ歩留及びデバイス信頼性等を有効に向上さ
せることが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、図1乃至図4に基づき、本発明による
エアシャワー装置の好適な一実施例を説明する。本実施
例は、従来例の場合と同様な半導体装置製造に使用する
エアシャワー室に適用した例とする。図1は、本発明に
係るエア噴射ノズルユニット1の構造例を示している
が、このエア噴射ノズルユニット1は、後述するように
エアシャワー装置10(図4参照)においてエアシャワ
ー室11を画成する仕切板12に設置される。なお該エ
ア噴射ノズルユニット1は、上記エアシャワー室11に
おいて適宜の複数箇所に設置される。
【0013】図1において、エア噴射ノズルユニット1
は、軸受2を介して上記仕切板12に回転可能に支持さ
れ、図示しないモータ等によって回転駆動されるように
なっている。エア噴射ノズルユニット1の本体1aは、
概略中空構造を有しており、また上記軸受2の反対側に
複数のエア噴出口3を有している。このエア噴出口3
は、例えば図2に示されるように、上記エア噴射ノズル
ユニット1の中心軸から偏心した角度位置に配設された
エア噴出口3a,3b,..3hにより構成される。図
2の図示例のように、内側と外側の円周方向に沿って9
0°間隔で8個配置され、その各々はエア噴射ノズルユ
ニット1の本体1a内部に通じている。なお、各エア噴
出口3の口径等の寸法は適宜選定され、その配置関係は
必ずしも図2の例にのみ限定されるものではない。
【0014】更に、エア噴射ノズルユニット1内には、
回転翼4が設けられている。この回転翼4は、その駆動
軸5を介して、図示しないモータ等によって回転駆動さ
れるようになっている。回転翼4は、図3の図示例のよ
うに4枚構成で成るが、必ずしもこの例にのみ限定され
るものではない。また脈動気流発生ユニット6が、エア
噴射ノズルユニット1の基部1b内で、該エア噴射ノズ
ルユニット1の軸方向に沿って往復動可能に(図1、矢
印C参照)装着されいる。
【0015】ここで、上記回転翼4を、駆動軸5のまわ
りに回転させることにより、清浄な回転気流が発生す
る。一方、脈動気流発生ユニット6を、中心軸に沿って
図1において左右方向に、一定速度で摺動させることに
より、清浄な脈動気流が発生する。このように回転翼4
及び脈動気流発生ユニット6の作動により形成された清
浄な脈動状態の回転気流は、各エア噴出口3を介して噴
出される。この場合、エア噴射ノズルユニット1は、そ
の中心軸のまわりに回転駆動されるようになっている
(図2、矢印D参照)。
【0016】本発明に係るエアシャワー装置10では、
エア噴射ノズルユニット1は、図4に示したように、エ
アシャワー室11に複数個設けられる。例えばエアシャ
ワー室11内の作業者Mに対して、仕切板12における
その作業者Mの両側部及び上側に図示例のように適当に
配置される。なお図4において、13はエアチャンバ、
14,15はそれぞれフィルタ、16は送風機、17は
エアシャワー室11の床に敷設された作業者Mに対する
センサである。
【0017】上記の場合、上記エア噴射ノズルユニット
1,回転翼4又は脈動気流発生ユニット6等のための駆
動モータ等、上記送風機16及びセンサ17等は、図示
されていない制御回路等に接続されていて、それらの作
動が制御されるようになっている。
【0018】本発明のエアシャワー装置10において、
作業者Mがエアシャワー室11に入ると、センサ17が
作動して送風機16を作動させる。この送風機16は、
フィルタ14を介してエアシャワー室11内の空気を吸
引し、エアチャンバ13へ送風する。これにより該エア
チャンバ13内の圧力が高くなるが、この圧力が一定値
以上になると、先ずフィルタ15を通して、そしてエア
噴射ノズルユニット1により清浄な脈動状態の回転気流
が噴出される。
【0019】特にエア噴射ノズルユニット1によれば、
回転翼4が駆動軸5のまわりに回転することにより、清
浄な回転気流が発生すると共に、脈動気流発生ユニット
6が中心軸に沿って往復動することにより、清浄な脈動
気流が発生する。そして更に、エア噴射ノズルユニット
1自体が回転することにより、そのエア噴出口3を介し
て回転・脈動気流が噴射される。
【0020】このエア噴出口3から噴射されるジェット
気流の噴射方向は、自動的に変化して不特定方向となる
ため、そしてまた、そのようなエア噴出口3を備えたエ
ア噴射ノズルユニット1がエアシャワー室11に複数設
置されているため、該エアシャワー室11内で立ち止ま
ったままの状態にある作業者Mに対して、万遍なくエア
ーを吹き付けることができる。従って作業者Mは特別に
その姿勢を変化させる必要がなく、且つその場合でも死
角が生じることはない。しかもかかる回転・脈動気流
は、単調な空気流ではなく、その脈動により強弱変化す
るようになっているので、作業者Mの防塵衣等に付着し
た異物等を吹き払うために極めて有効である。
【0021】上記のように、作業者Mの衣服等に付着し
た異物を完全に除去するために、長い時間をかけてエア
シャワーを浴びなくても済み、極めて高い効率で異物除
去を完全に除去することができる。またクリーンルーム
へ持込み異物を格段に低減することができ、その結果、
ウェハ歩留及びデバイス信頼性等を有効に向上させる。
【0022】なお上記実施例において、エアシャワーを
受ける対象が作業者Mである場合について説明したが、
機器用エアシャワー装置等に対して有効に適用し得るこ
とは勿論であり、上記実施例を同様な作用効果を得るこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種エアシャワー装置において、特にエア噴射ノズルユ
ニットを通して、そこに開口するエア噴出口から噴出す
ることにより、防塵衣等に付着した異物を完全に除去す
ることができ、クリーンルームのクリーン度を向上・保
証することができる。その場合、エアシャワーに死角が
生じないので、作業者等がその姿勢を変化させる必要が
なくなる等の利点がある。また衣服等に付着した異物を
十分に除去するために、長い時間をかけてエアシャワー
を浴びなくても済み、異物除去作業もしくは工程が著し
く能率的になるると共に、クリーンルームへ持込み異物
を低減し、ウェハ歩留及びデバイス信頼性等が高くなる
等の利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアシャワー装置の一実施例における
エア噴射ノズルユニットまわりの縦断面図である。
【図2】本発明に係る上記エア噴射ノズルユニットにお
けるエア噴出口を配置構成例を示す図1のA矢視方向の
図である。
【図3】本発明に係る回転翼の構成例を示す図1のB矢
視方向の図である。
【図4】本発明のエアシャワー装置の一実施例による全
体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 エア噴射ノズルユニット 1a 本体 2 軸受 3 エア噴出口 4 回転翼 5 駆動軸 6 脈動気流発生ユニット 10 エアシャワー装置 11 エアシャワー室 12 仕切板 13 エアチャンバ 14 フィルタ 15 フィルタ 16 送風機 17 センサ M 作業者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアシャワー室適所に回転可能に支持さ
    れると共に、複数のエア噴出口を有するエア噴射ノズル
    ユニットと、このエア噴射ノズルユニット内に設けた回
    転翼と、上記エア噴射ノズルユニットの軸方向に往復動
    可能に装着された脈動気流発生ユニットと、を備え、 上記エアシャワー室内の被清浄体に対してエアーを吹き
    付ける際に、回転・脈動気流を噴射することにより、前
    記被清浄体に付着した異物を除去し得るようにしたこと
    を特徴とするエアシャワー装置。
  2. 【請求項2】 前記エア噴射ノズルユニットは、その中
    心軸から偏心した角度位置に配設されたエア噴出口を有
    していることを特徴とする請求項1に記載のエアシャワ
    ー装置。
JP5103490A 1993-04-06 1993-04-06 エアシャワー装置 Withdrawn JPH06291003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5103490A JPH06291003A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 エアシャワー装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5103490A JPH06291003A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 エアシャワー装置

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JPH06291003A true JPH06291003A (ja) 1994-10-18

Family

ID=14355450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5103490A Withdrawn JPH06291003A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 エアシャワー装置

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JP (1) JPH06291003A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100227820B1 (ko) * 1996-05-16 1999-11-01 윤종용 반도체 제조설비용 에어샤워
JP2008138966A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Penta Ocean Construction Co Ltd エアシャワー装置及びエアシャワー方法
KR101382061B1 (ko) * 2013-05-30 2014-04-04 김상길 먼지 제거장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100227820B1 (ko) * 1996-05-16 1999-11-01 윤종용 반도체 제조설비용 에어샤워
JP2008138966A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Penta Ocean Construction Co Ltd エアシャワー装置及びエアシャワー方法
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Effective date: 20000704